インディー発の横スクロールシューティングゲーム！ドット絵や懐かしい電子音でありながらも現代的なグラフィックデザインや演出を取り入れている本作はまさに「2018年のレトロゲーム」と呼ぶにふさわしい作品となっています！難易度も自由に選べる。

このおすすめPCゲームのトレーラーはこちら！

紹介元：Team Robot Black Hat様

レトロな横スクロールシューティング

『Q-YO Blaster』は横スクロールシューティングゲームです。

グラフィックにはドット絵を採用し音楽についても懐かしい電子音が使われていたりします。

ただ単にレトロゲームを懐古する作品ではなく、

グラフィックデザインや演出には現代的なものも取り入れているので

「2018年のレトロゲーム」といった作品です。

なおベースはあくまでもスタンダードな横スクロールシューティングなので

極端に難しいというわけではありません。

多くの方が楽しんで遊べる作りとなっているおすすめ新作PCゲームです。

開発者はTeam Robot Black Hat

本作を製作したのはメキシコで活動しているインディーチームのTeam Robot Black Hatです。

明かされている情報からみるとこのチームは

Marco Parada P.氏とMiguel Vazquez V.氏の2名で構成されており、

前者がグラフィックとデザイン、後者がプログラムと音楽を担当しているとのこと。

同チームにとって本作は初めてsteamで公開する作品なので、

売上次第で今後の活動に影響を与えるかもしれません。

なお本作は2017年5月22日にクラウドファンディングサイトのキックスターターで

出資を受けることに成功しています。

14,568メキシコドル（約86,000円）を集め開発に乗り出したというわけです。

出資額としては少ないように思われますが、

メキシコの物価は低めなので十分な支援となったことでしょう。

ともかくインディーの開発者として支援を受けながら本作は開発されました。

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圧倒的なドット絵愛

プログラムと音楽を担当する開発者のMiguel氏は

名作2Dアクションゲーム『メタルスラッグシリーズ』のファンメイド作品

『メタルスラッグ2.5』で楽曲を制作していた経験があります。

『メタルスラッグ』はぬるぬる動くドット絵の作品としても知られており、

本作にもその影響が見て取れるでしょう。

自機はもちろん、敵や弾、特にステージ背景のグラフィックは細かい描き込みとなっています。

きちんと近景や遠景が区別して描かれている点に丁寧な印象を受けるでしょう。

昆虫達が攻めてきた！

本作の魅力の1つがユニークな世界観です。

何でもアリな濃い設定はインディー作品ならではといえるでしょう。

ストーリーは以下のようなものとなっています。

モルモットのミスター・チークスは核技術とロボット工学について卓越した知識を有しています。

そんなチークスが平和な日常をケージで過ごしていたとき、

突然、空を突き破るノイズが発生しました。

ローカルニュースによると小さな隕石が落下してきたとのこと。

それから数日が過ぎると妙な事が起こるようになりました。

人々は家から逃げ出し、昆虫が大きくなり街を襲うようになったのです。

混乱に包まれた街中では「警察はどこだ？軍隊は何をしている？」

といった声が上がるようになりました。

侵略者は卓越した頭脳と強力な力を用い数日間のうちに人間のテクノロジーを無力化しました。

ですがそれは私達の定めだったのでしょうか？（そんなことはありません）

今、廃屋の床下でげっ歯類（チークス）が何かを作っています。

それは私達を救済してくれるでしょう。

チークスの核技術とロボット工学に長けた頭脳は、敵を打ち倒すマシンを作るはずです。

毛むくじゃらのヒーロー、ミスター・チークスが今立ち上がります！

という感じです。

人類の行く末は天才的なモルモットに託され、

目の前には巨大な昆虫達が立ちふさがるという構図となっています。

ちなみにミスター・チークスもプレイヤーキャラクターとして選ぶ事ができたりします。

操作可能なキャラクターが豊富

プレイヤーが操作できるキャラクターは10人以上となかなか多めです。

キャラクターは攻撃タイプ、耐久タイプ、その中間の

それぞれのグループに属している形となります。

例えば中間グループでは下記のキャラクターを使うことができます。

