Golf With Your Friends

Golf With Your Friends|友達と遊ぶだけで笑えるカオスなミニゴルフ

「ゴルフ」と聞くと、静かに集中してプレイするスポーツのイメージが浮かぶかもしれない。でもGolf With Your Friendsはそういうゲームじゃない。

友達12人が同時にボールを転がしながら、あっちでパワーアップを使って妨害して、こっちでホールをオーバーして海に落ちて、誰かが海賊船のデッキでまさかのホールインワンを決めて——そういう「ちゃんとしてないけどめちゃくちゃ楽しい」ゲームだ。

2016年1月にSteamで早期アクセスが始まり、4年間の開発を経て2020年5月19日に正式リリース。Steamでは48,000件以上のレビューで「非常に好評(89%)」の評価を獲得している。お世辞にもグラフィックが最高とは言えないし、ストーリーなんてものも存在しない。でも「友達と一緒にやったとき」の楽しさは、下手なAAAタイトルをはるかに超える瞬間がある。

価格も1,520円(セール時は152円まで下がることもある)とお手頃で、13テーマ×18ホール=234ホールというコンテンツ量、3つのゲームモード、パワーアップによる妨害戦略——そのすべてが友達との笑いを引き出すために設計されている。

このゲームが何者なのか、どこが面白くてどこを気にするべきか、初めて遊ぶときに何をすればいいか——全部まとめて解説していく。

目次

こんな人におすすめ

Golf With Your Friends MMORPG スクリーンショット1
  • フレンドと気軽にワイワイできるオンラインゲームを探している人
  • ゴルフのルールは知らないけど、転がしてホールに入れる系のゲームは好きな人
  • ゲームが苦手な友達でも一緒に楽しめるタイトルを探している人
  • ボイスチャットしながら遊んで爆笑したい人
  • 複雑な操作を覚えずにすぐゲームに入りたい人
  • 安いゲームで長く遊びたい人
  • 家族や彼女・彼氏と一緒にできる非暴力的なゲームを探している人
  • 深夜にDiscordつなぎながら適当に遊べるゲームが欲しい人

Golf With Your Friendsとはどんなゲームか

Golf With Your FriendsはオーストラリアのブリスベンにあるBlacklight Interactiveが開発し、Team17がパブリッシングした最大12人同時プレイ対応のミニゴルフゲームだ。PC(Windows・macOS・Linux)に加えてNintendo Switch・PS4・Xbox Oneにも対応している。

ゲームの仕組みはシンプルだ。コースに置かれたボールをショットして、できるだけ少ない打数でカップに入れる。それだけ。でもこのゲームのコースは普通のゴルフコースじゃない。海賊船の上、古代遺跡の中、お化け屋敷、ワームズの世界を再現したステージ——そういう場所に仕掛けがぎっしり詰まっているのがGolf With Your Friendsの面白さだ。

そして同時に最大12人が同じコース上を転がっている。人のボールに自分のボールが当たってコースの外に飛ばされることもある。パワーアップを使って相手のボールを凍らせたり、蜂蜜でくっつけてスピードを奪ったりできる。ミニゴルフというゲームに「カオス」の要素を混ぜ込んだ結果、友達と一緒に遊んだときの盛り上がりが異常に高くなっている。

Steamのユーザー評価「非常に好評」は伊達じゃない。1,520円という価格でこれだけ笑えるゲームは多くない。特にボイスチャットを繋いだ数人で遊ぶと、1セッションで何回笑うかわからないくらい楽しい場面が生まれる。

開発の経緯と4年間の早期アクセス

2016年1月に早期アクセスとしてSteamに登場したとき、このゲームはまだ荒削りな状態だった。それから4年間、Blacklight Interactiveのチームはコースを追加し、ゲームモードを増やし、バグを潰し続けた。

2020年5月19日の正式リリース時点では、13の完全なテーマコース(各18ホール)が揃い、3つのゲームモード、パワーアップシステム、レベルエディター機能が実装された状態で世に出た。早期アクセス時代から遊んでいたプレイヤーも多く、正式リリース後も継続的にDLCコースが追加されてきた経緯がある。

今では18本以上のDLCが存在し、追加コースから見た目カスタマイズパックまで幅広い拡張コンテンツが揃っている。ゲーム本体だけでも十分な量があるが、気に入ったら拡張していける構造は評価できる点だ。

