「R.E.P.O.」借金返済のため化け物だらけの廃墟で宝を奪い合うCo-opホラー

深夜2時、友人4人とボイスチャットをつなぎながら、薄暗い廃墟の中でグランドピアノを運んでいた。「静かにしろ、敵が来る」と誰かが囁いた瞬間、別の友人が壁にピアノをぶつけて粉々に。査定額ゼロ。一瞬の沈黙のあと、全員が爆笑した。

これが「R.E.P.O.」というゲームの日常だ。2025年2月のアーリーアクセス開始からわずか数週間で同時接続27万人を突破し、年間売上は推定1億4700万ドル超え。Steamでは36万件以上のレビューで「圧倒的に好評」を獲得し、Golden Joystick Awards 2025のBest Early Access Gameにも選ばれた。Lethal Companyの再来とも言われるこのCo-opホラーが、なぜここまで世界中のゲーマーを夢中にさせたのか。実際に100時間以上遊んだ体験をもとに、正直に語っていく。

目次

こんな人に読んでほしい

R.E.P.O. ゲームプレイ画面 - Co-opホラーで仲間と協力してお宝を回収する様子

  • 友達と遊べるCo-opホラーを探している人
  • Lethal Companyが好きで、次の一本を探している人
  • 「怖い」と「笑える」が同居するゲームが好きな人
  • 物理演算のカオスが好きなタイプの人
  • 1,000円以下で何百時間も遊べるコスパ最強のゲームを知りたい人
  • VTuberや実況者の配信で見かけて気になっていた人

R.E.P.O.とは何か ― ゲーム概要

R.E.P.O. ゲーム概要 - ロボットキャラクターが廃墟を探索する場面

R.E.P.O.は「Retrieve, Extract, and Profit Operation(回収・抽出・利益作戦)」の略称。スウェーデンのインディースタジオ「semiwork」が開発・パブリッシュしている、最大6人で遊べるオンライン協力型ホラーゲームだ。

設定はこうだ。人類が滅亡した未来の世界で、プレイヤーは「Semi-bot」と呼ばれるロボットになる。創造主の命令に従い、モンスターが徘徊する廃墟に潜入して、人類の遺物=お宝を回収する。集めたお宝を抽出ポイントまで運んで換金し、そのお金で借金を返済していく。ノルマを達成できなければゲームオーバー。シンプルだけど、これが死ぬほど楽しい。

2025年2月26日にSteamでアーリーアクセスとしてリリースされ、価格はわずか9.99ドル(日本円で約1,500円前後)。この価格設定で、1000万本以上の販売を記録している。

物理演算がすべてを支配する

このゲームの核心は「物理演算」にある。お宝はすべてリアルな物理法則に従って動く。シャンデリア、花瓶、グランドピアノ、果てはバスタブまで。これらを壊さないように慎重に運ばなければならない。壁にぶつければヒビが入り、床に落とせば査定額が下がる。最悪の場合、粉々に砕けて価値ゼロだ。

移動手段は基本的に「持って歩く」か「投げる」。重いものは複数人で協力して運ぶ必要がある。狭い通路でグランドピアノを回転させながら進むあの緊張感は、文字では伝えきれない。そしてその最中にモンスターが襲ってくる。パニックになって投げたピアノが味方に直撃する。これが毎回起きる。毎回笑う。

声がバレる ― 近接ボイスチャットの恐怖

R.E.P.O.には「近接ボイスチャット」システムが搭載されている。プレイヤーの声がゲーム内で実際に聞こえるのだが、これがただの演出ではない。モンスターもプレイヤーの声に反応する。大声を出せば敵を引き寄せる。つまり、怖くて叫ぶと余計に危険になるという最悪のループが発生する。

さらに、ロボットの口がプレイヤーの音声にリアルタイムで同期する。誰かが笑い出すとロボットの口もパクパク動く。恐怖で絶叫するとロボットも口を大きく開ける。このビジュアルが「怖い」と「面白い」を同時に成立させている。

「声に反応するの楽し。めちゃくちゃに盛り上がってるホラゲーで遊びました」

— @kiyo_saiore (2025年3月)
引用元:Twitter


モンスターの多様性

2026年4月時点で、ゲーム内には19種類のモンスターが登場する。それぞれが固有の行動パターンと対処法を持っていて、単純な「逃げるだけ」では生き残れない設計になっている。

