「CURE – A Hospital Simulator」ゾンビ禍の病院を仲間と守る協力FPS医療シム

黙々と患者の血液検査をこなして、ようやく治療が終わったと思ったら病室の奥からゾンビが這い出てくる。消毒もしなきゃ、在庫補充もしなきゃ、でも今すぐ感染拡大を止めなきゃ——そんな修羅場をフレンドと叫びながら乗り越える体験を、このゲームは用意してくれた。

2025年11月20日にSteam Early Accessが始まった『CURE – A Hospital Simulator』は、ゾンビ禍が広がる世界でER(救急救命室)を運営するという、かなりニッチな設定の医療シミュレーターだ。1〜4人の協力プレイに対応し、患者を診断・治療しながら院内で発生するゾンビ感染にも対処しなければならない。病院経営の「コツコツ」とサバイバルホラーの「ドキドキ」を同時に味わえるというのが最大のウリで、開発元のSentinel Gamesはこれをデビュータイトルとしてぶつけてきた。

レビュー数493件のうち88%が高評価という出だしは、Early Accessタイトルとしてはかなり好調だ。ただ「早期アクセスらしい荒さ」も正直に存在するし、「ゾンビが嫌いな人には向かない」という声も上がっている。この記事では実際にプレイヤーたちが感じたことを交えながら、このゲームが何者なのかを掘り下げていく。


目次

こんな人に読んでほしい

CURE A Hospital Simulator 病院シミュレーターの画面

こんな人は絶対に刺さる

  • フレンドとわいわいしながら協力プレイができるカオスなゲームを探している
  • 医療・病院テーマのシミュレーターが好きで、Two Point Hospitalよりリアル寄りを試したい
  • ゾンビサバイバルとシミュレーションを同時に楽しみたい
  • Twitchで配信しながら視聴者を巻き込んだ配信がしたい(Twitch連携機能あり)
  • $7.99という低価格でフレンドと試してみたい

こんな人は様子見でもいいかも

  • ゾンビ・ホラー要素が苦手で、純粋な病院経営ゲームがしたい
  • Early Accessのバグや経済バランスの荒さが気になる人
  • ソロプレイのみで遊ぶ予定の人(一人でもできるが、協力プレイが本領)
  • ハイスペックなグラフィックを求めている人(患者が3人いると一部環境で重くなる報告あり)

どんなゲームか——「白衣を着たまま銃を撃つ」という体験

CURE A Hospital Simulator ゾンビ対処しながら診断する場面

CUREを一言で説明するなら、「病院経営シムとゾンビサバイバルFPSを同時にプレイしている状態」だ。

ゲームは「シフト」制で進む。シフトが始まると患者が次々と救急室に運ばれてくる。プレイヤーはまず患者の状態を観察し、血液検査や診断機器を使って何が起きているかを突き止める。症状に合った薬を投与してベッドに寝かせ、回復を見守る——という手順はTwo Point Hospitalやプロジェクトホスピタルを思い出させる。

ところがゾンビ禍が進む世界では、患者の一部が「変異」しているケースがある。普通に治療しようと近づいたら突然感染者化して飛びかかってくる、というのが序盤から頻繁に発生する。プレイヤーは必要に応じてスカルペルを武器に使ったり、ハンドガンで感染者を制圧したりしなければならない。白衣のまま患者に撃ち返すという、普通のゲームではまず味わえない体験がCURE最大の個性だ。

シフトとシフトの間には「仕込み時間」がある。消耗した消耗品を補充し、新しい診断機器や家具を購入し、病院のレイアウトを整える。ここだけは比較的穏やかで、インテリアを並べてニヤニヤできる時間でもある。開発チームはこの「コージータイム」を意図的に設計しており、ホラー体験との緩急を意識した構造になっている。

ゲームとしての基本的な流れは「診断→治療→ゾンビ対処→病院整備」の繰り返しだが、夜が深まるにつれて症状が奇妙になっていく。序盤は骨折や発熱程度だったのが、後半になると「エイリアン由来の変異ウイルス」に関連した症状が増え、診断自体が謎解きになっていく。