また、2026年には続編「Golf With Your Friends 2」のリリースが予定されており、クロスプラットフォームプレイや新しいカオスモード、刷新されたレベルエディターが予告されている。シリーズとしての継続性が確認されているのは、買い切りゲームとして安心できる材料の一つだ。

ゲームの基本システム

Golf With Your Friends MMORPG スクリーンショット2

操作はシンプル:引いて放つだけ

Golf With Your Friendsの操作は覚えること自体はほとんどない。マウスカーソルでショットの方向を決め、クリックして引く距離でパワーを調整し、放せばボールが転がる。それだけだ。

ゴルフゲームの中には複雑なスイング操作が必要なものもあるが、このゲームはそういう方向を目指していない。「直感的に遊べる」ことが設計の核心にあって、ゲームが苦手な人や普段ゲームをしない人でもすぐに操作を覚えられる。

各ホールには「パー(基準打数)」が設定されており、パーより少ない打数で入れられればバーディやイーグルといった評価になる。でも正直、友達と一緒に遊んでいると「パーより何打多いか」より「あの仕掛けで転がり落ちるかどうか」の方が圧倒的に盛り上がる。

打数には上限が設定されており、一定打数を超えると自動的に次のホールに進む仕組みになっている。難しいホールでずっとハマり続けてゲームが止まる心配がないのは、フレンドとのプレイで特に助かる設計だ。「あのホール、10打以上かかったけどなんとか入った」という体験より「15打で打ち切りになって全員で笑った」という体験の方が、このゲームでは圧倒的に多い。

3つのゲームモード

Golf With Your Friendsには3種類のゲームモードが用意されている。どれを選ぶかでゲームの雰囲気が変わるため、友達と集まったときに気分で切り替えてみるのが楽しい。

クラシック(ミニゴルフ)

最もオーソドックスなモードで、通常のミニゴルフのルールでプレイする。各ホールのカップにボールを入れるまでの打数を競い、18ホール合計の打数が最も少ない人が勝ちという基本的な形式だ。

コースによってはカーブやジャンプ台、傾斜、障害物が組み合わさった複雑なホールもあり、コースを読む力とショットの精度が問われる場面もある。とはいえ、このゲームのクラシックモードは純粋な競技よりも「このホールの仕掛けをどうやって乗り越えるか」という探索の楽しさが強い。

初めて遊ぶときはまずクラシックから入るのが自然で、全員がゲームのテンポやホールの流れを覚えるのにも向いている。

フープ(バスケットボール式)

カップに入れる代わりに、コース上に設置されたフープ(バスケットのゴールのようなリング)を通過させることを目指すモードだ。ボールをフープに通すためには高さの計算と角度の調整が必要で、クラシックとはまた違った難しさがある。

フープを狙う過程で「あと少しだったのに惜しい!」という場面が連続して生まれやすく、盛り上がりのリズムが独特だ。フープの位置によっては「どう考えてもここから入る角度がわからない」という理不尽なホールもあって、それがまた笑いを生む。

クラシックに慣れてきた頃に試してみると、同じコースが全く別のゲームに感じられる新鮮さがある。

ホッケー

カップの代わりにゴール(サッカーのゴールを小さくしたもの)が設置されており、ボールをゴールに打ち込むことを目指すモードだ。ゴールが横長の形状なので、入れやすそうに見えてボールを正面から打ち込むのが案外難しい。

クラシックやフープと比べて少しテンポが変わり、「打ちまくって勢いで入れる」感じが強くなる。適当に強く打っても角度が合えばゴールになるから、初心者が逆転しやすいカオスさがある。友達の中でゴルフゲームが苦手な人がいるときに選ぶと、力関係がリセットされて盛り上がることが多い。

3つのモードは同じコースで切り替えて遊べるため、コース自体は同じでも全く違う体験ができる。「今日はクラシックで13コースやり切ったからフープで同じコース周ろう」という遊び方もできる。

パワーアップシステム:妨害と逆転の道具

Golf With Your Friendsにはパワーアップシステムが搭載されており、コース上のアイテムを取ることで相手への妨害や自分への強化が可能になる。これがこのゲームのカオスな空気を作り出している要素のひとつだ。

ハニー(蜂蜜)

相手のボールに蜂蜜をかけてスピードを大幅に落とす妨害アイテムだ。普段なら勢いよく転がって入るはずのショットが、蜂蜜まみれになって途中で止まってしまう。「あと少しでカップに入るのに!」という瞬間に使われると本当に悔しい。

