発売日は2026年8月27日予定。最新情報はコンパイルハート公式サイトをご確認ください。
2026年8月27日発売! 11年ぶりのナンバリング新作
「もうナンバリング新作は出ないんじゃないか……」そう思いかけていたネプテューヌファンにとって、2026年3月19日の発表会はまさに青天の霹靂だった。
コンパイルハートが満を持して発表した『超新時空ゲイム ネプテューヌ∞(アンリミテッド)』。前作ナンバリング「新次元ゲイム ネプテューヌVII」(2015年)から実に11年ぶりの正統続編だ。シリーズ15周年という節目に突如舞い降りたこのニュースに、国内外のファンが一斉に沸き立った。
発表当日、ノワール声優の今井麻美がホストを務めた制作発表会。その場で明かされたのは、女神たちが空を自由に飛び回る新システム、現代ゲームハードをモチーフにした4人の新女神、そしてシリーズ最大規模の全員参戦バトル。「空を飛べるすげーーー!」というファンの率直な叫びが、その興奮をすべて物語っていた。
発売は2026年8月27日(木)。プラットフォームはNintendo Switch 2・Nintendo Switch・PlayStation 5・PlayStation 4(PS4はデジタル版のみ)。価格は通常版8,580円(税込)から。
公式アナウンストレーラー
制作発表会でお披露目されたアナウンストレーラー。田中理恵さんの歌声が響く挿入歌「無敵の絆 -Re:boot & Update-」にも注目
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 超新時空ゲイム ネプテューヌ∞(アンリミテッド) |
| 英語タイトル | Hyperdimension Neptunia Unlimited(仮題) |
| ジャンル | RPG(空中戦闘アクションコマンドバトル) |
| 開発・発売 | コンパイルハート / アイディアファクトリー |
| 対応ハード | Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4(PS4はデジタル版のみ) |
| 発売日(日本) | 2026年8月27日(木) |
| 海外発売 | 未発表(後日発表予定) |
| 通常版価格 | 8,580円(税込) |
| デジタルデラックス版 | 14,300円(税込) |
| ギャラクシーエディション | 19,800円(税込) |
| シリーズ内位置 | ナンバリング第5作/前作から11年ぶり |
| キャラクターデザイン | つなこ |
ストーリー——「終わり」と「始まり」を繰り返す、ループRPGの新境地
本作の物語は、静かにして衝撃的な一文から始まる。
「それは、世界の終末を告げる最初の隕石だった」
— 『超新時空ゲイム ネプテューヌ∞』公式サイトより
ゲームハードやゲーム会社を擬人化した世界「ゲイムギョウ界」に、突如として隕石が降り注ぐ。世界が終末の危機に瀕するなか、守護女神ネプテューヌだけが不思議な白い空間に取り残される。気がつけば頬には謎の数字が刻まれており、それが「終末への再挑戦を告げる印」だとわかる。
その力の名は「リトライ」。ネプテューヌは何度でも「終わり」の瞬間に立ち返り、「始まり」をやり直すことができる。繰り返される終末のなかで新たな仲間や敵と出会い、無数の「終わり」と「始まり」を積み重ねながら、最終的には「真の終末」に立ち向かっていく——。
試遊レポートを担当したGame*Sparkのライターは、このプロローグについて「ループものの雰囲気が漂う」と評している。記憶を失ったネプテューヌが新女神ルージュとともにプラネテューヌを目指すシーンは、シリーズおなじみのコミカルなやりとりの中に、ひたひたとした緊張感が同居している。
舞台「ゲイムギョウ界」——現代のゲーム業界を反映したリニューアル
今作では世界設定も大きくアップデートされた。旧来の4国構成は維持しつつ、かつて「ルウィ」と呼ばれていた国が「スウィーニア」に改名。キャラクターデザイナーのつなこ氏が「現在の時代を反映させたい」と強く求めたことで、ゲイムギョウ界に現代のゲームハードをモチーフとした新たな守護女神たちが誕生した。
ゲーム業界をモチーフにしたこのシリーズの世界観は、発売から16年を経てもその”センス”が色あせない。「ネプテューヌは擬人化作品としてセンスがすごい」というファンの声は、2026年の今も多くの共感を集めている。
登場キャラクター——四女神の成長と、4人の新しい仲間
