夜の峠道、エンジン音、タイヤが路面を掴む感覚
夜の山道でRX-7のエンジンを吹かし、コーナー手前でサイドブレーキを引く。車体が横を向き、白煙が舞い上がる。カウンターステアを当てながら車を立て直し、次のコーナーへ——そんな場面、一度は夢見たことがあるんじゃないかと思う。
「頭文字D」を読んで育った世代ならなおさら。あの群馬の山道を、ハチロクで駆け抜けてみたい。そんな願望を、まさかポーランドのスタジオが本気で叶えにきた。
それが2025年5月21日にSteamで発売された『JDM: Japanese Drift Master』だ。
架空の県「群玉県」を舞台に、ホンダ・マツダ・日産・スバルの実車公認ライセンス車でドリフトを楽しむオープンワールドレースゲーム。250km以上の走行可能ルート、マンガ形式のストーリー、細部まで作り込まれた「どこかで見たことある日本の風景」——ポーランドの開発スタジオGaming Factoryが、日本のドリフト文化に全力でリスペクトをぶつけてきた一本だ。
この記事では、発売から約1年経った今の時点での評価も踏まえながら、このゲームの魅力と実態を徹底的に紹介していく。
公式トレーラー
群玉県の峠道、夜の街、ドリフトの爽快感——すべてが詰まったトレーラー
こんな人に読んでほしい
- 「頭文字D」「湾岸ミッドナイト」など峠バトル系の漫画・アニメが好きな人
- NFS Underground2やNFS Most Wantedが好きだった人
- 日本車のカスタマイズに興味がある人(RX-7、シルビア、NSX…)
- ゆるくドリフトを楽しみたい人(ガチシムは難しすぎると感じている人)
- 日本を舞台にした本格的なレースゲームを探している人
JDM: Japanese Drift Masterとは? 基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式タイトル | JDM: Japanese Drift Master |
| 開発・発行 | Gaming Factory(ポーランド・ワルシャワ) |
| 日本パブリッシャー | Beep Japan / 4Divinity |
| ジャンル | オープンワールド・ドリフトレーシング(シムケード) |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam/GoG/Epic)、Xbox Series X|S、PS5 |
| Steam発売日 | 2025年5月21日 |
| PS5発売日 | 2026年2月6日 |
| 価格 | 4,900円(Steam)/約$34.99 |
| プレイ人数 | シングルプレイのみ(マルチプレイは2026年Q2追加予定) |
| 日本語対応 | あり(テキスト) |
| Steam評価 | 概ね好評(5,500件以上のレビュー、76/100) |
舞台「群玉県」——ポーランド人が作った”どこか懐かしい日本”
このゲームで最初に驚くのは、舞台の作り込みだと思う。
群玉県は架空の県だ。日本の実在する都道府県は47しかないけれど、ゲームの中では群馬・埼玉・関東近郊をごちゃ混ぜにしたような「架空の48番目の県」として存在している。ゲームを遊んだ日本人プレイヤーの感想を見ると、こんな言葉が多い。
「どこか見覚えのある日本のようで、再現度はかなり高いけど、どこか違う日本。不思議な感覚。」
— note「えすえふ」さん(Xbox Series Xでプレイ)
それが群玉県の正体だ。姫路城をモデルにしたお城、大黒パーキングエリアを思わせるSA、榛名山に似た山道——「あ、これどこかで見た」という瞬間が何度も来る。電柱の立ち方、路面標示のフォント、信号機の配置、コンビニの外観。日本に住んでいる人間が見れば「ここは実在するな」と思わせる細部が、至るところに散りばめられている。
Game*Sparkのプレイレポートではこう評されている。
「住宅地の街灯、ガードレール、自販機など、近場を走っているみたいな雰囲気。榛名山周辺を連想させる山道も忠実に再現されている。」
— Game*Spark プレイレポート(2025年5月21日)
開発の主要担当者クシシュトフ・ボスコは、こう語っている。「狭い道路、ヨーロッパとは異なる信号機の配置、アスファルト上の道路標示、日本で録音された環境音、生態系——すべてが没入感に貢献している」。実際に日本の道路音を録音しに来ている。それだけ本気だということだ。
