「Minecraft Dungeonsの続編が出るって本当?」——2026年3月22日のMinecraft Live発表を見て、思わず画面に近づいた人は自分だけじゃないはず。
前作が2022年に開発終了して以来、約4年。誰もが「もうないだろうな」と思っていたところへの電撃発表。Nintendo of Americaが上げたトレーラーは公開初日だけで約98,000ビューを記録したから、その驚きの大きさが伝わる。
本記事ではMinecraft Dungeons IIの発売日・対応プラットフォーム・ゲームシステム・前作との違いを、現時点で確認できる情報をもとにまとめています。Game Passで遊べるのか、PCのWASD操作は直るのか——気になるポイントを順番に見ていきましょう。
公式トレーラー
Minecraft Live 2026で公開された第一弾トレーラー。公開初日に約98,000ビューを記録した。
Minecraft Dungeons IIとは?基本情報まとめ
まず「そもそもどんなゲームなの?」という人のために基本情報から。
Minecraft Dungeons IIは、Mojang StudiosとDouble Elevenが共同開発するアクションRPGダンジョンクローラー。2026年秋リリース予定で、Xbox Game Pass(PC・コンソール両方)にDay Oneから対応します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Minecraft Dungeons II |
| 開発 | Mojang Studios / Double Eleven |
| パブリッシャー | Xbox Game Studios |
| ジャンル | アクションRPG / ダンジョンクローラー |
| 発売予定 | 2026年秋(Fall 2026) |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam / Microsoft Store)、Xbox Series X|S、PS5、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2 |
| Game Pass | Day One対応(Xbox Game Pass / PC Game Pass) |
| マルチプレイ | 最大4人(オンライン・画面分割・クロスプラットフォーム) |
| 言語対応 | 17言語以上 |
開発コードネームは「Spicewood」。発売に合わせて関連小説『The Rift』も2026年9月に発売予定というから、世界観の展開にも力が入っている。
Xbox Game Passで遊べる——これは大きい
「Microsoftのゲームだからどうせ高い」と思ってる人に朗報で、Game Pass加入者なら追加課金なしでDay Oneからプレイできる。PC Game PassもXbox Game Pass Ultimateも対象。
前作もGame Pass対応だったが、続編も同じ形態を維持してくれたのはありがたい。「まず試してみたい」という層にとってGame Pass対応は大きな後押しになる。
発表の経緯——なぜ今、続編が出るのか
Minecraft Dungeons IIが発表されたのは2026年3月22日のMinecraft Live。Mojangはそれまで一切続編を匂わせていなかった。
前作の歴史を振り返ると、2020年5月26日に発売されてから2022年にDLC・アップデート開発終了が発表された。「邪悪な村人の王(Arch-Illager)」と戦う6本のDLCを経て、プレイヤー数は2023年9月時点で2,500万人超まで成長していた。
それでも開発が終了したとき、多くのプレイヤーは「前作の失敗で続編はないだろう」と受け止めていた。ところが実際には、2024年ごろから水面下で「Spicewood」というコードネームで続編開発が進んでいたとされる。
発表のタイミングを考えると、Nintendo Switch 2という大きな波がある。任天堂の新ハードに向けてMicrosoftがMinecraftブランドを本気で動かしてきた、という見方もできる。PS5・Xbox Series X|S・Switch・Switch 2と全主要プラットフォームを押さえてくるあたり、今度こそ「本気の一作」という印象を受ける。
前作Minecraft Dungeons(2020)を振り返る
続編を語る前に、前作がどんなゲームだったかを整理しておく必要がある。Minecraft Dungeons IIを理解するには、前作の「良かった点」と「足りなかった点」の両方を知っておくのが大事。
前作の魅力——2,500万人が遊んだ理由
前作が2,500万人に遊ばれた理由は、ひとことで言えば「Minecraftの世界観でハクスラを手軽に楽しめる」という点だった。
ブロック建築もクラフトもない。ただひたすら武器を振るい、装備を集め、次のダンジョンへ進む。この潔さが多くのプレイヤーに刺さった。操作は数個のボタンだけで完結するので、Diablo系が難しいと感じる人や子どもでも入りやすい。最大4人のCo-opも、家族や友達と気軽に遊べる窓口として機能した。
