「CODE VEIN II」7年越しの吸血鬼ソウルライク続編!進化したビルドとオープンワールドで生まれ変わったアクションRPG

2019年に発売された『CODE VEIN』を覚えているだろうか。

「アニメ調のダークソウル」と呼ばれ、美麗なキャラクターメイクと骨太なソウルライクアクションの融合が話題になったあのタイトル。Steamでは「非常に好評」の評価を獲得し、全世界累計300万本以上を売り上げた、バンダイナムコの意欲作だ。

あれから約7年。ファンの間では「続編はもう出ないのでは」という声すら出始めていた。しかし2025年6月、Summer Game Fest 2025のステージで、その沈黙は破られた。

『CODE VEIN II(コードヴェイン2)』――正式発表の瞬間、世界中のレヴナントたちが沸き上がった。

そして2026年1月29日、ついに発売。PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)の3プラットフォームで、新たな吸血鬼たちの物語が幕を開けた。

本作は前作から大きく舵を切っている。オープンワールドの採用、タイムトラベルを軸にしたストーリー、バイクによる広大なフィールドの探索。一方でSteamレビューは「やや好評」に留まり、パフォーマンス問題やオンラインCo-opの廃止に対する賛否の声も多い。

良いところも、気になるところも、全部正直に書く。この記事では200時間以上の情報収集と検証をもとに、CODE VEIN IIの全貌を徹底的に掘り下げていく。

公式トレーラー


目次

こんな人におすすめ / こんな人には合わないかも

こんな人は買い

  • 前作CODE VEINのキャラメイクと世界観が好きだった
  • ソウルライク系アクションRPGが好き(エルデンリング、仁王など)
  • アニメ調のビジュアルで骨太なアクションを楽しみたい
  • キャラクタービルドの自由度が高いゲームを求めている
  • ストーリー重視のシングルプレイRPGをじっくり遊びたい
  • バイクで荒廃した世界を走り回りたい

こんな人は合わないかも

  • 前作のオンラインCo-opが一番の魅力だった人(本作はシングル専用)
  • PCスペックが低め(Windows 11必須、16GB RAM最低要件)
  • フレームレートの安定性を最重要視する人(最適化に課題あり)
  • エルデンリング級のオープンワールド密度を期待する人
  • 死にゲーが苦手で、カジュアルに遊びたい人

基本情報

タイトル CODE VEIN II(コードヴェイン2)
開発 バンダイナムコスタジオ
パブリッシャー バンダイナムコエンターテインメント
発売日 2026年1月29日(Steam版は1月30日)
価格 通常版 8,910円 / デラックス版 11,550円 / アルティメット版 12,650円
対応機種 PC(Steam), PS5, Xbox Series X|S
ジャンル ドラマティック探索アクションRPG
プロデューサー 飯塚啓太
Steam評価 やや好評(全体63%好評 / 最近73%好評)
Metacritic 73点
プレイ人数 シングルプレイ専用
日本語 フルサポート(音声・字幕対応)
容量 約70GB

7年の沈黙を破った続編――開発の背景

2019年に初代CODE VEINが発売されてから、実に約7年。この長い期間、続編の存在は公式には一切明かされていなかった。

プロデューサーの飯塚啓太氏は複数のインタビューで、本作の開発ビジョンについて語っている。前作の良かった部分――冒険感、探索性、仲間との共闘感覚――を引き継ぎつつ、完全に新しい世界と物語を構築するという方針で開発が進められた。

注目すべきは、飯塚氏が「前作とは完全に別の世界」と明言していること。ゴッドイーターシリーズとの繋がりもない。新規プレイヤーが前作の知識なしに楽しめる、完全な新作として設計されている。これは「前作を遊んでないから手が出しにくい」と思っている人にとって、嬉しい設計方針だろう。

2025年9月24日のPlayStation State of Playプレゼンテーションでは、発売日が正式に2026年1月30日(日本時間は1月29日)に決定したことが発表された。同時に公開されたゲームプレイトレーラーでは、前作からの大幅な進化が垣間見え、期待が一気に高まった。発表から発売までの約7ヶ月間で、キャラクタートレーラー、ストーリートレーラー、ウォークスルートレーラー、概要トレーラーと、多数の映像が矢継ぎ早に公開され、プロモーションにも力が入っていた。

開発において生成AIを使用しないという姿勢も話題になった。アートスタイルとビジュアルの完全性を重視するという理由からだ。アニメ調の独特な世界観を手作業で作り込むこだわりに、開発チームの本気度が見える。

「前作を遊んだファンの声を聞いて改善する部分」と「新しい挑戦をする部分」の両方を大切にしたという飯塚氏。そのバランスが実際にどうなっているかは、これから詳しく見ていく。

コードヴェイン2の発表、マジで泣きそうになった。7年待った甲斐があった。前作の世界観が本当に好きだったから、続編は諦めかけてた。

― Steamコミュニティより


ストーリー――時を超えるレヴナントハンター

CODE VEIN II ゲームプレイ

本作の物語は、前作とは異なる完全新規のストーリーだ。

舞台は荒廃した近未来の世界。かつて吸血鬼(レヴナント)と人間が脆い秩序を保っていた時代から100年が経過し、世界は「リサージェンス」と呼ばれる大災厄によって崩壊の危機に瀕している。

主人公はレヴナントハンター。任務中に命を落とすが、「ルー」という名のレヴナントの少女に救われる。ルーは自らの心臓を分け与えることで主人公を蘇生させた。彼女には特別な力がある――誰かの「パトス(感情の記憶)」を辿り、過去へと跳躍する能力だ。

