World of Sea Battle



初めてWorld of Sea Battleの砲撃音を聞いたとき、「これは本物だな」と思った。波しぶきの中に帆船が映え、黒煙を上げながら次々と砲弾が飛んでくる。反射神経ではなく、風向きと距離と相手の動きを読んで一手を決める——そういうゲームだ。

舞台は大航海時代から連なる「帆船の黄金時代」。スクーナーからマンオウォーまで、50隻以上の史実を参考にした帆船を操って広大な群島を航行し、海賊として商船を略奪するか、交易ルートを開拓して商業帝国を築くか、ギルドを率いて港湾を制圧するか——プレイスタイルは一つではない。

開発元はThera Interactive。2025年10月にSteamでアーリーアクセスを開始し、基本プレイ無料で提供されている。リリースから半年足らずで総レビュー数が6,500件を超え、英語圏では71%の好意的評価を獲得している。

正直なところ、この手の帆船MMOは過去に何本も登場しては消えていった。それでもWorld of Sea Battleが注目を集めているのは、「本格的なMMO機能」と「誰でもすぐ始められる無料プレイ」という二つを両立させたからだ。課金しなくてもゲームのすべてのコンテンツを楽しめる設計は、他の同ジャンルタイトルと比べてもかなり良心的だ。

ただし、マップの半分を占める強制PvPエリアの存在や、一部課金要素の影響など、気になる点がないわけではない。これについては後の章で詳しく触れる。まずはこのゲームがどんなものか、システムの中心から紐解いていこう。

目次

こんな人に刺さるゲームです

World of Sea Battle MMORPG スクリーンショット1

World of Sea Battleは万人向けではない。ただ、刺さる人にはとことん刺さる。以下のリストを見てほしい。

  • 帆船・大航海時代・海賊ものが好き——ガレオン船、フリゲート、マンオウォーといった単語にピンとくるなら、ゲームを開いた瞬間から楽しめる
  • 反射神経より頭を使う戦闘がしたい——距離・弾種・風の読み合いがある海戦は、FPS的な瞬発力より判断力が問われる
  • 自分のペースで経済・交易を楽しみたい——戦わなくても、生産チェーンと交易だけで遊べるゲームデザインになっている
  • ギルド活動・集団戦が好き——港湾戦争や領地支配は数人では太刀打ちできない大規模コンテンツで、仲間と動く醍醐味がある
  • 無料で腰を据えてプレイしたい——基本プレイ無料かつ、課金なしでもほぼすべてのコンテンツにアクセスできる
  • アーリーアクセスから開発に関わりたい——開発チームがコミュニティのフィードバックをもとに機能追加を進めており、初期から参加する楽しさがある

逆に、「すぐ強くなりたい」「ソロでのんびりPvEだけしたい」「マップ全域で安全に動きたい」という期待でプレイすると、合わない部分が出てくる可能性がある。特にPvE派は後述の注意点を確認してほしい。

World of Sea Battle ゲーム概要

World of Sea Battleは、帆船時代の海を舞台にした基本プレイ無料のオープンワールドMMOだ。開発・運営はThera Interactive。2025年10月21日にSteamアーリーアクセスが開始され、正式リリース後も無料での提供が約束されている。

舞台は「群島(Archipelago)」と呼ばれる広大な海域。プレイヤーはここで自分の帆船を操り、複数の活動スタイルを自由に組み合わせて遊ぶ。戦うか、稼ぐか、仲間と組むか——その選択はすべてプレイヤー次第だ。

ゲームジャンルを一言で表せば「帆船時代のオープンワールドMMO」。他のMMOと異なるのは、リアルタイムの海戦がコアゲームプレイとして組み込まれている点だ。戦略ゲームに近い操船と、弾種を選びながら敵を狙う戦闘システムが組み合わさり、同ジャンルの中でも独自の手触りがある。

プレイヤーがゲームに関わる方法は大きく四つある。海賊として他のプレイヤーや商船を狙うか、貿易商として各港を結ぶ流通網を作るか、採掘・漁などの生産活動で資源を集めるか、ギルドに入って領地戦争に参加するか——この四つを自分の好みでミックスして遊ぶスタイルだ。