あるプレイヤーはこう書いている。
「前作は自分にとって最高のARPGだった——Diablo 3と並んで最高位だと思ってる。続編が出て本当によかった」
もちろんDiablo 3と並べるのは極端な評価かもしれないが、「ハクスラ入門」としての完成度は確かに高かった。日本の4Gamer読者評価でも93点(投稿9件)と好意的な数字が並んでいる。
前作の問題点——コミュニティが指摘した弱点
一方で、Steam Communityや海外フォーラムには率直な不満も多かった。
最も多く挙がったのが「ローンチ時のコンテンツ不足」。WindowsCentralの記者はこう表現している——「6年近いアップデートを経て初めて実質的なゲームになった」。裏を返せば、発売当初のゲームは骨格だけだったという意味だ。
PC版プレイヤーに特に不評だったのが「WASD移動の非対応」。PC版なのにWASD移動ができず、マウス追従の移動のみという仕様が最後まで改善されなかった。
「WASD移動と左クリックに専用攻撃ボタンを割り当ててくれ。これだけでPC版の評価がまるで変わる」
さらに2022年の開発終了発表は、多くのプレイヤーの信頼を傷つけた。「2,500万人いたのに見捨てられた」という感覚は根深く、続編発表後も複雑な反応が混在している。
「開発者を信頼できる理由がない。長期サポートどころか何も約束してくれた試しがない」
こうした声は批判というより「また裏切られたくない」という切実な訴えだ。前作を愛していたからこそ、続編に複雑な感情を持っているプレイヤーは多い。Mojangが今回どこまで長期コミットメントを示せるかが、大きな分かれ道になりそうだ。
Minecraft Dungeons IIのゲームシステム
正式発表から間もないため、ゲームシステムの全容はまだ明かされていない。ただし、公式情報とトレーラーから確認できることをまとめる。
基本はトップダウン視点のダンジョンクローラー
前作の基本構造——トップダウン視点でダンジョン型エリアを進み、敵を倒しながら装備を集めるというループ——は続編でも継承される。これがMinecraft Dungeonsというシリーズのコアアイデンティティだ。
具体的な流れはこうなる。
- ダンジョンエリアに入り、複数の敵グループが待ち受ける場所を進む
- 敵を撃破・遭遇をクリアすると武器・装備・ギアがドロップする
- より強力な装備を手に入れながら次のエリアへ前進する
- 強敵ボスとの「高リスク遭遇(high-stakes encounters)」が待ち受ける
このループ構造はDiablo系ハクスラの基本だが、Minecraft Dungeonsは前作同様にこれを「Minecraft的な」世界観とビジュアルで包む。ブロック建築的なビジュアルはそのままに、アクション性を高めた形になりそうだ。
新しい脅威と未知の舞台
ストーリー面では、「これまで直面したことのない新たな脅威」が世界に広がっていく設定が公式から示されている。前作の敵だった邪悪な村人の王(Arch-Illager)とは別の存在が、今度は物語を動かす。
公式の説明をそのまま引用すると——
“A hero’s work is never done! Disorder is brewing, and the world stands before a threat unlike any other.”(英雄の仕事は終わらない。混乱が広がり、世界はかつてない脅威に直面している)
「これまで誰も見たことのない場所(never-before-seen locations)」の探索も確認されており、前作よりも大規模なスケールの冒険が期待できる。前作の関連小説『The Rift』(2026年9月発売予定)がゲームの世界観をさらに掘り下げる予定で、ストーリー面の充実が図られていることは間違いない。
マルチプレイ——4人Co-opとクロスプラットフォーム
前作の最大の魅力のひとつだった「最大4人の協力プレイ」は続編でも健在。さらにクロスプラットフォームマルチプレイ対応が確認されており、PS5ユーザーとSwitch 2ユーザーが一緒に遊べる形になる見込みだ。
対応形式は以下の3種類:
- オンラインCo-op(最大4人)
- 画面分割Co-op(同じ画面で複数人)
- クロスプラットフォーム(異なるハード間でも一緒にプレイ)
「36歳の自分が配偶者と一緒に遊べるゲーム」——WindowsCentralの記者がそう書いていたように、このゲームの根っこはCo-opにある。難しいARPGに抵抗がある人でも、友人や家族と一緒なら楽しめる設計は続編でも変わらないはずだ。
コミュニティが期待する新システム
公式発表はまだ少ないが、コミュニティからはかなり具体的な「続編への要望」が出ている。これらが実装されれば、前作から大きな進化になる。
Steam Communityユーザーのveyasuはこう提案していた。
「Diabloみたいなクラスシステムが欲しい。オープンワールドに散在するダンジョン形式にして、水中バイオームでは酸素管理も入れてほしい。それだけでゲームの奥行きが全然変わる」
