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▌ISSUE.720 · レビュー カテゴリ / 格闘 公開 2026.04.21
// 格闘 · レビュー

DEAD OR ALIVE 6

DEAD OR ALIVE 6 Last Round完全ガイド|格闘ゲーム最新情報まとめ
#Dead or Alive #DOA6 #Koei Tecmo #PCゲーム #steam
読了目安
約41分
対応機種
PC
スペック
▌要点 / 3行で読む
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「あのゲーム、もう終わったんじゃなかったの?
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」って思った人、ちょっと待ってほしい。
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2019年に発売されてから、DLC課金問題で炎上して、EVOのラインナップからも消えて、2020年にはアップデート無期限休止まで発表されたDEAD OR ALIVE 6。
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Steamでは返金祭りが起き、格闘ゲームコミュニティからは「もう終わったタイトル」という空気が漂い始めていた。


「あのゲーム、もう終わったんじゃなかったの?」って思った人、ちょっと待ってほしい。

2019年に発売されてから、DLC課金問題で炎上して、EVOのラインナップからも消えて、2020年にはアップデート無期限休止まで発表されたDEAD OR ALIVE 6。Steamでは返金祭りが起き、格闘ゲームコミュニティからは「もう終わったタイトル」という空気が漂い始めていた。そのゲームが2026年6月25日、まったく新しい形で帰ってくる。

タイトルは「DEAD OR ALIVE 6 Last Round」。PS5・Xbox Series X|S・Steamに対応した完全版で、5名のDLCキャラクター全員収録、新フォトモード搭載、さらに基本無料版まで同時リリースという本気モード。おまけにシリーズ新作(DOA7的なもの)も開発中という発表まで重なった。2026年2月13日、PlayStation State of Playで発表されたその瞬間、長年の沈黙が一気に破られた。

「7年待った甲斐があった」とXで呟いたファンがいた。DOA6が発売された2019年から数えれば確かに7年。格闘ゲームへの愛ってすごいな、と素直に思った。

この記事では、DOA6 Last Roundがどんなゲームなのか、オリジナルDOA6から何が変わったのか、そしてどんな人に向いているのかを、歴史的な経緯も含めて丁寧に紹介する。購入を検討している人も、懐かしさで記事を開いた人も、最後まで読んでもらえれば嬉しい。

公式アナウンストレーラー

State of Play 2026で公開された公式リビールトレーラー。フォトモードの画映えっぷりと流麗なバトルシーンが一気に伝わってくる。

こんな人に読んでほしい

  • 「Dead or Alive 6 Last Round」という名前を聞いて、どんなゲームか気になった人
  • 格闘ゲームに興味はあるけどハードルが高いと感じている人
  • 昔DOA6をやっていて、最新版との違いを知りたい人
  • PC(Steam)で遊べる格闘ゲームを探している人
  • 無料で試せるかどうか確認したい人

DEAD OR ALIVE 6 Last Roundとは

Team NINJA(コーエーテクモゲームス)が開発した3D対戦格闘ゲームの完全版だ。2019年発売の「DEAD OR ALIVE 6」をベースに、最新ハード(PS5・Xbox Series X|S・Steam)向けに最適化し直し、当時有料DLCだったキャラクター5名の追加、新フォトモード搭載、新規コスチューム5着追加という内容で2026年6月25日にリリースされる。

DOAシリーズは1996年のアーケード初代から数えて30周年。コーエーテクモにとっても節目の年に、まずDOA6の完全版を出してから次回作へと繋ぐ、という戦略が透けて見える。発表と同時に「シリーズ新作開発中」が告知されており、DOA6 Last Roundは単なる焼き直しではなく、次世代へのブリッジとしての位置づけも担っている。

ゲームメディアの事前プレビューでは「シリーズ史上最もスムーズなプレイ感かもしれない」という評価が出ており、フレームレートや応答性の向上が競技プレイに好影響を与えるとされている。

DOAシリーズの特徴として、同ジャンルの鉄拳やバーチャファイターとは異なる独自路線がある。まずグラフィックの美しさへのこだわりで、キャラクターの衣装・表情・体の動きの細かさは一貫してシリーズの売りだった。加えて「コスチュームDLC」の豊富さはシリーズの代名詞で、過去作から数えると数百種類に及ぶバリエーションが用意されてきた。今回のLast Roundで追加されたフォトモードは、この強みと完璧にマッチしている。

格闘ゲームとしての評価は、Metacritic PS4版で80点、OpenCritic(114媒体集計)で74点と、批評家からは「良作」と位置づけられている。課金問題による反感が強かったユーザースコアとは温度差があるが、純粋な格闘ゲームとしての完成度は認められている作品だ。

基本情報

項目 内容
正式タイトル DEAD OR ALIVE 6 Last Round
ジャンル 3D対戦格闘
開発・販売 Team NINJA / コーエーテクモゲームス
対応プラットフォーム PlayStation 5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)
発売日 2026年6月25日
価格(有料版) 6,380円(税込)/ $39.99
基本無料版(Core Fighters) あり(かすみ・NiCO・マリー・ローズ・ほのかの4名使用可)
収録キャラクター数 29名(有料版)/ 4名(無料版)
物理版 なし(デジタル専売)
クロスプレイ 非対応
既存DLC引き継ぎ 衣装DLCは引き継ぎ可。舞・クーラのキャラDLC・プレミアムチケットは不可

DOA6 Last Roundで何が変わったのか

「DOA6を持ってるから別にいいかな」と思う人もいるかもしれない。でも中身を見ると、単なる移植以上の変化がある。

最新ハードへの最適化

PS5・Xbox Series X|S・Steamで動作するよう、パフォーマンス全体が作り直されている。ゲームメディアのプレビューによれば「フレームレートの向上でフレームの読み取りが明確になり、入力のあいまいさが減少した」とのこと。格闘ゲームにおいて1フレームの違いは勝負を左右する。見た目は同じでも、体感のレスポンスが上がっているのは競技勢にとって無視できない改善だ。

