「バトルフィールドが死んだ今、これが答えだ」——そんな声がSteamのレビュー欄を埋め尽くしている。
2025年4月に正式リリースされたDelta Force(デルタフォース)。Steam同接24万7,000人を記録し、モバイル版は配信4日で全世界1,000万DLを突破。基本無料のタクティカルFPSとしては、ここ数年で最大級のヒットタイトルになった。
ただし、手放しで「神ゲー」と呼べるかというと、そこまで単純な話じゃない。
チーター問題、アンチチート論争、キャンペーンの低評価——光と影がくっきり分かれるこのゲームについて、ここでは忖度なしで全部書く。BF難民が救われるのか、タルコフ勢も満足できるのか、そして「本当に無料でいいの?」の答えを出していく。
公式トレーラー
こんな人におすすめ / こんな人には合わない
- バトルフィールドシリーズが好きだった人(特にBF3〜BF4世代)
- 基本無料で質の高いFPSを探している人
- 戦車やヘリで暴れ回りたい人
- エクストラクション系(タルコフ系)に興味があるけど本家は敷居が高いと感じている人
- 友達と3〜4人でCo-opキャンペーンをやりたい人
- チーターが絶対に許せない人(特にオペレーションズ)
- カーネルレベルのアンチチートに抵抗がある人
- ソロでガチランクを回したい人(分隊前提の設計)
- BHDキャンペーンに映画級の体験を期待している人
- UI/UXの洗練さを重視する人
基本情報
| 正式名称 | Delta Force(デルタフォース) |
|---|---|
| ジャンル | タクティカルFPS(大規模PvP / エクストラクション / Co-opキャンペーン) |
| 開発 | Team Jade(TiMi Studio Group) |
| 対応機種 | PC(Steam / 公式ランチャー)/ PS5 / Xbox Series X|S / iOS / Android |
| リリース日 | PC版:2025年4月21日(正式版)/ CS版:2025年8月19日 / モバイル:2025年4月22日 |
| 料金 | 基本プレイ無料(課金はスキン・バトルパスのみ / Pay to Winなし) |
| Steam評価 | 全体:やや好評(65%好評 / 64,464件)/ 最近:賛否両論(52%好評) |
| 同接ピーク | 247,028人(2025年9月26日) |
| クロスプレイ | 対応(クロスプログレッションあり) |
Delta Forceとは何か——「BF+タルコフ+キャンペーン」の全部盛り

Delta Forceを一言で説明するなら、「バトルフィールドのウォーフェア」と「タルコフのオペレーションズ」と「ブラックホーク・ダウンのキャンペーン」を1本に詰め込んだ欲張りFPSということになる。
しかも全部無料。
正直、2024年12月のオープンベータ時点で「これ本当に無料でいいの?」という声が大量に出ていたし、筆者もそう思う。もちろん「無料だからこそ」の問題もあるんだけど、それは後で詳しく書く。
開発元のTeam Jadeは、テンセント傘下のTiMi Studio Groupに所属するチームで、モバイルゲーム「Honor of Kings」(中国版のリーグ・オブ・レジェンド的ポジションのMOBA)を手がけた実績がある。「モバイルで稼いだ資金を据え置き級のFPSに投入する」というのがTencentの戦略で、その結果生まれたのがDelta Forceだ。
ちなみに「Delta Force」という名前自体は、1998年にNovaLogicが発売した初代Delta Forceから続くシリーズ名。原作シリーズのIPをTencentが取得し、現代的なタクティカルFPSとしてリブートしたのが本作という位置づけになる。だから「ただのBFクローン」と言われると、開発側としては心外なところもあるだろう。実際、Black Hawk Downキャンペーンは原作シリーズへのリスペクトが込められた要素だ。
まずはこのゲームの3本柱を順番に解説していこう。
【柱1】Havoc Warfare(ウォーフェア)——BF難民、ここに集合

32対32、計64人が陸・海・空の兵器を駆使してぶつかり合う大規模PvPモード。これがDelta Forceの看板であり、多くのプレイヤーが最も時間を費やしているモードだ。
BF3〜BF4の「あの感覚」が帰ってきた
戦車が地面を削りながら突進し、ヘリが低空飛行で歩兵を掃射し、建物に籠もった狙撃兵をロケランで吹き飛ばす。この「戦場のカオス感」は、まさにバトルフィールド3〜4の全盛期を思い出させる。
ゲームモードは大きく3種類。
攻撃側が拠点を順番に制圧していくモード。防衛側はリスポーンチケットなしで、攻撃側のチケットを削り切れば勝ち。一番BFっぽい体験ができる。
King of the Hill
エリアを奪い合う制圧戦。拠点の取り合いが激しく、膠着すると泥試合になるのもBFらしい。
Hill of Iron
King of the Hillのバリエーションで、重車両がさらに増える。戦車の殴り合いが好きな人向け。
Season 5では「Cyclone」という初の完全水陸両用32v32マップが追加された。水上バイクやボートでの海上戦闘も本格的に楽しめるようになり、陸・海・空のすべてが揃った。
Season 6「War Ablaze」ではF-45A戦闘機が追加され、空対空ミサイル・空対地ミサイル・機関砲を搭載。制空戦モード「Air Superiority」も実装されて、地上戦だけでなく空の覇権争いまで楽しめるようになった。戦闘機のカスタマイズも可能で、ミサイルの種類(レーダー誘導/赤外線誘導/対地用)を選べる。
