「NBA 2K25」リアルすぎてもはやバスケの教科書になったNBAシム

NBA 2K25 — リアルすぎてもはやバスケの教科書になったNBAシム

バスケが好きな人間にとって、毎年9月は特別な月だ。

新しいシーズンが始まる前に、まず『NBA 2K』の新作が来る。もうこれが秋の風物詩みたいになってる。「今年はどこが変わったんだろう」って起動する瞬間のワクワク感は、毎年変わらない。

NBA 2K25は2024年9月6日にリリースされた、Visual Conceptsが開発する年次スポーツゲームシリーズの最新作だ。NBA公式ライセンスを持つこのシリーズは、現役選手はもちろん往年のレジェンドたちも全員収録していて、NBAをそのままPC上に再現しようとするこだわりが毎年すごい。

で、正直に言う。

NBA 2K25は「すごくよくなった部分」と「相変わらず批判を浴びている部分」が両方ある。決してパーフェクトなゲームじゃない。でも、バスケゲームとしての完成度という意味では、現在Steamで入手できる選択肢の中でダントツの一番だと思う。

今回は、MyCAREER・MyTEAM・オンライン対戦・グラフィック・ゲームプレイメカニクス、そして批判されている部分も含めて、全部正直に書いていく。


目次

こんな人におすすめ / こんな人には合わない

記事が長いので、最初に結論を書いておく。

こんな人におすすめ

  • NBAが好き、あるいはバスケ観戦が好きな人
  • 選手を育てるキャリアモードが好きな人(RPG感覚で楽しめる)
  • カードゲーム×バスケのMyTEAMにハマれる人
  • プロバスケットボールの動きをできる限りリアルに体験したい人
  • 年1本ペースで毎年アップデートされるスポーツゲームを求めている人
  • 友達と対戦したい・オンラインで上を目指したい人

こんな人には合わない

  • 毎年の差分に課金したくない人(前作との差が薄いと感じる人も多い)
  • マイクロトランザクションに強いアレルギーがある人
  • NBAやバスケにまったく興味がない人(さすがに前提知識があった方が楽しい)
  • PCスペックが低い人(要求スペックが高め)
  • 日本語ローカライズを重視する人(メニューは日本語だが、解説音声は英語)

特に重要なのがマイクロトランザクション問題。MyTEAMモードは基本的にVCと呼ばれるゲーム内通貨を使ってカードを集めるシステムで、課金なしでも遊べるが、競争力のあるチームを作ろうとするとリアルマネーが絡んでくる。これが毎年批判の的になってる。でも逆に言えば、MyCAREERだけを楽しむなら課金圧力はかなり薄い。


NBA 2K25のゲームプレイ — 動きの「気持ちよさ」が段違い

まずゲームプレイそのものの話からしたい。なぜかというと、ここが一番重要だから。

NBA 2Kシリーズの根幹にあるのは「バスケをリアルに再現する」という哲学で、毎年その精度が上がっていく。NBA 2K25では特にProPLAY技術がさらに進化して、実際のNBA選手の動きをモーションキャプチャではなく映像から直接取り込んでいる。

これが何を意味するかというと、選手ごとの動きのクセが本物に近くなってるということ。ステフィン・カリーのシュートフォームはちゃんとあのクイックリリース感があるし、ヤニス・アデトクンボのユーロステップはあの独特の体の使い方をちゃんと再現してる。

シュートシステムの変化

NBA 2K25でプレイヤーが最初に戸惑うのが、シュートシステムの調整だ。

Shotメーターと呼ばれるシュートタイミングのUIが前作から変わっていて、ウィンドウの幅やタイミング感が微妙に違う。前作のクセで動いてると最初の数試合はかなりミスが多い。

でも慣れてからの感触はかなりよかった。スティックを使ったシュートコントロールの精度が上がっていて、コントローラーでもマウス+キーボードでも、「自分がシュートを打っている感覚」がある。タイミングが合ったときの「ズバッ」という気持ちいいショットは、毎回ちゃんとある。