アーリーアクセスの予定期間は最低でも18ヶ月。開発チームは「プレイヤーと一緒にゲームを作っていく」というスタンスを明確にしており、コミュニティからのフィードバックを元にした機能追加が継続的に行われている。今後の予定にはファクション専用要素の強化、ナラティブ要素の拡充、協力プレイコンテンツの追加、国家別艦船の追加などが含まれている。

対応言語は英語、日本語、ドイツ語、ロシア語、フランス語、スペイン語、韓国語、ポーランド語、簡体字中国語の9言語。日本語インターフェースで遊べる点は、日本語話者にとってありがたいポイントだ。

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World of Sea Battle のシステム詳細

World of Sea Battle MMORPG スクリーンショット2

このゲームの深さは、システムの組み合わさり方にある。単体で見ると「船を操る海戦ゲーム」だが、経済・島・ギルドの各要素が絡み合ったとき、別次元の奥深さが生まれる。各システムを順に見ていこう。

帆船システム——50隻以上の歴史的艦船

World of Sea Battleの中心は、なんといっても船だ。50隻以上の帆船が用意されており、スクーナー、ブリガンティン、フリゲート、ガレオン、マンオウォーと、小型から超大型まで幅広い艦種が揃っている。

スクーナーは俊敏さと機動力に優れる軽快な小型船で、偵察や素早い攻撃に向いている。ブリガンティンはスピードと攻撃力のバランスが取れた中型船で、一人でも扱いやすい万能型。フリゲートは本格的な戦闘艦で、多数の砲門から連続射撃できる。ガレオンは大量の積載量を活かした交易船としての側面が強く、輸送と戦闘を両立する。マンオウォーは帆船時代最強クラスの超大型戦列艦で、多くの砲を揃えた圧倒的な火力を誇るが、機動性は落ちる。

船はランクで分けられており、序盤は低ランク艦から始めて、経験値と資金を積んで上位の艦を手に入れていく。各艦には個別のアップグレードシステムがあり、砲の種類・数、帆の性能、船体強化などを自分の戦術に合わせてカスタマイズできる。

弾種の選択もゲームの重要な要素だ。通常の丸弾(ラウンドショット)は安定した破壊力を持ち、焼夷弾(ヒーテッドショット)は火災を引き起こして持続ダメージを与える。鎖弾(チェーンショット)は帆や操舵機構を狙い撃ちして相手の速度を削る。状況と相手の船種に応じた弾種の使い分けが、戦闘を勝利に導くカギになる。

海戦システム——リアルタイムの砲撃と操船

このゲームの戦闘はリアルタイムで進行し、操船と砲撃の両方を同時にこなす必要がある。FPSのような反射神経勝負ではないが、風向きと相手の動きを読みながら砲弾の落下地点を計算する、独特の「思考型アクション」が展開される。

帆船は現代の動力船と違い、風の方向に依存して動く。風上に向かうと速度が落ち、追い風を活かした航行が速くなる。この風向きの読み合いが操船の醍醐味で、相手の動きを予測して有利な射角を取る動きが求められる。

砲撃は距離によって弾の落下角度が変わるため、遠距離では少し高めを狙う必要がある。接近すれば当てやすくなるが、相手の砲撃も直撃しやすくなる。この距離管理が戦闘の根幹を形成している。

PvP(プレイヤー対プレイヤー)とPvE(プレイヤー対環境)の両方が用意されている。PvEでは海域に出現するNPCの船や海賊を相手に経験を積むことができ、戦闘の練習場として活用できる。PvPはマップの一定エリアで行われ(後述する強制PvPゾーンの問題についても後で触れる)、同じプレイヤー同士の読み合いはゲームの中でも特に緊張感がある。

ギルドに所属すると大規模な港湾戦争に参加できる。複数のプレイヤーが艦隊を組んで動く集団戦は、個人戦とは別次元の戦術性を要求する。艦隊の陣形、役割分担、集中砲火のタイミングなど、チームワークの面白さが詰まったコンテンツだ。

経済システム——プレイヤーが動かす市場

World of Sea Battleの経済システムは、プレイヤーの行動で市場が動く「プレイヤー駆動型経済」を採用している。誰かが大量に資源を供給すれば価格が下がり、需要が集中すれば価格が上がる。この動態的な経済圏が交易の面白さを生んでいる。