マップごとに「市街戦特化の密集マップ」「砂漠の開けたマップ」「ダム周辺の高低差が激しいマップ」など個性があるのも良い。どのマップでも「歩兵で裏取りするルート」と「車両で正面突破するルート」の両方が用意されていて、一辺倒にならない設計になっている。1試合は約20〜30分で、BFと同じくらいの長さだ。
ウォーフェアの何が「刺さる」のか
BFシリーズが2042でやらかして以降、大規模戦闘FPSには明確な空白地帯があった。そこにDelta Forceがドンピシャでハマった。
Twitterでも「BF難民がデルタフォースに流れている」という話題が定期的に上がっている。
普通パクりゲーが出るとパクリ元のプレイヤー達は怒るもんなんやけどね。デルタフォースは歓迎ムードの方がデカいやん?この状況が今のBFの状態を表してると思うんよ
「パクりゲーなのに歓迎されている」という状況自体が、BFファンの飢餓感を物語っている。もちろんDelta ForceにはBFにないオペレーターシステムやエクストラクションモードがあるから、単なるコピーとは言い切れない。でも「32v32の大規模戦がやりたかった」という一点において、このゲームはBF難民にとって最適解に近い。
実際、BF2042のローンチ失敗以降、大規模戦闘FPSの市場はぽっかり穴が空いていた。XDefiantも2025年6月にサービス終了してしまったし、CoDはどんどん小規模・高速化の方向に進んでいる。「64人が戦車とヘリで殴り合う、あの泥臭い戦場」を求める層にとって、Delta Forceは文字通り「唯一の選択肢」に近い状態だったわけだ。
さらに言えば、Delta Forceのウォーフェアは「BFより少しカジュアル寄り」に調整されている。リスポーン時間が短く、拠点の制圧速度も速い。1試合20〜30分でサクっと終わるから、仕事帰りに1〜2戦だけ遊ぶというライトな楽しみ方もできる。BFシリーズが「もう少しカジュアルだったらいいのに」と思っていた層には、むしろ本家より刺さるかもしれない。
ウォーフェアの弱点
一方で、ウォーフェアにも問題がある。
まず、乗り物バランス。戦車やヘリが強すぎて、歩兵が一方的に蹂躙される場面がある。BFでもこの問題はあったけど、Delta Forceではオペレーターの対車両能力にばらつきがあるぶん、余計に目立つ。
足音問題。敵の足音が聞こえにくい。FPSにおいて足音は生死を分ける情報なのに、テスト段階から改善されていないという声が多い。
スモーク過多。攻防戦では攻撃側がスモークを大量に焚くのがセオリーだけど、そうなると画面が真っ白で何も見えない。視界が悪すぎてストレスになることがある。
BOT問題。人数が埋まらないときにBOTが参加するんだけど、拠点を早期に占拠するとチーム内のBOTが前線に出てこなくなることがある。味方が棒立ちしている状況は、さすがに萎える。
サーバー問題。日本からプレイすると韓国サーバーに接続されることが多く、ping値が高くなるケースがある。FPSにおいて回線の遅延は致命的で、「撃ったのに当たってない」「先に撃ったのに先に死んだ」という理不尽が発生する原因になりうる。東京サーバーの安定運用は今後の課題だろう。
弾抜け問題。高連射レートの武器を使っていると、命中しているはずの弾が反映されないケースが報告されている。サーバーの処理能力に起因する問題と見られていて、人数が多い大規模戦で特に発生しやすい。これはゲーム体験を根本から損なう問題なので、早期の改善が求められる。
とはいえ、こうした問題点を差し引いても、ウォーフェアの「大規模戦闘のカタルシス」は本物だ。戦車に乗って拠点に突っ込み、ヘリから降下して敵の裏を取り、仲間と一緒に拠点を守り切る——この体験は、現時点でDelta Forceでしか味わえない。
【柱2】Hazard Operations(オペレーションズ)——「ライト版タルコフ」の光と闇

3人分隊でマップに降り、武器やアイテムを漁り、任務をこなし、脱出ポイントから生還する。死んだら装備はロスト。いわゆるエクストラクション系シューターだ。
タルコフとの違い
Escape from Tarkovがこのジャンルの元祖で、Delta Forceのオペレーションズは明らかにタルコフに影響を受けている。ただし、決定的な違いがいくつかある。
| 項目 | Delta Force | Escape from Tarkov |
|---|---|---|
| 料金 | 基本無料 | 有料(約6,000円〜) |
| 操作の複雑さ | 比較的シンプル | 非常に複雑 |
| TTK(キルまでの時間) | やや短い | 装備依存で変動大 |
| マップの広さ | 中規模 | 大規模・複雑 |
| 敷居の高さ | 低め(初心者入りやすい) | 非常に高い |
| チーター問題 | 深刻 | 深刻 |
「タルコフに興味あるけど敷居が高すぎる」という人には、Delta Forceのオペレーションズはちょうどいい入門になる。操作がシンプルで、マップも把握しやすく、装備のロストも本家ほど精神的ダメージが大きくない。
オペレーションズの基本的な流れ
具体的にどう遊ぶかを説明しておこう。まず3人分隊を組んでマップにデプロイする(ソロでもマッチングは可能だが、野良分隊に放り込まれる)。
マップ内にはAI敵兵がうろついていて、こいつらを倒しながらアイテムを拾っていく。武器、弾薬、回復アイテム、換金アイテム——持てる量には制限があるから、何を持ち帰るかの判断が重要。同時に他のプレイヤー分隊もマップ内にいるわけで、彼らとは敵対関係だ。見つけたら撃たれるし、こちらから仕掛けることもできる。