ドリブルとドライブの進化

2K25でもうひとつ大きく変わったのが、ドリブルのレスポンス感だ。

前作まであったもっさり感が少し解消されていて、クロスオーバーやスピンムーブの入力が即座にキャラクターに伝わってくる感じがある。特にドライブからのフィニッシュに選択肢が増えていて、ユーロステップ・フローター・リバースレイアップなど状況に応じた技術が使いやすくなった。

守備側も強化されていて、ブロックのタイミングが難しくなった。前作は「ジャンプしてればなんとかなる」みたいな部分があったけど、2K25はちゃんとショットコンテスト(シュートを阻む動き)の精度が問われる。


MyCAREER — 選手育成の自由度と深さ

NBA 2Kシリーズの柱のひとつが、自分だけの選手を作ってNBAキャリアを歩むMyCAREERモードだ。

2K25のMyCAREERでは、キャラクタークリエイターが前作から大幅に刷新された。体型・顔・髪型・タトゥーの細かさが増して、かなり本格的な見た目の選手を作れる。ポジション・プレイスタイルの初期設定もこの段階でやる。

ストーリーモードの作り込み

MyCAREERにはストーリーが用意されていて、大学バスケからNBAドラフト、そしてNBAキャリアという流れを追体験できる。

正直、ストーリー自体の評価は賛否両論だ。演技は悪くないし、脇を固めるNBA選手(実名で登場する)とのやり取りも面白い。でも「物語としての深さ」を求めると物足りないという声も多い。どちらかというと「キャラクターが育っていく過程を楽しむゲーム」だと思った方がいい。

ドラフト前の段階で友達と会話したり、インタビューに答えたりというシーンが挟まれる。この辺の演出はカットシーン量が多く、人によっては冗長に感じるかもしれない。スキップもできるが、初回はちゃんと見た方が世界観に入り込める。

スキルツリーとビルド

選手の成長システムはビルドと呼ばれる概念が核になっている。

スコアラー・プレイメーカー・ディフェンダー・ビッグマンなど、プレイスタイルに応じて初期ステータス配分が変わる。そこからVCを使ってステータスを上げていくのだが、2K25ではバッジシステムが見直された。

バッジとは、特定のプレイを繰り返すことで解放されるスキルパーク的な要素で、「Midrange Deadeye(中距離シューター強化)」「Giant Slayer(ビッグマン相手のフィニッシュ強化)」など数十種類ある。このバッジの組み合わせで同じスコアラーでも全然違うプレイスタイルが生まれる。

ビルドの自由度は高い。でもその分、「最適なビルド」を研究してる層との格差も生まれやすい。初心者が最初に作ったビルドがオンラインでは使いにくいというケースもあるので、最初は事前にビルド研究してから作ることをおすすめする。

「ビルドをやり直すたびにVCが飛ぶのはさすがに勘弁してほしい。ビルドのやり直しに課金させるシステムは2K24から変わらず最悪」

引用元:Steamレビュー

これはよく見るレビューで、正直共感できる部分がある。ビルドを間違えたときのリセットに制約があるのは、課金誘導の設計に見えてしまう。

ザシティ(The City)— オープンワールドバスケ空間

MyCAREERをプレイすると自動的に「ザシティ」というオープンワールドエリアにアクセスできる。

これはNBAスタジアムや練習施設、ショップ、ストリートコートなどが詰まった巨大な仮想空間で、他のプレイヤーのアバターが行き交っている。ひとことで言うと「バスケ版メタバース」みたいな場所だ。

移動手段はスケートボード・サイクル・徒歩など複数あって、ただ歩き回るだけでも雰囲気がある。コートに飛び込んで見知らぬプレイヤーと3on3をしたり、ファッションアイテムを集めたり——バスケゲームの枠を超えた「場所」として機能している。

ただし不満点もある。ザシティに入るたびにロードが長い。サーバー接続が必要なので、接続が悪いと全然使えない。そして、装備やアバターの見た目変更にVCが絡んでくる部分も批判を受けている。


MyTEAM — カードゲームとバスケの融合

もうひとつの大きな柱がMyTEAMだ。

これはUltimate Teamシステムと同じ発想で、選手カードを集めてドリームチームを作り、オンラインや対戦シミュレーションで競うモード。マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、シャキール・オニールといったレジェンドたちも、カードとして登場する。