「ゾンビを撃退しながら患者の点滴を交換するシーンで爆笑した。こんな体験ができるゲームほかにない」

出典:Steamユーザーレビュー

協力プレイでは最大4人(Steamの説明では最大6人と記載のシーンもあり、今後の拡張を含む)でシフトを乗り越えられる。役割分担が自然に生まれるのが楽しく、「一人が患者を診断している間にもう一人がゾンビを食い止める」という連携プレイが当たり前になってくる。


開発元Sentinel Gamesとは——StreamElements創業者が立ち上げたスタジオ

CURE A Hospital Simulator 協力プレイの様子

このゲームを理解するうえで、開発元のSentinel Gamesを知っておくと面白い。

Sentinel GamesのCEOはDoron Nir。彼はTwitch配信者向けのオーバーレイ・管理ツールで世界シェアを持つStreamElementsの元CEOだ。配信エコノミーを熟知した人物がゲームスタジオを立ち上げたのだから、「配信者にとってうれしい機能」が詰まっているのは当然といえる。

さらにアートディレクターのWill Choは、Respawn EntertainmentやInfinity Ward、Housemarque(Returnal開発スタジオ)での経歴を持つ。CTO のAsi EpshtainもモバイルゲームのBach Bum出身。デビュータイトルとは思えないチーム構成だ。

スタジオの拠点はテキサス州オースティン。「Creator First(配信者優先)」を企業理念に掲げており、ゲームそのものがその理念を体現している形だ。

「建てられるシステム、それぞれのクリエイターがゲーム内で観客とのインタラクションをカスタマイズできる仕組みは、これまで真の意味では誰も実現できていなかった」

出典:Doron Nir(Sentinel Games CEO)インタビュー、GamesBeat

この言葉の通り、CUREにはThe ShoutOut Engineという独自システムが搭載されている。これについては次のセクションで詳しく触れる。


The ShoutOut Engine——視聴者がゲームの中にNPCとして現れる仕組み

CUREの話題性を一段押し上げているのが、この「The ShoutOut Engine」だ。

仕組みはシンプルに言えばこうだ。Twitchで配信中にプレイすると、視聴者がチャットコマンドを使って自分のTwitchアカウント名とアバターを持つNPCとしてゲーム内に登場できる。フォロー・サブスク・Bitsといったアラートが、ゲーム内のモニターに表示されたり、特別なイベントを引き起こしたりもする。

重要なのが「任意機能」という点だ。Twitch連携を使わなくても普通にゲームとして楽しめる。連携したい人だけがセットアップすれば良く、強制ではない。

「視聴者が患者として入院してくる」という体験は、特にTwitchのライブ配信で強力なコンテンツになる。「視聴者が感染してゾンビになった」「サブしてくれた人が患者になって助けた」というリアルタイムの盛り上がりが生まれやすい構造だ。

配信者向けゲームは近年増えているが、Twitch・Unreal Engine・Steamの三つを連携させたこの仕組みは技術的にも新しい試みと言えるだろう。配信コミュニティとの関係性が強い人ほど、このエンジンを活かした独自の体験ができる。

病院経営シムでTwitchコミュニティを巻き込むという発想は、開発チームの「配信エコノミーの熟知」そのものだ。これがCURE固有の強みであり、類似タイトルが持っていない要素でもある。


診断・治療システムの深さ——序盤は簡単だが後半は謎解きになる

CURE A Hospital Simulator The ShoutOut Engine画面

医療シミュレーターとして、診断と治療のプロセスはかなり丁寧に作られている。

患者が運ばれてきたら、まず視覚的な症状チェックから始まる。チアノーゼが出ているか、意識はあるか、体温は正常か——こうした初期観察で疑われる疾患を絞り込む。次に血液検査や診断機器を使って確認し、適切な薬品や処置を選択する。

