「CLOSERS(クローザーズ)」のDMM版は2025年1月16日をもってサービスを終了しました。
ただし、HappyTuk運営による日本サービスは継続中です(2026年3月現在)。
DMM版のアカウントデータはHappyTuk IDへの移管申請が必要です。
以下の記事は過去のDMM版をベースとした紹介です。HappyTuk版でもゲーム内容は基本的に同一です。
声優が豪華すぎて飛ばせない――横スクロールアクションRPG「クローザーズ」が10年愛された理由
「ストーリー、飛ばさずに全部読んだの、このゲームが初めてだった。」
オンラインゲームのストーリーなんて、大半のプレイヤーはスキップする。レベル上げの障害物でしかないテキストを、わざわざ読む人のほうが珍しい。だが「CLOSERS(クローザーズ)」は違った。島崎信長、杉田智和、東山奈央、悠木碧。有名声優たちがフルボイスで語りかけてくるキャラクターたちの物語に、プレイヤーは画面の前で本気で感情を揺さぶられていた。
2014年のCBTから約10年。日本では運営が4度も変わり、DMM版は2025年1月に終了した。それでもHappyTuk版として日本サービスは続いている。度重なる運営移管を乗り越えてなお、このゲームが生き残っている事実は、作品そのものの力を証明している。
この記事では、クローザーズがなぜ愛されたのか、課金はどうだったのか、そしてDMM版終了後の現状について、プレイヤーたちの声と共に振り返る。
クローザーズとは ―― 近未来を舞台にした「サイキックアクションRPG」

韓国のNaddic Gamesが開発し、日本ではSEGAが最初に運営を手がけた横スクロール型アクションRPG。ジャンル名は「サイキックアクションRPG」で、プレイヤーは「位相力(サイキック)」と呼ばれる超能力を持つ若者として、近未来のソウルで次元の裂け目から現れるモンスターと戦う。
最大4人での協力プレイに対応したMORPG(マルチプレイヤーオンラインRPG)で、基本プレイ無料のアイテム課金制。開発元のNaddic Gamesには「Elsword」の開発チーム出身者が多く在籍しており、その経験がアクションの質に反映されている。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | CLOSERS(クローザーズ) |
| ジャンル | サイキックアクションRPG(MORPG) |
| 開発 | Naddic Games(韓国) |
| 日本運営の変遷 | SEGA → HappyTuk → NADDIC JAPAN → HappyTuk(現運営) |
| プラットフォーム | PC(Windows)※PS4版は2020年1月終了 |
| 料金体系 | 基本プレイ無料 + アイテム課金制 |
| 日本サービス開始 | 2014年8月(CBT)/ 2016年12月(HappyTuk移管後正式版) |
| DMM版終了 | 2025年1月16日 10:00 |
| 最大同時プレイ | 最大4人協力プレイ |
| 現在の状況 | HappyTuk版で日本サービス継続中(2026年3月時点) |
アクション ―― 横スクロールの爽快感は本物だった

クローザーズの最大の武器は、アクションの手触りだ。
奥行きのある2D風ステージを駆け抜けながら、素早い連撃で敵をなぎ倒す。技のキャンセルシステムが秀逸で、通常攻撃からスキルへ、スキルからスキルへと流れるようにコンボが繋がる。操作自体はシンプルだが、やり込むほどにコンボの自由度が広がっていく設計で、「簡単だけど奥が深い」という理想的なアクションバランスが実現されていた。
最高のアクションMO。技のキャンセルシステムが秀逸で、コンボの自由度が高い。操作が簡単なのに奥が深くて、横スクロールアクションとしての完成度は素晴らしい
出典: オンラインゲームCH(ワインさん)
しかもこの派手なアクションが、低スペックPCでも快適に動く。グラフィック負荷が軽いという点は地味だが、間口を広げるうえで非常に重要だった。
派手なアクションなのにPCへの負荷が軽い。低スペックPCでも快適に動くのは助かる
出典: オンラインゲームCH(米さん)
アクション面で不満を口にするプレイヤーは極めて少なく、「ゲームの根幹は文句なし」というのが大多数の共通認識だった。このベースの強さが、運営が何度変わろうとゲームが生き残り続けた理由の一つだろう。
ストーリーとキャラクター ―― 「飛ばさずに読みたい」物語

オンラインゲームでストーリーが「売り」になるタイトルは少ない。だがクローザーズは、そのストーリーで多くのプレイヤーの心を掴んだ。
