「Civilization V」あと1ターンが止まらない文明育成ストラテジー

「あと1ターンだけ……」と呟いて、気づいたら朝になっていた。

Civilization V(シヴィライゼーション5、略称:Civ5)を遊んだことがある人なら、この感覚を体で知っているはずだ。ターン制ストラテジーゲームという地味に聞こえるジャンルながら、Steamの同時接続者数は15,000人超を記録し、2010年の発売から15年以上経った今もプレイヤーが絶えない。全言語のSteamレビューは20万件を超え、評価は「圧倒的に好評」を維持したまま。なぜこのゲームはここまで人の時間を飲み込むのか。

この記事では、Civ5の中毒性の正体、ゲームの仕組み、拡張パックの内容、Civ6との違い、そして「自分に合っているか」を判断するための材料を徹底的に書いていく。初めてCivシリーズに触れる人にも、昔やってみたけど途中でやめてしまった人にも、両方に向けて書いた。

目次

Civ5とはどんなゲームか——文明の始まりから宇宙まで

Sid Meier's Civilization® V ストラテジー スクリーンショット1

Civilization Vは、古代の部族文明を宇宙時代まで発展させる4Xストラテジーゲームだ。4Xとは「探索(eXplore)」「拡張(eXpand)」「開発(eXploit)」「征服(eXterminate)」の4つを組み合わせた用語で、このジャンルを代表するシリーズがCivilizationだ。

ゲームは紀元前4000年ごろ、1つの開拓者ユニットからスタートする。最初の仕事は都市を建てる場所を探すこと。川のそばか、食料が確保できる草原か、後の生産力を見越して丘陵地帯か。この最初の選択がゲーム全体の流れに影響する。

以来、プレイヤーは研究、建設、外交、戦争、宗教、文化、交易を組み合わせながら文明を育て、勝利条件のどれかを達成することを目指す。勝利条件は5種類——制覇(すべての都市を征服)、科学(宇宙船でアルファ・ケンタウリへ)、文化(観光力で他文明を文化的に上回る)、外交(世界議会での投票で支持を集める)、時間(2050年時点での最高スコア)。このゲームには「ただ一つの正解」がなく、プレイスタイルに応じて違う答えを見つけられるのが一番の魅力だ。

プレイヤーが選べる文明は42種類(DLC含む)。各文明には固有の指導者、固有の特性、固有のユニット・建造物がある。日本なら織田信長が指導者で、他国から宣戦されても外交ペナルティを受けない「武士道」特性と、固有ユニット「零式戦闘機(A型)」「サムライ」が使える。モンゴル帝国のチンギス・カンで世界を騎馬軍団で蹂躙するもよし、エジプトのラムセス2世で不滅の建造物を積み上げるもよし。どの文明で何度始めても、展開はまったく違うゲームになる。

1ゲームは早ければ10時間、じっくり遊べば20〜30時間以上かかる。それでも「もう1周」をしてしまうのがこのシリーズの恐ろしいところで、Steamレビューには「気づいたら1000時間を超えていた」という報告が珍しくない。

六角形マップと「1ユニット制」——Civ4から何が変わったか

Civ5が前作のCivilization IVから大きく変えた点は2つある。「六角形(ヘックス)マップの採用」と「1タイル1ユニット制(1UPT)」だ。

Civ4まではマップが正方形タイルで構成されていた。Civ5から六角形に変わり、これにより方向の概念が豊かになった。正方形なら「上下左右と斜め」で8方向だが、六角形は6方向。斜めの動きが自然になり、地形の流れが地図らしく見えるようになった。軍事的な戦略の奥行きも増した。川や丘陵、森がユニットの移動と戦闘に与える影響が、六角形マップによってより有機的に機能するようになっている。

1タイル1ユニット制は、より根本的な変化だ。Civ4では1つのタイルに複数のユニットを重ねられた(スタック)。Civ5ではそれができない。ユニット1体が1マスを占有するため、大量の兵力をひとまとめにして敵に突っ込ませる戦法は使えない。

