Sniper Elite 5



Sniper Elite 5|第二次世界大戦のフランスを舞台に狙撃の快感を極めるTPSゲーム

スコープを覗いて息を止めた瞬間、400メートル先の敵兵士が視界に入った。風速は右から2m/s、距離補正をかけてトリガーを引く。銃声が響いた直後、カメラが弾丸に追従して敵の方へ飛んでいった。X線映像に切り替わり、弾丸が肺を貫通する瞬間が映し出された。「そういうゲームか」と思った次の瞬間には、もう次の獲物を探していた。

Sniper Elite 5は、2022年5月にRebellion Developmentsがリリースした第三人称視点のステルス狙撃アクションゲームだ。舞台は1944年のフランス——ノルマンディー上陸作戦前後の占領下フランスで、OSS(戦略諜報局)の狙撃兵カール・フェアバーンとして秘密任務に挑む。Steam AppIDは1029690で、2026年4月現在のレビュー評価は「非常に好評(84%)」を維持している。

シリーズとしては5作目に当たる本作は、マップの広大さ、物理演算に基づく弾道計算、そして「キルカメラ」によるX線映像という三本柱でシリーズを通じて支持を集めてきた。この記事では、初めてSniper Eliteシリーズに触れる人から「5を買うかどうか迷っている」という人まで、必要な情報をできる限り丁寧に書いていく。

目次

こんな人にハマるゲームです

Sniper Elite 5 FPS スクリーンショット1

  • スナイパーとして戦場を制圧する体験がしたい人
  • ステルスゲームが好きで、HITMANやGhost of Tsushimaのように「バレずに敵を排除する」達成感が好きな人
  • 第二次世界大戦を舞台にした歴史ゲームに興味がある人
  • オープンワールドに近い広いマップを自分のペースで探索したい人
  • キャンペーンをソロで楽しみながら、友人とCo-opも試してみたい人
  • 弾道計算・風偏差・重力落下など「狙撃のリアル」にこだわりたい人
  • グロ表現やリアルな戦闘シーンが苦手でなく、「撃った結果」を映像で確認したい人

逆に、「とにかく銃を撃ちまくって爽快感を得たい」「前線で走り回って近接戦を楽しみたい」という人には少し方向性が違うかもしれない。Sniper Elite 5の醍醐味は「遠距離から静かに、確実に」という狙撃手のプレイスタイルにある。近接戦闘もできるが、それはあくまで補助的な手段だ。

ゲーム概要——1944年フランスを舞台にした狙撃手の任務

Sniper Elite 5 FPS スクリーンショット2

舞台と物語

Sniper Elite 5の舞台は1944年のフランス、ノルマンディー上陸作戦前後の時期だ。主人公のカール・フェアバーンはOSS(戦略諜報局)の精鋭狙撃手で、「オペレーション・クルーシブル」と呼ばれる秘密任務に就く。

任務の核心は、ナチスの新兵器計画「フェニックス計画(Operation Kraken)」の阻止だ。ドイツ軍が開発を進める対Dデイ用の秘密兵器を破壊するため、占領下フランスの各地で情報収集・要人暗殺・施設破壊といったミッションをこなしていく。ストーリーはシリーズ全体の中で最もしっかり描かれており、各ミッション間のブリーフィングでキャラクターの背景や任務の意図が丁寧に語られる。

開発はイギリスのRebellion Developments。オックスフォードに拠点を構える独立系スタジオで、シリーズ1作目(2005年)からずっとSniper Eliteシリーズを手がけてきた。前作「Sniper Elite 4(2017年)」ではイタリアを舞台にしており、5ではより大きく開放的なマップ設計に挑戦している。

ゲームの基本構造

Sniper Elite 5は全9ミッションで構成されるキャンペーンゲームだ。ブルターニュの海岸線、ノルマンディーの農村、ボルドーのワイナリー、パリ近郊の城館など、フランス各地を巡る多様なロケーションが用意されている。