世界の崩壊を防ぐため、主人公とルーは100年前の過去へと飛ぶ。そこはまだ秩序が残っていた時代。しかし、この過去の世界にもすでに崩壊の兆しが見え始めている。

2つの時代を行き来する物語

本作の大きな特徴は、「現在」と「100年前の過去」の2つの時代を行き来するタイムトラベル要素だ。過去での行動が現在に影響を与え、現在で得た情報が過去の攻略に必要になる。この2つの時間軸が交差し、物語が少しずつ全貌を明かしていく構造は見事だ。

飯塚氏によれば、ストーリーは前作よりもダークなトーンになっているとのこと。レヴナントと人間の関係性がより深く掘り下げられ、単なる「世界を救う勇者の物語」では終わらない重層的なドラマが展開される。

特に印象的なのは、100年前の世界で出会うキャラクターたちが、「現在」の時点ではどうなっているのかという緊張感だ。過去で友情を育んだ相手が、100年後の現在では敵として立ちはだかるかもしれない。この「時間の重み」がストーリーに独特の味わいを加えている。前作が「仲間との絆」を描いたとすれば、本作は「時間を超えても残るもの、失われるもの」を描いている。

また、主人公がプレイヤーの分身(カスタムキャラ)でありながら、ちゃんと物語の中で意味のある存在として描かれている点も好印象だ。「自分が作ったキャラクターが、この世界で本当に生きている」と感じられるストーリーテリングは、キャラメイクが売りのCODE VEINシリーズだからこそ重要な要素だろう。

主要キャラクター

CODE VEIN IIのゲームプレイ画面
CODE VEIN IIのゲームプレイ画面(出典:Steam)

ルー・マグメル ― 主人公を蘇らせたレヴナントの少女。時を超える力を持つ。使命感が強く、世界を救うために100年前への旅に同行する。物語の核心に最も近い存在。

ラヴィニア・ヴォーダ ― かつて世界を崩壊から救った「始祖」の末裔。人類救済のための組織「マグメル」を率いる。主人公とルーに100年前への使命を託す。圧倒的な存在感を放つカリスマ。

ノア ― 100年前のマグメル研究所に所属していた元人間のレヴナント。親友ヴァレンティンを守るため、危険な任務を引き受け続けるボディガード。

ジョゼ・アンジュ ― 過去の時代で出会うキャラクター。ウォークスルートレーラーでフィーチャーされた重要人物。

ゼノン・グリフゴート ― ミュージカル調のキャラクタートレーラーが公開された個性的な人物。

タイムトラベルって聞いた時は正直不安だったけど、過去と現在がちゃんと繋がっていく構成が上手い。100年前の人たちの選択が、今の世界の状況を作ってるんだって分かった瞬間は鳥肌モノだった。

― Steamレビューより

ルーのキャラクターがめちゃくちゃ良い。最初は「よくあるヒロインかな」と思ったけど、ストーリー進めるにつれてどんどん深みが出てくる。ラヴィニアの存在感もやばい。

― 電撃オンラインレビューコメントより


戦闘システム――正統進化した吸血鬼アクション

CODE VEINシリーズの根幹はアクション。本作でも、ソウルライクをベースにした歯応えのある戦闘が健在だ。ただし、前作から大幅にシステムが拡張・洗練されている。

ドレインアタックとイコール

戦闘の基本サイクルは「攻撃で敵を出血させる → ドレインアタックで血を吸う → イコール(霊力)を獲得 → フォルマエ(特殊技)を発動」という流れ。前作のギフトシステムが進化した形だ。

ドレインアタックはレヴナントの力を解放する攻撃で、通常攻撃で敵を出血状態にしてから発動することで、効率的にイコールを回収できる。このリソース管理がCODE VEINらしさの核心で、ただ攻撃ボタンを連打するだけでは勝てない。いつドレインするか、いつフォルマエを使うか、その判断が勝敗を分ける。

7種の武器タイプ

武器は前作から大幅に種類が増えた。

  • 片手剣 ― バランス型。攻守のリズムが取りやすく初心者にもおすすめ
  • 双刃 ― 素早い連撃が持ち味。手数で攻める攻撃的なスタイル
  • ルーンブレイド ― 魔法寄りの性能。イコール消費スキルとの相性が良い
  • 大剣 ― 一撃の重さが魅力。振りは遅いが当たれば大ダメージ
  • ハルバード ― リーチが長く、間合い管理がしやすい
  • ハンマー ― 最も高い単発火力。スタン効果も優秀
  • 銃剣(バヨネット) ― 遠距離攻撃が可能。安全な距離から削れる

特に双刃とルーンブレイドは今作の新武器タイプで、手触りが新鮮だ。双刃のスピード感は、前作にはなかった爽快さがある。ルーンブレイドはイコール消費技との組み合わせが強力で、「魔法戦士」的なプレイスタイルを確立できる。

武器選びはブラッドコードとの相性が重要になる。各ブラッドコードにはステータスの閾値が設定されており、コードのステータスを超える武器を装備すると「過負荷(オーバーバーデン)」状態になってしまう。つまり、力任せに最強武器を振り回すことはできない。コードと武器の組み合わせを考えるのが、ビルド構築の面白さの核心だ。

また、各武器には固有のアクションパターンがあり、コンボのつなぎ方も武器ごとに全く違う。片手剣の軽快な連続斬りから大剣の一撃必殺まで、プレイフィールの差は歴然。「この武器、合わないな」と思ったら別の武器タイプを試してみることを強くおすすめする。きっと「これだ!」と思える武器が見つかるはずだ。

フォルマエ ―― カスタマイズ可能な特殊技

フォルマエは武器に装着するモディファイアで、独自のムーブや特殊効果を追加できる。1つの武器に最大4つまで装備可能で、「戦闘系」「魔法系」「サポート系」の3カテゴリに分かれている。