資金(ゴールド)の稼ぎ方は主に以下の方法が用意されている。

まず、海賊・略奪プレイ。NPC商船や他のプレイヤーを攻撃して積み荷を奪う。リスクは高いが、一撃で大きな収入を得られる可能性がある。PvPゾーンでの活動がこのスタイルの主戦場になる。

次に、交易(トレード)。港と港の間で商品を輸送し、価格差から利益を得る。安全ルートを使えばリスクは低く抑えられるが、PvPゾーンを通る高リスクルートほど利益率も高い設計になっている。

また、生産チェーンと呼ばれるシステムも重要だ。採掘や伐採で得た原材料を加工して船材・火薬・食料などを製造し、市場や他プレイヤーに売却する。生産施設の管理と市場の読みが組み合わさった、経営シミュレーション的な要素だ。

さらに採掘・漁も選択肢の一つ。資源採掘と漁業は比較的リスクが低く、安定した収入源になる。戦闘が苦手な人でも無理なく稼げるため、平和的なプレイスタイルを好む人に向いている。

各地域の港には異なる特産品があり、「どこで何を仕入れてどこで売るか」という交易ルートの設計が経済プレイの核心になる。マップと市場価格を読んで効率的なルートを探す作業は、それ自体が一種のパズルとして楽しめる。

プライベートアイランドシステム——自分だけの拠点

一定量のゴールドを貯めると、プレイヤーはプライベートアイランド(私有島)を入手できる。この島は単なる「家」ではなく、ゲームの中で重要な機能を持つ生産・物流拠点だ。

島には造船所、採掘場、工房、漁港などの施設を建設でき、時間経過で資源を自動生成してくれる。船が損傷したとき、港の混雑を避けて自分の島で修理することも可能だ。複数の島を持つプレイヤーは広域に生産拠点を展開し、効率的な資源管理を行うことができる。

プライベートアイランドは「戦わずして稼ぐ」経営型プレイを本格的に楽しみたい人に特に響くシステムだ。戦闘をメインにしつつも島での収益を副収入として活用するなど、プレイスタイルに合わせた使い方ができる。

ギルドシステム——領地と政治の集団戦

World of Sea Battleにおけるギルドは、単なる仲間の集まりではなく、ゲーム世界の政治を動かす主体だ。ギルドは「群島」内の各港を狙って港湾戦争を仕掛け、支配権を握ることで継続的な収入源と戦略的優位を得る。

港を支配するギルドは、そこに寄港するプレイヤーから通行料を取ることができる設計になっている。多くの港を握るほど安定した収入が入り、さらに艦隊の強化に投資できる——という好循環が生まれる。逆に、強力なギルドが台頭しすぎると、他のギルドが連合を組んで対抗するという政治的ダイナミクスも起きる。

ギルド間の「外交」もゲームの一要素だ。停戦協定を結んで共通の敵に当たることもあれば、裏切りや同盟の組み替えで情勢が一変することもある。ゲームの外でのコミュニケーション(DiscordやSteamチャット)も含めた、人同士のドラマがギルドプレイの面白さを形成している。

ギルドに入るかどうかはプレイヤーの自由だが、港湾戦争などの集団戦コンテンツはギルドに所属していないとアクセスできない。「個人でのんびり遊ぶ」スタイルと「ギルドで組織的に動く」スタイルの間に、ゲーム体験のギャップがあることは覚えておきたい。

ランクシステムと艦船の進化

艦船はランクで分類されており、序盤の低ランク艦から始めて、経験値と資金を蓄積することで上位のランク艦を解放・購入できる。ランクが上がるほど艦が大きく、砲数も多く、耐久力も高くなる。

この艦船の成長がゲームの縦の進行を担っており、RPG的な「強くなる喜び」がある。序盤のスクーナーで必死に戦い、初めてフリゲートに乗り換えたときの感動は、帆船好きには格別なものがある。

ただし上位艦を持つプレイヤーが低ランク艦と戦うマッチメイキングの問題(ランク5の船がランク6相手と戦わされるケースなど)はコミュニティで指摘されており、アーリーアクセス段階での課題として開発チームへのフィードバックが続いている。

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なぜWorld of Sea Battleが人気なのか

帆船MMOというジャンルは決してメジャーではない。にもかかわらず、World of Sea BattleがSteamで数千件を超えるレビューを集め、多言語で好意的に受け入れられている理由はどこにあるのか。