他にも「ギアセットのシナジーシステム」「タウンハブとNPCクエスト」「より複雑なボスパターン」といった要望が多く挙がっている。前作で「シンプルすぎた」と感じたプレイヤーが、より深みのあるRPG体験を求めているのが伝わってくる。
ただし、こうした要望がそのまま実装されるかは現時点では不明。Mojangが「アクセスしやすいハクスラ」というコンセプトをどこまで維持するか、あるいは深みを加える方向に振るかは、正式なゲームプレイ公開を待つしかない。
開発体制——MojangとDouble Elevenの共同作業
Minecraft Dungeons IIの開発は、前作と同じくMojang StudiosとDouble Elevenの2スタジオ体制で進められている。
Mojang Studios
スウェーデン・ストックホルム拠点。Minecraftシリーズ全体の開発・管理を行うメインスタジオで、Microsoft(Xbox Game Studios)傘下。前作でシリーズの世界観・コンセプト設計を主導し、続編でも同様の役割を担う。
Double Eleven
イギリス・ミドルズブラ拠点の独立系スタジオ。前作ではマルチプレイシステム・DLC6本・コンソール版の開発を担当した、いわばMinecraft Dungeonsシリーズの「共同著者」的存在だ。
Double Elevenのサイトでは前作の実績が紹介されており、続編でも同様にマルチプレイやコンソール最適化で重要な役割を果たすと思われる。前作でSwitch版のパフォーマンスに問題があったことを踏まえると、Switch 2向けの最適化が今回の課題のひとつになるだろう。
このダブル体制は、大規模タイトルでよくある「IPホルダー+専門スタジオ」の分業モデル。Mojangがゲームデザインの方向性を握りながら、Double Elevenが技術的な実装を担う形は前作で実績がある。
前作との比較——何が変わるのか
現時点で確認できる「前作との違い」と「変わらない要素」を整理する。
確認できる新要素
| 要素 | 前作 | 続編(確認済み) |
|---|---|---|
| ストーリーの敵 | 邪悪な村人の王(Arch-Illager) | 新たな未知の脅威 |
| 舞台・環境 | 前作のMinecraft世界 | 「誰も見たことのない新しい場所」 |
| 敵の種類 | 既存のMinecraftモブ中心 | 新タイプの敵が多数登場 |
| 対応ハード | PC/Xbox/PS4/Switch | PC/Xbox Series X|S/PS5/Switch/Switch 2 |
| クロスプレイ | 限定的 | フルクロスプラットフォーム対応 |
| 関連メディア | なし(後にコミック等) | 関連小説『The Rift』(同年9月) |
変わらない要素(継承)
- トップダウン視点のアクションRPG形式
- 敵撃破→装備ドロップ→強化のループ構造
- 最大4人Co-op(ローカル・オンライン)
- Minecraftの世界観とビジュアルスタイル
- Xbox Game Pass Day One対応
改善が期待される部分(公式未確認)
WindowsCentralの記者が「改善リストのトップ」と呼んだWASD操作問題を筆頭に、PC版のコントロール改善への期待は高い。前作のSwitch版パフォーマンス問題も、Switch 2向け最適化で解消されることが期待されている。
「Switch 2でちゃんと最適化してほしい。前作の両Switch版は本当にひどかった」
「ローンチ時のコンテンツ充実」も共通した期待だ。前作は長期アップデートを経てようやく厚みが出たが、続編は最初からそのボリュームでスタートしてほしい——これはコミュニティ全体のコンセンサスに近い。
プレイヤーの声——期待と不安が交差する
発表から約1ヶ月が経ち、コミュニティの反応がある程度固まってきた。一言で言うと「嬉しいけど、今度こそちゃんとやってくれ」という空気だ。
前向きな声
「Minecraft Dungeonsの続編が来るとは思ってなかった。また妻と一緒に遊べる」
Co-op体験に価値を見出しているプレイヤーにとって、続編はシンプルに朗報だ。「ゲームが難しくなくていい、パートナーと楽しめればいい」というニーズに応えるゲームは意外と少ない。
「Game Passで出るなら絶対やる。前作もGame Passで出会って、気づいたら94時間遊んでた」
Game Passによるアクセスのしやすさが、前作同様に新規プレイヤーの入口になりそうだ。
慎重・懐疑的な声
一方で、前作の2022年開発終了を経験したプレイヤーからは冷静な反応も多い。
「サポートはすぐに消えた。続編に期待するのは当然だけど、また同じことになるんじゃないかと心配している」
「長期サポートへの約束がないと信頼できない」という声は、発表への反応の中でも特に多く見かけた。Mojangがどこまで明示的にコミットするかが、発売後の評価を左右しそうだ。
より深いゲームを求める声
「94時間プレイして燃え尽きた。タワーチャレンジを繰り返すだけになって飽きた。続編ではもっと深いストーリーと多彩なエンドコンテンツが欲しい」
