Call of Duty Black Ops III

Call of Duty: Black Ops III|近未来戦争×ゾンビ×協力プレイの全部入り

マルチプレイを起動して最初のマッチに入ったとき、目の前で起きていることがすぐに理解できなかった。味方が壁を走りながら敵を倒し、空中でスライディングして角を曲がり、なんかよくわからないエネルギー波みたいなものを放って敵を一掃した。「これ、本当にCoD?」と思いながら画面を見ていたら、自分もあっという間にやられていた。

2015年11月に発売されたCall of Duty: Black Ops IIIは、開発元Treyarchが手がけたBlack Opsシリーズの第3作だ。舞台は2065年の近未来。サイボーグ化した兵士たちが壁を走り、特殊能力を使い、ゾンビと戦い、協力して謎を解く——そういうゲームだ。Metacriticスコアはコンシューマ版で81点。Steamでの同時接続ピークは2015年11月に63,681人を記録し、2025年現在でもデイリーで数千人が遊び続けている。

このゲームのすごいところは、「マルチプレイ」「ゾンビモード」「キャンペーン(ストーリー)」という3つの柱がそれぞれ完結していて、どれか一つだけでも遊ぶ価値があることだ。ゾンビモードだけのために買った人が1,000時間を超えているケースも珍しくない。Treyarchがシリーズで磨き続けてきたゾンビの世界観と、近未来SFという設定が、ここで一つの完成形に達している。

目次

こんな人に刺さるゲームです

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット1

  • FPSが好きで、普通の現代戦とは違う「動き回れる」体験を求めている人
  • 友達と最大4人で協力してゾンビを倒したい人
  • ストーリーよりもマルチプレイのやり込みに時間を使いたい人
  • キャラクターごとに異なる特殊能力を使い分けるゲームが好きな人
  • Apex LegendsやOverwatchのような「キャラクターに個性がある対戦ゲーム」が好きな人
  • 謎解きや隠し要素が散りばめられたゲームを深掘りしたい人
  • CoDシリーズを初めてやってみたいけど、最新作は敷居が高いと感じている人

逆に「リアル志向の現代戦FPS」が好きな人には最初は戸惑いがあるかもしれない。壁走りとブーストジャンプが絡む動きは、地に足ついたリアル系FPSとは全く別の感覚だ。ただ、そこを慣れたらCoDシリーズの中でも飛び抜けてクセになる。「派手で楽しい」という方向に振り切ったFPSを求めているなら、ほぼ間違いなく刺さる。

ゲーム概要——2065年の近未来戦争とは

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット2

Black Opsシリーズの第3弾

Black Opsシリーズは「歴史上の闇の作戦」「秘密工作員」「洗脳と記憶操作」といったテーマを扱ってきた。初代Black Opsは冷戦時代のCIAの秘密作戦を描き、Black Ops IIは2025年の近未来と1980年代を交差させながら、ドローン兵器の脅威を描いた。そしてBlack Ops IIIはその35年後——2060年代の世界が舞台だ。

この時代、人類は「DNI(Direct Neural Interface)」と呼ばれる技術を開発した。脳と機械を直接つなぐ神経インターフェースで、これによって兵士たちはサイバネティック身体改造を施し、超人的な能力を持つ「サイバーソルジャー」として戦場に立つ。壁を走れるのも、ブーストジャンプできるのも、この設定があるからだ。

開発は2015年のリリースに向けて3年をかけて行われた。Treyarchはシカゴに本拠を置くスタジオで、2003年にActivisionに買収されてからCoDシリーズのメイン開発チームの一つとして活躍している。Black OpsシリーズはほぼTreyarchが担当しており、特にゾンビモードはこのスタジオのアイデンティティといえる。

3つのモードという構成

Black Ops IIIには大きく分けて3つのモードがある。

キャンペーン(ストーリーモード):最大4人の協力プレイが可能なストーリーモード。プレイヤーはDNI技術で改造された特殊部隊員として、謎の黒幕「テイラー」を追う。単純なアクションではなく、「主人公は実は何者なのか」「記憶と現実の境界はどこにあるのか」という哲学的なテーマが込められており、1周だけでは全貌を理解できない作りになっている。