帆船という「他にない舞台」

MMOは数あれど、帆船時代を本格的に扱ったゲームは極めて少ない。宇宙船でも現代艦艇でも戦車でもなく、「帆を張った木造帆船」でリアルタイムの海戦を繰り広げる体験は、他のジャンルでは得られない。

歴史的な帆船の名前や構造にロマンを感じる層にとって、このゲームの存在価値はそれだけで大きい。マンオウォーの砲列、フリゲートのシルエット、嵐の中を走るスクーナー——ビジュアル的な魅力もこのゲームが継続してプレイヤーを惹きつける理由の一つだ。

完全無料という入りやすさ

基本プレイ無料でありながら、ゲームの主要コンテンツが課金なしでアクセスできる設計は、同ジャンルのゲームと比較しても評価が高い。「無料で始めて、気に入ったら課金を検討する」というスタンスで入れるため、心理的ハードルが低い。

海戦MMOの名作として知られる他タイトルが有料モデルや強力なP2W要素を持つことと比較すると、World of Sea Battleの「完全無料+コンテンツを課金で壁にしない」方針は、特に新規プレイヤーへのアピールになっている。

プレイヤー経済の生きた面白さ

価格が常に動くプレイヤー駆動型の経済は、単純なPvPゲームにはない奥深さを生んでいる。昨日まで安かった物資が今日は高騰している、特定の港を誰かが支配したことで流通ルートが変わった——こうした動態的な世界の変化が、毎日ログインする動機になる。

「戦わなくても面白い」というのは、MMOにとって重要な要素だ。交易や生産に特化したプレイヤーも、戦闘派のプレイヤーも、同じ経済システムの上で関わり合う。この相互依存関係がゲーム世界に現実感をもたらしている。

コミュニティを重視した開発スタンス

開発チームが「プレイヤーと一緒にゲームを作る」と公言し、実際にDiscordやSteamのコミュニティフォーラムからの意見を取り入れて機能を追加しているのは、プレイヤーの定着率に影響している。自分のフィードバックがゲームに反映されたとき、そのゲームへの愛着は確実に増す。

アーリーアクセスならではの「まだ完成していない荒削りさ」を逆に「これから一緒に作っていく」と解釈できるプレイヤーにとって、このゲームは単なる娯楽を超えた参加体験になっている。

複数のプレイスタイルを受け入れる懐の深さ

戦闘・交易・生産・ギルド政治という四つの大きなプレイスタイルを一つのゲーム内で受け入れていることは、様々なタイプのMMOプレイヤーが共存できる環境を作っている。一つのコンテンツに飽きたら別の方向に舵を切れる、というゲーム設計の懐の広さが長続きする理由だ。

特に「戦闘が得意じゃないけど海の世界は好き」という層にとって、交易や生産でもゲームが成立するのは大きい。戦闘に自信がついてきたらPvPエリアに踏み出すという段階的な参加も自然にできる。

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プレイ前に知っておきたい注意点

World of Sea Battle MMORPG スクリーンショット3

World of Sea Battleを楽しむために、始める前に把握しておきたい点がいくつかある。これらを知らずに入ると「思っていたのと違う」という感想につながりやすい。

マップの約半分が強制PvPゾーン

このゲームで最も多くのプレイヤーが言及するのが、強制PvPエリアの広さだ。群島マップの中心部を占める大きなPvPゾーンが存在し、このエリアに入ると他プレイヤーから一方的に攻撃されるリスクが常にある。

海賊行為や高収益の交易ルート、多くの資源採掘地が強制PvPゾーン内に設定されているため、「稼ぎたいなら危険地帯にも入らなければならない」というゲームデザインになっている。PvEだけで遊びたいという希望には、構造的に応えにくい部分がある。

Steamのレビューでも「PvEプレイヤーが二等市民扱いされている」という声が見られ、PvEプレイヤー向けのデイリークエストがほぼ存在しない点も不満として挙げられている。PvPが苦手な人は、この点を念頭に置いてプレイを始めてほしい。

課金要素の影響(P2W問題)

「完全無料」を謳いつつも、一部の課金要素がゲームプレイに影響を与えていることはコミュニティで指摘されている。具体的には、課金で入手できる「キャプテンシール」と呼ばれる購読型アイテムが経験値とゴールドの獲得量を約40%増加させるとされている。

