Battlefield 4



Battlefield 4|64人が戦場を埋め尽くす大規模FPSの金字塔、今なお現役

マップの端から鉄橋が見えた。橋の上では戦車が4台、歩兵が20人以上入り乱れて戦っている。上空にはヘリが2機、川面には高速ボートが駆け抜けている。そして橋の根元に仕掛けた爆薬が爆発した瞬間、橋全体がゆっくりと崩れ落ち、橋の上にいた戦車ごと川に沈んでいった。これが「Battlefield 4」だ。

2013年10月にElectronic Arts(EA)がリリースしたBattlefield 4は、64人が同時に戦う大規模マルチプレイFPSだ。戦車・ヘリコプター・戦闘機・ジェットスキー・潜水艇まで動かせる乗り物、建物や橋を崩壊させる「Levolution(レボリューション)」システム、そして広大なマップを複数の拠点で争うゲームモードが三位一体となって、他のFPSでは絶対に体験できない「戦争の喧騒」を作り出す。2026年4月現在、Steam評価は「非常に好評」で、発売から12年以上が経った今でも毎日数千人のプレイヤーが戦場に集まっている。

「Battlefield 4って古くない?」という声はある。確かに12年前のゲームだ。グラフィックも現代の最新作と比べれば見劣りする部分もある。それでも今BF4が選ばれ続ける理由は、「大規模戦争体験」という点で、このゲームを超えるものがほとんど存在しないからだ。この記事では、BF4が初めての人から「久しぶりに戻ろうかな」という人まで、このゲームのすべてを丁寧に説明していく。

目次

こんな人にハマるゲームです

Battlefield 4™ FPS スクリーンショット1

  • 戦車・ヘリ・戦闘機を操縦しながら戦う大規模なミリタリーFPSが好きな人
  • 60人以上が同時に戦うカオスな戦場の雰囲気を体験したい人
  • Call of DutyのようなスピーディなTDMより、拠点を取り合う大規模戦闘が好きな人
  • チームで連携して攻め込む、戦略的なFPSを求めている人
  • 乗り物を使ったコンビネーションプレイ(歩兵が戦車に乗り込んで修理する、など)に興味がある人
  • 「建物が崩れる」「橋が落ちる」などダイナミックな環境変化を楽しみたい人
  • 長く遊べるコンテンツ量のFPSを探していて、DLCも含めた豊富なマップで遊びたい人

逆に、「壁走りや高速移動系の近未来FPSが好き」「1対1や少人数の対戦がメイン」「キャンペーンをじっくり楽しみたい」という人には少しミスマッチかもしれない。BF4の核心はあくまで「大勢vs大勢の大規模戦争」で、1人の活躍よりチーム全体の動きが勝敗を左右する設計になっている。「自分の動きより、戦場全体が好き」という感覚が合えば、何百時間でも遊べる。

ゲーム概要——大規模戦争シミュレーターの完成形

DICEとBattlefieldシリーズの歴史

Battlefield 4を作ったのはスウェーデンのゲームスタジオ「DICE(Digital Illusions CE)」だ。スウェーデンのストックホルムに拠点を置く開発会社で、1992年に設立された。現在はEA(Electronic Arts)の傘下にある。

BattlefieldシリーズはDICEの代名詞で、2002年の「Battlefield 1942」から始まった。第二次世界大戦を舞台にした1942、現代戦を舞台にした2(2005年)、第一次世界大戦の1(2016年)、第二次世界大戦のV(2018年)、近未来の2042(2021年)と続いてきたシリーズの中で、「3(2011年)と4(2013年)の現代戦時代が全盛期」と言うプレイヤーは多い。

特にBF4は、前作BF3の評価を受け継ぎながら、マップ崩壊システムのLevolution、乗り物の種類拡大、クラスシステムの改善などを加えて「シリーズの集大成」とも呼ばれる完成度になった。発売直後はバグが多く批判を受けたが、その後の大規模パッチとDLCリリースで評価が大きく上がり、今や「BFシリーズで最も長く遊ばれているタイトル」という地位を確立している。

DICEが開発した独自エンジン「Frostbite(フロストバイト)」は、建物の崩壊・爆発・物理演算を高精度にシミュレートする技術を持っており、BF4のダイナミックな戦場はこのエンジンなしに成立しなかった。

なぜ2026年でもプレイヤーがいるのか

発売から12年以上が経過して、なぜBF4は今も「現役タイトル」なのか。これはゲームコミュニティの中でよく語られる話題だ。

理由の一つは「後継作が越えられなかった」という事実だ。BF4の後にリリースされたBattlefield 1、Battlefield V、Battlefield 2042は、それぞれ独自の魅力を持ちながらも、「BF4を超えた」とは評価されていない。特にBF 2042は発売初期の評価が低く、多くのプレイヤーがBF4に戻った。結果として「最も完成度が高いBF作品」としてBF4が再評価され続けている。

もう一つの理由は「コンテンツの豊富さ」だ。本編に加えて6つのDLCパック(総マップ数20以上)が存在しており、Premium Edition(本編+全DLC)はSteamで定期的にセールがある。12年間の更新でバランス調整が繰り返され、「古いが洗練された」という評価になっている。

そして「代替がない」という現実もある。64人対戦、現代ミリタリー設定、乗り物と歩兵の混在、広大なマップ——この要素をすべて備えたFPSはBF4以外にほとんど存在しない。同系統のゲームとしてはBattlefield 2042や「Squad」などがあるが、BF4ほどアクセスしやすく洗練された選択肢は少ない。

キャンペーンについて

BF4にはシングルプレイのキャンペーンモードが搭載されている。ただし正直に言っておくと、このゲームのキャンペーンはマルチプレイのおまけに近い位置づけで、評価はそれほど高くない。

物語は2020年(ゲーム発売当時の近未来設定)の中国を中心に展開する。プレイヤーは米海兵隊の精鋭部隊「タスクフォース・メイズ」の一員として、中国内戦と米中対立の渦中に巻き込まれていく。戦闘は迫力があり、爆発や建物崩壊の演出は見ごたえがある。ただし、ストーリーは「ハリウッド映画的な軍人アクション」にとどまっていて、Titanfall 2やSpecOpsのような深みはない。

クリアタイムは難易度「ノーマル」で6〜8時間程度。マルチプレイにアクセスする前の「操作の練習」として使うには十分だ。特にキャンペーンでは各兵器の操作感を試せるので、初プレイ時はキャンペーンで基本操作を学んでからマルチに入るのが自然な流れだ。

マルチプレイの核心——64人対戦が作り出す戦場の物語

Conquest(コンクエスト)——BF4の代名詞ゲームモード

BF4のマルチプレイモードの中で、最も象徴的なのが「Conquest(コンクエスト)」だ。最大64人(32対32)が5〜7箇所の拠点(フラッグ)を奪い合い、先にチケット(兵力)を0にしたチームが勝つ。シンプルなルールだが、その中に無限の戦術的選択肢がある。