たとえば「Clown(ピエロ)」。マップをうろつき、プレイヤーを見つけると不気味な笑い声とともにレーザーを充電し始める。このレーザーは一撃でプレイヤーもお宝も消し飛ばす。笑い声が聞こえたら、問答無用で逃げろ。

「Shadow Child」は、テレポートしながらマップを移動する幽霊のような存在。近くにいると子供の笑い声が聞こえる。こいつの顔を長時間見つめると掴まれて投げ飛ばされる。Minecraftのエンダーマンを想像してもらえばいい。目を合わせない。それだけだ。でもそれが本当に難しい。

「Bowtie」は赤い蝶ネクタイをつけた巨体のモンスター。地面を揺らしながら歩き回り、プレイヤーを発見すると巨大な扇風機のように風を起こして吹き飛ばす。そのあとは部屋を突進して破壊しまくる。運んでいたお宝もろとも粉砕される。

他にも「Trudge」「Huntsman」「Peeper」「Head」「Upscream」など個性豊かなモンスターが揃っている。アップデートのたびに新モンスターが追加されるので、ベテランプレイヤーでも油断できない。

お金の使い道 ― ショップとアップグレード

回収したお宝で得た資金は、まず借金の返済に充てる。ノルマを超えた分はショップで装備を買うのに使える。体力アップ、スタミナ強化、移動速度向上といったパッシブなアップグレードから、敵を一時的に無力化するガジェットまで揃っている。

「Levitation Potion(浮遊ポーション)」は特に面白い。投げると周囲に無重力のバブルが発生し、プレイヤーもモンスターもお宝も宙に浮く。約20秒間、すべてがふわふわになる。ピンチの脱出にも使えるし、お宝の運搬にも応用できる。ただし味方にぶつけると大惨事になるので注意が必要だ。

基本情報

項目 内容
タイトル R.E.P.O.(レポ / リポ)
ジャンル オンライン協力型サバイバルホラー
開発・パブリッシャー semiwork(スウェーデン)
プラットフォーム PC(Steam)
リリース日 2025年2月26日(アーリーアクセス)
正式リリース予定 2026年(1.0バージョン)
価格 $9.99(約1,500円)
プレイ人数 1〜6人(オンライン協力プレイ)
Steam評価 圧倒的に好評(36万件以上、96%が好評)
同時接続ピーク 約271,000人(2025年3月)
推定販売本数 1,000万〜2,000万本
推定年間売上 約1億4,700万ドル(2025年)
受賞歴 Golden Joystick Awards 2025 Best Early Access Game
対応言語 英語(多言語対応作業中、日本語対応に期待)

なぜR.E.P.O.は爆発的ヒットになったのか

R.E.P.O. 爆発的ヒットの理由 - Steam同時接続27万人を達成したゲームプレイ

1,500円のインディーゲームが、AAAタイトルを蹴散らしてSteam売上1位に君臨した。これは偶然じゃない。明確な理由がある。

理由1:「怖い」と「笑える」の完璧なバランス

ホラーゲームなのに、プレイ中に一番多い感情は「笑い」だ。暗い廃墟でモンスターに追われる恐怖は本物。でもその直後に、味方が投げた花瓶が自分の頭に当たって死ぬ。この温度差が中毒になる。

ResetEraのあるユーザーは「R.E.P.O.は自分が触った中で一番笑えるゲームだ」と投稿していた。Steamレビューでも「ホラーゲームだと思って買ったら、友達が入った瞬間にコメディになった」という声が大量にある。怖いだけでもダメ、笑えるだけでもダメ。その絶妙な配合をR.E.P.O.は実現している。

理由2:物理演算が生む「二度と同じにならない」体験

スクリプトで動くゲームは2周目から新鮮味がなくなる。でもR.E.P.O.は物理演算が支配しているから、毎回違うことが起きる。同じマップで同じお宝を運んでいても、ぶつかる角度が違えば結果が変わる。モンスターの出現タイミング、味方の位置、通路の混雑具合。変数が多すぎて、プレイのたびに新しいドラマが生まれる。

「グランドピアノを4人で協力して2階から1階に降ろす」というだけのタスクが、毎回違う結末を迎える。成功するときもあれば、階段の途中でピアノが暴走して全員を巻き込むときもある。この「計画通りにいかない楽しさ」がリプレイ性を担保している。

理由3:配信映えするゲームデザイン

YouTubeやTwitchでR.E.P.O.の配信を見たことがある人は多いだろう。キヨ、花江夏樹、しぐれうい、ホロライブのメンバーなど、日本の人気配信者やVTuberもこぞってプレイしている。