DLCキャラクター5名がコミコミ

DOA6発売後に有料DLCとして配信された5名のキャラクターが、Last Roundでは最初から全員収録されている。

  • 女天狗(ニョテング):空中からの攻撃と素早い動きが特徴。扇を使ったトリッキーな立ち回りが独特
  • フェーズ4:主人公かすみのクローン。かすみに似た技を持ちながら、より攻撃的なスタイル
  • 紅葉(もみじ):忍龍シリーズからのゲスト。ハヤブサチームに属する女性忍者
  • レイチェル:忍龍シリーズからのゲスト。大型武器を使ったパワー系ファイター
  • たまき:DOA6から新登場の快活なキャラクター。柔道ベースの投げ技が強力

合計29名のロスターで最初から遊べるのは、当時DLC地獄に苦しんだプレイヤーへの素直な改善だと思う。

新フォトモード追加

Last Round最大の新機能がフォトモードだ。キャラクターを自由に配置して、ポーズ・表情・汗や汚れ具合まで細かく調整できる。DOAシリーズはコスチュームのバリエーションが格闘ゲームの中でもトップクラスに豊富で、このフォトモードとの相性は抜群。他の格闘ゲームプレイヤーから「スト6にも入れてほしい」という声が出るほど、完成度が高いと評判だ。

新規コスチューム5着

かすみ・あやね・NiCO・マリー・ローズ・ほのかの5名に向けた新規コスチュームが追加された。フォトモードとセットで使うことを意識したデザインになっている。

基本無料版(Core Fighters)の同時展開

有料版と同日に、無料でダウンロードできる「Core Fighters」版も配信される。かすみ・NiCO・マリー・ローズ・ほのかの4名が無料で使えて、ストーリーモード以外のすべてのモードがプレイ可能。フォトモードも無料版から遊べる。「格闘ゲームって難しそう」という人がゼロ円で試せるのは、新規ユーザー獲得という意味でも大事な施策だ。

DOA6の格闘システム――三すくみとブレイクゲージ

DOAシリーズの核心は「三すくみ」と呼ばれる読み合いだ。打撃・投げ・ホールド(返し技)の三つが互いに有利不利の関係で成り立っている。相手の次の行動を読んで正解を出す、この心理戦こそDOAの醍醐味。

鉄拳やバーチャファイターと比べたとき、DOAが異色なのはこの「ホールド」の存在だ。相手の打撃を正しいタイミングで上・中・下段に応じて返すことができ、読み勝てばダメージを与えつつ相手の攻めを完全に止められる。ただしホールドは投げに弱い。打撃・投げ・ホールドの三つの選択肢が常に噛み合っていて、どこで何を選ぶかという駆け引きが延々と続く構造になっている。

DOA6ではこれに「ブレイクゲージシステム」が加わり、戦術の幅がさらに広がった。ゲージを貯めて強力な技を出す選択肢が生まれたことで、従来の三すくみに新たな層が追加されている。

フェイタルラッシュ――初心者でも映えるコンボ

専用ボタン(Sボタン)を連打するだけで最大4段のコンボが出る。出した側が「フェイタルスタン」を発生させて追撃できる仕組みで、初心者がとりあえず派手な動きをできるように設計されている。格闘ゲームは「コンボが出せなくて楽しくない」という入門の壁があるが、フェイタルラッシュはその壁を下げる役割を果たしている。

ただし、フェイタルラッシュはブレイクホールドで返せるため、上級者相手に連発しすぎると読まれてカウンターをもらう。初心者向けに見えて、ちゃんと「使いすぎると弱い」というゲームデザインが組み込まれているのが面白い。

ブレイクブロー――ゲージ満タンの切り札

ブレイクゲージが100%溜まった状態で放てる一撃。相手が技を出してきた直後でもさばいてヒットさせられる強引な技で、逆転の一手として機能する。フェイタルラッシュの最後にブレイクゲージが満タンなら自動的にブレイクブローでフィニッシュするため、初心者でもダイナミックなシーンを生み出せる。

ブレイクブローは見た目も派手で、キャラクターごとに異なる演出が用意されている。勝敗を決定づけるシーンで発動したときの爽快感は、動画映えという意味でも計算されたデザインだ。

ブレイクホールド――万能の返し技(ゲージ50%消費)

通常のホールドは上・中・下段それぞれに対応した返し技を使い分ける必要がある。しかしブレイクホールドはゲージを50%消費することで、上・中・下段すべての打撃技を一括で返せる。フェイタルラッシュさえも返せる唯一の手段でもある。読み合いを強制的にリセットできる保険として上級者も多用する。

初心者の視点から見ると、ブレイクホールドは「ホールドの段位判定が難しい」という壁を下げてくれる安心感がある。ゲージ管理という新しい課題が生まれる一方で、「とりあえずSボタン」という直感的な操作で複雑な状況を乗り越えられる設計は、DOA6のシステム設計の中でも評価されている部分だ。

環境連動とステージ破壊

DOA6のステージにはギミックが仕掛けられており、壁や障害物に相手を叩きつけることでボーナスダメージが入る。ステージによっては床が崩落して戦場が変わるダイナミックな演出もある。3D格闘らしい「空間を使った戦い」がDOAの見どころの一つで、動画映えも抜群だ。

たとえば「ディエゴ’s Stage」では海辺の桟橋が舞台で、壁の向こうに落とすと大ダメージが入るギミックがある。「道場」ステージでは竹の柵に叩き込む演出が入り、ステージごとに異なるギミックを把握することも上達の要素になっている。場所ごとの有利不利を知っているかどうかで、同キャラ同士の対戦でも差が出る奥深さがある。