この組み合わせの自由度がとにかく高い。同じ片手剣でも、フォルマエの構成次第で全く別の武器に化ける。「ビルドの沼」にハマる人が続出しているのも頷ける

ジェイル ―― ブラッドヴェイルの進化系

前作のブラッドヴェイル(吸血牙装)は「ジェイル」というシステムに進化した。背中に装着する戦闘装備で、ドレインアタックのモーションやエフェクトが変わる。ジェイルの種類によって戦い方のスタイルが大きく変わるため、武器とジェイルの組み合わせを考えるのも楽しい。

ビルドの自由度が前作の比じゃない。ブラッドコード×武器×ジェイル×フォルマエの組み合わせで、同じボスでも全然違う攻略法になる。100時間遊んでもまだ試したいビルドがある。

― 5ch ゲーム板より


ブラッドコード――自由自在なクラスシステム

CODE VEIN II ゲームプレイ

CODE VEINの代名詞とも言えるブラッドコードシステムは、本作でさらに深化している。

ブラッドコードは「装備するだけで切り替えられるクラス」のようなもの。各コードによって基礎ステータス、使えるスキル、得意な武器タイプが変わる。いつでも自由にスワップできるのがこのシステムの最大の魅力だ。

RPGにありがちな「序盤でクラスを選んだら後悔する」問題が一切ない。「今回のボスには近接が厳しいから遠距離型に切り替えよう」「この雑魚戦は範囲攻撃型の方が効率いいな」と、状況に応じて柔軟にプレイスタイルを変えられる。

ストーリーを進めるにつれて使えるブラッドコードが増えていく設計も上手い。新しいコードを手に入れるたびに「このコードだとどんな戦い方ができるんだろう」というワクワク感がある。

ただし、自由度が高い分、初心者にとっては「何を選べばいいか分からない」という情報量の多さがハードルになる面も。前作経験者なら直感的に理解できるが、シリーズ初体験の人は序盤に少し戸惑うかもしれない。

一つアドバイスするなら、序盤は一つのブラッドコードを使い込んで基本操作に慣れることをおすすめする。「全部試したい」気持ちは分かるが、戦闘の基礎が身についてから切り替えた方が各コードの個性をちゃんと理解できる。中盤以降、コードの選択肢が一気に広がるタイミングが「ビルド沼」の入り口だ。そこからが本番と言っても過言ではない。

ブラッドコードの入手方法も多様で、ストーリー進行で自動的に手に入るものもあれば、特定のボスを倒して獲得するもの、サブクエストの報酬としてもらえるものもある。全コードのコンプリートを目指すなら、メインストーリーだけでなくサイドコンテンツもしっかり回る必要がある。やりこみ要素としても優秀だ。

ブラッドコードの切り替えだけで全然違うゲームになるの楽しすぎる。ソウルシリーズで言えば「キャラ作り直し」レベルの変化がボタン一つでできる。これが沼の始まり。

― Xユーザーの声


パートナーシステム――進化したバディ体験

前作で好評だったバディシステムが、本作では「パートナーシステム」として大幅にアップグレードされた。

前作では、NPCパートナーはあくまで「AIが勝手に動く補助キャラ」という印象が強かった。本作では、パートナーとの連携がゲームプレイの根幹に組み込まれている。

2つのパートナーモード

CODE VEIN IIのバトルシーン
CODE VEIN IIのバトルシーン(出典:Steam)

サモンモード ― パートナーを呼び出して共闘する。通常の戦闘で追加の火力と支援が得られる。前作のバディに近いスタイルだが、AIの行動パターンが大幅に改善されている。

アシミレーションモード ― パートナーの能力を自分に吸収・融合する。一時的にステータスが大幅に上昇し、強力な単独戦闘が可能になる。ボス戦で「一対一で真正面から戦いたい」というプレイヤーに最適。

状況に応じてサモンとアシミレーションを切り替えられるのが秀逸だ。雑魚の群れにはサモンで対処し、ボス戦ではアシミレーションで自己強化して一騎打ち、といった戦略が取れる。

飯塚氏のインタビューによると、前作のバディシステムに対するプレイヤーフィードバックを真摯に受け止め、ボスやダンジョンの設計自体をパートナーシステム前提で作り直したとのこと。「パートナーがいて当然」の設計になっているから、AIが邪魔に感じる場面が格段に減っている。

アシミレーションが熱い。前作のバディは正直空気だったけど、今作は「パートナーの力を吸って自分が強くなる」っていう吸血鬼らしいシステムで設定的にもバッチリ。ボス戦でアシミレーション発動した瞬間のカットインも最高にかっこいい。

― ファミ通.comレビューコメントより


オープンワールド――バイクで駆ける荒廃世界

前作はステージ制の構造だったが、本作はオープンワールドへと大転換した。これがCODE VEIN IIの最も大きな変化だろう。

荒廃した世界を徒歩で探索するだけでなく、バイクに跨がって広大なフィールドを疾走できる。パートナーとバイクに二人乗りしながら走る姿は、ビジュアル的にもかなり映える。

個性的なエリア

オープンワールドには複数の特徴的なエリアが存在する。

  • 沈没都市(Sunken City) ― リサージェンスによって半分水没した都市。朽ちたビル群と水面の反射が幻想的
  • 亡者の森(Undead Forest) ― 怨念に覆われた森。不気味な雰囲気と手強い敵が待ち構える
  • 腐食の傷痕(Corroded Scar) ― 鉱石と酸に満ちた渓谷。独特の景観と危険なギミックが特徴

各エリアのロケーションは美しく、バイクで走り回るだけでも楽しい。アニメ調のビジュアルとオープンワールドの組み合わせは、独特の雰囲気を生み出している。バイクはカスタマイズも可能で、外見を自分好みに変えられる。「自分だけのキャラ」で「自分だけのバイク」に乗って荒廃世界を走る。この体験にはかなりの没入感がある。