マルチプレイ:9人のスペシャリスト(特殊兵士キャラクター)から1人を選んで対戦するオンラインマルチ。Pick 10システムによるクラスカスタマイズ、壁走り・ブーストジャンプを活用した高速なゲームプレイが特徴だ。

ゾンビモード:最大4人でゾンビの大群に立ち向かいながら、隠されたストーリーを解き明かすモード。Black Ops IIIのゾンビはシリーズ史上最大規模で制作されており、特に「Shadows of Evil」マップは2.5年の開発期間を費やした。

キャンペーン——記憶が消える近未来の戦場

ストーリーの大枠

2065年、世界は気候変動と資源戦争の果てに二極化していた。先進国が参加するNATOの後継組織「CDP(連合防衛協定)」と、それに抵抗する「NRC(国民再建主義連合)」が、特にアフリカ地域で激しい代理戦争を繰り広げている。

プレイヤーは名前も過去も選べる主人公として、エジプトでの任務中に瀕死の重傷を負う。生き延びるためにDNI技術による全身サイボーグ化を受け、Black Ops部隊「Section」に配属される。そこで追うことになるのが「テイラー部隊」——以前に同じく改造手術を受けたエリート部隊が、突然行方不明になったのだ。

テイラーを追う旅は、シンガポール、エチオピア、アンタルヤ、ケープタウンといった世界各地を巡るものになる。そして徐々に明らかになっていくのは、DNI技術の暗部だ。機械と脳が直結されることで、人間は本当に「自分」でいられるのか。記憶は改ざんされていないか。自分がやっていることは本当に自分の意志なのか——。

このストーリーは1周プレイしただけでは消化不良感がある。意図的に曖昧な終わり方をしており、世界中のプレイヤーが「主人公は最初から死んでいたのでは?」「すべては記憶の中の幻想?」という考察を展開した。ゲームそのものが「謎かけ」として設計されている点で、ここまでやった作品はCoDシリーズ内でも異色の存在だ。

4人協力プレイの可能性

キャンペーンは最大4人でプレイできる。これはシリーズ史上初の試みで、ミッション設計がそれを想定した作りになっている。戦闘エリアが広く、複数の攻略ルートが用意されており、「箱庭型」の構造になっている。壁走りで高所から奇襲する人、敵の背後を取る人、サイバーコア(特殊能力)で制圧する人——役割を自然と分担できる設計だ。

ソロでも面白いが、友人と4人でプレイすると難易度調整も変わり、より大量の敵が押し寄せてくる。「4人でやった瞬間に別ゲーになる」という感想をよく見かけるが、実際その通りで、協力プレイ前提のミッション設計は明らかだ。

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サイバーコアという特殊能力システム

キャンペーン最大の新要素が「サイバーコア」だ。DNI技術によって兵士の体に埋め込まれた特殊システムで、3種類のカテゴリに分かれる。

Chaos(混沌)系:「Immolation(イモレーション)」で敵を発火させたり、「Swarm(スウォーム)」でナノスウォームを放出して複数の敵を同時に攻撃したりする攻撃特化の能力群だ。

Control(制御)系:「Remote Hijack(リモートハイジャック)」で敵のドローンや機械をハックして自分の味方にしたり、「Imminent Danger(イミネントデンジャー)」で周囲の敵を短時間スタンさせたりする。機械化が進んだ2065年の戦場では、このハック能力が非常に強力だ。

Martial(戦闘)系:「Active Camo(アクティブカモ)」で短時間透明になったり、「Nano Swarm Shield(ナノスウォームシールド)」で防御バリアを張ったりする。近接・正面突破スタイルに向いた能力群だ。

これらをミッション前に選んでカスタマイズし、ゲーム中は一定のリチャージ時間を経て繰り返し使える。難易度が高い場面でサイバーコアを上手く使えるかどうかが攻略の鍵になる。

マルチプレイ——スペシャリストが生む個性と駆け引き

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット3

9人のスペシャリストシステム

Black Ops IIIのマルチプレイで最大の革新がこの「スペシャリスト」システムだ。プレイヤーはマッチ開始前に9人のキャラクターから1人を選ぶ。各スペシャリストは固有の「スペシャルウェポン」か「スペシャルアビリティ」を持っており、どちらか一方だけを使える。時間経過と戦績によって溜まるエネルギーゲージが満タンになったとき、その特殊能力を発動できる。