各ミッションは広大なオープンな戦場(一部はオープンワールドに近い広さ)が舞台で、「メインターゲットを排除する」「施設を破壊する」という主目標に加えて、「隠された書類を収集する」「捕虜を救出する」「特定の方法で暗殺する」といった副目標とチャレンジが用意されている。主目標だけクリアするなら1〜2時間でも進められるが、すべての要素を探索すれば1ミッションあたり3〜4時間以上かかることもある。

プレイスタイルの自由度が高い点も特徴だ。マップ全体を俯瞰して敵の配置を把握し、遠距離から全員を狙撃するのもよし、ステルスで近づいて短刀で排除してから次の場所へ移るのもよし、果ては正面から銃撃戦を仕掛けるのも可能だ(ただし正面戦闘は難しい)。「どうやってクリアするか」を自分で決められる自由度がこのゲームの魅力のひとつだ。

「このゲームは、敵陣全体を地図で把握して、一人ひとり静かに消していく満足感がある。全部片付いた戦場を見下ろしたとき、なんか達成感があった」

Steamレビューより

Sniper Elite 5のシステム詳細——このゲームを面白くしている仕組み

弾道計算システム——風・重力・呼吸を計算して撃つ

Sniper Elite 5最大の特徴のひとつが、物理演算に基づく弾道計算システムだ。単純に照準を合わせてトリガーを引けば当たる、という設計にはなっていない。

射撃に影響する要素は主に3つある。まず「重力落下(ドロップ)」。弾丸は発射後に重力で落下していくため、遠距離を狙う場合は照準を上にずらして撃つ必要がある。次に「風偏差(ウィンデイジ)」。横風が吹いている場合、風の方向と強さを考慮して照準をずらさなければ弾が流される。そして「息の揺れ(ブレス)」。主人公は走った後や長時間照準を合わせているとスコープが揺れる。Rキー(デフォルト)で息を止めることでブレが収まり、精密射撃が可能になるが、止められる時間は限られている。

難易度の「スナイパーエリートモード」ではこれらすべてが完全に適用され、支援表示(照準のズレを示すHUDヒント)がなくなる。逆に「カジュアル」や「フェア」難易度では支援表示があるため、弾道計算に慣れていなくても遊べる。まず「フェア」で弾道計算の感覚を掴んでから、少しずつ難易度を上げていく、という入り方が多いようだ。

X線キルカメラ——弾丸の軌跡を追う映像演出

Sniper Elite 5を語るときに避けて通れないのが「X線キルカメラ」だ。

遠距離狙撃で敵に命中した瞬間、カメラが弾丸に追従して敵の方へ飛んでいく。当たった瞬間に映像がX線表示に切り替わり、弾丸が骨・臓器・血管のどこをどう通過したかがリアルタイムで描写される。肺を貫通する、頭蓋骨を砕く、大腿骨を折る——そういった映像が毎回ランダムな角度から演出される。

初見では「なんだこれは」と驚くが、慣れると「次はどう当たるか」が楽しみになってくる。意図的に特定の部位を狙うことで発動するキルカメラのバリエーションもあり、爆薬を体の近くに当てて誘爆させる、手榴弾を持った敵に当てて自爆させる、といった工夫もできる。

キルカメラはオフにすることも可能だ。「演出が長くてテンポが崩れる」という人や「グロ表現が苦手」という人は設定で無効化できる。慣れてくると「キルカムの瞬間を待つ」楽しさになるので、最初はオンのまま試してみることを推奨する。

ステルスシステム——視線・音・光の管理

Sniper Elite 5のステルスは、Dying Lightのような「走って逃げる」タイプではなく、「そもそも見つからない」ことに重点を置いている。

敵の発見システムは3つの要素で成り立っている。「視線(Sight)」「聴覚(Sound)」「距離(Proximity)」だ。視線は遮蔽物に隠れることで防げる。草むら、壁、建物の影——障害物の裏に隠れていれば近距離でも気づかれにくい。聴覚は足音と銃声が主な要因だ。歩行(しゃがみ移動)は音が小さく、走ると足音が大きくなる。銃声については専用のサプレッサーを使うことで大幅に小さくできるが、完全に無音にはならない。