代わりに、包囲戦術、側面攻撃、地形を活かした陣形構築が重要になった。弓兵・攻城兵器は遠距離攻撃が可能で、歩兵が敵ユニットを縛っている間に後列から矢を放つ、という現実の戦争に近い戦術が取れる。「強いユニットを大量に持てば勝てる」から「少数でも賢く動かせば勝てる」に変わったわけで、戦闘が将棋に近い頭脳戦になった。

この変更は発売当時から賛否が分かれた。「深くなった」と評価するプレイヤーがいる一方で、「管理が煩雑になって面倒」という声も多かった。ただ、2010年から15年経った今もプレイヤーが集まり続けているのを見ると、この仕組みがCiv5を長く遊べるゲームにした要因のひとつだと思う。

ターン制の重厚なストラテジーという点では、似たジャンルにTotal War(トータルウォー)シリーズがある。ターン制のキャンペーンマップとリアルタイム戦闘を組み合わせた設計で、Civ5とは異なる面白さがある。

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「あと1ターン」の正体——なぜ止まれないのか

Sid Meier's Civilization® V ストラテジー スクリーンショット2

Civ5が持つ「あと1ターン症候群」(Just One More Turn)は、このゲームの最大の特徴でありながら、最大の危険要素でもある。

なぜ止まれないのか。その構造を解剖すると、Civilizationシリーズの設計に意図的な仕掛けがあることがわかる。

まず、1ターンの中で必ず「次に欲しいもの」が出てくる。技術研究があと3ターンで完成する。都市の建造物があと2ターンで完成する。黄金期があと5ターンで終わる。新しいユニットが今すぐ首都で生産できる。これらの「あとちょっと」が永遠に連鎖する。終わる前に次の「あとちょっと」が始まるから、区切りを見つけるのが難しい。

次に、ターンが進むほど文明の状況が変わる。平和だったのに急に隣国が宣戦してきた。科学で先行していたのにいつの間に追い抜かれた。大航海時代に入って新大陸が発見された。「この状況をなんとかしてから終わろう」という気持ちが毎ターン更新され続ける。

Steamレビューには「8時間プレイする予定が24時間になった」「朝5時に外が明るくなって気づいた」という報告が2010年から今も続いている。これは笑い話として語られることが多いが、Civ5のゲームデザインが意図的に作り込んだ「区切りのなさ」の結果だ。

「このゲームは催眠術だ。気づいたら午前3時で、外が少し明るくなりかけていた。止める方法がわからない。助けてくれ。」

引用元:Steamレビュー(日本語版)

Sid Meierが「ゲームは一連の面白い選択である」と語った言葉は有名だが、Civ5はまさにその定義を体現している。選択肢が常にあり、その結果が次の選択肢を生む。意味のある選択が1ターンごとに続く限り、人はコントローラーを置けない。

ただし、この中毒性は「自分の判断でゲームが動いている」という感覚から生まれる。ランダムガチャや運任せではなく、自分の戦略と判断が結果を左右するから、失敗しても「次はこうすればよかった」という反省が生まれる。そしてまた新しいゲームを始める。このサイクルが止まらない。

拡張パック「Gods & Kings」と「Brave New World」——完全版はここから

Civ5を語る上で外せないのが2つの拡張パックだ。本編だけのCiv5と、拡張込みのCiv5はほぼ別ゲームと言っていいほど内容が変わる。

2012年発売の「Gods & Kings」では、宗教システムと諜報員システムが追加された。宗教は信仰ポイントを貯めて創始し、教義(ご利益)を選んで布教していく仕組みで、文化勝利や外交勝利を補助する強力な手段になる。諜報員は敵の都市に潜入させてスパイ活動や情報収集ができる。本編では「ただ技術を研究して軍を育てるだけ」だった外交が、宗教・諜報の要素が加わることで格段に複雑になった。

2013年発売の「Brave New World」は、さらに大きな変化をもたらした。最大の目玉は文化勝利の全面改修だ。本編の文化勝利は「一定の政策ツリーを解放したら勝ち」という単純なものだったが、Brave New Worldでは「観光力」という新概念が導入される。

観光力は美術品、音楽、書物などの「傑作」を生み出すことで蓄積する。交易路を通じて他文明に影響を与え、相手の総文化力の合算より自分の観光力が上回ると、その文明を文化的に「影響下」に置ける。全文明を影響下に置いたときが文化勝利。これが「ただ文化を積む」から「観光外交を駆使して影響力を競う」ゲームに変わり、ゲームプレイの幅が劇的に広がった。