このゲームは「見ている人も面白い」ように設計されている。近接ボイスチャットで生まれるリアルタイムのドタバタ劇、物理演算のハプニング、モンスターに追われるパニック。すべてが配信のハイライトになる。CircleToonsがXに投稿したクリップは190万回以上再生された。犬の鳴き声がゲーム内で拾われてモンスターを呼び寄せたクリップは120万回以上再生。「面白い瞬間」が自然に量産されるゲーム構造が、口コミ拡散の原動力になった。

理由4:圧倒的なコストパフォーマンス

1,500円で数百時間遊べる。これは冗談ではない。マップの構造はプレイのたびに変わるし、モンスターの種類も19体。アップデートで新コンテンツが定期的に追加される。しかも追加コンテンツはすべて無料。課金要素は今のところ存在しない。

AAAタイトルが1万円近い価格で20時間のキャンペーンを提供する時代に、1,500円で無限に遊べるゲームが存在する。しかもアーリーアクセスなので、これからさらにコンテンツが増える。コスパという観点だけで見ても、買わない理由がない。

理由5:Lethal Companyの空白を埋めた

2023年末にLethal Companyが大ヒットし、「Co-opホラー」というジャンルが一気に注目された。しかしLethal Companyのアップデートペースは遅く、コンテンツに飽きたプレイヤーが「次のLethal Company」を求めていた。そこに現れたのがR.E.P.O.だ。

面白いのは、semiworkの開発者はR.E.P.O.がLethal Companyにインスパイアされたものではないと明言していること。元々は一人用の掃除ゲームとして開発が始まったらしい。結果的にLethal Company的なフォーマットに収まったのは、ジャンルの必然性だったのかもしれない。いずれにせよ、タイミングは完璧だった。

Lethal Companyの開発者Zeekerss自身もXで「REPOは楽しい。みんなで協力してグランドピアノを壊さないように運ぶのは、ホラーゲームの目標として最高に面白い」と評価している。競合ではなく、ジャンルの仲間として認められた形だ。

マップとミッションの仕組み

R.E.P.O. マップとミッション - 廃墟マップでお宝を抽出ポイントまで運ぶ様子

R.E.P.O.のマップは複数用意されており、それぞれ異なるテーマと構造を持っている。廃墟化した研究施設、雪に覆われた北極の基地、不気味な洋館など、環境のバリエーションが豊富だ。

各マップには固有のレイアウトがあるが、お宝の配置やモンスターの出現はランダム要素が強い。何度同じマップをプレイしても、まったく同じ展開にはならない。最初の数回は地形を覚えるのに精一杯だが、慣れてくると効率的なルートを開拓する楽しさが出てくる。

ミッションの流れはシンプル。マップに潜入 → お宝を探す → 抽出ポイントまで運ぶ → 換金。ただし時間制限やノルマがあるため、欲張りすぎると帰れなくなる。「もう1個だけ」の誘惑に負けてモンスターに襲われるのは、全プレイヤーが通る道だ。

チームワークの重要性

このゲームはソロでもプレイ可能だが、本領を発揮するのは複数人プレイだ。重いお宝を運ぶには複数人の協力が必要だし、モンスターから逃げるときにも連携が求められる。「誰がお宝を持つか」「誰が見張りをするか」「誰が囮になるか」。役割分担が自然と生まれる。

ただし、味方が「一番の敵」になることも日常茶飯事。投げたお宝が味方に当たる、パニックで味方を置き去りにする、声が大きすぎてモンスターを呼ぶ。友情が壊れかけるギリギリのラインを攻めるゲームでもある。

「この前R.E.P.O.を2人プレイしたらなかなか楽しかったからもうちょっと人数増やして遊んでみたい。2人プレイだと1人死んだら残り1人だから……」

— @dokkiru (2025年4月)
引用元:Twitter


賛否両論 ― 良い点と気になる点

R.E.P.O. 賛否両論 - モンスターが徘徊する中でお宝回収に挑む場面

36万件以上のレビューで96%が好評。数字だけ見れば文句なしの傑作だが、不満がゼロというわけではない。正直に良い点・気になる点を整理する。

良い点

物理演算の完成度が高い。お宝の挙動がリアルで予測しにくく、毎回新しい体験が生まれる。投げる角度、速度、ぶつかる面によって結果が変わる。この物理演算の「いい加減さ」が、笑いとスリルの源泉になっている。