コンクエストを理解するためのキーポイントは「チケット」だ。両チームは最初に決まった数のチケットを持っており、味方が死ぬたびに1枚減る。さらに「相手より多くの拠点を保有しているチームは、相手のチケットが継続的に減っていく」仕組みになっている。つまり「拠点を多く持つ=相手の兵力を削り続ける」という優位が生まれる。

この設計から「正面突破で敵を倒しまくる」だけでなく、「空の拠点を素早く占領して数的優位を作る」「相手の補給ラインを断つ」「戦車を迂回させて側面から攻める」といった多彩な戦術が自然に生まれる。64人が3つの異なる戦線で同時に戦いながら、随時拠点の優劣が変動する——コンクエストの1試合は生きた戦争のように展開が変化する。

「コンクエストは毎試合が違う。同じマップでも、拠点の取り方、乗り物の配置、チームの動き方で全部違う試合になる。これで2000時間遊んでいる」

Steamレビューより

Rush(ラッシュ)——攻守交代の緊迫した攻防

もう一つの主要ゲームモードが「Rush(ラッシュ)」だ。こちらは最大32人(16対16)での攻守交代式のモードで、攻撃側が特定の目標(MCOMステーション)を爆破し、守備側がそれを阻止する。

攻撃側はMCOMに爆薬をセットして一定時間待つか、直接爆薬でMCOMを爆破する。守備側は爆薬を解除するか、攻撃側のチケットを0にすることで守り切れる。MCOMを1つ爆破するごとに戦線が前進し、最終的に守備側の本拠地まで攻め込む「波状攻撃」の構造だ。

コンクエストより小規模で緊迫感が高い。守備側は建物内にバリケードを築いて守り固め、攻撃側は煙幕・爆発物・乗り物を駆使して突破口を開く。「目標は一点」という集中感がコンクエストとは異なる緊張感を生み出し、「Rushの方が好き」というプレイヤーも多い。

Obliteration・Team Deathmatch・Domination——その他のモード

BF4には他にも複数のゲームモードが用意されている。

Obliteration(オブリタレーション)はマップ上に出現する1つの爆弾を取り合い、相手の目標物に運んで爆破するモードだ。爆弾の争奪戦が激しく、爆弾を持った兵士を守りながら走るチームプレイが求められる。即興的な連携が生まれやすく、試合の流れが急展開することが多い。

Team Deathmatch(チームデスマッチ)は純粋なチームキル数を競う。乗り物なし・32人(16対16)・小〜中マップでの戦闘で、よりCoDに近い感覚で遊べる。BFシリーズのゲームモードの中では珍しく「個人の腕前が直結しやすい」モードで、「まず基本的な撃ち合いを覚えたい」という初心者にも入りやすい。

Domination(ドミネーション)はコンクエストの縮小版で、小さいマップで3つの拠点を奪い合う。最大20人(10対10)での近接戦闘が多くなり、乗り物はほぼ登場しない。テンポが速く、試合が15〜20分程度で終わるのも特徴だ。

Squad Deathmatch(スクワッドデスマッチ)は4人1組のスクワッド4チームが戦うモードで、最大16人。スクワッド内の連携が重要になる変則的な形式だ。

Carrier Assault(キャリアアサルト)はDLC「Naval Strike」に追加されたモードで、空母を舞台にした海上戦が楽しめる。航空機・水上艦・小型ボートを駆使した立体的な戦闘が展開し、コンクエストとは全く異なる海戦体験が生まれる。

乗り物——BF4の圧倒的な幅を支える要素

BF4のマルチプレイで他のFPSと決定的に違うのが「乗り物の存在」だ。この乗り物の数と種類が、BF4の「戦争っぽさ」を作り出している。

陸上乗り物としては「MBT(主力戦車)」「IFV(歩兵戦闘車)」「LAV(軽装甲車)」「ATVバイク」「輸送トラック」「自走砲」「対空車両」が存在する。航空乗り物には「戦闘機(ジェット)」「攻撃ヘリ」「偵察ヘリ」「輸送ヘリ」がある。そして水上乗り物には「高速ボート」「水陸両用の歩兵戦闘車」「潜水艇(一部マップ)」「軽空母(一部マップ)」まで用意されている。

各乗り物には専用の武装があり、それぞれ異なる役割と弱点がある。主力戦車はその場の戦闘力では最強だが、対戦車ランチャーや攻撃ヘリの機関砲に弱い。戦闘機は制空権を握れるが、対空車両や携行式地対空ミサイル(MANPADS)で落とされる。輸送ヘリは歩兵を運べる機動力があるが、脆弱だ。

この「乗り物間の相性」がBF4の戦術的な深みを作り出している。歩兵が戦車を包囲して工兵クラスでRPGを撃つ、偵察が山頂から地対空ミサイルでヘリを落とす、攻撃ヘリが戦車部隊をなぎ払いながら歩兵が橋頭堡を確保する——こういった「複合戦術」が自然に発生するのがBF4の醍醐味だ。

乗り物のカスタマイズ——用途に合わせて改造する

乗り物はアンロックシステムで装備をカスタマイズできる。戦車であれば「主砲の種類(対戦車・砲撃・機関砲)」「副武装(機関銃・対空機関砲)」「装甲や補修システム(アクティブプロテクション・修理ボットなど)」「乗員補助装備(熱線カメラ・煙幕弾)」を設定できる。

攻撃ヘリなら「固定機関砲」「ロケット(対地・対空・誘導)」「フレア(ミサイル回避)」「スポッティングシステム」などから選べる。乗り物ごとにアンロックが個別に設定されており、「その乗り物に多く乗るほどその乗り物が強くなる」という設計だ。

慣れてくると「このマップでは戦車はこの装備が最適」「ヘリはこのマップでは誘導ロケットより無誘導が使いやすい」といった判断が生まれ、「乗り物の専門家」が自然に育っていく。

Levolution——壊れる戦場が生み出す予測不能な体験

Battlefield 4™ FPS スクリーンショット2

Levelutionとは何か

BF4の最大の売りの一つが「Levolution(レボリューション)」——環境破壊・地形変化のシステムだ。このシステムにより、マップ上の構造物が爆発物や一定条件で破壊・変形し、戦場の地形が試合中に大きく変わる。

Levolutionは単なる演出ではなく、戦局を根底から変えるゲームプレイ要素だ。たとえばマップ「Siege of Shanghai(上海の包囲戦)」では、中央にある高層ビルを爆破できる。ビルが崩れると、中腹にあった拠点が地上に変わり、ビルを足場にしていた狙撃手のポジションが消滅し、周囲に瓦礫が散らばって新たな遮蔽物が生まれる。「崩す側」と「崩されてからどう動くか」が勝敗に直結するダイナミクスがある。

他にも、マップ「Flood Zone(洪水地帯)」では堤防を爆破すると下水道の水が街全体に流れ込み、マップの半分が水没する。歩兵の移動速度が激減し、水上乗り物が主役になる。建物の1階はすべて水の下に沈み、2階・3階が主戦場になるという大変化だ。