走れるエリアは250km以上。峠道、市街地、農村、高速道路と、地形のバリエーションも豊富で、単純に「ドライブする」だけでも楽しい地図になっている。天候変化と昼夜サイクルも搭載されていて、雨の夜の峠は特に雰囲気が出る。
ポーランド製なのに、なぜここまで日本を描けるのか
Gaming Factoryはワルシャワを拠点とするポーランドの独立スタジオだ。「なぜポーランドが?」という疑問は当然出てくる。
答えのひとつは、開発者自身の愛だ。主要開発者のクシシュトフ・ボスコがプロジェクトに参加した時点で、ゲームはほぼゼロから作り直されたという。「イベントへのアプローチ、ワールドデザイン、車、プレイヤーガイダンス、ストーリーを完全に書き直した」——その言葉通り、このゲームの核心にあるのは日本のドリフト文化への純粋なリスペクトだ。
英語圏のレビューを読むと、「Initial D meets NFS Underground2」という表現が何度も出てくる。頭文字Dが欧米でも広く浸透していることと、Gaming Factoryが峠バトルの文化的背景を正確に理解した上でゲームを作ったことが、この評価につながっている。
ちなみに「鋭いプレイヤーなら数十の実在の場所を認識できる」と開発側は言っている。峠の形状、ガードレールのパターン、見える山の稜線——そういった細部まで実在の場所を参考にしているらしい。日本の道路が好きな人ほど、発見が多いゲームになっている。
登場車種ラインナップ——RX-7、シルビア、NSX、GT-R
ドリフトゲームで一番気になるのは、やっぱり「どんな車で走れるか」だ。
JDMには発売時点で27台が収録されている。その後のアップデートで順次追加されており、PS5版(2026年2月)の時点ではNissan GT-R R35 EBAやHonda NSX NA1なども加わっている。メインのラインナップはこんな感じだ。
Honda
- Civic IV DX
- Beat
- S2000
- NSX NC1(ゲーム内価格:1,100万円)
- Acty Truck(25万円)※軽トラ!
- NSX NA1(後日追加)
Mazda
- MX-5 NA / NB
- RX-7 FC / FD(FDは210万円)
- RX-8
Nissan
- Skyline 2000 GT-R
- Silvia S13(115万円)/ S14 / S15
- Fairlady Z(複数世代)
- GT-R R34(490万円)
- GT-R R35 EBA(後日追加)
Subaru
- BRZ 2013年式 / 2022年式
- Impreza WRX STI(300万円)
- Impreza GV STI(後日追加)
架空ブランド
- Alpha Moriyamo 1983年式(75万円)——トヨタ相当
- Yotsuhoshi Revolution 2003年式(470万円)——三菱相当
- Yotsuhoshi Shadow 1992年式(530万円)——三菱相当
ここで気になるのはトヨタと三菱の不在だ。86、スープラ、ランエボ——峠ドリフトの王道中の王道がない。これはライセンス交渉がまとまらなかったためで、代わりに「Alpha」「Yotsuhoshi」という架空ブランドが用意されている。ゲームを遊んだ日本人プレイヤーからは「トヨタのライセンスが取れなかったのは惜しい」という声が多い。それだけ本気で遊びたかった、ということの裏返しでもある。
そしてホンダ・アクティトラック(軽トラ)が入っているのがこのゲームの愛嬌だ。峠をドリフトする軽トラという絵面は、ある種の頭文字Dオマージュでもある。
カスタマイズの深さ——エンジンからネオン管まで
車種の多さだけでなく、カスタマイズの自由度も高い。
エンジンチューン、サスペンションセッティング、エアロパーツ(バンパー・サイドスカート・ウイング)、ホイール、排気音の変更、ネオン管の装着まで対応している。NFS Underground2が好きだった人には刺さるはずだ。見た目のカスタマイズだけでなく、足回りのセッティングが走りに直結するので、「自分の車を自分で仕上げる」楽しさがある。
ゲーム内の通貨でパーツを購入する仕組みで、レースやドリフトイベントをこなしながら資金を貯めていく。序盤はお金が少ないので、まず安い車を買って稼いでから好みの車を手に入れる流れになる。