今でこそ当たり前になったUltimate Teamの仕組みだが、バスケというスポーツとの相性は抜群にいい。ドリームシナリオ「ジョーダンとレブロンが同じチームだったら」というロマンを、試合で実際に体験できる。

カード収集の仕組み

カードにはOVR(オーバーオール)スコアがついていて、90台後半のカードが実力的に強い。シーズンが進むにつれて強力なカードが追加されていく「インフレ型」のシステムで、序盤のレアカードも時間が経つと相対的に弱くなっていく。

カードの入手方法はいくつかある。

  • パック購入(ランダム排出)
  • マーケットプレイスでのカード売買
  • チャレンジクリアによる報酬
  • シーズンパス進行によるアンロック

チャレンジとシーズンパス経由は完全無課金でも強カードが手に入るルートで、2K25ではこのルートが前作より整備された。ガチャパックに頼らなくても、一定水準のカードは手に入るようになっている。

ただ「上位帯で戦えるチームを作る」となると話が変わる。最高ランクのカードを集めるためには膨大なVCかリアルタイムが必要で、課金ショートカットが存在する以上、競技シーンでの公平性には疑問符がつく。

「MyTEAMのシステム自体は面白い。でもカードインフレが激しすぎて、シーズン後半になると序盤の努力が全部リセットされる感じがある。毎年この繰り返し」

引用元:Steamレビュー

このレビューが的を射ている。シーズン制なので、シーズンをまたぐとカードの強さバランスが大きく変わる。腰を据えて長期的にコレクションを育てるというより、「シーズン単位でリセットして楽しむ」という感覚で向き合った方が気持ちが楽だ。

スポーツゲームのカードシステムという意味では、似た設計思想として

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のUltimate Teamが挙げられる。サッカーとバスケという違いはあるが、「ドリームチームを作って対戦する楽しさ」は共通している。


グラフィックとサウンド — これは本物のNBAか?

NBA 2K25のグラフィックは、正直言って現行スポーツゲームの中でトップクラスだと思う。

選手の顔のテクスチャ、汗の表現、ユニフォームのシワ、バスケットシューズの素材感——細部のこだわりが異常なレベルで、4Kディスプレイで見ると実際のNBA中継と区別がつかないカットがある。

アリーナの雰囲気

20以上あるNBAの本物のアリーナが完全再現されている。スティープルズ・センター(ロサンゼルス)、マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク)、チェース・センター(サンフランシスコ)——それぞれのアリーナが持つ独特の雰囲気、観客の入り方、照明の色まで違う。

試合中の音も作り込まれていて、シュートが決まったときの観客の沸き方、選手がファウルをもらったときのブーイング、タイムアウト中のチア——これが全部リアルタイムで入ってくる。没入感がすごい。

解説とBGM

解説は英語のみで日本語には対応していない。これは毎年変わらない部分で、英語が苦手な人にはハードルがある。ただ解説の質は高く、試合の流れに合わせたコメントが自然に入ってくる。「あの選手が最近調子いいから警戒しろ」「このクォーター3連続のターンオーバーはまずい」みたいなリアルタイムな解説が、試合観戦的な没入感を作り出している。

BGMはヒップホップ・R&Bが中心。アーティストラインナップもいい感じで、プレイ中のBGMが苦痛という感じは全然なかった。


オンライン対戦 — 激しすぎる競技シーン

NBA 2K25には複数のオンラインモードがある。

MyTEAMのオンライン対戦

集めたカードで構成したチームで対戦するモード。前述の通りカードの強さが直接勝率に影響するため、課金額の多い人が有利になりやすい構造がある。これに関しては批判が多いし、正直そうだと思う。

ただ、完全無課金のプレイヤー同士がマッチングする「特定ランク帯」を探すと、意外と公平な試合ができる。ゲームとしての面白さを壊すほど課金差が絶対的かというと、そこまでではないとも言える。

The Wシリーズ(WNBA対応)

2K25ではWNBA(女子NBAリーグ)のモードがさらに充実した。The Wシリーズというモードで、WNBA選手としてのキャリアを追える。

WNBAのゲームへの参入は近年増えているが、2Kシリーズはその中でも特に充実している。選手のモーションや試合の雰囲気がNBAとはまた違う独特のリズムで、「NBAとは別のバスケ」として楽しめる。

