880円で1,000万本売れた「登山Co-op」の正体——Steamで同接17万人を叩き出した『PEAK』の何がそんなにヤバいのか
2025年6月16日、Steamにひとつのゲームがリリースされた。
価格は880円。開発したのはインディーゲームスタジオのLandfall(Totally Accurate Battle Simulatorを作ったあのスタジオ)とAggro Crab(Another Crab’s Treasureのところ)の2社コラボ作品。タイトルは『PEAK』。
で、何が起きたかというと——。
リリース24時間以内に10万本突破。1週間で100万本突破。1ヶ月で450万本。Steam同時接続は最大17万人を記録し、最終的に販売本数は1,000万本を超えた。
Robloxにはクローンゲームが溢れ、Landfallの開発者は「アイテム課金付きのパクリを遊ぶくらいならうちのゲームの海賊版を遊んでほしい」とコメントするほどの社会現象になった。
「なんで登山ゲームでそんなことになるんだ」という話だよね。筆者も最初そう思った。でも実際にプレイしてみると、なんとなく分かってくる。このゲーム、登山をテーマにしながら、実は「友達と一緒に死ぬ楽しさ」を極限まで突き詰めたゲームなんだ。
今回はPEAKとは何か、なぜここまでバズったのか、実際の遊び心地はどうなのか——ポジティブな面も辛口な部分も全部まとめて書いていく。
公式トレーラー
PEAKってどんなゲーム?謎の島から脱出するための「命がけ登山」

まず基本から。
PEAKのコンセプトはシンプルで、謎の島に不時着した探険隊として、島の中心にそびえる山の頂上(PEAK)を目指すというもの。最大4人で協力しながら、ひたすら山を登っていく。
……ただし、一言で「登山ゲーム」と言うと誤解を生む。このゲームにおける登山は、観光登山でもハイキングでもない。常に何かが起きていて、常にどこかで誰かが死にかけている、というのが正確な表現だ。
開発元のLandfallはスウェーデンのゲームスタジオで、「物理演算を使ったカオスな体験」を得意とするところ。TABSでも人形たちが謎の動きをしてプレイヤーを笑わせてきたが、PEAKでもその遺伝子は健在。重力と物理演算に翻弄されながら、友達と一緒にわちゃわちゃする体験こそがPEAKの核心だ。
ゲームの舞台とストーリー
プレイヤーは「自然探険隊のメンバー」として、見知らぬ島に降り立つ。脱出するためには島の中心にある山に登り頂上に到達しなければならない——というのがゲームの大枠。
ストーリーは語られすぎず、サバイバル体験とコミュニティの会話に任されている部分が多い。明確なエンディングがありつつも、デイリーシードのシステムで毎日違う山が生成されるため、「今日のルートはどこを通ったか」を友達と語り合う文化が生まれやすい設計だ。
Aggro Crab × Landfallというコラボの意義
この2スタジオのコラボは、実は絶妙な組み合わせだ。
Landfallは物理演算とカオスなゲームメカニクスが得意で、TABSやKnifeheadといったユニークなタイトルを生み出してきた。一方Aggro CrabはAnother Crab’s Treasureというソウルライクゲームで「難しいけど報酬感が高い」設計の経験がある。
このふたつが合わさったのがPEAK。物理演算によるカオスな楽しさと、難しいけど達成感がある設計のハイブリッド——これが全世界で1,000万人以上のプレイヤーに刺さった。
ゲームプレイの実際 登山の流れと4つのバイオーム