このゲームならではの「音マスキング」システムがある。周囲の環境音——飛行機のエンジン音、砲撃の爆発音、機械の動作音——が大きい瞬間は銃声がかき消され、敵に気づかれにくくなる。「今、飛行機が上空を通っている。今だ」というタイミングを計って撃つ、という判断が重要になってくる。このシステムがSniper Eliteシリーズを他のステルスゲームと一線を画す要素のひとつだ。

画面端には「スナイパーセンス」インジケーターがあり、敵が自分に気づき始めると黄色く光る。完全に発見されると赤くなって戦闘状態に入る。「黄色くなった!まずい」という瞬間に物陰に逃げ込んで息を潜める、という緊張感がステルス攻略の醍醐味だ。

マップ設計——広大な戦場と複数の侵入ルート

Sniper Elite 5のマップは、前作「4」からさらに広くなっている。各ミッションのエリアには複数の侵入ルートが用意されており、「どこから入るか」がプレイ体験を大きく変える。

例えば序盤のミッション「大西洋の壁」では、海岸の崖から降りてくる正面ルート、廃墟を通る迂回ルート、崖の上から俯瞰できる狙撃ポジションへのルートが存在する。正面から突入すれば即座に発見されるが、迂回して背後から接近すれば無警戒の敵集団を背後から狙撃できる。どのルートを選ぶかで難易度も戦略も変わってくる。

マップには「狙撃ポジション(Sniper Nest)」と呼ばれる高所や隠れ場所が複数設置されており、そこから広範囲を俯瞰できる。また、マップ各所には武器パーツ、弾薬、文書といった収集要素が隠されており、探索を促す設計になっている。武器パーツは銃のカスタマイズに使うため、探索意欲が生まれる仕掛けだ。

銃のカスタマイズと武器システム

Sniper Elite 5には充実した武器カスタマイズシステムがある。ライフル、サブマシンガン、拳銃の3種類を持ち歩け、それぞれを状況に応じて使い分ける。

ライフルのカスタマイズが特に細かい。スコープの倍率(低倍率で近距離、高倍率で超長距離)、スッテク(銃床)の素材、バレル(銃身)の長さ、サプレッサーの有無、マガジンの容量——これらを組み合わせて「自分の戦い方に合ったライフル」を作れる。近距離多めのプレイなら低倍率スコープ+短いバレルで取り回しよく、遠距離狙撃を極めたいなら高倍率スコープ+長バレル+ヘビーストック、という具合だ。

武器パーツはミッション中のマップに隠されており、探索して入手する。また、スキルポイントでキャラクターの能力(弾薬の多い状態でスタートする、狙撃後の再コッキングが速くなる、etc.)を強化することもできる。

インベージョンモード——人間の侵入者に狙われる

Sniper Elite 5のユニークな要素のひとつが「インベージョンモード(Axis Invasion)」だ。

オンラインがオンの状態でミッションを進めていると、別のプレイヤーが「ドイツ軍の狙撃手」として自分のミッションに侵入してくることがある。そのプレイヤーは自分を追跡し、暗殺しようとする。倒されればミッション失敗に近い状況になる。

逆に、自分がインベージョン側になって他のプレイヤーのミッションに侵入することもできる。AI兵士ではなく人間の狙撃手を追うという非対称戦が生まれる、独特の緊張感があるモードだ。「今この戦場に、もしかしたら別のプレイヤーが潜んでいるかもしれない」という感覚が、ミッション中のステルスに別の層の緊張感を加える。

インベージョンモードはオフにすることができ、ソロでじっくりミッションに集中したい場合はオフラインモードまたは設定から無効化すればいい。「たまには対人緊張感が欲しい」という人はオンにして遊んでみる価値がある。

