「いけにえと雪のセツナ」古くからのしきたりにより”いけにえ”となった少女を描いた切なくも美しいRPG!クリア後何かを考えさせられる名作RPGです。

スクエニが贈る、儚くも美しいRPGの世界に引き込まれるPS4ゲーム。人々を守るための、自ら『いけにえ』となった少女と、その少女を最果ての地まで送り届ける人々の物語。極寒の氷の世界は寂しげながらも美しく、古き良きRPGの流れを汲んだおすすめPS4ゲームです!

 

まずはこのRPGの公式動画をご覧ください!

 

いけにえと雪のセツナとは?

 

スクウェア・エニックスより発売された、『いけにえと雪のセツナ』はロールプレイングゲームです。

 

2016年2月18日にPS4とPSVitaが登場し、Windows版やNintendo Switch版もあります。

プレイ人数は一人です。

開発は『Tokyo RPGFactory』が担い、『いけにえと雪のセツナ』の後に、

『LOST SPHEAR』を手がけました。

 

プロデューサーは内堀建吾さん、ディレクターが橋本厚志さん、

音楽は三好智己さん、キャラクターデザインがtoi8さんです。

『いけにえと雪のセツナ』は『とりもどそう。ボクたちのRPG』をテーマとしています。

皆が夢中になった、1990年代のよきRPGを現在の技術で再現した訳です。

 

切ない世界観が紡ぐストーリーが魅力のおすすめRPG

 

とある島には古くから伝わる、しきたりがあります。

魔物の被害を抑える為、十年に一度いけにえを捧げ、島の平穏を維持していました。

 

人々の予想に反し、次の儀式を行う年が経つ前、魔物による被害が激増し始めたのです。

深刻な事態に人々は異例の処置として、再び魔物たちへ、

いけにえを捧げて鎮めようと考えました。

いけにえに選ばれた少女の名はセツナ、いけにえの儀式をする為、

彼女は最果ての地へ護衛隊と旅立ちます。

 

『いけにえと雪のセツナ』は極寒の世界が舞台です。

見渡す限り雪と氷に閉ざされた、世界を細かい部分までこだわり、表現しているのです。

このPS4ゲームをプレイすれば、極寒の地にいるような体験ができるでしょう。

ゲームにはキャラクターが欠かせません。魅力的な登場人物を紹介します。

 

この人気PS4ゲームの魅力的なキャラクターたち!

エンド CV:木島隆一さん

 

特徴的な仮面をつけた主人公、エンドは腕が立つ傭兵です。

島でセツナと出会い、最果ての地へ行く護衛隊に加わりました。

 

セツナを護る事が彼にとっての天命です。

物理攻撃技が強く、攻撃・回復魔法にサポート技もできて有能です。

 

セツナ CV:加隈亜衣さん

 

赤い髪のヒロイン、セツナは魔物を鎮める、いけにえに選ばれました。

島の人々の為なら命を惜しまず、魔物に捧げる覚悟を持っています。

 

素直でお人好しな彼女には、自分の宿命を成し遂げるという信念があるのです。

回復魔法にサポート技、投擲武器や天属性の魔法をも使いこなせます。

 

クオン CV:津田美波さん

 

褐色肌のクオンは謎が多い旅人で、セツナがいけにえに選ばれる以前、

島の村を訪れています。現在では護衛隊を代表する戦士になり、

クオンは村人から信頼され、セツナが姉のように慕うほどです。

 

旅に対して並々ならぬ思いがあり、責任感と使命感を抱いています。

素早い多段攻撃、行動順を管理する技も使えます。

 

ヨミ CV:大川透さん

 

ヨミは過去に、いけにえの旅の護衛を完遂させた経験がある、老巧な剣士です。

普段は陽気でも経験者として、仲間に助言する世話好きです。

 

セツナの安全を優先し、何かと力を貸してくれます。

攻撃力、防御力ともに高く、カウンター技も使用可能です。

 

キール CV:岡村明美さん

 

尖った耳のキールは人里離れた、山奥に住む一族です。

里の者から大切にされ、天真爛漫に育ち、外の世界に憧れた彼は、

里を飛び出してしまいます。

 

絶望に負けず、希望を信じる、ポジティブ思考のムードメーカーです。

高位の呪文が使える魔術師で、火属性の呪文は強力です。

 

ジュリオン CV:竹内絢子さん

 

旧王家の血を引く、ジュリオンは大きな槍を武器としています。

己の信念を曲げられない、頑固な性格です。

 

品があり気高くも清らかなジュリオンは、まさに騎士の鏡です。

謎めく雰囲気は秘めらし過去を暗示しています。

槍による攻撃を得意とし、水属性の呪文も使えます。

 

各キャラはフルボイスで、また声はTVアニメでもお馴染みの

人気声優の方々が務めていますので、よりこのRPGを楽しむことが出来るでしょう。

 

いけにえと雪のセツナ、どんな所が面白い?