制限時間内に「脱出ポイント」に到達してヘリに乗り込めば、持っているアイテムをすべて持ち帰れる。ただし脱出ポイントの数は限られていて、脱出時には目立つ煙が上がるから、そこに待ち伏せしているプレイヤーもいる。
「苦労して集めたレアアイテムを、脱出直前に撃たれて全ロスト」——この緊張感こそがエクストラクション系の醍醐味であり、人を選ぶ部分でもある。
Mandelbrick——ハイリスク・ハイリターンの駆け引き
オペレーションズ独自の要素として「Mandelbrick」がある。これは高価値の特殊アイテムで、確保してデコードすればレアアイテムが手に入る。ただし、Mandelbrickを持っているプレイヤーの位置は全分隊に通知される。
つまり、Mandelbrickを持った瞬間にマップ中から狙われる立場になる。持ち逃げするか、トラップとして使うか、あえて無視するか。このリスクとリターンの天秤が、オペレーションズに独特の緊張感を生んでいる。
ゲームに慣れてくると、あえて脱出ポイント近くで待ち伏せして、Mandelbrickを持ったプレイヤーを仕留めて横取りする——なんて戦略も生まれる。こうなるともう心理戦の領域で、「ゲームの中で騙し合いをしている」感覚が病みつきになる。
夜間版「Operation Blackout」と3v3v3「Hot Zone」
通常のオペレーションズに加えて、夜間マップの「Operation Blackout」も用意されている。暗闘度が高く、サーマルスコープやフラッシュライトの使い方がより重要になる。
さらに「Hot Zone」は3チーム×3人の全員プレイヤーモード。AI兵士がいないぶん、純粋なPvPの腕が試される。ラウンド制で3勝先取。短時間で決着がつくから、気軽にやれるのがいい。
オペレーションズ最大の問題——チーター
ここがDelta Forceの最も深刻な問題点だ。
オペレーションズでは装備をロストするため、チーターに殺されたときの精神的ダメージが尋常じゃない。壁抜きで撃たれる、見えない位置からヘッドショットされる、無敵チートで倒せない——こうした報告がSteamレビューやSNSで日常的に上がっている。
デルタフォースの機密オペレーションズのチーターの量エグすぎる。ガチで毎試合いる。良いゲームなんだけどね。
デルタフォース君、チーターの数が増えすぎていてゲームになっていないレベルにまでなったのは問題だけど、それとは別にやはりチート対策を実は一切せずにコストカットしてる説が濃厚になってきたな…
運営側も手をこまねいているわけではなく、チーター補償制度を導入している。チーターにやられた場合、通報後に確認が取れればロストした装備が補填される仕組みだ。初週で2,376件のBANも実施している。
ただ、根本的な解決には至っていない。カーネルレベルのアンチチート「ACE」を導入しているにもかかわらず、チーターが後を絶たないのは、無料ゲームゆえにアカウント作り直しが容易だからだろう。これはEscape from Tarkovでも同様の問題を抱えている。
【柱3】Black Hawk Down キャンペーン——UE5の美麗グラフィックと賛否の嵐
1993年のモガディシュの戦い(映画「ブラックホーク・ダウン」の題材になった実際の軍事作戦)を再現したキャンペーンモード。映画のライセンス映像も使用されている。
UE5で構築された唯一のモード
ここが面白いところなんだけど、ウォーフェアとオペレーションズはUnreal Engine 4で動いているのに対し、Black Hawk DownキャンペーンだけはUnreal Engine 5で作られている。
そのためグラフィックの質が段違いで、モガディシュの市街地、砂漠、建造物の描写はかなりリアル。UE5の環境破壊も一部実装されている。
全16ミッション+隠しフィナーレ。ソロまたは最大4人のCo-opプレイに対応。リスポーンなし、弾薬に制限あり(開始時の弾薬は600〜900発程度)、AIの連携が重要——という硬派な作りになっている。
映画を観た人ならピンとくるシーンが再現されていて、市街地での銃撃戦、ヘリの墜落、仲間の救出ミッションなど、原作の雰囲気を追体験できる。2025年2月21日にCo-op対応アップデートが入り、友達と一緒にプレイできるようになった。
しかし、Steamでは「ほぼ不評」
Black Hawk Downキャンペーンは、Steam上では「ほぼ不評」(36%好評)という厳しい評価を受けている。
批判の主な内容はこうだ。
- 難易度が高すぎる——リスポーンなし、弾薬制限、四方八方から敵が湧く。カジュアルプレイヤーにはきつい
- AIがイマイチ——味方AIの行動が不自然で、連携が取れない場面がある
- ボイスアクティングが微妙——映画の重厚さを期待すると肩透かし
- 「魂がない」——UE5で見た目はキレイだけど、演出面で映画への愛が感じられないという声
個人的には、Co-opで友達とワイワイやるぶんにはそこそこ楽しめる。特にリスポーンなしの緊張感は、4人でVCをつなぎながらやると結構盛り上がる。「弾がない!」「カバーしてくれ!」と叫びながら突破するのは、他のモードでは味わえない体験だ。
ただ、ソロで映画的な体験を期待して遊ぶと、確かに物足りなさはある。「無料のおまけにしては頑張ってるけど、単体作品としては厳しい」というのが正直な感想だ。
ちなみに、BHDキャンペーンの不評レビューの中には「難しすぎる」というものが多いけど、これは逆にリアル系FPSファンにとっては「ちゃんと歯応えがある」ということでもある。弾薬管理、味方との連携、遮蔽物の活用——FPSの基本をちゃんと実践しないとクリアできないのは、ある意味では正しいゲーム設計とも言える。問題なのは、この難易度をカジュアル層に向けてマーケティングしていたことで、ターゲットとコンテンツのミスマッチが低評価の原因だったように思う。