Early Accessバージョン(v0.1系〜v0.3系)に実装されている診断ツールは血液検査を中心としたものだが、ロードマップには「CTスキャン」「高度な放射線検査」「視覚化テスト」など、より精度の高い診断機器の追加が予告されている。

序盤の患者は比較的わかりやすい症状を持つが、ゲームを進めると「エイリアン由来のウイルス変異」に関連した症状が増える。開発チームは「アポカリプスが進むにつれて症状はどんどん奇妙になっていく」とコメントしており、中盤以降は純粋な謎解きとして診断を楽しむことができる。

「コアメカニクスは素晴らしい。あとはじっくり時間をかけて磨いていけばいいだけだと思う」

出典:Steamユーザーレビュー

治療についても薬の「グレード」システムがある。同じ薬でも1スターから高スターまであり、患者の状態が「緑ゲージ(比較的軽症)」なのに最高グレードの薬を使うと赤字が膨らむ仕組みだ。ここが経済バランスと直結している部分で、「患者の重症度を見極めてコスパの良い薬を選ぶ」というシミュレーター的判断が求められる。

病院経営の観点では100種類以上のアイテムが解放可能で、診断機器・ベッド・医薬品・内装品などを少しずつアンロックしながら病院を成長させていく。20段階の病院アップグレードシステムもあり、長く遊ぶほど強くなる構造になっている。

本格的な医療経営シミュレーションが好きならProject Hospitalも検討に値する。より詳細な診療科の管理と実際の病名ベースの治療を楽しみたい人向けだ。


ゾンビ対処——シフトの緊張感を一変させる「コードホワイト」

CURE A Hospital Simulator 診断と治療のシステム

通常の病院経営ゲームとの最大の違いは、やはりゾンビへの対処だ。

ゲーム内では感染者が突然暴れ出すことを「コードホワイト」と呼ぶ(現実の病院でも危険な患者への対処を示す用語)。患者が変異するきっかけはランダムで、「今の患者は安全か?」という緊張が常にある。

対処用の武器は現時点で3種類——近接武器と遠距離武器がある。ゲームシステム上は「ライト・FPS」と位置づけられており、ガッツリしたシューターを期待すると肩透かしになる。あくまでシミュレーション要素がメインで、銃撃戦はスパイスという設計だ。

ロードマップでは「ライフル」「バリケード」「自動銃」の追加も予告されており、ゾンビ対処の戦術的な幅は今後広がっていく見込みだ。

ただし、現状のプレイヤーの声を見ると「ゾンビが多すぎると病院運営が楽しめなくなる」という不満もある。

「病院ゲームとして楽しんでいるのに、毎回ゾンビが患者の大半を占めるシフトが続くと萎える。病院パートが一番楽しいのに」

出典:Steamコミュニティディスカッション

この声はコミュニティで共感を呼んでいる。開発チームもゾンビと病院運営のバランス調整をアップデートで継続的に行っており、後述するパッチノートを見ると改善の姿勢は伝わってくる。

「ゾンビなしで純粋に病院運営を楽しみたい」という需要は一定数あり、開発チームがこれをモード追加などで対応するかどうかは今後の注目点の一つだ。

カジュアルな協力プレイをゾンビ要素で楽しみたいなら、OvercookedやTools Up!のような「ワチャワチャ系協力ゲーム」に近い感覚があることも付け加えておく。シリアスなFPSではなく、友達と盛り上がれる「混乱」を楽しむゲームだ。

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経済バランスの問題——Early Accessの現実

プレイヤーから上がってくるネガティブな声の中で最も多いのが、経済バランスの崩壊だ。

具体的にはこういうことだ。治療に使う消耗品は補充コストがかかる。患者を治療することで収入が入る。しかし序盤〜中盤にかけて、使う消耗品のコストが回収できる収入を上回るケースが頻発する。

