「eFootball」ウイイレから生まれ変わった基本無料サッカーゲームの今

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「eFootball」ウイイレから生まれ変わった基本無料サッカーゲームの今

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コントローラーを握って、画面の中のロナウジーニョにスルーパスを通した瞬間の興奮を覚えているだろうか。放課後の部室で、誰かの家のリビングで、「ウイイレ」という3文字は僕たちの共通言語だった。

あれから20年以上。「ウイニングイレブン」は「eFootball」と名前を変え、基本プレイ無料のオンラインサッカーゲームとして生まれ変わった。PS5、PC、スマホ、Xbox――あらゆるプラットフォームで、世界中のプレイヤーと対戦できる時代になった。

正直に言おう。この変化には賛否がある。2021年のリリース直後、Steamで「圧倒的に不評」という前代未聞の評価を叩き出し、KONAMIが公式に謝罪する事態にまで発展した。あのときの衝撃は今でも語り草だ。

だが、そこから3年以上。地道なアップデートを重ね、eFootballは確実に変わった。2025年4月にはついに家庭用ゲーム機とPC間のクロスプレイが解禁され、Steam同接数は約22,000人を維持している。「あのウイイレ」の魂は消えていないのか? それとも、もう別のゲームになってしまったのか?

今回は、ウイイレ時代からの歴史を振り返りつつ、2026年現在のeFootballがどんなゲームなのか、どこが面白くてどこに課題があるのか、プレイヤーのリアルな声も交えながら徹底的に書いていく。

こんな人に読んでほしい

この記事は、以下のような人に向けて書いている。

  • 昔ウイイレをやっていたけど、eFootballになってから触っていない人
  • 基本プレイ無料のサッカーゲームを探している人
  • EA Sports FCとeFootballで迷っている人
  • eFootballを始めたばかりで、課金すべきか悩んでいる人
  • Steam版のeFootballが実際に遊べるレベルなのか知りたい人
  • ウイイレからeFootballへの変遷を整理して知りたい人
  • サッカーゲームが好きで、ジャンル全体の今を把握したい人

eFootballは「知っているけどちゃんと触ったことがない」という人が意外と多いゲームだ。基本プレイ無料だからこそ、始めるハードルは低い。でも、始める前に知っておきたいことがたくさんある。その全部をこの記事に詰め込んだ。

eFootballとは何か――ウイニングイレブンの正統進化、それとも別物?

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eFootballは、KONAMIが開発・運営するサッカーシミュレーションゲームだ。PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam/Windows)、そしてiOS/Androidのモバイル端末に対応している。基本プレイ無料で、追加コンテンツやゲーム内通貨に課金要素がある。

もともとは「ウイニングイレブン」(海外名:Pro Evolution Soccer)シリーズの後継作品として2021年9月にリリースされた。累計ダウンロード数は9億5,000万を超え、世界中にプレイヤーがいる。

ゲームの基本的な遊び方

eFootballのメインモードは「ドリームチーム」だ。プレイヤーは監督と選手を集め、自分だけのオリジナルチームを編成する。集めた選手はトレーニングプログラムや試合経験で成長させることができ、レベルアップ時に獲得する「タレントポイント」を振り分けることで、好みの方向に育成できる。

たとえば、足の速いウイングにドリブル能力を特化させたり、フィジカルの強いセンターフォワードにヘディング精度を上乗せしたり。この育成の自由度が、eFootball独自の面白さになっている。

オンライン対戦では、世界中のプレイヤーと自慢のチームでぶつかり合える。ランクマッチで腕試しをするもよし、フレンドとカジュアルに対戦するもよし。2025年4月のアップデートで家庭用ゲーム機とPC間のクロスプレイが実装されたことで、マッチングの幅も広がった。

操作感とゲームプレイの特徴

eFootballの操作には「スマートアシスト」機能が搭載されていて、複雑なコマンドを覚えなくても、直感的にドリブル、パス、シュートを繰り出せる。サッカーゲーム初心者でも入りやすい設計だ。

一方で、上級者向けのテクニックも奥が深い。「フィネスドリブル」と呼ばれる繊細なボールコントロールや、「インパクトシュート」による高速で正確なキックなど、やり込むほどに新しい技術が見えてくる。

2026年版のアップデートでは試合展開のスピードが格段に上がり、パスの精度にもよりシビアさが求められるようになった。AI相手でもミスが発生するようになり、「上手くなった実感」を得やすい調整になっている。

対応プラットフォームとクロスプレイ

eFootballの大きな強みのひとつが、マルチプラットフォーム対応だ。PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam/Windows)、iOS、Androidと、主要なゲーム端末をほぼすべてカバーしている。

2025年4月に実装されたクロスプレイにより、家庭用ゲーム機(PS5/PS4/Xbox)とPCユーザーが同じサーバーで対戦できるようになった。これはマッチング速度の改善に大きく貢献している。ただし、モバイル版と家庭用/PC版のクロスプレイは2026年4月時点でも未実装で、これは今後の課題として残っている。クロスプレイを無効にしている場合は同プラットフォームのみでのマッチングとなり、人口が少ない時間帯だとマッチングに時間がかかることがある。快適にプレイしたいなら、クロスプレイは有効にしておくのが現状ではベストだ。

ライセンスと実名選手

eFootballはFCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、ACミランなど、世界のトップクラブと公式ライセンス契約を結んでいる。実在の選手が実名で登場し、顔もリアルに再現されている。日本のJリーグとも提携しており、国内サッカーファンにとっても親近感のある内容だ。