逆に使う側はタイミングが命で、「このホールのこのショットで蜂蜜を使えばあいつの打数が増える」という読みが当たったときの快感がある。

フリーズ(凍結)

相手のボールを一時的に凍らせて動けなくするアイテムだ。ショット直後のボールにフリーズをかけると、ボールが途中で止まって理不尽な場所で動けなくなる。

仕掛けの上やスロープの途中で凍らされると、解凍されたとき重力でとんでもない方向に転がることもある。フリーズは見た目にもわかりやすいので「今使われた!」という瞬間がボイスチャット上でリアルタイムで共有されやすく、盛り上がりのきっかけになりやすい。

キューブ(四角化)

相手のボールを球形から立方体に変形させるアイテムだ。立方体になったボールは転がり方が不規則になり、予測不能な動きをする。まっすぐ打っても角があるせいで変な方向に跳ねていって、見ている方は笑えるが使われた方はお手上げだ。

キューブはゲームのトーン全体を象徴しているアイテムで「こんな妨害ありか」という笑いが起きる。このゲームはリアルなゴルフシムでもなく競技性の高いゲームでもなく、「みんなで笑えるミニゴルフ」だという証明がこのアイテムにある。

パワーアップのオン・オフ

重要なのは、パワーアップはロビー設定でオフにできる点だ。「純粋にミニゴルフの腕で競いたい」「パワーアップなしで真剣勝負したい」という場合はパワーアップなしのルールで遊べる。逆に「最大限カオスにしたい」ならパワーアップ全開で遊べる。このカスタマイズ性が、同じゲームをいろんな雰囲気で楽しめることを可能にしている。

13テーマのコースと234ホール

ゲーム本体には13の異なるテーマコースが含まれており、各コース18ホールで合計234ホールがある。1コース約20〜30分で回れるため、友達と集まってカジュアルに1コース遊ぶも良し、何コースも連続してプレイするも良しという量感だ。

フォレスト(森)

木々に囲まれた緑豊かな森の中でのミニゴルフだ。比較的オーソドックスなレイアウトのホールが多く、最初に遊ぶコースとして向いている。自然な起伏と障害物がシンプルに配置されており、ゲームの基本操作を覚えながら楽しめる。

「ミニゴルフらしいミニゴルフ」を楽しみたいときの選択肢として最も標準的で、友達の中にゲーム初心者がいるときの最初のコースとして選ぶのがしっくりくる。

デザート(砂漠)

砂漠の遺跡を舞台にしたコースで、砂と岩の地形がユニークな障害物を作り出している。砂丘の傾斜でボールが予想外の方向に転がることがあり、フォレストより地形の読み取りが重要になる。

中東風の建築物や砂嵐を感じさせる視覚デザインが特徴的で、コースの雰囲気を楽しみながらプレイできる。フォレストの次に試すのにちょうどいい難易度感がある。

オーシャン(海)

海辺や岩礁、水中のようなシチュエーションが展開する海テーマのコースだ。コース上に水のエリアが多く、ミスショットでボールが海に落ちるリスクが高い。水に落ちたボールはペナルティになるため、慎重なライン取りと慎重なショット調整が必要になる。

視覚的に明るくて開放感があり、コースの見た目としての満足度は高い。海を舞台にした仕掛けは他のコースとは違う爽快感をもたらしてくれる。

パイレーツ(海賊)

海賊船のデッキ、港、海賊の砦といった場所でプレイするテーマコースで、このゲームを代表するコースの一つだ。起伏のある船のデッキ、坂道、柵——これらが組み合わさったホールのレイアウトは独創的で、「海賊の世界でミニゴルフ」という非日常感が強い。

仕掛けが多くて難易度もそこそこ高く、友達同士でプレイすると特に盛り上がりやすいコースだ。カップに入れるまでの経路が複雑なホールが多く、「こんなルートで通ったの?」という驚きが生まれやすい。

ホーンテッドマンション(お化け屋敷)

お化け屋敷や廃墟をテーマにした暗い雰囲気のコースだ。暗闇の中での視認性が制限されているホールもあり、「ボールがどこに転がったかわからなくなる」という独特の難しさがある。ハロウィン的な雰囲気が好きな人には特に刺さるテーマだ。

暗めのビジュアルと不気味な演出が他のコースとは全く異なるムードを作り出しており、コースラインナップの中でも個性が際立っている。夜中に友達とプレイすると雰囲気が出て盛り上がりやすい。