オンライン対戦のラグ問題

正直に書く。NBA 2K25のオンライン環境は、日本からプレイすると若干ラグが出やすい。

サーバーが北米・欧州中心のため、アジアからのアクセスでは遅延が生じることがある。FPS的なシビアなシューティングゲームほどではないが、オンライン試合でシュートタイミングがズレるという声はSteamレビューでも見られる。完全に問題がないとは言えない。

ただし、サーバーコンディションが良いときは普通に快適に遊べる。タイムゾーンや時間帯によって接続品質が変わるので、プレイする時間帯を選べば改善する場合もある。


MyNBA — フランチャイズ経営の醍醐味

NBA 2Kシリーズにはもうひとつ、完全に異なる楽しみ方がある。それがMyNBA(旧称:フランチャイズモード)だ。

これはGMとしてNBAチームを経営するモードで、トレード・ドラフト・チームの資金管理・スタジアム管理まで全部自分でやる。監督というよりGMというか、球団オーナーに近い立場で経営戦略を考えるモードだ。

選手のトレード交渉・ドラフト指名・チームケミストリー管理——これだけで何十時間も費やせる。シミュレーションゲームが好きな人には、このモードだけで元が取れる可能性がある。

歴史的チームでプレイできる「Eras(時代)」モード

2K24から導入されて好評だった機能が2K25でも続いている。「Eras」モードでは、過去のNBAの特定時代(80年代マジック&バードの時代、90年代ジョーダンの時代、2000年代コービーの時代など)にタイムスリップして、その時代の選手・チーム・リーグで経営シミュレーションができる。

1985年のシカゴ・ブルズをGMとして経営して、マイケル・ジョーダンをどう使うか——みたいなことができる。バスケの歴史が好きな人には堪らない機能だ。

これは

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のような文明を時代ごとに発展させていく体験に近い感覚がある。ゲームの縦軸が「歴史」であるところが共通していて、知識があるほど楽しめる設計だ。

オールタイム選手の収録

MyNBAにはかつての名選手たちも登場する。マジック・ジョンソン、ラリー・バード、パトリック・ユーイング、アレン・アイバーソン——往年のNBAファンにはたまらないラインナップで、「現役チームvsレジェンドチーム」みたいな対戦設定も作れる。

「このドリームマッチを実際にシミュレーションできる」という点がNBA 2Kシリーズが長年支持されてきた理由のひとつで、2K25でも健在だ。


正直な批判点 — 「毎年同じ」問題と課金設計

ここからはネガティブな部分も正直に書く。

年1アップデート問題

NBA 2K25はSteamレビューで「やや好評」(2024年時点)という評価だ。メタスコアも前作と比べて横ばい傾向にある。

批判の核心は「前作との差が少なすぎる」という点だ。

9,900円(スタンダードエディション)を毎年払って、追加されたのが「細かいゲームプレイ調整とUIの変更とロスター更新」だと感じると、コスパが悪く見える。特に前作を持っている人からすると、2K25に乗り換えるメリットが分かりにくい部分がある。

これはスポーツゲーム全般に言えることで、例えばサッカーゲームも毎年同じような議論がある。

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も同様に「前作との差」が議論になることがある。ただ、NBAバスケットボールというスポーツ自体が毎年ロスターが変わり、ルールの細かい解釈も変わるので、年次アップデート型は避けられない部分もある。

「ゲームプレイ自体は改善されてる。でも9,000円払うほどの差かというと正直疑問。2K24持ってるなら急がなくてもいい」

引用元:Steamレビュー

「新しい選手の動きが本当にリアルになった。カリーのシュートとか、ヤニスのドライブとか、見てるだけで惚れ惚れする。ゲームプレイだけで言えば過去最高かも」

引用元:Steamレビュー

評価が割れているのは、「どこを重視するか」によって感じ方が全然違うからだ。

VCとマイクロトランザクション

これは毎年批判される点なので、正直に書く。

VCはNBA 2Kシリーズの課金通貨で、リアルマネーで購入できる。このVCを使ってMyCAREER選手のステータスを上げたり、MyTEAMのパックを開けたり、ザシティでの見た目を変えたりできる。