フィールド上にはダンジョン(ジェイルと呼ばれる閉鎖空間)が点在しており、メインストーリーの進行にはこれらのダンジョン攻略が必要になる。ダンジョン内は前作のステージ制の名残を感じさせる作りで、ギミックやショートカットの配置が丁寧だ。オープンワールドの自由さとダンジョンの密度の高いレベルデザインが交互に来るリズムは、飽きにくい構成になっている。

探索の楽しさを高めているのが、「過去と現在の同じ場所の違い」だ。100年前に訪れた場所が、現在ではどう変わっているのか。逆に、現在で見つけた手がかりをもとに過去の同じ場所を探索する。この時間を跨いだ探索体験はストーリー要素とも密接に結びついており、CODE VEIN IIならではの体験だと感じる。

オープンワールドの課題も

ただし、正直に言えばオープンワールドの密度については賛否がある。エルデンリングのような「どこを歩いても何かが見つかる」レベルの密度には届いていないという声も多い。敵やマップのバリエーション、オブジェクトの密度がやや寂しいという指摘は、複数のレビューで共通している。

ファミ通のレビューでも、バディとバイクを相乗りして荒廃した世界を走る体験は最高だが、細部の作り込みにはまだ改善の余地があるとされている。「オープンワールドに挑戦した意欲は買うが、完成度は発展途上」という評価が最もフェアだろう。

バイクで荒廃した世界を走り回るのは最高に気持ちいい。ただ、「行った先に何があるか」のバリエーションがもう少し欲しかった。エルデンリングと比べるのは酷だけど、やっぱりオープンワールドにした以上は比較されちゃうよね。

― GAME Watchレビューコメントより


キャラクタークリエイト――シリーズ最大の武器がさらに進化

CODE VEIN II ゲームプレイ

CODE VEINシリーズ最大の特徴と言っても過言ではないキャラクタークリエイト。本作でもその自由度はさらに向上している。

発売前に配信された「キャラクタークリエイターデモ」で早くも話題沸騰。デモだけで64スロットのセーブが可能で、作ったキャラクターはそのまま製品版に引き継げるという太っ腹な仕様だった。

前作からの主な変更点

  • ネイルのデザインとカラーをカスタマイズ可能に
  • 髪のカールの角度と長さを細かく調整
  • 異なる衣装のレイヤーやパーツを自由に組み合わせ
  • ブラッドヴェイルの外見が固定だった前作と異なり、全ての衣装オプションにアクセス可能
  • フェイシャルの構造、メイクアップ、アクセサリー、ボイスの細かい調整

前作では装備するブラッドヴェイルによって外見が変わってしまう(お気に入りの見た目が崩れる)という不満があった。本作ではその問題が解消され、性能と見た目を独立して選べるようになった。これは地味だが非常に大きな改善だ。「おしゃれは最強の装備」を実現できるようになった。

キャラクタークリエイターデモが発売前の2026年1月22日に配信されたことも注目ポイントだ。発売前にデモでキャラを作り込んでおき、製品版では即座に冒険を始められる。この施策はプレイヤーから非常に好評で、「キャラクリデモだけで神ゲー」という声がSNS上に溢れた。実質的に無料の体験版として機能しつつ、ゲーム本編への期待を高めるプロモーションとしても秀逸だった。

またキャラメイクのレシピ共有文化がコミュニティで盛り上がっている点も見逃せない。「このキャラを再現したい」というリクエストに対して、有志がスライダー数値を公開する。アニメキャラ、VTuber、オリジナルキャラ、あらゆるジャンルのキャラクリレシピが共有され、もはやキャラクリ自体が一つのゲームコンテンツとして成立している。

キャラメイクの沼にハマって、ゲームを始める前に何時間も費やすプレイヤーが続出している。Steamコミュニティやゲーム掲示板ではキャラメイクのレシピ共有が活発で、驚くほどクオリティの高い「作品」が日々投稿されている。

キャラクリだけで10時間溶けた。ネイルの色まで変えられるとか変態すぎるだろ(褒めてる)。前作のキャラクリも神だったけど、完全に超えてきた。

― Xユーザーの声

衣装が性能と切り離されたのが本当に嬉しい。前作は「このブラッドヴェイルの性能が欲しいけど見た目がダサい」問題があったから。おしゃれしながら最強装備できるの最高。

― AppMedia掲示板より


グラフィック&アートディレクション

本作のアートディレクターである板倉耕一氏は、前作にはなかった「明るくカラフルな世界」を意識的に取り入れたと語っている。荒廃した世界という設定ながら、色彩豊かなフィールドや印象的な「金継ぎ」のモチーフなど、ビジュアル面での新しい挑戦が随所に見られる。

アニメ調のセルシェーディングは本作でも健在で、キャラクターの表情やアクションの演出はとても魅力的だ。カットシーンのクオリティは前作から明らかに向上しており、ドラマティックな展開を盛り上げてくれる。

ただし、オープンワールドの広さに対してオブジェクトの密度や環境のディテールがやや物足りないという指摘もある。AAA大作級のフィールド密度を期待すると肩透かしを食らう可能性はあるが、アニメ調のアートスタイルと合わさることで独特の雰囲気が生まれているのも事実だ。

音楽は作曲家の椎名豪氏が担当。前作に引き続き、荘厳さと疾走感を兼ね備えたサウンドトラックが世界観を引き立てている。ボス戦のBGMの盛り上がりは特に秀逸で、戦闘への没入感を一気に高めてくれる。

ゼノン・グリフゴートというキャラクターには専用のミュージカル調トレーラーが制作されるなど、音楽とキャラクターの融合にもこだわりが感じられる。ゲーム中でも、特定の場面で流れるキャラクターテーマが印象的で、プレイ後もしばらく頭から離れない曲がいくつもある。

日本語音声は岩見万菜花氏(ルー役)をはじめとする実力派声優陣が担当。キャラクターの感情表現がしっかり伝わってくるので、日本語プレイでも十分に物語を堪能できる。英語音声も用意されているため、好みに応じて切り替えられるのもありがたい。