本作の大きな見どころのひとつが、11人の女神による豪華なキャスト。長年愛されてきた四女神が新衣装で帰ってくるだけでなく、現代のゲームハードをモチーフにした新守護女神4人(正確には4キャラ)が加わる。
四女神——11年ぶりの再会、それぞれの”その後”
既存の四女神は単に「また同じ姿で登場」するわけではない。つなこ氏のこだわりが光る新衣装を纏い、前作「メガネプテューヌVII」から続くそれぞれの物語を歩んでいる。
| キャラ名 | 女神名 | 声優 | 前作後の”その後” |
|---|---|---|---|
| ネプテューヌ | パープルハート | 田中理恵 | 「リトライ」の力を授かり、終末に挑む主人公 |
| ノワール | ブラックハート | 今井麻美 | 覆面ヒーロー活動を展開中 |
| ブラン | ホワイトハート | 阿澄佳奈 | 作家としてデビュー |
| ベール | グリーンハート | 佐藤利奈 | 会社経営で成功、アンナ&ロットを溺愛 |
「ノワールが覆面ヒーロー」「ブランが作家デビュー」「ベールが経営者」——このそれぞれの成長ぶりは、開発チームが意識的に設計したもの。プロデューサーの安井光氏は「新女神たちが先輩として描かれるよう、既存キャラの立場が奪われないように配慮した」とインタビューで語っている。長年のファンが「キャラを大切にしてくれている」と感じる理由がここにある。
4人の新守護女神——現代ゲームハードが女神になった
シリーズの伝統は、ゲームハードや企業を女神として擬人化することにある。今作では2020年代の最新ハードたちが新女神として降臨した。
| キャラ名 | 女神名 | 声優 | 担当国 | 個性・武器 |
|---|---|---|---|---|
| ルージュ | レッドハート | 嶋野花 | スウィーニア | 引きこもり気質だが女神化すると自己肯定感爆上がり。武器はチャクラム。寒がりでマフラー着用 |
| シエル | ブルーハート | 寺澤百花 | ラステイション | コスパ・タイパ至上主義の天才女神。アイドル推し。武器は両剣。ネコ型ロボットがテーマ |
| アンナ | エクリプスハート(合体) | 西薗雪乃 | リーンボックス | セレブリティ全開のお嬢様。武器はヒールの高い靴 |
| ロット | エクリプスハート(合体) | 西薗雪乃 | リーンボックス | アンナに献身的なお嬢様。アンナと合体して「エクリプスハート」に変身 |
特に注目なのがアンナ&ロットだ。2人で1人の女神というシリーズ初の試みで、女神化すると「エクリプスハート」として融合変身する。日食と月食をイメージしたデザインで、声優の西薗雪乃さんは1人で3役(アンナ・ロット・エクリプスハート)を演じ分けるという難役に挑んでいる。
ルージュの「気弱な普段→女神化で自信満々」という二面性、シエルの「令和的コスパ思考」など、キャラクター一人ひとりに現代的な個性が宿っているのも今作の強みだ。「新女神かわいいいいいいい」という発表直後のファンの叫びは、そのデザインの完成度をストレートに表している。
ゲームシステム——空を飛ぶ女神たち、そして全員参戦の終末バトル
11年ぶりのナンバリング作品だけあって、システム面も大きな進化を遂げている。特に注目すべきは2つの新機能だ。
①「飛行システム」——13年越しの夢がついに実現
今作最大の新要素は、女神たちが3Dフィールドを自由に飛び回れること。地上だけでなく空中にも探索エリアが広がり、空中ならではの敵やギミックが多数登場する。戦闘中も飛行しながら空中戦が展開でき、ダイブ攻撃や高度差を活かした立体的な戦術が生まれる。
この機能には、つなこ氏の長年の想いが込められている。
「2013年のテレビアニメで女神たちが飛行するシーンを見て、ゲームでも飛ばせたいとずっと思っていた。それが13年越しに実現できた」
— キャラクターデザイナー つなこ氏(ファミ通パーフェクトインタビューより)
当初は技術的に難しかったが、開発スタッフが試行錯誤を重ね、フィールド探索・戦闘の両方で飛行可能な形に仕上げた。「空を飛べるすげーーー!」という発表時のファンの反応も、このこだわりに対する素直な答えといえる。
試遊を体験したGame*Sparkのライターは「距離感を掴むのに少し苦戦したが、丁寧なチュートリアルで安心して慣れることができた」と報告。新システムへの配慮も感じられる仕上がりのようだ。
②「終末バトル」——女神11人全員が宇宙で戦う