オペレーターシステム——4つのクラスと13体のオペレーター
Delta Forceでは、プレイヤーは「オペレーター」と呼ばれるキャラクターを選んで出撃する。各オペレーターは4つのクラスに分かれていて、それぞれ固有のアビリティとガジェットを持っている。
Assault(突撃)
代表オペレーター:
・D-Wolf — 電動エクソスケルトンによるスプリント速度アップ。最前線を駆け抜ける突撃兵
・Nox — ジャミングデバイスで音やミニマップの表示を消し、ステルスプレイが可能
・Vyron — グレネードランチャーで遠距離の敵や車両にダメージ
Engineer(エンジニア)
代表オペレーター:
・Shepherd — ソニックパラライズで敵を行動不能にし、ウェルダーで車両を修理/破壊
・Gizmo — 展開型スパイダーデバイスによるエリア制圧
Recon(偵察)
代表オペレーター:
・Luna — 弓で電撃矢とスキャナー矢を発射。スモーク越しでも壁越しでも敵の位置を暴ける。タクティカルビーコンで前線近くにリスポーン可能
・Raptor — EMP手榴弾で敵のレーザー・光学サイト・デプロイアブルを無効化。足跡追跡の能力も持つ
Support(支援)
代表オペレーター:
・Stinger — 高速ヒール、スモークカバー、即座の蘇生。支援クラスの中では圧倒的な汎用性
2026年3月時点でオペレーターは13体。毎シーズン1〜2体ずつ追加されている。全オペレーターはゲーム内で無料解放できるため、課金しないとキャラが使えないということはない。
オペレーター選びのコツ
ウォーフェアとオペレーションズでは求められるオペレーターが違う。
ウォーフェアではRecon(偵察)のLunaが圧倒的に強い。スキャナー矢で壁越しに敵の位置が見えるのは、大規模戦ではチート級のアドバンテージになる。タクティカルビーコンで前線付近にリスポーンできるのも、攻防戦では死活問題レベルで重要。
オペレーションズではSupport(支援)のStingerが安定。回復と蘇生ができるのは、装備ロストがある環境では保険として計り知れない価値がある。分隊全滅=装備全ロストだから、1人でも生き残れる可能性を上げてくれるStingerは、初心者にもベテランにもおすすめできる。
逆に、全員がAssaultを選ぶとヒールが誰もできなくて詰む。オペレーターの編成バランスは、意外とチームの勝率に直結する。このあたりは他のヒーローシューターと同じ感覚だけど、Delta Forceの場合はゲームモードによって求められるバランスが変わるのが面白いところだ。
ガンスミス——沼にハマる武器カスタマイズ

Delta Forceのガンスミスシステムは、このゲームの隠れた魅力と言っていい。
バレル、グリップ、ストック、レーザー、マガジン、スコープ——武器のほぼすべてのパーツを交換できる。各アタッチメントは命中精度・反動制御・機動力・エイム速度などに影響し、組み合わせ次第で同じ銃がまったく別物になる。
練習場が優秀
練習場では各アタッチメントの性能差がグラフィカルに表示される。「このバレルに変えたら射程が10%伸びるけど、ADS速度が5%落ちる」みたいなトレードオフが一目でわかる。カスタマイズ好きにはたまらない仕様だ。
武器XPとキャリブレーション
アタッチメントは武器を使い込むことで解放される。さらに「キャリブレーション」というシステムがあり、武器XPトークンを使ってステータスを微調整できる。ここまで来ると正直やりすぎなくらいだけど、好きな銃を自分だけのセッティングに仕上げていく過程は確かに楽しい。
ちなみに、武器レベルはキルしなくても上がる。ミッション報酬でアタッチメントを獲得する方法もあるから、「うまくないけどカスタマイズはしたい」という人でもちゃんと遊べる設計になっている。
人気武器と環境
2026年3月時点のウォーフェアでは、中距離のアサルトライフルと近距離のSMGが安定択。特にSCAR-Hは中距離での安定感が抜群で、多くのプレイヤーが愛用している。
ただし、武器バランスの調整はまだ発展途上の印象がある。過去にはショットガン(S12K等)が強すぎて「ショットガンゲー」と揶揄された時期もあった。15メートル離れていても即死級のダメージが出ていたから、近距離戦が成立しなかった。現在は修正されているが、「バランス調整が遅い」という不満は根強い。
オペレーションズでは武器選びの重要度がさらに上がる。持ち込んだ武器を失うリスクがあるから、「高レアの武器を持っていくか、安い武器で安全にいくか」というジレンマが常にある。このあたりのリスク管理も、エクストラクション系の面白さの一部だ。
課金モデル——無料の範囲と課金の誘惑
基本無料ゲームで一番気になるのは「で、いくらかかるの?」という話だろう。
完全無料で遊べる範囲
- 全ゲームモード(ウォーフェア / オペレーションズ / BHDキャンペーン)
- 全オペレーター(ゲーム内で解放可能)
- 全マップ
- 武器・アタッチメント(使い込みで解放)
ゲーム性に関わる部分は100%無料で遊べる。ここは素直に評価できるポイント。
課金要素
- バトルパス:約1,500円/シーズン(約90日間)。武器スキン、キャラスキン、Delta Tickets(ゲーム内通貨)が報酬
- Delta Coins(有料通貨):スキンやバンドルの購入に使用
- スキンガチャ:8アイテムのプールから引く形式。天井あり(7回以内に目玉スキンが出る)