ウィンター(冬)

雪と氷に覆われたコースで、氷の床でボールが滑りやすいという特性が追加されている。「打った方向には転がらず氷の上を滑り続けてオーバー」という体験が頻発し、雪や冬という素材がゲーム的な難しさと直結している。

クリスマスや冬の時期に選ぶとシーズン感があって盛り上がる。滑りやすい床という要素が他のコースにない難しさを作り出しており、慣れていると思っているプレイヤーが意外に苦労する展開になりやすい。

ワームズ(Worms)

Team17の有名ゲーム「Worms(ワームズ)」の世界観とコラボしたコースで、ワームズシリーズのキャラクターや世界観が随所に登場する。Team17パブリッシングならではのクロスオーバーで、ワームズシリーズを知っているプレイヤーには特別な楽しみがある。

ワームズらしいポップでカラフルなビジュアルと、爆発物を想起させるような障害物の配置がユニークで、見た目の楽しさと仕掛けの面白さが組み合わさったコースだ。

アンシェント(古代)

古代の神殿や遺跡を舞台にしたコースで、石造りの建築物と謎めいた仕掛けが特徴だ。コースのデザインに凝った見た目のホールが多く、「インカ文明っぽい」「エジプト風」というビジュアルが冒険感を演出している。

傾斜のある石の床とカラクリ仕掛けが組み合わさっており、コースの流れを読む楽しさが強いテーマだ。ビジュアルの完成度が高く、ゲームのスクリーンショットで映えやすいコースでもある。

スケートパーク(都市)

海沿いのビーチと都市のスケートパークを舞台にしたコースで、スロープ・ランプ・レール・砂浜といった要素が組み合わさっている。比較的新しいコースで、都市的な雰囲気と遊び場の自由な雰囲気が共存するユニークなテーマだ。

スケートパークならではのランプ(傾斜板)がボールを高く飛ばすトリッキーなホールもあり、他のコースと違うプレイ感覚が楽しめる。

DLCコース:追加で広がる遊び場

ゲーム本体に含まれていないコースがDLCとして別売りされている。主な追加コースを紹介する。

コラプテッドフォレスト(腐敗した森)

フォレストコースをダークに染め上げたような世界観で、歪んだ木々と不気味な雰囲気が漂う。ベースのフォレストを知っているプレイヤーがプレイすると「同じ森なのに全然違う」という感覚が楽しい。ホーンテッドマンションと並ぶダーク系コースとして人気がある。

バウンシーキャッスル(跳ね城)

お城のような形をした弾むコースだ。ボールが跳ねやすい床の素材が特徴的で、「打ったつもりじゃない方向に跳ねる」という独特のカオスが生まれる。パワーアップと組み合わせると特に予測不能な展開になりやすく、笑いが起きやすいDLCコースとして評価されている。

ピースフルパインズ(静かな松林)

松林の自然の中を舞台にした落ち着いたテーマのコースだ。フォレストより静かで穏やかな雰囲気を持ち、ゆったりしたプレイに向いている。他のコースと比べて仕掛けが少なめで、純粋にミニゴルフとしてのプレイを楽しめる。

オリンポスオデッセイ(ギリシャ神話)

ギリシャ神話の世界観をベースにした神殿や神々の空間が舞台のコースだ。白い大理石の建築物と神話的なビジュアルが印象的で、アンシェントコースとは異なる「西洋古代」の雰囲気が楽しめる。コースの設計にも凝りがあって、やりがいと見栄えのバランスが良い評価を得ている。

カスタマイズ:自分だけのボールを作る

Golf With Your Friendsではボールの見た目を自由にカスタマイズできる。解除できるコスメティックアイテムには帽子、キャラクタースキン(ボール自体のデザイン)、ボールの軌跡エフェクトが含まれており、自分のプレイスタイルや気分に合わせた見た目にできる。

ゲームをプレイしていると徐々にアイテムが解放されていく仕組みになっており、「次はどんな帽子が手に入るか」という小さな楽しみが継続的なプレイのモチベーションにもなる。DLCにはコスメティックパックも含まれており、ピザパーティー・スポーツ・レーシング・サマーパーティー・キャディなどのテーマで揃えたコーデを楽しめる。

見た目の変化はゲームプレイの有利不利には全く影響しない。純粋に「自分のボールの見た目を楽しむ」コンテンツとして機能しており、コスメ課金への強制感が薄い設計になっている点は好感が持てる。