加えて「イデオロギー」システムも追加。産業時代以降、「自由」「秩序」「独裁政治」の3つの思想から1つを選び、そのイデオロギーに沿った政策を解放していく。問題は、隣国の思想と自分の思想が異なると外交関係が悪化し、同じ思想を持つ文明と自然と結束するという仕組みだ。史実の冷戦構造がゲームの中で自然に再現される瞬間は、思わず「うまい設計だ」と唸ってしまう。

また、Brave New Worldでは国際会議(後に世界議会)が追加された。一定のターン数ごとにすべての文明が参加する議会が開かれ、様々な議案に投票する。「核兵器の禁止」「特定資源の禁輸」「国際宇宙計画」……外交勝利を目指すプレイヤーは、ここで影響力を積み上げて世界議長選挙で勝利することを目指す。

Steam版では「Sid Meier’s Civilization V: The Complete Edition」として本編と両拡張パック、全DLCがまとめて販売されている。これから始めるならCompleteを選ぶ一択だ。

Civ5の外交と都市国家——隠れた戦場

Sid Meier's Civilization® V ストラテジー スクリーンショット3

Civ5で新たに導入された「都市国家」というシステムは、外交の戦場を大幅に広げた。

都市国家とはマップ上に点在する小さな独立国家のこと。プレイヤーが操作する大文明とは違い、AIが管理する非プレイヤー的な存在だ。彼らは軍事的に攻撃してくることもなく、外交で同盟できれば様々なボーナスを提供してくれる。

都市国家には種別があり、「軍事」都市国家はユニットを提供し、「文化」都市国家は文化力をくれ、「宗教」都市国家は信仰力を供給し、「海洋」都市国家は食料を届け、「商業」都市国家は金を流してくれる。同盟(指定した都市国家の中で最多の影響力を持つ文明)になれば、そのボーナスが倍増する。

問題は、他の大文明も同じ都市国家を狙っていること。金を贈ることで影響力を高められるが、敵の指導者が大量の金を一気に贈れば逆転される。「この都市国家の同盟を絶対に維持したい」という状況が生まれ、外交が単純な大文明間の駆け引きだけでなく、都市国家をめぐる争いという別の次元を持つようになる。

外交そのものも複雑だ。平和条約、友好宣言、防衛協定、研究協定……様々な選択肢があり、それぞれに長期的な影響がある。AIの指導者たちは性格を持っていて、「積極的な外交を好む」「戦争を好む」「文化を重視する」といった行動パターンがある。ガンジー(インド)が意外と核を好む、というCivシリーズの伝説的なバグ(実際はゲームバランスの仕様)は今でも語り継がれるネタになっているほどだ。

「外交が本当に難しい。平和的にやろうとしていたのに、なぜかアレクサンダーが急に宣戦してくる。理由がわからなくてずっと悩んでいたが、どうやら彼の隣に都市を建てたのが原因だったらしい。」

引用元:Steamレビュー(日本語版)

外交AIの挙動は批判されることもある。「なぜここで攻めてくるのか」という理解不能な行動が時折起きる。ただ、それも含めて「予測できない他国の行動に対応しながら生き残る」というゲームの醍醐味の一部だと感じるプレイヤーは多い。

外交と旅の組み合わせという観点では、全く異なるタイプのゲームだが、マウント&ブレードシリーズも中世世界で国家や勢力と駆け引きしながら生き残る体験を提供している。

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MODコミュニティとSteam Workshop——15年経ってもゲームが進化する理由

Civ5が2010年発売から15年以上経った今もプレイヤーを引き付けている理由のひとつは、Steam WorkshopによるMODコミュニティの存在だ。

Steam WorkshopにはCiv5用のMODが数千種類登録されている。新しい文明の追加(日本の幕府、戦国武将など)、ゲームバランスの調整、UIの改善、新しい地図のシナリオ、全く異なるゲームルール……作られたMODの幅が驚くほど広い。