PEAKのゲームプレイをもう少し詳しく見ていこう。
基本的な流れ
ゲームを起動するとその日のデイリーシードが用意されている。マップは24時間ごとに変わるので、今日の山と明日の山は違う形をしている。
プレイヤーは山のふもとからスタートし、複数のバイオームを通過しながら頂上を目指す。基本操作はシンプルだが、スタミナ管理・食料調達・負傷管理という3つのサバイバル要素が常に付きまとう。
- スタミナには「現在値」と「最大値」がある
- 空腹・負傷によって最大値自体が下がっていく
- 怪我を放置すると最終的にほぼ動けなくなる
- ちゃんと食べて、怪我を治して登り続けることが求められる
この「最大スタミナが削られる」仕組みが絶妙で、終盤になればなるほど体力ゲージが小さくなり、より慎重なルート選択が求められる。パズル的な難しさが増していく設計だ。
4つのバイオームと追加コンテンツ
山には4つの主要バイオームがある。それぞれ見た目も障害も異なる。
- 草原・森林地帯——序盤。比較的穏やか。食料も見つかりやすい
- 岩場・崖地帯——中盤。手がかりを探しながら慎重に登る必要がある
- 氷河・雪山地帯——後半。足元が滑る。風の影響も受けるようになる
- 頂上付近——最終盤。チームの絆が試される
アップデートでさらにコンテンツが追加されている。
2025年8月のTHE MESA UPDATEではメサ(台地)バイオームが追加。岩の平原と断崖絶壁が特徴で、ルートの選択が一気に広がった。
2025年11月のTHE ROOTS UPDATEでは菌類の森「The Roots」が実装。薄暗い地下空間的なバイオームで、新たな謎と試練が用意されている。このアップデートを受けて「ソロでルート開拓するゲームから、仲間と知恵を絞って乗り越えるゲームに進化した」という日本語レビューも多く見られた。
協力要素と装備
PEAKはソロでもクリアできるが、明らかにCo-op向けに設計されている。
チームプレイで活きる協力要素の代表的なものをまとめると——
- ロープスプール——後から来る仲間のために固定ロープを張れる
- ロープキャノン——遠距離にロープを飛ばして足場を作る
- ピトン——岩に打ち込んで手がかりを作る
- 仲間引き上げ——落ちそうな仲間の手を引っ張って救助できる
- 応急処置——仲間の負傷を回復して最大スタミナを維持する
「前に進んだプレイヤーがロープを残していく」という助け合いの文化がゲームシステムに組み込まれているのが秀逸だ。自分のクリアだけを考えず、後から来る仲間への「置き土産」を考える設計になっている。
ボイスチャットでお互いの状況を伝え合いながら合流を目指すプロセスには、他のゲームでは味わえない面白さがある。仲間と協力して頂上に到達したときの達成感がすごい。
— Steamレビュー(日本語・好評)
このゲームが1,000万本売れた理由「近接ボイスチャット」という天才設計

PEAKがバズった理由はいくつかあるが、最大の要因は「プロキシミティVC(近接ボイスチャット)」だと筆者は考えている。
これはDiscordやゲーム内ボイスチャットのような「全員にいつでも聞こえる通話」ではない。ゲーム内の距離に応じて声の聞こえ方が変わる。近くにいる仲間の声は大きく聞こえ、遠くに行けば行くほど声が小さくなり、やがて聞こえなくなる。
これが何を生むかというと——。
チームで登山中、ルートを分けて探索することがある。自分は岩場を直登し、仲間は迂回ルートを行く。しばらく進んでいると、仲間の声が聞こえなくなる。振り返っても姿が見えない。呼びかけても応答がない。
「……あれ、どこ行った?」
その後、遠くから小さく「生きてる——!こっちだ——!」という声が聞こえてくる。
この「声が遠くから届く体験」がPEAKのすべてだ。
テキストチャットでもDiscord通話でも絶対に再現できない、空間的なリアリティが、プレイヤーの感情を揺さぶる。山岳ドラマのような劇的な瞬間が、誰かが意図しなくても自然発生する。
仲間が間違えて別ルートに迷い込んだとき、みんなで探しに行って遠くから「生きてる!」って声が聞こえたときの感動はヤバかった。こういう体験は他のゲームでは絶対に味わえない。
— Reddit PEAKコミュニティより
ゲーム実況者が「peak is a playground for slapstick comedy」と表現したように、このゲームはコメディとドラマが共存している。チームメイトが足を滑らせて全員一緒に滑落していく瞬間は腹抱えて笑えるし、3時間かけて登ってきた末に頂上で全員が静まり返る瞬間は感動的でもある。
同じCo-opゲームでも、Lethal Companyとは違う種類の体験だ。

