本記事では発表済みの情報をもとに、ゲームの魅力や背景を詳しく紹介しています。
17年越しの夢が、ついに動き出す
2025年12月、The Game Awardsの会場に「Tomb Raider: Catalyst」のロゴが映し出されたとき、会場にいたトゥームレイダーファンはみんな思ったはずだ。「まじか、ついに来たか」と。
2008年の『Tomb Raider: Underworld』から数えると、実に17年。Legend/Anniversary/Underworldという「Legend trilogy」の続きを待ち続けたファンにとって、この発表は本当に長年の夢だった。しかも同じ舞台で、Crystal DynamicsとAmazon Game Studiosが2タイトル同時発表という気合の入れよう。
Unreal Engine 5を使ったシリーズ史上最大規模のワールド、デュアルピストルの復活、北インドという新しい舞台。「これがやりたかったTomb Raiderだ」という要素がこれでもかと詰め込まれている。2027年の発売に向けて、今わかっていることを全部まとめておく。
公式リビールトレーラー
The Game Awards 2025で公開されたCatalyst公式リビールトレーラー。デュアルピストルを構えるLaraの姿に歓声が上がった
こんな人に読んでほしい
- トゥームレイダーシリーズが好きで、新作が気になっている人
- Legend/Anniversary/Underworldが好きで「続き」を17年待っていた人
- Survivor trilogy(2013〜2018年三部作)からシリーズに入った人
- Unreal Engine 5世代の大作アドベンチャーを探している人
- 「Tomb Raider: Catalystって何?」という状態でここにたどり着いた人
発売は2027年予定なので「まだ先の話じゃん」と思うかもしれない。でも今のうちにシリーズの流れを把握しておくと、発売時に10倍楽しめる。特にLegend trilogyを知らない人は、この記事を読んだあとに少し掘り下げてみてほしい。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Tomb Raider: Catalyst |
| ジャンル | アクション・アドベンチャー |
| 開発 | Crystal Dynamics |
| パブリッシャー | Amazon Game Studios |
| 対応プラットフォーム | PS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam) |
| 発売予定 | 2027年(具体日程未発表) |
| 価格 | 未発表(買い切り型と予想) |
| ゲームエンジン | Unreal Engine 5 |
| 主人公ボイス | アリックス・ウィルトン・リーガン(英語) |
| 舞台 | 北インド(古代遺跡と現代が交差する地) |
Tomb Raider: Catalystとはどんなゲームか
ひと言で言えば、「クラシックLaraが帰ってきた、シリーズ最大規模の完全新作」だ。
トゥームレイダーシリーズは長い歴史を持つが、大きく分けると3つの時代がある。1996年の初代から始まる「クラシック時代」、2006年〜2008年の「Legend trilogy」、そして2013年〜2018年の「Survivor trilogy(生存者三部作)」。Catalystはこのうち「Legend trilogy」の正統な続きとして位置付けられている。
2008年の『Tomb Raider: Underworld』でLegend trilogyが終わってから、実に17年。その間にEidos Montrealが手がけた新三部作(Survivor trilogy)があったが、あちらはあくまで「若きLaraの起源物語」という設定。本作では、その経験を積んだLaraが「Underworld後」の世界に戻ってくる。
舞台は北インド。古代の大災害によって解き放たれた神秘的な力と、それを狙って世界中から集まる財宝ハンターたち。Laraはその真相を追いながら、「誰を信じるべきか」という選択を迫られる。
開発はCrystal Dynamics、パブリッシャーはAmazon Game Studios。2022年にCrystal DynamicsがAmazon傘下のEmbracerグループから独立した際、Amazon Game Studiosとのパートナーシップを結んで開発が始まった。
「Catalystはシリーズ史上最大のTomb Raiderだ。Unreal Engine 5によって、これまでには到達できなかった深さと広さを実現できた」
— Scot Amos, Crystal Dynamics Studio Head(GamesRadarインタビューより)
トゥームレイダーシリーズの歴史と、Catalystの立ち位置
Catalystを正しく理解するには、シリーズ全体の流れを知っておく必要がある。ざっくり整理すると、こんな感じだ。
クラシック時代(1996〜2003年)