ただし、すべてのクラブがライセンスを持っているわけではなく、一部のチームは架空名で収録されている。たとえば、リヴァプールが「レッドフィールド」のような架空名になっていたりする。この点はライバルであるEA Sports FCシリーズと比較すると弱い部分だ。ウイイレ時代からエディット機能で実名に書き換えるのがお約束だったが、新規プレイヤーにとっては手間に感じるかもしれない。

ウイニングイレブンからeFootballへ――26年の歴史と激動の変遷

eFootballを語るうえで、ウイニングイレブンの歴史を避けて通ることはできない。このシリーズがどう歩んできたのかを知ることで、eFootballが何を目指し、何を失い、何を取り戻そうとしているのかが見えてくる。

PS1時代(1995年〜2001年):伝説の始まり

すべてはここから始まった。1995年7月21日、「Jリーグ 実況ウイニングイレブン」がPlayStationで発売された。当時のサッカーゲームといえば、ファミコン時代の「キャプテン翼」やスーファミの「スーパーフォーメーションサッカー」が記憶に新しかったが、ウイイレはそれらとは一線を画すリアルさで衝撃を与えた。

1999年には「ワールドサッカー実況ウイニングイレブン4」で、シリーズを象徴するモード「マスターリーグ」が初登場。弱小チームを育てて世界の頂点を目指すこのモードに、どれだけの人がのめり込んだことか。架空の選手たちにも愛着が湧き、何十時間も費やした人は数知れない。

また、エディットモードもこの時期に搭載され、好きな選手を自分で作れるようになった。ライセンスの関係で実名が使えないチームも、ユーザーの手で「本物」に変えられる。この文化はウイイレコミュニティの大きな特徴だった。

PS2時代(2001年〜2009年):黄金期

2001年発売の「ワールドサッカーウイニングイレブン5」から、シリーズは海外展開を本格化。「Pro Evolution Soccer」の名前で世界中に広がっていった。PS2の性能を活かしたグラフィックの進化、選手モーションの滑らかさ、戦術の自由度――毎年進化するウイイレに、世界中のサッカーファンが熱狂した。

特に「ウイニングイレブン6」から「9」あたりの時期は、シリーズの黄金期と呼ばれることが多い。操作の気持ちよさとリアルさのバランスが絶妙で、友達の家に集まって対戦するのが定番の遊び方だった。当時はまだFIFA(現EA Sports FC)よりもウイイレのほうが操作性で上回っているという評価が主流だった。

2004年の「ウイニングイレブン8」では、オンライン対戦が初搭載。ブロードバンド環境の普及と相まって、見知らぬ相手との対戦という新しい楽しみ方が加わった。

この時代のウイイレが特別だったのは、「友達と遊ぶゲーム」としての側面が強かったことだ。オフライン対戦がメインで、コントローラーを2つ繋いで隣に座って対戦する。勝てば歓声、負ければ悔しさ。画面の向こうではなく、隣にいる友達との駆け引きが最大の楽しさだった。放課後に誰かの家に集まって、日が暮れるまでウイイレをやり続けた経験を持つ人は、30代から40代の世代に多いはずだ。

シリーズ全体の累計販売本数は1億1,100万本を超え、日本が生んだスポーツゲームとしては歴史的な成功を収めた。2011年発売の「ウイニングイレブン2012」がPS2最後のKONAMIソフトとなり、ひとつの時代が幕を閉じた。

PS3/PS4時代(2009年〜2020年):FIFAとの攻防

PS3世代に入ると、風向きが変わり始める。EA Sportsの「FIFA」シリーズがFrostbiteエンジンを採用してグラフィック品質を飛躍的に向上させ、Ultimate Teamモードの爆発的な人気もあって、世界的なシェアでウイイレを逆転していく。

KONAMIも黙っていたわけではない。2014年の「ウイニングイレブン2014」ではFOXエンジンを採用し、グラフィックの大幅な進化を実現。2015年の「ウイニングイレブン2015」ではゲームプレイの評価も高く、一時的にFIFAとの差を縮めた。

しかし、ライセンス面ではFIFAに水をあけられていく。FIFAがイングランド・プレミアリーグの独占契約を結び、ラ・リーガ、ブンデスリーガと次々にライセンスを確保していくなかで、ウイイレは「リアルさ」で苦しい戦いを強いられた。

この時期のウイイレについて語るなら、サッカーゲームのもうひとつの雄であるEA Sportsのシリーズにも触れておくべきだろう。

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は、当時のサッカーゲーム市場がどれだけ激しい競争にさらされていたかを物語っている。ウイイレとFIFAは、互いの存在があったからこそ進化し続けた。

モバイル版「ウイイレ」の衝撃(2017年〜)

忘れてはならないのが、モバイル版の存在だ。2017年にリリースされた「ウイニングイレブン 2017」のモバイル版は、スマートフォンでも本格的なサッカーゲームが楽しめることを証明し、世界中で爆発的にダウンロードされた。特にアジア、南米、中東での人気が凄まじく、eFootball移行後の累計ダウンロード数9.5億の大半はモバイル版ユーザーだ。

モバイル版の成功は、KONAMIにF2Pモデルへの自信を与えたはずだ。課金アイテムとガチャを中心としたマネタイズが、買い切り型の年間リリースよりも安定した収益をもたらすことを、モバイル市場で実証していた。eFootballへの転換は、モバイル版の成功体験が家庭用/PC版にまで拡張された結果とも言える。

2021年:eFootballへの大転換

2021年7月、KONAMIは衝撃的な発表を行う。26年続いた「ウイニングイレブン」の名前を捨て、「eFootball」として再出発するというのだ。しかも、買い切り型からF2P(基本プレイ無料)モデルへの転換。ゲームエンジンもFOXエンジンからUnreal Engineに変更された。