初心者から競技勢まで対応する設計

フェイタルラッシュで初心者が楽しめる一方、ベテランはフレームトラップ・ホールドのタイミング・ステージの空間把握といった高度な戦術を追求できる。海外のプレビューでも「初心者を歓迎しながらも、高レベルの心理戦の強度を損なわない」という評価が出ている。間口が広くて奥が深い、理想的な設計を目指したゲームだ。

DOA6にはチュートリアルモードも充実しており、三すくみの概念から各キャラの基本コンボまでを段階的に学べる。格闘ゲーム初心者がとっかかりとして選ぶ理由はここにもある。Core Fighters(無料版)で4キャラを試しながらチュートリアルを完走すると、「格闘ゲームって実はこういうゲームだったのか」という発見がある。

DOAセントラル――遊び方を広げるメタゲーム

バトル以外の要素として「DOAセントラル」というモードがある。ここではコスチューム収集・オーナーズフェスティバル(プレイヤー同士の投票イベント)・キャラクターカードの収集など、対戦以外の楽しみ方が用意されている。「格闘ゲームは対戦が怖い」という人でも、コレクション要素で長く遊べる設計だ。フォトモードと組み合わせると、対戦しなくてもコンテンツとして十分成立する。

29名のキャラクターロスター

有料版には29名のキャラクターが最初から全員使える。格闘スタイルも個性も全員バラバラで、「自分のキャラ」を見つける楽しみがある。ここではそれぞれの個性を簡単に紹介する。

シリーズ常連の主要キャラ

かすみは逃亡忍者という設定を持つシリーズの顔。素早い連撃と幻術を組み合わせたスタイルで、初心者にも扱いやすいバランス型だ。DOA1から登場し続ける看板キャラで、コスチュームバリエーションもシリーズ最多クラス。初めてDOAを触る人が最初に選ぶキャラとして定番になっている。

あやねはかすみの宿命のライバルで、紫の忍者衣装が印象的。毒を使ったトリッキーな技と高速移動が特徴で、上級者ほど真価を発揮するキャラだ。かすみとのストーリー上の因縁は初代から続いており、二人の関係はシリーズの感情的な核心でもある。

ハヤブサ(リュウ・ハヤブサ)は忍龍(ニンジャガイデン)シリーズとのクロスオーバーキャラで、DOA初代から参戦している。素早い忍者技と重い当身技を持つ玄人好みのファイターで、コマンドの複雑さを乗り越えると一気に強さが引き出せるタイプ。

ティナはプロレスラーという格闘ゲームの中でも異色の設定で、父バースとの親子関係がコメディ要素を生む。豪快な投げ技が主体で、スープレックスやジャーマンといったプロレス技の再現度が高い。ジャン・リーは李小龍をモデルにした正統派カンフー使いで、素早いコンボと崩し技が得意な上級者向けキャラ。ヒトミは純粋な空手スタイルで、ガンガン前に出て殴り合う直球タイプ。シンプルな分、基本の読み合いを磨きたい人に向いている。

レイファンは酔拳をベースにした変則的なムーブが特徴で、独特のリズムで動く難しさと面白さを持つ。こころは日本の伝統的な和服と扇子を使った華やかな外見と、柔道・合気道ベースのガチの投げキャラという対比が魅力。マリー・ローズはDOA5から登場した小柄なキャラで、サバット(フランス武術)ベースの蹴り技とトリッキーな動きが特徴。ビジュアル人気もシリーズ屈指だ。

DOA6新登場キャラ

NiCOはM.I.S.T.の科学者という設定で、電気を操る技と独特なムーブセットがDOA6の新鮮さを象徴するキャラだ。デスクワーク系の外見から想像を裏切る攻撃的なスタイルで、ストーリー上でも敵か味方かわからない立ち位置が続くミステリアスな存在。新キャラながら対戦での存在感も強く、Core Fighters(無料版)で最初から使える4名に選ばれている。

ディエゴはストリートファイト出身のアメリカ人で、荒削りなパワーファイタースタイル。コマンドより「読んで押しつぶす」タイプの動きで、ストーリーでも主要な役割を担う。ほのかはDOA5から登場した謎の能力を持つ少女で、見たことのある格闘スタイルを瞬時に習得してしまうという設定が他のキャラとの関係性に影響を与えている。DOA6ストーリーでは準主人公的な扱いだ。

Last Roundで追加された5名

女天狗・フェーズ4・紅葉・レイチェル・たまきの5名が有料版に最初から収録されている。

女天狗の空中機動と扇を使った変則攻撃は、地上戦主体の格闘スタイルが多い中で際立った個性を持つ。空中コンボの展開が他のキャラとまったく異なる体験を提供する。フェーズ4はかすみをベースにしたクローンキャラだが、より攻撃的に特化しており、かすみと対戦したときの「鏡合わせ感」が独特の緊張感を生む。

紅葉・レイチェルはいずれも忍龍シリーズからのゲスト参戦で、DOAの世界観とニンジャガイデンの世界観が交差する瞬間を楽しめる。たまきはDOA6から登場した柔道ベースのキャラで、明るくコミカルなキャラクター性と対戦での実用的な投げ技が両立している。

不収録キャラについて

DOA6でKOFコラボDLCとして配信されていた舞(Mai Shiranui)とクーラ・ダイアモンド(Kula Diamond)はLast Roundに収録されない。SNKとのライセンス上の都合と言われており、既存のDLCキーも引き継げない。二人ともDOA6コミュニティで人気が高かったキャラクターだっただけに、海外フォーラムでの批判は特に大きかった。この点は購入前に把握しておきたい重要な情報だ。