Core Designが開発した初代から『トゥームレイダー5』まで。緑のタンクトップにショートパンツ、デュアルピストルを構えるLara Croftがゲーム史に登場し、世界的なヒットを飛ばした時代。当時の3Dアクションアドベンチャーとしては革新的で、PlayStation上でのLara人気は社会現象レベルにまで達した。ただし同シリーズを引っ張ってきたCore Designは『エンジェル・オブ・ダークネス』(2003年)の不出来で契約を終了する。
Legend trilogy(2006〜2008年)
開発をCrystal Dynamicsに引き継ぎ、シリーズをリブートした3部作。『Tomb Raider: Legend』(2006年)でLaraの設定を大幅にリニューアルし、流れるようなアクションと感情的なストーリーで高評価を獲得。続く『Anniversary』(2007年)は初代のリメイク、そして『Underworld』(2008年)でトリロジーを締めくくった。この3部作のLaraは自信に満ちた冒険家で、「クラシックなLara」の集大成とも言える存在だ。
Underworldのラストは壮絶なクリフハンガーで終わっており、当時から「続きはいつ?」という声が絶えなかった。それが17年後にCatalystとして実現することになる。
Survivor trilogy(2013〜2018年)
Crystal Dynamicsが再び手がけた3部作で、Eidos Montrealも参加した。『Tomb Raider』(2013年)では「若きLaraがいかに冒険家になったか」という起源物語に徹し、グリティ(荒削り)でリアルな表現が話題に。続く『Rise of the Tomb Raider』(2015年)、『Shadow of the Tomb Raider』(2018年)で三部作を完結させた。
ただしこの三部作はLegend trilogyとは別の時間軸扱いで、「Survivorトリロジーは、Catalyst世界線においてLaraの前日譚として機能している」という整理がなされた。つまりCatalystは、Legend trilogy→Survivor trilogy(前日譚)→Catalystという流れの中に位置する、「最も成熟したLara」を描く物語ということになる。
Catalystが「特別」な理由
| 作品群 | 時代 | Laraの状態 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Survivor trilogy | 2013〜2018年 | 若き日の起源物語 | 荒削り・サバイバル重視 |
| Legend trilogy | 2006〜2008年 | 自信ある熟練冒険家 | クラシックLaraの集大成 |
| Catalyst | 2027年(発売予定) | Underworld後の最成熟版 | シリーズ史上最大規模 |
歴代のファンの間では「Legend trilogyのLaraが一番好き」という声が根強い。CatalystはそのLaraが帰ってきて、さらに経験を積んだ姿を見せてくれる作品だ。だからこそ17年待ったファンの期待値が異様に高い。
「Underworld以来17年も待った。Legend trilogyの続きがついに来る、信じられない」
— ResetEra ユーザーコメント(2025年12月)
ストーリー:北インドで目覚める古代の力
公式が明かしているストーリーの概要はこうだ。
舞台は北インド。どこかで「mythical cataclysm(神話的な大災害)」が起き、その影響で古代の秘密と神秘的な力が解き放たれてしまった。その力に目をつけた世界中の悪名高い財宝ハンターたちが一斉にその地へと向かう。Laraもまた真相を追って北インドへ。失われた遺跡の謎を解き明かしながら、財宝ハンターたちより先に古代の力の本当の意味を理解し、それが悪用されないよう止めなければならない。
テーマとして掲げられているのは「trust(信頼)」「power(権力)」「consequence(結末)」の3つ。仲間なのか敵なのかわからないライバルたちに囲まれた中で、Laraは誰を信じるかという選択を迫られ続ける。
Legend trilogyのファンなら、Underworldのラストシーンを覚えているはずだ。アマンダとの因縁、Amelia Croftとの再会、Thrallと化したZip……あの衝撃のラストから数年後の物語がいよいよ描かれる。Crystal DynamicsはGame Informerのインタビューで「Catalystに入るためにUnderworldをやり直す必要はないが、やっておけば確実に深みが増す」とコメントしている。
北インドという舞台の意味
北インドはトゥームレイダーシリーズとして初めて本格的に描かれる舞台だ。ヒマラヤ山脈の雪峰、古代寺院の密林、砂漠の荒野——リーク情報によれば、これらが全てシームレスにつながったオープンワールドになるという。視覚的な多様性はシリーズ史上最高クラスになりそうで、Unreal Engine 5の実力が試される場面でもある。
インドの神話や歴史と絡んだ遺跡パズルも期待できる。古代サンスクリット語の謎解きや、ヒンドゥー教・仏教の聖地に眠る秘密など、これまでのシリーズにはない文化的な深みが加わりそうだ。
新しいLara Croft、アリックス・ウィルトン・リーガン