Lethal CompanyはホラーとブラックユーモールのCo-opだが、PEAKは「過酷な自然への挑戦」というドラマ性がある。リスクの質が違う。Lethal Companyはモンスターに突然殺される理不尽さがギャグになるが、PEAKは「あのとき左に行けばよかった」という後悔と仲間への信頼が入り混じる体験だ。
デイリーシードとコミュニティ文化 毎日違う山が生むつながり

PEAKのもう一つの賢い設計がデイリーシードシステムだ。
マップは24時間ごとに変わる半ランダム生成。今日の山と明日の山は形が違う。つまり「今日のシードどうだった?」という会話が毎日生まれる。
これはSteamコミュニティフォーラムやReddit、Discordサーバーで実際に起きていて、「今日のシード、北ルートで行けた」「メサに抜けるルートが最短だった」という情報共有が毎日繰り広げられている。
同じシードを全員が遊んでいることで、「共有された体験」が生まれる。スピードランのコミュニティも形成されやすく、タイムアタックが成立する。
同じ山を全世界のプレイヤーが同じ日に登っている。ストリーマーが攻略を配信すると、その日の視聴者も同じ場所を試せる。Lethal Companyのような「ランダムすぎて共有できない」問題がなく、コミュニティに話題が集まりやすい設計だ。
24時間後には山が変わるから、「今日中にクリアしたい」というモチベーションも生まれる。このゲームのリテンション(継続率)の高さはこの仕組みが大きく貢献していると思う。
類似ゲームのHelldivers 2も「共同目標」でコミュニティを動かしていたが、PEAKはより個人的な体験に近い形でコミュニティを活性化している。

難易度とバランスの実情 880円でこの歯ごたえは反則

PEAKの難易度は、遠慮なく言うと「かなり高い」。
特に初心者の間はスタミナ管理と食料管理の感覚がつかめず、中盤で力尽きることが多い。空腹のまま登り続けると最大スタミナがどんどん削られ、後半になってから「なんか体が動かない……」という状態になる。怪我を甘く見ているとそれ以上に深刻だ。
スタミナ管理と空腹管理が厳しく、プレイヤーのやる気を試されるが、頂上に近づくにつれて非常に報酬的な体験になる。序盤は「なんでこんな難しいんだ」と思うが、コツがわかってきたら止まらなくなった。
— 日本語ブログレビューより
複数の難易度設定があり、まずはノーマルで感覚をつかんでから徐々に難度を上げていく設計。ノーマルクリア後には「アセント」という高難易度チャレンジが解放される。
RNGによる「理不尽感」の問題
一方で正直に書くと、RNG(ランダム要素)絡みの不満も一定数存在する。
「今日のシードはルートが悪すぎる」「食料が全然出てこなかった」「崖の形が理不尽すぎる」——こういったコメントはSteamディスカッションでも散見される。1回のプレイが2〜3時間かかることもあるため、長時間かけた末にRNGに殺されると相当キツい。
バランスはRNGのせいで時々おかしくなる。怒りが込み上げてくる理不尽なことが起きることもある。
— Steamレビュー(英語)
ただ、この「理不尽さ」がゲームのウリでもある。完璧にコントロールできるゲームじゃなくて、想定外が起きるから面白い。レビューを読んでいると「理不尽でキツいのに何度もやりたくなる」という声が多く、この矛盾こそがPEAKの本質かもしれない。
Elden RingやDark Soulsが「死んで覚える」快感を追求したのに近い感覚があって、PEAKもまた「失敗するたびに何かを学んで次の挑戦に活かせる」設計になっている。