レベルエディター:自分のコースを作る

Golf With Your Friendsにはコースを自分で作れるレベルエディターが搭載されている。地形を配置し、仕掛けを設置し、スタートからカップまでの経路を設計する——という制作ツールが無料で使える。

作ったコースは友達に共有したり、コミュニティに公開したりすることが可能だ。他のプレイヤーが作った創意工夫あふれるコースをダウンロードしてプレイすることもできる。公式13コースとは全く異なる奇抜なレイアウト、不可能に見えるルート、ジョークコースなど——コミュニティには多様な作品が存在している。

ただし、レベルエディターは直感的な操作とはいえそれなりに時間と創造力が必要な機能だ。「ゲームを遊ぶ」だけなら必要ない機能だが、「作る楽しさ」を求めるプレイヤーにとっては追加コンテンツとしての価値がある。続編GWYF2ではこのレベルエディターがさらに強化されることがアナウンスされている。

ロビー設定のカスタマイズ性

友達とオンラインで遊ぶ際のロビー設定が充実している点も、このゲームのゲーム体験を高めている要因のひとつだ。

設定できる主な項目として、プレイするコースの選択、使用するゲームモード(クラシック・フープ・ホッケー)の選択、パワーアップのオン・オフ、1ホールあたりの最大打数の設定などが含まれている。

最大打数の設定は特に重要で、「5打」にすると難しいホールでも早めに切り上げてテンポよく進められる。逆に「20打」にして「全員がホールアウトするまで粘る」ルールにすると、仕掛けにはまり続けるプレイヤーを全員で見守るという楽しいカオスが生まれることもある。グループの雰囲気や何を楽しみたいかによってルールを柔軟に変えられる設計は、長く遊べるゲームとしての強みだ。

Golf With Your Friendsが人気を集める理由

「一緒にいる全員が笑える」設計

このゲームが48,000件以上のSteamレビューで89%の高評価を維持している最大の理由は、「友達と一緒にいる時間が盛り上がる」という一点に尽きる。

ゲームが複雑すぎると、うまい人とそうでない人の差が大きくなって、うまくない人が楽しめなくなっていく。Golf With Your Friendsはミニゴルフという誰でもわかるゲームを土台にして、仕掛けとパワーアップによる予想外の展開で笑いを生み続ける。誰がうまいかより「今何が起きているか」が楽しさの中心にあるため、ゲームの上手さに関係なく全員が楽しめる状況が生まれやすい。

「コースの途中で凍らされた」「蜂蜜でくっついて止まった」「四角いボールが変な方向に跳ねた」——これらの体験は、やられた本人も含めて全員が笑える出来事になる。意地悪な妨害もこのゲームでは笑いの素材に変換されていく。

ボイスチャットとの相性が抜群

このゲームはボイスチャット(Discord、スチームの音声通話など)を繋いだ状態でプレイすると効果が数倍になる。

ショットが決まった瞬間の「入った!」、失敗した瞬間の「なんで!?」、パワーアップを使った瞬間の「今使ったのお前か!」——これらをリアルタイムで共有できる環境があると、同じコースが全く別のゲームになる。テキストチャットでも楽しいが、音声での反応は感情の伝わり方が段違いだ。

特に仕掛けがトリッキーなホールで全員が苦労しているとき、誰かが偶然奇跡のホールインワンを決めたとき——そういう「全員にとって特別な瞬間」がボイスチャットでの会話と合わさると、後日話題になる思い出に変わる。「あのホール、全員10打超えてたのにお前だけ2打で入ったやつ」という記憶は、ゲームを一緒にやった証として残り続ける。

価格と内容量のコスパ

1,520円という価格で13コース×18ホール=234ホール、3つのゲームモード、パワーアップシステム、レベルエディター付きというのは、純粋なコスパで見ても優秀だ。

セール時には152円まで下がることがある。1人でも100円台で買えるゲームとして見ると、友達4〜5人が購入してもトータル数百円〜1,000円台という費用感で、何時間も笑える夜を作れる。「コンビニ行く前にセールやってたから買った」という感覚でも十分元が取れる。

また、ゲーム内のコスメカスタマイズは課金なしでもゲームプレイで解除できるアイテムが多い。ゲームの楽しさに課金を絡めない設計が、「軽く試したい層」にも受け入れられやすい理由の一つになっている。