この要素が加わったことで、マルチプレイが単純な撃ち合いではなく、キャラクター選択とチーム構成を考える深みを持つようになった。

9人のスペシャリストはそれぞれ以下の通りだ。

Ruin(ルイン):アビリティの「Overdrive」は短時間の爆発的な移動速度上昇、ウェポンの「Gravity Spikes」は地面に叩きつけて周囲を衝撃波で一掃する。機動力と範囲攻撃を兼ね備えた攻撃的なキャラクターだ。

Seraph(セラフ):アビリティの「Combat Focus」はスコアストリークのエネルギー獲得が一時的に上昇、ウェポンの「Annihilator」は敵を即死させる強力なリボルバーだ。スコアストリークを早めに呼び出したいプレイヤー向け。

Spectre(スペクター):アビリティの「Active Camo」は文字通り透明化、ウェポンの「Ripper」は折りたたみ式のサブマシンガンを展開する。ステルス系の動きが好きな人に刺さる。

Prophet(プロフェット):アビリティの「Glitch」は以前の位置に瞬間移動できるテレポート、ウェポンの「Tempest」は電撃を放って連鎖ダメージを与える。高スキル向けだが、Glitchを使いこなせると逃げ・攻撃の両方に使える。

Outrider(アウトライダー):アビリティの「Vision Pulse」は周囲の敵の位置を全員に共有するスキャン能力、ウェポンの「Sparrow」は爆発矢を放つ弓だ。チームへの貢献度が高いサポート寄りのキャラクター。

Reaper(リーパー):アビリティの「Psychosis」は本体の分身(デコイ)を3体出して混乱させる、ウェポンの「Scythe」はロボットアームがミニガンに変形する。ウェポンの破壊力が群を抜いている。

Battery(バッテリー):アビリティの「War Machine」はグレネードランチャー連射、ウェポンの「Kinetic Armor」は銃弾ダメージを一時的に大幅軽減する防御シールドだ。前線を押し上げるタンク系。

Firebreak(ファイアブレイク):アビリティの「Heat Wave」は前方に炎の波を放って敵をスタンさせ機器を破壊、ウェポンの「Purifier」はフレイムスロワーで広範囲を焼き尽くす。接近戦とライン制圧に強い。

Nomad(ノマド):アビリティの「Rejack」は一度死んでも自分でリスポーンできる(1回限り)という超強力な生存能力、ウェポンの「Hive」は罠を設置して敵を拘束する。Rejackは生存率と荒らし能力を同時に上げる、慣れてきたプレイヤー向けの選択肢だ。

Pick 10システムとクラス構築

武器・パーク・装備の選択には「Pick 10」システムが使われている。これはBlack Ops IIから採用されているシステムで、ウェポン・アタッチメント・パーク・グレネードなど、クラスに含めるすべての要素を10スロット以内で組み合わせる。

たとえば、武器を1本だけに絞ってその分アタッチメントを5つつけることも、武器を減らしてパークを増やすことも自由だ。Black Ops IIIではスペシャリスト選択とスコアストリークはPick 10の外に置かれているため、クラスの自由度は実質的にはさらに高い。

初心者は「強い武器を一本持って、よく使われているパークを3つ選ぶ」だけで問題ない。カスタマイズを深めたくなったのは中級者以降でいい。

壁走り・ブーストジャンプの立体的な戦場

Black Ops IIIの移動システムはシリーズの中でも特に派手だ。「Thrust Jump(スラストジャンプ)」でブーストをかけながら空中に浮き、壁に近づくと「Wall Running(ウォールランニング)」で壁面を走り続けられる。さらに地面では「Slide(スライド)」で素早く低姿勢になれる。

これらの動きは一度に習得しなくていい。まずは地上での撃ち合いに慣れて、スライドを覚えて、余裕が出てきたら壁走りを使ってみる——という段階的な習得で十分だ。ただ、上級者の動きを見ると「壁走り→空中でのエイム→着地即スライド→角を曲がった瞬間に倒す」という連続アクションが当たり前のように行われており、これを実現できるようになると一気に楽しさが跳ね上がる。