また、特定のランタンアイテムや特別な船スロットが課金で追加できる点も、純粋な無課金プレイヤーとの差を生んでいる。コンテンツへのアクセス自体は無課金でも可能だが、「同じ時間をかけたときの成長速度に差がある」という意味では注意が必要だ。

開発チームは「無課金でもすべて楽しめる」というスタンスを示しているが、長時間プレイしているとこの差が積み重なっていく可能性はある。完全な公平性を求めるなら、この点は割り切りが必要になる。

アーリーアクセス特有のバランス問題

2025年10月にアーリーアクセスが始まったばかりのタイトルであり、バランス調整は進行中だ。過去には人気の高い船「Octopus」が突然の性能変更(ナーフ)を受けたことで、長時間かけて強化してきたプレイヤーから不満の声が上がったケースがあった。

アーリーアクセス作品全般に言えることだが、「現在のバランスが将来も維持される保証はない」という前提でプレイすることが重要だ。開発中のゲームに投資するリスクとリターンを理解した上で参加するのが、アーリーアクセスとの正しい向き合い方だ。

モデレーション体制への懸念

コミュニティの一部から、ゲーム内のモデレーター(管理者)が同時にアクティブプレイヤーとして活動しており、利益相反が生じているという指摘がある。チャット規制の運用に恣意性があるという意見も見られる。

開発規模の小さいインディータイトルにありがちな問題ではあるが、コミュニティの公平性や運営の透明性を重視する人は意識しておきたい点だ。Discordやフォーラムに参加して、運営とコミュニティの雰囲気を確認してから本格的に始めるのも一つの方法だ。

マッチメイキングの課題

ランクの異なる船同士が同じ戦闘にマッチングされるケースがあり、「ランク5の自分がランク6の敵と戦わされた」という報告がコミュニティに存在する。序盤のプレイヤーが高ランク艦と当たると一方的になりやすく、ゲームへの挫折感につながりやすい。

この問題もアーリーアクセス中の改善課題として認識されており、今後のアップデートで対応が期待される。序盤は特に、PvEコンテンツで腕を磨いてから段階的にPvPに移行するプレイ方針が現実的だ。

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初心者が最初にやるべきこと・アドバイス

World of Sea Battleは無料で始められる分、情報量の多さに圧倒されやすい。最初の数時間の動き方が、ゲームへの印象を大きく変える。初心者に向けた実践的なアドバイスをまとめる。

チュートリアルは丁寧にこなす

このゲームの操船と戦闘は直感的ではない部分があり、チュートリアルの内容が後々の基礎になる。風向きと船速の関係、砲撃の距離感、弾種の使い分けについて、チュートリアルで一通り体験しておくのは必須だ。

特に砲撃の「偏差射撃」(動いている相手の進行方向に先読みして撃つ技術)は、慣れるまで時間がかかる。最初から完璧に当てようとせず、「外して当然」という気持ちで数を撃ってみることで感覚がつかめてくる。

序盤はPvEゾーンで腕を磨く

強制PvPゾーンに最初から飛び込む必要はない。安全なPvEゾーンでNPC船相手に戦闘の練習を積みながら、経験値とゴールドを貯めるのが最初のステップだ。PvEデイリーは少ないが、NPC相手の戦闘は繰り返しこなすことができる。

低ランク艦のうちは少ない資源で修理や補充ができるため、失敗してもダメージが少ない。この時期に「風読み」「距離管理」「弾種選択」の三つの基本を体に染み込ませるのが、後の上達を大きく左右する。

交易ルートを一本確立する

初心者が安定した収入を得るには、交易が最もリスクが低い。まずは安全ゾーン内に収まる短い交易ルートを一本決め、その港の間の価格差を把握することから始めると、ゲームの経済の仕組みが体感的に理解できる。

序盤は「どこで何が安くて、どこで何が高く売れるか」という基本的な需給を覚えるだけで、安定したゴールド収入が得られる。交易で資金を蓄積し、船のアップグレードに回すというサイクルを回すことで、戦闘力も自然に向上していく。

プライベートアイランドの取得を早めに目指す

プライベートアイランドは時間経過で自動的に資源を生成してくれるため、ゲームにログインしていない間も収益が積み上がる仕組みになっている。ある程度まとまったゴールドが貯まったら、早めに島の取得を目指すのがおすすめだ。