「インベージョンで別プレイヤーに侵入されたとき、普段まったく気にしない物陰が全部怖くなった。AIと人間ではまるで違う」

Steamレビューより

Co-opモード——2人で同じミッションをこなす

Sniper Elite 5はキャンペーン全体を最大2人のCo-opでプレイできる。同じミッションを2人で攻略する際、それぞれが別の役割を担える点が面白い。

典型的な連携は「1人が狙撃ポジションから援護、もう1人が近接で動く」という分業だ。1人が敵の注意を引きつけているうちに、もう1人が別のルートから侵入する、という連携も機能する。会話しながら「そっちに3人いるから、俺が右から回る間に上から撃ってくれ」という状況判断の共有が面白い。

ただし、2人でプレイすると敵の数と感知能力が上がる仕様になっているため、難易度も適切に上昇する。「友達と一緒にやれば簡単になる」ではなく、「友達と一緒でないとクリアできない難しさ」になっている場面もある。

Sniper Elite 5が人気な理由——なぜ今も遊ばれ続けているのか

Sniper Elite 5 FPS スクリーンショット3

「狙撃」というプレイスタイルに特化している

FPSやTPSゲームはたくさんあるが、「狙撃手であること」に特化したゲームは意外と少ない。Call of Duty: Black Ops 3のようなFPSでもスナイパーライフルは使えるが、それは多くの武器のひとつに過ぎない。Sniper Elite 5はスナイパーライフルで遠距離から戦うことがゲームの核心であり、それ以外のプレイスタイルはある意味「おまけ」だ。

この「自分はスナイパーだ」というロールプレイの純度が高い点が、特定のプレイヤー層に強く刺さる。「狙撃して、カメラが追って、X線で当たるのを確認する」という一連の快感ループは他のゲームでは体験できない。

マップ設計の自由度と探索の楽しさ

広大なマップを自分のペースで探索できる設計が、ゲームのリプレイ性を高めている。「前回は正面から突破したから、今回は別ルートで試してみよう」という動機づけが自然に生まれる。

収集要素(武器パーツ、文書、石膏像など)が多く隠されており、マップを隅々まで探索したくなる仕掛けが随所に仕込まれている。「ここに何かある気がする」という好奇心がコンテンツの消費を促し、単純なミッションクリアだけでなく「完全攻略」を目指す動機になる。

難易度の幅が広く、初心者からベテランまでカバー

難易度設定が「ジュニア」から「スナイパーエリート」まで5段階あり、さらに各要素(敾意行動、弾道計算、ダメージ量など)を個別にカスタマイズできる。「弾道計算は難しくしたいが、敵の反応は低くしたい」という細かいカスタマイズが可能だ。

初めてスナイパー系ゲームに触れる人は「カジュアル」から始めてゲームの楽しさを掴み、慣れてきたら弾道計算をオンにしていく、という段階的な楽しみ方ができる。逆にシリーズベテランは「スナイパーエリート」難易度で厳格な弾道計算に挑戦できる。この難易度の幅がプレイヤー層を広くしている。

Co-opとインベージョンによるマルチ要素

Resident Evil 7のような純粋なソロゲームとは違い、Sniper Elite 5はマルチプレイ要素が充実している。Co-opで友人と一緒に遊べる点、インベージョンで予想外の対人緊張感を楽しめる点が、長期的なリプレイ性を支えている。

「ソロでじっくり攻略」「友達とCo-op」「インベージョンで緊張感」という3つの楽しみ方が同一ゲーム内に共存しており、その日の気分や一緒に遊ぶ相手によってプレイスタイルを変えられる。

シリーズとしての完成度

Sniper Elite 5はシリーズ5作目であり、前作からの改善が随所に見られる。マップの広大化、グラフィックの向上、武器カスタマイズの深化、ストーリーの充実——前作「4」でのフィードバックを反映した結果として、シリーズの中でも特に完成度が高いという評価を得ている。

前作を遊んでいなくても問題なくプレイできる(ストーリーはカールの別の任務として独立している)が、前作をプレイ済みなら「ここが改善された」という発見が随所にある。

注意点——こういう人には合わないかもしれない

グロ表現が苦手な人

X線キルカメラはリアルな内臓・骨格の破壊描写を含む。「臓器が破れる」「骨が砕ける」という映像が毎回の狙撃成功時に流れる。グロ表現に敏感な人は設定でキルカメラをオフにすることを強く推奨する。オフにしても狙撃自体の楽しさは失われないので、グロが苦手な人もオフ設定で試してみてほしい。