「エアロセットから単品パーツ、ネオン管まで豊富なカスタム要素がある。2ドアレビン、ホンダアクティ、C35ローレルなど個性的な車種が揃っているのもいい。」
— とある部長のミニカービガク(2025年5月)
音楽もカスタマイズの一環と言える。7つのラジオ局が用意されていて、J-POPからSynthwave、ユーロビートまで選べる。ユーロビートを流しながら夜の峠を走ると、頭文字Dの世界に入り込んだ気分になれる。
ドリフトの操作感——シムとアーケードの間に立つゲーム
このゲームを語る上で避けられないのが「ドリフトがどう感じるか」という問いだ。
結論から言うと、慣れるまでに時間がかかるが、慣れると気持ちいい。
操作モードは2種類ある。
- アーケードモード:各種アシストが入った初心者向け。ドリフト初体験でも楽しめる
- シムケードモード:アシスト全解除。より高いスキルが求められる
基本的にはゲームパッド向けに設計されていて、ハンドルコントローラーは対応予定(発売時点では未完全対応)。スティックでの操作感はNFS Underground2〜Most Wantedに近い——「アクセル操作でドリフトをコントロールする」タイプだ。
最初のうちは「なんか滑りすぎる」「コーナーで止まれない」と感じるはず。実はABS/ESP(横滑り防止)を設定でオフにすると途端に操作感が変わる——この設定がチュートリアルで案内されないため、最初に詰まる人が多い。Game*Sparkのレポートでも「ABS/ESP無効化が継続ドリフトには必須の重要な気付き」と指摘されている。
慣れてきたとき、カウンターステアを当てながら長いコーナーを滑らせ続ける感覚は本物だ。
「カウンターステアを当てながら長いコーナーを滑らせ続ける感覚が実に気持ちよく、雨の表現やボディの水滴なども視覚的に美しい。」
— とある部長のミニカービガク(2025年5月)
一方で批判的な声もある。PC Gamerは「ドリフト以外の通常走行時の挙動が不自然」と指摘し、GameCriticsは「ハンドリングモデルが整合性を欠く」と評した。ドリフトに特化した物理エンジンが、グリップレースでは逆に違和感を生む——この割り切りをどう受け取るかでゲームの評価が変わってくる。
ゲームの勝敗は「速さ」だけでなく「ドリフトの美しさ」でも決まる。ドリフト角度・継続時間・スピードで点数が加算されるシステムで、きれいに流し続けるほど高得点が入る。「単純なタイムアタックではなく、ドリフトを芸術として競う」という設計が、このゲームのアイデンティティだ。
ストーリーモード——マンガで語る「再起」の物語
レースゲームにしては珍しく、ストーリーにかなり力が入っている。
主人公はポーランド出身の若者「トマシュ・スタノフスキ」、通称「トウマ」。日本のドリフト文化に憧れ、新天地を求めて群玉県にやってきた外国人だ。そこで地元のドライバーたちと出会い、峠の頂点を目指す——という「再起の物語」が展開する。
ストーリーの語り口は手描きのマンガパネル形式。白黒のコミックページがスライドしていく演出で、頭文字Dを強く意識した見せ方になっている。英語圏のレビューでは「Initial D meets Tokyo Drift」という表現が多用されていて、そのまんまな感想ではあるけど、それが悪い意味じゃないのがこのゲームのすごいところだ。
メインストーリーの完了まではプレイスタイルによって11〜20時間程度。レースやドリフトイベントをこなしながらキャラクターとの関係を築いていく。「寿司の出前を届けながら女の子を喜ばせるドライブ」みたいな脇道ミッションも多く、世界観への没入感を高めてくれる。
ただし不満点もある。マンガパネルの文字が小さくて読みにくいという指摘は日本語プレイヤーから多く出ている。また、ストーリーのテンポがやや遅めで、レースゲームを求めているプレイヤーには「漫画パートが邪魔」と感じる場合もある。
ミッション・ゲームモードの種類
群玉県でこなせるミッションは思った以上に多彩だ。
- ドリフトバトル:ポイント制の峠バトル。相手より美しいドリフトを決める
- タンデムドリフト:相手の後ろにぴったりついて走る連結ドリフト
- サーキットレース:グリップ主体の速さを競うレース
- ゼロヨン(ドラッグレース):直線での加速勝負
- 配達ミッション:クレイジータクシー風の時間制限つき配達