この決断の背景には、ゲーム市場全体の潮流がある。Fortnite、Apex Legends、原神――F2Pモデルで成功を収めるタイトルが次々と現れるなかで、年間6,000円から8,000円の買い切り型でリリースし続けることへの限界を、KONAMIは感じていたのだろう。

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のように、基本プレイ無料でありながらガチャを中心としたマネタイズで大成功を収めたタイトルの存在が、eFootballのビジネスモデル転換を後押ししたのは間違いない。

また、eスポーツ市場の拡大も無視できない。「eFootball」というブランド名は、まさにeスポーツを意識したネーミングだ。世界大会を見据えた戦略的な判断だったことは間違いない。

2021年9月:「圧倒的に不評」の衝撃

しかし、理念と現実は違った。2021年9月30日にリリースされたeFootball 2022は、Steam史上でも類を見ないレベルの酷評を浴びた。「圧倒的に不評」――この4文字がゲーム界隈を駆け巡った。

何がそこまでひどかったのか。まず、選手のフェイシャルモデルが不自然で、不気味の谷を超えてしまった表情が話題になった。メッシの顔がネットミームになったのを覚えている人もいるだろう。操作感もモッサリしていて、意図した動きが出せない。マスターリーグをはじめとするオフラインモードが軒並み未搭載。トレーニングモードすらなく、チュートリアル動画を見るだけという状態だった。

KONAMIは10月1日、わずか1日で公式謝罪を発表。「リリース時期を優先するあまり、最も重要な品質を軽視してしまった」と認め、改善に努めると約束した。

リリース当初はマジで何もなかった。試合するだけのゲームで、育成もカスタマイズもほぼゼロ。あれでよく出したなと思ったけど、KONAMIが謝罪したのは誠実だったと思う

引用元:Steamレビュー ユーザーコメント

2022年〜2024年:地道な復活の道

2022年4月14日、バージョン1.0.0の大型アップデートが配信された。これが実質的な「再リリース」だった。新しいゲームモードの追加、ゲームプランの改善、システム全体の調整が行われ、ようやく「遊べるゲーム」の体裁が整った。

以降、KONAMIは定期的なアップデートを続けた。ドリームチームモードの拡充、イベントの充実、操作感の改善、バランス調整。一歩一歩、プレイヤーからの信頼を取り戻していく過程は、ゲーム業界でも稀な「復活劇」と言える。

2025年4月には家庭用ゲーム機とPC間のクロスプレイがついに解禁。これはリリース当初から約束されていた機能で、実に3年半越しの実現だった。

2026年:マスターリーグの復活

そして2026年。eFootballにとって大きな転機が訪れた。2026年2月のeFootball CONNECTで、ファン待望のマスターリーグが2026年4月にイベントとして実装されることが発表されたのだ。

マスターリーグはウイイレ時代から最も愛されたモードのひとつだ。架空の弱小チームを率いて、選手の獲得と育成を繰り返しながらリーグを勝ち上がっていく。選手の才能が開花するランダムイベントや、怪我のリスクなど、ドラマチックな展開が楽しめる。

ただし、マスターリーグは有料DLCとして提供される。ウイイレ時代はソフトに最初から含まれていたモードが別売りになることへの批判もあるが、基本プレイ無料のモデルを考えれば、収益化の手段としては理解できる判断だ。注目すべきは、モバイル版でもDLCを購入すればマスターリーグがプレイできるという点。以前は家庭用機限定だったモードが、スマホでも遊べるようになる。

eFootballのゲームプレイは何が面白いのか

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歴史と変遷は分かった。では、2026年のeFootballは実際にプレイして面白いのか? ここからは、ゲームプレイの魅力と課題を具体的に掘り下げていく。

「サッカーをしている感覚」の再現度

eFootballが一貫してこだわっているのは、「サッカーをしている感覚」だ。ドリブル時のボールタッチひとつとっても、選手のスキルや身体能力によって挙動が変わる。メッシならボールが足に吸い付くように動くし、フィジカルモンスターのハーランドなら体で相手を押しのけながら前に進める。

パスの精度も選手能力に依存する。ビルドアップ時、中盤の選手のパス能力が低いと、思った方向にボールが飛ばない。これがリアルなのだ。現実のサッカーでも、すべてのパスが完璧に通るわけがない。eFootballは、そのもどかしさと、だからこそ美しいパスが通ったときの快感を、うまく表現している。

2026年版ではこの傾向がさらに強まり、試合展開のスピードアップとともに、パスミスが適度に発生するようになった。これによって「守備で粘って、カウンターで一撃」という展開が生まれやすくなり、リアルなサッカーの駆け引きに近づいた。

ドリームチームモードの育成の楽しさ

eFootballのメインコンテンツであるドリームチームモードは、選手の獲得と育成がループの中心にある。新しい選手を手に入れ、試合で経験値を稼ぎ、トレーニングプログラムでレベルを上げ、タレントポイントで能力を伸ばす。この「育てる喜び」は、ソーシャルゲーム的な楽しさとサッカーゲームの面白さがうまく融合している。

選手のレベル上限に到達するまでには50,000から120,000の経験値が必要で、それなりの時間がかかる。だが、マイリーグ(AI対戦)を活用すれば1試合で最大7,000の経験値を獲得でき、通常の試合の100倍近い効率で育成できる。こうした「効率の良いルート」を見つけるのも、eFootballならではの楽しみ方だ。

タレントポイントの振り分けは選手の個性を決める重要な要素だ。1レベルアップにつき2ポイントが付与され、スピード、シュート力、パス精度、ディフェンス能力など、好きなステータスに割り振れる。同じ選手でも、プレイヤーによってまったく違う成長をする。この自由度の高さが、チーム編成に深みを与えている。

