【PC版】デス・ストランディング2 ON THE BEACH 徹底レビュー|Steam版の全貌と評価を本音で語る

2026年3月19日、ついにPC版が解禁された。PS5版の発売から約9ヶ月、待ちに待ったSteam/Epic Games Store版『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』だ。

正直に言おう。このPC版、ただの移植じゃない。Nixxes Softwareが手がけた「決定版」と呼べる仕上がりになっている。

前作のPC版も評価が高かったけど、今回はレイトレーシング対応、DLSS 4 / FSR 4 / XeSS 2フル対応、ウルトラワイド完全対応と、PCならではの恩恵がこれでもかと詰め込まれている。Steamレビューは「圧倒的に好評」で96%の高評価。同時接続数は約5万6000人に達し、前作の記録を初日であっさり塗り替えた。

小島秀夫監督が「つながり」というテーマで描く壮大な物語を、最高の環境で体験したい人のために——この記事ではPC版の全貌を徹底的に掘り下げていく。

PC版ローンチトレーラー

目次

こんな人におすすめ / こんな人には合わない

こんな人におすすめ

  • 前作デスストが好きだった人 — 全要素が正統進化している
  • 小島秀夫作品のファン — メタルギアの遺伝子を随所に感じる
  • 「配達」の楽しさに目覚めた人 — ルート計画がさらに奥深くなった
  • 高スペックPCを活かしたい人 — レイトレ・4K・ウルトラワイドが圧巻
  • 映画的な体験を求める人 — ハリウッド俳優陣の演技は別格
  • 非同期マルチの「ゆるいつながり」が好きな人 — ソーシャル・ストランド・システムが進化

こんな人には合わない

  • アクション重視でテンポの速いゲームが好きな人 — 歩く・考える・計画するゲーム
  • ムービーシーンが苦手な人 — 小島作品なのでカットシーンは長め
  • マルチプレイで一緒に遊びたい人 — リアルタイム協力プレイはない
  • Steam Deckで遊びたい人 — 現状パフォーマンスが厳しい
  • 150GBのストレージが確保できない人 — SSD必須でかなり大きい

DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH — 基本情報

DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH — ゲーム基本情報
タイトル DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH(デス・ストランディング2 オン・ザ・ビーチ)
開発 コジマプロダクション / PC移植: Nixxes Software
ジャンル アクション / オープンワールド / ソーシャル・ストランド・システム
PS5版発売日 2025年6月26日
PC版発売日 2026年3月19日(Steam / Epic Games Store)
価格 スタンダード版: 8,980円 / デジタルデラックス版: 9,980円
エンジン Decima Engine(Guerrilla Games共同開発)
プレイ人数 シングルプレイ(非同期オンライン要素あり)
Steam同時接続数 最大約55,444人(発売初日)
Metacritic メタスコア90点 / ユーザースコア8.7
Steamレビュー 圧倒的に好評(96%高評価)
ストレージ 150GB(SSD必須)

前作のPC版(ディレクターズカット)のSteam同時接続が約22,000人だったことを考えると、2.5倍以上の初動。PlayStation発のシングルプレイゲームとしては、God of War: Ragnarok、Horizon Forbidden West、Spider-Man 2を上回り、歴代最高のPC初動を記録した。しかも発売日が『紅の砂漠(Crimson Desert)』と1日違いという激戦の中でこの数字だ。

「前作の2倍のプレイヤーが初日からいるってことは、PC版を待ってた人がそれだけ多かったってこと。PS5版の評判を見て確信して購入した層が大半だろうね」——Steamコミュニティの声

ストーリー — 「つながり」の先にある、もうひとつの物語

※以下、序盤のストーリー概要を含みます。核心的なネタバレは避けています。

前作から11ヶ月後。アメリカ合衆国は「カイラルネットワーク」で全土がつながり、物流はAPAS(自動配送システム)のデリバリーボットが担うようになった。BRIDGESは事実上の解散。配達人(ポーター)としての仕事は終わった——はずだった。