マップもこの動きを前提に設計されていて、従来のCoDより縦方向の動きが重要だ。「壁の上を走って高所を取る」「空中から攻撃してすぐ着地する」といった立体的な戦術がマップの設計に組み込まれている。

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スコアストリークの種類

敵を倒したり目標を達成したりすることでスコアが溜まり、一定値に達すると強力な支援アイテムが使えるのがスコアストリークだ。死亡するとカウントはリセットされる(ただしSeraphのCombat Focusを使えばリセット量が減る)。

主なスコアストリークには以下がある。

UAV(1000点):敵の位置をミニマップに表示し続ける偵察。チーム全体への貢献度が高く、初心者にも使いやすい。HC-XD(1200点):遠隔操作の爆発ロボット。昔のRC-XDが進化したもので、自分で操作して敵に突っ込ませる。Lightning Strike(1400点):3か所を指定して爆撃する空爆。Cerberus(2200点):自律稼働する装甲ドローンを呼び出す。Wraith(2500点):巨大なステルス戦闘機が機銃とミサイルで戦場を制圧する。R.A.P.S.(2800点):複数のロボットを展開してエリアを制圧する。Power Core(3400点):EMP的な効果で周囲の電子機器を一時的に無効化しつつ、電撃ダメージを与える。

Gunsmith——武器をペイントで完全カスタマイズ

マルチプレイでもう一つ印象的なのが武器カスタマイズシステムだ。「Gunsmith(ガンスミス)」では銃にサイト・バレル・ストック・グリップなど最大6種類のアタッチメントを装備できる。さらに「Paint Shop(ペイントショップ)」では武器の表面に64レイヤーを使って自由にペイントできる。両面それぞれに絵を描けるので、実質的にはほぼ制限なしのカスタムカモが作れる。

プレイヤーが作成したカモはコミュニティに公開されており、アニメキャラのカモや迷彩柄、国旗デザインなど、プレイヤーの個性が爆発している。自分だけの武器を持てるというのは、単なる見た目以上のモチベーションになる。

ゾンビモード——シリーズ最高傑作と呼ばれる理由

Shadows of Evil——2.5年かけて作った超大型マップ

Black Ops IIIのゾンビモードには本編に「Shadows of Evil(ソウ:以下SoE)」と「The Giant」の2マップが収録されている。

SoEは1940年代のシカゴをモデルにした架空の都市「Morg City」が舞台だ。ノワール映画の雰囲気に包まれた夜の街に、ゾンビが溢れ、怪物が徘徊する。プレイヤーは4人の罪人——ヌードダンサーのジェシカ、汚職警官のジャック、八百長ボクサーのフロイド、詐欺師の手品師ネロ——となって、「シャドウマン」と名乗る謎の存在の指示のもと、脱出を目指す。

このマップの開発期間は2.5年。通常のゾンビマップが4〜5ヶ月で作られることを考えると、その規模がわかる。マップは広大で、電車を使ってエリア間を移動し、ボスとなる「マルガウス」という触手生物が徘徊しており、クリア条件となるイースターエッグは相当な手順を踏む必要がある。ラヴクラフトの世界観(コズミックホラー)をベースにした設計で、ゾンビだけでなく「存在してはいけない何か」との戦いというトーンが一貫している。

SoEの4キャラクターはそれぞれ声優に有名俳優を起用している。ジャックを演じるのはNeal McDonough(ニール・マクドノウ)、フロイドをRon Perlman(ロン・パールマン)が演じている。英語音声での掛け合いが非常に面白く、ゾンビを倒しながら会話劇が楽しめる設計だ。

The Giant——Black Ops 1の「Der Riese」が帰ってきた

本編に収録されているもう一つのマップ「The Giant」は、シリーズの名作マップ「Der Riese(デア・リーゼ)」をリマスターしたものだ。ナチスの秘密研究施設を舞台に、ゾンビの大群に立ち向かう。Black Ops IIIで採用されたゾンビのゲームシステムをそのまま適用しながら、懐かしいマップレイアウトを楽しめる。

これはBlack Ops IIIのDeluxe Edition(豪華版)に最初から含まれており、通常版ではシーズンパスを購入するか単体で買う必要がある。

ゴブルガム——ゾンビモードの新要素

Black Ops IIIから「ゴブルガム(GobbleGum)」という新システムが追加された。これは色とりどりのガムで、マッチ前にデッキを組んで持ち込み、ゾンビを倒すことで抽選で得られる。効果はものによって大きく異なる。