操作テクニックの奥深さ

eFootballの操作系統は、初心者にも上級者にも対応できる幅の広さが魅力だ。

基本的なパス、シュート、ドリブルはスマートアシスト機能でサポートされ、ボタンを押すだけでそれなりの動きができる。サッカーゲーム初心者がまず「楽しい」と感じられるのは、この敷居の低さのおかげだ。

一方、上級者になると世界が変わる。フィネスドリブルは、右スティックの微妙な操作でボールを足元に置きながら方向転換する技術で、これを使いこなせるかどうかで試合の展開がまるで違ってくる。インパクトシュートは、タイミングを合わせることで通常より速く正確なシュートを打てるシステムで、ゴール前の駆け引きに一段の深みを加えている。

守備面でも、アクティブディフェンスの操作が求められる。ただボタンを押して突っ込むだけでは簡単にかわされる。間合いを取り、相手のパスコースを読み、ここぞというタイミングでプレスをかける。この「読み合い」の感覚は、対人戦でこそ真価を発揮する。

eFootball 2026になってから試合のテンポが良くなった。パスが難しくなった分、繋がったときの気持ちよさが段違い。2025のもっさり感がかなり改善されてる

引用元:Steamレビュー ユーザーコメント

AI対戦の質

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のようなオンライン対戦特化型のゲームが人気を集める昨今だが、eFootballのAI対戦の質も侮れない。特に高難易度のAIは適度にミスをしつつも、しっかりとした戦術でプレイヤーを追い込んでくる。オンラインの対人戦が苦手な人や、自分のペースでじっくり練習したい人にとって、AI対戦は十分な遊び場になっている。

実際、Steamレビューでは「オフラインのAI戦を中心に楽しんでいる」というプレイヤーの声が少なくない。対人戦のストレスから離れて、自分のチームを育てながらAI相手にサッカーを楽しむ。これも立派な遊び方だ。

課題:スクリプト感とエフェクト問題

ここからはネガティブな部分にも正直に触れる。eFootballで最も議論を呼んでいるのが、いわゆる「スクリプト」や「エフェクト」の問題だ。

プレイヤーの間では、「試合の勝敗がAIによって操作されている」という指摘が根強い。たとえば、リードしている状況で急に自チームの動きが鈍くなったり、負けているときに相手チームのパスが急に通りにくくなったり。5chのeFootballスレッドでは「接待エフェクト」という言葉で呼ばれ、レート差のある対戦で頻繁に議論されている。

これがプログラム上の仕様なのか、プレイヤーの思い込みなのかは断定できない。ただ、多くのプレイヤーが同じ感覚を共有しているのは事実で、試合結果に対する「納得感の薄さ」はeFootball最大の課題と言えるだろう。

プレイスキルよりもAIが勝敗を決めてる感がすごい。接戦になるように調整されてるのは分かるけど、自分の操作が反映されない試合は萎える

引用元:5ch eFootballスレッド

課金・ガチャの実態――無課金でも戦えるのか

基本プレイ無料のゲームを語るうえで、課金の話は避けて通れない。eFootballの課金システムは、率直に言って評価が分かれるポイントだ。

課金の仕組み

eFootballの課金通貨は「eFootballコイン」だ。ゲーム内のコインショップで購入でき、価格は130コイン160円から12,800コイン12,800円まで。KONAMIのゲームストアから購入するとゲーム内購入よりもお得になるケースがある。

コインの主な使い道はガチャ(選手パック)の購入だ。新しい選手を獲得するには、基本的にこのガチャを回す必要がある。もちろん、ゲーム内で獲得できる無料通貨(eFootballポイントやGP)でも一部のガチャは回せるが、最新の強力な選手は有料ガチャに集中しがちだ。

ガチャの確率と天井

eFootballのガチャは「ボックスドロー」形式が基本だ。たとえば、150人の選手が入ったボックスの中に当たりのエピック選手が3人入っているとする。10連ガチャで1人でもエピックが出る確率は約18.2%。決して高くはない。

ただし、ボックスドロー形式には「天井」がある。150回回せば必ず全員揃う計算だ。これは完全なランダムガチャよりは良心的と言える。問題は、有力選手がボックスの最後のほうに偏るという報告が多いことだ。150回中147回目でようやく本命が出た、なんて話もざらにある。

ガチャは渋い。本命は大体ボックスの底に沈んでる。無課金でもコツコツやれば強くはなれるけど、最新のエピックを全部揃えようと思ったら月に数千円は覚悟が必要

引用元:Twitter/X ユーザーコメント

Pay to Winなのか

ここが最も議論になるところだ。eFootballは「Pay to Win(課金者が勝つ)」なのか?

結論から言えば、「完全なPay to Winではないが、課金者が有利なのは間違いない」というのが正直なところだ。

無課金でもイベント報酬やログインボーナスで選手は獲得できる。定期的に配布されるレジェンド選手やエピック選手もいて、コツコツプレイすれば十分に戦えるチームは作れる。実際、無課金で上位ランクに到達しているプレイヤーも存在する。

しかし、課金者は最新の強力な選手をいち早く手に入れ、チーム全体の戦力を高い水準で維持できる。特にオンラインのランクマッチでは、チーム力の差がそのまま勝率の差に直結しやすい。Steamレビューでも「ある程度のところから先は課金しないと進めない」という声がある。

If you don’t spend some money, you cannot advance from some point on. Very frustrating.

