拡大し続けるesports業界!ところでesportsって?どんなゲームをプレイするの??今さら聞けないeスポーツを紹介!

最近esports業界がアツいのはご存知でしょうか?先日までインドネシアで開催されていた第18回アジア競技大会ではeスポーツが公開競技として行われ、次回中国で行われる第19回大会より正式種目になることが決定しています。

またオリンピックでの採用も検討されるなど、eスポーツはもはや完全なスポーツの一つとして世界中で認識され始めています。一説ではeスポーツの市場規模は1000億円以上にもなると言われており、今後まだまだ増えていくといわれています。

しかし、我々のようなゲーマーでも「eスポーツって?」とよく知らない人もいるのではないでしょうか?そこで今回はイマ世界中で注目されているeスポーツについて簡単にご紹介していきたいと思います!

そもそもeスポーツとは??なんでゲームがスポーツなの??

eスポーツとは以下のように定義されています。

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。

引用元:一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト

このようにeスポーツはゲームをただのゲームとしてだけでなく、「スポーツ」として捉えることで競技性を持たせています。我々が「eスポーツ」という言葉を耳にしだしたのはここ数年だと思いますが、eスポーツの歴史は意外と長く、2000年ごろから「eスポーツ」という言葉が使われ始めたといわれています。その後各地でワールドカップが開催されるなど、インターネットの普及と共に世界中に広がっていきました。

しかし、基本的には動かず座りながらプレイするゲームが「eスポーツ」と呼ばれるようになったのでしょうか?よく筆者は子供のころ母親から「ゲームばっかりせずに外で野球でもしておいで!!」と怒られたものです(笑)

しかし、私自身の感覚も母親と同じでゲームはスポーツではない気もします。実はこれにはスポーツという言葉の意味が日本と海外で少し違うことが関係してきます。

(日本でのスポーツのイメージ)

日本ではスポーツは一般的に「運動」と訳すことが多いです。野球やサッカー、陸上、水泳などがこの運動に当てはまると思います。ですので、基本的に「スポーツ=汗をかく肉体的な競技」というイメージがあるでしょう。

しかし、海外でのスポーツには「競技」という意味があります。つまり他人と競うものはスポーツと認識されています。ですので、海外ではチェスやビリヤードもスポーツとして認識されています。(将棋もスポーツですね!)

他にもこちらは日本でもスポーツとして認識されているF1等に代表される自動車レースも自動車の操縦のみですが「モータースポーツ」と言われていますし、アーチェリーやクレー射撃なども前述の野球などとは一線を画す気がしますが、れっきとしたスポーツとして認識されていますよね?

(海外でのスポーツのイメージ)

そう考えるとゲームもれっきとしたスポーツになりうる!というのがeスポーツの考え方になります。確かにゲームで相手に勝つためには集中力や反射神経、コマンド入力などの正確性、戦術眼など必要なものを挙げればキリがありません。これを世界トップレベルでやろうと思えば一流アスリート並みのトレーニング(ゲームプレイ)が必要でしょう。

一般的にゲーム=遊びと思われがちですが、eスポーツのトッププレイヤーは1日12時間以上というプレイ時間を誇っている方もいるそうですので、もはやゲームを遊びという時代は終わったのかもしれません。

eスポーツにプロはいるの??

子供達の将来の夢の上位にはいつの時代でもスポーツ選手という夢がありますが、eスポーツにも野球やサッカーなどのように「eスポーツ選手」はいるのでしょうか?

結論から言うと、います。しかも私たちが思っているよりもかなり多くいらっしゃいます!プロチームだけでも日本には30チーム以上ありますし、個人で活動されている方もいるのでかなりいらっしゃると思います。

プロゲーマーですのでeスポーツでお金を稼いで生活されています。主な収入源は大会での賞金や企業などからのスポンサー収入などと言われています。

海外では賞金が10億円を超えるような大会もあり、年収が1億円を超える既存のスポーツ選手もビックリの年収を稼ぎだす選手もいらっしゃるそうです。

日本人プロゲーマーとしては東大出身ゲーマーとして活動されているときど選手や、格闘ゲーム界では知らない人がいないウメハラ選手が有名でしょうか?気になる年収ですが、彼らで年収は2000万円前後と言われています。

日本では2017年eスポーツを管轄する「一般社団法人日本eスポーツ連合」が出来たばかりですし、世界に比べるとまだまだeスポーツ後進国ですので、これから1億円プレイヤーが出てくることを期待しましょう!

どんなゲームがeスポーツとしてプレイされているの??

では、どんなゲームが「eスポーツ」としてプレイされているのでしょうか?少しですがeスポーツに人気のゲームを紹介していきたいと思います。

FPS・シューティングゲーム

eスポーツ界でトップクラスに人気のあるFPSは様々なオンラインゲームがeスポーツとしてプレイされています。代表的なものと言えば「サドンアタック」「カウンターストライク」「AVA」「PUBG」「オーバーウォッチ」「レインボーシックスシージ」などでしょうか?

競技性も高く、また戦術眼・テクニックなど様々なものを必要とするので非常に盛り上がる物が多いです。また、個人戦もありますがチーム戦のものも多く、連係プレーなど他のゲームでは見られないようなプレイも見れるゲームが多いです!

MOBA

マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略でRTSゲームに分類されることもあります。チームで敵の本拠地を破壊することを目的としたゲームでFPS同様に連携が鍵となるゲームですので、手に汗握る戦いが楽しめます。

代表的なゲームとしては「League of Legends」「Dota2」などが挙げられます。

ちなみに世界の賞金額が高い大会の種目のほとんどがこのMOBAの大会ですので、高額年収を手にしているプレイヤーはMOBAのプレイヤー率が高いです。もし、プロゲーマーで億万長者になりたいならMOBAの腕前を磨くのがいいかも???

スポーツゲーム・格闘ゲーム

こちらは一般的なスポーツゲームや格闘ゲームが多く、ゲームをあまりしない人でも聞いたことのあるタイトルのゲームが数多くプレイされています。代表的なゲームとしては「ウイニングイレブン」「FIFA」「ストリートファイター」「鉄拳」「大乱闘スマッシュブラザーズ」などです。

特に「スマブラ」もeスポーツなの!?と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?我々が普段プレイするようなゲームでも極めればプロゲーマーになれるかもしれませんね(笑)

ちなみに日本人プレイヤーはスポーツゲーム・格闘ゲームの分野で世界的に活躍している選手が多いです!先ほど挙げたウメハラ選手やときど選手はストリートファイターの世界大会で優勝経験があるなど、世界的に有名な選手です!

また最初にお話ししたアジア大会では「ウイニングイレブン2018の部」で日本代表の杉村・相原両選手が初代王者に輝くなど活躍を見せています!

まとめ!eスポーツはれっきとしたスポーツだ!!!

このようにeスポーツでは様々なゲームがスポーツとしてプレイされています。確かに運動という面では違うかもしれませんが、eスポーツの選手たちはアスリート並みの血のにじむような努力をされているのは確かです。

近年注目され、テレビ番組などでも取り上げられるようになったeスポーツ。これからオリンピックの競技になればもっともっと注目されること間違いなしですので是非今後も注目していきたいと思います!