世界観とストーリー――忍者・企業・陰謀の三つ巴

DOAシリーズの舞台は、巨大複合企業「DOATEC(Dead or Alive Tournament Executive Committee)」が主催する格闘大会だ。表向きは純粋な格闘トーナメントだが、裏では人体実験・兵器開発・クローン製造という闇が広がっている。賞金目当てのファイター、組織の命令で動くエージェント、純粋に強さを求める武道家――参加者それぞれの動機が絡み合うことで、シリーズを通じた複層的なドラマが生まれている。

忍者の里から逃亡したかすみは、DOATECに拉致された兄・ハヤテを探すために大会に潜入する。同じ里の仲間でライバルのあやねは、逃亡者のかすみを追う暗殺者として行動する。この二人の関係性がシリーズ通しての感情的な軸になっている。憎み合いながらも、根底にある絆が時折顔を出す関係性は、プレイヤーがDOAを長く追い続ける理由の一つだ。

DOA5で兄ハヤテとの再会を果たしたかすみの物語は、DOA6では新たな脅威への対峙という形で続く。敵組織「M.I.S.T.」が台頭し、その科学者NiCOが謎の研究プロジェクトを進めている。さらに謎の能力を持つ少女ほのかの存在が、各キャラクターの思惑を交差させていく。格闘ゲームのストーリーモードとしては珍しくカットシーンの作り込みがしっかりしており、アニメーション的な楽しみ方もできる。初めてのDOAでも、チュートリアルを兼ねた「クロニクルモード」で各キャラクターのストーリーを個別にたどれる設計になっている。

世界観の舞台は現代の地球で、日本の山岳地帯・都市部・海外リゾートなど多様なロケーションが登場する。ステージのビジュアルはDOAシリーズの見どころの一つで、水しぶき・炎・破壊演出など環境の作り込みは格闘ゲームの中でもトップクラスだ。格闘の舞台として映える背景が、フォトモードとの相性を生む。

DOAシリーズ30年の歩み

DOA6 Last Roundが発売される2026年は、シリーズ誕生から30周年にあたる節目の年だ。30年間、このシリーズがどんな変遷を辿ってきたのかを振り返っておく。

1996年:DOA1(アーケード)
板垣伴信プロデューサーの元でアーケードに登場したDOA1が全ての始まり。「ホールド(返し技)」という独自システムと、当時としては高品質なポリゴングラフィックで格闘ゲームシーンに衝撃を与えた。セガサターン・PS版への移植も行われ、シリーズの基盤が作られた。

1998年:DOA2
アーケード・ドリームキャスト・PS2で展開。グラフィックが大幅進化し、危険地帯(ハザード)ギミックが初登場。壁や崖に叩き落とす演出がDOAの代名詞となった。DOA2 Hardcoreとして完全版も発売。

2001〜2005年:DOA3・DOA4(Xbox独占)
マイクロソフトとの協力でXbox独占タイトルとして展開。特にDOA4はXbox 360の発売タイトルとして大きな注目を集め、ハードの目玉コンテンツとして機能した。ただしPlayStation勢からはアクセスできなかった時代で、シリーズの認知が機種によって分断された時期でもある。

2012年:DOA5
板垣氏の退社後、ディレクターが林祐介氏に代わり、シリーズはより大衆向けの方向へ転換。グラフィックの現実路線と汗・土汚れ表現が話題を呼んだ。PS3・Xbox 360でリリースされ、シリーズとしてPS3に帰ってきた作品。

2015年:DOA5 Last Round
PS4・Xbox One・Steamへの移植版として登場。全DLCキャラ収録という形での完全版で、これが今回のDOA6 Last Roundの直接的な先例となっている。Steamでの基本無料版(Core Fighters)展開も同作から定着した。

2019年:DOA6
新ディレクター・新堀洋平氏の下で制作。ブレイクゲージシステム・フェイタルラッシュという新要素で間口を広げ、グラフィックも大幅進化。しかし発売直後からコスチューム解放システムの悪評、オンラインロビー未実装、無料版の唐突な配信でSteamの返金騒動が起きた。その後もDLC課金問題が続き、2020年3月にv1.22をもってアップデート無期限休止を発表。EVOのラインナップからも外れ、格闘ゲームの競技シーンから静かに退場していった。

2026年:DOA6 Last Round + シリーズ新作同時発表
PlayStation State of Playで2026年2月13日に発表。シリーズ30周年のタイミングで、完全版とシリーズ続編の開発中を同時に告知するというサプライズ発表だった。「7年待った甲斐があった」という声がコミュニティに広がり、長く冬眠していたDOAファンが一斉に目を覚ました。6月25日のリリースに向けて、シリーズが再起動する。

DOA5 Last Roundと何が違うのか――「Last Round」の系譜

DOA6 Last Roundを理解する上で、同じ「Last Round」を冠した先輩作品であるDOA5 Last Round(2015年)との比較は避けられない。DOAシリーズには「完全版をLast Roundと呼ぶ」という伝統があり、今回の命名もその流れを受け継いでいる。

DOA5 Last Roundが成功した理由

DOA5 Last Roundは、2012年のDOA5発売から3年後に登場した完全版だ。PS4・Xbox One・Steamへの対応に加え、全DLCキャラクターを収録し、オンライン機能も充実させた。Steam版はDOAシリーズ初のPC展開として注目を集め、「格闘ゲームのPC市場」への橋頭堡となった。

DOA5 Last Roundが評価されたのは、前作から真っ当な改善を重ねたからだ。ロビーマッチの整備、バランス調整の積み重ね、そして低価格で始められる基本無料版(Core Fighters)の展開がうまく機能した。長くプレイヤーが定着したタイトルとして、DOA5 Last Roundはシリーズの中でも特別な位置を占めている。

DOA6 Last Roundが背負うもの

DOA6 Last Roundは、DOA5 Last Roundより遙かに困難な状況からの出発だ。DOA5の場合はゲーム自体への評価は良好で、完全版は「良いゲームをさらに良くした」という文脈だった。一方DOA6は、ゲームの評価以前に運営への信頼が失われた状態からのスタートになる。