引用元:Metacritic ユーザーレビュー

課金額の目安

では、実際にどれくらい課金するとどの程度の恩恵があるのか。

ライトな課金(月500円〜1,000円程度)であれば、週1回のセールガチャを回せる程度。これだけでも定期的に新しい選手を獲得でき、チームの新陳代謝が生まれる。

ミドルな課金(月3,000円〜5,000円程度)になると、注目のガチャをある程度回せるようになる。天井まで回すのは厳しいが、主力級の選手を定期的に獲得できるレベルだ。

ヘビーな課金(月10,000円以上)の世界は、正直なところおすすめしにくい。確かにチームは強くなるが、毎月新しいカードが出るたびに課金し続ける必要があり、終わりがない。年間で100万円、200万円を投じているプレイヤーもいるという話は、eFootballコミュニティでは珍しくない。

個人的には、eFootballを楽しむなら無課金かライト課金で十分だと思う。ランクマッチで世界一を目指すなら話は別だが、友達との対戦やAI戦を楽しむ分には、配布されるリソースで十分に遊べる。

コインセールの活用

eFootballでは不定期にコインセールが開催される。通常価格より10%〜20%お得にコインを購入できるタイミングがあるので、課金するならセール時にまとめ買いするのが賢い。KONAMIゲームストア経由での購入がゲーム内購入よりお得になるケースもあるので、購入前に比較するのを忘れずに。

また、eFootballポイント(無料で獲得できるポイント)でも一部のアイテムやガチャチケットと交換できる。毎日のログインと週間・月間ミッションをこなすだけでも、それなりのリソースが貯まっていく。「課金しないと楽しめない」というのは、正確には「課金しないとトップ層と渡り合えない」であって、カジュアルに楽しむ分には無課金で十分だということは強調しておきたい。

プレイヤーのリアルな声――賛否両論のeFootball

eFootball™ 未分類 スクリーンショット4

eFootballに対する評価は、プラットフォームによっても、プレイスタイルによっても大きく分かれる。ここでは、各プラットフォームから集めたリアルな声を紹介する。

ポジティブな声

まずは、eFootballを楽しんでいるプレイヤーの声から。

This free to play game has took me back to the FIFA 17/18 days. Fantastic gameplay, simple mechanics. No more over the top ‘realistic’ animations and just pure fun gameplay.

引用元:Steamレビュー ユーザーコメント

この声は象徴的だ。eFootballのゲームプレイに、かつてのサッカーゲームの「純粋な楽しさ」を見出しているプレイヤーがいる。過剰にリアルな演出よりも、テンポ良く、気持ちよく操作できることを評価している。

操作感が慣れてくるとめっちゃ楽しい。パスが綺麗で好き。ドリブル好きな方はどハマりすると思う

引用元:Twitter/X ユーザーコメント

操作に慣れた後の気持ちよさを評価する声も多い。最初はとっつきにくいが、操作感覚が身についてくると、ドリブルやパスの精度が上がっていく実感がある。この「上達の手応え」は、ゲームとして重要な要素だ。

eFootball 2026で試合スピードが上がったのが嬉しい。AIの動きも改善されて、2025のときよりずっと遊びやすくなった。無料でこのクオリティは素直にすごいと思う

引用元:Twitter/X ユーザーコメント

基本プレイ無料であることへの評価も見逃せない。EA Sports FCが毎年フルプライスで発売されるのに対し、eFootballは0円で始められる。ダウンロードして即プレイ可能というこのハードルの低さは、特に若い世代のプレイヤーにとって大きな魅力だ。

ネガティブな声

一方で、厳しい評価も少なくない。

eFootball could have been PES’s worthy successor, but Konami stripped away everything that made the offline game work. No Master League, no custom tournaments, no World Cup mode, no advanced training modes.

引用元:Metacritic ユーザーレビュー

オフラインモードの貧弱さは、リリース以来最も根強い批判だ。ウイイレ時代に当たり前だったマスターリーグ、カスタムトーナメント、ワールドカップモードなどが軒並み削除された。2026年にマスターリーグが復活するとはいえ、有料DLCという形には納得していないファンも多い。

試合前の待ち時間が長くて飽きてくる。試合になるとエフェクトがきつくて前半の途中でやる気がなくなる。課金ゲーに寄りすぎ

引用元:個人ブログ レビュー

マッチング待機時間の長さと、試合中の「エフェクト」(能力補正)への不満は、日本のコミュニティで特に顕著だ。課金で獲得した強力な選手の能力が、試合内容に直結しすぎるという指摘は、Pay to Win問題と表裏一体だ。

Steamでの評価の変遷

Steamレビューのデータは、eFootballの歩みを如実に物語っている。

総合レビューでは93,615件中48%が「好評」で、全期間を通じた評価は「賛否両論」。しかし、直近30日間のレビューに限ると、1,780件中65%が「好評」で、「やや好評」に近い水準まで改善している。

この数字が意味するのは、リリース直後の大量の低評価が足を引っ張っているものの、最近のプレイヤーはそれなりに満足しているということだ。2021年の「圧倒的に不評」から考えれば、これは大きな進歩と言える。

同接数は約22,000人で、2026年1月8日には約28,000人のピークを記録した。F2Pタイトルとしては突出した数字ではないが、安定したプレイヤーベースを維持していると言えるだろう。

初心者が知っておくべきeFootballの始め方と序盤の進め方

ここまで読んで「ちょっとやってみようかな」と思った人のために、eFootballの始め方と序盤の効率的な進め方を書いておこう。基本プレイ無料だからこそ、最初の一歩は軽い。でも、知っておくだけで序盤の体験が大きく変わるポイントがいくつかある。