たとえば「Unquenchable」は通常1本しか使えないパークコーラを追加で購入可能にする強力なもの。「Anywhere But Here!」は周囲のゾンビから即座に安全な場所にテレポートする緊急回避。「Immolation Liquidation」はリスポーン直後に炎の渦を発生させる攻撃的なもの。「Near Death Experience」は自分または味方の体力が少ない状態を回復する。

ゴブルガムには「メガゴブルガム」と「クラシックゴブルガム」の2種類があり、レアリティによって得られる効果の強さが違う。ソロで粘ったり、友人と役割分担でデッキを組んだりと、戦略の幅が広がった。

Zombies Chroniclesという神DLC

2017年5月にリリースされた「Zombies Chronicles(ゾンビクロニクル)」は、シリーズ史上に残る名DLCだ。Call of Duty: World at War、Black Ops、Black Ops IIの名作ゾンビマップをフルHDにリマスターして8マップまとめたパックで、価格は約3,240円(当時)。

収録マップは以下の8つだ。

World at Warから「Nacht der Untoten(ナハト・デア・ウントーテン)」「Verrückt(ヴェルシュクト)」「Shi No Numa(シノノマ)」。Black Opsから「Kino der Toten(キノ・デア・トーテン)」「Ascension(アセンション)」「Shangri-La(シャングリラ)」「Moon(ムーン)」。Black Ops IIから「Origins(オリジンズ)」。

「ナハト・デア・ウントーテン」はゾンビモードの元祖マップで、2008年のWorld at Warに収録された最初のゾンビだ。その頃からプレイしてきた人間にとっては歴史的名作のリマスターで感慨深いし、BO3から入った人間にとっては「ゾンビの歴史を遡る」体験になる。「Kino der Toten」はゾンビモードの代名詞とも言えるマップで、シアターを舞台にした緊張感と懐かしさが詰まっている。

Treyarchがこの8マップを選んだのは「自分たちが特に思い入れのあるマップ」という基準で、開発者のゾンビへの愛着が伝わってくる選択だ。

DLCゾンビマップ——Der Eisendrache、Zetsubou No Shima、Gorod Krovi、Revelations

シーズンパスには4つのDLCパックが含まれており、それぞれにゾンビマップが1つ収録されている。

Der Eisendrache(デア・アイゼンドラッヒェ)(DLC1「Awakening」収録):中世オーストリアの古城が舞台のゾンビマップ。「ドラゴン」をシールドとして装備できる要素や、「Ragnarok DG-4」という強力な罠が有名だ。イースターエッグの演出が特に美しいと評価が高く、BO3のゾンビの中で最高傑作と呼ぶファンも多い。

Zetsubou No Shima(絶望の島)(DLC2「Eclipse」収録):日本の離島を舞台にした農場・研究施設で、巨大植物と戦いながら進む。「The Skull of Nan Sapwe(ナン・サプウェのスカル)」という特殊アイテムが重要な役割を果たす。蜘蛛型ゾンビという新敵が登場し、視覚的にも怖いマップだ。

Gorod Krovi(ゴロド・クロビ)(DLC3「Descent」収録):スターリングラードの廃墟を舞台に、ドラゴンと戦う。空を飛ぶゾンビや機械型ゾンビなど新種が多い。SoEからの主人公たちが再登場し、ゾンビシリーズの壮大なストーリーが進む。

Revelations(レベレーションズ)(DLC4「Salvation」収録):BO3ゾンビシリーズの完結編。過去のゾンビマップの要素が「断片」として混在した超常空間が舞台で、今まで積み上げてきたストーリーの決着がつく。「終わり」という感覚が強い、感情的なマップだ。

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マルチプレイのDLCマップ

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット4

シーズンパスには各DLCに4つのマルチプレイマップが追加される。計16マップが追加されるが、特に注目されたのは以下だ。

Skyjacked(DLC1「Awakening」収録):Black Ops IIの人気マップ「Hijacked(ハイジャックド)」をリメイクしたもの。空中を飛ぶ船の上での戦いで、コンパクトながら縦横無尽に動ける設計が評価が高い。