それでも、DOA5 Last Roundが証明した「完全版リリースでコミュニティが再活性化する」というパターンを、DOA6でも再現できるかどうかが注目点だ。特に基本無料版(Core Fighters)の同時展開はDOA5 Last Roundから受け継いだ施策で、新規ユーザー獲得のための有効な入口として機能することが実績として証明されている。

「Last Round」という名前が持つ重み

DOAシリーズのファンにとって、「Last Round」という言葉には特別な意味がある。単なるサブタイトルではなく、「このシリーズの集大成」というニュアンスが込められている。DOA5 Last Roundがそのタイトル通りにDOA5の決定版として機能したように、DOA6 Last RoundもDOA6という作品の「完成形」として受け取られている。

そしてDOA7の開発中が同時発表されたことで、DOA6 Last Roundは「ある世代の締め括り」でありながら「次の世代への橋渡し」という二重の役割を担うことになった。DOA5からDOA5 Last Roundへという流れが、DOA6からDOA6 Last Roundへと繰り返される一方で、その先にDOA7という新章が続く。30年のシリーズ史において、今はちょうど時代の変わり目に立っている。

PC(Steam)でのプレイ環境と注意点

pc-onlinegames.comを読んでいる人の多くはPCゲームに関心があるはずなので、Steam版に絞って具体的な情報をまとめておく。

Steam版の概要

DEAD OR ALIVE 6 Last Roundは2026年6月25日にSteamでリリースされる。価格は6,380円(税込)で、同日に基本無料版(Core Fighters)も配信開始される。プレオーダー(事前予約購入)はすでに受け付けている状態だ。

Steam版はPS5・Xbox Series X|Sとの同時発売で、どのプラットフォームでも同じ発売日に遊び始められる。ただしクロスプレイは非対応のため、Steam版プレイヤーはSteamプレイヤー同士でのオンライン対戦となる。PC版のプレイヤー人口がどの程度集まるかは、発売後のSteam同時接続数の推移を見るのが一番の参考になる。

既存のDOA6 Steam版との関係

すでにSteamでDEAD OR ALIVE 6(2019年版)を購入している場合、DOA6 Last RoundはSteam上では別タイトル(App ID: 4144680)として扱われる。アップグレードパスは用意されておらず、Last Roundを遊ぶには新たに購入が必要だ。

ただし、旧版(DOA6)で購入したコスチュームDLCはLast Roundに引き継げる。舞・クーラのキャラクターDLCとプレミアムチケットを除くすべての衣装DLCが対象で、長く課金してきたプレイヤーへの配慮として評価されている部分だ。

ロールバックネットコードの現状

格闘ゲームのオンライン対戦において、2026年現在の標準的な実装は「ロールバックネットコード」だ。これは通信の遅延があっても入力を予測・巻き戻しすることで、見た目のラグを最小化する技術。Street Fighter 6・Tekken 8・Mortal Kombat 1など主要タイトルがすでに対応しており、未対応タイトルはオンライン品質で見劣りする。

DOA6 Last Roundのロールバック対応は現時点で未発表。遅延ベースのネットコードのままであれば、オンライン対戦は回線状況に依存した体験になる。コミュニティからの強い要望があるだけに、発売前後の公式発表に注目したい。発売後にアップデートで対応される可能性もゼロではないが、現時点では保証されていない。

フォトモードとSteam実績

PC版ならではの楽しみ方として、フォトモードで撮影した画像の保存・共有がやりやすい。SteamのスクリーンショットはSteamコミュニティに自動でアップロードでき、撮影した作品を同じゲームのプレイヤーに見せる場として機能する。DOAのコスチューム文化とこの仕組みの相性は良く、フォトモード目的でSteam版を選ぶプレイヤーも一定数いるだろう。

Steam実績(アチーブメント)については現時点で詳細が公開されていないが、格闘ゲームとしての対戦実績・コレクション実績が実装されることは確実だ。コンプリート勢にとっても楽しみなコンテンツになるはずだ。

DOA6が炎上した経緯――Last Roundはその答えになるのか

DOA6 Last Roundを語る上で、オリジナルDOA6が辿った波乱の歴史を無視することはできない。むしろそこを理解してこそ、今回のLast Roundが何を目指しているかが見えてくる。ゲーム自体の質は決して低くなかった。問題は運営の判断と、プレイヤーへの向き合い方にあった。

発売直後の三重苦

2019年3月のDOA6発売直後から批判が噴出した。主な問題は三つ。

一つ目はコスチューム解放の地獄だ。ゲーム内で衣装を解放するには「設計図」を集める必要があったが、1枚の設計図に1,000ポイント必要なのに、アーケードモード1回クリアで得られるポイントはランダムでたったの1前後。全キャラクターの全コスチュームをコンプリートするには約20万枚の設計図が必要で、計算するとランクマッチで約30,000時間、1日6時間プレイしても14年かかるという試算が出て話題になった。

DOAはもともとコスチューム収集がコアな楽しみ方の一つだったシリーズだ。そのコスチュームを「ゲーム内で集める」という行為を意図的に困難にしていた設計は、長年のファンから見ても「信頼を裏切られた」という感情を生んだ。当時のコミュニティでは「好きなキャラのコスチュームを1着解放するのに何十時間かかった」という体験談が溢れ、怒りと諦めが混在する独特の雰囲気があった。

二つ目は発売時のオンラインロビー未実装。友達と一緒に部屋を作って遊ぶロビーマッチ機能が、発売時点で存在しなかった。対戦格闘ゲームにとってロビーマッチは「友達を誘って遊ぶ」という基本的な使い方を支える機能だ。それが有料製品版に含まれていなかった批判は正当だった。機能は後からアップデートで追加されたが、発売当初の印象は回収できなかった。

