「MEGABONK」ヴァンサバ系を3Dに進化させた100万本突破のローグライク

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「MEGABONK」ヴァンサバ系を3Dに進化させた100万本突破のローグライク

MEGABONK ゲームプレイ画面 - 3Dローグライクサバイバル

Vampire Survivorsをはじめて起動したとき、あの「自動攻撃でどんどん敵を倒す快感」に気づいた瞬間、何時間でも続けられると確信した人は多いはずだ。そしてそのジャンルがここ数年で爆発的に増えた今、正直なところ「またヴァンサバライクか」という疲れを感じ始めていた。

ところが2025年9月18日、Steam上に突然現れたMEGABONKは、その倦怠感をあっさり吹き飛ばした。

リリースから2週間で100万本を突破。同時接続者数のピークは117,336人。Steam評価は9万件超で94%の「非常に好評」。ソロ開発者が作ったゲームが、Borderlands 4よりも多い1日のプレイヤー数を記録した。

何がそんなに違うのか。一言でいうなら、「3Dにする意味が完全に証明されている」という点だ。ヴァンサバ系は基本的に2Dの見下ろし型ゲームで、それが確立された様式になっていた。MEGABONKはそこに、Risk of Rain 2的な立体的な地形、スライディング、壁登り、ジャンプを組み合わせることで、同ジャンルに「動き回る楽しさ」という新しい次元を加えた。

謎の開発者「Vedinad」が作り上げたこの作品。The Game Awards 2025でベストデビューインディーゲームにノミネートされたものの、本人が「これは私のデビュー作ではない」と自ら辞退するという謎めいたエピソードまで持ち、「Vedinadの正体はDaniDevでは」という憶測をコミュニティに呼び起こした。

このゲームについて、徹底的に掘り下げていく。

こんな人に読んでほしい

MEGABONK キャラクター選択画面とビルド構築

  • Vampire Survivorsをやり込んだが、新鮮な刺激を求めている人
  • Risk of Rain 2のような3Dアクションローグライクが好きな人
  • ヴァンサバ系の「自動攻撃でビルド構築」というコンセプトを気に入っているが、移動の自由度も欲しいと感じている人
  • 1,000円ちょっとで何十時間も遊べるコスパ最強のインディーゲームを探している人
  • Steam評価94%の理由を知りたい人、あるいは「本当にそんなに面白いの?」と疑っている人
  • ソロ開発者が100万本突破するまでの話に興味がある人
  • 「3DになったVampire Survivors」という表現が気になって仕方がない人

MEGABONKとは何か

MEGABONK 3Dマップでの大量敵との戦闘シーン

MEGABONKは、謎のソロ開発者「Vedinad」が開発・パブリッシュした3Dローグライクサバイバルゲームだ。2025年9月18日にWindowsとLinux向けにリリースされた。

ゲームの基本構造はVampire Survivorsと似ている。ランダム生成されたマップに大量の敵が押し寄せてくる中、プレイヤーはレベルアップごとにランダムに提示されるアップグレードを選択してビルドを構築し、できる限り長く生き残ることを目指す。武器は最大4つまで装備でき、自動攻撃で次々と敵を倒していく。

しかし、MEGABONKがVampire Survivorsと決定的に違う点がいくつかある。

まず、フル3Dの世界で動き回れること。ただ歩いたり走ったりするだけでなく、スライディング、ジャンプ、壁登り、さらにキャラクターによってはスケートボードに乗ってマップを滑走するような動きができる。高低差のあるプロシージャル生成マップには、崖、瓶首となる地形、隠れたシュライン(一時的なパワーアップ)が点在している。

次に、20人の個性的なキャラクター。スケートボードに乗るスケルトン「Calcium」、サングラスをかけたサルなど、明らかにノリを重視したキャラクターデザインが特徴だ。各キャラクターは固有のスターター武器と固有のパッシブ能力を持ち、それがビルドの方向性を大きく左右する。

そして29種類の武器。スナイパーライフル(ゲーム内最高の基礎ダメージ22)から、周囲の敵を瞬時に溶かすオーラ型まで、1本1本がプレイスタイルを変える設計になっている。さらに70種類以上のアイテムと200以上のクエスト、ショップシステムが組み合わさることで、1回のランでは到底すべての組み合わせを試せない。

マップは現状2種類(森と砂漠)。プロシージャル生成なので毎回異なる地形が生成されるが、視覚的なバリエーションはこの2バイオームに限られる。これが後述する主な批判点のひとつになっている。