主人公サム・ポーター・ブリッジズは、養女ルーとともに隠遁生活を送っている。しかし、世界各地に「プレートゲート」と呼ばれる超大陸間ポータルが出現。高カイラル密度地域に発生するこの現象は、メキシコとオーストラリアを結ぶものまで確認される。

フラジャイル(レア・セドゥ)が率いる新会社「ドローブリッジ」がサムを訪ね、カイラルネットワークをメキシコまで拡張するミッションへの参加を依頼する。こうしてサムの新たな旅が始まる。

今回のストーリーは前作よりも明らかにペースが良くなっている。前作では中盤まで「ひたすら歩いて荷物を運ぶ」印象が強かったけど、今回は序盤から物語のフックがしっかり効いている。新キャラクターたちの登場も早く、プレイヤーを飽きさせない構成になっている。

小島監督の持ち味である「メタ的な仕掛け」「映画的な演出」「哲学的なテーマ」は健在。ただし前作の反省を活かしてか、ゲームプレイとストーリーのバランスが格段に良くなったというのが多くのレビュアーの共通見解だ。

「前作はストーリーを語るためにゲームを止める場面が多かったけど、今回はゲームプレイの中でストーリーが自然に展開される。この進化は本当に大きい」——ファミ通レビューより

豪華キャスト陣 — ハリウッド級の「本気」

小島作品の魅力のひとつが、実在の俳優をモデルにしたキャラクター。今回もその「本気度」は半端じゃない。

キャラクター名 俳優 / モデル 日本語声優 備考
サム・ポーター・ブリッジズ ノーマン・リーダス 津田健次郎 主人公。前作から続投
フラジャイル レア・セドゥ 坂本真綾 ドローブリッジ社を設立
トゥモロウ エル・ファニング 若山詩音 新キャラクター
レイニー 忽那汐里 忽那汐里(本人) 新キャラクター。声と演技を本人が担当
ドールマン 杉田智和 新キャラクター
タールマン 宮本充 新キャラクター
ヒッグス トロイ・ベイカー 三上哲 前作から続投
ニール・ヴァナ ルカ・マリネッリ 「幽霊兵士」として登場

さらに映画監督のジョージ・ミラー、ギレルモ・デル・トロ、ニコラス・ウィンディング・レフン、ファティ・アキンもカメオ出演している。デル・トロとレフンは前作から続投だ。

「エル・ファニングの演技が凄すぎる。トゥモローというキャラクターに完全に命を吹き込んでいる。ゲームのモーションキャプチャーの演技でここまで感動したのは初めてかもしれない」——Steamユーザーレビューより

小島監督がこのキャスティングにどれだけの情熱を注いでいるかは、過去のインタビューからも明らかだ。単に「有名人を使う」のではなく、それぞれの俳優が持つ「存在感」と「表現力」をゲームの物語に不可欠な要素として組み込んでいる。この姿勢が、デスストランディングシリーズを他のゲームと一線を画すものにしている。

ゲームプレイ — 「配達」は進化し、「戦闘」は変貌した

配達システムの進化

デスストランディングの核は「配達」だ。これは2でも変わらない。ただし、その体験は大きく進化している。

まず注目すべきは「ルートシミュレーター」の追加。配達に出発する前に、予想される障害——地形の危険、BT(幽霊のような存在)や人間の敵の存在、環境脅威——をプレビューできるようになった。これにより、装備・武器・移動ツールを事前に最適化できる。

前作で「準備不足で引き返す」ストレスに悩まされたプレイヤーにとって、これは革命的な改善だ。

さらに、世界にはリアルタイムの地形変化が導入された。洪水、山火事、地震が発生し、昨日まで通れたルートが今日は使えなくなることがある。これが配達の計画性に新たな緊張感を生んでいる。