問題は、VCなしでのプレイ体験が意図的に「不便」に設計されている部分があること。MyCAREER選手を育てるのに必要なVCを無課金で稼ごうとすると相当な時間がかかる。試合に負けるとVCが少ない、プレイ内容が悪いとさらに少ない——そういう設計が課金プレッシャーを生んでいる。

完全に無課金でも楽しめるか? 答えはYes。でも「課金した方が明らかに楽」という設計も存在する。これはプレイヤー自身がどこまで許容できるかの問題だと思う。

課金なしでじっくり楽しみたいなら、デッキ構築型のゲームの方がすっきり楽しめることもある。例えば

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は一度買えば追加課金なしで何百時間も楽しめるし、
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も同じくカード収集の面白さを課金なしで提供している。

起動・ロード時間

PC環境によっては起動が遅い。SSDであれば問題ないが、HDDからの起動は体感かなりストレスになる。ザシティへの入室、モード切り替え時のロード——これが積み重なると疲れる。

この点はSteamのネガティブレビューでも頻繁に指摘されている。特にMacやスペックギリギリのPCだとフレームレートが安定しないという声もある。推奨スペックを満たしていることを確認してから購入した方がいい。


NBA 2K25が新規プレイヤーにおすすめなワケ

批判点も書いたが、NBAゲームをはじめて買う人、あるいはNBA 2Kシリーズに入門する人には2K25は今が買い時だと思っている理由がある。

ゲームプレイの完成度

操作感の精度という意味で、NBA 2K25は歴代最高水準にある。ドリブル・シュート・ディフェンスの三要素が有機的につながっていて、「自分がバスケをしている感覚」がある。

特にシュートのフィードバックが豊富で、リリースタイミング・ボディバランス・ディフェンスの有無が全部スコアに影響する。ここの精度の高さはスポーツゲームの中でも群を抜いている。

他のスポーツゲームと比べたとき、例えば

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のような爽快感重視の設計とは真逆で、2Kは「現実を忠実に再現する」方向で作られている。どちらが好みかは人によるが、バスケのリアリティを求めるなら2Kの右に出るものはない。

NBAライセンスの圧倒的な強み

現役のNBA全30チーム、全ロスター、そして往年のレジェンド選手まで含めたこのライセンス力は他に代替がない。NBAファンが「バスケゲームをやりたい」と思ったとき、事実上2K一択になってしまっている。

これはゲームとしての競争がない分、クオリティへの圧力が弱くなるという側面もあるのだが、それでも毎年確実に積み上げてきているのも事実だ。

コンテンツ量の圧倒的な多さ

MyCAREER・MyTEAM・MyNBA・WNBA(The W)・ProAmなど、ゲームモードが多い。1本買えばバスケ体験の全方位をカバーできる。

単純なプレイ時間で言えば、MyNBAだけで200時間超えるプレイヤーも珍しくない。コンテンツ量で見ると、価格以上の価値があると言っていい。


NBA 2K25のシステム要件と動作環境

2K25はグラフィックのクオリティが高い分、PCへの要求スペックも高め。購入前に確認しておきたいポイントをまとめる。

最低スペック

最低動作環境はCPUがIntel Core i5-6600かAMD Ryzen 5 1600X以上、メモリ8GB、グラフィックカードがNVIDIA GeForce GTX 1060 6GBかAMD RX 5500 XT以上。ストレージは110GBのSSD推奨(HDDは非推奨)。

最低スペックで動かすと解像度やフレームレートは落とさないといけないが、ゲーム自体は動く。ただ前述の通り、ロード時間が長くなるのでSSDでのプレイを強くすすめる。

推奨スペック

推奨環境はCPUがIntel Core i7-8700かAMD Ryzen 7 2700X以上、メモリ16GB、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX 1080 TiかAMD RX 6700 XT以上。4Kで最高品質を狙うならRTX 3080以上が欲しいところ。

