「WildStar」元Blizzard開発者が作ったSF MMORPG!テレグラフ戦闘とMMO史上最高のハウジングはなぜ終わったのか ※サービス終了

※WildStarは2018年11月28日にサービスを終了しました。
ここでは当時の魅力を振り返りつつ、似たタイプのゲームも紹介しています。

元Blizzardの開発者たちが作った、SF世界のMMORPG「WildStar」。

惑星ネクサスを舞台に、テレグラフと呼ばれるアクション戦闘で地面に表示される攻撃範囲を見ながらダブルジャンプやダッシュで避けまくる――あの戦闘の気持ちよさは、他のMMOにはなかったものでした。

ハウジングの自由度はMMO史上トップクラス。レイドは本気のハードコア仕様。コミック調のアートスタイルも独特で、好きな人にはたまらないゲームだったんですよね。

残念ながら開発元のCarbine Studiosごと閉鎖されてしまいましたが、今でも復活を望むファンがいるくらい、愛されたタイトルです。

公式トレーラー

テレグラフ戦闘とSF世界観の雰囲気がよく分かる公式PV

こんな人に読んでほしい

  • 「WildStar」で検索してきたけど、もうプレイできないの?と思っている人
  • 当時プレイしていて懐かしくなった人
  • WildStarに似たゲームを探している人
目次

WildStarってどんなゲームだったのか

WildStar ゲーム画面

「WildStar」はNCsoftの子会社Carbine Studiosが開発したMMORPGです。

2014年6月にサービスを開始し、2018年11月28日にサーバーが閉鎖されました。運営期間は約4年半。

Carbine Studiosは「ディアブロ」や「ウォークラフト」で有名なBlizzard Entertainmentの元社員たちが2005年に設立したスタジオ。World of WarcraftのリードアニメーターだったKevin Beardslee氏をはじめ、9人以上の元Blizzard開発者が参加していたことで、リリース前から「WoWキラー」として注目を集めていました。

惑星ネクサスを舞台にしたSFファンタジー

WildStar 惑星ネクサス

ゲームの舞台は惑星ネクサス

ドミニオン(古代種族エルダンの血を引く帝国軍)とエグザイル(宇宙を放浪する漂流者たち)、この2つの陣営が惑星ネクサスの支配権を巡って争っている――という世界観です。

なぜエルダンは消滅したのか、ネクサスに何が隠されているのか。その謎を追いながら冒険を進めていく、SFとファンタジーが融合したストーリーが魅力的でした。

テレグラフ戦闘 ― WildStar最大の特徴

WildStar テレグラフ戦闘

WildStarの戦闘は「テレグラフ」というシステムが核になっています。

敵の攻撃範囲や味方の回復範囲が地面にゾーン表示され、プレイヤーはそれを見てダブルジャンプ、スプリント、ダッシュで回避しながら戦う。従来のMMORPGのタブターゲット式とは全く違う、アクション性の高い戦闘でした。

重力が変わるゾーンや、スピードレース、ジャンプパズルなど、移動アクション自体がコンテンツになっているのもユニークな点。「立って殴るだけ」のMMORPGに飽きていた人には、目からウロコの体験だったはずです。

クラスとパスシステム

WildStar クラス選択

陣営を選んだ後は、8種族(ドミニオン4種・エグザイル4種)と6クラスを組み合わせてキャラクターを作成します。

クラス一覧:

  • Warrior ― 大剣を振り回す高耐久近接職
  • Stalker ― 両手の爪で素早く切り刻むアサシン系
  • Engineer ― タレット召喚+銃撃のメカニック
  • Esper ― 超能力で戦う遠距離アタッカー
  • Medic ― 回復+デバフの遠距離ヒーラー
  • Spellslinger ― 強力な遠距離攻撃が得意なガンスリンガー

さらに、クラスとは別に「パス」を選べるのがWildStarならでは。

  • Soldier ― 戦闘チャレンジに挑める
  • Explorer ― 隠しエリアの探索が解放される
  • Scientist ― ロボットを操りロア・情報を収集
  • Settler ― 拠点の建築・強化ができる

同じクラスでもパスが違えば体験が変わる、というのは当時としてはかなり斬新な仕組みでした。

MMO史上最高クラスのハウジング

WildStar ハウジング

WildStarを語る上で絶対に外せないのがハウジング

数百種類のデコレーション・ライティング・プロップを自由に配置でき、位置や角度の微調整もほぼ無制限。レベル15で自分の土地が手に入り、そこから先は創造力次第という設計でした。

ジャンプパズルや迷路を作ってフレンドに遊んでもらったり、ギルドハウスでパーティーを開いたり。ハウジングだけで何百時間も費やしたプレイヤーが大勢いたというのも頷ける完成度です。

