地球滅亡60秒前の状況に置かれ、主人公は何を行動するかを選択するフリーゲームです。選べるのは「殴る」と「キス」だけが選択できる状況の横スクロールアクションでそのゲーム性にも関わらず高い評価を得ています!steamで好評配信中の無料PCゲームなのでオススメです!
まずはこの無料ゲームの公式PVをご覧ください!
地球滅亡まで60秒前!とんでもない状況から始まるPCゲーム!
誰しもが一生に一回はしたであろう妄想
「もしあと1分後に隕石が落ちてきて地球が滅亡したとしたら…どうしよう」
というものをゲームにしたのがこのPCゲーム『Meteor 60 Seconds!』です。
ジャンルとしては2Dアクションな横スクロールゲームともいえますが、
操作性はごくごくシンプルなのでミニゲームといった方が正確でしょう。
PCゲームをやったことが無い方でも遊べるほど簡単に操作できるため誰にでもおすすめできます。
無料でSteamやitch.ioで配布されているのでさくっとダウンロードして遊んでみて下さい。
作者はフリーゲーム開発者
このPCゲームを手がけるのは韓国で活動している個人開発者のAvoCavo氏です。
ゲームスタジオや企業の手による作品ではなくあくまでも個人による作品だったりします。
インディーゲームの世界では個人開発者の作品はたくさんあるものの
基本的には話題を呼ぶことは少ないため稀有な例と言えるかもしれません。
実はこの無料ゲームはスマートフォン用の作品として公開され、
既にAndroidでは500,000~10,000,000インストール数を誇っています。
Steam上では2018年3月現在、所有者数は約73,000~92,000という形です。
個人で作成したものが数十万人以上の方に遊ばれるというのは夢のある話といえるでしょう。
steamゲームにはありがたい日本語対応済み
SteamのPCゲームをプレイする際に1つの壁となるのが日本語への対応です。
いくら面白そうにみえても「日本語に対応してないんじゃなあ…」
と遊びたくない気持ちが沸き起こるのも無理なことではありません。
ですが大丈夫です。このPCゲームはきちんと日本語に対応しています。
ほんの極僅かな点に翻訳に違和感を感じるぐらいで、
注視しなければ何も気にする事無くプレイできるほど翻訳精度は高めです。
というか日本のSteamストアをみるとタイトル画像に「地球滅亡60秒前!」と描かれているので
パッと見は日本製のゲームかと見紛うことでしょう。
こうした簡単なローカライズでもしてくれることはプレイヤーにとってありがたいものだったりします。
というわけで言語の問題は全く問題ありません。
地球滅亡60秒前にして何をするか
テレビを見ていたらアナウンサーが突然「60秒後に隕石が当たって地球が滅亡する」ということを告げます。
半狂乱になったアナウンサーはイカれてしまうわけですが、
困ったのはそれを見ていたプレイヤー。
何しろあと60秒後には世界が滅んでしまいます。
好き勝手やりたい欲も沸き起こりますが、
いやいやそんなことをしても…という葛藤も生まれます。
ともかく街へ繰り出しましょう。
プレイヤーは街を移動しながら「殴る」か「キス」のどちらかのアクションを行うことができます。
野球少年を殴り倒せばバットを手にできるでしょう。
女性にキスをすれば平手打ちを食らうことになるかもしれません。
ともかく後60秒しかないわけですが、
地球が滅亡するからといって本当にそんなことしても良いのでしょうか。
頭がぐるぐる回る中、刻々と時間だけが流れていきます。
スマホゲームからの移植跡はあるが問題なし
このPCゲームはがっつりスマートフォンからの移植跡を残しています。
そうした場合、大抵は非難の的になるものだったりするものです。
スマートフォンのUIというのはボタンを大きめにしなければならなかったり
シンプルなつくりにしなければならないためPCに移植すると見栄えが悪くなってしまいます。
ですがこのオンラインゲームにそういった非難はまず当てはまりません。
なぜならシンプルすぎる操作性なのでスマートフォンからの移植UIであっても
十分に用を成してくれるからです。
またゲーム内容も短く極めようとしても極められないためUIが邪魔になることもありません。
前提としてPCミニゲームということを据えておけば抵抗なくプレイできるほどのUIといえるでしょう。
巧妙な移植が生んだ操作方法が特徴の無料ゲーム!
