BATTLE CARNIVAL 評価・レビュー|カジュアル系ヒーローFPSはなぜ4ヶ月で消えたのか ※サービス終了

※BATTLE CARNIVALは2018年8月にサービスを終了しました。
ここでは当時の魅力を振り返りつつ、似たタイプのゲームも紹介しています。

「ミリタリー系のFPSはもう飽きた…」そんな気持ちでFPSを探していた人にとって、「BATTLE CARNIVAL」はかなり新鮮な存在でした。

ピエロのマスクをかぶった殺人鬼、フィギュア好きのオタク、アフロヘアーのギタリスト――「本当にFPSなの?」と二度見するレベルのキャラクターがドンパチするわけです。

韓国のZepetto(あの「ポイントブランク」を作った会社)が開発したこのFPS、Steam版はわずか4ヶ月でサービス終了してしまったんですが、コンセプト自体はけっこう面白かったんですよね。

公式シネマティックトレーラー

こんな人に読んでほしい

  • 「BATTLE CARNIVAL」を検索してきたけど、もうプレイできないの?と思った人
  • ミリタリーじゃないカジュアル系FPSを探している人
  • キャラクターごとにスキルが違うヒーローシューターが好きな人
  • 当時プレイしていて懐かしくなった人
目次

BATTLE CARNIVALってどんなゲームだった?

BATTLE CARNIVAL ゲーム画面

「BATTLE CARNIVAL」は韓国Zepetto社が手がけたキャラクターベースの無料FPSでした。

最大の特徴は、FPSなのにミリタリー要素がほぼゼロだったこと。登場するキャラクターは「ピエロのマスク姿の不気味な殺人鬼」「アフロヘアーのギタリスト」「フィギュア好きのぽっちゃりオタク」「コスプレにしか見えないナース」「カウガール」「職業はYouTuber」と、もうカオスとしか言いようがない面々。

それぞれのキャラに固有スキルがあって、バリケードを建てたり、敵をマーキングしたり、範囲回復、C4設置、透明化まで。オーバーウォッチやTeam Fortress 2と同じ「ヒーローシューター」のジャンルに入るゲームでした。

対戦は8vs8の最大16人で、デスマッチ・殲滅戦・爆破ミッション・占領戦など7つのゲームモードがあり、マップも25種類と充実していました。「魚市場」とか「軍需品工場」とか、ステージまでユニークだったのが印象的です。

基本情報

項目 内容
ジャンル キャラクターベースFPS(ヒーローシューター)
開発 Zepetto(韓国)
運営 GameNet(ロシア)/ Steam
料金 基本無料(F2P・非P2W)
プラットフォーム PC(Steam)
サービス期間 2018年4月26日〜2018年8月31日(Steam版)
対戦人数 最大8vs8(16人)
キャラクター数 11体

なぜ注目されていたのか

BATTLE CARNIVAL キャラクター

当時、BATTLE CARNIVALが注目されていた理由はいくつかありました。

まず、開発がZepettoだったこと。ポイントブランクで培ったFPSの基礎的なメカニクス(操作感や撃ち合いの手触り)はしっかりしていて、そこにキャラクターの個性を乗せたゲームデザインは悪くなかった。

それから、「ミリタリーじゃないFPS」という切り口。FPSというと迷彩服にタクティカルベストのゴツいキャラクターが定番ですが、BATTLE CARNIVALはその真逆を突いてきました。FPSに興味はあるけどミリタリーの雰囲気が苦手だった人にとって、入りやすいタイトルだったわけです。

e-Sportsを意識した観戦システムも特徴的で、他のプレイヤーの試合をリアルタイムでプレイヤー視点から見られる機能は、当時としてはなかなか先進的でした。

わずか4ヶ月で終了――何がダメだったのか

BATTLE CARNIVAL 世界観

Steam版は2018年4月にリリースされて、同年8月31日に終了。たった4ヶ月の命でした。

原因は複合的ですが、最大の問題はプレイヤー人口の少なさ。同時接続がせいぜい30〜60人という状況で、マッチングもままならなかった。

チート対策もお粗末で、チーターが野放し状態だったという報告もあります。コスチュームなどの新コンテンツ追加も遅く、リリース後の勢いを維持できませんでした。

そして何より、ヒーローシューター市場が既にオーバーウォッチやTeam Fortress 2で飽和していたこと。海外レビューサイトでも「このゲームの最も顕著な特徴は平凡さだ」と書かれるほどで、キャラクターの個性はあったものの、オーバーウォッチほどのカリスマ性が足りなかった。

結局、日本語版も出ないまま終わってしまいました。

プレイヤー・レビューサイトの声

FPS初心者にも入りやすいカジュアルな見た目とキャラ個性が魅力。グラフィックも綺麗で、カスタマイズも面白い。ミリタリー系が苦手だった人にはおすすめのFPSだった。
出典: onlinegame-pla.net

Team Fortress 2やOverwatchとゲーム性を共有しているが、最も顕著な特徴は「平凡さ」。キャラクターにカリスマ性が欠けている。ヒーローシューター市場が飽和している中で、突出した要素がない。
出典: mmos.com レビュー

日本からプレイしようとしたら「この地域では利用できません」と表示された。VPNで韓国IP経由で接続成功。UIは全てロシア語で、日本語対応はなかった。
出典: おがろぐ

同時接続がせいぜい30〜60人。チートプレイヤーが野放し状態で、コスチュームなどのコンテンツ追加もなかなか来ない。7月中旬から人口がじわじわ減り続けていた。
出典: Battle Carnival通信

Steamでのオーナー数は20万〜50万人。ユーザースコアは69%と微妙な評価だった。
出典: SteamSpy

カスタマイズと武器の豊富さは良かった

BATTLE CARNIVAL カスタマイズ

終了してしまったゲームですが、カスタマイズ要素は充実していました。

武器はM4、MP7、DRAGUNOV、AK47、M870、P90といったFPS定番の銃が揃っていて、さらに3D武器デカールでテクスチャを変更できました。真面目な見た目のキャラに、ピンク色のファンシーな銃を持たせるギャップを楽しむなんて遊び方もできたわけです。

キャラクタースキンやアクセサリーも豊富で、自分だけのオリジナルキャラを作り出せるのは楽しかった。

似たゲームを探している人へ

BATTLE CARNIVALは終わってしまいましたが、同じ「キャラクターごとにスキルが違うFPS」は今も選択肢があります。

ヒーローシューターの王道なら

BATTLE CARNIVALが目指していた方向性の完成形は、やっぱりオーバーウォッチ2でしょう。キャラクターの個性、チームプレイの重要性、固有スキルを活かした戦術性――BATTLE CARNIVALが実現したかったことを、圧倒的な完成度で体現しているタイトルです。

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韓国発のFPSが好きだったなら

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まとめ

BATTLE CARNIVAL 観戦機能

BATTLE CARNIVALは、「FPSをもっとカジュアルに、もっと個性的に」というコンセプト自体は面白かったゲームでした。

ただ、Steam版たった4ヶ月でサービス終了という結果が物語る通り、ヒーローシューター市場で既に確固たる地位を築いていたオーバーウォッチやTF2の壁は高すぎた。チート対策の甘さやコンテンツ追加の遅れも重なって、日の目を見ないまま消えてしまったのは残念ですね。

当時このゲームを楽しんでいた人も、これから似たゲームを探している人も、上で紹介したタイトルの中にきっと合うものがあると思います。

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