島の施設を整備することで生産効率が上がり、交易・採掘・戦闘で消費する物資を自給できるようになる。「島持ち」になると、ゲームの経済的な余裕が一段上がる感覚がある。

ギルドに入ることを検討する

ソロプレイでも楽しめるゲームだが、ギルドに入ると一気にゲームの幅が広がる。先輩プレイヤーから交易ルートや戦闘のコツを直接教えてもらえるのは、一人で手探りするより圧倒的に効率がいい。

最初から大きなギルドに入る必要はない。少人数でものんびり活動しているギルドや、新規歓迎を明示しているギルドを探すのが、無理なく馴染む近道だ。SteamのゲームページやDiscordサーバーで募集を見つけることができる。

ピースフラッグの活用

コミュニティのガイドで言及されている「ピースフラッグ」は、特定の状況で攻撃を受けにくくする機能だ。PvPゾーンを移動しなければならない場面や、純粋に交易だけをしたい場面で活用できる。詳細な使い方は英語のゲームガイドに記載されているため、一度確認しておくと便利だ。

弾薬と修理材の在庫管理を忘れない

帆船ゲームに共通する「物資管理」の重要性は、World of Sea Battleでも変わらない。砲弾を撃ち尽くして身動きが取れなくなる、修理材が切れて帰港できなくなるといったミスは、初心者がやりがちな失敗だ。

出港前に弾薬・修理材・食料の残量を確認する習慣をつけると、海上でのピンチを大幅に減らせる。特にPvPゾーンに入るときは余裕を持った補充を心がけたい。

操船の練習には1対1のPvEを繰り返す

NPC船との1対1の戦闘を繰り返すことは、最も効率的な操船訓練になる。相手の動きを見て、風を読んで、距離を保ちながら砲撃するという一連の動作を体で覚えるまで、何度でもPvE戦闘でリセットできる環境はアーリー段階のゲームの強みだ。

「10回戦って1回も勝てない」という状況が続くなら、まず船のアップグレードを見直すか、弾種の選択が合っているか確認してみると改善することが多い。

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まとめ

World of Sea Battleは、帆船時代を舞台にした本格派の無料MMOだ。50隻以上の史実帆船、プレイヤー駆動型の経済、ギルドによる港湾支配、プライベートアイランドの経営——これだけのコンテンツが完全無料で遊べる点は、同ジャンルの中でも際立っている。

リアルタイムの海戦で砲弾が飛び交う緊張感、交易ルートを最適化して稼ぎを最大化する快感、ギルドの仲間と連携して強大な相手に挑む達成感——このゲームにはそれぞれ別種の「面白さ」が詰まっていて、プレイヤーは自分の好みに合ったものを選んで楽しめる。

一方で、強制PvPゾーンの広さ、課金による成長速度の差、アーリーアクセス段階でのバランス問題は、始める前に理解しておくべきリアルだ。特にPvE中心で遊びたいプレイヤーには、現在の設計は少し苦しい面がある。

ただ、アーリーアクセスである以上、これらの問題は開発が進む中で変わっていく可能性がある。実際、開発チームはコミュニティのフィードバックに対して積極的に応答しており、1年半以上かけて正式リリースに向けて改善を続けていく姿勢を示している。

帆船・海賊・大航海時代というテーマに少しでも惹かれるなら、無料で始められるゲームを試さない理由はない。最初の1時間、チュートリアルをこなして安全ゾーンでNPC相手に砲撃を試してみてほしい。その体験があなたに合っていると感じたなら、このゲームにはまだ先に広大な海が広がっている。

帆を張って出航する決断は、いつだって自分次第だ。

World of Sea Battle

Thera Interactive
リリース日 2025年10月21日 新作
早期アクセス
同時接続 (Steam)
3,067
2026/04/16 アジア圏ゴールデンタイム計測
レビュー
6,491 知る人ぞ知るゲーム
74.7%
全世界
やや好評
6,491件のレビュー
👍 4,849 👎 1,642
59.1%
賛否両論
22件のレビュー
👍 13 👎 9
価格基本無料
開発Thera Interactive
日本語非対応
対応OSWindows
プレイ形式マルチ
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