もうひとつの目玉が「終末バトル(エンドバトル)」だ。本作に登場する女神11人全員が同時に出撃し、超巨大ボスと宇宙空間で激突する——シリーズ史上最大規模のバトルシステムである。
巨大ボスは「終末スキル」と呼ばれる強力な特殊攻撃を放つ。これに対して各女神は1回ずつ「終末カウンタースキル」を使って防御・反撃できる。どの女神のカウンタースキルをどのタイミングで使うか——戦闘前の編成が攻略のカギを握る戦略的な仕組みだ。
試遊レポートでは「女神全員が参加する終末バトルでは、連携したコンボっぽい動きも確認できた」と報告されており、単なる数の多さだけでなく、連携の奥深さもうかがえる。
③アクションコマンドバトルの進化
通常の戦闘はシリーズおなじみのコマンドバトル形式を踏襲しつつ、飛行・空中戦の要素が加わったことで立体的な戦術が生まれている。試遊を体験したライターは「可愛い女神たちが可愛いモデリングで縦横無尽に動き回り戦っている姿は、どこを切り取っても絵になる」と絶賛。大きな武器を振り回す女の子たちのモデリングの完成度も高く評価されていた。
タイトル「∞」に込められた意味
プロデューサーの安井氏によると、タイトルの「∞(アンリミテッド)」には複数の意味が込められており、最も重要な意味はプレイ後に判明するという。無限の空、無限の絆……そしてゲームをクリアしたとき、このロゴが別の意味を持って見えてくるはずだ。
ちなみにロゴの∞マークはあえて傾けてデザインされており、横から見ると数字の「8」に見える。前作「VII(7)」に続くシリーズ第8作目(通算)であることを視覚的に表現した、遊び心あるデザインだ。
なぜ11年もかかったのか——開発の舞台裏
「なぜこんなに間が空いたのか」——ファンなら誰もが気になる疑問だろう。その答えは、プロデューサーの安井光氏とつなこ氏のインタビューで明かされた。
幻のナンバリング作品と「Sisters VS Sisters」
実は本作とは別に、ナンバリングタイトルとして企画が進んでいた作品があった。しかしその作品は途中でスピンオフ路線に転換され、2022年に「Neptunia: Sisters VS Sisters」としてリリースされた。
転換のきっかけは、つなこ氏の一言だった。
「ナンバリングを作るなら、企画段階から全力で関わりたい。Sisters VS Sistersとスケジュールが重なっているうちは難しい」
— つなこ氏(Noisy Pixel / AUTOMATON インタビューより)
シリーズの”顔”であるつなこ氏が、最初から最後まで全力で向き合えるタイトルでなければ真のナンバリングではない——開発チームはその判断を尊重し、Sisters VS Sistersを先に完成させてから、満を持してUnlimitedの本格開発に着手した。
2021年の構想から2023年の本格始動まで
Unlimitedの初期構想は2021年にスタートしている。しかし最初の1〜2年は本格的な開発ではなく、過去作との設定整合性の確認や、キャラクターの口調・セリフの統一作業に費やされた。膨大なシリーズの積み重ねを丁寧にほぐしてから、2023年にようやく本格開発がスタート。開発コードは「リブート」——シリーズを新たな次元へ連れていくという意志が込められた名だ。
安井氏はこう語っている。
「つなこさんや開発スタッフたちと5年の歳月をかけてじっくり作り上げた自信作。ファンの方たちの熱量に応えられるタイトルになっていると手応えを感じている」
— プロデューサー 安井光氏(ファミ通パーフェクトインタビューより)
新女神を生んだ「令和のゲーム業界」という視点
当初の企画では、新女神を入れずに既存キャラクターだけで構成する予定だったという。しかしつなこ氏が「現在の時代を反映するようゲイムギョウ界を更新したい」と提案し、PS5・Switch 2・Xbox Series X/Sといった現代ハードをモチーフにした新女神の追加が決まった。
シリーズが2010年に始まったとき、PS3・Wii・Xbox 360が「女神」だった。それから16年——ゲームの世界も、ゲイムギョウ界も、確実に進化している。
ネプテューヌシリーズとは——16年の歴史を3分で把握
ここで、シリーズをはじめて知った人のために、ネプテューヌシリーズの基礎知識を整理しておこう。
2010年8月19日、PS3用ソフトとして第1作「超次元ゲイム ネプテューヌ」が発売された。コンパイルハートが開発した、日本の家庭用ゲーム業界を萌え擬人化するというユニークなコンセプトのRPGだ。
各ゲームハードや企業がキャラクターとして登場する。たとえば——