本作では左への移動が「A」右への移動を「D」で行い、
アクションを右下のアイコンをクリックして行うという形になっています。
これだけで全ての行動を行うのです。シンプルそのものといえるでしょう。
ただこのシンプルな操作方法ですが、意外とあなどれません。
「抵抗なくプレイできるほどのUI」と先述しましたが、
実はこのUIはベストな形と考えることもできます。
プレイヤーがとれるアクションはアイコンを見れば一目で分かりますし、
移動はPCゲームでお馴染みのWASDキーのうちAとDにしっかりと割り振られている形です。
ここが巧妙な部分なのですが、もしベタ移植をした場合、
移動もアクションも同じタッチ操作からの移植になるわけですから
同じ操作方法であるマウスクリックにまとめてしまっていたかもしれません。
少なくとも何も考えずに移植をしようとするならそうなったはずです。
そうするとマウスを頻繁に移動させなければならなくなり、
ゲーム性は著しく低下したでしょう。
しっかりとスマートフォンから移植したときの操作性を考えて
AとDというキーに移動を割り振ったことは英断です。
一見シンプルなミニゲームに見えますが、
だからこそ快適な操作性が求められるためこうした形でUIをまとめた手腕は見逃せません。
プレイ内容によって変化するマルチエンディング
この作品は1回のプレイ時間が60秒で終了するようになっています。
特殊な条件を満たせば60秒以内に終了することもありますが基本は60秒です。
そしてその60秒間に「殴る」と「キス」を活用しつつエンディングを目指します。
そしてエンディングはそれまでにとった行動によって変化するように作られています。
同じようなコンセプトの作品としては『McPixel』を挙げることができます。
こちらはより難しく謎解き要素のある作品で、謎が解けないと悩みこむものなのですが、
このPCゲームはもっとカジュアルでシンプルなものといえるでしょう。
なぜならマルチエンディングに到達するためのヒントががっつり載っているのです。
遊びきれるように作られている良作PCゲーム
タイトルからマルチエンディングの項目をみるとヒントを見る事ができるのですが、
これはヒントと言うよりほとんど正解です。
そこに掲載されている手順通りにプレイするとしっかりとその通りのエンディングが現れるでしょう。
そしてこの部分もやっぱり巧妙に作られているといえます。
こうした謎解き要素(マルチエンディング)を柱にすえたゲームというのは
開発者からすると通常はそれなりの難易度を設けたくなるものです。
時間をかけて解いてもらえればやりがいがありますし、
開発者としても作ったかいがあるものになります。
ですがこのPCゲームではヒントというか解法を掲載してしまっているのです。
ところが解法を掲載することで
「この解法でプレイしてみたい」という動機を与えてくれるようになっています。
パズルゲームではプレイヤーの力量よりも難しい問題が出された場合、
そこで詰んでしまい以降は全くプレイしないようになるものです。
ですが解法が示されている場合、
その通りにやれば解けると分かっているわけですからそれを解いた場合に
何が起こるのかを見てみたくなります。
もちろんそこに「そうすればよかったんだぁ」という満足感はありませんが、
代わりに「おっ本当にこうやったら良いんだ」というある種の納得感が生まれるのです。
もちろん全てのエンディングを見終わった後、
このPCゲームをプレイするかというと難しいところがあります。
なぜなら全てのヒント通りに遊び終えたらそれは本作を遊びきったことと同義だからです。
ただ始めのうちはヒントをみないようにプレイしてみて下さい。
「んー分かんね」となってからヒントをみても遅くないので、
まずは自分の思うとおりに地球滅亡を待つプレイヤーを操作してみましょう。
センスを感じさせるオススメPCゲーム!
『Meteor 60 Seconds!』はジャンルとしては
2Dアクションとなりますがシンプルすぎるためいわゆるミニゲームといった方が良いでしょう。
ただだからといって粗雑な作りなのかというと決してそんなことはなく、
むしろテンポの良い秀逸な作りをしています。
操作性が快適なので思わず何回も遊んでしまうでしょう。
そもそも無料ですし、
全てのエンディングを見るまでそこまで時間もかからないのでぜひ一度遊んでみてください。
steamで絶賛配信中の無料ゲームなので気になった方は要チェック!
類似PCゲームに「60 Seconds!」という核弾頭が飛んできて
それまでに水や食料をシェルターに詰めなくてはならないという
同じくsteamで配信されているPCゲームもあるのでそちらも要チェック!