Knockout(DLC2「Eclipse」収録):日本の柔道道場を舞台にしたマップで、木と石でできた美しいビジュアルが印象的だ。近接戦闘が起きやすい設計になっており、スペシャリスト能力を使いやすい。

Empire(DLC3「Descent」収録):Black Ops IIの人気マップ「Raid」をリメイク。豪邸とプールが舞台の広めのマップで、長距離狙撃と近距離戦闘が混在する。

PCプラットフォームでは後にDLCマルチプレイマップが無料開放された経緯もあり、ゾンビとキャンペーンのために買って、マルチもDLCマップで遊べる状況になっている。

人気の理由——ユーザーたちの声

「ゾンビのためだけに1000時間」という声

Black Ops IIIのゾンビモードに関する声は驚くほど一貫している。「ゾンビだけで1000時間プレイした」「BO3のゾンビは今でもシリーズ最高傑作」「SoEのイースターエッグを初めてクリアしたときの達成感は忘れられない」——こういった声がSteamレビューや各種掲示板に溢れている。

ゾンビモードの魅力は「終わりがない」ことだ。波(ラウンド)が続く限りゾンビは出続け、より難しくなる。単純なサバイバルとして遊ぶことも、イースターエッグ(隠れた謎解きクエスト)を解くことも、特定のラウンドまで生き残ることを目指すことも、全部自分次第だ。4人での協力プレイでは「あのゴブルガムを温存しておいてよかった」「もう少しで詰まるところだった」という瞬間が何度も生まれる。

「友人4人でSoEのイースターエッグを解いたとき、全員が立ち上がって叫んだ。あんな経験はゲームで滅多にない」

Steamレビュー

「マルチは今でも現役」という声

2025年現在、Black Ops IIIのマルチプレイはまだ活動している。ピーク時の63,681人同時接続と比べれば少ないが、それでもデイリーで数千人が遊んでいる。CoDシリーズは毎年新作が出てプレイヤーが分散するが、BO3のマルチは「戻ってくるプレイヤー」が絶えない。

「スペシャリストの能力が独特すぎて、他のCoDに慣れた後にBO3に戻るとまた新鮮に感じる。あの動き回れる感覚は今も最高だと思う」

Redditユーザー

ただし、2025年時点のマルチには一部チート行為のプレイヤーが報告されていることも事実だ。特にPCプラットフォームでは注意が必要で、フレンドとのプライベートマッチやゾンビモードでの協力プレイで楽しむ方が安定して楽しめる。

「キャンペーンの考察が止まらない」という声

キャンペーンのストーリーは賛否が分かれるが、「謎解きとして面白い」という評価は根強い。「主人公は最初から死んでいたのか」「テイラーとはなんだったのか」——こういった考察が今でも英語圏・日本語圏問わず出てくる。1周では理解できない構造で、複数周プレイを促す設計は、「ストーリーゲームとして」CoDには珍しい試みだった。

「CoDのキャンペーンにここまで考えさせられるとは思わなかった。2周目をプレイして初めて最初のシーンの意味がわかった」

ブログレビューより

「フリーランが地味に楽しい」という声

あまり知られていないが、BO3には「Freerun(フリーラン)」というモードが含まれている。壁走りやブーストジャンプを使って、タイムアタック形式でコースをクリアしていくパルクールモードだ。ゾンビもマルチも関係なく、純粋に移動の面白さだけを楽しめる。

「マルチの練習に使っている」という声もあれば、「これだけで1時間遊べる」という声もある。小さなモードだが、BO3の動き回れる楽しさを体験する入り口として機能している。

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注意点——買う前に知っておきたいこと

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット5

価格とDLCの構造

Black Ops IIIはSteamで本体が4,980円(定価、2025年時点)。シーズンパスが別途必要で、これが約4,000円前後だ。ゾンビクロニクルはさらに別売りで約3,240円(当時価格)。全部揃えると1万円を超える。

ただし、Steamのセール時は本体が70〜80%オフになることも珍しくない。セール待ちで買えば本体とシーズンパスのセットが3,000〜4,000円台になることもある。「ゾンビのためだけに」と割り切るなら、本体だけでもSoEとThe Giantは遊べる。ゾンビクロニクルは後から追加購入できる。