- オペレーター専用スキン:ガチャ限定やバンドル限定のものがある
海外メディアPC Gamerが「マネタイゼーションは底なしの虚空を覗き込むようなもの」と評したように、スキン周りの課金導線はかなりアグレッシブ。ガチャや期間限定バンドルで煽ってくる。
特にスキンガチャの仕組みは、ソーシャルゲーム的な設計が色濃い。8アイテムのプールから引いていく方式で、引くたびに残りのアイテムの確率が上がる。天井は7回以内に目玉スキンが出る設計だけど、フルコンプしようとするとそれなりの金額になる。ここはテンセント傘下の開発らしいなと感じる部分だ。
とはいえ、バトルパスだけ買うなら1シーズン約1,500円。90日遊べることを考えると、月額500円程度。サブスク型ゲームと比べても割安だし、バトルパスを買わなくても全モード・全オペレーター・全武器にアクセスできるのは変わらない。
ただし繰り返すけど、Pay to Winではない。課金で強い武器が買えたり、性能に差が出たりすることはない。見た目の問題だけだ。「課金しなくても勝てる。でも課金したくなる仕掛けはしっかり用意されている」——これが正確な表現だと思う。
マーケットプレイスも実装されていて、プレイヤー間でスキンやアイテムの売買ができる。ここで稼いだDelta Ticketsでバトルパスの報酬を買い足すことも可能。「上手い人がレアアイテムを売って、それでバトルパスの足しにする」という経済圏ができている。
他の有名FPSとの比較
Delta Forceは「いろんなゲームのいいとこ取り」と言われることが多い。それぞれの比較を整理してみよう。
vs Battlefield シリーズ
ウォーフェアモードは明らかにBFを意識している。32v32の大規模戦、乗り物、拠点制圧——フォーマットはほぼ同じ。
ただしDelta Forceにはオペレーターシステムがあるぶん、BFよりも「ロール」の概念が強い。良く言えば差別化、悪く言えばBFの自由度が少し損なわれている。
BF3〜BF4が好きだった人は、ウォーフェアだけでもインストールする価値がある。しかもタダだ。試す理由しかない。
余談だけど、BFシリーズの次回作(いわゆるBF6)のリーク情報では「現代戦」「大規模マルチ」に回帰するという話が出ている。もしそれが本当なら、Delta ForceとBF6が直接競合することになる。ただし、BF6は有料になるだろうし、Delta Forceの「無料で大規模戦闘ができる」というアドバンテージは消えない。両方を遊び比べられるのは、プレイヤーにとっては幸せな時代だと言える。
vs Escape from Tarkov
オペレーションズはタルコフの「ライト版」として機能している。装備ロストの緊張感はあるけど、タルコフほど理不尽ではないし、操作も直感的。
「タルコフに興味はあるけど、あのUIの複雑さと敷居の高さは無理」という人にとって、Delta Forceは理想的な入口になる。
一方で、タルコフガチ勢からは「浅い」「ぬるい」と言われることもある。まあ、それは棲み分けの問題だろう。
vs Call of Duty
CoDとは方向性が違う。CoDは高速・小規模・ソロでも活躍できるデザインだけど、Delta Forceは中速・大規模・チーム連携前提。もっとも、Hot Zone(3v3v3)はCoDに近い感覚で遊べるモードなので、どっちの感覚も味わえるのはDelta Forceの強みだ。
vs XDefiant(サービス終了)
UbisoftのXDefiantも「BFとCoDの中間」を狙ったF2P FPSだったけど、2025年6月にサービス終了してしまった。Delta Forceとは直接競合する立場だったが、XDefiantが消えたことでDelta Forceの「大規模無料FPS」としてのポジションはさらに強固になった。
結局のところ、2026年3月時点で「基本無料で大規模戦闘ができるFPS」を探すと、選択肢はDelta Forceほぼ一択という状況になっている。これは良くも悪くも事実だ。
良いところ・推しポイント
ここまでの内容を踏まえて、Delta Forceの明確な強みをまとめる。
1. 基本無料なのにコンテンツ量が異常
大規模PvP、エクストラクション、Co-opキャンペーンの3本柱。普通にフルプライスで売れるボリューム感がある。
2. 銃の手触りが良い
FPSで一番大事なのは「撃つ感覚」。Delta Forceの射撃感はかなり良好で、武器ごとの個性もしっかりある。200時間以上プレイしたレビュアーが「銃を撃つ気持ちよさだけでここまで来た」と書いているのも頷ける。
3. 初心者に優しい設計
24対24なので1人が死んでもチームへの影響は小さい。キルしなくてもXPが入る。練習場が充実している。AI対戦モードで練習もできる。FPS初心者でも「とりあえず戦場にいるだけで楽しい」という体験ができる。
4. クロスプレイ・クロスプログレッション
PC、PS5、Xbox、スマホ、全プラットフォームでデータを共有できる。PCで進めたアカウントをそのままスマホで使えるのは便利。
5. アップデート頻度が高い
シーズンごとに新オペレーター、新マップ、新武器、新車両が追加される。2026年後半にはUE5への完全移行を予定しており、全建物破壊可能になるという壮大な計画もある。
辛口ポイント・気になる点
良いところだけ書いても信用されないので、気になる点も正直に並べる。
1. チーター問題は深刻
特にオペレーションズ。装備ロストがあるモードでチーターに殺されるストレスは計り知れない。チーター補償制度はあるけど、根本的な解決にはなっていない。基本無料ゆえにアカウント作成が容易で、BANしてもイタチごっこになっている。