移動手段も大幅に拡充された。なかでもモノレールは他のプレイヤーと共同で建設できる新たなインフラで、完成すれば長距離移動が劇的に楽になる。前作の国道建設を覚えている人なら、あの「みんなで少しずつ資材を出し合って完成させる感動」が再び味わえる。

「ルートシミュレーターのおかげで『あ、ここBT出るのか。じゃあ迂回して高台ルートで行こう』って計画できるのが最高。前作の行き当たりばったり感が良い意味で解消された」——Steamユーザーレビューより

戦闘システムの大幅強化

前作で最も批判されたポイントのひとつが「戦闘の薄さ」だった。配達ゲームなのだから戦闘はおまけ——という設計思想はわかるけど、中盤以降の強制戦闘パートが辛かったのは事実だ。

今回、戦闘は別物と言っていいレベルに進化している。

  • 近接戦闘の拡張 — サムが空手技を使えるようになった。パンチ・キック・投げ技のコンボが多彩で、前作の「とりあえず殴る」から「格闘ゲーム的な読み合い」に進化
  • 武器の大幅増加 — 銃火器、ノンリーサル(非致死)武器、投擲武器など選択肢が激増。ステルスプレイも格段にやりやすくなった
  • バックパックの地面置き — 荷物をまとめて地面に置ける。重装備のまま戦闘に突入する必要がなくなった
  • スライディングアクション — 移動と戦闘をシームレスにつなぐ新アクション。丘を滑り降りながら敵を蹴散らすのが気持ちいい

ファミ通のレビューでも「アクションも大幅強化され、サムは空手技も扱う」と紹介されており、前作からの戦闘面の進化は各メディアで高く評価されている。

「デススト1の戦闘は正直退屈だった。2は完全に別ゲー。ステルスで潜入→見つかったら空手で応戦→ヤバくなったら荷物を捨てて逃走——この緩急がたまらない」——Steamユーザーレビューより

VR訓練 — 新しい練習場

戦闘の幅が広がった分、習得すべきテクニックも増えた。そこで追加されたのがVR訓練だ。プライベートルームからアクセスでき、ステルス行動、戦闘テクニック、武器ごとの射撃練習など、様々なスキルを安全に練習できる。

PC版と同時に追加された新コンテンツ「謎の空間からの脱出」では、前作で立ちはだかった”あの男”と再戦できる。クリアすると新装備「バンダナ」や追加ポータースーツがアンロックされる。

ソーシャル・ストランド・システム — 「ゆるいつながり」の進化形

デスストランディングを唯一無二のゲームにしている要素——それが「ソーシャル・ストランド・システム」だ。リアルタイムの協力プレイはないけれど、他のプレイヤーの痕跡が自分の世界に影響を与える。この「非同期のつながり」こそがデスストの真骨頂。

今作では以下の要素が追加・進化している。

ソーシャル要素の進化ポイント

  • モノレール建設 — 国道に続く新しい共同インフラ。全プレイヤーの資材提供で完成する
  • 野生動物保護 — フィールドで助けた動物に自分の名前が紐付けられる。みんなで「動物園」を作り上げていく新要素
  • 看板・建造物の「いいね」 — 前作から継続。他プレイヤーが建てた橋やハシゴ、看板に「いいね」を送れる
  • アイテムの共有・譲渡 — 余った資材やアイテムを他のプレイヤーに提供できる

直接顔を合わせないのに、確かに誰かとつながっている。この感覚はデスストランディングでしか味わえないもので、2ではその体験がさらに深くなっている。

野生動物保護は特にユニークだ。助けた動物に名前が紐付けられて、他のプレイヤーの世界にも登場する——まさに「つながり」というテーマを体現した機能で、小島監督のゲームデザインへのこだわりが光る。

「誰かが建てた橋のおかげで崖を渡れた時の感謝。自分が置いたハシゴに300件の”いいね”が付いてた時の喜び。この体験は他のゲームでは絶対に得られない」——Steamユーザーレビューより