近接戦・ガンファイトを主体にしたい人

Sniper Elite 5はスナイパーゲームであるため、近接戦のシステムはそこまで深くない。格闘はシンプルで、サブマシンガンでの近接戦闘も「できる」程度の完成度だ。正面突破で進もうとすると、敵の数と精度の高さに苦戦する。

Shadow of Warのような「敵を圧倒的な近接戦闘で倒す爽快感」を求めるなら、方向性が合わない可能性が高い。

ストーリーを楽しみにしている人

Sniper Elite 5のストーリーはシリーズの中では充実している方だが、映画的な演出やキャラクター描写の深さを期待すると物足りなさを感じるかもしれない。物語はあくまでミッションをつなぐ枠組みであり、ゲームの中心はあくまでも「どうやってミッションを遂行するか」のゲームプレイにある。

ストーリーよりもゲームプレイに比重を置いているゲームなので、「物語に没入したい」という人は事前に理解しておくといい。

マルチプレイ対戦(PvP)の幅が広くない

インベージョンは面白いが、本格的なPvP対戦モードを求めるプレイヤーには物足りないかもしれない。過去のSniper Eliteシリーズにはマルチプレイ対戦モードがあったが、5ではCo-opとインベージョンが主なマルチ要素になっている。

「毎日対人戦を楽しみたい」「ランク戦を登り詰めたい」というモチベーションのゲームではない。あくまでキャンペーン攻略を軸に、Co-opやインベージョンがスパイスとして加わる設計だ。

DLCを含めた価格

Sniper Elite 5本体は標準的な価格だが、シーズンパスやDLCコンテンツが多数存在する。追加ミッション、スキン、武器パーツなど有料DLCが複数あり、すべてを揃えようとすると出費が嵩む。

ただし、DLCなしの本体だけでも9ミッションの十分なボリュームがある。「まず本体だけ」で遊んでみて、気に入ったらDLCを追加する、という順番が合理的だ。Steamセール時に本体+DLCのバンドルが割引されることが多いので、セールを狙うのが賢い。

初心者へのアドバイス——最初の数時間をどう過ごすか

Sniper Elite 5 FPS スクリーンショット4

まず難易度は「フェア」から始めよう

弾道計算の支援表示があり、敵の反応も程よい「フェア」難易度が初心者には最適だ。「スナイパーエリート」から始めると弾道計算の学習と敵の難しさが同時に降り掛かってきて、「難しすぎてつまらない」という感想になりやすい。

「フェア」でゲームの基本的な楽しさを掴んだら、「弾道計算だけ難しくする」というカスタム設定に移行するのがおすすめだ。弾道計算の楽しさはSniper Elite 5の核心的な魅力なので、慣れたら試してほしい。

「音マスキング」を意識して狙撃しよう

序盤ミッションでまず意識してほしいのが音マスキングだ。飛行機の爆音、砲声の瞬間に銃声を重ねることで、警戒されずに複数の敵を連続で仕留めることができる。

上空を飛行機が通るタイミング(インジケーターで確認できる)や、遠くで砲撃が起きる瞬間を待って撃つ習慣をつけると、ステルス達成率が格段に上がる。「今がチャンス!」と判断して引き金を引く気持ちよさも、このゲームの醍醐味だ。

スコープを使わずに双眼鏡で敵を先にマークしよう

ゲーム序盤で多くのプレイヤーが見落としがちなのが双眼鏡(Binoculars)の活用だ。双眼鏡で敵をマークすると、壁越しにも敵の位置が表示されるようになる。マップに侵入する前に高台から双眼鏡で敵の配置を把握しておくことで、「突然横から出てきた!」という事故を防げる。

また、マークした敵を遠距離から倒すのか、近づいて静かに排除するのかを「事前に計画する」プレイが、このゲームの醍醐味のひとつだ。計画通りに進んだときの達成感は格別だ。