2. アンチチート(ACE)の侵入性
カーネルレベルのアンチチートがインストールされる。ゲームを終了しても常駐し、他のアンチチート(EACなど)と競合することがある。初期にはアンインストールしてもACEが残る問題があり、Steamでレビューボムが発生した。現在はアンインストール時にACEも削除される修正が入っている。
3. UIが洗練されていない
メニューの階層が深く、情報がどこにあるかわかりにくい。リスポーン待機中にアタッチメントを変更できない。分隊から抜ける機能がない。地味なストレスポイントが積み重なる。
4. BHDキャンペーンの品質
UE5で見た目はキレイだけど、AIの挙動、ボイスアクティング、演出面で粗が目立つ。Steamレビュー「ほぼ不評」は伊達じゃない。Co-opなら楽しめるが、ソロだと厳しい。
ユーザーの声
Steamレビューから
好評レビュー(プレイ時間200時間超のユーザー)
「BFの精神的後継。32v32の大規模戦は戦車・ヘリ・歩兵が入り乱れて最高にカオス。銃の手触りもいいし、無料でこのクオリティは正直やばい」
出典:Steam – Delta Force
好評レビュー
「キルしなくても経験値が入るのがいい。初心者でもチームに貢献できている感覚がある。24対24だから1人がミスしても負けに直結しないのも精神的にラク」
出典:Steam – Delta Force
不評レビュー
「オペレーションズのチーター率が異常。まともに遊べる日のほうが少ない。ゲーム自体は面白いのにチーターが全部台無しにしている」
出典:Steam – Delta Force
不評レビュー
「ACEアンチチートが侵入的すぎる。カーネルレベルで常駐するし、他のゲームのアンチチートと干渉する。ゲームを消してもACEが残ってたのはさすがに引いた」
出典:Steam – Delta Force
Twitter/Xの声
ぶっちゃけ今までのBFっぽいゲームとは違って開発陣がクリエイター気質では無くパクりのプロフェッショナル感が強いからBFベースにオリジナリティを挿入しよう!みたいな余計な部分がかなり少ない
noteの声
noteユーザーのレビュー(プレイ時間1,300時間超)
「1,300時間くらい遊んでいてもチーターにほぼ出会ってない。ウォーフェアメインで遊んでいるからかもしれないけど、オペレーションズほど深刻じゃない印象」
出典:note
これは興味深い意見で、チーター問題の深刻さは遊ぶモードによって大きく違うということを示している。ウォーフェアではチーターの影響が比較的小さく、オペレーションズでは致命的。この温度差は、記事内の他のレビューとも一致する。
レビューサイトの評価
IGN — 6/10
「良質な大規模PvPシューターであり、そこそこのエクストラクションシューターでもある。堅実だが、どちらも際立ったものはない」
出典:Metacritic – Delta Force
GameWith(プレイレビュー)
「25対25の攻防戦が面白いと思ってプレイした結果、あらゆる点が楽しすぎてどハマりした。初めてのキーマウでドハマりした次世代タクティカルシューター」
出典:GameWith
IGNの6/10という点数は「可もなく不可もなく」に見えるけど、これは「どのモードも70点レベルで、突出した90点のモードがない」という意味合いだと思う。逆に言えば、3つのモードすべてが70点以上をキープしているのは、無料ゲームとしてはかなりの水準だ。有料FPSでも1つのモードしかない作品は多いのに、Delta Forceは3つ全部がそこそこ遊べる。この「広さ」こそがDelta Forceの最大の強みかもしれない。
Delta Forceのこれまでの歩み——OBTから正式版、そして現在
Delta Forceの歴史を時系列で振り返っておこう。ゲームの現在地を理解するには、ここまでの流れを知っておくと話が早い。
2024年12月5日 — PC版グローバルオープンベータ開始。初日からSteam同接10万人突破。ただしACEアンチチートへの反発でレビューボムが発生し、一時は好評率55%まで低下。
2025年1月 — Season 1「Eclipse Vigil」開始。新オペレーターやマップ追加。同接13万人を記録。ACEのアンインストール問題が修正され、レビュースコアが回復。
2025年2月21日 — Black Hawk Down Co-opキャンペーン配信。UE5で作られた美麗グラフィックが話題に。ただしSteamでは「ほぼ不評」に。
2025年4月21日 — PC版正式リリース。翌日にモバイル版も配信開始。モバイル版は4日で全世界1,000万DL突破。
2025年5月 — Season 2開始。Steam同接が再び10万人台をキープ。新オペレーター「フリンダラ」追加。
2025年7月 — 大型アップデートでSteam同接19.8万人を記録。公式eスポーツ大会「Delta Force Invitational」のエントリー開始。
2025年8月19日 — PS5/Xbox Series X|S版リリース。クロスプレイ対応。
2025年9月23日 — Season 6「War Ablaze」開始。新オペレーター「Raptor」、戦闘機F-45A、新マップ「Fault」実装。Steam同接24万7,028人の歴代最高記録。
2025年10月 — UE5移行を正式発表。「全建物破壊可能」の技術デモを公開。Steam同接25万人突破。Goose Goose Duckとのコラボも。
2026年2月 — Season 8開始。新オペレーター「フリンダラ」や新マップ「アフターショック」追加。