- ネプテューヌ(パープルハート):プラネテューヌの守護女神。セガのゲーム機がモチーフとも言われる
- ノワール(ブラックハート):ソニーのPlayStationをモチーフ
- ブラン(ホワイトハート):任天堂系ハードをモチーフ
- ベール(グリーンハート):MicrosoftのXboxをモチーフ
この「実在するゲーム業界の縮図」という設定が、ゲームファンの心を掴んだ。業界ネタを自虐的に、そして愛情たっぷりに描くスタイルは、コアなゲームファンほど笑えるアネクドートを随所に織り込んでいる。
ナンバリングタイトルの変遷
| 作品 | 発売年 | ハード |
|---|---|---|
| 超次元ゲイム ネプテューヌ | 2010年 | PlayStation 3 |
| 超次元ゲイム ネプテューヌmk2 | 2011年 | PlayStation 3 |
| 神次元ゲイム ネプテューヌV | 2012年 | PlayStation 3 |
| 新次元ゲイム ネプテューヌVII | 2015年 | PlayStation 4 |
| 超新時空ゲイム ネプテューヌ∞(本作) | 2026年 | Switch 2 / Switch / PS5 / PS4 |
ナンバリング以外にも多数のスピンオフ・リメイク・アニメ・漫画・小説が展開されており、シリーズの総合的なファン層は根強い。全世界シリーズ累計は20万本近い売上を記録しており、コンパイルハートの看板IPのひとつとなっている。
エディション・購入ガイド——どれを買う?
本作は複数のエディションが用意されている。予算と欲しい特典に合わせて選ぼう。
| エディション | 価格(税込) | 内容物 | 販売形態 |
|---|---|---|---|
| 通常版 | 8,580円 | ゲームソフトのみ | パッケージ・ダウンロード |
| デジタルデラックス版 | 14,300円 | ゲーム本体+デジタル特典(詳細は後日発表) | ダウンロードのみ |
| ギャラクシーエディション | 19,800円 | ゲーム本体、つなこ描き下ろし特製ボックス、プレミアムアートブック、サウンドトラックCD、シーズンパス、ダイビング・クロス プロモーションカード | パッケージ |
コレクターズアイテムとしての価値が高いのはもちろんギャラクシーエディション。つなこ氏描き下ろしの特製ボックスイラストは、シリーズファンなら手元に置いておきたい一品だ。またシリーズ初のシーズンパスが同梱されており、2026年8月〜12月にかけてDLCが順次配信される予定。
なおPS4版はデジタル版のみ(通常版・デジタルデラックス版)の展開となる点に注意。パッケージ版を求めるPS4ユーザーは、Switch版での購入も検討したい。
店舗別特典
各小売店でつなこ氏描き下ろしの店舗別特典が用意されている。どの店舗で買うかによって絵柄が異なるため、好みの女神の特典を狙って予約しよう(詳細は各店舗の公式情報を確認のこと)。
発表から今日まで——ファン・メディアの反応
2026年3月19日の発表は、業界内外に大きな波紋を呼んだ。ゲームメディアの見出しには「11年ぶり」「ついに」「10年以上の沈黙を破って」という言葉が並んだ。
海外ではIdea Factory Internationalが「Neptunia fans, get hyped!(ネプテューヌファン、テンション上げてけ!)」と公式Facebookで投稿し、ファンから爆発的な反響が寄せられた。YouTubeには「AFTER MORE THAN A DECADE; We’re finally getting a New Mainline Nep Game!!(10年以上ぶりにようやく新作メインラインが来た!!)」というタイトルのリアクション動画が即座にアップされ、海外コミュニティの興奮ぶりが伝わってくる。
国内でも発表直後のSNSには多彩な声が飛び交った。
「空を飛べるすげーーー!」
— Twitter/X ユーザー(2026年3月19日・発表直後)
「ネプテューヌは擬人化作品としてセンスがすごい。キャラクターもとても楽しみ」
— Twitter/X ユーザー(2026年3月)
「この時代にネプテューヌの新作が出るという事実がおもろくて買うかもしれない」
— Twitter/X ユーザー(2026年3月)
最後のコメントが面白い。長いブランクを経た新作への「驚き+ユーモア+購買意欲」が絶妙に混ざり合った一言で、ネプテューヌというシリーズが持つ独特の引力を体現している。