死体は隠すか、見えない場所に誘導して倒そう

死体が見つかると周辺の敵が警戒状態になる。とくに通路や見通しの良い場所に死体があると、巡回した別の敵が発見して警報が鳴る。石を投げる(Gキー)ことで敵を死角に誘導してから排除するか、倒した後に死体を隠す(Eキーで掴んで移動)という手間をかけることが、長時間ステルスを維持するコツだ。

最初は「面倒くさい」と感じるかもしれないが、マップ全体をクリアにする達成感のためには避けられない作業だ。むしろ「死体の処理まで計画する」という思考の楽しさが、このゲームのステルスを奥深くしている要素だと感じてほしい。

Co-opで遊ぶなら役割分担を決めよう

友人とCo-opをするなら、最初に「俺がスナイパー、お前が近接担当」という役割分担をざっくり決めておくとスムーズだ。2人とも同じ遠距離から撃つだけになると、片方が暇になる場面も出てくる。

1人が高台から全体を見渡して「右に敵3人」「巡回が来る前に動け」という情報を伝え、もう1人が動く——という連携が特に機能する。ボイスチャットで話しながら遊ぶと、難易度が高いミッションでも協力して突破できる達成感がある。EnlistedのようなWW2協力ゲームに慣れているなら、この連携の感覚は掴みやすいと思う。

狙撃ポジションは一か所に固執しない

長時間同じ場所から狙撃し続けると、敵に位置を特定されて包囲される。「撃ったら移動する」を基本方針にしよう。1〜2発撃って位置がバレそうになったら、別の狙撃ポジションへ素早く移動する。「狙撃手は動く」がこのゲームの鉄則だ。

このゲームの良いところは、マップに複数の狙撃ポジションが用意されているため、「次はあそこ、その次はあそこ」という移動先を事前に計画できる点にある。双眼鏡でポジションを把握してから動き始めると、慌てずに移動できる。

まとめ——狙撃手のロールプレイを純粋に楽しめる一本

Sniper Elite 5を一言で表すなら、「狙撃手として戦場を制圧することを純粋に楽しむゲーム」だと思う。

400メートル先の敵兵士に弾道計算を合わせてトリガーを引く瞬間の集中感。X線カメラが弾丸を追って臓器に当たる瞬間の独特の爽快感。音をかき消した瞬間に複数の敵を仕留めていく静寂の快感。マップ全体を双眼鏡でスキャンして計画を立て、その通りに進んだときの達成感。

これらの体験は、他のゲームではなかなか味わえないものだ。FPSやTPSが好きなプレイヤーに「スナイパーの視点でやってみたい」という欲求があるなら、Sniper Elite 5はその理想的な答えになる。

難易度のカスタマイズ幅が広いため、「弾道計算なんて難しそう」という初心者でも最初は支援表示ありで始めて段階的に難易度を上げていける。逆に「本格的な狙撃のリアリズムを体験したい」というベテランには、スナイパーエリートモードとインベージョンの組み合わせが刺激的な挑戦になる。

Co-opで友人と役割分担して攻略する楽しさ、インベージョンで別プレイヤーとの対人緊張感——マルチ要素もしっかりしており、1周クリアして終わりではなく何度でも遊べるリプレイ性がある。Steamのセール時には割引率も高く、コストパフォーマンスも優れている。

「狙撃したい」という欲求を持っているなら、今すぐSniper Elite 5を試してみてほしい。最初の1発、弾丸が遠く離れた敵に命中してX線カメラが起動したその瞬間——それだけで、このゲームを買った価値を感じられると思う。

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Sniper Elite 5

Rebellion
リリース日 2022年5月25日
サービス中
同時接続 (Steam)
1,394
2026/04/16 アジア圏ゴールデンタイム計測
レビュー
28,749 人気
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全世界
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28,749件のレビュー
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価格¥5,150
開発Rebellion
日本語非対応
対応OSWindows
プレイ形式シングル / マルチ
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