2026年3月現在 — Steam同接約12.7万人。ピーク比約49%減だが、Apex Legends並みの水準を維持。
注目すべきは、リリースから約1年半でSteam同接のピークが10万→24.7万と約2.5倍に成長している点だ。普通のオンラインゲームはリリース直後がピークで、あとは下がる一方。Delta Forceは逆に右肩上がりで伸びている。コンシューマ版の追加やシーズンアップデートが効いているのは間違いないけど、それだけゲーム自体に伸びしろがあったということでもある。
2026年3月時点の同接12.7万人は、FPSとしてはかなり健全な数字。参考までに、同時期のApex Legendsが約11〜12万人前後、Counter-Strike 2が約80万人、PUBG: Battlegroundsが約30万人。Delta ForceはApexと同等以上のポジションにいる。
PCの必要スペック
Delta Forceは比較的軽めのスペックで動くのもありがたいポイントだ。
| 項目 | 最低 | 推奨 | 2K推奨 |
|---|---|---|---|
| CPU | i3-4150 / FX-6300 | i5-6500 / Ryzen 5 1500X | i7-8700 / Ryzen 5 5500 |
| メモリ | 12GB | 16GB | 16GB |
| GPU | GTX 960 / R9 380 | GTX 1060 / RX 5700 XT | RTX 3060 / RX 5500 XT |
| ストレージ | 60GB | 60GB | 60GB |
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
最低スペックはGTX 960でOKなので、5〜6年前のPCでもギリギリ動く。推奨スペックもGTX 1060程度。最新のAAAタイトルと比べるとかなり良心的だ。
ただし、これはUE4で動いている現行マルチプレイモードの話。2026年後半のUE5移行後はスペック要件が上がる可能性が高い。
今後の展望——UE5移行と全建物破壊の未来
Team Jadeは2025年のロードマップで以下を発表している。
- 2025年:4シーズン、5体の新オペレーター、7つの新マップ、新ガジェット・車両の追加
- 2026年後半:マルチプレイモードのUE5移行。フォトグラメトリ技術とリアルライティングシステムの導入
- UE5移行後の目玉:全建物破壊可能。高精度の物理シミュレーションにより、建物を丸ごと倒壊させることができるようになる
「全建物破壊」は、あのBattlefield Bad Company 2を思い出させるフレーズだ。実現すれば、ウォーフェアの戦術は一変するだろう。敵が籠もっている建物ごと吹き飛ばせるなら、攻め方の幅が一気に広がる。窓から狙撃している敵に対して「壁ごと壊す」という選択肢が生まれるのは、FPSの戦術に革命を起こす可能性がある。
フォトグラメトリ技術の導入も発表されていて、実在の場所をスキャンしてマップ化する技術が使われる。つまり、UE5移行後のDelta Forceは「実写に近い見た目の戦場で、建物を破壊しながら64人が殴り合う」ゲームになるわけだ。これが実現すれば、BFシリーズを超える体験になる可能性すらある。
ただし、UE5移行にはリスクもある。エンジン変更でバグが大量発生する可能性、スペック要件の上昇で低スペックPCが切り捨てられる懸念、移行期間中のコンテンツ不足——こうした問題が起きる可能性は高い。期待半分、不安半分というのが正直なところだ。
さらに、eスポーツにも力を入れている。Delta Force Invitationalは賞金総額約3,050万円の公式大会で、日本予選も実施。アジアチャンピオンズリーグも開催されており、ベトナムでの世界大会に日本代表が出場している。ただのカジュアル無料ゲームで終わらせるつもりはないという開発の意気込みが感じられる。
日本での展開にも注力していて、公式日本語Xアカウント(@DeltaForceG_JP)が活発に情報発信しているし、PS5版では日本語吹き替えにも対応。Amazonギフト券が当たるキャンペーンなど、日本向けのプロモーションも定期的に行われている。
初心者がまずやるべきこと——始め方ガイド
Delta Forceをインストールしたはいいけど、何から手をつければいいかわからない——そんな人のために、最初の数時間の過ごし方を書いておく。
ステップ1:練習場でエイム練習と武器試し
まずは練習場(Shooting Range)に行こう。ここではすべての武器とアタッチメントを自由に試せる。気になる銃を撃ってみて、リコイル(反動)パターンやADS速度を体感しておくと、実戦でのパフォーマンスが段違いに変わる。
ステップ2:ウォーフェアのAI対戦で基本操作を覚える
「攻防(AI対戦)」というモードがある。BOTを相手にウォーフェアの基本——リスポーン、拠点制圧、乗り物の操作——を練習できる。ここで基本操作に慣れてから対人戦に挑むと、「何もわからないまま死に続ける」という悲しい初心者あるあるを回避できる。
ステップ3:ウォーフェアの対人戦に突入
AI対戦で慣れたら、いよいよ対人のウォーフェアへ。最初はAssaultかSupportを選ぶのが無難。Assaultなら前線で撃ち合うだけでOKだし、Supportなら味方を回復しているだけでもチームに貢献できる。
最初は死にまくって当然。24対24だから、1人が足を引っ張ってもチームへの影響は小さい。キルデスを気にせず、まずは「戦場の雰囲気を楽しむ」くらいの気持ちでいい。キルしなくてもXPは入るから、装備は着実にアンロックされていく。
