美しい海を散策できるダイビングアドベンチャー!プレイヤーは海の生態系を蘇らせながら海底遺跡の謎を解き明かしていきます。登場する生物は実在するものがモデルとなっているため海洋生物が好きな方や海に癒しを感じるならおすすめのPCゲームです!
まずはこのPCゲームの公式トレーラーをチェック!
「ABZU」ってどんなPCゲーム?
『ABZU』は、ダイバーになって美しい水中の世界を冒険するダイビングアドベンチャーゲームです。
本作は、“癒やしゲー”や“雰囲気ゲー”として評価され、D.I.C.E. Awards、IGN、GameSpot、Spike VGA、Joystiqなどの主要アワードで2012年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを総なめにした『風ノ旅ビト』のクリエイターによる新作として制作されました。『flOw』、『Flowery』のクリエイターとして知っている方も多いかもしれません。『flOw』では深海の生物たち、『Flowery』では風にたゆたう花びらが舞う草原、そして『風ノ旅ビト』で砂漠を旅する旅人たちを描いてきた彼らが今回描くのは、カラフルに彩られた海中とそこに暮らすさまざまな生物たちです。
『風ノ旅ビト』と異なり、今作はシングルプレイヤー専用となっていますが、その分没入感はさらに高まっています。steam版は英語、フランス語、イタリア語など全8言語に対応していますが、残念ながら日本語には非対応です。ですが、基本的には言語に依存しないゲーム内容であり、直感的な操作方法と相まって、外国語が苦手な方でも不便を感じることは少ないでしょう。
トレーディングカード、実績の他、コントローラーにも公式で対応しているため、ゲームパッドによる操作が可能です。
ゲーム内容:神秘的な海の生態系を蘇らせる!
プレイヤーが操作するダイバーは、魚と共存共栄してきた一族の末裔です。
ダイバーは黒いウェットスーツに長い脚ヒレ、そして四角くて黄色いヘルメットを装着していおり、ユニセックスな外見をしています。そして5つの海の水中を巡り、道中にある光る窪みのようなオブジェクトに触れることで、そこ本来の生態系を蘇らせていくことになります。この生態系を蘇らせる感覚は、同クリエイターによる『Flowery』で大地に花を咲かせていく感覚に近いものがあるかもしれません。
神秘的で生命力溢れる海に展開されるこの生態系は、実在する生物をモデルとしています。また、彼らにアクションをすることで、、それぞれの魚がさまざまなリアクションを返してくれます。ですが、中には肉食の生物も。もちろん肉食でなくとも、深海で大型の鯨の群れが通り過ぎていくのは、それだけで迫力と恐怖感があるものです。
ゲームの進行は基本的には一本道で、ほとんどの場合、2つで1組となっている仕掛けを解くことで先へと向かう扉が開き、次のエリアへと進むというものです。そうして過去の遺跡の謎を解き明かし、海底に眠る忘れられた古の秘密を暴くことがこのゲームの目的となります。
今作のタイトルとなっている『ABZÛ』ですが、「AB」は「水」を意味し、「ZÛ」は「知」を意味しているようです。今作は、「ABZÛ」という「知の海」の物語を楽しむゲームになっています。
操作方法と基本的なゲームシステム
『ABZU』の移動に関する基本操作は、キャラクターの移動を左スティックで行い、右スティックでカメラ操作をするオーソドックスなもの。海面ではRトリガーで水中に潜ったり、泳いだりします。素早く泳ぎたい場合は、Aボタンで加速することができるため、移動に関してストレスを感じることは少ないですし、急いでゲームをクリアするよりも雰囲気を楽しむゲームのため、ゆっくりと海底散策を楽しむのがおすすめです。
散策中に現れるのは、日光に照らされる熱帯魚の群れや、たゆたうイソギンチャク、我が物顔で泳ぐ大きな魚など多種多様な生物たち。その中でもいくつかの大きな魚にはLトリガーで捕まることができ、ホールドしている間は素早く移動することが可能です。ですが中には、言うことを聞いてくれない肉食性の魚や、自身の意思とは関係なく動いてしまうマンボウのような魚も。また、場所によっては彼らに捕まったまま海中から飛び出し、ジャンプをすることもできます。
道中には、調べることができるいろいろなオブジェクトがあります。それらに近づきXボタンを押すことで調べることができます。たとえばチュートリアルで初めて出会うことになるオブジェクトは、時にダイバーを先導したり、一緒に泳いできてくれる小型の潜水ロボット(ドローン)。孤独を感じがちな海底で、ロボットのどこかコミカルで人懐っこい動きは無言ながらもダイバーの心を癒やしてくれます。また、ロボットは主人公だけでは除去できないサンゴの壁を壊してくれるので、少なくとも1体は必要となる場面がでてきます。
ロボットの他にも、先述の生態系を回復させる光る窪みや、オウム貝といったオブジェクトが用意されており、これら全てを調べてアクティブ化していくことで実績が解除されます。
また、道中にはサメを象った石像のようなものがあり、その近くでXボタンを押すことで像の上に乗って瞑想を行うことが可能です。瞑想を行うことで、先を急いだり、魚たちに見とれたりしたあまり見逃していたポイントにも気づくことができるかもしれません。
瞑想中は周りを見わたすことができる他、スタートボタンを押すことでアクアリウムのような雰囲気を楽しむ鑑賞モードに移行することが可能です。鑑賞モード中は特定の魚をカメラが追っていき、右スティックでカメラ操作、左スティックで別の魚にカメラ移動をすることができます。時には、小さな魚を追っていると、その魚がより大きな魚に襲われたり、食べられてしまうこともあります。この鑑賞モードには、タイトル画面から飛ぶこともできます。
これらの他にも、ゲームを進めていくことでダイバーがさらなるスキルを身に着け、高速遊泳が可能になったりと、プレイを進めるごとに、快適さが上がるさまざまな操作が行えるようになるゲームデザインになっています。
「ABZU」はこんな人におすすめ!