ソロでできる?正直レビュー

「友達がいないんだけど、ソロでも楽しめる?」
これ、PEAKに興味を持った人がかなりの割合で抱く疑問だと思う。答えを正直に言うと——「できなくはないけど、明らかにCo-op向けのゲームだ」。
ソロプレイが難しい理由は構造的にある。
まず、チームプレイ前提で設計されているため、ロープ張り・引き上げなどの協力アクションをすべて自分でカバーしなければならない。仲間がいれば交代でロープを張りながら進めるが、ソロだと同じことを一人でこなすことになり、消耗が激しい。
次に、近接ボイスチャットの面白さがゼロになる。このゲームの核心体験が失われるのはかなり痛い。
友達がいないと厳しい。現状マッチメイキングがないのでフレンド招待限定になっている。ソロ勢にはハードルが高く、個人的にはマッチメイキング機能を追加してほしい。
— 日本語Steamレビューより
とはいえ、ソロならではの楽しみ方もある。自分のペースで地形を研究して、最短ルートを見つけるパズル的な楽しさ。誰かに気を使わず自由に探索できる静けさ。ソロでのタイムアタックはスピードランコミュニティで盛んで、「ソロでの最速クリア記録」を追いかける人も一定数いる。
結論として、まず友達を1人捕まえてから買うのが正解。友達に「880円だから試しにやってみよう」と誘いやすい価格なのも強みで、「2人で1,760円で週末を楽しめる」と考えれば圧倒的コスパだ。
同じく友達を巻き込んで遊ぶタイプのゲームとして、Split Fictionも最高だ。
投稿が見つかりません。日本語対応はいつから?v1.7アップデートで完全対応
リリース当初(2025年6月16日)は日本語非対応だった。
日本語を含む11言語対応が追加されたのは2025年7月11日のv1.7アップデート。ファミ通・4Gamerも日本語対応を報道している。
アップデート前は英語のUIとテキストでプレイする必要があったが、7月以降は完全に日本語でプレイできるようになった。同時にゲームガイド(説明書)も読みやすく改善されたとの報告がある。
日本語対応前はUIがわかりにくかったが、7月のアップデートで劇的に改善。日本語レビューが増えたのもそこからで、「日本語になってようやく本格的にプレイできた」という声が多い。
— 日本語ゲームブログより
2025年12月時点の日本語レビューは924件で89%好評。全体評価92%と比べると若干低いが、それでも「非常に好評」ライン。初期の日本語非対応時代のレビューも含まれているので、現在の日本語対応後に始めたプレイヤーの評価はさらに高い可能性がある。
アップデートの歴史 ローンチ後も精力的にコンテンツ追加
PEAKはリリース後もコンスタントにアップデートが続いている。主なアップデートをまとめると——
| 時期 | アップデート内容 |
|---|---|
| 2025年6月16日 | ローンチ |
| 2025年7月11日 | v1.7:日本語を含む11言語対応、ガイドブック改善 |
| 2025年8月11日 | THE MESA UPDATE:メサバイオーム追加 |
| 2025年11月5日 | THE ROOTS UPDATE:菌類の森バイオーム追加 |
ローンチ後も積極的にコンテンツを追加している点は好感が持てる。買い切り880円のゲームとは思えないアップデート量だ。
Helldivers 2がアップデートによってプレイヤーを戻してきたように、PEAKも定期的なアップデートが長期的なプレイヤー維持に機能している。
Steamレビューから見る「低評価の理由」誤解しないために
全体の8%を占める低評価レビューにも目を向けておこう。低評価の主なパターンは以下の通り。
①「友達がいないと楽しめない」
前述のとおり。ソロプレイヤーにとっては本来の楽しさの半分以下の体験になる。マッチメイキングがないことへの不満も含まれている。
ただ、このゲームの設計の問題というより「このゲームに向いていない遊び方をしている」ケースが多い。Co-opゲームを一人で遊んで「つまらない」と言うのはある意味当然で、購入前に「友達と遊ぶ前提か」を確認するのが大事だ。
②「RNGが理不尽すぎる」
特定の日のシードで食料がほとんど出ない・崖の形が理不尽なケース。長時間プレイして運に殺されると相当なストレスになる。
ただし開発チームはバランス調整を継続的に行っていて、ゲームバランスへのフィードバックをコミュニティから積極的に集めている姿勢は評価できる。
③「初期のバグ問題」
ローンチ直後はプレイヤーが突然キックされる・バックパックが消えるなどのバグが多数報告された。現在は大部分修正済みだが、初期プレイヤーの評価に影響している。
現時点で始めるなら改善後のバージョンを遊べるので、これは懸念事項から外してよいだろう。
圧倒的好評の影に潜む「低評価」の真実は、ほとんどが「ソロプレイヤーへの向き不向き」と「初期バグ」の問題。ゲーム自体の品質とは別の話だと考えた方がいい。
— 日本語ゲームブログより
PEAKが生み出した社会現象 Robloxクローン問題まで