PC版の新要素 — PS5版からさらに進化

PC版の発売と同時に、いくつかの新コンテンツが追加された。これらはPS5版にも同時アップデートで実装されている。

高難度モード「To The Wilder」

上級ポーターのための新モード。通常よりも自然災害が頻発し、敵も強力になる。一度開始したら途中で難易度変更不可。まさに「配達人としての腕が試される」ハードコアモードだ。

クリア時の達成感は格別で、報酬として特別な評価と感謝が得られる。前作を完全クリアしたプレイヤーにこそ挑戦してほしい。

カイラル・クリーチャー(ネコ)

DHVマゼランのプライベート・ルームにネコが登場。フォトモードにも追加され、殺伐とした世界に癒やしを提供してくれる。小島監督はSNSでも猫好きを公言しており、ファンサービスとしても嬉しい追加要素だ。

PC版のグラフィック&パフォーマンス — Nixxesの仕事が光る

PC移植を担当したのは、Sony傘下のNixxes Software。Horizon Forbidden WestやSpider-Man 2のPC移植も手がけた実績のあるスタジオだ。

グラフィック機能

機能 対応状況
レイトレーシング 対応(反射 + アンビエントオクルージョン)※Decima Engineで初
NVIDIA DLSS DLSS 4対応(Super Resolution + Frame Generation)
AMD FSR FSR 4対応(RX 9000シリーズでHWアクセラレーション)
Intel XeSS XeSS 2対応
ウルトラワイド 21:9(ゲームプレイ+カットシーン)/ 32:9(PC専用)
フレームレート 上限なし(PS5版は60fps制限)
グラフィックプリセット Portable / Low / Medium / High / Very High
解像度 4K対応

Decima Engine搭載タイトルで初めてレイトレーシングに対応したのは大きなトピック。レイトレ反射とアンビエントオクルージョンにより、水たまりや金属表面の表現が格段にリアルになっている。ただし、レイトレはパフォーマンスへの影響が大きいため、中〜低スペックPCではオフにすることを推奨する。

ウルトラワイド対応も注目ポイント。21:9はゲームプレイだけでなくカットシーンでも対応しており、映画的な体験がさらに強化される。32:9スーパーウルトラワイドはPC専用で、広大なフィールドを一望できる没入感は圧巻だ。

「ウルトラワイドモニターでデススト2を遊ぶと世界が変わる。荒野を歩いている時の没入感が段違い。このゲームのためにウルトラワイドを買う価値がある」——Steamユーザーレビューより

最適化の評価

PC版の最適化は非常に優秀。多くのレビュアーが「2026年で最も最適化されたPC版のひとつ」と評価している。ゲームプレイ中のスタッターや引っかかりはほぼなく、ロード時間も短い。

ただし、ネイティブ4K/最高設定で安定60fps以上を維持するには、RTX 4090やRTX 5090クラスのGPUが必要という点は覚えておこう。ほとんどのプレイヤーはDLSSやFSRを活用することになる。

PC版の推奨スペック — 意外と幅広い対応

項目 最低(1080p/30fps) 標準(1080p/60fps) 推奨(1440p/60fps) 最高(4K/60fps)
GPU GTX 1660 / RX 5500 XT 8GB RTX 3060 12GB / RX 6600 RTX 3070 / RX 6800 RTX 4080 / RX 9070 XT
CPU i3-10100 / Ryzen 3 3100 i5-11400 / Ryzen 5 5600 i7-11700 / Ryzen 7 5700X i7-12700K以上
メモリ 16GB 16GB 16GB 16GB
ストレージ 150GB SSD 150GB SSD 150GB SSD 150GB SSD
OS Windows 10/11 Version 1909以降