ゲームの雰囲気は一貫して「脱力系ユーモア」。「you ded – maybe him skill issue?」みたいな、Twitter的ネットミームを多用したセリフが飛び交う。これがゲームの個性のひとつでもあり、一部プレイヤーが「クリンジ」と批判する点でもある。

基本情報

タイトル Megabonk(メガボンク)
開発・パブリッシャー Vedinad(ソロ開発・個人パブリッシュ)
リリース日 2025年9月18日
ジャンル 3Dローグライクサバイバル / バレットヘブン
プラットフォーム PC(Steam / Windows・Linux対応)
価格 $9.99(約1,500円)
対応言語 英語(日本語テキストなし)
開発エンジン Unity(開発開始:2024年8月)
Steam評価 非常に好評(94%好評、9万件超のレビュー)
最大同時接続者数 117,336人(SteamDB調べ)
販売本数 リリース2週間で100万本突破
キャラクター数 20人(スターターは2人)
武器数 29種類
アイテム数 70種類以上
マップ 2種類(森・砂漠)
クエスト数 200以上
The Game Awards 2025 ベストデビューインディーゲームノミネート後、開発者が自ら辞退

MEGABONKの評価ポイント

MEGABONK スライディングと立体地形を活かしたアクション

3Dにする必然性を完全に証明したゲームデザイン

ヴァンサバ系ゲームを3D化した試みはMEGABONKが初めてではない。しかし多くの場合、「3Dにしてみた」だけで、平面でやっても変わらない体験になりがちだった。MEGABONKは違う。

プロシージャル生成されたマップには、意地悪な段差、有利なポジションを取れる崖上、敵の進行を絞る地形のボトルネックがある。スライディングで坂道を下りながら敵の群れの中を突き抜け、そのままジャンプで崖上に逃げて追ってくる敵を見下ろしながらオーラで一掃する——こういうプレイが自然発生的に生まれる。

PC GamerはMEGABONKを評して「秘かに最高のスケートゲームでもある」と書いた。これは冗談ではなく、ゲームの本質をついている。移動それ自体が楽しいという体験が、ヴァンサバ系の単純なローグライクループに重なることで、中毒性の質が変わる。

GamesRadarのレビュアーは「Vampire SurvivorsとRisk of Rain 2の混合」と評し、4時間プレイしたことに気づかなかったと書いている。これはお世辞ではなく、体験の正確な記述だと思う。ヴァンサバ系の「気づいたら1時間経っていた」感覚が、立体的なアクションの気持ちよさでさらに加速している。

20キャラクターが生む「ビルドの多様性」

MEGABONKのリプレイ価値を支えているのは、キャラクターとビルドの組み合わせの多さだ。

たとえば、CL4NKはリボルバーをスターター武器に持ち、レベルアップのたびにクリット率が上昇するパッシブを持つ。このパッシブを軸にクリット特化のビルドを組むのか、それとも別ルートで遠距離主体にするのかで、プレイ体験がまるで変わる。Robinhetteはボウスターターで、収集した金貨量に応じてダメージが上がるパッシブを持つため、ショップを意識した金貨回収ルートを組む楽しさがある。

29種類の武器の中で特に言及が多いのがスナイパーライフルとオーラだ。スナイパーライフルはゲーム最高の基礎ダメージ22を持ちつつ貫通するため、敵が密集する終盤に真価を発揮する。オーラは自分の周囲に継続ダメージゾーンを展開する「歩く破壊装置」系の武器で、近接型キャラクターとの相性が抜群だ。

この多様性がソロ開発者によって設計されたことを考えると、なおさら驚く。コンテンツの量は2週間で100万本を売れたゲームとして十分以上に充実している。

謎多き開発者と「スパゲッティ」宣言

MEGABONKを語るうえで開発者Vedinadの話を避けては通れない。

100万本達成時、VedinadはSNSにこう書いた——「今夜はスパゲッティをエクストラソースで食べる」。これがゲームメディアで一斉に取り上げられ、そのインパクトでVedinadの人物像がさらに謎めいたものになった。

2025年11月、The Game Awards 2025からベストデビューインディーゲーム部門の辞退を表明したことで、さらに話題になった。「MEGABONKは私のデビュー作ではない。別の名義で以前にもゲームをリリースしている」という発表は、コミュニティに「Vedinadの正体は誰だ」という議論の火をつけた。