椎名豪さんのBGMが相変わらず神。特にラスボス戦の曲は鳥肌が止まらなかった。サントラだけでも買う価値ある。テイルズやゴッドイーターでも思ったけど、この人の「ボス戦BGM」に外れなし。

― Xユーザーの声


PCスペック要件――Windows 11必須に注意

CODE VEIN II ゲームプレイ

PC版を検討している人は、スペック要件をしっかり確認しておこう。特にWindows 11が必須という点は要注意だ。

最低スペック(1080p / 30fps / 低設定)

  • OS: Windows 11
  • CPU: Intel Core i5-9600K / AMD Ryzen 5 3600
  • メモリ: 16GB RAM
  • GPU: NVIDIA GeForce GTX 1660 Super / AMD Radeon RX 5700 / Intel Arc B570
  • ストレージ: 70GB

推奨スペック(1080p / 60fps / 高設定)

  • OS: Windows 11
  • CPU: Intel Core i7-12700KF / AMD Ryzen 7 7800X3D
  • メモリ: 16GB RAM
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 3080 / AMD Radeon RX 6800
  • ストレージ: 70GB(SSD推奨)

最低要件でも16GB RAMが必要で、Windows 10は非対応。まだWindows 10を使っているPCゲーマーは少なくないはずなので、これはかなりのハードルだ。

さらに言えば、推奨スペックを満たしていても発売当初はパフォーマンスの問題が報告されていた。フレームレートの低下、戦闘中のスタッター、大規模なフィールドでの処理落ち。オープンワールド×Unreal Engine 5タイトルに共通する問題とも言えるが、最適化の改善は今後のアップデートに期待したいところだ。

なお、最近のSteamレビュー(直近30日)では73%が好評に上昇しており、パフォーマンス面のアップデートが少しずつ効果を出しているようだ。

RTX 4070で遊んでるけど、アプデ後はかなりマシになった。発売直後に買ってカクカクで返金した人は、今なら再挑戦する価値あると思う。ただWin11必須だけは変わらないからそこは注意。

― Steamレビューより


オンラインCo-op廃止――最大の議論点

CODE VEIN IIのオープンワールド
CODE VEIN IIのオープンワールド探索(出典:Steam)

本作で最も議論を呼んでいるのが、オンラインマルチプレイ(Co-op)の廃止だ。

前作では最大3人でのオンライン協力プレイが可能で、これがCODE VEINの大きな魅力の一つだった。フレンドと一緒にダンジョンを攻略し、ボスに挑む。ソウルライクの醍醐味であるCo-opを楽しめたからこそ、前作を高く評価していたプレイヤーは多い。

本作ではそれが完全にカットされ、シングルプレイ専用のタイトルになった。バンダイナムコは「洗練されたシングルプレイ体験に注力するため」と説明しているが、この決定に対する不満の声は大きい。

Steam上の否定的レビューの中で、パフォーマンス問題と並んで最も多く挙げられているのがこのCo-op廃止だ。Steamコミュニティのディスカッションでも「Co-opがないなら買わない」という投稿が多数見られる。

一方で、「シングルに集中したおかげで、パートナーシステムのバランスが良くなった」「ボス戦のチューニングがソロ前提で丁寧に作られている」というポジティブな意見もある。Co-opの代わりに得たものがある、という評価だ。

今後のDLCやアップデートでCo-opが追加される可能性について、バンダイナムコは現時点では「予定なし」と回答している。これがプレイヤーコミュニティのディスカッションで最もホットなトピックであることは間違いない。Steamコミュニティのディスカッションフォーラムには「本当にCo-opがないのか確認するスレ」が複数立っており、そのどれもが大量のコメントを集めている。

ただし、Co-opがないからこそ実現できたことも多い。ボス戦の難易度バランスは「ソロプレイヤー1人+AIパートナー」を前提に丁寧に調整されており、前作のように「Co-opで人を呼べば簡単だけどソロだと理不尽」という格差がない。パートナーのAIも「プレイヤーをサポートする」という一点に集中して作り込まれているため、ソロでも不公平感なく遊べる。これは確かに、シングルプレイに集中した恩恵だと感じる。

前作のCo-opが一番楽しかった自分にとって、これはマジでキツい。パートナーAIが良くなったのは分かるけど、やっぱり人間のフレンドと一緒に遊ぶのとは別物なんだよな。

― Steamコミュニティより

Co-opなくなったの残念だけど、その分ボス戦のバランスが絶妙。ソロ前提だから理不尽な攻撃が少なくて、パターン覚えればちゃんと勝てる設計になってる。これはこれで良い。

― 電撃オンラインレビューコメントより


良いところ・推しポイント 5選

1. ビルドの自由度が圧倒的

ブラッドコード×武器×ジェイル×フォルマエの組み合わせは、まさに無限の可能性。同じゲームなのにビルドを変えるだけで全く違う体験になる。100時間遊んでもまだ新しい発見がある。電撃オンラインのレビューでも「豊富な攻撃手段とビルド幅でプレイ満足度は高い」と評価されている。

2. タイムトラベルのストーリー構造が秀逸

100年前と現在を行き来する物語は、ただのギミックに終わっていない。過去での選択が現在に影響し、両方の時代のキャラクターが複雑に絡み合う。ファミ通は「濃密すぎる時を超えたドラマ展開」と評している。

3. キャラクタークリエイトの進化

シリーズの看板機能がさらにパワーアップ。衣装と性能が分離されたことで「おしゃれ×最強」が両立。ネイルの色まで変えられる異常なこだわりは、キャラメイク好きには至福の時間。