入口の低さと初心者フレンドリーさ

Golf With Your Friendsは「ゲームをほとんどやらない人」が初参加でも10分以内に操作を覚えられる。操作は「ドラッグして放す」という直感的な動作だけで、チュートリアルを丁寧に読まなくても最初のホールで理解できる設計だ。

これは友達を誘いやすいゲームであるということを意味する。「ゲームはあまりやらないけど誘ったら来てくれそうな友達」「普段ゲームをしない家族」「付き合いで参加してくれた彼女・彼氏」——こういった人を含めたグループで遊べるゲームは貴重で、その点でGolf With Your Friendsは独自の価値を持っている。

最大12人という大人数対応

オンラインで最大12人が同時にプレイできるという仕様は、このジャンルのゲームとして見ても充実した数字だ。4〜5人のグループで遊ぶのが定番だが、たとえばゲームサークルや大学のサークル、会社のゲーム好き同士など大人数で遊ぶシーンでも対応できる。

12人全員が同じコースを同時にプレイしている絵面は、見ている側もプレイしている側も混沌としていて楽しい。「誰のボールか一瞬わからなくなる」というカオスも、大人数ならではの体験だ。

プラットフォームの広さ

PC(Windows/macOS/Linux)だけでなく、Nintendo Switch、PS4、Xbox Oneにも対応している。「自分はPCだけど友達はSwitch」というケースでも、同じゲームで繋がれる可能性がある(ただしクロスプラットフォームプレイの仕様は確認が必要)。

モバイルには対応していないが、ゲーム機を持つプレイヤー同士が気軽に遊べるタイトルとして、友達グループの中で誰でも参加できる間口の広さを持っている。

購入前に知っておきたい注意点

Golf With Your Friends MMORPG スクリーンショット3

ソロプレイには向かない

率直に言う。Golf With Your Friendsはソロで遊ぶとかなり退屈になるゲームだ。Steamのネガティブレビューの中でも「一人でやったら面白くなかった」というコメントは相当数存在する。

このゲームの楽しさの大半は「友達と一緒にプレイすること」に由来している。コースのクリアタイムを縮める純粋なスコアアタックの深みや、一人でじっくり楽しめる難関コースの攻略感といった要素が、他のゴルフゲームと比べると薄い。コースを一人で淡々と回っても、他のゲームと比べた楽しさは限定的だ。

レベルエディターで自分だけのコースを作る、コミュニティの作成コースを探索するといった遊び方ならソロでも時間を使えるが、それはメインコンテンツではない。「一人でもゴルフゲームとして楽しみたい」という目的であれば、このゲームより他のタイトルを選ぶべきだ。

一緒に遊ぶ人数が少ないと魅力が半減する

2人でもプレイできるが、このゲームの本領は3人以上、できれば4〜6人以上で発揮される。2人だと相手のボールへの干渉もパワーアップ合戦も限定的で、「一緒にコースを回っている」という感覚が強くなる。それはそれで楽しいが、「Golf With Your Friendsならではの体験」という意味では少人数より大人数の方が圧倒的に良い。

「友達が1人しか捕まらなかった」という場合は、見知らぬプレイヤーとのパブリックマッチに参加するか、2人でゆったり遊ぶスタンスで臨む方が期待値のズレが少なくなる。

グリーファー(迷惑プレイヤー)問題

パブリックマッチでランダムなプレイヤーと遊ぶ場合、意図的に他プレイヤーの妨害を繰り返すグリーファーに遭遇することがある。このゲームではパワーアップを使って相手を妨害できるため、悪意を持って使われると非常に不快なセッションになる。

ゲーム内にキック機能が不十分という指摘がコミュニティから出ており、グリーファーへの対処手段が限られている状況だ。パブリックマッチでのこういった体験を避けるためには、フレンドだけでのプライベートロビーで遊ぶことを強くすすめる。このゲームは本来「知っている仲間と遊ぶ」のが前提の設計なので、フレンドのみのクローズドセッションが快適なプレイ環境を保つ最善策だ。

バグと不安定な挙動

コースの床を突き抜ける、ボールがどこかに引っかかって動けなくなるといったバグの報告がいくつかある。致命的な頻度ではないが、まれに起こることを知っておくと「あれバグ?」というときに対処しやすい。ほとんどの場合はゲームを再起動するか、そのホールをスキップする設定で回避できる。