プラットフォーム選び

まず、どのプラットフォームで始めるか。PC(Steam)版、PS5/PS4版、Xbox版、モバイル(iOS/Android)版から選べる。

PC版(Steam)でプレイするなら、Steamの豊富なライブラリの中でF2Pタイトルとして手軽にインストールできるのが強みだ。

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のような他のF2Pタイトルと並んで、気軽に始められる。PC版のメリットは、高フレームレートと高解像度でプレイできること。144fps対応のモニターがあれば、選手の動きが滑らかに見え、操作のレスポンスも向上する。また、Steamのコミュニティ機能でレビューや攻略情報にアクセスしやすいのも利点だ。デメリットとしては、チーター(不正行為者)の存在が他プラットフォームより多いという報告がある。

PS5版は、DualSenseコントローラーのハプティックフィードバックに対応しており、シュートやタックルの衝撃を手元で感じられる。コンソール環境ならではの安定した動作も魅力だ。PS4版はPS5版と比較するとグラフィックは劣るが、基本的なゲームプレイは同じだ。

モバイル版は、通勤時間や休憩時間にサクッと遊べる手軽さが最大の魅力。タッチ操作に最適化されたUIで、スマホでも十分にサッカーゲームを楽しめる。ただし、操作の精度はコントローラーに比べると落ちるため、対人戦では不利になりがちだ。コントローラーをスマホに接続してプレイすることもできるので、本格的に遊ぶならその方法も検討したい。

序盤にやるべきこと

eFootballを初めて起動すると、チュートリアルが始まる。ここで基本操作を学ぶのだが、正直言ってチュートリアルだけでは操作感は掴みきれない。大切なのは、チュートリアル後にすぐオンライン対戦に行かないことだ。

まずは「トライアルマッチ」や「マイリーグ」でAI相手に何試合かプレイしよう。操作に慣れるのが最優先。パスの強さ、シュートのタイミング、ドリブルの感覚――これらは実際にプレイしないと身につかない。AI相手なら負けても何も失わないので、気楽に練習できる。

次にやるべきは、ログインボーナスや初心者向けイベントの報酬をしっかり受け取ること。eFootballは定期的にログインするだけでGP(ゲーム内通貨)やトレーニングプログラムが手に入る。特にゲーム開始直後の期間は報酬が豪華なことが多く、これを逃すと後々の育成効率に差が出る。

チーム編成では、いきなり好きな選手を狙うのではなく、まずは配布された選手で堅実なチームを組むことをおすすめする。ポジションのバランスを意識して、GK、DF、MF、FWをきちんと配置。好きな選手は後からガチャで狙えばいい。焦って課金する必要はない。

監督選びと戦術設定

eFootballでは監督もガチャで獲得する。監督によって使えるフォーメーションやチームスタイルが異なるため、自分のプレイスタイルに合った監督を選ぶことが重要だ。

パスサッカーが好きなら「ポゼッション」スタイルの監督を、カウンター攻撃が好きなら「クイックカウンター」スタイルの監督を選ぼう。選手のチームスタイル適性と監督のスタイルが一致していると、試合中のパフォーマンスが上がる仕組みになっている。この相性を意識するだけで、チームの動きが見違えるほど良くなる。

フォーメーションは4-3-3や4-2-3-1が初心者には扱いやすい。攻守のバランスが取りやすく、中盤でのパス回しも安定する。慣れてきたら3バックや5バックなど、より攻撃的・守備的なフォーメーションにも挑戦してみるといいだろう。

効率的な育成のコツ

選手の育成で最も効率が良いのは、マイリーグでのAI戦だ。1試合で最大7,000の経験値を獲得できるマイリーグに対し、通常のオンラインマッチでは先発メンバーで70、控えで30程度の経験値しか入らない。100倍近い差がある。

育成したい選手をスタメンに入れてマイリーグを回す。これが最も時間効率の良い育成方法だ。ただし、マイリーグばかりプレイしていると実戦感覚が鈍るので、適度にオンライン対戦も挟むことを忘れずに。

トレーニングプログラムはイベント報酬で獲得できる貴重なアイテムだ。むやみに使わず、主力として長く使いたい選手に集中して投入するのがコツ。エピックやレジェンドクラスの選手は能力上限が高いため、トレーニングプログラムの投資先としては最適だ。

eFootballとEA Sports FC――2大サッカーゲームの比較

eFootball™ 未分類 スクリーンショット5

サッカーゲームを始めるにあたって、eFootballとEA Sports FC(旧FIFA)のどちらを選ぶかは永遠の議題だ。ここでは、両者の違いを整理する。

価格とビジネスモデル

最大の違いはここだ。eFootballは基本プレイ無料。EA Sports FCは毎年フルプライス(約8,000円〜10,000円)で発売される。もちろんEA Sports FCにもUltimate Teamの課金要素があるので、トータルの出費はプレイスタイルによって変わるが、「0円でサッカーゲームができる」というeFootballの利点は明確だ。

ライセンスとコンテンツ量

ここはEA Sports FCの圧勝だ。プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン――世界の主要リーグの公式ライセンスを網羅しているEA Sports FCに対し、eFootballは一部のクラブチームとの個別契約が中心。収録チーム数、リーグ数、選手数のいずれもEA Sports FCが上回っている。

ゲームプレイの方向性

操作感については好みが分かれる。EA Sports FCは「派手さ」と「スピード感」を重視する傾向があり、スキルムーブを駆使した個人技が映える。一方、eFootballは「リアルさ」と「戦術性」を重視する傾向があり、パスワークや守備の駆け引きに面白さがある。

「FIFA17の頃の楽しさがeFootballにある」というSteamレビューが示すように、かつてのFIFAシリーズが持っていたシンプルで純粋な楽しさを、今はeFootballのほうが体現しているという見方もある。

eスポーツとしての展望

eスポーツシーンでは、両者ともに世界大会を開催している。eFootballは「eFootball Championship」として、KONAMIが主導するeスポーツ大会を世界規模で展開している。日本国内でも予選大会が行われ、プロゲーマーだけでなくアマチュアプレイヤーにも門戸が開かれている。EA Sports FCも「EA SPORTS FC Pro」として大規模な競技シーンを持ち、賞金総額ではeFootballを上回る。