幻想的な海中を旅する『ABZU』は、やはり癒やされたい人におすすめです。
操作によってはダイバーとともに泳いでくれる魚の群れや、いろとりどりなサンゴや海藻で覆われた雄大な存在感を放ちながらも神秘的さを失わない遺跡、海面では見渡す限りの空と海を堪能でき、なにより、無機質ながらを感じるドローンロボットの可愛らしさは格別です。
プログラム担当のエンジニアがHavok.com出身ということもあり、完璧に使いこなされたUnreal Engine 4で描かれた世界は、大画面でプレイすることをおすすめしたいです。
また、登場する生物は実在の生物をモデルとして制作されているため、海洋生物が好きな方にも特におすすめできる一作になっています。「ユニコーンフィッシュ」と表示される魚が、テングハギ(エレガントユニコーンフィッシュ)に着想を得たのかな、などと考えながら楽しめる方ならば、より深く『ABZU』の世界を楽しむことができるでしょう。
主人公の祖先が残したと思われる、遺跡の数々や、解読が難しい壁画や、オーパーツのような機械、それらが海底に沈んでしまっている、そんな世界観が好きな方も、物語に引き込まれることでしょう。特に後半は、演出も豪華になりより一層の盛り上がりをみせます。
同一コンセプトの前作『Flowery』『風ノ旅ビト』をプレイされていない方であれば、より新鮮に感じられるはずなので、ぜひ前作をプレイしたことのない方にも遊んでもらいたいPCゲームです。
※2020年11月 追記
本作は、現在ではもう新作オンラインゲームではなくなり、プレイヤー人口も落ち着きを見せてきました。
もし新作オンラインゲーム、プレイヤー人工の多い人気ゲームをお探しなら、当サイトおすすめの3作品をご紹介いたしますので、よかったらこちらをチェックしてみてください!(*”▽”)
1番目「コンカラーズブレード」、2番目「LOST ARK」は新作PCゲームです!
3番目「黒い砂漠」は新作ではないですが、依然としてビッグタイトルなだけに人気があります!筆者もサービス開始以来ずっとプレイヤーとして実は活動してます(*ノωノ)
このPCゲームの基本情報
タイトル | ABZU |
---|---|
ジャンル | ダイビングアドベンチャー |
開発元 | Giant Squid |
パブリッシャー | 505 Games |
リリース日 | 2016年8月2日 |
料金 | 1,980円(通常版) |
日本語 | 非対応 |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境
必須環境 | 推奨環境 |
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OS: Windows 7, 64-bit プロセッサー: 3.0GHz CPU Dual Core メモリー: 4 GB RAM グラフィック: Geforce GTX 750 / Radeon R7 260X DirectX: Version 11 ストレージ: 6 GB 利用可能 サウンドカード: DirectX compatible sound card |
OS: Windows 7, 64-bit プロセッサー: 2.4GHz CPU Quad Core メモリー: 8 GB RAM グラフィック: Geforce GTX 780 / Radeon R9 290X DirectX: Version 11 ストレージ: 6 GB 利用可能 サウンドカード: DirectX compatible sound card |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
全体的に少しマットでアニメ調のデザインですが、それがゲームの雰囲気とマッチしていてとても気持ちがいい映像美となっています。思わずスクリーンショットを取りたくなるでしょう。
一本道のストーリーを消化して圧倒的感動を得るのではなくて、各チャプターでお目当ての魚類と心ゆくまで楽しみ、ゆるりと日々の疲れを癒やす。そのためのゲームだ。
低評価の口コミ
良くも悪くも雰囲気のみのゲーム。
謎解き要素は皆無
雰囲気99%ゲーなので注意
よほど海や魚が好きな方じゃない限りオススメしません
海が怖いなら買わないほうがいいと思います シロナガスクジラが出てくるところで心臓が飛び出ました