- インフルエンサーコンテンツ制作:SNS的なシナリオでドリフトシーンを撮影
- ランドマーク探索(後日アップデートで追加):群玉県の名所を見つけて写真を撮る
「ドリフトだけじゃなくて色々できる」という点は純粋に楽しい。特に配達ミッションは「なんでレースゲームで配達してるんだ」という笑いがありつつ、時間制限の緊張感がある。
一方でミッション設計の粗さへの批判もある。途中でリスタートできないミッションがあり、ハマると最初からやり直しになる。ナビゲーションが遠回りルートを示す不具合も報告されていた(後日パッチで改善)。
発売から約1年——正直な評価と現在地
2025年5月の発売から約1年が経過した今、このゲームはどう評価されているか。
Steamでは5,500件以上のレビューが集まり、総合スコアは76/100で「概ね好評」。全体の約73%がポジティブ評価だ。ただし日本語ユーザーのみで見ると56%ポジティブとやや辛口になる。
プロメディアの評価は60〜72点台が中心。「野心的だが未完成」という評価が多い。
| メディア | スコア | 評価の要点 |
|---|---|---|
| PC Gamer | 72/100 | 「野心的だが最適化不足」 |
| Traxion.gg | 6/10 | 「楽しいが1時間後に失速する」 |
| GameCritics | 6/10 | 「スタイルは良いが基本操作に課題」 |
| Steambase集計 | 76/100 | 「概ね好評(5,500件以上)」 |
率直に言うと、「完璧なゲームではない」。最適化の甘さ、ミッション設計の荒削り感、トヨタ・三菱不在の物足りなさ——発売時点での不満は確かにあった。
ただ、開発チームはその後も積極的なアップデートを続けている。フォトモードの追加、ランドマーク探索イベント、車種の追加(GT-R R35 EBAなど)、物理エンジンの改善、バグ修正——PS5版(2026年2月)にはこれらすべてが反映されている。Steam Racing Fest 2025に合わせた大型パッチ1.6.0では「最大のアップデート」と銘打つほどの改善が入った。そして2026年Q2にはマルチプレイも追加予定だ。
「作り続けているゲーム」という印象が強い。買い切りでここまでアップデートし続けるスタジオの姿勢は、素直に評価したい。
プレイヤーたちの声
実際に遊んだ人の声を見ていくと、このゲームへの「愛憎入り混じった感情」がよく伝わってくる。
「日本を舞台にしてこれだけの作品を作っていただいたことに感謝。まじリスペクト感じます。」
— Steam日本語レビュー
この声が一番多い層の気持ちを代弁していると思う。「ポーランドのスタジオがここまでやってくれた」という驚きと感謝。日本人として複雑な感情もあるけど、リスペクトが伝わるゲームには素直に頭が下がる。
「思った以上に日本っぽく作られている。姫路城や大黒PAを思わせるスポットが点在していて、”あ、これ知ってる”という瞬間が何度も来る。」
— リムピリド ゲームブログ(2025年5月)
一方、批判的な声も正直なところ多い。
「デモは楽しめたが、払い戻し期限を過ぎてから後悔した。ゲームプレイが時間とともに単調になっていく。」
— Steam日本語レビュー
「ナビゲーションが壊れたままDLCを販売し続けるのは貪欲に感じる。GPSをまず直してほしかった。」
— Steam日本語レビュー
PC Gamerのレビュアーはこう総括している。
「熱心で創意に満ちているが、既存要素の調整より新しいアイデアの追加を優先しているように見える。」
— PC Gamer レビュー(72/100)
この評価は的を射ていると思う。「あれもやりたいこれもやりたい」という開発側の情熱が、完成度の粗さとして出てしまっている部分がある。それでも、その情熱自体は本物だ。
To our amazing community: Thank you for the love and enthusiasm you’ve shown for JDM! With over 40,000 followers on the Steam Page and over 18,000 members on our Discord, the JDM family is growing fast. Let’s keep pushing forward together! ?