最も広まった説は「Vedinad=DaniDev(Dani)」というもので、名前を逆読みすると「Vedinad→Danidev」になるという単純明快なヒントがある。さらに、VedinadのSteamライブラリに未リリースのDaniのゲーム「Karlson」が含まれていたことが、最大の証拠として挙げられた。開発者はこの件について明確な否定も肯定もしていない。

どちらにせよ、ひとりの人間が2024年8月から開発を始め、2025年9月のリリースから2週間で100万本を売り、Borderlands 4より多い1日のアクティブユーザーを持つゲームを作り上げたという事実は変わらない。それはどんな正体が明らかになっても色褪せない。

Unity製なのに「軽い」という驚き

画面に何百体もの敵が出現するゲームで、Unityがここまでスムーズに動くのかという驚きをプレイヤーが報告している。Steam Deckでも快適に動作するという評価が多く、フレームレートの問題を報告するレビューは少数だ。

Steam Deckでの評価が特に高いことは注目に値する。大画面で腰を据えてやるゲームというよりも、「ちょっと1ランやろう」という隙間時間プレイに最適化されたゲームデザインが、ポータブルハードと抜群に相性がいいのだろう。「Steam Deckで遊ぶゲームのなかで最高」という声が複数あった。

1,500円という価格の説得力

MEGABONKの定価は$9.99。2025年の物価で日本円換算すると1,500円前後だ。

レビュアーたちが口を揃えて言うのは「16時間プレイした時点で元は十分取れた」という感想だ。ゲームの中毒性から言えば、16時間どころか数十時間は普通にプレイできる。ローグライクというジャンルの性質上、プレイするたびに異なるビルドが生まれ、同じ展開が繰り返されることは少ない。200以上のクエストが全解放型のキャラクターやアイテムのアンロックに繋がっており、長期間のモチベーションを支える仕組みも整っている。

賛否が分かれるポイント

MEGABONK レベルアップ画面とアップグレード選択

マップが2種類しかないという問題

MEGABONKへの最も正当な批判は、マップ(バイオーム)が森と砂漠の2種類しかないという点だ。

プロシージャル生成なので毎回地形は変わるが、視覚的には同じ雰囲気の繰り返しになる。特に森マップをメインに数十時間プレイした後、砂漠マップでも似たような景色が続くと感じたプレイヤーからの不満が一定数ある。

Steamのレビューには「デモ版では8つのマップが見られたのに、製品版で2つしかないのはおかしい」という批判もあった(デモの内容が誤解を招いた可能性がある)。ゲームとしての充実度に比べてロードマップが明示されておらず、追加コンテンツの予定が不明確なことが不安材料として挙げられている。

これは「完成品として出したのか、実質アーリーアクセスなのか」という問いに繋がる批判で、Steam掲示板でも「アーリーアクセスとして出すべきだった」という意見が複数見られた。

RNG(ランダム要素)による運ゲー感

MEGABONKのビルド構築は、レベルアップ時にランダムに提示されるアップグレードの選択に依存している。これは同ジャンル共通の要素だが、MEGABONKでは「5ステージ連続でゴミアップグレードしか出なくて詰んだ」という状況が発生することを批判するレビューが存在する。

「ゲームの90%は運次第で、本当に楽しめるのは数時間に1回だけ」という否定的な見解もある。これはローグライク全般に当てはまる構造的な問題で、MEGABONKがとりわけひどいわけではないが、RNG耐性がないプレイヤーには厳しく感じる場面があるのは確かだ。

ネットミーム的ユーモアの好みが分かれる

MEGABONKのUIやセリフには「quirk chungus」的なノリ、つまり「草」「www」に近いインターネットミーム文化が全面に出ている。

これがゲームのカジュアルな雰囲気と合っていて好きという意見と、「クリンジ(恥ずかしい)」「ゲームプレイを真剣にやりたいのに空気を壊す」という意見に分かれる。Steam掲示板にはこのユーモアを削除するオプションを求めるスレッドが立つほどで、開発者に直接フィードバックが届いている。

個人的には「このゲームでそこまで怒ることか」と思うが、好みの問題として正直に書いておく。

序盤のキャラクターアンロックの遅さ

Steam掲示板には「Early Game Sucks(序盤がつまらない)」という声があった。スターターキャラクターが2人に限定されており、最初のうちはキャラクターバリエーションが楽しめない。アンロック条件であるクエストをこなすのに一定の時間がかかるため、序盤でゲームを評価するプレイヤーには物足りない印象を与える可能性がある。