PEAKの大ヒットは単なるゲームのヒットを超えた。
2025年夏、Robloxプラットフォーム上にPEAKのクローンゲームが大量発生した。しかも中にはアイテム課金を実装したものまであり、Landfallの開発者は公式に苦言を呈した。
アイテム課金付きのパクリを遊ぶくらいなら、うちのゲームの海賊版を遊んでほしい。
— Landfall開発者コメント(2025年8月)
このコメント自体が話題になり、さらにPEAKへの注目を集めるという皮肉な結果になった。
比較されるゲームを改めて見ると——Lethal Company(ソロ開発)、Phasmophobia(少人数開発)、そしてPEAK(インディー2社コラボ)——いずれも大手スタジオではなく小規模チームが作ったCo-opゲームがSteamで爆発的にヒットしているパターンだ。
「大予算で作れば売れる」というゲーム業界の常識を、これらのインディーゲームが次々と覆している。PEAKもその流れの中の一つだが、1,000万本という数字は特別な位置にある。
ARC RaidersのようなAAA規模のCo-opゲームとも対照的だ。

スペック・推奨環境と動作確認

PEAKのシステム要件は比較的軽め。高性能マシンがなくても動く。
| OS | Windows 10/11 |
| CPU | Intel Core i5-6600 / AMD Ryzen 5 1600相当 |
| メモリ | 8GB RAM |
| GPU | NVIDIA GTX 1060 / AMD RX 580相当 |
| ストレージ | 5GB以上の空き容量 |
Steam Deckでの動作も確認されており、Verified(検証済み)ステータスを取得している。外出先でも友達とプレイできる。
グラフィックはカートゥーン調で、フォトリアルな高負荷グラフィックではない。一昔前のゲーミングPCでも動作報告が多い。
購入すべき人・見送った方がいい人 正直な判断基準