三つ目は基本無料版の唐突な配信。フルプライス版発売からわずか2週間後、事前告知なしに無料版が配信された。製品版を定価で買ったユーザーへの説明が全くなかったことで、Steamでは返金申請が殺到した。無料版自体は新規ユーザー獲得として有効な施策だが、既存購入者への配慮がゼロだったことが問題の核心だった。「買ってすぐに無料になった」という体験は、信頼を損なうには十分すぎるほどだった。

シーズンパス$93の衝撃

さらに続いたのがDLCの価格設定問題だ。シーズンパス1本が$93(本体価格より高い)、それが計4本リリースされ、全DLCを合わせると$670超という前代未聞の金額になった。ヘアカラーを変えるだけのプレミアムチケットも課金専用。「格闘ゲームのコスチュームDLCに$670」は当時のゲーム業界でも特別な悪評を残した。

当時の格闘ゲーム界ではMortal Kombatシリーズも高額DLCで批判を受けていたが、DOA6の$670という数字はその中でも突出していた。コスチューム重視のファン層が多いシリーズ特性もあり、「課金しないとコンテンツが楽しめない」という不満は特に刺さる形になった。格闘ゲームとしてのメカニクスへの評価とは別に、運営の方針への信頼が地に落ちた時期だった。

アップデート休止とコミュニティの崩壊

炎上が続く中、2020年3月にコーエーテクモはDOA6のアップデートを無期限休止すると発表した。プロデューサーの新堀洋平氏は同年3月末にコーエーテクモを退職。EVOへの参加もなくなり、格闘ゲームの競技コミュニティから静かにフェードアウトしていった。

オンライン対戦サービス自体は継続されたものの、新しいバランス調整もコンテンツ追加もない状態が続いた。コミュニティは縮小し、「好きだったけど現実的にプレイヤーがいない」という状況が長く続いた。格闘ゲームにとってオンライン対戦人口の減少は致命的で、この数年間のDOA6は「ゲームとしては生きているが、コミュニティとしては死んでいる」という複雑な立ち位置に置かれていた。

Last Roundはどこまで改善したか

DOA6 Last Roundでは、当時購入済みの衣装DLCは新バージョンに引き継げるようになった。コスチューム解放に苦しんだプレイヤーへの、一定の配慮と受け取れる。設計図システムが改善されるかどうかは発売後にならないと分からないが、同じ失敗を繰り返せばコミュニティの信頼は二度と戻らないことをチームも理解しているはずだ。

一方で、格闘ゲームコミュニティが2026年に最も求めているロールバックネットコードクロスプレイは現時点で未発表のまま。Street Fighter 6・Tekken 8・Mortal Kombat 1などの主要格闘ゲームがロールバックを標準装備している中で、その有無はオンライン対戦の質に直結する。発売後に実装されるのか、それとも次回作(DOA7)での課題になるのか。この点は発売後の情報を注視する必要がある。

「過去の失敗から学んだチームが作る7年越しの完全版」か「結局また同じ轍を踏む」か。DOA6 Last Roundはそのどちらになるのか、発売後のコミュニティの反応が全てを語るだろう。

プレイヤーたちの声

DOA6 Last Round発表後、国内外でさまざまな反応が広がった。喜びも批判も、どちらも本音が滲み出ている。

アップデート版『DOA6』には、DLCキャラが最初からいるのね。そしてほら!フォトモードがある!!スト6に入れてほしいんですよ、こういうの!!!

— @ryo_redcyclone(2026年2月)
引用元:Twitter/X

他の格闘ゲームのプレイヤーが「羨ましい」と呟くほどのフォトモードへの評価。DOAシリーズならではのコスチュームの豊富さと組み合わさると、確かに破壊力がある。

DOA6のアップデート休止(2020年)から約6年。長く待ち続けたファンにとって、この発表がどれだけ意味を持つものだったか、この一言に全部詰まっている。

This may finally be the smoothest Dead or Alive has ever played.(これはシリーズ史上最もスムーズなDOAかもしれない)

— Game Critix プレビュー(2026年2月)
引用元:Game Critix

最新ハードへの最適化による体感の変化は、プレビューを体験したメディアにも伝わっている。

ロールバックなし、クロスプレイなし、既存オーナーへのアップグレードパスもない。舞とクーラも未収録。$40は高い。

— ResetEraコミュニティユーザー(2026年2月)
引用元:ResetEra

一方でこうした批判も正当だ。格闘ゲームコミュニティが2026年に求める「当たり前」の水準は上がっており、ロールバックネットコードとクロスプレイの不在は大きなマイナスポイントとして認識されている。

Dead or Alive 6: Last Round Is Sounding More and More Like a Rough Deal(DOA6 Last Roundはますます微妙な買い物に聞こえてくる)

— Push Square(2026年2月)
引用元:Push Square

海外メディアのシビアな目線も参考にしておきたい。特にDOA6を元々持っているユーザーにとって、アップグレードパスがなく別途$40払う必要がある点は確かに厳しい。

発売後の展開――新キャラ・新コスチュームの追加予定

DOA6 Last Roundは発売で終わりではなく、継続的なDLC展開が予告されている。コーエーテクモは発売発表と同時に「発売後も新キャラクターや新コスチュームの追加を予定」と明言しており、サービスとしての継続性を示している。

新キャラクターDLCの可能性

具体的なキャラクター名は発表されていないが、過去のDOAシリーズが他作品とのコラボDLCを積極的に行ってきた流れから、ゲストキャラクターの追加が期待されている。DOA5では忍龍シリーズキャラに加えMarie RoseやHonokaなどのオリジナル新キャラも追加されており、DOA6 Last Roundでも同様のパターンが想定される。