特に人気が高いのが「Enhanced User Interface(EUI)」や「Community Patch」系のMOD群だ。公式が修正しなかったバグの修正、AIの挙動改善、情報表示の充実化など、ゲームの根幹を改良するMODが多く、「MOD込みで遊ぶのが標準」と言うベテランプレイヤーも少なくない。

2025年現在もSteam WorkshopにはCiv5向けの新MODが継続的に投稿されている。「Civilization 5 2025 Mods」というコレクションが作られ、最新のプレイヤーが環境を共有しあっている状況だ。これはゲームが15年経ってなお生きているコミュニティを持つ証拠でもある。

日本語のMODや攻略情報も充実していて、専用のWikiが今も更新されている。「英語が読めないから不安」という人も、日本語コミュニティが整備されているため安心してスタートできる。

「数千時間プレイして、MODの組み合わせを変えながら今でも遊んでいる。このゲームには底がない。」

引用元:Steamレビュー(英語、筆者訳)

MOD文化が育っているゲームは、プレイヤーの側でゲームを拡張し続けるため、開発元が公式アップデートを止めても遊べる期間が長くなる。Civ5はその典型例だ。

Civ5とCiv6——どちらを選ぶべきか

Sid Meier's Civilization® V ストラテジー スクリーンショット4

「Civ5とCiv6、どちらを買えばいいか」という質問はCivコミュニティで何百回と繰り返されてきた。正直に言うと「どちらも良い」が答えだが、プレイスタイルで向き不向きが分かれる。

Civ5の長所は「シンプルで洗練されたゲームバランス」だ。本編+拡張2つの情報量がちょうどよく、攻略情報も整理されている。迷ったときに判断できる情報量が過多にならないため、「何をすればいいかわからない」という迷子になりにくい。初めてターン制ストラテジーに触れる人がCiv5を薦められる理由もここにある。

Civ5はまた「高く積み上げた都市を少数で維持する」スタイルと「広く薄く拡張する」スタイルの両方が機能する。幸福度システムが都市の過剰な拡張にブレーキをかける一方、外交と宗教を組み合わせれば少ない都市でも文化勝利・外交勝利が狙える。

Civ6の長所は「より多様なシステムと奥行き」だ。地区(District)システムにより都市の建設が3次元的になり、タイルの活用が深くなった。文明と指導者が分離されて組み合わせが増え、時代システム(Dark/Heroic Age)も戦略に幅を加えた。Civ6はCiv5の反省点を踏まえて設計されており、公式サポートが続いた分の完成度はある。

ただ、Civ6は情報量が多く、最初の数ゲームで「何が何だかわからない」状態になりやすい。拡張パック2つを足すと要素が爆発的に増え、チュートリアルで全部は伝えられない規模になっている。

現時点でのおすすめはこうだ——「初めて4Xゲームを遊ぶ」「じっくり1作品を掘り下げたい」ならCiv5。「最新の機能と多様性を求める」「Civ5をやり込んだ」ならCiv6(またはCiv7)。どちらを選んでも、Civシリーズの中毒性は変わらない。

まったく別方面の話だが、重厚な世界観の中で戦略と選択を積み上げるRPGジャンルとして、エルダー・スクロールズ・オンライン(ESO)のようなMMORPGも長期間遊び続けられるタイプのゲームだ。

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向いている人・向いていない人と最初の一歩

Civ5は万人向けではない。自分に合っているかを正直に書いておく。

こういう人には向いている。

「計画を立てて実行することが好き」な人。都市をどこに建てるか、どの技術から研究するか、どの文明と仲良くするか、長期的な計画とその実行が楽しさの核心にある。短期的なアドレナリンより、じっくりした思考が好きな人に刺さる。

「歴史が好き」な人。登場する文明、建造物、偉人、技術がすべて史実に基づいている。プレイしながら「鉄道が発明された時代」「産業革命の時代」という流れが体験できる。歴史の教科書を読んだことがあれば「ああ、これがあの発明か」という瞬間が何度もある。

「ゲームを深く掘り下げたい」人。表面上はシンプルに見えるが、研究の優先順位、軍の配置、都市の特化方向……学べば学ぶほど奥が深い。攻略Wikiと向き合いながら戦略を磨く作業が楽しいと感じる人に向いている。