「稼ぐより使う方が圧倒的に多い。何をやっても赤字が続いてゲームが詰んだ気分になる」

出典:Steamコミュニティディスカッション「The Economy in CURE Is Completely messed up」

この問題に対して開発チームは「患者の総合状態が緑(軽症)なら1〜2スターの安価なアイテムを使ってください」と推奨しつつ、パッチを繰り返して経済バランスの改善を進めてきた。2025年12月以降のアップデートでは特にバランス調整に注力しているのが確認できる。

v0.3系のパッチ(2026年3月頃)では大幅な改善が入っているとの情報もあり、序盤の資金難は徐々に緩和されつつある。ただし「Early Accessの荒さ」として許容できるかどうかは人によって異なる。

$7.99という価格帯を考えると、完成品に近いゲームを求めるなら「もう少し待ってから購入する」という選択肢もアリだ。逆に「開発中のゲームを育てる感覚を楽しめる」ならば、コミュニティも活発なので今から始める価値は十分にある。


パフォーマンスとバグ——RTX 3060で重くなる問題は報告済み

CURE A Hospital Simulator コードホワイト発生シーン

技術的な面でも触れておく必要がある。

ローンチ直後の最大同時接続数は387人(SteamDB計測)。爆発的なヒットではないが、インディーのEarly Accessとして一定の注目を集めた立ち上がりだった。

パフォーマンス面では「RTX 3060(ノートPC)でER内に2〜3人患者がいるだけで40fpsに落ちた」という報告がある。

「以前のパッチでは普通に動いていたのに、アップデート後から急激に重くなった。ERに患者が2〜3人いるだけでフレームレートが崩壊する」

出典:Steamユーザーレビュー

この問題はパッチで改善が進んでいる報告もあるが、PCのスペックや環境によって体験が大きく変わる可能性は認識しておきたい。推奨スペックを大きく超えるPCであれば快適に動作しているプレイヤーが大半だ。

バグについては、Early Accessらしいものが複数報告されている。「コンテナからアイテムを取り出せなくなる」「マップ外にゾンビが出現してシフトが終わらなくなる」「患者がベッドに向かわない」などが代表的なものだ。これらはコミュニティのディスカッションで報告が上がるとチームが比較的迅速に対応している印象で、12月5日の「Put That Thing Back Where It Came From!」アップデートではアイテムをボックスに戻す機能の追加など、細かい品質改善が行われた。

開発チームとのコミュニケーションという意味では、Steamコミュニティに「We’re the devs of this game, ask us anything」というスレッドを開発者自ら立てており、プレイヤーの質問に直接答えている。インディースタジオの中でも特に透明性が高いと言っていい。

「Early Accessとしては十分以上の価値がある。開発チームが活発にバグを直してアップデートしてくれているのが伝わる」

出典:Steamユーザーレビュー


協力プレイの体験——2人で役割分担したときが一番楽しい

CURE A Hospital Simulator 経済バランスの病院経営

CUREはソロプレイも可能だが、本領を発揮するのは間違いなく協力プレイだ。

2人プレイの場合、自然な役割分担が生まれやすい。「一方が診断・治療担当、もう一方がゾンビ警戒と補充担当」という分業は、ゲームシステムが強制しているわけではないが、効率的に立ち回るために自然とそうなっていく。

「家族と一緒にプレイするゲームとして最高。チームで協力して患者をトリアージしていく感覚がいい」

出典:Steamユーザーレビュー

3〜4人になるとさらに専門化が進む。「診断専門」「投薬専門」「ゾンビ対処専門」「在庫管理専門」という形で役割を割り当て、シフトを効率的に回すことができる。もちろん緊急事態には全員が臨機応変に対応する必要があり、「専門化しすぎると融通が利かなくなる」というジレンマも面白い。

実際に開発チームのAMAスレッドでは、協力プレイの体験設計についての質問が多く、チームも「co-opの体験を最優先に考えて設計している」と答えている。ソロの調整も続いているが、まずco-opありきのゲームだと認識しておいた方がいい。