各キャラクターに個別のストーリーラインが用意されており、近未来のソウルで次元モンスターと戦う若者たちの葛藤や成長が丁寧に描かれる。しかもそれがフルボイスで展開される。島崎信長、杉田智和、東山奈央、悠木碧、津田美波といった人気声優陣の演技が、テキストだけでは伝わらない感情の機微を表現していた。
ストーリーが最高。各キャラクターに個性があって、フルボイスで続きが気になってどんどん進めたくなる。飛ばさずに読みたくなるストーリーは珍しい
出典: オンラインゲームCH(がまぐちさん)
アニメ調の3Dグラフィックで描かれたキャラクターたちは、見た目・スキル・声のすべてが作り込まれている。コスチューム(アバター)の着せ替え機能も充実しており、お気に入りのキャラクターを自分好みにカスタマイズする楽しさもあった。
キャラが皆かっこいい&かわいい。見た目、スキル、声優どれで選んでも後悔しないバランス
出典: オンラインゲームCH レビュー
ただし、運営移管のたびに声優が一部変更されるという問題が起きた。長年親しんだキャラクターの声が突然変わる衝撃は、ファンにとって小さくなかった。
有名声優が変更されてしまい、すっかすかのボイスへと変わってしまった。長年プレイしてきた身としては残念
出典: オンラインゲームCH(ゆずさん)
声優変更はライセンスや契約の問題が絡むため運営だけの責任ではないが、「声優目当てで始めた」プレイヤーにとっては致命的な変更だった。ゲームの魅力の中核に声優を据えた以上、その変更は作品のアイデンティティに直結する問題だったと言える。
課金の実態 ―― 無課金でも遊べるが、後半は覚悟が要る

クローザーズの課金評価は、プレイヤーの到達地点によって大きく変わる。
序盤から中盤まで――つまりストーリーを楽しみ、各キャラクターを育てていくフェーズでは、無課金でも何の問題もなく遊べる設計だった。毎日の無料ガチャチケット配布があり、ゲーム内通貨でアバターも購入可能。2年以上プレイしたユーザーが「無課金でも問題ない」と太鼓判を押すほどだ。
無課金と初心者に優しい。課金前提という説は100%エアプ。ストーリーが秀逸
出典: オンラインゲームCH(りんさん)
無課金でも倒せない敵はない。コスチューム(Lギア)のみ課金したが最新装備も無課金で入手可能
出典: オンラインゲームCH(yayoiさん)
問題はエンドコンテンツ、つまりカンスト後の装備強化だ。ここから課金の重さが一気に変わる。
課金の構造
課金アイテムと相場
- ガチャ(アバター中心): 1回 300円 / 11連 3,000円
- チューニング課金: 1回 約400円
- チップ(強化素材): 100円で 7M〜18Mゲーム内通貨相当
- 1部位の強化に必要なチップ数: 2〜30個
- 無課金の市場活用: 数日プレイで 10M貯蓄可能(バザーでアバター購入もOK)
- 天井システム: あり(ガチャに天井あり)
※価格は時期・アップデートにより変動。上記はユーザーレビューから抽出した参考値
チューニング課金400円、ゲームマネー40m〜70m、チップ100円で7m〜18m。1部位に2〜30個必要。廃人で6〜70m/日稼ぐ
出典: オンラインゲームCH(楽しかったがさん)
さらに装備強化には「失敗するとアイテムがロストする」仕様が存在した。これが強化の恐怖感を増幅させた。
強化は運頼み、アイテム高額で強化失敗するとロストする
出典: オンラインゲームCH(コアラさんさん)
とはいえ、6,000円程度の微課金で楽しんでいたユーザーも多く、「課金しないと遊べない」ゲームでは決してなかった。遊び方次第で課金の必要度が大きく変わる構造は、良くも悪くもオンラインゲームの典型だ。問題はエンドコンテンツの「壁」が急すぎたことで、中盤まで快適に遊べていたプレイヤーが、突然そのギャップに直面して心が折れるケースが少なくなかった。
前半は無課金向けだが、後半は素材集めが途方もない。昇級要求アイテム量が正気ではない。ライト層は心が折れる
出典: オンラインゲームCH(米さん)
ソロゲー化と過疎 ―― MOなのに人がいない問題

最大4人の協力プレイが可能な設計でありながら、クローザーズは「ソロゲー」と呼ばれることが多かった。
ストーリーはソロで進行するのが基本で、パーティプレイの必要性が薄い。一人で十分にコンテンツをクリアでき、わざわざ人を集める動機が弱い。日本サーバーの人口が減少するにつれて、この傾向はさらに加速した。
無課金で楽しめるがソロゲー。人が居ない。強化は運ゲー
出典: オンラインゲームCH(ヤーさん)
「ソロでも楽しめる」ことは長所でもある。だが「ソロでしか楽しめない」状態に陥ると、オンラインゲームとしての魅力は半減する。マッチングで人が集まらず、結果的にソロプレイを強いられる環境は、プレイヤーのモチベーションを静かに、しかし確実に削っていった。