ボイスキャストも大きなトピックのひとつ。Survivor trilogyでLaraを演じたカミラ・ルディントンから、アリックス・ウィルトン・リーガンにバトンタッチされた。
アリックス・ウィルトン・リーガンといえば、『Dragon Age: Inquisition』『Cyberpunk 2077』『Mass Effect 3』などのビッグタイトルで主要キャラを演じてきた実力派。「No Laras left behind(誰一人のLaraも取り残さない)」という彼女の言葉は、過去のファンへのリスペクトを感じさせてコミュニティに好意的に受け取られた。
「No Laras left behind。過去のすべてのLaraを愛するファンに届けたい」
— アリックス・ウィルトン・リーガン(NeoGAFスレッドより、2026年)
ゲームシステム:デュアルピストル復活と最大規模のワールド
まだ発売前で詳細は限られているが、公式発表とリーク情報を合わせると、かなり具体的なシステムの輪郭が見えてきている。
デュアルピストルの復活
トレーラーで最も歓声が上がった要素がこれ。両手にピストルを構えるLaraのシルエットは、まさに1996年から続くシリーズのアイコン的なイメージだ。Survivor trilogyではリアル路線を重視してデュアルピストルが封印されていたが、Catalystではついに復活する。
「Laraといえばデュアルピストル」というイメージが強い古参ファンにとっては、これだけで「買う」と決意させるほどのサプライズだった。
グラップリングフック(手首装着型)
トレーラーで確認できる新ガジェットのひとつが、手首に装着するグラップリングフック。移動・トラバーサル(地形越え)・戦闘の三役をこなす万能アイテムで、高所からのスイング移動や敵へのロープ拘束など、幅広い使い方ができそうだ。過去作でも類似ツールは存在したが、今回はUnreal Engine 5の物理エンジンと組み合わせることで、より自然でダイナミックな動きが期待できる。
アドベンチャーテック(カスタマイズシステム)
公式サイトには「richly customized adventure tech(豊かにカスタマイズされたアドベンチャーテック)」という表現がある。具体的なシステムはまだ明かされていないが、武器・ガジェット・装備を自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズできる仕組みが導入されると見られている。Survivor trilogyのクラフトシステムをより発展させた形になりそうだ。
オープンワールド(リーク情報)
2026年1月、信頼性の高いリーカーVScooperがCatalystのオープンワールド設計について詳細を公開した。それによると——
- 完全オープンワールド(ローディングなしのシームレスマップ)
- 雪山・ジャングル・砂漠など複数の地形が一つの連続したマップに共存
- パラシュート(ゼルダのパラセール的な移動手段)を使った滑空移動
- バイクによるフィールド移動
- 遠景にランドマークが見える広大なスケール感
これが事実なら、シリーズ初の本格的オープンワールドTomb Raiderになる。コミュニティ内では「それは嬉しいが中身が薄くなりそう」「Zelda: BotW的なアプローチなら歓迎」と賛否が分かれており、Crystal Dynamicsがどう料理するかが最大の見どころのひとつだ。
「オープンワールドになるなら、10本のうち9本は中身が薄くなる。TRは探索の密度が大事なのに、広げすぎたら失ってしまう」
— NeoGAF ユーザーコメント(2026年1月、オープンワールドリーク後の反応)
Unreal Engine 5が変えるもの
Crystal Dynamicsにとって、Unreal Engine 5での開発は初めての挑戦だ。Naniteによる高解像度ジオメトリ、Lumenによるリアルタイムグローバルイルミネーション、World Partitionによる広大なオープンワールド管理——これらの技術が組み合わさることで、これまでのシリーズでは物理的に不可能だったスケールと表現が実現する。
北インドの遺跡に差し込む光の表現、ヒマラヤの雪煙、熱帯雨林の葉の揺らめき。予告映像でもその圧倒的なビジュアルは一部垣間見えており、発売時には同世代最高水準のビジュアルになる可能性がある。
開発体制:Crystal DynamicsとAmazon Game Studiosの新体制
Catalystを語るうえで、開発背景も重要なポイントだ。
Amazon傘下になった経緯
Crystal DynamicsはもともとEidos Montrealの親会社であるSquare Enixの傘下にあったが、2022年にEmbracerグループに移籍。その後、Amazon Game StudiosとのパートナーシップのもとでCatalystの開発がスタートした。Amazon Game StudiosはパブリッシャーとしてCatalystを世に送り出す立場となっている。
Amazonといえばゲーム業界ではNew World、Lost Arkの北米展開などで存在感を示しているが、Crystal Dynamicsのような老舗スタジオを支援する形での大型タイトル参入は今回が初めてに近い。財力と配信インフラを持つAmazonとCrystal Dynamicsの組み合わせが、シリーズ史上最大スケールを実現する土台となっている。