こんな人にオススメ
- 友達3人まで声かけられるゲーマー
- Lethal Company・HellDivers・Split Fictionが好きな人
- 「難しいけど達成感のあるゲーム」が好きな人
- 毎日少しずつコツコツ遊べる時間がある人(デイリーシード設計)
- 配信・実況コンテンツとして面白いものを探している人
- 880円で週末を楽しみたい節約ゲーマー
見送った方がいいかもしれない人
- 一人でプレイする予定で、マルチプレイの予定がない人
- RNG(ランダム要素)による理不尽さが苦手な人
- 長時間プレイして成果がゼロになるのが我慢できない人
- ハードコアサバイバルゲームより、気軽に楽しめるゲームを求めている人
価格が880円という点が全体をひっくり返す強みだ。「とりあえず試してみる」のハードルが圧倒的に低い。友達と一緒に買っても1,760円。「週末に外食1回分より安く何時間も楽しめる」と思えば、ためらう理由はあまりない。
他のCo-opゲームとの比較 PEAKの立ち位置を整理する
2024〜2025年のSteamはCo-opゲームが豊作だった。PEAKの立ち位置を他のゲームと比較してみよう。
| ゲーム | ジャンル | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| PEAK | Co-op登山サバイバル | 880円 | 近接VC・デイリーシード・物理演算 |
| Lethal Company | Co-opホラー | 980円 | ブラックユーモール・ランダムダンジョン |
| Helldivers 2 | Co-op TPS | 4,100円 | 爽快感・コミュニティ目標・ガレン戦争 |
| Split Fiction | 2人専用Co-opアクション | 4,100円 | ストーリー重視・2人必須 |
PEAKの独自性は「近接ボイスチャット×デイリーシード×物理演算」の組み合わせにある。Lethal Companyに最も近いバイラルCo-op体験を持ちながら、ジャンルはまったく違う方向を向いている。どちらも持っていれば気分によって使い分けられる。
まとめ 880円のインディーゲームが1,000万本売れた理由、全部ここにある
PEAKが1,000万本売れた理由を一言でまとめると——「友達と体験を共有できるゲームの究極形」だから、だと思う。
プロキシミティボイスチャットで声が距離に応じて変わる体験。デイリーシードで毎日「今日のシードどうだった?」という会話が生まれる設計。難しいけど何度も挑戦したくなる山登りの報酬感。
これらが組み合わさって、「プレイした体験をシェアしたくなる」ゲームができあがった。
Twitchで流行ってクリップが拡散され、それを見た人が「俺も友達と遊びたい」と880円を払う。シェアされやすいコンテンツ設計と手を出しやすい価格が噛み合って爆発した、というのが大まかな成功の構造だ。
880円でこれだけの体験が得られるなら、Co-opゲームが好きな人には間違いなくオススメできる。友達に「とりあえず買って」と言える数少ないゲームだ。

よくある質問(FAQ)
Q. ソロプレイはできますか?
A. できます。ただし難易度はかなり高く、このゲームの最大の魅力である近接ボイスチャットの体験が失われます。最初の1プレイをソロで試してみて、感触を確かめてから友達を誘うのが良いかもしれません。
Q. マッチメイキングはありますか?
A. 現状はフレンド招待のみ。ランダムマッチはありません。知らない人とプレイしたい場合はSteamコミュニティやDiscordサーバーで一緒に遊ぶ相手を探す必要があります。
Q. 日本語は対応していますか?
A. 2025年7月11日のv1.7アップデートから日本語完全対応しています。UIもゲームガイドも日本語で快適にプレイできます。
Q. Steam Deckで遊べますか?
A. はい、Steam Deck Verifiedを取得しています。モバイル環境でも問題なく動作します。
Q. どのくらいのプレイ時間がかかりますか?
A. 1回の登山は初回だと2〜4時間程度。慣れてきたら1〜2時間でクリアできるようになります。デイリーシードが毎日変わるため、「1日1登山」のループが自然に形成されます。
Q. 難しすぎてクリアできない場合は?
A. 難易度設定があります。まずノーマルで感覚をつかんでから、慣れてきたら上の難易度に挑戦するのが王道です。仲間の人数を増やすと相互サポートが厚くなり難易度が下がります。
Q. アップデートは続いていますか?
A. 2025年11月時点まで定期的なアップデートが確認されています。新バイオームの追加など実質的なコンテンツ拡張が継続中です。
PEAKと一緒に遊びたいCo-opゲームまとめ
Co-opゲームが好きな人向けに、PEAKと一緒に楽しめるタイトルをいくつかご紹介します。
まずPEAKと同じく「少人数で協力してサバイバル」という体験を求めるなら、Enshroudedがオススメ。オープンワールドサバイバルクラフトで、PEAKとは全く違うゲームだけど「仲間と世界を開拓する」満足感がある。

ヒーローシューターのCo-op体験なら、Marvel Rivalsも選択肢に入る。PEAKが「協力して山を登る緊張感」なら、Marvel Rivalsは「ヒーローの能力でチームプレイを楽しむ爽快感」。バランスを取りながら遊ぶのに最適だ。

※本記事の情報は2026年3月時点のものです。アップデートにより内容が変更される場合があります。最新情報はSteamストアページをご確認ください。
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