「ゾンビ禍の中でチームを組んで生き延びる」という体験で近いものを感じるなら、Left 4 Deadシリーズのco-op感覚に病院管理を加えたイメージに近い。

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内装カスタマイズ——「コージータイム」は地味に楽しい

CURE A Hospital Simulator パフォーマンスとバグ対処

忙しいシフトの合間に訪れる「仕込み時間」では、病院の内装を自由にカスタマイズできる。

これが地味に楽しい。ベッドの配置を変えたり、受付のデコレーションを整えたり、廊下に絵を飾ったりと、「ここで患者が来るのを待ちながらちゃんとした病院を作る」という体験がある。ホラーモードとコージーモードの切り替えが一枚のゲーム内で完結しているのが、CUREの面白さの一つだ。

ロードマップには「病院の内装をペイントする機能」「キャラクタークリエイトの強化」「外装デコレーション」も計画されており、箱庭的な楽しみ方はさらに広がる予定だ。

「ゾンビに追われる緊張感もいいけど、シフトの合間に病院をコツコツ整えている時間も好き」

出典:Steamユーザーレビュー

「ゾンビ要素がなくなったとしても、病院をデザインして患者を治療し続けることができる」というプレイヤーの声もあり、シミュレーション部分の完成度に対する評価は高い。Two Point Hospitalに近い「くすっと笑えるゆるさ」はないが、「使い込むほど愛着が湧く施設」という感覚はある。

病院テーマの箱庭型シミュレーターとしてはTwo Point Hospitalも定番だ。よりカジュアルで笑えるアプローチで病院経営を楽しみたい人にはそちらも合わせて検討してほしい。


ロードマップと今後——「CURE(ウイルスの解決策を見つける)」という本当の目的

Early Accessとして始まったCUREだが、開発チームが公表しているロードマップは意欲的だ。

計画されている主な追加要素は以下のとおりだ。

  • CTスキャン・高度な放射線検査・高精度診断機器の追加
  • ライフル・バリケード・自動銃など戦闘手段の拡充
  • 病院の内装ペイント・外装デコレーション
  • キャラクタークリエイトの強化
  • 「Find the CURE(メタゲーム)」——感染患者や死体からサンプルを収集し、エイリアン由来のゾンビ感染の解決策を探す謎解きキャンペーン

特に「Find the CURE」は、現状では「ER運営とゾンビ退治を繰り返す」というループゲームに、ストーリー的な目的と達成感を加える重要な要素になりそうだ。「なぜゾンビ禍が起きているのか」「誰がエイリアンウイルスを持ち込んだのか」という物語の核心に迫るゲームプレイになるとのこと。

Early Accessの期間は12〜24ヶ月と案内されており、2026年後半〜2027年にかけての正式リリースが見込まれる。現在の$7.99という価格は「正式リリース前に値上がりする予定」と開発チームが明言しているので、早めに買っておく価値はある。

「コアなゲームプレイはすごく良いと思う。あとは時間をかけて磨いていけば最高のゲームになる」

出典:Steamユーザーレビュー

開発チームのDiscordコミュニティは活発で、開発者がプレイテストの様子を定期的に共有している。新機能のフィードバックを積極的に求める姿勢もあり、「コミュニティと一緒に育てるEarly Access」の模範に近い運営スタイルだ。


プレイヤーたちの本音——良かった点・悪かった点

CURE A Hospital Simulator 内装カスタマイズ

Steam上のレビュー493件から見えてくるプレイヤーたちのリアルな声をまとめてみる。

評価全体の88%が高評価という数字は、Early Accessタイトルとして優秀な出だしだ。ただしこの数字は「買い切り$7.99という価格に見合うか」という判断が含まれていることも考慮する必要がある。