マップ「Paracel Storm(パラセル嵐)」では試合中に台風が接近し、波が高くなって海上戦が激化する。最終的には大型軍艦が嵐に流されてくるという演出もある。

主なLevolutionイベント一覧

各マップに仕込まれたLevolutionイベントの主なものを挙げる。

Siege of Shanghai(上海の包囲戦):高層ビルの崩壊。BF4の宣伝で最も使われたLevolutionで、建物の爆破は視覚的に最も派手なイベントの一つだ。崩壊前後で拠点周辺の地形が全く変わる。

Flood Zone(洪水地帯):堤防爆破による街の水没。最もゲームプレイを変えるLevolutionで、水没前と後で乗り物の有効性が逆転する。水没後は「全員が泳ぐゲーム」に近くなる。

Golmud Railway(ゴールムード鉄道):線路上を走る列車が走行中に爆破される演出がある。線路周辺の戦闘に影響する。

Hainan Resort(海南リゾート):ホテルの一棟が崩落する。観光地マップの建物が崩れることで、室内の戦闘から屋外の瓦礫戦に移行する。

Lancang Dam(ランカン・ダム):ダムが爆破されると大量の水が放流される。下流にいた歩兵・乗り物がすべて流されるという劇的な変化が起きる。

Rogue Transmission(ローグ通信):巨大な電波望遠鏡が崩壊する。中央のランドマークが崩れることで戦場の見通しが変わる。

これらのLevolutionは毎試合発生するわけではなく、プレイヤーが意図的に起こすものもあれば、試合の経過で自然に発生するものもある。「次のマップでまだLevolutionが発生していない」という状況が、試合全体の緊張感を作り出すことも多い。

建物崩壊と「Frostbite破壊」

Levolutionほど大規模ではないが、BF4では建物の壁・柱・屋上などが爆発物や戦車砲で破壊できる。「このコンクリート壁は RPGで数発撃てば穴が開く」「木造の小屋は戦車砲1発で跡形もなく消える」という物理的なリアリティが、戦場への没入感を高めている。

これを利用した「環境キル」も面白さの一つだ。敵が建物内に立てこもっているなら、壁を破壊して屋根を落とす。狙撃手が丘の上の岩陰に隠れているなら、砲撃で岩を砕いて遮蔽物を消す。「敵の隠れる場所を消す」という発想が自然に生まれる。

クラスシステム——4つの兵科と役割分担

Assault(アサルト)——前線の回復と突撃の両立

BF4のクラスは「Assault(アサルト)」「Engineer(エンジニア)」「Support(サポート)」「Recon(リーコン)」の4種類だ。それぞれ独自の装備と役割を持ち、チームに複数のクラスが混在することで最大の効果を発揮する設計になっている。

アサルトは「前線での戦闘と負傷者への医療」を担当する。主武装はアサルトライフルで、近〜中距離の戦闘に最も汎用的に対応できるクラスだ。ガジェット(特殊装備)には「デフィブリレーター(AED)」があり、瀕死の味方を蘇生させることができる。味方を蘇生すると、死亡による最チケット消費を防ぎつつ、スコアも大量に稼げる。

もう一つのガジェット「メドキット(医療バッグ)」を地面に設置すると、近くにいる味方が継続的に体力を回復できる。戦線の最前線でメドキットを撒きながら戦うアサルトは、チームの生存率を大きく上げる。「とにかく前線で戦いたい」「チームに貢献したい」という初心者に最も入りやすいクラスだ。

Engineer(エンジニア)——乗り物のカウンターと補修

エンジニアは「対乗り物戦闘と乗り物の修理」を専門とするクラスだ。主武装はカービンやPDW(個人防衛火器)で、歩兵戦闘は若干アサルトに劣るが、エンジニアの真価はガジェットにある。

「RPG-7(ロケットプロペルドグレネード)」や「SMAW(肩撃ちロケット)」「Javelin(対戦車誘導ミサイル)」「IGLA(携行式地対空ミサイル)」といった対乗り物兵器をガジェットとして携行できる。敵の戦車やヘリが猛威を振るっているときに、エンジニアの活躍が試合の流れを変える。

逆に「修理ツール」を使えば、損傷した味方乗り物を素早く修理できる。戦車に同乗したエンジニアが走行中に後部から修理し続けることで、通常より長く生き延びられる「修理コンビ」は初心者のうちからでも実践できる強力な戦術だ。「エンジニア2人と戦車1台のコンビ」は、BF4の基本的かつ強力な連携の一つだ。

Support(サポート)——弾薬補給と制圧射撃の担い手

サポートは「弾薬供給と火力支援」を担当する。主武装はLMG(軽機関銃)で、アサルトライフルより弾数が多く、持続的な制圧射撃が得意だ。ただし、LMGは精度が低めで取り回しが悪いため、中距離以遠では不利になりやすい。

ガジェットの「アンモバッグ(弾薬バッグ)」は、設置するだけで周囲の味方に継続的に弾薬を補給できる。BF4ではすべてのガジェット(手榴弾、RPGの弾、スモークグレネードなど)も弾薬バッグから補充できるため、エンジニアや偵察の近くにアンモバッグを置くと非常に重宝される。

「C4(爆薬)」をガジェットに持てるのもサポートの特権だ。C4を戦車の下に仕掛けて爆破したり、建物の壁に貼り付けて通路を作ったり、橋の支柱に仕掛けて渡ってきた敵を橋ごと吹き飛ばしたり——C4の使い方は工夫次第で無限に広がる。BF4で最も創造的な「嫌がらせ」が可能なクラスとも言える。

「M320 GLM(グレネードランチャー)」もサポートが使える武器の一つで、グレネードを曲射して敵を建物の陰から倒すといった間接攻撃が可能だ。

Recon(リーコン)——情報収集とスナイパーの役割

リーコンは「偵察・情報提供・狙撃」を担当するクラスだ。主武装はスナイパーライフルで、遠距離から敵を正確に狙う役割を持つ。BF4の中で最も「個人プレイ」になりがちなクラスでもある。

ガジェットの「SOFLAM(レーザー目標指定装置)」を設置すると、エンジニアの誘導ミサイルやジェット機の誘導爆弾が自動でロックオンできるようになる。チームの全乗り物の精密攻撃を助ける役割で、使いこなすと非常に強力な支援ができる。

「TUGS(戦術無人センサー)」は設置すると半径内の敵の位置をミニマップに表示する。見えない場所からの奇襲を未然に防ぐ情報収集ガジェットで、拠点防衛や重要な通路の監視に有効だ。

ただし、リーコンを「後方に引きこもった狙撃専門」として使うだけでは、チームへの貢献が小さくなりがちだ。「SOFLAM・TUGSを積極的に設置しながら狙撃する」「スポット(敵の位置をチームに知らせる操作)を意識する」という動き方が、チームに真に貢献するリーコンの基本だ。