前作を100時間近く遊び込んだようなコアプレイヤーほど、「次は深みが欲しい」という要求が強い。94時間遊んだのに「物足りなかった」と感じるのは、それだけゲームの基礎部分が面白かったからこそでもある。続編への期待がそのまま要求の高さに反映されている。
こんな人におすすめ——Minecraft Dungeons IIが向いているプレイヤー
「自分向けのゲームかどうか」は、実際に遊ぶ前に確認しておきたいポイントだ。以下に当てはまるなら、Minecraft Dungeons IIはかなり刺さる可能性が高い。
こういう人はハマりやすい
- Minecraftの世界観が好き——ブロック建築はしなくていいが、Minecraftのキャラや世界設定が好きなら入り込みやすい
- 友人・家族とCo-opを楽しみたい——最大4人でわいわい遊べるゲームを探しているなら最有力候補のひとつ
- Diablo系は難しすぎると感じる——ハクスラに興味はあるが、Diablo IVや Path of Exileの複雑さに尻込みしている人向け
- Game Pass加入者——追加課金なしでDay Oneからプレイできるのでリスクゼロで試せる
- PS5 / Switch 2の新作を探している——両ハードのローンチ後タイトルとして注目度が高い
逆に物足りないかもしれない人
- 深いビルド構築を楽しみたいARPGマニア——前作はシンプルすぎると感じた層。続編がどこまで深みを加えるかは現時点では不明
- PC専用のWASD操作にこだわる人——改善されることを期待したいが、公式からの確認はまだない
- ソロで長時間やり込みたい人——前作はCo-opありきの設計が強かった。続編も同じ傾向であれば、ソロ向けエンドコンテンツの厚みは期待できないかもしれない
発売前に遊べる類似ゲーム
Minecraft Dungeons IIの発売まで秋まで待てない——そんな人向けに、似たジャンルで今すぐ遊べるゲームを紹介する。
Diablo IV
ハクスラの本家本元。Minecraft Dungeonsより格段に深いビルドシステムと膨大なエンドコンテンツを持つ。「もっと本格的なARPGに挑戦してみたい」という人にはこちらがおすすめ。PC・Xbox・PS5対応でGame Passにも一部対応している。
Hades II(アーリーアクセス)
ローグライク要素を持つダンジョン探索ゲーム。難易度は高めだが、戦闘の気持ちよさとストーリー密度はトップクラス。PC向けでアーリーアクセス中。
Torchlight: Infinite
トップダウン視点のARPG。Diablo系の深いビルド構成を持ちながら、無料プレイが可能。PC・モバイル対応。Minecraft Dungeonsより複雑だがDiablo IVより取り組みやすい中間的な難易度。
発売情報まとめ——秋に向けてチェックしておくこと
現時点でわかっていることと、今後の注目ポイントをまとめる。
確定情報
- 発売時期: 2026年秋(具体日未定)
- プラットフォーム: PC(Steam/MSストア)・Xbox Series X|S・PS5・Switch・Switch 2
- Game Pass: Day One対応(PC Game Pass / Xbox Game Pass Ultimate)
- マルチプレイ: 最大4人・クロスプラットフォーム対応
- 開発: Mojang Studios + Double Eleven
今後の注目ポイント
- ゲームプレイ詳細の公開——発売前にMojangが本格的なゲームプレイ映像を公開するはず。新システムの詳細はそこで明らかになる
- WASD操作問題の扱い——PC版プレイヤーが最も気にしているポイント。公式からの言及を待ちたい
- 長期サポート方針——前作の轍を踏まないために、Mojangが発売後のサポート計画をどう発信するか
- 価格・販売形態——買い切り価格・DLC計画などの詳細は未公表
- Switch 2最適化の状況——前作Switch版の不評を受けて、どこまで改善されるか
まとめ——「今度こそ本気の一作」への期待
Minecraft Dungeons IIは、前作の反省と2,500万人の声を受けて生まれた続編だ。
「アクセスしやすいハクスラ」という前作のコンセプトは受け継ぎながら、新たな脅威・未知の舞台・強化された戦闘で前作を超える体験を目指している。PS5・Switch 2・Xbox Series X|Sという現行世代ハードへの全面対応、そしてGame Pass Day Oneという形態は「今度は妥協しない」という意思の現れとも読める。
コミュニティの反応は「喜びと慎重さが半々」といったところ。前作への愛着があるからこそ、また裏切られたくないという気持ちが強い。Mojangが長期サポートの明確なコミットを示せれば、発売時の盛り上がりはかなりのものになるはずだ。
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Minecraft Dungeons II
| 価格 | 未定 |
|---|---|
| 開発 | Mojang Studios, Double Eleven |
| 販売 | Xbox Game Studios |
| 日本語 | 非対応 |
| 対応OS | Windows |
| プレイ形式 | シングル / マルチ |