中間グループのキャラクター達

ミスター・チークス：本作の主人公のモルモット。ちょっと太め。

メス：放射能廃棄物の中に落下して無限のトゲを体に備えたパンダ。

ザ・アイアン・キャット：ユニークで頭の良い猫。

メカ化した尻尾で飛び頭部と肉球を鉄のアーマーで覆っている。

地球とツナ缶を救うために戦う。

イザーク：エイリアンのウイルスを根絶する方法を探しているエイリアンの科学者。

トム・トゥーム：人間と植物のノーマルなハイブリッド。

トマト人間。大好きなアプリコット姫のためなら何でもやる。

トマト王国のロイヤルナイト的存在。

モルテピラー：脱皮している芋虫。髪の毛を使って攻撃と防御を行う。

彼は昆虫の名誉を守るために戦うのだ。

これまで見てきたキャラクターの設定だけでも濃さが伝わったはずです。

トマト人間からアーマー猫など勢いのある設定にはグッとくるものがあります。

また、本作にはかわいいキャラクターも登場するのです。

かわいいキャラクターもいるぞ！

耐久タイプのグループに属するキャラクターには

3人ほど女の子なキャラクターが存在します。それぞれ見ていきましょう。

X3-ちゃん：ミスター・チークスによって作られた最初のアンドロイド。

X1をベースとしている。カジュアルな服装に銀髪な活発そうな女の子タイプ。

シルフ：風の妖精。使命を抱き森の動物達を助けるために戦う。

緑のロングヘアーに羽根が生えたワンピースという妖精的な外見をしているがパーカーを羽織っている。

リーナ：彼女は静電気を体に影響を与えずにコントロールすることができる。

ビデオゲームが好きで、今回の侵略もゲームのようなものと考えている。

紫髪に黒いショーツを身に纏い、おでこに眼がある三つ目な女の子。

本作が開発された当初はX3-ちゃんしか存在しませんでしたが、

完成版となったことでシルフとリーナといったキャラクターが追加されました。

特にリーナはなかなかグッと来るものがあるのでチェックしてみて下さい。

シンプルで遊びやすいシステム

本作では通常ショットの他にスペシャルショットとパルス、

それからアシスタントといったものを発動させることができます。

簡単に把握できるのでみておきましょう。

敵は倒されるとジェムを落とします。

これを拾うと画面左下の「POW」というゲージが溜まり、

一定程度まで溜まるとゲージを消費してスペシャルショットを撃つことができるようになります。

強力な攻撃なのでボス戦において活躍するでしょう。

スペシャルショットは自機を選んだ後に設定でき、色々な種類があります。

敵の弾が激しく避けきれないときにはパルスを使いましょう。

パルスを使うと敵弾はジェムに変わるので窮地を抜け出すことができます。

なおパルスは道中で拾うアイテムで溜めることができ、

現在の量は画面右下のアイコンで確認可能です。

敵へ攻撃を当てるごとに画面中央下のアシスタントバーを溜めることができます。

これが一杯になったときにショットを長押ししているとアシスタントが発動し

強力な攻撃を放ってくれるでしょう。

いわゆるシューティングゲームにおけるボムのような役割を果たしますが、

身につけているアシスタントによって効果が異なる点には注意が必要です。

アシスタントはキャラクターが所属するチームごとに異なります。

それから道中の敵がドロップするアイテムを拾うことで特殊弾を撃てるようになります。

高速なものやホーミングするものなど色々あるのでどんどん取りにいきましょう。

なお特殊弾の残量は画面左上で確認することが可能です。

ステージクリアでパワーアップ

ステージをクリアすると様々な項目の中から

パワーアップさせたい要素を選び自機を強化することができます。

弾速やライフ、特殊弾数の増加などの中から1つを選ぶことになるのです。

ステージも進むごとに難しくなっていくので何を強化していくかよく考えておきましょう。

コンパクトにまとめられた良作シューティング

『Q-YO Blaster』は気軽に遊べる横スクロールシューティングゲームです。

難易度を設定することができますし、ルールも複雑でなく長すぎません。

そのため気軽に遊ぶ事ができるでしょう。

キャラクターを始めとした世界観はユニークで

インディー開発ならではの濃い魅力を放っています。

また細かく描き込まれたドット絵のグラフィックは美麗でよく動き、

女の子キャラクターのデザインは現代的です。

シューティングゲームを楽しみたい方に広くおすすめできる新作PCゲームとなっています。