クラスのアンロックと成長

BF4には各クラスごとに大量のアンロック要素が用意されている。各兵科のランクを上げると新しい武器・ガジェット・装備が解放される仕組みで、数百時間遊んでも「まだアンロックしていないものがある」という状況が続く。

武器ごとにも「添付品アンロック」がある。特定の武器で一定数のキルを稼ぐと、その武器用のスコープ・グリップ・バレル・銃口装置が解放される。使い慣れた武器をカスタマイズして自分好みの仕様に仕上げるプロセスも、長期間の遊び続ける動機になっている。

主要マップ徹底解説——舞台ごとに変わる戦い方

Siege of Shanghai(上海の包囲戦)——BF4の顔

BF4を語るときに最初に名前が出るマップが「Siege of Shanghai(上海の包囲戦)」だ。近未来の上海高層ビル街を舞台に、5つの拠点(A〜E)を巡るコンクエストが展開する。

このマップの核心は中央の高層ビル「拠点B」だ。建物内のエレベーターで屋上まで上がると、マップ全体を見渡せるスナイパーポジションになる。しかしこのビルは、1階の4箇所にある爆発物を起動することで崩壊させられる。崩壊前のビルからの狙撃プレッシャーに耐えながら爆破を行うか、守りに徹してビルを守り続けるか——この攻防がSiege of Shanghaiの最大の見どころだ。

ビルが崩れた後のマップは様相が一変する。屋上から見下ろす狙撃ポジションが消え、瓦礫の遮蔽物が増え、地上の戦闘がより重要になる。同じマップなのに崩壊前後で全く違う試合になるのが、このマップの醍醐味だ。

Flood Zone(洪水地帯)——水没する街での立体戦

「Flood Zone」は低地に広がる水路と古い街並みが広がるコンクエストマップだ。試合開始直後は普通の街での歩兵戦闘が展開するが、堤防を爆破すると街全体が膝まで浸水する。

水没後はジェットスキーや水陸両用車が主役になり、建物の2〜3階が主戦場に変わる。通常は使われない2階の窓や屋上からのアングルが重要になり、マップの「高さ」の使い方が根本から変わる。水中での移動速度が遅いため、開けた水面を渡るのは危険で、建物の内側を通った移動や屋上伝いの移動が価値を増す。

このマップの特徴は「Levolution前後で、使える乗り物と有利なポジションが逆転する」点にある。最初に騎兵(ATV)で広い地上を駆け回り、水没後はボートで同じルートを進む——同じ場所でも全く違う体験になる。

Operation Locker(ロッカー作戦)——密閉された監獄での激戦

「Operation Locker(ロッカー作戦)」は閉鎖的な監獄施設を舞台にしたマップだ。複数のフロアと長い廊下が続く構造で、乗り物がほとんど登場せず、歩兵vs歩兵の接近戦が連続するマップとして知られている。

このマップの特徴は「どこからでも撃ってくる」圧迫感だ。廊下の先から、側面のドアから、天井の穴から——あらゆる角度に敵の銃口がある。グレネードと散弾銃が非常に強力になる環境で、「制圧して前進する」というよりも「一歩一歩押し込むか引くか」の判断が連続する。

BF4の中で最もCoDに近いプレイ感覚があり、「乗り物なしの歩兵戦を楽しみたい」という人に人気が高い。ただし、どこからでも撃たれるため死亡率が高く、「やられてもやられても突撃し続ける」精神力も必要だ。

Golmud Railway(ゴールムード鉄道)——開けた草原の乗り物戦

「Golmud Railway」は中国北部の草原地帯を舞台にした広大なコンクエストマップだ。開けた地形に複数の拠点が散在し、戦車・ヘリ・ATV・高機動車が縦横無尽に走り回る「乗り物の天国」的なマップとして人気が高い。

このマップでは歩兵単独での拠点移動は危険で、乗り物の護衛なしに開けた地を歩けばすぐに狙われる。逆に乗り物を適切に運用できれば、複数の拠点を素早く回りながら制圧し続けることができる。「戦車の操作を上手くなりたい」「ヘリの空爆を試したい」という目的でプレイするのに最適なマップだ。

鉄道線路に沿って長く続く構造は、「縦方向の戦線」を自然に形成する。線路を挟んだ両岸からの交戦、列車を遮蔽に使った攻撃、橋を落とすことによる突破口の遮断——地形を読む楽しさが詰まったマップだ。

Rogue Transmission(ローグ通信)——巨大なパラボラが崩れる

「Rogue Transmission」はSF的な雰囲気のある電波観測施設を舞台にしたマップだ。中央にある巨大なパラボラアンテナがLevolutionで崩壊する演出が見どころで、崩壊後は中央の地形が大きく変わる。

電波観測施設という構造から、建物内の廊下戦・施設外の草原での乗り物戦・崩壊したパラボラの上での高所戦という複数の戦場が混在する。コンクエストでの拠点は施設内外に分散しており、チームが分散して戦う大規模コンクエストらしいマップだ。

Hainan Resort(海南リゾート)——熱帯リゾートでの白昼戦

「Hainan Resort」は南国リゾートホテルを舞台にしたマップだ。BF4のマップの中では中規模で、乗り物と歩兵のバランスが取れた戦いが楽しめる。ホテルの廊下・プール・ビーチ・ジャングルエリアと多様な地形が混在し、戦況に応じて戦術を切り替える必要がある。

Levolutionはホテルの一棟崩壊で、崩壊後は室内から屋外の瓦礫戦に移行する。コンクエストでの拠点がちょうどホテル内外に分かれており、「どの拠点をどの順番で落とすか」という戦略立案が試合の勝敗を大きく左右する。

DLCマップ——本編だけでは終わらない戦場の広がり

Battlefield 4™ FPS スクリーンショット3

China Rising——中国大陸の広大な戦場

BF4最初のDLCパック「China Rising」は、中国本土の多様な地形を舞台にした4つのマップを追加する。最も特徴的なのはマップ「Dragon Pass(ドラゴンパス)」で、山岳地帯の広大な谷間を使った大規模コンクエストが展開する。戦闘機・攻撃ヘリ・戦車が全て同時に活躍できるスペースが確保されており、「BF4の醍醐味を最大限に体験したい」ならこのマップが最適とも言われる。

「Silk Road(シルクロード)」は砂漠のシルクロードを舞台にした広大なマップで、大型乗り物の活躍する開けた環境が特徴だ。「Guilin Peaks(桂林の峰)」は中国南部の奇妙な地形(カルスト地形)を舞台にした、高さを活かした戦闘が面白いマップだ。「Altai Range(アルタイ山脈)」は雪山環境で、白い雪原と岩山での戦闘が展開する。

Second Assault——BF3マップのリメイク

「Second Assault」はBF3(前作)の人気マップ4つをBF4仕様にリメイクしたDLCだ。「Operation Metro 2014」は前作で最も人気が高かったマップ「Operation Metro」の更新版で、地下鉄を舞台にした接近戦が特徴。BF3プレイヤーにとっては懐かしく、新規プレイヤーにとっても完成度の高い歩兵マップとして評価が高い。