4. パートナーシステムの改良

前作の「空気だったバディ」が、ゲームプレイの核心に昇格。サモンとアシミレーションの使い分けは戦略性が高く、吸血鬼というテーマとも完璧にマッチしている。

5. ボス戦のクオリティ

ソロ前提でチューニングされたボス戦は、前作以上に骨太。パターンを覚え、ビルドを練り、攻略する喜びがしっかりある。ファミ通レビューでも「ボス戦は前作の比じゃないほどに骨太」と評価されている。


気になるところ・辛口ポイント 5選

1. PC版のパフォーマンス問題

発売当初のPC版は最適化が甘く、ハイスペックPCでもフレームレートが不安定だった。アップデートで改善傾向にあるが、まだ完璧とは言えない。Steamレビューが「やや好評」に留まっている最大の原因がこれ。

2. オンラインCo-opの廃止

前作ファンにとっては大きな損失。シングル体験の向上という理由は理解できるが、「フレンドと一緒に遊べるCODE VEIN」を求めていた層には明確なマイナス。

3. オープンワールドの密度不足

広大なフィールドを用意したものの、探索の報酬やサブコンテンツの密度がエルデンリング等と比べると薄い。「広いけど空っぽ」と感じてしまう場面がある。

4. 難易度の急上昇

前作は序盤が難しく後半が楽になるバランスだったが、本作は全体的に難易度がかなり上がっている。ソウルライク慣れしていないプレイヤーには壁が高い。救済措置のイージーモード的なものがもう少し欲しい。

5. Windows 11必須のハードル

まだWindows 10を使っているPCゲーマーにとって、OSのアップグレードを強いられるのは地味にキツい。最低16GB RAMの要件と合わせて、PC版の敷居が高め。


Steamレビューの傾向を分析

Steamレビューの全体評価は「やや好評」(63%好評)。直近30日の評価は「ほぼ好評」(73%好評)まで改善している。この推移が示すのは、アップデートで着実に良くなっているということだ。

好評レビューで多い意見

  • ビルドの自由度と戦闘の奥深さが最高
  • キャラクタークリエイトがジャンル最高峰
  • ストーリーとキャラクターが魅力的
  • アートスタイルとビジュアルの美しさ
  • パートナーシステムの進化

否定的レビューで多い意見

  • PC版のパフォーマンス問題(フレームレート低下、スタッター)
  • オンラインCo-opの廃止
  • オープンワールドの密度の薄さ
  • Windows 11必須の不便さ
  • 序盤の説明不足(ブラッドコードやフォルマエの仕組み)

SteamDBによると、アーリーアクセス時点でのピーク同時接続数は9,211人。前作の初週ピーク約12,000人と比較するとやや少ないが、シングルプレイ専用タイトルとしては健闘している。

前作は発売から時間が経つにつれて評価が「非常に好評」まで上昇した。本作も同じ道を辿るかどうかは、今後のアップデートとDLCの質にかかっている。

興味深いのは、否定的レビューの中にも「ゲーム自体は面白い、でもパフォーマンスがダメ」という声が多いこと。つまり、ゲームの中身自体の評価はそこまで悪くない。技術的な問題が解決されれば、評価は大きく改善する余地がある。実際、最近のレビュー(直近30日)では73%好評まで上昇しており、パッチの効果が表れ始めている。

また、プレイ時間別のレビュー傾向を見ると、短時間プレイ(10時間未満)で否定的レビューを付ける人が多い一方、30時間以上プレイした人は好評レビューの割合が高い。これは「序盤の壁を越えれば面白くなる」タイプのゲームであることを示唆している。ソウルライクジャンルによくある傾向だが、CODE VEIN IIも例外ではないようだ。


メタスコアとメディア評価

Metacriticのスコアは73点。OpenCriticでは「Fair(まずまず)」の評価で、批評家の49%が推薦している。

「良い瞬間はあるが、一貫したクオリティを維持できていない」というのが多くの批評家の共通意見だ。ビルドの自由度やキャラクタークリエイトは高く評価される一方、オープンワールドの密度やパフォーマンスの問題が減点要因になっている。

国内メディアの評価はやや高めで、ファミ通や電撃オンラインのレビューではゲームの根幹である戦闘とビルドの面白さを重点的に評価している。特に電撃オンラインは「豊富なビルド+フィールド探索の楽しさ=最高のひと言」と好意的だ。

73点という数字だけを見ると微妙に感じるかもしれないが、実際にプレイした人の間では「ハマる人にはとことんハマる」タイプのゲームだという声が多い。万人向けではないが、刺さる人には深く刺さる。CODE VEINシリーズの個性は、そういうものだ。

なお、メタスコアの内訳を見ると、海外メディアよりも国内メディアの方がスコアが高い傾向にある。これはアニメ調のビジュアルやJRPG的なストーリーテリングに対する文化的な親和性の違いも影響しているだろう。日本のゲームメディアは戦闘システムの深さやキャラクターの魅力をしっかり評価する傾向があり、海外メディアはパフォーマンスやオープンワールドとしての完成度に厳しい目を向ける傾向がある。どちらの見方にも一理あるが、自分がどちらの要素を重視するかで、このゲームの「自分にとっての点数」は大きく変わるはずだ。


初心者向け攻略のヒント

CODE VEIN IIはソウルライクとしてかなり歯応えがある。前作経験者でも苦戦する場面は多い。ここでは、序盤を乗り越えるためのヒントをいくつか紹介しておく。

1. ドレインアタックを意識する

イコール(霊力)が枯渇すると、フォルマエ(特殊技)が使えなくなり、攻め手がなくなる。通常攻撃で敵を出血させてからドレインアタックを叩き込み、イコールを回収するサイクルを体に覚えさせよう。「攻撃→出血→ドレイン→フォルマエ」が基本の黄金パターンだ。

2. パートナーのモードを使い分ける

雑魚戦ではサモンモードでパートナーを呼び出し、タゲ分散しながら戦う。ボス戦で苦戦したらアシミレーションモードに切り替えて、パートナーの能力を吸収してステータスを上げて挑む。この切り替えだけで難易度の体感がかなり変わる。