前作DOA6で問題になったのはDLC価格の高さだった。今回のLast Roundで過去の衣装DLCを引き継ぎ可能にした背景を考えると、新規DLCの価格設定も注目ポイントだ。シーズンパス方式を再び採用するのか、単品販売に移行するのか、あるいは基本無料版プレイヤーへの配慮を盛り込むのか。過去の失敗を踏まえた判断が試されることになる。

DOA7との関係

Last Roundと並行して開発中が発表されたシリーズ新作は、現時点では詳細が一切公開されていない。ただし、Team NINJAがLast Roundを「DOA7への技術的な橋渡し」として位置づけているという見方がある。Last Roundで最新ハード向けの最適化を行い、そこで得たノウハウと再集結したプレイヤーベースをDOA7に活かす、という戦略だ。

DOA7の発売時期も不明だが、DOAシリーズはDOA4からDOA5まで約7年、DOA5からDOA6まで約7年というサイクルがある。Last Roundの成功がDOA7の完成度とリリース時期を左右する可能性は十分にある。コミュニティへの信頼回復という意味でも、Last Roundには大きな役割が課されている。

よくある質問(FAQ)

DOA6 Last Roundについてよく寄せられる疑問をまとめた。購入前の参考にしてほしい。

Q. DOA6を持っていれば買う必要はない?

格闘システムはDOA6と基本的に同じなので、純粋な格闘ゲームとして遊うだけならDOA6でも引き続き遊べる。ただしDOA6のオンライン対戦人口はLast Round発売後に移行が進む可能性があり、対人戦がメインの場合はLast Roundへの移行を検討した方がいい場面が来るかもしれない。フォトモードと新規コスチュームが目当てなら、Last Roundの追加要素は明確な理由になる。

Q. 基本無料版(Core Fighters)でどこまで遊べる?

かすみ・NiCO・マリー・ローズ・ほのかの4名を使って、ストーリーモード以外のすべてのモードがプレイ可能だ。オンライン対戦・アーケードモード・チュートリアル・フォトモードもすべて無料で遊べる。「格闘ゲームを試してみたい」という目的なら無料版で十分な体験ができる。残り25名のキャラクターは個別購入か有料版で解放できる。

Q. PS4・Xbox One版は出ない?

現時点ではPS5・Xbox Series X|S・Steamのみの対応が発表されており、前世代機(PS4・Xbox One)への展開は予定されていない。DOA6 Last Roundは最新ハードへの最適化を売りの一つにしているため、前世代機対応は難しい状況だ。PS4でプレイしたい場合は旧版のDOA6(2019年版)が引き続き利用可能だ。

Q. 日本語対応は?

DOAシリーズはコーエーテクモの国内タイトルのため、日本語表示・日本語音声に完全対応している。Steam版でも日本語でプレイ可能だ。キャラクターの音声は日本語・英語から選択できる場合が多く、原語の日本語音声でプレイしたい人にも対応している。

Q. 格闘ゲーム初心者でも楽しめる?

フェイタルラッシュ(Sボタン連打でコンボが出る)とブレイクホールド(ゲージ消費でオールマイティな返し技)という初心者向けの設計があり、チュートリアルも充実している。ゼロから始めるなら無料版のかすみかNiCOで試してみるのがおすすめだ。三すくみの感覚を掴むと、格闘ゲームの読み合いの面白さが一気に見えてくる。

Q. DOA5 Last Roundとどちらがおすすめ?

現行機(PS5・Xbox Series X|S・最新PCスペック)を持っているならDOA6 Last Roundを選ぶべきだ。DOA5 Last RoundはSteam版が今でも一定のプレイヤーがいるが、Last Round発売後はDOA6 Last Roundにプレイヤーが集中していくと予想される。まったくの新規であれば、最新版のDOA6 Last Roundをベースにした方が長く遊べる環境になる。

Q. シリーズ未経験でも楽しめる?

全く問題ない。DOA6 Last Roundには充実したチュートリアルが用意されており、格闘ゲームの基本から「三すくみ」の概念、各キャラクターの固有技まで段階的に学べる。ストーリーモードもDOA6の物語を一から追える構成になっているため、シリーズ未経験でもキャラクターへの愛着が生まれやすい。まずCore Fighters(無料版)でかすみを動かしてみれば、このゲームが自分に合うかどうかすぐに分かる。フォトモードは格闘を知らなくても純粋に楽しめるコンテンツなので、そこから入るのもありだ。

DOA6 Last Roundはこんな人に向いている

良い点も課題も正直に書いてきたところで、「じゃあ自分は買うべきか?」という判断の参考になるよう整理しておく。格闘ゲームに馴染みがない人も、昔DOAをやっていた人も、それぞれの視点で考えてみてほしい。

向いている人

格闘ゲームを始めてみたい人にとって、Core Fighters(無料版)の存在は大きい。かすみ・NiCO・マリー・ローズ・ほのかの4名をゼロ円で試せて、チュートリアルも充実している。フェイタルラッシュのおかげで「ボタンを押したら何も起きない」という最悪の体験を回避できる。無料で試して気に入ったら有料版を検討するという流れが作りやすい。

3D格闘ゲームが好きな人なら、DOAの独自性は刺さるはずだ。鉄拳はサイドステップと壁コンボ、バーチャはフレーム管理と体捌きが軸になるが、DOAは「ホールドの読み合い」という三すくみがより前面に出る設計だ。同じ3D格闘でもゲーム体験はかなり異なる。鉄拳や他のタイトルを遊び尽くした人が新鮮な読み合いを求めるときの選択肢になれる。

コスチュームやフォトモードを楽しみたい人には、格闘ゲームの中でもトップクラスのコンテンツ量が待っている。DOAシリーズが長年積み上げてきたコスチューム文化と、Last Roundで初めて追加されたフォトモードの組み合わせは、対戦以外の楽しみ方として本物の価値がある。撮影した画像をSNSでシェアするという遊び方もコミュニティに定着している。