ただし、これはリリース直後の評価で、その後のアップデートで改善された可能性もある。

プレイヤーの声

MEGABONK 武器ビルドと大量の敵を倒す爽快感

Steamコミュニティとメディアから寄せられた声を集めた。良いものも悪いものも、実際の言葉で伝えたい。

「自制心がないならこのゲームをインストールするな。私はアンインストールせざるを得なかった。やるべきことがある人間がプレイしてはいけないゲームだ」

— Steamレビュー(https://steamcommunity.com/app/3405340/reviews/)

「このゲームはビデオゲーム版のコカインだ。しかもより安くて、生活をより完全に破壊できる」

— Steamレビュー(https://steamcommunity.com/app/3405340/reviews/)

「『もう1ランだけ』のエネルギーが止まらない。敵の群れを蒸発させながら走り回るのがとにかく楽しい。16時間近くプレイしてすでに元は取れた」

— Steamレビュー(https://steamcommunity.com/app/3405340/reviews/)

「Vampire SurvivorsとRisk of Rain 2を混ぜたようなゲームだと聞いて懐疑的だったが、実際にやったらその表現がほぼ正確だった。買ってから24時間以内に4時間プレイしていた」

— GamesRadar(https://www.gamesradar.com/games/roguelike/i-cant-pry-myself-from-the-computer-new-roguelike-hailed-as-a-mix-of-vampire-survivors-and-risk-of-rain-2-and-im-starting-to-see-why-it-has-4-000-very-positive-steam-reviews-after-just-one-week/)

「このゲームは今年私がプレイしたゲームの中で間違いなくベスト。3Dの地形と高低差が加わって、ちゃんと歯ごたえがあって、ビルド構築が気持ちよい」

— TheGamer Harry Alston(https://www.thegamer.com/megabonk-cringe-internet-humour/)

「gloriously daft fun — 早くてサクサクして、美しく混沌としていて、それでいて自分自身を真剣に取らない。完璧なローグライク」

— GamingOnLinux(https://www.gamingonlinux.com/2025/09/megabonk-is-risk-of-rain-2-fused-with-vampire-survivors-and-its-glorious/)

「Steam Deckで遊ぶゲームの中でもっとも完璧な作品だと思う。10分でも30分でもちょうどいい時間だけプレイできる」

— Steamレビュー(https://steamcommunity.com/app/3405340/reviews/)

「MEGABONKはマップが少なすぎる。正直アーリーアクセスとして出すべきだったと思う。コンテンツ量は価格には見合っているが、製品版と呼ぶには厳しい部分がある」

— Steamコミュニティ討論(https://steamcommunity.com/app/3405340/discussions/)

「日本語翻訳もないし、英語もそこまで難しくないのでやれた。スパゲッティ開発者の正体どうこうより、とにかく面白いゲームを作ってくれてありがとうと言いたい」

— note「Megabonk @ 2025-09-30」(https://note.com/osama/n/n14b3fe5cd937)

Vampire Survivorsとの比較、そして似たゲーム

MEGABONK プロシージャル生成マップと高低差のある地形

MEGABONKとVampire Survivorsの直接比較

ヴァンサバ系ゲームとして話題になるMEGABONKだが、実際に比べるとかなり違うゲームだ。

項目 MEGABONK Vampire Survivors
視点 三人称3D 見下ろし2D
移動 スライディング・ジャンプ・壁登りあり 走るのみ
地形 高低差あり・プロシージャル生成 ほぼ平坦・固定マップ
武器装備数 最大4つ(自動攻撃) 最大6つ(自動攻撃)
キャラクター 20人(各固有スキル) 多数(DLC含む)
難易度 高め・歯ごたえあり 比較的穏やか(難易度選択あり)
価格 $9.99 $4.99
マップ数 2(プロシージャル) 多数(固定)
雰囲気 ネットミーム・カオス系 ゴシック・ホラー
Steam評価 94%好評(9万件超) 97%好評(14万件超)

「Vampire Survivorsをやり尽くしたが同じ体験はもういらない」という人がMEGABONKに来る流れが典型的だ。コアのゲームループは似ているが、3Dの移動体験は本質的に異なる感覚を生む。どちらが優れているかではなく、「何を求めているか」で選ぶべきゲームだ。