サービス終了後も「WildStarのハウジングを超えるMMOがない」という声が多く、それだけ突出した機能だったことが分かります。

基本情報

正式名称 WildStar
ジャンル MMORPG(SF / サイファイ)
開発会社 Carbine Studios(元Blizzard社員が設立)
運営会社 NCSoft
プラットフォーム PC(Windows)
サービス期間 2014年6月3日 ~ 2018年11月28日(約4年半)
料金モデル 月額課金 → 2015年9月に基本プレイ無料化
Metacriticスコア 82/100

なぜWildStarは人気だったのか

WildStar 種族選択

WildStarが注目を集めた理由は明確です。

1. テレグラフ戦闘の革新性

当時のMMORPGはタブターゲット式が主流でしたが、WildStarの回避ベースのアクション戦闘はジャンルの常識を破るものでした。「MMOの戦闘ってこんなに動けるんだ」という驚きがあった。

2. ハウジングの圧倒的な自由度

前述の通り、ハウジングはMMO界でも群を抜いていました。「家を建てるためだけにWildStarを始めた」というプレイヤーもいたほどです。

3. ハードコアレイドの充実

20人・40人規模の大型レイドは、クリアに数週間かかるレベルの高難度。ガチ勢のコアゲーマーからは「MMO史上最高のレイド体験」と評されていました。

4. 元Blizzard開発者への期待

WoWを作ったチームが新しいMMOを作る――それだけで期待値は爆上がり。Metacriticの82点というスコアも、品質の高さを裏付けていました。

なぜWildStarは終了したのか

WildStar パスシステム

こんなに魅力的なゲームがなぜ終わってしまったのか。原因は複合的ですが、大きくまとめるとこうなります。

ローンチ直後の大量離脱

リリースから数週間でプレイヤーが急減。2014年第3四半期にはNCSoftの決算でWildStarの収益が42%減、2015年第1四半期にはローンチ時から約91%の収益減を記録しています。

バグ・BOT・エクスプロイトの蔓延

ローンチ時のバグが多く、装備ステータスの仕組みが複雑すぎた。さらにBOTやハックが横行し、まともに遊びたいプレイヤーが離れていきました。

「ハードコア」が裏目に出た

エンドゲームのレイドが難しすぎて、カジュアル層が定着しなかった。MMORPGの継続にはカジュアル層の課金が不可欠ですが、WildStarは「コアゲーマー向け」に振りすぎました。

F2P化の効果は一時的

2015年9月に基本プレイ無料化(WildStar: Reloaded)しましたが、根本的な問題が解決されないまま。一時的にプレイヤーが戻ったものの、再び減少。

2016年の大規模リストラ

PvPサーバーが過疎で閉鎖・統合。Carbine Studiosの従業員約70名(スタッフの約40%)がリストラされ、中国版の開発も中止に。

そして2018年9月6日、NCSoftはCarbine Studiosの即時閉鎖を発表。同年11月28日にサーバーが完全にシャットダウンされました。

プレイヤーたちの声

今でもWildStarを惜しむ声は多く残っています。

「MMOの中で最高のハウジング、ヒーリング、戦闘だった。成功しなかったのは残念。」

― Conkerkid11(ResetEra)

「グラフィック、キャラクター、物理演算、環境、ストーリー、エフェクト、全てが好きだった。レイドは挑戦的で、戦闘はダイナミックだった。」

― Laywing Dammit(Steam Community)

「自分はDominion陣営のDPS Medicだった。最も好きなMMOの一つ。戦闘、アートスタイル、ダンジョン、全部素晴らしかった。」

― Wamb0wneD(ResetEra)

Twitter/Xでも、今なお復活を願う声が上がっています。

ゲームの作曲家自身がサービス終了の記念日に未公開曲を公開するほど、開発者にとっても特別なゲームだったことが伝わってきます。

WildStarが好きだった人へ ― 似たゲームの紹介

WildStar コンテンツ

WildStarは終わってしまいましたが、その魅力に近い体験ができるゲームはまだあります。

▼ アクション戦闘+ハウジングが好きだったなら

WildStarの「ノンターゲティングで動き回れる戦闘」と「ハウジング」の両方を求めるなら、黒い砂漠が選択肢に入ります。戦闘のアクション性はMMOトップクラスで、生活コンテンツも充実しています。

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まとめ

WildStarは、テレグラフ戦闘・ハウジング・パスシステムなど、どれも独自性の塊みたいなMMORPGでした。

Metacritic 82点の評価が示す通り、ゲームとしてのクオリティは高かった。ただ、「ハードコア向け」に振りすぎたことでカジュアル層が離れ、ローンチ時のバグやBOT問題が追い打ちをかけた。

2025年にはNCSoftがWildStarの商標を更新し、復活を望むファンの間で話題になりました。プライベートサーバーで今もWildStarを遊び続けるコミュニティもあります。

惑星ネクサスの冒険は公式には終わりましたが、このゲームが残したものは確かに大きかった。

似たタイプのゲームを探している人は、上で紹介した現役タイトルもぜひチェックしてみてください。

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