一方で、つなこ氏からファンへ直接向けられたメッセージも印象的だった。
「11年ぶりのナンバリングタイトルということで、たいへん長らくお待たせしました。いままでのキャラクターも新女神たちも、皆様にかわいがっていただけるように願っています」
— キャラクターデザイナー つなこ氏(発表時コメントより)
「たいへん長らくお待たせしました」——この一言に、11年分の重みと誠実さが込められている。
こんな人に特におすすめ
- ネプテューヌシリーズのファン——11年ぶりの正統ナンバリング続編。VIIのその後をずっと待っていた人へ
- コンパイルハートRPGが好きな人——独特の萌え+ギャグ+感動の三位一体スタイルが好みなら間違いない
- ループ・タイムリープ系ストーリーが好きな人——「終わり」と「始まり」を繰り返す構造は、このジャンルが好きな人の琴線に触れるはず
- 立体的なアクションRPGを求めている人——飛行システムによる空中戦は、シリーズの従来作に新鮮さを求める人にも刺さる
- ゲーム業界ネタが好きな人——PS5・Switch 2・Xbox Series X/Sがモチーフの新女神は、ゲームファンほど楽しめる
シリーズ未体験でも大丈夫?——新規プレイヤーへの案内
「11年ぶりと言われても、過去作を知らないと楽しめないのでは?」という疑問は当然だ。この点について、開発側のスタンスを確認しておこう。
プロデューサーの安井氏は「メガネプテューヌVIIの正統続編」と位置づけながらも、新女神4人を主要キャラクターとして配置したことで、新規プレイヤーがルージュたちと一緒にゲイムギョウ界を知っていける構成を意識していると語っている。ルージュ自身がある意味「ゲイムギョウ界の新参者」的な立ち位置にあり、読者代入キャラとして機能しそうだ。
一方で、ノワールの覆面ヒーロー活動やベールの会社経営成功といった既存キャラの「その後」は、過去作を知っていれば知っているほど感慨深く楽しめる要素になっている。つまり——
- 新規プレイヤー:新女神と一緒にゲイムギョウ界に入門できる
- 既存ファン:11年ぶりの「続き」として深く楽しめる
両者が共存できる設計になっているのが、本作の賢いところだ。
過去作から入るなら?
もし本作の前に過去作を体験しておきたいなら、PC(Steam)でプレイできるリメイク三部作「Re;Birth」シリーズから入るのがおすすめだ。「超次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth1」「Re;Birth2: Sisters Generation」「Re;Birth3: V Generation」の3本が、手頃な価格でSteamにて配信中。シリーズの世界観・キャラクター・独特のノリを一通り把握できる。
もちろん「まず∞から入って、気に入ったら遡る」という楽しみ方も全然アリだ。
挿入歌「無敵の絆 -Re:boot & Update-」——シリーズ15周年の贈り物
本作では、シリーズ15周年を記念した挿入歌が制作された。タイトルは「無敵の絆 -Re:boot & Update-」。歌うのはネプテューヌの声優・田中理恵さんで、作曲はMari氏が担当。
この楽曲には特別な背景がある。歌詞がファン投稿に基づいて制作されたのだ。シリーズを長年支えてきたファンの言葉が、そのまま15周年の記念曲の歌詞に織り込まれている。「Re:boot」(再起動)と「Update」(更新)という言葉には、11年ぶりに再起動するネプテューヌシリーズへの想いが凝縮されている。
アナウンストレーラーではこの楽曲の一部が流れており、聴いた瞬間から「あ、これはネプテューヌだ」と感じさせる田中理恵さんの歌声が印象的だ。
まとめ——15周年の節目に放たれた、渾身の一作
『超新時空ゲイム ネプテューヌ∞(アンリミテッド)』は、単なる「久しぶりの新作」ではない。
5年の構想期間、13年越しの飛行システムの夢、幻のナンバリング作品を経由した紆余曲折の開発史——すべてがこの一本に注ぎ込まれている。つなこ氏が「企画段階から全力で」と要求し、安井氏が「ファンの熱量に応えられる」と自信を持って語るその言葉には、説得力がある。
ネプテューヌシリーズを長年追いかけてきたファンへ。あるいは「ゲーム業界を擬人化したRPG」という奇妙な設定に興味を持った新規の人へ。2026年8月27日、ゲイムギョウ界の「終末」と「始まり」の物語が幕を開ける。
発売まで残り4ヶ月あまり。新しい女神たちと旧来の仲間たちが宇宙を舞台に繰り広げるループRPGの行方を、一緒に見届けよう。