最低スペックがGTX 1660というのは、2026年のAAA作品としてはかなり良心的。もちろん30fpsにはなるけど、遊べるという事実が大事だ。

推奨スペックのRTX 3070も、2026年時点ではミドルレンジの定番。1440p/60fpsで快適に遊べるなら、多くのPCゲーマーのメイン環境でカバーできる。DLSSやFSRを使えばさらに1段階下のGPUでも実用的なフレームレートが出る。

ただし、SSDは必須。150GBのSSD空き容量が必要なので、ストレージ管理はしっかりやっておこう。

Steam Deckでの動作について

PC版にはSteam DeckなどのポータブルPC向けに「Portable」プリセットが用意されている。しかし正直に言うと、現状のSteam Deckでの体験はおすすめできない。

フレームレートは15〜25fpsの間を不安定に推移し、屋外では特に厳しい。「Portable」プリセットを使っても根本的な改善は難しく、快適なプレイとは言いがたい状況だ。据え置きPCかノートPCでの利用を強く推奨する。

「Steam Deckでやろうとしたけど、正直厳しい。15fpsだと配達どころじゃない。大人しくデスクトップでやるのが吉」——Steamユーザーレビューより

操作性 — マウス&キーボードとコントローラーの両対応

PC版ではマウス&キーボードとコントローラーの両方に完全対応している。

マウス&キーボード

  • キーバインドは完全カスタマイズ可能
  • 射撃やカメラ操作はマウスの方が正確
  • メニュー操作もスムーズ
  • 戦闘パートでは有利な場面が多い

DualSenseコントローラー

  • ハプティックフィードバック完全対応
  • アダプティブトリガーの抵抗感が没入感を倍増
  • 荷物のバランスを取る操作が直感的
  • カットシーンを楽な姿勢で観られる

個人的なおすすめはDualSenseコントローラー。デスストランディングは「触覚」が重要なゲームで、荷物を背負って歩く時のハプティックフィードバック、銃を撃つ時のアダプティブトリガーの抵抗感は、マウス&キーボードでは得られない体験だ。

ただし、戦闘パート(特に射撃戦)ではマウスの精度が有利。状況に応じて切り替えるのもアリだ。

エディション比較 — どっちを買うべき?

内容 スタンダード版
(8,980円)
デジタルデラックス版
(9,980円)
ゲーム本編
バトルスケルトン: シルバー(Lv1〜3) ○(予約特典)
ブーストスケルトン: シルバー(Lv1〜3) ○(予約特典)
ボッカスケルトン: シルバー(Lv1〜3) ○(予約特典)
ホログラム: クアッカ(早期アンロック) ○(予約特典)
バトル/ブースト/ボッカスケルトン: ゴールド
マシンガン[MP] Lv1 早期アンロック
限定パッチ 3種

結論: 差額1,000円なので、デジタルデラックス版がおすすめ。ゴールドスケルトンは序盤の配達を楽にしてくれるし、マシンガンの早期アンロックは戦闘の選択肢を増やしてくれる。「1,000円で序盤の快適さが買える」と考えれば安い。

ただし、これらのアイテムはゲーム進行で入手可能なものの上位互換なので、「自力で集めたい」という人はスタンダード版で十分。

前作をプレイしていなくても楽しめる?

結論から言うと、前作未プレイでも問題なく楽しめる。ただし、前作を知っていると感動が倍増する。

ゲーム内に前作のストーリーを振り返る機能があり、世界観の基本は理解できるようになっている。ただし、キャラクターの関係性や伏線の回収は前作の知識があるとぐっと響く。

おすすめの順序としては:

  1. 前作『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』をプレイ → 2へ(理想)
  2. YouTubeで前作のストーリーまとめ動画を観る → 2へ(時間がない人向け)
  3. いきなり2から始める → ゲーム内の振り返り機能を活用(これでもOK)