3. ブラッドコードは「得意武器」で選ぶ

最初は難しく考えず、「使いたい武器と相性がいいコード」を選ぶのが一番。片手剣を使いたいなら近接バランス型のコード、銃剣を使いたいなら遠距離型のコードといった具合だ。ステータスの閾値を超えないように注意しつつ、まずは一つの組み合わせを極めよう。

4. 回避のタイミングを覚える

ソウルライクの基本だが、敵の攻撃をしっかり見て回避のタイミングを覚えることが何より大事。特にボス戦では、被弾を減らすことが攻略への最短ルートだ。パターンを覚えるまでは「1回死んで攻撃パターンを観察する」くらいの気持ちで挑もう。

5. バイクで逃げるのも立派な戦略

オープンワールドのフィールドで強敵に遭遇した場合、無理に戦う必要はない。バイクに乗って離脱し、レベルを上げてから再挑戦する方が効率的なことも多い。「死にゲー」だからといって、全ての敵に正面から挑む必要はない。

最初の数時間はマジで心折れかけたけど、ドレインアタックの使い方とパートナーの切り替えを覚えたら一気に楽しくなった。序盤が一番キツいゲームだから、最初で投げないでほしい。

― Steamレビューより


2026年のソウルライク市場における立ち位置

2026年はソウルライクジャンルにとって激戦の年だ。ELDEN RING NIGHTREIGNが話題をさらい、他にも注目タイトルが複数登場している。この中でCODE VEIN IIはどういったポジションにいるのか。

率直に言って、フロム・ソフトウェアのタイトルやBlack Myth: Wukongのようなメガヒット作と正面から張り合える完成度かと問われれば、答えはノーだ。Metacritic 73点という数字がそれを物語っている。

しかし、CODE VEIN IIには他のソウルライクにはない明確な個性がある。

第一に、アニメ調ビジュアル×ソウルライクという組み合わせで本格的なゲームを作っているタイトルは、驚くほど少ない。リアル志向のダークファンタジーが主流のジャンルの中で、CODE VEINの美麗なアニメキャラクターは唯一無二の存在感だ。

第二に、キャラクタークリエイトのクオリティ。エルデンリングのキャラメイクは「それなり」だが、CODE VEIN IIのそれは「趣味の領域」に達している。ゲームを遊ぶ前にキャラを作る段階で、すでに何時間も楽しめてしまう。これは他のソウルライクでは得られない体験だ。

第三に、ブラッドコードによるクラスチェンジの柔軟さ。多くのソウルライクでは、序盤に選んだビルド方針に一定程度縛られる。CODE VEIN IIなら、気分一つでプレイスタイルをガラッと変えられる。これは「いろいろな戦い方を試したい」人にとって、非常に大きなアドバンテージだ。

つまり、「ソウルライクの中で一番完成度が高い」わけではないが、「ソウルライクの中で一番オリジナリティがある」と言えるかもしれない。ジャンル全体で見れば「選択肢の一つ」だが、CODE VEINの個性に刺さる人にとっては「唯一の選択」になり得るタイトルだ。


エディション比較と購入ガイド

本作は3つのエディションで販売されている。どれを買うべきか迷っている人のために整理しよう。

エディション 価格 内容
通常版 8,910円 ゲーム本編のみ
デラックス版 11,550円 本編 + カスタム衣装パック(3セット)+ 武器1種 + 拡張DLC「イドリスの仮面」
アルティメット版 12,650円 デラックス版の内容 + 前作CODE VEINコスチューム6着 + デジタルミニアートブック&サウンドトラック

おすすめはデラックス版。拡張DLC「イドリスの仮面」が含まれている点が大きい。通常版との差額2,640円でDLCとコスチュームパックが付くなら、コスパは良い。

前作のファンで衣装にもこだわりたいなら、アルティメット版も選択肢に入る。ただし、デラックス版との差額1,100円分の内容(前作コスチュームとデジタルブック)に価値を感じるかは人次第だろう。

「まずは様子を見たい」という人は通常版で始めて、気に入ったら後からDLCバンドルを個別購入するのもアリだ。なお、セール時には25%オフになることもあるので、急ぎでなければセールを待つのも賢い選択。Steamのウィッシュリストに入れておけば、セール開始時に通知が届く。

デラックス版にしておいて正解だった。DLC込みで考えるとコスパいい。アルティメットの前作コスは「分かる人には分かる」やつだから、初代ファンなら満足度高いと思う。

― Steamレビューより


DLCと今後の展望

拡張DLC「イドリスの仮面(Mask of Idris)」が2027年1月までに配信予定と告知されている。内容の詳細はまだ明かされていないが、デラックス版以上に含まれているため、DLCが気になる人は上位エディションの検討をおすすめする。

パフォーマンスの改善パッチは継続的に配信されており、直近のSteamレビュー評価が上昇傾向にあることからも、開発チームがプレイヤーの声に応えようとしている姿勢は感じ取れる。

Co-opの追加については前述の通り現時点で予定なし。ただし、シリーズの将来について飯塚氏が「今後の展望」に言及するインタビューも出ており、CODE VEINというIPの長期的な展開には期待が持てる。

アップデートの頻度と質は、前作の実績を考えると信頼できる。初代CODE VEINも発売後にDLC3本と複数の無料アップデートが配信され、ゲームのクオリティを着実に引き上げていった。同じ道筋を辿るなら、CODE VEIN IIも半年後、1年後にはかなり洗練されたゲームになっている可能性が高い。「今買って楽しむ」のも「待ってベストな状態で遊ぶ」のも、どちらも正解だ。