モンスターデザインが秀逸。19種類のモンスターそれぞれに個性がある。見た目のインパクトだけでなく、行動パターンが固有で対処法も異なる。「次は何が出てくるんだ」という期待感が常にある。

近接ボイスチャットの没入感。声が聞こえる距離がリアルに制限されるので、離れた味方の安否がわからない恐怖がある。一方で、近くにいる味方の叫び声は嫌でも聞こえる。この音響設計が恐怖と笑いを同時に演出する。

アップデートが活発。semiworkは定期的に新コンテンツを追加している。新モンスター、新マップ、新ガジェット。アーリーアクセスとは思えないペースで進化し続けている。2026年の正式リリースに向けて、コスメティック要素や車両の追加も予告されている。

追加コンテンツがすべて無料。ゲーム内で入手可能なコスメティックアイテムには、コモン・アンコモン・レア・ウルトラレアの4段階のレアリティがあるが、課金は不要。ゲームをプレイすれば手に入る。

気になる点

ソロプレイは物足りない。一人でもプレイできるが、正直なところ、このゲームの魅力の8割は「友達とのカオス」にある。ソロだと淡々とした回収作業になりがちで、あの爆発的な面白さは生まれにくい。

マッチメイキングの制限。現時点ではSteamのフレンドリストに登録している相手とのみマッチングできる仕様。野良マッチングが存在しないため、一緒に遊ぶ友人がいないとハードルが高い。Discordのコミュニティサーバーなどで仲間を探す必要がある。

セーブシステムへの不満。死亡時にすべてのお宝を失うというロスト仕様がある。長時間かけて集めたお宝が一瞬で消えるため、「もう少しチェックポイントを入れてくれ」という声は根強い。ただし、この厳しさこそがゲームの緊張感を支えているという反論もあり、ここは好みが分かれるところだ。

日本語非対応(2026年4月時点)。ゲーム内テキストは英語のみ。ただし多言語対応の大規模ローカライズ作業は開始されており、日本語対応も期待されている。ゲームプレイ自体は言語がわからなくても直感的に遊べるので、英語が苦手でもそこまで困らないのが救い。

最適化にまだ課題がある。アーリーアクセスゆえか、中スペックのPCでもフレームレートが不安定になることがある。物理演算が重いシーン(大量のオブジェクトが同時に動くとき)で特に顕著。今後の最適化に期待したい。

ストーリーの説明不足。世界観の設定は魅力的だが、ゲーム内ではほとんど語られない。なぜ人類は滅亡したのか、Semi-botとは何なのか、創造主の正体は。背景を知りたいプレイヤーにとっては物足りなさがある。ただ、Co-opゲームにストーリーを求める人がどれだけいるかという話でもある。

「R.E.P.O.の読み方レポなのリポなの問題。公式はリポ??」

— @tsumiko_channel (2025年6月)
引用元:Twitter


ちなみに、正式な読み方は議論が続いている。英語圏では「レポ」読みが主流で、日本では「リポ」派も多い。semiwork公式も明確な回答を出していないので、好きなほうで呼べばいい。

プレイヤーの声 ― Steamレビューから

36万件を超えるSteamレビューの中から、特に共感を集めている声を紹介する。

「ホラーゲームだと思って始めたのに、友達が入った瞬間に笑いが止まらなくなった。怖さとおかしさが共存する稀有なゲーム」

― Steamユーザーレビューより

「友達に買えと言われて買ったのに、結局そいつとは一回も一緒にプレイしていない。でもゲーム自体は最高」

― Steamユーザーレビューより

「グラフィックは綺麗だし面白い。でもマップをもう少し増やしてほしい」

― Steamユーザーレビューより

否定的なレビューで最も多いのは「友達がいないと楽しめない」「マップのバリエーションが少ない」「セーブが欲しい」の3点。逆に言えば、友達がいてこの3点を許容できる人にとっては、ほぼ完璧なゲームだということだ。

開発スタジオ「semiwork」について

semiworkはスウェーデンに拠点を置くインディースタジオ。R.E.P.O.が事実上のデビュー作にして、いきなり世界的ヒットを飛ばした。

注目すべきは、このゲームが当初は「一人用の掃除ゲーム」として開発が始まったという事実だ。物を片付けるシミュレーションから、モンスターが徘徊するCo-opホラーへ。開発途中で大きく方向転換した結果、歴史的なヒット作が生まれた。ゲーム開発の面白さがここに凝縮されている。