「Caspian Border 2014」「Operation Firestorm 2014」「Gulf of Oman 2014」もそれぞれBF3時代のファンから支持されており、「懐かしのマップをBF4の新システムで遊ぶ」という楽しみ方ができる。

Naval Strike——海上戦の新境地

「Naval Strike」は海を主な戦場としたDLCパックで、新モード「Carrier Assault(空母アサルト)」と4つの海上マップが追加される。Carrier Assaultは空母に向けて波状攻撃を仕掛けるRushの変形版で、水上艦・水中潜入・ジェット機と組み合わせた三次元的な攻撃が面白い。

「Lost Islands(ロストアイランド)」「Nansha Strike(南沙攻撃)」「Wave Breaker(ウェーブブレイカー)」「Operation Mortar(オペレーション・モーター)」の4マップはいずれも海・島・基地を組み合わせた独特の地形で、標準マップとは異なるプレイスタイルが求められる。海上乗り物を積極的に使うプレイヤーには特にうれしいDLCだ。

Dragon’s Teeth——東アジアの都市戦

「Dragon’s Teeth」は香港・上海風の都市部での近接歩兵戦に特化したDLCパックだ。4つのマップはどれも密集した都市環境で、乗り物は補助的な役割にとどまり、歩兵戦闘が主体になる。

「Pearl Market(パールマーケット)」「Lumphini Garden(ルンピニー公園)」「Sunken Dragon(沈んだ龍)」「Operation Hyacinth(ヒヤシンス作戦)」の4マップは、どれも複雑な路地・建物内・高低差を活かした戦術的な歩兵戦が楽しめる。コンクエストより近距離の集中戦が好きなプレイヤーにはこのDLCが刺さる。

新ガジェット「バトルピックアックス(作業用ピック)」もDragon’s Teethで追加された。近接武器として使えるこのツールは、「壁を壊してショートカットを作る」という独特の使い方が面白い。

Final Stand——北極での最終決戦

「Final Stand」はBF4で最後にリリースされたDLCパックで、雪に閉ざされたロシア北極の研究施設や軍事基地を舞台にした4マップが追加される。

「Hammerhead(ハンマーヘッド)」「Giants of Karelia(カレリアの巨人)」「Whiteout(ホワイトアウト)」「Operation Whiteout(オペレーション・ホワイトアウト)」の各マップは、吹雪・白銀の地形・研究施設という特異な環境で戦う。新乗り物として「ホバークラフト」が追加されており、雪上を高速で滑走するホバークラフトを使った戦術が楽しめる。

「Hammerhead」マップでは巨大な核弾頭を運ぶ潜水艦ドックが舞台で、BF4最後のDLCにふさわしいスケール感の戦場だ。

Night Operations——夜戦の緊張感

DLCとして後から追加された「Night Operations」は、既存マップを夜間環境で遊ぶ特別コンテンツだ。「Zavod Graveyard Shift」は通常版の「Zavod 311」の夜間バージョンで、暗い廃工場での銃撃戦は昼間版と全く異なる緊張感を生む。

ナイトビジョンゴーグル(NVG)を装備することで暗所での視界を確保できるが、NVGを使っていない相手からは自分の眼が発光して目立つという駆け引きもある。「夜戦」というだけで戦場の雰囲気が劇的に変わり、BF4の世界観を新鮮に体験できる。

スコア・ランク・アンロックシステム——長く遊ぶ動機の設計

スコアの仕組み——「チームに貢献する」ほど稼げる

BF4のスコアシステムは「キルだけを稼いでも高スコアは難しい」という設計になっている。試合終了後のスコアを最も左右するのは「チームへの貢献」だ。

スコアが高いアクションには次のようなものがある。拠点の占領・防衛、味方の蘇生、医療バッグ・弾薬バッグからの補給、乗り物の修理、敵のスポット(位置情報共有)、味方への輸送ヘリでの搭乗など。これらはキルと同等以上のスコアが得られる。

つまり「戦闘が苦手でも、サポート役に徹してチームを支えることでスコアを稼げる」という設計だ。「俺は下手だから……」と思っている初心者でも、アサルトのメドキット設置と蘇生だけに集中していれば、試合終了後のスコアボードで上位に食い込めることも珍しくない。

ランクシステムとアンロック

試合で稼いだスコアは「経験値(XP)」として蓄積され、一定量でランクアップする。BF4の上限ランクは「Colonel(大佐)100」で、さらに上の「General(将軍)」ランクまで存在する。ランクアップに伴い、新しい武器・ガジェット・乗り物装備・ドッグタグ(プレイヤーID)などが解放される。

武器は各クラスで複数のカテゴリに分かれており、「カービンはエンジニアとしての戦闘スコアで解放」「スナイパーライフルはリーコンの戦闘スコアで解放」という形で、「使いたい武器のためにそのクラスを積極的にプレイする」という動機が生まれる設計だ。

また「Battlepacks(バトルパック)」という報酬コンテナシステムもある。試合を重ねると獲得できるバトルパックには武器の迷彩・ガジェット・エクスペリエンスブースト・武器添付品の追加解放などがランダムで含まれる。「次はどんなバトルパックが来るか」という楽しみも長期的なプレイを続ける動機の一つだ。

Dog Tag(ドッグタグ)——戦場の証明

BF4の小さな楽しみの一つが「Dog Tag(ドッグタグ)」システムだ。プレイヤーは試合で相手をナイフで近接キルすると、その相手のドッグタグを「奪う」ことができる。奪ったドッグタグはコレクションに追加され、自分のプロフィールに設定できる。

ドッグタグには試合で解放されるデザインのものや、特定の条件を達成したときに貰えるものがあり、レアなドッグタグを持っていることが熟練者の証明になる。「あのプレイヤーのドッグタグを奪いたい」というサブ目標が、試合に個人的な物語を加える。

2026年現在のコミュニティと現役サーバー状況

12年後も続くプレイヤーコミュニティ

BF4は2026年4月時点でSteamの同時接続プレイヤー数が毎日数千人規模を維持している。Steam Chartsのデータを見ると、ピーク時(2013〜2015年頃)から大幅に減少しているものの、「12年前のゲームとしては異常なほど遊ばれている」水準だ。

なぜここまでプレイヤーが続くのか。最大の理由は「このゲームが好きな人が、このゲームしか遊ばない」という層の厚さだ。BF2042のような新作がリリースされるたびに「やっぱりBF4の方がいい」と戻ってくるプレイヤーが繰り返し発生する現象は、BFシリーズのファンの間でよく見られる。

Redditの「r/Battlefield」や「r/BattlefieldV」などのコミュニティでも、BF4の話題は定期的に上がってくる。「今から始めても大丈夫か」という質問には「全然大丈夫、今日も普通に試合が埋まる」という返答がついている。

サーバーブラウザと推奨フィルター設定

BF4のマルチプレイはサーバーブラウザを通じてサーバーを選ぶ方式だ。公式サーバー(EA/DICEが運営するRental Server Program経由)とコミュニティサーバー(プレイヤー個人が契約・管理するサーバー)の両方が存在する。