前作CODE VEINとの比較

前作から何が変わったのか、主要なポイントを比較してみよう。

要素 CODE VEIN(2019) CODE VEIN II(2026)
フィールド ステージ制(半リニア) オープンワールド
移動手段 徒歩のみ 徒歩 + バイク
マルチプレイ 最大3人Co-op シングル専用
バディ/パートナー AIバディ(補助的) パートナーシステム(サモン/アシミレーション)
武器タイプ 5種 7種(双刃・ルーンブレイド追加)
吸血牙装 ブラッドヴェイル ジェイル(ブラッドヴェイルの進化系)
スキルシステム ギフト フォルマエ(武器に4つまで装着可能)
キャラクリ 高い自由度 さらに進化(衣装と性能の分離など)
ストーリー ヴェインの世界の物語 完全新規(タイムトラベル要素)
Steam評価 非常に好評(82%好評) やや好評(63%→73%改善中)

良くも悪くも「前作とは全く別のゲーム」になっている。コアの戦闘システムとキャラメイクのDNAは継承しつつ、フィールド設計やゲーム構造は根本的に刷新された。この大胆な方向転換を受け入れられるかどうかが、本作の評価を分ける分水嶺だ。


似たゲームが好きならこちらもどうぞ

CODE VEIN IIに興味を持った人、あるいはクリアして「次に何を遊ぼう」と思っている人に向けて、近いジャンルのおすすめタイトルを紹介する。

ソウルライクのオープンワールドという点で最も近いのが『ELDEN RING NIGHTREIGN』。フロム・ソフトウェアの最新作で、ソウルライクの頂点とも言えるゲームプレイが楽しめる。CODE VEIN IIの「オープンワールド×ソウルライク」というコンセプトの源流を体験できる。

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よくある質問(FAQ)

Q. 前作CODE VEINを遊んでいなくても楽しめる?

A. はい。本作は完全新規のストーリーと世界なので、前作の知識は一切不要。プロデューサー自身が「前作とは完全に別の世界」と明言している。シリーズ初体験でも問題なく楽しめる。

Q. ソウルライク系が苦手だけど大丈夫?

A. 正直に言うと難易度は高い。ただ、パートナーのサモンモードを活用すればAIが戦闘を手助けしてくれるし、ブラッドコードの切り替えで自分に合った戦い方を探す余地がある。「超カジュアル」とは言えないが、工夫次第で攻略できる設計にはなっている。

Q. プレイ時間はどのくらい?

A. メインストーリーのクリアに30〜40時間、サイドコンテンツやブラッドコードの収集を含めると60時間以上。さらにビルド構築やキャラメイクに没頭すれば100時間は余裕で遊べる。

Q. コントローラーは必要?

A. キーボード+マウスでもプレイ可能だが、アクションRPGという性質上、コントローラー推奨。特にドレインアタックのタイミングやパートナー切り替えの操作は、コントローラーの方が直感的にやりやすい。

Q. 日本語対応は?

A. 日本語は音声・字幕ともにフル対応。日本のスタジオが開発しているだけあって、日本語ローカライズの質は高い。


まとめ――買いか、待ちか

結論から言おう。

「ハマる人にはとことんハマる」一作。今買っても、セール待ちでも後悔しない。

Metacritic 73点、Steamレビュー「やや好評」。数字だけを見れば手放しで絶賛はできない。パフォーマンスの問題、Co-opの廃止、オープンワールドの密度。確かに課題はある。

でも、このゲームが持っている「他のゲームでは味わえない独自の魅力」は本物だ。

ブラッドコード×武器×ジェイル×フォルマエの組み合わせが生み出すビルドの自由度。時を超えるドラマティックなストーリー。異常なまでに作り込まれたキャラクタークリエイト。吸血鬼というテーマを活かした唯一無二のパートナーシステム。

特に刺さるのは、こんな人だ。

  • キャラメイクに何時間でも費やせる人
  • ビルドの組み合わせを試行錯誤するのが好きな人
  • アニメ調の美しい世界で骨太なアクションを楽しみたい人
  • 前作CODE VEINが好きで、続編を待ち望んでいた人

今すぐ買うか、それともアップデートで改善されるのを待つか。PCスペックに余裕があって、上記に当てはまるなら今買っても十分楽しめる。スペックが心配なら、次の大型パッチを待ってから判断するのも賢い選択だ。

アップデートのたびに評価が改善しているのは事実。直近のSteamレビューが73%まで上昇している傾向を見れば、半年後には「好評」に変わっている可能性も十分ある。


バンダイナムコスタジオの挑戦に敬意を

最後にもう一つだけ。

7年の沈黙を破って続編を出すこと自体が、簡単な決断ではなかったはずだ。しかも前作のフォーマットをなぞるのではなく、オープンワールドへの転換、タイムトラベルの導入、パートナーシステムの刷新と、大胆な変化に挑んだ。

その全てが完璧に着地したとは言えないかもしれない。オープンワールドの密度やパフォーマンスの最適化には課題が残る。Co-opの廃止はファンの一部を失望させた。

しかし、安全な続編を作るのではなく、新しい挑戦をしたという事実は評価に値する。生成AIを使わず、手作業でアニメ調の世界を作り込むこだわり。プレイヤーフィードバックを受けてパートナーシステムを根本から作り直す誠実さ。

CODE VEIN IIは完璧なゲームではない。でも、作り手の情熱と挑戦の精神が確かに詰まったゲームだ。

レヴナントたちの新たな物語は、まだ始まったばかり。DLC「イドリスの仮面」で物語がどう広がるのか、パフォーマンスがどこまで改善されるのか。この先の展開にも期待しながら、まずは100年前の世界に飛び込んでみてほしい。

きっと、あなただけのレヴナントハンターが、そこで待っている。


購入はこちら

CODE VEIN II ― Steam

Steamストアページを見る

通常版 8,910円 / デラックス版 11,550円 / アルティメット版 12,650円

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