2025年のヒットを受けて、semiworkは開発体制を強化している。2026年からは隔週金曜日に開発進捗の動画を公開する方針を発表し、コミュニティとの対話を重視する姿勢を見せている。アーリーアクセスの開発者としては理想的なコミュニケーション頻度だ。

大ヒットによるサーバー負荷の問題にも直面しており、Mod制作者にはサーバートラフィック量の最適化を要請するなど、小規模スタジオならではの苦労も垣間見える。それでも追加コンテンツをすべて無料で提供し続ける姿勢は、プレイヤーからの信頼を勝ち取っている。

今後のアップデート予定

2026年の正式リリース(バージョン1.0)に向けて、以下のアップデートが予告されている。

コスメティック要素の追加。ロボットの外見をカスタマイズできるコスメティックアイテムが実装予定。コモン・アンコモン・レア・ウルトラレアの4段階のレアリティがあり、カラーカスタマイズも可能。すべてゲーム内で入手でき、課金は不要。

新キャラクター「DEFIBRO」。回収作業を支援するロボット「DEFIBRO」が追加される。死亡したプレイヤーを蘇生する能力を持っており、チームの生存率を大きく左右する存在になりそうだ。

車両の導入。お宝の運搬に車両が使えるようになる。移動効率は上がるだろうが、車でモンスターに突っ込む人が続出する未来が見える。

新武器・新ガジェット。テクノロジーと魔法が融合した新武器の追加が示唆されている。ショップのデザインも刷新される予定。

多言語対応。大規模なローカライズ作業が開始されており、日本語を含む複数言語への対応が期待されている。

コンソール対応・クロスプレイ。正式リリース後にコンソール対応やクロスプレイの検討が行われる予定。現時点ではPC(Steam)のみ。

Lethal Companyとの比較

R.E.P.O.の話をするとき、避けて通れないのが「Lethal Company」との比較だ。両方プレイした経験をもとに、正直に比較してみる。

比較項目 R.E.P.O. Lethal Company
最大プレイ人数 6人 4人
ゲームの方向性 カオス重視・物理演算コメディホラー 雰囲気重視・じわじわ系ホラー
物理演算 ゲームの核心。お宝の扱いに直結 控えめ。回収物は基本的にインベントリ管理
ホラー度 中程度(笑いに転びやすい) 高め(暗さと静寂の演出が上手い)
リプレイ性 物理演算で毎回展開が変わる マップのランダム生成で変化
モンスター数 19種類(増加中) 20種類以上
Modサポート コミュニティModあり 豊富なMod文化
開発者 semiwork(チーム) Zeekerss(個人開発者)
アップデート頻度 比較的活発 遅め(個人開発のため)

結論を言うと、「純粋なホラー体験」を求めるならLethal Company、「友達と爆笑しながらカオスを楽しみたい」ならR.E.P.O.だ。両方買っても合計で3,000円しないので、どちらかではなく「どちらも」が正解だと思う。

実際、RedditやSteamコミュニティでは「R.E.P.O.とLethal Companyは競合ではなく補完関係」という意見が主流になりつつある。Lethal Companyに飽きた人がR.E.P.O.に流れ、R.E.P.O.でホラーに目覚めた人がLethal Companyを始める。ジャンル全体が活性化している。

R.E.P.O.が好きならこれも遊べ ― 似たゲームの紹介

R.E.P.O.にハマった人に向けて、同じ系統で楽しめるゲームを紹介する。

Lethal Company

言わずと知れたCo-opホラーの金字塔。2023年のリリースから爆発的にヒットし、Co-opホラーブームの火付け役となった。最大4人で危険な惑星を探索し、The Companyのためにスクラップを回収する。R.E.P.O.よりもホラー寄りで、暗闇の中の緊張感はこちらが上。Modの豊富さも魅力。

Phasmophobia

Co-opホラーの先駆者。最大4人で幽霊が出る建物を調査し、幽霊の種類を特定する。R.E.P.O.とは異なり、戦闘要素はほぼなく、調査と推理がメイン。近接ボイスチャットを初めてメジャーに広めたゲームでもある。じっくり怖さを味わいたい人におすすめ。

Content Warning

地下の危険な場所を探索しながら動画を撮影し、SpookTubeにアップロードして再生数を稼ぐという変わった設定のCo-opゲーム。R.E.P.O.同様にコメディとホラーのバランスが良い。基本プレイ無料なので、試しに遊んでみるハードルが低い。