正式リリースから数年が経っていることもあり、大きなバグは多くが修正されているが、ミニゴルフゲームの物理挙動の性質上、時々予期しない動きが起きることは覚悟しておこう。それもまたこのゲームのカオスの一部として笑えるようになると、気にならなくなってくる。

ゲームの日本語対応

Golf With Your Friendsは日本語に対応している。メニューやUIが日本語で表示されるため、言語の壁でゲームの理解に困る場面は少ない。ただし一部のテキストは英語のままになっていることもあるが、ミニゴルフというゲームの性質上、言語理解がプレイに直結する場面はほとんどないため問題にはならない。

対応PCスペックの確認

このゲームは非常に軽量で、最低動作環境のハードルが低い。

Windows最低動作環境はOS:Windows 7 SP1 64ビット、CPU:Intel i3-2100またはAMD FX-6300、メモリ:2GB、GPU:GTX 460またはRadeon 6870、ストレージ:4GBだ。

2010年代前半のPCでも動くスペック要件であり、最新のゲーミングPCはもちろん、少し古い普通のPCやノートPCでも多くの場合問題なく動く。「グラフィックカードがそんなに良くない」「メモリが少ない」という環境でも動かせる可能性が高い。友達を誘う際に「うちのPCじゃ動かない」という理由で断られにくいのも、このゲームを友達と始めやすい理由の一つだ。

初心者のためのスタートアップアドバイス

最初のコースはフォレストがベスト

初めてGolf With Your Friendsを遊ぶなら、フォレストコースから始めることをすすめる。13コースの中で最もオーソドックスなレイアウトで、ゲームの操作感とミニゴルフとしての基本的な流れを覚えるのに向いている。

複雑な仕掛けやトリッキーな地形が少なく、「ボールを転がしてカップに入れる」というゲームの本質を素直に体験できる。ここで操作に慣れてから他のコースに挑戦すると、後のコースの仕掛けが「難しい」より「面白い」と感じやすくなる。

友達グループで初めて遊ぶ場合も、全員がフォレストで基本操作を覚えてから「じゃあ次は海賊やってみよう」という流れにすると、2本目のコースからいきなり盛り上がり方が変わってくる。

最初はパワーアップをオンにして試してみる

ロビー設定でパワーアップのオン・オフを選べるが、初めて遊ぶ際はパワーアップをオンにして体験することをすすめる。パワーアップがこのゲームの「笑いの量」を大幅に増やしてくれる要素だからだ。

使い方も直感的で、コース上にあるアイテムボックスに当たると入手でき、ボタンを押せば発動する。特別な覚え方は必要ない。まず実際に使って「なるほどこういう感じか」と把握してから、次のセッションでオフにして純粋なゴルフ感を試してみる順番がちょうどいい。

「目標は完走」でいい

初めのうちはスコアを気にせず「18ホール全部回り切る」ことを目標にするといい。1ホールの最大打数設定を5〜7打くらいにして、上限に達したら打ち切りでどんどん次に進む設定にしておくとテンポよく遊べる。

スコアの良し悪しにこだわり始めると、難しいホールで時間を使いすぎてグループのテンポが崩れることがある。このゲームはスコアの正確さより「全員で同じ体験を共有すること」に面白さがあるため、最初は「パーなんていらない、全員でカップに入れることが目標」というゆるいスタンスが全員にとってストレスが少ない。

ボイスチャットは必ず使う

オンラインで遊ぶ場合は、DiscordなりSteamの音声通話なりでボイスチャットを繋ぐことをすすめる。テキストチャットでも楽しいが、感情のリアルタイム共有という意味では音声通話が圧倒的に上だ。

特にパワーアップを使った瞬間や、奇跡のホールインワンが決まった瞬間は、声でリアクションができると体験の質が全く変わる。「今の見た?」「なんで入った?!」という会話が、このゲームのセッションを思い出に変えてくれる。

プライベートロビーで始めよう

初めて遊ぶときはフレンドだけのプライベートロビーで始めることをすすめる。見知らぬプレイヤーとのパブリックマッチには前述のグリーファーリスクがあるため、初めのうちは知り合いのみのセッションで操作と雰囲気に慣れてから、必要に応じてパブリックマッチを試すのが安全だ。

プライベートロビーの作成はメニューから簡単にできる。ロビーを作ったらコードかリンクをフレンドに共有するだけで参加できる。ロビー設定でルールを自分たちに合わせてから「スタート」——これだけで準備完了だ。

