FPSプレイヤーなら言わずと知れた名作FPS!Modから新しいゲームを作るという文化の醸成に寄与した名作であり、後続のゲームに多大な影響を与えました。ゲームとしての完成度も非常に高く、2004年のゲームでありながら今遊んでも面白いおすすめPCゲームです!
まずはこのおすすめ名作PCゲームのトレーラーをご覧ください!
紹介元:KamakaziNinja79様
2004年に登場した革新的なFPS
『Half-Life 2』は2004年に販売された大ヒットFPSです。
ゲーム史において多大な影響を与えた作品として知られる本作は
現在遊んだとしても十分に楽しむことができるでしょう。
自由で快適な操作性、プレイしていくうちに引き込まれていくストーリー、
ゲーム進行と共に増えていくギミックなど名作たる所以が随所に含まれています。
また影響力も凄まじく、この作品が存在しなければ現在リリースされている
様々なゲームも存在しなかったかもしれません。
今回はそんなゲームの歴史に名を刻んだ名作FPS『Half-Life 2』についてみていきましょう。
steamの生みの親「Valve」の作品
本作を手がけるのはアメリカのワシントン州で活動を続けている「Valve Corporation」です。
同社は言わずと知れたPCゲームプラットフォームsteamの運営を行っている企業で、
現在ではゲーム開発会社というよりはsteamの運営者としてよく知られているといえるかもしれません。
この企業がいなければPCゲーム業界の形はまた異なるものとなっていたでしょう。
また同社はこれまで傑作といわれるゲームを開発してきました。
例えばオンラインFPSの金字塔『Counter-Strike』やCOOP系FPSの定番『Left 4 Dead』
それからパズル系FPSの代表格『Portal』コミカルなキャラクターが愛されている『Team Fortress』など
それぞれのシリーズを展開してきた形です。
いずれも世界的に名を知られている作品で多数のプレイヤーの支持を受けています。
そして『Half-Life 2』もそうした名作の中の1つなのです。
なお2011年までに1,200万本のセールスを果たしたとのこと。
内容だけではなく売上的にも歴史的な作品といえるでしょう。
前作未プレイでも大丈夫
ストーリーは前作から15年後の世界となりますが、特に前作をプレイする必要はありません。
ストーリーを進めていく上で前作の知識が必須というわけではないので大丈夫です。
なおストーリーは以下のようなものとなります。
前作で主人公ゴードン・フリーマン博士は
アメリカのブラック・メサ研究所で働く中で
トラブルに巻き込まれエイリアンと戦うことになります。
15年後、地球には異世界人が住み着くようになり
宇宙からの侵略軍であるコンバインに支配されてしまいました。
このコンバインに協力する地球人も多く、
その中にはブラック・メサ時代の上司であるブリーン博士もいます。
謎の人物G-Menによってこの15年後の世界へと送り込まれたゴードン博士は
コンバインとブリーン博士に立ち向かうこととなりました。
完全な圧政が敷かれた世界で生き残るレジスタンスたちと手を組み戦っていくことになります。
というのがおおまかなストーリーです。
舞台となるシティ17という都市では絶えずブリーン博士の洗脳を煽るような演説が放映され、
街には監視員のような連中が巡回しているという状況です。
どこかポストアポカリプス感溢れる状況の中で物語が紡がれていきます。
シングルプレイが基本
このネトゲはシングルプレイのPCゲームです。
近年のFPSではオンラインマルチプレイも含まれていることが多いものですが、
本作はシングルプレイオンリーなので気をつけておきましょう。
また、マルチプレイは『Half-Life 2: Deathmatch』という別の作品としてリリースされているので
オンライン対戦をしたい場合はこちらを購入しなければいけません。
もしオンラインマルチプレイなFPSに慣れているのであれば
本作でシングルプレイなFPSの面白さを味わってみると良いでしょう。
シンプルなUI
このPCゲーム
の特徴としてシンプルなUI(ユーザーインターフェース)を挙げることができます。
FPSにおいて重要な要素の1つに画面構成がありますが、
このネトゲには余計な情報は表示されず必要最低限の情報をシンプルに表示しているだけです。
そのため情報量に気を削がれることなくプレイに集中できるでしょう。
『Portal』との関連性
シンプルなUIは同社のパズル系FPS『Portal』シリーズにも受け継がれており、
どちらもシンプル極まりない画面構成となっています。
また世界設定やゲーム性も『Portal』と共通している部分があるため
『Portal』をプレイしたことがある方はどことなく懐かしい気分になるかもしれません。
今プレイしても面白さ感じるか
例えば文学の世界において古典文学の名作と称される作品というのは
実際読んでみるとだらだらしていて退屈な作品だったりするわけで、
ゲームの世界でもそういったことが当てはまるように思われるかもしれません。
ですがそれはあくまで技術的な部分においてのみ強く現れているといえるでしょう。