一方で、ソロ向きの設計だからこそ自分のペースで遊べるという声もあった。仕事や学校の合間に少しずつ進められる手軽さは、ライトユーザーには歓迎されていた。
簡単で手軽に遊べる。ライトユーザー向けの調整がされていて、初心者でもすぐに楽しめる
出典: OnlineGamer レビュー(バミトンさん)
作業感の壁 ―― 爽快アクションも繰り返せば飽きる
アクションの爽快感は間違いなく高評価だが、それでもゲームプレイが単調になるという声は根強かった。
ステージクリア型のMORPGという構造上、同じダンジョンを何度も周回する「作業」から逃れられない。素材集め、レベリング、装備の厳選。アクションの質が高いからこそ、そのアクションを延々と繰り返す日々に「もったいなさ」を感じるプレイヤーもいた。
アクション自体は面白いがソロゲー。強化が完全に運ゲー。クエスト繰り返しで飽きる
出典: オンラインゲームCH(クローザーさん)
アクション爽快だが作業感が強い。1年超プレイで飽き気味。品質は高いがインパクト不足
出典: オンラインゲームCH(美味しいブリさん)
エンドコンテンツのボリュームが十分に用意されていれば、この問題は緩和できたかもしれない。しかしカンスト後にやることが少ないという指摘は複数のレビューサイトで共通して見られた。
エンドコンテンツが未だに少ない感じ。カンストしてからやることがなくなるのが早い。もっと高難度コンテンツが欲しい
出典: OnlineGamer レビュー(ろりんげさん)
運営の変遷 ―― 4度の引っ越しが残したもの

クローザーズの日本運営は、他のオンラインゲームでも稀に見る「4度の移管」を経験している。
日本運営の変遷
- 🔹 2015年8月 ―― SEGA運営でサービス開始
- 🔹 2017年1月 ―― HappyTukへ運営移管
- 🔹 2020年8月 ―― NADDIC JAPAN(開発元直営)へ運営移管
- 🔹 2024年12月 ―― NADDIC JAPAN閉業、HappyTukへ再移管
- 🔴 2025年1月16日 ―― DMM版サービス終了
- ✅ 2025年6月〜 ―― HappyTuk版として日本サービス継続中
最初のSEGA時代は比較的好評だった。だがHappyTukへの第1次移管後、文字化けの多発、問い合わせ対応の遅さ、声優変更といった問題が噴出した。
前運営(SEGA)は良好だったが、台湾運営Happyukに移管後大幅悪化。文字化け多発、問い合わせ返答2週間以上、声優変更、チーター多発
出典: オンラインゲームCH レビュー
2020年のNADDIC JAPAN移管時には「開発元直営だから良くなる」という期待感があった。実際、アップデート情報の公開頻度が上がり、装備入手の緩和も行われた。
運営変わってよかった。アップデート情報がちゃんと公開されるようになったし、装備の入手も緩和された。新規でもすぐ追いつける環境になった
出典: オンラインゲームCH(絵理さん)
しかし2024年11月、NADDIC JAPANが閉業を発表。DMM版は2025年1月16日に終了し、運営は再びHappyTukに戻った。ゲームは存続したが、アカウントデータの完全移行ができないという技術的問題が発生し、長年のプレイヤーの間に動揺が走った。
PS4版という短命な実験
2019年6月にPS4版がリリースされたが、わずか7ヶ月で2020年1月にサービス終了。操作性の問題が深刻だった。
操作性極悪。決定ボタンがタッチボタン、装備変更が煩雑、字が小さい。PS4で続ける人がどれだけいるのか疑問
出典: ジャンク公式ゲームブログ
PC向けに最適化されたUIをそのままコンソールに持ち込んだ結果、タッチパッドをマウス代わりに使うという苦しい操作方法になってしまった。意欲的な試みではあったが、移植の質が伴わなかった。
DMM版サービス終了 ―― そしてHappyTuk版へ
2024年12月27日のNADDIC JAPAN閉業に伴い、2025年1月16日午前10時、DMM版クローザーズはサービスを終了した。
ここで重要なのは、これが「ゲームの完全終了」ではないという点だ。運営はHappyTukに引き継がれ、HappyTuk版として日本サービスは継続している。2025年6月12日にはHappyTuk IDへのアカウントデータ移管申請の受付も開始された(期限は2025年12月31日)。
DMM版 → HappyTuk版への移行について
- DMM版のアカウントデータは自動移行されない
- HappyTuk IDへの移管申請が必要(手動手続き)
- 完全なデータ移行は技術的に対応不可とされている
- 移管申請期限: 2025年12月31日
- HappyTuk版は2026年3月現在もサービス継続中