初心者が気をつけたいのは「サーバーのフィルタリング」だ。プレイヤー数でフィルタリングして「20人以上いるサーバー」を選ぶとすぐに試合に入れる。地域フィルタで「Asia(アジア)」や「Japan(日本)」を選ぶとpingが低くなる(ただしアジアサーバーは台数が少なめ)。

コミュニティサーバーの中には独自ルールが設定されているものがある。「特定の乗り物禁止」「特定のガジェット禁止」「チートハンター(管理者による監視)あり」など様々だ。初心者は「Vanilla(公式ルール)」タグのついたサーバーから始めると余計なルールで困ることがない。

チート・不正行為への対策状況

12年前のゲームということもあり、BF4のチート(ハック)問題は現在も完全には解消されていない。FairFightというアンチチートが一応動いているが、精度が高いとは言えず、明らかな不正プレイヤーを見かけることがある。

これへの対策として、「PunkBuster(パンクバスター)」というアンチチートを正常に動作させることが必要だ。Battlefield 4のインストールフォルダ内にPunkBusterのアップデートを行うツールがあり、これを最新状態にしておくことでチートへの耐性がある程度上がる。それでも問題が起きるサーバーは存在するが、コミュニティが管理するサーバーは管理者が積極的にBANを行うことで比較的クリーンな環境が保たれていることが多い。

「チートが多いサーバーを避ける」「管理者が活動しているコミュニティサーバーを見つける」という選択でプレイ体験は大きく改善できる。

Premium EditionとDLCの入手方法

2026年現在、BF4のDLCはすべて「Premium Edition」としてまとめて購入できる。Steamの定価は4,980円(税込)で、本編と6つのDLCパックがすべて含まれる。セール時には90%オフになることも多く、数百円で購入できるタイミングがある。EA Playサブスクリプション(月額制)にも含まれており、月額料金でBF4を含む多数のEAタイトルが遊べる。

DLCのマップでも試合が立っているかどうかは時間帯によって変わる。日本時間の夜(20時〜24時)は最もプレイヤー数が多く、DLCマップのサーバーも比較的見つかりやすい。日中は本編マップのサーバーに集中することが多い。

初心者が最初にすること——スムーズな始め方ガイド

Battlefield 4™ FPS スクリーンショット4

まずキャンペーンで操作を覚える

BF4を初めて起動したら、まずキャンペーンから入ることを強くすすめる。理由はシンプルで、「マルチプレイに初心者のまま突入すると何もできずに終わる」からだ。

キャンペーンでは歩兵としての移動・射撃・ガジェット使用、戦車の操作感、ヘリコプターの基本操縦を一通り体験できる。特に「戦車が近づいてきたときにどう対処するか」「ヘリに乗るとどんな視点になるか」を事前に知っておくだけで、マルチでの初動が全く変わる。

キャンペーンのクリアは必須ではないが、序盤の2〜3ミッションだけでも遊んでみると、基本操作への理解が深まる。

最初のクラスはアサルトをすすめる理由

マルチプレイで最初に選ぶクラスはアサルトが最善だ。理由は「死ぬリスクが最も低く、チームへの貢献がわかりやすいから」だ。

アサルトライフルは中距離まで安定して戦えるため、「近すぎて困る」「遠すぎて届かない」という状況が少ない。さらにメドキットを設置するだけでチームのHPを継続的に回復でき、蘇生操作で試合への貢献が目に見える形で積み上がる。「チームの役に立てているかどうかわからない」という初心者の不安を解消しやすいのがアサルトの強みだ。

最初の武器は「M416」か「AK-12」あたりが扱いやすい。リコイル(反動)が穏やかで、近距離から中距離まで安定した性能を持つ。まずこれで感覚をつかんでから、好みに応じて武器を変えていくのが良い。

コンクエストで「何をすればいいか」を知る

コンクエストでの初心者あるあるが「何をすればいいかわからず、ただ走り回っているだけで終わる」だ。これを防ぐためのシンプルな指針を伝えておく。

まず「ミニマップを常に見る」習慣をつけることだ。BF4のミニマップには拠点の占領状況(青が味方、赤が敵、紫が中立)、味方の位置、スポットされた敵の位置が表示される。「今どこの拠点がやばいか」が一目でわかる。

次に「チームの多くが向かっている方向に合わせて動く」。序盤は「なぜそっちに行くのか」が分からなくても、チームの流れに乗っているだけで自然と重要な戦場にたどり着く。

「拠点に入って円が表示されたら動かずにいる」。占領中は動いていても占領ゲージが溜まるが、拠点のエリア内にいる味方が多いほど速く占領できる。最初は「拠点に到達したらそこを守る」だけでも十分な貢献になる。

乗り物は焦らず、慣れたら乗り込む

BF4の乗り物、特にヘリと戦闘機は習得難易度が高い。最初から乗り込もうとするのは避けた方がいい。戦車や輸送ヘリはまだ操作しやすいが、攻撃ヘリ・戦闘機はBF4の中でも最も習得に時間のかかる要素で、「ちゃんと操作できる前に乗り込むとただ的になるだけ」になってしまう。

まず歩兵として数十時間遊び、「乗り物の弱点がわかる」「乗り物をどこで見かけるか予測できる」くらいになってから、戦車→輸送ヘリ→攻撃ヘリという順番で乗り物を試していくのが現実的だ。攻撃ヘリと戦闘機はシングルプレイのキャンペーンで先に練習するか、サーバー内でプレイヤーが少ない時間帯に空で練習するのが定番の練習方法だ。

スポット操作を意識する

BF4には「スポット」という操作がある。Qキー(デフォルト)で照準を向けながら敵をスポットすると、その敵の位置がチームメイト全員のミニマップに表示される。「見えた敵を全員に教える」この操作は、直接キルに繋がらなくてもスコアが入り、チームの情報共有を劇的に改善する。

スポットは「敵と戦う前」「敵を発見した瞬間」「逃げながら」でも使える。逃げながら「敵はあっちにいるよ」とチームに教えることが、試合全体の勝利に繋がる。初心者のうちから「敵を見たらQを押す」を習慣にするだけで、試合への貢献度が大きく変わる。

セクションリダーとして旗持ち

BF4のマルチプレイでは「スクワッド(4〜5人のチーム)」という単位が重要だ。スクワッドのリーダー(Squad Leader)は「オーダー(命令)」を出す権限があり、「攻撃せよ」「守れ」「乗り物へ向かえ」というマーカーをマップに置けるほか、全スクワッドのオーダーを実行した場合に「スクワッドオーダースコア」が得られる。

また、スクワッドメンバーは「スクワッドリーダーにスポーン(復活)する」権利を持つ。スクワッドリーダーが敵陣近くにいれば、メンバーは前線に素早く復活できる——これが大きな戦術的優位になる。「スクワッドメンバーと一緒に動く」「スクワッドリーダーにスポーンする」だけで、個人プレイより圧倒的に効率よく戦える。