2チーム並行開発という挑戦
Crystal DynamicsはCatalystと並行して、『Tomb Raider: Legacy of Atlantis』(1996年初代のリメイク、2026年発売予定)もFlying Wild Hogと共同開発している。社内を2チームに分け、共通のLeadership Groupがクリエイティブとナラティブのアラインメントをとる体制だ。
同じ世界観・同じLaraを扱う2作品を並行開発するのは相当なチャレンジで、コミュニティからは「タイムラインの整合性が崩れないか」という懸念の声もある。ただしCrystal Dynamicsは「2タイトルは共通のゲームシステムと技術を共有している」と説明しており、ブレない世界観の構築に自信を見せている。
レイオフと開発継続
2025〜2026年にかけてCrystal Dynamicsは複数回のレイオフを実施しており、業界ニュースでたびたび名前が上がった。ゲーム業界全体のコスト削減の波を受けた形だが、それでもCatalystとLegacy of Atlantisの開発継続は公式に確認されている。「スタジオの縮小はあっても、プロジェクトは止まらない」という状態だ。
Legacy of Atlantisが当初の2026年予定から2027年初頭へずれ込む可能性があるとの報道も出ており、それに引っ張られてCatalystも2027年後半〜2028年にシフトする可能性はゼロではない。ただし現時点での公式情報はあくまで「2027年」だ。
コミュニティの声:期待と懸念、両方リアルに
The Game Awards 2025での発表からおよそ半年が経った今も、TRコミュニティではCatalystへの議論が続いている。熱量は高い。ただし全員が無条件に喜んでいるわけでもなくて、その温度感がリアルだ。
歓迎の声:「ついに帰ってきた」
発表直後のNeoGAF・ResetEra・YouTubeコメント欄に共通していたのが「We are so back!」という言葉だった。特にデュアルピストルとLegend trilogy続編の確認に対する反応は激しく、長年のファンほど感情的なコメントが目立った。
Lara has her classic look back and dual-wielding is returning! This is what I’ve been waiting for since Underworld!
ResetEraではLegend trilogy続編確認の専用スレッドが立ち、「Underworld後の話が17年越しに来た」「Crystal DynamicsがようやくLaraを取り戻した」という声が続いた。特に「Catalyst」というタイトルの意味(「触媒」=何かを変える存在)についての考察スレッドも伸び、ゲームが発売前からかなり深く語られている。
懸念の声:「本当に大丈夫か?」
一方、手放しで喜んでいないファン層もいる。主な懸念点は3つ。
① ビジュアルへの不満
「トレーラーのLaraモデルが過去三部作より劣化して見える」「グラフィックがUnreal Engine 5にしては荒い」という指摘がNeoGAFで複数出た。ただしこれは開発途中のプレビュー映像であり、最終的な品質は別物になる可能性が高い。過去作でもE3トレーラーと製品版でビジュアルが大きく異なるケースは多い。
② オープンワールド化への不安
リーク情報によるオープンワールド設計に対して「TRの魅力は探索の密度とパズルの質」「広げすぎると薄くなる」という懸念が根強い。Zelda: BotW/TotKのような「広くて自由だが内容も濃い」設計になれば解消されるが、まだ実際のゲームプレイが見えていない段階では判断できない。
③ タイムライン複雑化
Legend trilogy・Survivor trilogy・Catalystの関係性が整理しきれていないファンも多く、「どれが正史なの?」「過去作をやり直さないとわからない?」という混乱も見られた。これについてはCrystal Dynamicsが「予備知識不要で楽しめる」と明言しているので、プレイするうえではそれほど問題にならないかもしれない。
Survivor trilogy派からの複雑な心境
2013年以降のリブート三部作から入ったプレイヤーにとっては、またボイスキャストが変わることへの複雑な感情もある。カミラ・ルディントンのLaraに思い入れがあるファンは少なくなく、「アリックス・ウィルトン・リーガンはベテランだし実力は確かだけど、慣れるまでは時間がかかりそう」という声も聞こえてくる。
ただし「Legacy of Atlantis(リメイク)の方が気になる」という声も多く、どちらかというと2026年のリメイク作の方がより幅広い層にアピールしているようにも見える。Catalystはまだ情報が少ないため、今後のゲームプレイ映像次第で評価が大きく動きそうだ。
なぜ今、Tomb Raiderが盛り上がっているのか
2025〜2027年にかけてトゥームレイダー関連作品が一気に動き出した背景には、いくつかの要因がある。