前作のディレクターズカットはSteamで定期的にセールになるので、安くなったタイミングで購入してからプレイするのも手だ。

同じコジマプロダクション産のステルスアクションが好きなら、メタルギアシリーズのPC完全版もおすすめだ。

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コミュニティの評価 — 賛否を正直に見る

高評価のポイント

Steamの「圧倒的に好評」(96%高評価)、Metacriticsのメタスコア90点という数字が示す通り、全体的な評価は極めて高い。特に以下の点が繰り返し褒められている。

  • 最適化が神レベル — ミドルスペックでも快適に動く。カクつきやスタッターがほぼない
  • グラフィックの進化 — Decima Engineの底力を見せつけるビジュアル
  • ストーリーのペース改善 — 前作の「テンポが悪い」批判を受けて大幅改善
  • 戦闘の進化 — 「配達以外もちゃんと面白い」ゲームに
  • ソーシャル要素の深化 — 非同期協力がさらに感動的に

「他の誰にもこんなゲームは作れない。だからこそ素晴らしい」——Steamユーザーレビューより

批判・不満点

もちろん完璧なゲームではない。以下の声も無視できない。

  • カットシーンの長さ — 小島作品の宿命だが、それでも長いと感じる人はいる
  • 「配達ゲーム」自体が合わない層 — 根本的にゲームの方向性が合わないプレイヤーには2でも響かない
  • Steam Deckの非対応 — ポータブルプリセットがあるのに実用的でないのは残念
  • 150GBのストレージ要求 — SSD必須かつ大容量は地味にハードル
  • 一部の高スペックPC環境でのフレーム問題 — 少数だが、ハイエンドPCでもfpsが不安定になる報告あり

「デスストは好きだけど、150GB+SSD必須はキツい。他のゲームを何本か消さないと入らなかった」——Steamユーザーレビューより

日本のコミュニティでは、前作から引き続き「配達ゲーム」というジャンルへの好き嫌いがハッキリ分かれている。ただ、前作よりも確実に間口は広がっており、「前作は合わなかったけど2は面白い」という声も少なくない。これは戦闘の改善やペースの向上が効いている証拠だろう。

PS5からPC版への高品質移植という点では、Stellar Bladeも同様に話題を集めた一本だ。ソウルライク寄りのアクションが好きな人はこちらも見ておきたい。

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小島秀夫という「作家」のゲーム

デスストランディング2を語る上で、小島秀夫監督の存在は避けて通れない。

メタルギアソリッドシリーズでゲーム業界に革命を起こし、コナミからの独立後に立ち上げたコジマプロダクションで生み出したのがデスストランディング。その続編である本作は、小島監督の「作家性」が最も色濃く出た作品と言える。

映画的な演出、哲学的なテーマ、実在の俳優の起用、ゲームプレイそのものにメッセージを込める手法——こうした要素は他のゲームクリエイターにはなかなか真似できない。

特にPC版のローンチトレーラーは小島監督自らが編集を手がけたことでも話題になった。映画監督としてのセンスと、ゲームクリエイターとしてのビジョンが融合した、まさに「小島秀夫にしか作れない」作品。

賛否あるのは当然だ。でも、これだけ議論を呼ぶゲームを作れるクリエイターが世界に何人いるだろうか。

好き嫌いは分かれる。でも、遊んだ人の心に確実に「何か」を残す——それがデスストランディングというシリーズの力であり、小島秀夫という作家の底力だと思う。

前作(DEATH STRANDING)との比較

比較項目 前作(DEATH STRANDING DC) 今作(DS2: ON THE BEACH)
Metacritic 82点 90点(+8点)
Steam同接ピーク 約22,000人(DC版) 約55,444人(約2.5倍)
戦闘 必要最低限 大幅強化(空手・武器多数・ステルス)
ストーリーのペース スロースタート 序盤からフック多め
移動手段 バイク・トラック・ジップライン +モノレール、新車両、プレートゲート
オンライン要素 国道建設・看板・橋 +モノレール・動物保護・拡張された共有
グラフィック(PC版) DLSS対応 DLSS 4 / FSR 4 / XeSS 2 / レイトレ
ルート計画 手探り ルートシミュレーターで事前把握可能