 

ATB(アクティブタイムバトル)がやはりおすすめポイントです。

ATBとは、RPGの戦闘システムで、スクウェアの特徴ともいえます。

『いけにえと雪のセツナ』は『クロノ・トリガー』のATB2.0がベースとなっており、

コマンド選択式バトルに加え、ATBゲージが満ちると、キャラは行動を起こせます。

 

敵とキャラの位置関係による範囲ダメージ、更には飛び道具のコース上にいれば、

ダメージを与えられます。

行動入力のタイミングを見計らい、バトルを有利に進める事が可能になりました。

 

刹那システムとはバトルの最中にボタン入力をし、技の効果を高めます。

刹那ゲージが満ちた状態で、技を発動すれば効果が追加され、

攻撃によるダメージを増やせます。

バトルでは回復だけでなく、様々な効果も期待できるのです。

 

連携とは特定の技を装備し、ATBゲージが満ちたパーティーメンバーが、

複数いれば発動できます。

 

 

2人の連携と3人の連携があり、力を合わせると連携技の威力が上がります。

連携する事でバトルをより楽しめるでしょう。

 

キャラカスタマイズとは、武器やキャラクターに法石を装備し、

種々の能力を付与する事です。

 

法石に秘められた効果は、固有の魔法や技を発現させたり、

能力を上昇させたりと、貴方だけの自由なカスタマイズができます。

 

フィールドには魔物が存在しています。

ペンギィ族や毛皮を持つ魔物たち、海に棲む魔物たちなど、

種族がたくさんいて、強いボスも貴方を待ち受けているのです。

 

 

敵を倒すとドロップアイテムが手に入ります。ドロップアイテムは魔導商会で、

お金に換えられます。『いけにえと雪のセツナ』でお金を稼ぐ方法は、

魔導商会でドロップアイテムを売却するのみです。

ドロップアイテムによっては売ると、法石に交換してくれる場合があります。

 

エンドやセツナと護衛隊は、最果ての地へ向かう旅で、様々な街を訪れ、

時に強い魔物を倒さなければいけません。

 

RPGの楽しみ方、成長する喜びをぜひ体感してください。

クリアする前もクリア後も、やり込み要素があるので、安心してプレイできます。

 

良さと改善点について

 

まずBGMである美しく、繊細なピアノの旋律が魅力です。

儚い雪の世界に引き込まれました。

綺麗なグラフィックで、シナリオも完成度が高かったです。

 

最初から終わりまで世界観が統一されていてよかったです。

分かりやすいストーリーで、飽きずに進められました。

ゲームは面白く、昔のJRPGを彷彿とさせました。

遊びやすい作りで、特にストレスもなく、スムーズに動きます。

 

バトルの難易度は低く、オリジナルの刹那システムや連携がバトルを盛り上げてくれました。

メインキャラの名前を変更できる所が珍しかったです。

 

 

戦闘時にキャラボイスがあり、いい感じでした。

カスタマイズ要素に加え、豊富な育成システムも楽しめました。

 

静かなBGMが盛り上がりに欠ける点があり、戦闘には不向きです。

重要なシーンで使った方が効果的でした。

 

マップが雪ばかりで代わり映えせず、冒険やストーリーに物足りなさを感じました。

キャラクターがシナリオ通りに動いているだけで、感情移入ができませんでした。

もう少しキャラクター達を掘り下げて欲しかったです。

 

古き良きJRPGの流れを継いだおすすめRPGです!

 

「いにしえと雪のセツナ」は切ない雰囲気や美しい世界観が好きな方にはおすすめRPGです。

 

1990年代のRPGを思い出し、懐かしさを感じながら、

ぜひ『いけにえと雪のセツナ』をプレイしてみてください!