特に高評価の理由として多かったのは「協力プレイの楽しさ」だった。

「テンポが良い。速すぎず遅すぎず、ちょうどいいペースで進む病院ゲームとして家族と遊べている」

出典:Steamユーザーレビュー

「チームで戦略を考えながら患者をトリアージして治療するのが楽しい」

出典:Steamユーザーレビュー

一方で、正直に言うとネガティブな声も無視できない。

「ゲームは好きだし、純粋にゾンビゲームとして理解もしている。ただ問題は患者の数が少なすぎること。ゾンビを外してもっと患者を増やしてほしい」

出典:Steamユーザーレビュー

「パッチ前はスムーズに動いていたのに、アップデート後からRTX 3060ノートPCでERに2〜3人患者がいるだけで40fpsに落ちるようになった。本当にひどい」

出典:Steamユーザーレビュー

パフォーマンス問題は特定環境での話であり、メインPCで遊んでいる大半のプレイヤーには影響が少ない可能性もある。ただし「ノートPCゲーマー」は注意が必要だ。

総合的に見ると、CUREへの評価は「コアメカニクスへの高評価」と「Early Accessとしての課題の許容」がセットになっている状態だ。「このゲームが完成したら相当面白くなる」という期待感が、現状の荒さを許容させているとも言える。


CUREが面白い人・面白くない人を正直に言う

CURE A Hospital Simulator ロードマップと今後の計画

ここまで読んできて、自分がCUREに向いているかどうかを判断するための材料を整理する。

CUREが特に刺さるのは「フレンドと一緒にカオスな協力ゲームを楽しみたい人」だ。DiscordでフレンドとボイスチャットしながらER運営を回す体験は、他のゲームではなかなか得られない。「今ゾンビ来た!対処して!あ俺今点滴中!」というやり取りが生まれるゲームデザインは、意図的に作られた楽しさだと感じる。

逆に「ゆっくり腰を据えて病院を経営したい」「ゾンビ要素は不要」という人には今の段階では向かない。純粋な病院経営シミュレーターとしての深みをProject Hospitalなどと比較してしまうと、まだ見劣りする部分が多いのも事実だ。

Twitch配信者やYouTuberであれば、The ShoutOut Engineは確実に使ってみる価値がある。「視聴者が患者になる」というギミックは、その場限りのリアクションコンテンツとして非常に強い。

また「$7.99を払って早期アクセスから育てる」という楽しみ方ができる人にとっては、今が一番コスパが良いタイミングかもしれない。正式リリース時に価格が上がることは開発チームが明言しており、ゲームの方向性が気に入ったなら早めの購入が得策だ。


まとめ——「病院が戦場になる」体験を、仲間と一緒に

「CURE – A Hospital Simulator」は、病院経営シミュレーターとゾンビサバイバルを掛け合わせた、ありそうでなかったゲームだ。

白衣を着て患者の血液検査をしつつ、廊下から迫ってくる感染者をハンドガンで制圧して、また診断に戻るという体験は、このゲーム固有のものだ。カオスすぎて笑えるし、チームで乗り越えたときの達成感もちゃんとある。

Early Accessらしい荒さは正直に存在する。経済バランスの問題、特定環境でのパフォーマンス低下、コンテンツの少なさ。これらは現時点での弱点として受け止めておく必要がある。

ただし開発チームはコミュニティと直接対話しながらパッチを重ねており、「Find the CURE」メタゲームへの期待、配信エコノミーに精通した開発チームの構成、The ShoutOut Engineという唯一無二の機能——これらを見ると、完成形への期待は大きい。

$7.99という価格は「フレンドと試してみる」のに十分な安さだ。ゾンビ対処と診断治療の両立というコンセプトに少しでも惹かれたなら、今のEarly Accessから体験してみることをすすめる。正式リリース時には価格が上がる予定のため、気になっているなら早めに手を伸ばすのが得策だろう。

「白衣を着て銃を持つ日が来た」——そういう新体験を、ぜひフレンドと一緒に味わってほしい。

CURE - A Hospital Simulator

Sentinel Games
リリース日 2025年11月20日 新作
早期アクセス
同時接続 (Steam)
57
2026/04/08 アジア圏ゴールデンタイム計測
レビュー
588 知る人ぞ知るゲーム
89.3%
全世界
非常に好評
588件のレビュー
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価格¥1,000
開発Sentinel Games
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