発売4ヶ月でSteamフォロワー4万人、Discord1.8万人。このゲームには確かなファンベースがある。
PC動作スペックとPS5版について
UE5(Unreal Engine 5)を使っているだけあって、グラフィックは美しいが要求スペックは高め。
| スペック | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i7-8700K | Intel Core i9-10900K / AMD Ryzen 9 5900X |
| GPU | NVIDIA RTX 2070 | NVIDIA RTX 3070 / AMD RX 6800 XT |
| RAM | 16GB | 32GB |
| ストレージ | SSD 50GB | SSD 50GB |
推奨スペックにRTX 3070と32GBのRAMが要求されているのはかなり重め。実際に高性能GPUでもフレームレートが不安定になる報告がある。最適化はまだ改善の余地がある。GeForce NOWに対応しているので、クラウドゲーミングでプレイするという選択肢もある。
PS5版(2026年2月6日発売)はPC/Xbox版発売後に追加されたすべてのアップデートを収録した完成度の高いバージョンだ。フォトモード、ランドマーク探索、新車種、Eurobeat追加曲、物理改善が最初から入っている。今から始めるなら、PS5版かアップデートが進んだPC版をおすすめしたい。
こんな人に向いている、こんな人には向いていない
向いている人
- 「頭文字D」「湾岸ミッドナイト」が好きで、峠の世界観を体感したい人
- NFS Underground2・Most Wantedが好きだった人(操作感が近い)
- ガチシムは難しすぎると感じるが、ある程度の歯ごたえは欲しい人
- 日本車のカスタマイズを楽しみたい人
- ゆったりとしたオープンワールドドライブも楽しみたい人
- 多少の粗さを許容できる人(アップデートで改善中)
向いていない人
- Assetto Corsaのようなガチシミュレーターを求めている人
- マルチプレイメインで遊びたい人(2026年Q2追加予定)
- トヨタ・三菱の車種がどうしても必要な人(ライセンスなし)
- 最初から完成度の高いゲームを求めている人
- グラフィック最優先で高スペックPCがない人(要求スペック高め)
似たジャンルのゲームも気になるなら
JDMが刺さった人には、同じ路線のレースゲームも気になるはずだ。オープンワールドでリアルな車を走らせる楽しさなら、Forza Horizonシリーズが定番だ。こちらはJDMより完成度・コンテンツ量ともに上で、Forzaで物足りなくなった「峠文化・ドリフト特化」を求めてJDMに来るプレイヤーも多い。

まとめ——ポーランドからの、日本ドリフト文化への本気のラブレター
『JDM: Japanese Drift Master』は、完璧なゲームではない。
最適化の甘さ、ミッション設計の荒削り感、トヨタ・三菱不在の惜しさ、ローカリゼーションの粗さ——気になる点を挙げればきりがない。発売直後のレビューで批判的な声が出たのも事実だ。
でも、このゲームが「何者か」はプレイすれば伝わってくる。
ポーランドのスタジオが、日本の峠文化・ドリフト文化・クルマ文化を本気でリスペクトして作り上げた世界。250kmの群玉県を走りながら「あ、これどこかで見た日本だ」と思う瞬間。夜の雨の峠でRX-7を横に向けてコーナーを抜けたとき、確かに気持ちよかった——それが全てだと思う。
発売から継続的なアップデートが続いており、マルチプレイ追加後のQ2 2026にはまた評価が変わるかもしれない。今から始めるなら、Steam版も大型パッチ後の現在が一番完成度が高い状態だ。
「頭文字D的な世界観でドリフトしたい」という夢を、4,900円で叶えてくれる。それだけでも、このゲームを試す価値はある。
JDM: Drift Master完全ガイド|ドリフトレースゲーム最新情報まとめ
| 価格 | 未定 |
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