度重なる運営変更でプレイヤー人口が減少し続けたことは事実だ。だがゲーム自体は生きている。韓国ではNexonが運営を継続しており、日本でもHappyTuk版でプレイ可能な状態が維持されている。
レビュースコアの読み方 ―― 3.65点の意味
オンラインゲームCHでのクローザーズのユーザー評価は5点満点中3.65(66件)。OnlineGamer平均は約65点/100点(21件)。4Gamer平均は約76点(21件)。
この数字は「良作だが手放しでは褒められない」というポジションを正確に表している。
アクションの爽快感、ストーリーの質、キャラクターの魅力、動作の軽さ、無課金への配慮。こうした基礎部分は文句なしに高評価だ。一方で、ソロゲー化、作業感、エンドコンテンツ不足、運営の不安定さ、人口減少。これらの構造的な問題が評価を引き下げている。
爽快感とストーリー性が高く、今までのゲームでトップレベル
出典: 4Gamer ユーザーレビュー(かつひろさん)
ゲーム内容は素晴らしいが、改悪が続きコンテンツをそぎ落としている。韓国版の良さを削除した廉価版
出典: 4Gamer ユーザーレビュー(flyerさん)
要するに、「素材は一級品だが、運営と運用がそのポテンシャルを活かしきれなかった」ゲームだ。ゲーム開発者の作った土台は素晴らしかったが、その上に乗る運営・アップデート・コミュニティ維持の部分で力を発揮できなかった。アクションRPGとしての完成度は折り紙付きなだけに、惜しいと言うほかない。
クローザーズの代わりに遊べる現役タイトル
クローザーズのアクションやキャラクターが好きだったプレイヤーには、以下の現役タイトルが候補になる。
| タイトル | ジャンル | 類似点 |
|---|---|---|
| ソウルワーカー | アニメ調アクションMORPG | アニメ調グラフィック+アクション+ストーリー重視。最もクローザーズに近い |
| アラド戦記 | 横スクロールアクションMORPG | 横スクロール+多人数協力の元祖的存在。長期運営で安定 |
| ゼンレスゾーンゼロ | 3DアクションRPG | アニメ調+スタイリッシュアクション+キャラクター性重視 |
| 鳴潮(Wuthering Waves) | オープンワールドアクションRPG | スピード感あるアクション+アニメ調+キャラ育成 |
| 原神 | オープンワールドアクションRPG | アニメ調+豪華声優+多彩なキャラ。規模は段違い |
特に「ソウルワーカー」は、アニメ調のビジュアル、ストーリー重視の構成、アクション重視のMORPGという点でクローザーズに最も近いタイトルだ。クローザーズのプレイヤーが移行先として検討する価値は十分にある。
なお、クローザーズ自体もHappyTuk版で日本サービスが継続中であり、DMM版の終了は「ゲームの死」ではない。まだプレイしたことがない人にとっては、今からでも始められるタイトルだ。
まとめ ―― アクションの手触りだけは、誰も否定できなかった
クローザーズは矛盾を抱えたゲームだった。
アクションは最高なのに作業感がある。ストーリーは魅力的なのに声優が変わる。無課金に優しいのにエンドコンテンツは課金壁がある。MOなのにソロゲー。運営が4回変わっても、ゲーム自体は生き残り続けている。
だが一つだけ、誰もが認めていたことがある。「アクションの手触りは本物だった」ということだ。技のキャンセルから繋がるコンボの爽快感、低スペックでもサクサク動く軽快さ、アニメ調キャラクターが躍動する画面の華やかさ。この部分で不満を口にするプレイヤーはほとんどいなかった。
運営の不安定さやコンテンツ量の問題は、ゲーム自体の出来とは別の話だ。Naddic Gamesが作り上げたアクションRPGとしての骨格は、10年経っても色褪せない強度を持っていた。
DMM版は終了したが、HappyTuk版でゲームは続いている。「いつかやってみたかった」という人は、今からでも遅くはない。アカウントを作り、最初のステージでコンボを決めた瞬間、このゲームが長く愛された理由がわかるはずだ。
この記事のまとめ
- 横スクロールアクションの爽快感はジャンル屈指。低スペックPCでも快適動作
- 豪華声優陣によるフルボイスのストーリーは「飛ばさず読みたくなる」と高評価
- 無課金でも序盤〜中盤は十分楽しめるが、エンドコンテンツでは課金壁がある
- 日本運営は4度の移管を経験。運営の不安定さがプレイヤー離れの一因に
- DMM版は2025年1月に終了したが、HappyTuk版で日本サービスは継続中
- ソロ向き設計でライトユーザーに優しいが、協力プレイの魅力は薄め
- 「素材は一級品、運営が惜しかった」というのがプレイヤーの総意
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最終更新: 2026年3月