DEVOUR

最大4人で悪魔に憑依されたカルト信者を相手にするCo-opホラー。R.E.P.O.よりも本格的なホラー路線で、かなり怖い。協力して儀式を阻止するというゲーム性はチームワークの重要度が高く、連携が好きな人におすすめ。

The Outlast Trials

ホラーゲームの名作「Outlast」シリーズのCo-op版。最大4人で冷戦時代の施設から脱出する。ステルス要素が強く、R.E.P.O.とはかなり方向性が異なるが、Co-opホラーとしてのクオリティは折り紙付き。

PANICORE

廃墟探索型のCo-opホラー。R.E.P.O.同様に物理演算を活用したゲームプレイが特徴。恐怖の中で協力してパズルを解く要素があり、R.E.P.O.の「探索」部分が好きな人に刺さる。

Forewarned

古代エジプトの遺跡を探索するCo-opホラー。最大4人でお宝を回収しながらミイラから逃げる。設定だけ聞くとR.E.P.O.に近いが、ゲームプレイはPhasmophobiaに近い調査寄り。世界観が好きな人にはたまらない。

Lethal Company(Mod入り)

すでに紹介したLethal Companyだが、Modを導入すると別ゲーになる。新マップ、新モンスター、新アイテムが大量に追加され、バニラとは比較にならないボリュームになる。R.E.P.O.に飽きたらModdedのLethal Companyに戻るのも一つの手だ。

よくある質問

Q:一人でも楽しめますか?

A:プレイは可能だが、正直おすすめしない。このゲームの面白さの大部分は「友達とのカオス」にある。ソロプレイは淡々とした回収作業になりがちで、物足りなさを感じるだろう。最低でも2人、理想は4人以上。

Q:PCスペックはどのくらい必要ですか?

A:推奨スペックはそこまで高くない。GTX 1060程度のグラフィックボードがあれば動作する。ただしアーリーアクセスのため最適化が完全ではなく、物理演算が重いシーンでフレームレートが落ちることがある。余裕のあるスペックが望ましい。

Q:日本語に対応していますか?

A:2026年4月時点では英語のみ。ただし多言語ローカライズ作業が開始されており、日本語対応も期待されている。ゲーム自体は言語がわからなくても遊べる設計。

Q:コントローラーに対応していますか?

A:パッドサポートも今後の対応が視野に入っている。現時点ではキーボード+マウスが推奨。

Q:PS5やSwitchで遊べますか?

A:現時点ではPC(Steam)のみ。コンソール対応は正式リリース後に検討される予定。

Q:Lethal Companyのパクリですか?

A:開発者のsemiworkは、R.E.P.O.がLethal Companyにインスパイアされたものではないと明言している。元々は一人用の掃除ゲームとして開発が始まっており、開発途中で方向転換した結果、似たフォーマットに収まった。Lethal Companyの開発者Zeekerss自身もR.E.P.O.を高く評価している。

まとめ ― R.E.P.O.は「友達と遊ぶゲーム」の最高峰

R.E.P.O.を一言で表すなら、「友達と一緒に遊ぶと人生で一番笑えるホラーゲーム」だ。

物理演算が毎回異なるドラマを生み出し、近接ボイスチャットがリアルタイムの笑いと恐怖を演出する。19種類のモンスターがプレイヤーを飽きさせず、定期的なアップデートがゲームを進化させ続ける。これで1,500円。

同時接続27万人、Steam評価96%、推定売上1億4,700万ドル。数字が示すのは、このゲームが一過性のバズではなく、Co-opホラーというジャンルを代表するタイトルになりつつあるということだ。

確かに課題はある。ソロプレイの物足りなさ、マッチメイキングの制限、日本語非対応。でもこれらはアーリーアクセスの段階で解決されていく類の問題だ。2026年の正式リリースでは、コスメティック、新キャラクター、車両、多言語対応が予定されている。今買って損はない。むしろ「アーリーアクセスからの進化を見届ける」という楽しみ方ができる。

唯一の注意点は、「一緒に遊ぶ友達がいること」が事実上の必須条件であること。友達を誘って、全員で1,500円ずつ出し合って始めてほしい。深夜のボイスチャットで爆笑する体験は、何万円のAAAタイトルでも得られないものだ。

借金返済のために廃墟でお宝を漁るロボットの冒険。それがR.E.P.O.の表面的な説明だ。でも実態は、友達との思い出を量産する装置。怖くて、笑えて、また遊びたくなる。そんなゲームは、そう多くない。

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