フレームレートについては、60fps維持なら推奨スペックで安定する。144fpsを目指すならさらに上のGPUが必要。

コントローラー推奨

キーボード+マウスでもプレイはできるが、スポーツゲームの特性上、コントローラーの方が操作感がいい。Xbox コントローラーが最も相性が良く、PS5のDualSenseも対応している。バイブレーションフィードバックが効いて、シュートのタイミングが指先に伝わってくる。


ユーザー評価の実際 — Steamレビューから読み解く

NBA 2K25のSteamレビューは、発売直後は「混合」評価からスタートした。その後パッチが重なるにつれて評価が安定して「やや好評」に落ち着いている。

主なポジティブレビューの傾向:

  • ProPLAYによる選手モーションのリアルさへの高評価
  • MyNBAのErasモードが楽しい
  • ビジュアルの美しさ、特に4K環境でのグラフィック
  • バスケゲームとしての操作感の完成度

主なネガティブレビューの傾向:

  • 前作からの変化が少ない
  • VCの課金圧力が強い
  • ロード時間とサーバー接続の問題
  • バグ報告(発売直後に多かった)

バランスよく見ると、「バスケゲームが好きで、年次アップデートを許容できる人」には間違いなくおすすめできる。「課金なしで全部楽しみたい」という人には向かない部分もある、というのが正直なところ。

「正直前作から大きく変わってるとは言えない。でもバスケゲームとしての完成度は毎年上がってる。他に選択肢がない以上、バスケ好きは買うしかない」

引用元:Steamレビュー

「MyNBAのErasモードは本当に最高。80年代のバードとマジックが対決する時代を自分で動かせる体験は他のゲームでは絶対に味わえない」

引用元:Steamレビュー

「課金システムに怒りを感じるのは毎年のことだけど、ゲームプレイ自体はどんどんよくなってる。両方正直に評価すると星3.5」

引用元:Steamレビュー


NBA 2K25と他のスポーツ・競技ゲームとの比較

NBA 2K25の特徴を理解するために、似たカテゴリのゲームと比較してみる。

格闘ゲームとの共通点

一見関係ないように見えるが、バスケとの1on1対決・シュートタイミングの精度という観点で、

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のような格闘ゲームのコマンド精度要求と近い感覚がある。どちらも「入力の正確さ」と「相手の動きの読み合い」が核にある競技ゲームだ。

NBA 2K25の対人戦は、表面上はバスケだが、内側には格ゲー的な読み合いと入力精度の要素がある。「スポーツゲームは格ゲーより簡単」というイメージは、ちゃんとした2K上位プレイヤーの試合を見ると覆されるはずだ。

カードゲームとの比較

MyTEAMモードはカード収集・デッキ構築という観点から、カードゲーム的な楽しさがある。

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のような戦略的なカード選択の楽しさと共鳴する部分があって、「どの選手の組み合わせが最強か」を考え続けるのはカードゲーム的な思考だ。

ただMyTEAMと純粋なカードゲームの違いは、集めたカードを実際にリアルタイムで動かせること。デッキを「考える楽しさ」と試合を「プレイする楽しさ」が合わさっているのが2Kのユニークな部分だ。

インクリメンタルゲームとの意外な共通点

MyCAREERで選手をコツコツ育てていく体験は、数字が積み上がっていく達成感という意味で

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のようなインクリメンタルゲームに近い感覚がある。ステータスが上がる、バッジが解除される、新しいアニメーションが使えるようになる——この積み重ねの快感が、MyCAREERへの中毒性を生んでいる。


NBA 2K25の購入前に知っておきたいこと

買う前に確認しておいた方がいい点を整理する。

エディションの種類

NBA 2K25はいくつかのエディションがある。

スタンダードエディションが基本で、VC(ゲーム内通貨)の追加量やMyTEAMのスターターパック内容によってグレードが上がる。DeluxeやChampionship Edition(最上位)になるほど初期VCが多く、限定カードもついてくる。

ただし、上位エディションの価格差に見合うかは正直微妙。特にMyTEAMをメインに遊ぶ予定のない人はスタンダードで十分だ。

セール時期を狙う

NBA 2Kシリーズは毎年Steamサマーセール・ウィンターセールで大きく値下がりする。発売から3〜4ヶ月後には半額以下になることも珍しくない。

急ぎでなければセール時期を待つのが賢い。ただし、MyTEAMはシーズン制なので遅く買うほど「シーズン後半の追い上げ」が大変になる面もある。

前作との互換性

NBA 2K24を持っている人が2K25に移るべきかというと、「バスケが本当に好きで毎年追いたい」なら買い替え推奨。「前作でまだ満足している」なら急ぐ必要はない。