ステップ4:オペレーションズに挑戦
ウォーフェアで操作に慣れたら、オペレーションズにも足を踏み入れてみよう。ただし、最初は安い装備で出撃すること。高レアの武器を持ち込んでロストすると精神的ダメージが大きい。まずは安物で立ち回りを覚えて、慣れてから装備をグレードアップしていくのが鉄則だ。
ステップ5:キャンペーンはCo-opで
Black Hawk Downキャンペーンは、できれば友達と一緒にCo-opで。ソロだと難易度が高すぎて心が折れる可能性がある。友達がいない場合は……まあ、無理にやらなくてもウォーフェアとオペレーションズだけで十分すぎるくらいのボリュームがある。
よくある質問
A. 全モード、全オペレーター、全武器が無料で遊べる。課金はスキンとバトルパスだけで、性能に差はつかない。
A. ウォーフェアはソロでも問題なし。オペレーションズは分隊前提の設計なので、フレンドがいたほうがずっと楽しい。野良マッチングも可能だけど、連携が取りにくい。
A. オペレーションズでは深刻。ウォーフェアでは体感それほどでもない。チーター補償制度があるので、ロストした装備は通報後に返却される可能性がある。
A. できる。クロスプログレッション対応なので、同じアカウントでPC/スマホ/コンシューマを行き来できる。
A. カーネルレベルのアンチチートで、VALORANTのVanguardと同じ仕組み。安全性についてはユーザー間で議論が分かれている。気になる人はインストール前に自分で調べて判断してほしい。現在はアンインストールすればACEも削除されるように修正済み。
A. Battlefield 6(仮称)のリーク情報は出ているけど、リリースは2026年後半以降とされている。仮に出たとしても、Delta Forceは無料、BFは有料。棲み分けは可能だろう。むしろBF6の出来次第では「BF6を買う前にDelta Forceで十分じゃない?」となる可能性もある。
似たゲームが好きなら、こちらもどうぞ
Delta Forceに興味を持った人なら、サイト内のこの記事も参考になるかもしれない。
大規模対戦FPSが好きなら——Battlefield Vは、第二次世界大戦を舞台にした大規模FPSの名作。Delta Forceのウォーフェアで「これだよこれ」と思った人は、BFVのコンクエストも間違いなくハマる。

エクストラクション系をもっとハードコアに楽しみたいなら——Escape from Tarkovは、このジャンルの元祖にして頂点。Delta Forceのオペレーションズが「ぬるい」と感じたら、本家に挑戦してみる価値はある。ただし敷居はめちゃくちゃ高い。

リアル系タクティカルFPSが好きなら——Insurgency Sandstormは、細かい作り込みと品質がおそらく世界最高峰のリアルFPS。Delta Forceのウォーフェアがカジュアルすぎると感じた人には、こちらのほうがしっくり来るかもしれない。

バトロワ系FPSが好きなら——Apex Legendsは基本無料のバトロワFPSとして依然トップクラスの完成度。Delta Forceとは方向性が違うけど、「無料で遊べる質の高いFPS」という共通点がある。

まとめ——「買い」か「待ち」か
そもそも無料なので「買い」も「待ち」もない。ダウンロードしない理由がない。
……と言い切りたいところだけど、カーネルレベルのアンチチート(ACE)をインストールすることに抵抗がある人は、その一点で見送る判断もアリだと思う。VALORANTのVanguardと同じ話で、ここは個人のセキュリティポリシー次第だ。
ただ、そのハードルさえ超えられるなら、Delta Forceは2025年にリリースされた基本無料FPSの中で、間違いなくトップクラスの一本だ。
ウォーフェア:BF難民にとっての「約束の地」。戦車・ヘリ・歩兵の大規模戦が無料で遊べるのは革命的。
オペレーションズ:タルコフ入門として優秀。ただしチーター問題が足を引っ張っている。運営の対応次第で化ける。
BHDキャンペーン:おまけとしては頑張っている。Co-opで友達とやるぶんにはアリ。ソロだと微妙。
総合:「基本無料でここまで遊べるの?」というのが率直な感想。完璧なゲームではないけど、無料であることを考えたら文句を言うのも野暮だとさえ思える。少なくとも「お試しでインストールして、ウォーフェアを1〜2戦やってみる」だけの価値は確実にある。
Steam同接24万人超えを記録し、eスポーツ展開も始まり、UE5移行という大きなマイルストーンも控えている。Delta Forceは、まだ始まったばかりのゲームだ。
正直に言えば、この記事を書いている2026年3月時点では「荒削りだけどポテンシャルは巨大」という評価が最も適切だと思う。チーター問題、UI/UXの粗さ、武器バランスの調整不足——課題は山積みだ。でも、その課題を補ってあまりある「大規模戦闘の楽しさ」と「無料でこの品質」という圧倒的なコストパフォーマンスがある。
もしあなたがBF難民で、「あの32v32の泥臭い戦場が恋しい」と思っているなら、今すぐSteamを開いてインストールボタンを押してほしい。もしあなたがタルコフに興味はあるけど敷居の高さで二の足を踏んでいるなら、Delta Forceのオペレーションズは理想的な入口になる。もしあなたがFPS自体が初めてなら、24対24のウォーフェアは「死んでも誰にも怒られない」から気楽に始められる。
チーター対策とUI改善が進めば、「BFの正統後継者」の看板を本気で背負える可能性がある。そのポテンシャルを秘めたタイトルが、今なら0円で遊べる。これを試さない手はないだろう。