PCの動作環境

2015年発売のゲームなので、現代の標準的なPCなら問題なく動く。最低スペックはCPUがIntel Core i3-3225(3.3GHz)、RAMが6GB、GPUがNVIDIA GeForce GTX 470かAMD Radeon HD 6970。推奨スペックはCPUがIntel Core i5-4590かAMD FX 8320、RAM 8GB、GPU GeForce GTX 760かAMD Radeon R9 270となっている。2020年以降のミドルレンジPCなら最高画質でも余裕で動作するはずだ。

チート問題(PC版マルチ)

PCのマルチプレイでは、一部のチートプレイヤーへの報告がある。特に2025年時点では運営によるアンチチートが弱まっている部分もある。フレンドと一緒にプレイする場合は大きな問題にならないが、ランダムマッチングでのマルチプレイでは遭遇する可能性がある。

このため「マルチだけのために買う」のは2025年時点では少しリスクがある選択肢だ。「ゾンビメインで、たまにマルチ」という使い方が現実的に楽しめる方向性だと思う。

日本語版の注意

Steam版には「日本語対応版」があるが、日本語版特有の問題として「日本語テキストが表示されるたびに1秒ほど処理が止まる」というバグ報告がある。これは日本語版固有の問題で、グローバル版では発生しない。購入時は言語設定に注意した方がいい。基本的に英語でプレイして、必要なら字幕だけ日本語にする設定を推奨する声もある。

キャンペーンのCo-op前提設計

キャンペーンは4人協力プレイを前提に設計されているため、ソロプレイだと一部の場面で難易度がかなり高くなる。Normal難易度のソロでも苦戦する場面があり、「ゲームが得意ではない」という人はまずEasy難易度から始めることを強くすすめる。

初心者向けアドバイス——どこから始めるべきか

まずゾンビから入ってみる

FPS初心者や、対人戦が苦手な人にとって最も入りやすいのがゾンビモードだ。敵はAIのゾンビなので、人間相手の対人戦で感じるストレスがない。最初のマップ「Shadows of Evil」はルールが複雑なので、最初は「とにかくゾンビを倒し続けてお金を稼いで部屋を開放していく」だけを意識すればいい。

ゾンビは「Mystery Box(ミステリーボックス)」からランダムな武器を引くことができ、ここからハイレベルな武器が出ると一気に楽になる。友人がいれば最初から4人でプレイしてもいいし、ソロでまずシステムを覚えてもいい。初回は10ラウンドくらいで全滅してもOKだ。続けていくうちにどのパークが強いか、どのエリアで戦うべきかがわかってくる。

マルチプレイのスペシャリスト選び

マルチプレイを始めるなら、最初はシンプルなスペシャリストを選ぶといい。「Ruin」はOverdriveで素早く動き回れて直感的に使いやすい。「Outrider」のVision Pulseはチームへの貢献もできてサポート的に使える。最初から「Spectre」のActive Camoを使いこなそうとすると透明のタイミングが難しいので、慣れてからでいい。

武器は最初はアサルトライフルから始めるのがおすすめだ。「M8A7」は4連バーストで中距離に強く、初心者でも使いやすい。「HVK-30」はフルオートで安定した性能がある。SMGは近距離で強いが、距離が離れると弱い。マップを覚えながら自分の動き方に合った武器を探すのが楽しい。

壁走りは焦らず習得する

壁走りは「スペースキーを押し続けながら壁に向かって走る」だけで発動する。最初は意識しなくていいが、慣れてきたら「壁と壁の間を走って高所を取る」ルートを探してみよう。マップ上に「ここは壁走りで取る高所がある」という設計がされている場所が必ずある。Thrustジャンプも「スペースを2回押してホールド」で発動する。最初は単純に「ジャンプを2回押すと少し長く浮かべる」くらいの感覚でOKだ。

キャンペーンは4人でやると全然違う

友人が3人いるなら、キャンペーンは絶対に4人でプレイしてほしい。難易度もそれに合わせて上がるが、協力しながら謎のストーリーを一緒に追う体験は独特だ。「なんか意味わからない終わり方だったけど面白かった」という感想が出たら、ぜひ考察サイトを探してみよう。作り込まれた設定の深さに驚くはずだ。