シリーズ30周年という節目
2026年は初代『Tomb Raider』発売から30周年にあたる。1996年にPlayStationとSaturnで登場したLara Croftは、女性主人公のアクションゲームとして当時画期的だった。30年という節目に2タイトル同時展開するのは、Crystal DynamicsとAmazon Game Studiosの本気度の表れだ。
30周年記念として2026年にリメイクのLegacy of Atlantisを出し、翌2027年に完全新作Catalystで新章を開く——このスケジュールは明らかに戦略的に設計されている。Amazonのマーケティングリソースを使った大規模なプロモーションが2026年から本格化するはずで、シリーズとしての存在感は今後1〜2年で大きく高まるだろう。
女性主人公アドベンチャーの再評価
近年、Horizon Zero Dawn/Forbidden WestやAloy、Bayonetta、Returnal、AlanWake2のSagaなど、女性主人公を据えた大型タイトルが相次いで高評価を得ている。Lara Croftはその元祖とも言える存在。「原点にして最強」という再評価の文脈でCatalystが登場することは、タイミング的に非常に有利だ。
Amazonの映像コンテンツとの連動
Amazonはゲームだけでなく、Tomb RaiderのAmazon Prime Video向けアニメシリーズ(Netflix版とは別の新作)の展開も準備していると報じられている。ゲーム・映像・配信プラットフォームを横断したIP展開はAmazonの得意技であり、Catalystはそのエコシステムの中核として機能する可能性がある。
発売前に抑えておきたいシリーズ作品
Catalystをより深く楽しむために、今から遊んでおくと良い作品を紹介する。特にLegend trilogyはCatalystの直接の前日譚にあたるので、時間があれば触れておきたい。
Tomb Raider: Underworld(2008年)
Catalystの直接の前作。北欧神話の世界観を軸に、LaraがAmelia(母)の謎に迫る。CatalystはこのUnderworldの「数年後」から始まる物語なので、ラストシーンまで確認しておくと感慨もひとしおだ。現在はSteamで入手可能。
Tomb Raider: Legend(2006年)
Crystal DynamicsがリブートしたLaraの起点。現代的なアクションと感情的なストーリーが融合した完成度の高い作品。Legend→Anniversary→UnderworldとLegend trilogyを順番に遊ぶのが理想的。
Survivor trilogy(2013〜2018年)
Catalystとは直接の続編関係ではないが、「Laraの起源物語」として位置付けられている。特に1作目のTomb Raider(2013年)はシリーズ入門として今でも十分に通用する完成度だ。
同じアドベンチャー・探索系で現在遊べるおすすめタイトルも紹介しておく。Catalystの発売を待ちながら腕を磨いておきたい人にはこのあたりがぴったりだ。

広大なオープンワールドを自由に探索するスタイルが好きなら、こちらも要チェック。Catalystが目指す「広くて密度の濃い探索」と方向性が近い。
投稿が見つかりません。古代遺跡の謎解きと戦闘を組み合わせたアドベンチャーが好きなら、このタイトルも合うはずだ。Laraのような一人旅の緊張感を味わえる。
オンラインで協力しながら探索・戦闘を楽しみたい人向けに、こちらも紹介しておく。Catalystはシングルプレイ専用と見られているが、待ち時間に仲間と楽しむなら最適だ。
まとめ:2027年、Laraが帰ってくる
Tomb Raider: Catalystについて、今わかっていることを全部整理してきた。最後にポイントをまとめると——
- Legend trilogy(Underworld)の17年越しの正統続編として位置付けられた完全新作
- Unreal Engine 5採用でシリーズ史上最大規模のワールドを実現予定
- デュアルピストル復活、手首グラップリングフック、カスタマイズ可能なアドベンチャーテック
- リーク情報ではオープンワールド設計(公式未確認)、バイク移動、パラシュートも
- 舞台は北インド。古代の力を巡るLaraと世界中の財宝ハンターとの争奪戦
- ボイスはアリックス・ウィルトン・リーガンに交代。「No Laras left behind」のコメントが好評
- Crystal Dynamicsのレイオフなど不安要素はあるが、2027年リリースは現時点で公式情報
- 同年2026年の『Legacy of Atlantis』(1996年リメイク)と合わせて、シリーズ30周年を盛り上げる2本柱
発売はまだ先だが、今のうちにシリーズの流れを掴んでおく価値は十分ある。特に「Legend trilogyって何?」という人は、Underworldだけでもプレイしてみてほしい。あのラストシーンを知っていれば、Catalystの発売日が待ち遠しくて仕方なくなるはずだから。
今後、ゲームプレイトレーラーや詳細情報が解禁され次第、この記事も随時更新していく。2027年のLaraとの再会を、楽しみに待とう。