シリーズの長年のファンにとっては、コミュニティの再起動という側面が大きい。DOA7の開発中同時発表で、シリーズが続くことが確認された。Last Roundの発売でプレイヤーが再集結すれば、長期間過疎気味だったオンライン対戦に活気が戻る可能性がある。7年間の空白を経て、また仲間と遊べる環境が整うかもしれない。

慎重になった方がいい人

オンライン対戦をメインに楽しみたい人は、ロールバックネットコードとクロスプレイが未発表という点を重視してほしい。2026年の格闘ゲームシーンでは、ロールバックは対戦品質の最低基準と見なされつつある。発売後の実際のオンライン環境を確認してから購入を決めても遅くない。無料版で試しながら状況を見るのが賢明だ。

DOA6を既に持っていてアップグレードを期待している人は、アップグレードパスがない点をしっかり認識してほしい。衣装DLCは引き継げるが、ゲーム本体は別途6,380円が必要だ。元DOA6のセールス価格での入手組が多いことを考えると、Last Roundへの移行コストは人によってかなり異なる。

舞(Mai Shiranui)・クーラ(Kula Diamond)のファンは、この2名がLast Roundに収録されないという事実を先に把握しておく必要がある。SNKとのライセンスの問題で、DOA6で購入したDLCキーも引き継げない。両キャラのビジュアルやプレイスタイルが目当てだった場合、Last Roundではその選択肢がない。

まず無料版を試すという選択肢

どちらか迷っているなら、Core Fighters(無料版)から入るのが最善の答えだ。課金なし・リスクなしで本物のDOA6 Last Roundの格闘システムを体験できる。フォトモードも無料で触れる。「これは自分に合うゲームだ」と思えたなら、その時点で有料版を検討すればいい。格闘ゲームに限らず、無料で本物が試せる機会はそうそうない。

DOA6 Last Roundが気になる人へ――一緒に読んでほしい記事

3D格闘ゲームや対戦アクションに興味が湧いてきたなら、こちらの記事も参考にしてほしい。DOAと方向性は異なるが、どれも現行ハードで活発にプレイヤーがいるタイトルだ。

鉄拳シリーズの最新作は3D格闘の中でも世界大会規模のコミュニティを持つ。サイドステップと壁コンボ中心の立体的な戦いはDOAとは異なるが、3D格闘の読み合いが好きなら必ず楽しめる。ロールバックネットコード対応でオンライン対戦の品質も高い。

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格闘ゲームへの入門として基本無料で始めたいなら、Street Fighter 6のWorld Tourモードは一人プレイの充実度が圧倒的。DOA6 LRのCore Fightersと並べて検討してみてほしい。2D格闘の定番として世界中にコミュニティがある。

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まとめ――30年続いたシリーズの「再出発」に立ち会う

DEAD OR ALIVE 6 Last Roundは、単なる7年前のゲームの移植じゃない。炎上して、大会シーンから消えて、アップデートも止まって、それでも待ち続けたファンがいたシリーズが、もう一度立ち上がろうとしている作品だ。

振り返れば、DOA6が受けた批判の多くは「ゲームが面白くなかった」からではなかった。格闘システムへの評価は一定あり、グラフィックも当時水準で高かった。問題は運営の判断――コスチューム解放の設計、DLC価格、無料版配信のタイミング、オンライン機能の後回し――にあった。ゲームが悪いのではなく、そのゲームとプレイヤーの間に立つ「届け方」が間違っていた。

DOA6 Last Roundは、その失敗の上に作られる完全版だ。フォトモード追加・DLCキャラ全員収録・最新ハード最適化という内容は、当時の問題点に対する一つの回答として見ることができる。批判すべき点(ロールバックなし・クロスプレイなし・アップグレードパスなし)はまだ残っているが、それでもシリーズが動き続けていることの意味は小さくない。

そして何より、DOA7の開発中という発表が同時にされた。Last Roundは単体のリリースではなく、次の章への入口だ。30周年という節目に、シリーズが本格的に再起動しようとしている。

基本無料版(Core Fighters)があるので、まず試してみるのが一番いい。かすみを動かして三すくみの読み合いを肌で感じれば、このシリーズが30年生き残ってきた理由がきっと分かる。そしてもしそこで「もっと遊びたい」と思ったなら、29名のロスターと豊富なコスチュームとフォトモードが待っている。

2026年6月25日、PS5・Xbox Series X|S・Steamで同時リリース。Core Fighters(無料版)も同日から配信開始だ。まずは無料で試してみるのが、一番後悔のない選択だと思う。

格闘ゲームのコミュニティというのは、タイトルが一時的に沈んでも、ゲームへの愛を持った人たちが待ち続けることができる。7年間、それをやり続けたDOAファンが「待った甲斐があった」と言える作品になるかどうか。その答えは6月25日から始まる。

まず無料版をダウンロードして、かすみの幻術が光る連撃を体感してほしい。「三すくみ」という格闘ゲームならではの読み合いの面白さに触れたとき、このシリーズが1996年のアーケードから30年間続いてきた理由が、体に染み込んでくるはずだ。

炎上があっても、休止があっても、ファンが離れなかった格闘ゲームというのは、そのゲームが本物だったからだ。DOA6 Last Roundがシリーズ復活の本物の一歩になれるかどうか、2026年6月25日から答えが出始める。格闘ゲームの新章に、ぜひ一緒に立ち会ってほしい。

DEAD OR ALIVE 6

KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
リリース日 2019年2月28日
同時接続 (Steam)
93
2026/04/23 アジア圏ゴールデンタイム計測
レビュー
9,782 知る人ぞ知るゲーム
75.4%
全世界
やや好評
9,782件のレビュー
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53%
賛否両論
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価格¥8,580
開発KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
対応OSWindows