ただし前作のセーブデータは引き継げない。MyCAREERの選手・MyTEAMのカードコレクション——これらは毎年リセットだ。これがNBA 2Kに毎年お金をかけ続けることへの心理的なハードルになっている。


NBA 2K25で最初にやるべきこと

買ったばかりの人に向けて、起動してからの最初の動きをアドバイスしておく。

まずチュートリアルを全部やる

NBA 2K25のチュートリアルは正直かなり充実している。ドリブル・シュート・ディフェンス・スクリーンプレーまで、操作の基礎を全部教えてくれる。時間がかかるが、ここをスキップすると後で詰まる。

特にシュートのタイミングはゲームによって微妙に違うので、チュートリアルのシュート練習は何度でもやっておいた方がいい。

MyCAREERかMyNBAかを先に決める

コンテンツが多すぎて最初に迷う。最初にどのモードを「メイン」にするか決めてから入った方がいい。

MyCAREER:自分の選手を一から育てたい人、RPG的な成長体験が好きな人
MyNBA:チームを経営したい人、戦略・シミュレーション好きの人
MyTEAM:カード収集が好きな人、オンライン対戦で上位を目指したい人

全部を同時にやろうとすると散漫になる。最初は1つに絞った方が満足度が高い。

ビルド研究は事前にやる

MyCAREERでキャラクターを作る前に、コミュニティのビルドガイドを一読することを強くすすめる。ビルドのやり直しにVCが必要で、失敗すると悔しい思いをする。

「身長・体重・ウィングスパン・ポジション」の組み合わせで、そのキャラクターの最大能力が決まる。ここの設計が2K25では前作より複雑になっているので、事前リサーチが時間の節約になる。

コントローラーを使う

繰り返しになるが、キーボードよりコントローラーの方が体験が全然いい。Xboxコントローラーを持っているならそれを使う。PS5のDualSenseも対応している。

特にShot Stickと呼ばれる右スティックでのシュートコントロールは、コントローラーでないと細かい操作が難しい。


まとめ — NBA 2K25は「バスケを愛する人のためのゲーム」

NBA 2K25を一言で言うなら、「バスケが好きな人のためのゲーム」だと思う。

ゲームプレイのリアリティ、選手再現度のこだわり、NBAという世界最高峰のバスケリーグを完全収録したライセンス力——これはバスケという競技へのリスペクトがなければ作れないゲームだ。

批判されている課金設計・前作との差分の薄さ・ロード時間の問題——これらは本当に問題だし、改善してほしい。正直に言うとそこに怒りを感じる人の気持ちはわかる。でも、「バスケゲームとしての完成度」という軸だけで見れば、現時点で世界一のバスケゲームであることは間違いない。

NBAが好きで、好きな選手と同じコートに立ちたいなら、NBA 2K25はその夢を叶えてくれる。毎年の進化に価値を感じるかどうかは人によるが、「バスケゲームを初めてやってみたい」という人には、今すぐ始める価値がある。


他のスポーツ・競技ゲームが気になるなら

NBA 2K25とは別のジャンルで似た「競技的な面白さ」を持つゲームを最後に紹介しておく。

サッカーゲームで同様にライセンスシステムとUltimate Teamを持つなら

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が代表格だ。フォーマットが似ているので、どちらか片方に慣れていると入り込みやすい。

カードを集めて戦略を組む楽しさが刺さったなら、MyTEAMとは違うアプローチでカードゲームの醍醐味を提供しているゲームも試してみる価値がある。課金なしでデッキ構築を楽しめる設計のものが多く、ビジネスモデルが全然違う体験ができる。

NBA 2K25

Visual Concepts
リリース日 2024年10月28日
サービス中
価格¥8,800
開発Visual Concepts
販売2K
日本語非対応
対応OSWindows
プレイ形式シングル / マルチ
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