競技シーンの規模ではEA Sports FCが一歩リードしているが、eFootballは基本プレイ無料であることを活かし、参入障壁の低さで差別化を図っている。

サッカーゲームの競争という観点では、ジャンルの別方向からアプローチしている作品もある。たとえば

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は、試合そのものを操作するのではなく、監督としてチームの戦略やマネジメントに焦点を当てたサッカーゲームだ。サッカーゲームといっても、アクション寄りのeFootballやEA Sports FCとは全く異なるアプローチで、戦術好きのファンを魅了している。サッカーゲームの多様性を感じさせるタイトルだ。

eFootballの技術的な側面――Unreal Engineへの移行がもたらしたもの

eFootballの技術的な変化として見逃せないのが、ゲームエンジンの変更だ。ウイイレ時代後期に採用されていた自社開発のFOXエンジンから、Epic GamesのUnreal Engineに切り替えた。

グラフィックと表現力

Unreal Engineへの移行は、選手のフェイシャル表現や体の動きに大きな変化をもたらした。髪の毛の揺れ、汗の光沢、芝の質感――細部のクオリティは確実に向上している。特にスタジアムの照明表現は美しく、ナイターの試合では本物の中継映像かと見紛うほどのシーンが生まれることもある。

ただし、リリース当初のフェイシャルモデルの不具合が印象に残っている人も多い。メッシの顔が崩壊していた2021年の惨状は、Unreal Engineへの移行が十分に完了する前にリリースしてしまった代償だった。2026年現在はかなり改善されているが、FOXエンジン時代の「ウイイレ2015」あたりと比較すると、好みが分かれる部分もある。

パフォーマンスと最適化

PC版のパフォーマンスについても触れておこう。eFootballは比較的軽量なゲームで、ミドルクラスのPCでも60fpsでプレイできる。最低スペックは決して高くなく、数年前のゲーミングPCでも十分に動作する。

ただし、ネットワーク面での課題は残っている。オンライン対戦時のラグやディスコネクト(切断)は、プレイヤーから頻繁に指摘される問題だ。特にクロスプレイ有効時は、プラットフォーム間の通信で遅延が発生しやすいという報告もある。5chのスレッドでは「ラグのせいで操作が反映されない」「急に重くなる」といった不満が散見される。

モバイル版との統合

eFootballの技術的な野心のひとつが、家庭用ゲーム機/PCとモバイルの統合だ。同じゲームを、同じアカウントで、デバイスを跨いでプレイできるという構想は、F2Pモデルとの相性が良い。

現状では、モバイル版と家庭用/PC版でデータの共有は可能だが、クロスプレイ(対戦)は未実装。ここが完全に統合されれば、通勤中にスマホでチームを育てて、帰宅後にPCで対人戦――という理想的な遊び方が実現する。

eFootball 2026の現在地と今後の展望

最後に、eFootballが今どこにいて、これからどこへ向かうのかを整理しよう。

現在の評価まとめ

2026年4月現在のeFootballは、「リリース時の低評価を乗り越えて、着実に改善を続けているゲーム」と評するのが妥当だろう。

Steam全体レビューの48%好評(賛否両論)は、2021年のリリース時の低評価が足を引っ張っている。直近30日間で65%好評まで回復しているのは、最近のアップデートが一定の評価を得ている証拠だ。Metacriticのユーザースコアは4.6/10で、30%が肯定的、21%が賛否両論、49%が否定的。数字だけ見ると厳しいが、サッカーゲームというジャンルのユーザーは評価が辛い傾向があることも考慮すべきだ。

同接数約22,000人は、基本プレイ無料のサッカーゲームとしては健闘している。2026年1月には約28,000人のピークを記録しており、大型アップデート時にはプレイヤーが戻ってくる傾向がある。

マスターリーグ実装への期待

2026年4月のマスターリーグ実装は、eFootballにとって大きなターニングポイントになる可能性がある。ウイイレ時代からのファンが最も求めていたモードの復活は、離れていたプレイヤーを呼び戻す力を持っているはずだ。

ただし、有料DLCという形で提供されるため、「基本プレイ無料なのにオフラインモードは有料」という批判は避けられない。価格設定と内容のバランスが、eFootballの今後を左右する重要な要素になるだろう。

モバイル版との完全統合

家庭用ゲーム機/PCとモバイルのクロスプレイが実現すれば、eFootballのプレイヤーベースは大幅に拡大する。累計9.5億ダウンロードの大半はモバイル版ユーザーで、この巨大なプレイヤー層と家庭用/PC版のプレイヤーが繋がれば、マッチング環境は劇的に改善される。

技術的なハードルは高いが、KONAMIが目指している方向性は明確だ。すべてのプラットフォームで同じ体験を、同じプレイヤーコミュニティで――この理想の実現に向けて、eFootballは一歩ずつ前進している。

eスポーツの発展

eFootballの名前にある「e」は、eスポーツの「e」でもある。KONAMIはeFootball Championship Proをはじめとする公式大会を毎年開催し、サッカーゲームの競技シーンを盛り上げている。

基本プレイ無料であることは、eスポーツにおいて大きなアドバンテージだ。

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がeスポーツの競技シーンで存在感を発揮しているように、F2Pモデルは参入障壁の低さから潜在的な競技プレイヤーの母数が大きくなる。EA Sports FCのような買い切り型と比較して、「お金をかけずに競技に参加できる」というのは、特に新興国のプレイヤーにとって重要なポイントだ。