上達のコツ——スコアから「戦える」プレイヤーへ

射撃精度の改善——リコイルコントロールを覚える

BF4の射撃は「フルオートで撃ち続けると弾が上にずれていく(リコイル)」というリアルな仕様になっている。連射中にマウスを下に引くことでリコイルを補正するテクニックを「リコイルコントロール」と言い、これができるようになると命中率が大幅に改善する。

最初は「連射ではなくバースト(2〜3発ずつ)」で撃つことから始めるといい。バーストなら最初の数発は比較的真っ直ぐ飛ぶため、命中率を保ちやすい。中距離での撃ち合いでは、「フルオートで撃ち続ける相手」より「バーストで精密に撃つ相手」の方が多くの場合は有利だ。

武器の添付品(アタッチメント)の中で「Foregrip(フォアグリップ)」は移動中のリコイルを抑え、「Compensator(コンペンセイター)」は縦方向のリコイルを減らす。初期はForegripを付けておくと、移動しながら射撃する際の安定性が上がる。

マップ理解と「強ポジション」を覚える

BF4の上級者と初心者の差は「マップ理解」に大きく依存する。強ポジション(敵を見やすく、自分は見られにくい場所)を知っているだけで、同じ武器・同じ腕前でも生存率が大きく変わる。

各マップに「ここにいる敵は打ちにくい」という場所がある。高台、建物の陰、遮蔽物越しのアングル——これらを知るためには「やられたときにキルカメラで相手の視点を確認する」のが最も速い方法だ。「あそこからそんなアングルで見えるのか」という発見を積み重ねて、少しずつマップの地形を覚えていく。

「乗り物にどう対処するか」を学ぶ

BF4の初心者が最初に感じる理不尽の多くは「乗り物にやられる」ことだ。戦車砲に爆発、ヘリの機関砲掃射——抵抗する間もなくやられることが続くと嫌になる。

対策は明確だ。まず「開けた場所に出ない」。乗り物が活躍するのは見通しのいい開けた場所なので、建物の陰・茂みの中を移動することで乗り物からの射線を遮断できる。次に「エンジニアに切り替えてRPGで撃つ」。2〜3発で戦車は大ダメージを受け、歩兵がRPGを持って角から飛び出すことへの対処はどんな戦車乗りも難しい。「戦車がいる→エンジニアに切り替えてRPGで対処」という判断が自然にできるようになると、乗り物の理不尽感がなくなっていく。

「BF4のリズム」に合わせる

BF4のマルチプレイには独特のリズムがある。激しく撃ち合う時間と、移動・占領・再編成の時間が波のように交互に来る。CoDのような「常に誰かと撃ち合っている」テンポではなく、「戦場を移動して拠点を取り、そこで戦い、また移動する」というリズムだ。

このリズムに慣れると「今はどこに行くべきか」「今は攻めるべきか守るべきか」が感覚的にわかるようになってくる。最初は「何もすることがない時間」に感じられるかもしれないが、それは「次の戦場に移動する時間」だ。BF4の面白さはその「移動から戦闘への切り替わり」の瞬間にも詰まっている。

BF4が長く愛される本当の理由——感情的な何か

「試合に物語が生まれる」という体験

BF4をプレイしていると、一度か二度は「忘れられない試合」に出くわす。橋が崩れる瞬間に誰かが爆走してきた。タスクフォースの仲間と示し合わせたわけでもないのに、4人が同時に戦車に乗り込んで敵陣を突破した。味方チームが追い詰められたとき、誰かが大胆な奇策を取って形勢を逆転させた——BF4ではこういう「試合の中の物語」が自然に生まれる。

64人が動くマップは「カオス」だが、そのカオスの中から「自分が何かをした」「誰かがすごいことをした」という瞬間が定期的に出てくる。「今日の試合面白かった」が試合ごとに積み重なっていく体験は、BF4でしか体験できない。

「今日、橋が落ちた瞬間に俺の戦車が橋の上にいた。落ちながら砲撃したら当たって、川に沈みながら画面が切り替わって倒せた。意味わからんけど最高だった」

Steamレビューより

「強くなる」実感が続くゲーム

BF4の面白さの一つは「上達の階段」がはっきり見えることだ。最初は何が何だかわからなかったマップが、20時間後には「どの建物に敵が潜むか」が感覚でわかってくる。乗り物に何度もやられた末に「エンジニアでRPGを使えばいい」と気づく瞬間がある。ヘリに乗り始めた頃は真っ直ぐ飛ぶことすらできなかったのに、50時間後には狙った地点に機関砲を叩き込めるようになっている。

この「上達」が試合への影響として目に見えるのがBF4だ。「昨日まで戦車が天敵だったのに、今日は倒せた」という変化が着実に積み上がる。「まだうまくなれる」という確信がプレイヤーを長く引き留める最大の要因の一つだ。

「一緒にやりたい友人」が増えるゲーム

BF4は「複数人で遊ぶほど面白い」ゲームだ。スクワッドを組んで動くと、歩兵が情報を共有しながらコミュニケーションを取る。「あそこに戦車がいる、俺が囮になるから横から撃ってくれ」という即興の連携が、画面上で実際に機能したときの喜びは格別だ。

「BF4をやっていると友人を誘いたくなる」という声はよく聞く。一人でも十分楽しいが、友人と戦車コンビを組んだり、スクワッドで拠点を落とし続けたりする体験は、BF4のベスト体験の一つだ。ボイスチャットがなくても、スクワッド行動だけで意外なほど連携できる。

「戦争映画のワンシーン」が現実になる感覚

BF4を長く遊んでいるプレイヤーが口をそろえて言うのが「戦争映画のワンシーンみたいな瞬間がある」という言葉だ。爆発の中を走り抜け、ヘリが頭上を飛び去り、遠くで建物が崩れている——これらが同時に起きている64人の戦場は、映画のセットのような迫力だ。

BF4の設定は「現代ミリタリー」で、ファンタジーでも近未来でもない。現実の兵器・現実の都市・現実の海域——それがゲームとして再現されているスケール感が、「没入感が違う」という評価に繋がっている。「FPSを遊んでいる感覚より、戦場にいる感覚が近い」という表現をするプレイヤーもいる。

システム要件とプレイ環境

Battlefield 4™ FPS スクリーンショット5

PC動作環境

BF4は2013年発売のゲームなので、現在のミドルレンジPCなら快適に動作する。Steamでの公式推奨スペックは、CPUがIntel Core i5 6600K(3.5GHz)かAMD FX-8350(4.0GHz)、RAM 8GB以上、GPUがNVIDIA GTX 1060(6GB)かAMD RX 480相当。最低スペックはCPUがIntel Core 2 Duo E8400(3.0GHz)またはAMD Athlon X2 2.8GHz、RAM 4GB(推奨8GB)、GPUがNVIDIA GTX 660かAMD Radeon HD7850相当だ。