コースのホールは覚えてくると楽しさが増す

このゲームのコースは最初は「どこに飛ぶかわからない」という感じだが、同じコースを何度かプレイすると「このホールはあそこにバウンドするから右狙いがいい」という知識が積み上がってくる。コースへの習熟がスコア改善につながっていく体験は、このゲームで長く遊ぶほどに味わえる楽しさだ。

特に友達グループで同じコースを何セッションも繰り返し遊んでいると、全員の中でコースの共通知識が育ってくる。「あのホール、みんなどこに打ってた?」「コーナーの手前でバウンドさせてからショートカットできる」という情報交換が、コースをより深く楽しむ文化に発展していく。同じコースでも遊ぶたびに発見がある、という意味でこのゲームの234ホールは実際の数以上の価値がある。

DLCは本体で十分遊んでから

ゲームを購入した段階では本体の13コース×18ホールだけで十分な量がある。DLCコースを買い足すかどうかは、本体コースを全て遊んでから判断するのが賢明だ。

DLCコースは単品購入が可能で、1コース追加するパックは比較的安価に設定されているものが多い。セール時にまとめて購入するのが最もコスパが良い方法で、本体と同じくSteamのウィッシュリストに入れておくとセール通知を受け取れる。コスメティックDLCはゲームプレイに影響しないため、見た目のカスタマイズに興味がある場合のみ検討すれば十分だ。

「ゴルフのルールを知らない」は問題ない

Golf With Your Friendsはゴルフの知識がなくても完全に楽しめる。「パー」「バーディ」「ボギー」という言葉はスコア画面で出てくるが、要は「少ない打数でカップに入れた方がいい」という一点だけわかれば問題ない。

このゲームはリアルなゴルフシミュレーターではなく、ゴルフというゲームのエッセンスを使ったカジュアルパーティーゲームだ。ゴルフのルールを知っているとスコア管理が少し理解しやすくなる程度で、知らなくても何の支障もない。「とにかく穴に入れればいい」というシンプルな理解でプレイ開始できる。

まとめ

Golf With Your Friendsは「友達と笑える時間を作るゲーム」として非常に完成度が高い。

ミニゴルフというわかりやすいゲームに、パワーアップによる妨害カオス、13テーマの個性的なコース、3つのゲームモードを組み合わせることで、ゲームが得意かどうかに関わらず全員が楽しめるグループゲームが出来上がっている。

1,520円という価格(セールでは152円まで下がることもある)で234ホール、パワーアップシステム、レベルエディター、カスタマイズ要素が揃っているコスパは、他のゲームと比較しても優秀だ。特に4〜6人のグループでボイスチャットしながら遊ぶセッションは、このゲームが最も輝く瞬間で、一緒にプレイした夜の記憶として残り続けるくらいの笑いが生まれる可能性を持っている。

一方で、ソロプレイには向かないゲームであることはっきりしている。「一人でもゴルフゲームとして楽しみたい」「競技性の高いゴルフゲームが欲しい」という目的には合っていない。このゲームの価値は徹頭徹尾、誰かと一緒にプレイすることの中にある。

「今週末、友達と何か一緒にやりたい」「Discordでフレンドたちとできるゲームはないか」「ゲームが苦手な人でも一緒に遊べるものを探している」——そういう状況にいる人に、Golf With Your Friendsは真っ先に候補として挙げられる一本だ。

誰かが四角くなったボールでトリッキーなホールを攻略しようとして失敗を重ねているとき、凍らされたボールが解凍された瞬間にスロープから転げ落ちていくとき、全員が同じホールで苦しんでいる中で誰か一人が奇跡のホールインワンを決めたとき——その瞬間に起きる笑いの量が、このゲームの最大の価値だ。

ゲームの上手さより誰と遊ぶかが大事、というゲームがある。Golf With Your Friendsはそういうゲームの中でも特に完成度が高い一本だ。

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Golf With Your Friends

Blacklight Interactive, Team17
リリース日 2020年5月19日
サービス中
同時接続 (Steam)
625
2026/04/16 アジア圏ゴールデンタイム計測
レビュー
72,714 人気
87.6%
全世界
非常に好評
72,714件のレビュー
👍 63,703 👎 9,011
80.9%
非常に好評
136件のレビュー
👍 110 👎 26
価格¥1,520-90% ¥152
開発Blacklight Interactive, Team17
販売Team17
日本語非対応
対応OSWindows / Mac / Linux
プレイ形式シングル / マルチ
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