まとめ――eFootballは「遊ぶ価値のあるゲーム」になったのか

ここまで、eFootballの過去・現在・未来を書いてきた。最後に、率直な結論を述べたい。

eFootballは、2021年のリリース時点では間違いなく「おすすめできないゲーム」だった。あの圧倒的不評は、KONAMIの判断ミスの結果であり、ウイイレファンの信頼を大きく損ねた。

しかし、2026年現在のeFootballは「試す価値のあるゲーム」に変わった。操作感は改善され、ドリームチームの育成は楽しく、2026年版のアップデートでは試合テンポも格段に良くなった。何より、基本プレイ無料で始められる。リスクゼロで始めて、合わなければやめればいい。

ただし、手放しで褒められるかというと、そうでもない。エフェクト(スクリプト)問題は相変わらず議論の的だし、課金しないと上位を目指しにくいのも事実だ。オフラインモードの充実度はウイイレ時代に及ばず、マスターリーグの復活も有料DLCという形。ライセンス面ではEA Sports FCに大きく引き離されている。

それでも、eFootballには「KONAMI のサッカーゲーム」にしかない手触りがある。ボールを蹴る感覚、パスが通ったときの快感、ドリブルで抜き去る爽快さ。ウイイレ時代から受け継がれてきた、サッカーの本質を捉えたゲームプレイは健在だ。

あの放課後のリビングで感じた興奮と同じものが、今もeFootballの中にある。画面の中で走り回る選手たちは、20年前と同じように、僕たちの操作に応えてくれる。ただし、スマホとPCと、そして世界中のプレイヤーと繋がりながら。

ウイイレを知っている人も、知らない人も。サッカーが好きなら、一度は触ってみてほしい。基本プレイ無料なのだから、失うものは何もない。そして、もしドリブルの気持ちよさに目覚めたら――ガチャには気をつけて。ボックスの底は思った以上に深いから。

サッカーゲームというジャンルの未来

eFootballの動向は、サッカーゲームというジャンル全体の未来を占ううえでも重要だ。EA Sports FCが2023年にFIFAの名前を失い、KONAMIがウイニングイレブンの名前を2021年に捨てた。2大シリーズがともにリブランドを経験した2020年代は、サッカーゲーム史の大きな転換点として記憶されるだろう。

F2Pモデルが主流になるのか、それとも買い切り型が生き残るのか。モバイルと家庭用ゲーム機の壁は完全に取り払われるのか。eスポーツとの融合はどこまで進むのか。eFootballはこれらの問いに対する「KONAMI流の回答」であり、その試みがどこまで成功するかは、ゲーム業界全体が注目している。

個人的には、サッカーゲームは2タイトルが競い合っている状態が健全だと思っている。EA Sports FCだけが一強になれば、競争がなくなり進化が止まる。eFootballが存在することで、EA Sports FC側も手を抜けなくなる。ユーザーにとって、選択肢があるということ自体が価値なのだ。

コミュニティの力

eFootballの復活劇を語るうえで、コミュニティの存在は欠かせない。リリース直後の「圧倒的に不評」に、ただ見捨てるのではなく、具体的な改善要望を出し続けたプレイヤーたちがいた。5chのスレッド、TwitterのハッシュタグeFootball、Steamのレビュー欄――それぞれの場所で、プレイヤーたちは声を上げ続けた。

KONAMIもそれに応えた。公式のアンケート調査を実施し、ソーシャルメディアの声を分析し、アップデートに反映させた。「リリース時期を優先するあまり、品質を軽視してしまった」という謝罪が、単なるポーズではなかったことは、その後のアップデートの質が証明している。

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のようにコミュニティ主導でゲームが発展していくタイトルは多いが、ウイイレ時代から続くエディットデータの共有文化も健在だ。ライセンスの関係で実名が使えないチームを、ユーザーが作成したデータで補完する。この助け合いの文化は、eFootballコミュニティの温かさを象徴している。

eFootballはこんな人におすすめ

  • 基本プレイ無料でサッカーゲームを始めたい人
  • チーム育成やカード収集が好きな人
  • リアル志向のサッカーゲームを求めている人
  • ウイイレ時代の思い出があり、今のKONAMIサッカーゲームを確かめたい人
  • eスポーツとしてのサッカーゲームに興味がある人

eFootballをおすすめしにくい人

  • オフラインモードを中心に遊びたい人(マスターリーグは有料DLC待ち)
  • 課金要素が一切ないサッカーゲームを求めている人
  • ライセンスの充実度を最重視する人
  • スクリプト・エフェクト問題に強いストレスを感じる人

eFootballは完璧なゲームではない。だが、KONAMIが26年にわたって培ってきたサッカーゲームのノウハウは、このゲームの中に確かに息づいている。あとは、プレイヤーの声に耳を傾けながら、どこまで磨き上げられるか。その答えは、これからのアップデートの積み重ねにかかっている。

最後にひとつだけ。eFootballをプレイして「サッカーゲームってやっぱり面白いな」と感じたら、ぜひ他のサッカー関連ゲームにも手を伸ばしてみてほしい。実際にピッチで選手を操作するゲームとは違う角度から、サッカーの奥深さを味わえるタイトルがある。eFootballで選手を育てる楽しさを知った人なら、監督目線のサッカーゲームにもハマるかもしれない。サッカーゲームの世界は、思っているよりもずっと広く、奥深いのだから。

eFootball™

KONAMI
リリース日 2021年9月29日
サービス中
価格基本無料
開発KONAMI
日本語非対応
対応OSWindows
プレイ形式シングル / マルチ
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