数字で見ると、前作から明確に進化しているのがわかる。特にMetacriticの8点アップは大きい。前作の課題だった「テンポ」「戦闘」「とっつきにくさ」が改善され、より多くの人に刺さるゲームになった。

PC版を最高に楽しむためのTips

初めてプレイする人向け

  1. 難易度は「イージー」か「ノーマル」から — ゲームに慣れてからハードに上げればいい。デスストは難易度を下げても面白さが損なわれない設計になっている
  2. VR訓練を先にやる — 操作方法を安全に学べる。戦闘テクニックの習得にも最適
  3. 荷物の積み方に気を配る — 適当に積むとバランスが崩れて転びやすくなる。自動ソートを活用しよう
  4. 「いいね」を忘れずに — 他のプレイヤーの建造物を見つけたら「いいね」。これがソーシャル体験の入り口
  5. 焦らない — デスストランディングは「効率」を求めるゲームではない。景色を楽しみ、寄り道を楽しむのが正しい遊び方

PC設定のおすすめ

  1. DLSSまたはFSRを「クオリティ」モードに設定 — ネイティブとほぼ変わらない画質でfpsが大幅アップ
  2. レイトレーシングはRTX 4070以上なら「反射のみ」オン、それ以下ならオフ推奨
  3. フレームジェネレーションはRTX 40シリーズ以上で効果的。入力遅延が気になるなら無効に
  4. ウルトラワイドモニターを持っているなら迷わず設定。このゲームのために存在するような機能
  5. DualSenseコントローラーの接続を推奨。有線接続の方がハプティクスが安定する

総合評価

ストーリー ★★★★★(前作から大幅にペースアップ)
ゲームプレイ ★★★★★(配達+戦闘の両輪が回るように)
グラフィック ★★★★★(Decima Engine+レイトレの威力)
サウンド ★★★★★(楽曲・効果音・声優すべて最高峰)
PC移植の品質 ★★★★★(Nixxesの最高傑作のひとつ)
オンライン要素 ★★★★☆(ゆるいつながりが心地よい)
コスパ ★★★★☆(8,980円で100時間以上遊べる)
Steam Deck対応 ★★☆☆☆(現状は非推奨)

総合: ★★★★★(4.5/5)

※Steam Deckの改善パッチが来れば文句なしの満点

DEATH STRANDING 2: ON THE BEACHは、小島秀夫監督の集大成とも言える作品だ。

前作の「荷物を運ぶだけのゲーム」という批判に対して、戦闘・ストーリー・ソーシャル要素のすべてで真正面から答えを出してきた。それでいて、デスストランディングの核である「つながり」のテーマは一切ブレていない。

PC版は特に、Nixxes Softwareの丁寧な移植のおかげで「決定版」と呼べる仕上がり。レイトレーシング、ウルトラワイド、フレームレート無制限——PCの性能をフルに活かせるプレイヤーにとっては、PS5版を超える体験が待っている。

「買うべきか?」と聞かれたら——

  • 前作が好きだった人 → 迷わず買え。全要素が進化している
  • 前作をやっていない人 → まず前作のストーリー動画を観て世界観が合うか確認してから
  • 「配達ゲーム」に興味がない人 → 戦闘が大幅改善されたので、アクションゲームとしても検討の価値あり
  • 小島作品のファン → 何も言うことはない。すでに購入済みだろう

荷物を背負い、道なき道を行く。その先に待つ「つながり」の物語を、ぜひPC版の最高環境で体験してほしい。

2026年の話題作をまとめてチェックしたいなら、同じ時期に発売されたオープンワールドアクション「黒神話:悟空」のレビューも参考になるはずだ。

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