2018年以降に購入したデスクトップ・ゲーミングノートであれば、ほぼ間違いなく最高画質設定で動作する。2015年以降の一般的なゲーミングPCでも高画質〜最高設定で60fps以上が見込める。古いPCでも設定を下げれば動作するため、「スペック不足で遊べない」という心配は少ない。

コントローラー対応

PC版はXboxコントローラーやDualShockに対応している。ただし、マルチプレイの対人戦ではマウスとキーボードが圧倒的に有利で、コントローラーでの対人戦はエイム速度・精度の両面で不利になる。キャンペーンはコントローラーでも快適にプレイできるが、マルチを本格的に楽しみたいならマウス・キーボードを推奨する。

アジア・北米・欧州のサーバーでコントローラープレイヤーに対するエイムアシストは通常オフになっているコミュニティサーバーも多く、「コントローラーだとマルチが辛い」という声は多い。乗り物操作(特にヘリ)に関してはコントローラーの方が向いているという意見もある。

日本語対応

Steam版BF4のメニューとキャンペーンの字幕は日本語に対応している。音声は英語のみだが、字幕を日本語に設定すればキャンペーンのストーリーを日本語で追える。マルチプレイのUI(インターフェース)も日本語表示が可能だ。

キャンペーンの音声は英語・中国語・ロシア語が使われており(ストーリー上の設定)、英語音声と日本語字幕の組み合わせでキャラクターの演技を楽しむのが標準的な遊び方だ。

ping(遅延)について

BF4の公式サーバーは北米・欧州・アジアに分散している。日本からのプレイでは、アジアサーバー(主にシンガポールや香港)のpingが40〜80ms程度、北米サーバーは150ms以上になることが多い。コミュニティサーバーの中には日本やアジア地域に置かれているものもあるが、数は限られる。

pingが100〜150ms程度でも、BF4のゲームプレイには大きな支障はないことが多い。ただし150ms以上になると、撃ち合いで「撃った感覚と実際の命中判定のズレ」を感じやすくなる。日本プレイヤーは最もpingが低いアジアサーバーを優先的に探すのがおすすめだ。

BF4と比較されるゲーム——選ぶ基準

Battlefield 2042——最新版BFとの比較

同じシリーズの最新作である「Battlefield 2042」との比較は避けられない。BF 2042は近未来設定で、特殊兵士「スペシャリスト」システム、128人同時対戦(一部モード)、新しいLevolutionなど意欲的な要素を持つ。

しかし発売直後の完成度の問題から評価が大幅に下がり、現在もBF4の方がSteamのレビュー評価は高い。「128人の大規模戦はBF4の64人より良いか?」という点については「必ずしもそうではない」という評価が多く、「64人の適切な密度が丁度良い」というBF4支持派の声がある。

現在BF 2042のサーバーは修正・更新を経てBF4より活発なこともある。「より新しいグラフィックとシステム」を求めるなら2042、「安定した完成度のゲームプレイ」を求めるならBF4、という選び方になる。

Call of Duty(Modern Warfare系)——スピード感の違い

BF4とよく比較されるのがCall of Dutyシリーズだ。CoDはより少人数(6対6〜10対10)で、マップが小さく、動きが速いことが特徴。「1対1の撃ち合いの腕前」が勝敗に直結しやすく、個人の腕前が試合に与える影響が大きい。

BF4は「チームと乗り物と地形の総合力」で勝負が決まる設計で、CoDとは根本的に異なる体験を提供する。「どちらが優れているか」ではなく「どんな体験をしたいか」で選べばいい。「大勢で大型乗り物が走り回る戦場が好き」ならBF4、「素早い撃ち合いと個人の腕前」ならCoD、という分け方が正確だ。

Squad——よりリアル志向の大規模FPS

「Squad(スクワッド)」はBF4より更にリアル志向の大型対戦FPSだ。BF4より連携・コミュニケーションの比重が高く、ボイスチャットで密な連携をしないと機能しないシステムになっている。BF4に慣れて「もっと本格的な大規模FPSがやりたい」と感じたときに試す次のステップとして位置づけられることが多い。

Squadはより時間とコミュニティへの投資が必要なゲームで、「気軽に始めやすい大規模FPS」というBF4のポジションとは異なる。「BF4に飽きた上級者が挑戦する場所」として紹介されることが多い。

まとめ——12年経っても、BF4より大規模な戦争体験はない

Battlefield 4は2013年に発売されたゲームだ。2026年現在、12年が経過している。グラフィックはいくつかの点で現代の最新作に劣る場所もある。サーバーの数はピーク時より減った。チートの問題が完全には解決していない。これらは事実だ。

それでもBF4が今も選ばれ続ける理由は一つだ。「BF4のような体験ができる別のゲームが、まだ存在しない」からだ。64人が戦車・ヘリ・歩兵で入り乱れ、橋が崩れ、建物が倒れ、現代ミリタリー設定の大都市や海峡で戦場の物語が生まれる——このパッケージを同じクオリティで提供するゲームは、12年経ってもBF4以外には見当たらない。

「また戻ってしまった」というレビューが後を絶たないのは、BF4が「あの体験」を売っているからだ。後継作品が試み、届かなかった何かが、このゲームの中にある。それが何かは、64人の試合に一度入ってみれば5分でわかる。

SteamでのPremium Editionの価格は定価4,980円。セール時は500円を切ることもある。全DLC込みでこの価格なら、「とりあえず試してみる」コストとして低すぎるほどだ。最初の試合でLevolutionを一度体験してみれば、「なんでもっと早くやらなかったんだ」と思うか、あるいは「これを体験するために今まで待っていたのかもしれない」と感じるかのどちらかだ。

関連ゲームも気になるなら

BF4が気に入ったなら、こんなゲームも試してみてほしい。

Battlefield 1——第一次世界大戦の戦場へ

同じDICE開発のシリーズ前後作で、第一次世界大戦を舞台にした作品だ。BF4のシステムをベースに、複葉機・騎馬突撃・毒ガス・装甲列車という独特の兵器が加わる。現代設定のBF4とは全く異なる雰囲気だが、コンクエストを中心とした大規模戦闘の楽しさはBF4と共通している。

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Squad——本格大規模FPSの次のステップ

BF4に慣れて「もっとリアルな大規模戦が遊びたい」と感じたら、Squadへの移行を考えてみてもいい。ボイスチャット必須で連携が重視される本格派ゲームで、BF4より遥かに深い戦術的体験がある。「BF4の延長線上の本格版」として位置づけられることが多い作品だ。

Titanfall 2——同じFPSでも真逆のスピード感

大規模vs少人数、重厚vs軽快という意味でBF4と真逆の魅力を持つFPSだ。壁走りと巨大ロボットで展開するTitanfall 2は、BF4の「戦場全体が大きい」体験に慣れたとき、「一人の動きが全て」という別種の爽快感を提供してくれる。

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バトルフィールド 4

DICE
リリース日 2020年6月11日
サービス中
価格¥4,300
開発DICE
販売Electronic Arts
日本語非対応
対応OSWindows
プレイ形式シングル / マルチ
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