ゲームというのは何よりも優れた設計が施されていれば十分に楽しむことができるものであり、
サウンドやグラフィックスは副次的な属性ということができます。
過去にも「ゲーム自体は面白くないものの曲だけは良い」とか「絵は好み」といった作品が存在するように、
必ずしもゲームの面白さと属性的な要素は直接関係するものではありません。
確かに現在のグラフィックと比較すると見劣りするかもしれませんが、
だからといってつまらないわけではないのです。
現在の作品であっても設計が疎かなものはいくらでも存在しますし、
そうしたゲームは面白いとは評価されません。
むしろ古くても設計が優秀な作品は現在でも愛されているものです。
名作RTSの『AoE2』やニンテンドー64の『スマッシュブラザーズ』などは今でもプレイされています。
そして本作もそうした作品と同じように愛されており、
発売から大分経過するのにも関わらず未だ続編を求める声すらあるほどです。
面白いゲームはいつの時代も面白いものです。
またプレイしている内にグラフィックについても見慣れてくるでしょう。
古さは感じるかもしれませんが、面白さも問題なく味わうことができます。
後続の作品に与えた影響
本作ではユーザーが作成したModという改造データを適用することができ、
コミュニティでは豊富なModが生まれてきました。
そしてそうしたModから独立した作品としてリリースされヒットしたものも少なくありません。
例えば中世欧州のコンバットFPS『Chivalry: Medieval Warfare』も元々は本作のModですし、
他にも様々なゲームからデータを取り込めるサンドボックスソフト『Garry’s Mod』や
臨場感のあるFPS『Insurgency』それからユニークなゲーム性が話題を呼んだ『The Stanley Parable』も
元々は『Half-Life 2』のModから生まれたのです。
前作の『Half-Life』もこうしたModが豊富なことから、
このシリーズはMod文化の醸成に寄与したゲームシリーズといえるでしょう。
ユーザー主導のMod文化が存在する限りそのゲームを楽しむ方法は無数に生まれる余地があり、
それは独立した他のゲームが誕生するきっかけでもあります。
もし『Half-Life 2』が存在しなければModから新しい作品を誕生させるという流れは
現在のように浸透していなかったかもしれません。
なお大ヒット中のTPS『PUBG』も最初は『Arma 2』という
リアル系FPSのMod『ARMA 2: DayZ Battle Royale Mod』の誕生をきっかけとして生まれたのです。
日本では盛んとはいえないMod文化ですが海外ではかなり盛況な分野となっています。
自然とプレイしたくなるPCゲーム
『Half-Life 2』はシングルプレイのFPSです。
リリースは2004年となりますが、設計が優秀なので
現在でも楽しみながらプレイすることができるでしょう。
ストーリーは興味深い展開を繰り広げ、
随所にパズル要素やアクション要素が散りばめられ
ゲーム進行と共にできることが増えていくため自ずとプレイしたくなる作品です。
グラフィックは現行の作品と比較すると見劣りしますが、
面白さは何一つ劣りません。
楽しいゲームはいつでも楽しいということを教えてくれる数少ないゲームの1つといえるでしょう。
このPCゲームの基本情報
タイトル | Half-Life 2 |
---|---|
ジャンル | FPS |
開発元 | Valve |
パブリッシャー | Valve |
リリース日 | 2004年11月16日 |
料金 | 1,010円(通常版) |
日本語 | 対応(音声は非対応) |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows,Mac |
スペック/動作環境
Windows | Mac OS X |
---|---|
OS: Windows 7, Vista, XP プロセッサー: 1.7 Ghz メモリー: 512 MB RAM グラフィック: DirectX 8.1 level Graphics Card (requires support for SSE) ストレージ: 6500 MB 利用可能 |
OS: Leopard 10.5.8, Snow Leopard 10.6.3, or higher メモリー: 1 GB RAM グラフィック: Nvidia GeForce8 or higher, ATI X1600 or higher, Intel HD 3000 or higher |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
PCゲームのルーツであるゲーム。まずSteam始めたらこのゲームってぐらい、原点にして頂点のゲーム。
このゲームの素晴らしさを文章で表現するのはどうやら不可能なようです。
このゲームを買え。最後に言っておきます。 あなたに新しい世界を与えてくれるのは間違いないでしょうから。
低評価の口コミ
なんか全体的に薄っぺらく、どこかリアリティに欠けている。ストーリーも永遠と同じような銃撃戦と意味不明な謎解きが繰り返し続いていく。