似たゲーム——MEGABONKを好きな人へのおすすめ

MEGABONKが刺さった人が次に試すべきゲームを、筆者が実際にプレイした経験と評判を元に紹介する。

Vampire Survivors

このジャンルの祖とも言える存在。MEGABONKを経由して逆にVampire Survivorsを試していない人がいるなら、ぜひ。2D見下ろし型のシンプルな体験だが、DLCも含めてコスパは圧倒的だ。ヴァンサバ系の「純粋形」を知るという意味でも価値がある。

Risk of Rain 2

MEGABONKが「Vampire Survivors × Risk of Rain 2」と称される半身を担うゲーム。3Dローグライクアクションとして完成度が高く、キャラクターとビルドの多様性、立体的な戦闘体験という点でMEGABONKと共通する魅力がある。よりストーリー性と演出にこだわった上位作品を求める人向け。

Brotato

たった1人の開発者が作った2Dヴァンサバ系の傑作。MEGABONKとはスタイルが違うが、「ソロ開発者がSteamで大ヒット」というルーツを共有する。ビルドの多様性と爽快感がMEGABONKと似ており、ヴァンサバ系を深く探りたい人には必ずプレイしてほしい。

HoloCure – Save the Fans!

無料でプレイできるVtuberライセンス使用のヴァンサバ系。VTuber文化に親しみがある人なら間違いなく刺さる。無料ゆえに品質を疑いがちだが、完成度はかなり高い。MEGABONKとはジャンルが同じだが雰囲気はまったく異なり、良い意味での息抜きになる。

20 Minutes Till Dawn

ヴァンサバ系のなかでもビルドの深さとダークな雰囲気で評価が高い作品。MEGABONKよりやや難しく、武器の組み合わせによるシナジーの奥深さはこのジャンルの中でも特に評価されている。10分前後のランで遊べる手軽さも魅力。

Halls of Torment

クォータービューのヴァンサバ系で、レトロなハックアンドスラッシュの雰囲気を持つ。MEGABONKより落ち着いたトーンで、ローグライクとして骨太な設計が好みの人向け。Steam評価も高く、長時間遊べるコンテンツ量がある。

Deep Rock Galactic: Survivor

人気協力FPS「Deep Rock Galactic」のスピンオフとして登場したヴァンサバ系。MEGABONKと同様にSteam評価が非常に高い。採掘しながら敵を倒すユニークなコンセプトで、3Dバイオームの多様性という点ではMEGABONKが批判を受けている部分を補ってくれる。

Soulstone Survivors

ダークファンタジー世界観のヴァンサバ系で、スキルビルドの複雑さとキャラクター数の多さが特徴。MEGABONKに比べてシリアスな世界観を好む人や、より複雑なビルドシステムを求める人におすすめだ。

まとめ — MEGABONKは買いか

MEGABONK Steam評価94%の人気ローグライク総まとめ

2週間で100万本、同接117,000人超、94%の「非常に好評」——これらの数字は嘘をつかない。MEGABONKは、ヴァンサバ系というジャンルに3Dという新しい次元を加え、それが単なるギミックではなく「ゲームプレイの中心」として機能することを証明した作品だ。

坂道をスライディングで駆け下りながら、後ろからなだれ込む敵の群れを4種類の武器で自動攻撃する。崖の上でオーラを展開して周囲の敵を溶かす。スケボーに乗ったスケルトンキャラで砂漠マップを疾走する。どれも「このゲームじゃないとできない体験」で、それが1,500円で手に入る。

批判は正当だ。マップが2種類しかないのは事実で、長期的なモチベーション維持には弱さがある。RNGに左右される運ゲー感が気になる人もいる。ネットミームユーモアの好みも分かれる。

しかし、$9.99でこれだけの中毒性と爽快感を持つゲームはなかなかない。ヴァンサバ系に少しでも興味があり、かつ3Dアクションを楽しめるなら、間違いなく買って損はない。

開発者Vedinadが誰であれ、ひとりの人間が1年ちょっとの開発でこのクオリティのゲームを世に出した事実には素直に敬意を表したい。「今夜はスパゲッティをエクストラソースで食べる」という一言に、その達成感が滲んでいた。

次のアップデートでマップが増えれば、このゲームはさらに化ける。現状でもすでに十分面白いが、ポテンシャルはまだ上がある。そういうゲームだ。

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