ゴブルガムのデッキを整える

ゾンビをある程度遊んだら、ゴブルガムのデッキ構成を考えてみよう。メガゴブルガムは消費型(使ったら消える)なので、序盤のうちは積極的に使わず温存する人が多い。「序盤の安定用にクラシックゴブルガムを使い、高ラウンドのボスや詰まった場面でメガゴブルガムを使う」という使い方が基本だ。フレンドと一緒に遊ぶ場合は、互いのデッキが補完し合うように話し合って構成するとよりシナジーが生まれる。

他のFPSゲームとの比較——BO3の立ち位置

Call of Duty®: Black Ops III 未分類 スクリーンショット6

同年代のCoDとの比較

CoDシリーズの中でBO3を位置づけるなら、「最も動きが派手で、モードが豊富なタイトル」だと思う。前作Black Ops IIはBO3より落ち着いた動きのマルチで、BO3ほどの壁走りはなかった。後作のBlack Ops 4はバトルロイヤル「Blackout」を追加してジャンルを広げたが、キャンペーンモードを廃止した。

BO3は「キャンペーン、マルチ、ゾンビ」の3本柱が全部ある最後のBlack Opsとして、一種のバランスが保たれている。その後のシリーズはどれかが弱くなったり廃止になったりする傾向があり、「全部盛り」としてのBO3を評価する声は今も多い。

Apex LegendsやValorantとの比較

2025年時点で主流の対人FPSといえばApex LegendsやValorantだが、これらと比べてBO3は「一人でも遊べるコンテンツ量」が圧倒的に多い。ゾンビモードという一人プレイが完全に成立するコンテンツがあり、キャンペーンもある。対人にそこまで興味がなくても十分に遊べる。

ただしマルチプレイ人口は当然これらと比べると少ない。対人戦を楽しみたい目的でBO3を選ぶなら、過度な期待はしない方がいい。

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同じゾンビゲームとの比較

「ゾンビと戦うゲーム」という括りで見ると、Dying Lightは「オープンワールドで自由に逃げ回る」スタイル、Left 4 Deadは「4人協力でゾンビの群れを突破する」スタイルだ。BO3のゾンビは「閉鎖空間で徐々に強くなりながら謎を解く」スタイルで、謎解きとストーリー解読の比重が高い。どれが良いかは好みによるが、「謎が解けた瞬間の達成感」という面ではBO3のゾンビが最も強い体験を提供する。

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まとめ——今からでも遊ぶ価値はあるか

2015年のゲームだから古い——という先入観は、Black Ops IIIに関してはほぼ当てはまらない。動きのシステムは今でもモダンで、ゾンビモードのコンテンツは2025年でもほぼ無限に遊べる。ゾンビクロニクルの8マップを合わせると、ゾンビコンテンツだけでも軽く300〜500時間は埋まる。

特に、友人が2〜3人いてゾンビを一緒に遊びたいという状況なら、今から買っても全く後悔しない一本だと断言できる。4人でSoEのイースターエッグを初めてクリアした瞬間は、ゲームの中でも特別な経験になるはずだ。

マルチプレイについては、2025年現在でも人はいるが、チート行為への対策が弱い部分がある。メインで楽しみたいなら現行のCoDタイトルを選ぶ方が快適かもしれない。ただ、「BO3のスペシャリストシステムと壁走りが好き」という人間には代替がない。あの感覚は、BO3にしかない。

Treyarchが3年かけて作り、ゾンビモードに2.5年の開発期間を費やし、シリーズ史上最多のコンテンツを詰め込んだゲームだ。その熱量は、10年経っても伝わってくる。

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Black Ops IIIが気に入ったなら、こんなゲームも試してみてほしい。

Dying Light——ゾンビ×パルクールの名作

BO3のゾンビ要素とパルクール的な動き回る楽しさ、両方が気に入ったなら間違いなく刺さる。オープンワールドのゾンビサバイバルで、夜の恐怖体験が独特だ。

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Left 4 Dead 2——協力ゾンビFPSの定番

4人でゾンビを倒しながら進むという体験を、もっとシンプルに楽しみたい人向け。BO3のゾンビほど謎解きはないが、その分テンポがよく初心者にも入りやすい。

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