逆に向いていないのはこういう人だ。

「1ゲームを短時間で完結させたい」人。Civ5の1ゲームは最低でも5〜10時間はかかる。マップ設定で短縮できるが、それでも数時間は必須だ。「隙間時間にさっと遊ぶ」タイプのゲームではない。

「リアルタイムの緊張感を求める」人。Civ5はターン制なので、何分考えても時間は止まっている。アクション要素は一切ない。焦りやスリルより、静かな思考を楽しむゲームだ。

「ストーリーを追いたい」人。Civ5には固定のストーリーがない。歴史は自分で作るゲームで、誰かが語るドラマが用意されているわけではない。ストーリー重視の人には、物語に特化したRPGの方が合っているかもしれない。百英雄伝のようなターン制戦略とRPGを組み合わせた作品も選択肢に入る。

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なお、2024〜2025年にかけて、一部のプレイヤーから「ゲームが起動しない」という報告が出ている。Steamの更新とゲームエンジンの互換性に起因する問題のようで、全員が影響を受けているわけではないが、購入前にSteamのコミュニティ掲示板を確認しておくことをすすめる。2024年時点で修正パッチを当てれば解決できるケースが多いようだ。

最初のゲームをどう設定するか

Civ5をこれから始める人に向けて、最初のゲームをどう設定するかを書いておく。

難易度は「農場主(Chieftain)」か「開拓者(Settler)」から始めるのがいい。「王子(Prince)」はAIとプレイヤーが対等とされているが、実際にはかなり難しい。最初は難易度を下げて「ゲームの流れ」を理解することを優先する方が挫折しにくい。

文明の選択は、初心者には「中国(孔明)」「ロシア(キャサリン)」「マヤ(パカル)」あたりが扱いやすいとされている。ただ、日本(信長)を使いたいなら最初からそれでもいい。好きな文明で始めた方が長続きする。

マップサイズは「小(Small)」か「標準(Standard)」、文明数は少なめ(4〜6)にすると1ゲームの時間を短縮できる。「広大(Huge)」マップで文明数最大は、慣れてから挑戦した方がいい。

最初の数ターンでやるべきことは「都市を建てる」「開拓者か戦士で周辺を探索する」「食料か生産力の研究を開始する」の3つ。細かいことは後からでいい。まず動かすことが大事だ。

勝てなくてもいい。最初の数ゲームは「こういうゲームなんだ」を体で覚えるためのものだと思っておくと楽になる。研究ツリーを全部見て「こんなに技術があるのか」と圧倒されるかもしれないが、2〜3ゲームもやれば全体の流れが見えてくる。

「最初は何をすればいいか全然わからなかった。でも10時間やったら、なぜか200時間プレイしていた。学習曲線があるけど、乗り越えたら最高のゲームになる。」

引用元:Steamレビュー(英語、筆者訳)

Civ5はリリースから15年経っても「これを超えるストラテジーゲームが出てこない」と言うプレイヤーが一定数いる。その声がどこから来るのかは、実際に遊んでみると体でわかる。開幕の開拓者がどこに都市を置くかを決める瞬間から、すでにゲームは始まっている。

同じく「長く遊べるゲーム」として、アクションRPGジャンルではドラゴンズドグマ2がオープンワールドの探索と戦闘システムの深さで高く評価されている。ターン制が合わなかった場合の選択肢として。

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Civ5は2025年現在もSteamでCivilization V: The Complete Editionとして購入可能だ。セール時には1000円以下になることも多く、コストパフォーマンスとしては驚異的な水準にある。1000時間遊んで1000円なら、1時間あたり1円以下の計算になる。

「あと1ターンだけ」の呪いにかかる準備ができているなら、始めてみるのをすすめる。

Sid Meier's Civilization® V

Firaxis Games, Aspyr (Mac), Aspyr (Linux)
リリース日 2011年7月29日
サービス中
価格¥2,980
開発Firaxis Games, Aspyr (Mac), Aspyr (Linux)
販売2K, Aspyr (Mac), Aspyr (Linux)
日本語非対応
対応OSWindows / Mac / Linux
プレイ形式シングル / マルチ
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