「Outlast」恐怖の精神病院へようこそ。攻撃手段を持たない主人公を操作する最恐ホラーゲーム!

圧倒的な恐怖が魅力のホラーアドベンチャー「Outlast」。舞台となるのは非人道的な実験が行われており、外界から隔絶された精神病院です。主人公は攻撃手段を持たないため、とにかく逃げ回ることしかできず恐怖感はぴか一です。ハンディカムの暗視モードを活用して暗闇の中を進んでいきますが、バッテリーが切れたらおしまい…?

 

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1通のメールから始まる恐怖の物語

『Outlast』の主人公はフリージャーナリストマイルズ・アップシャーという人物です。

ある日、彼の元へ非人道的な実験を行っている企業の従業員から内部告発のメールが届きました。

 

いわく外界から隔絶されたマウントマッシブ精神病院にて非人道的な実験が行われているとのことです。

物語はこの精神病院に辿り着くところから始まります。

プレイヤーは恐怖と謎に満ちた狂気の世界を体験することになるでしょう。

記録することしかできない主人公

主人公は何一つ攻撃手段をもっていません。

せいぜい手持ちのハンディカム凄惨な光景を映し出しレポートを書くことができるのみです。

 

もちろんレポートが何か敵に対して有効な効果を持つわけではありません。

ひたすら逃げ、隠れ、怖ろしい存在が通り過ぎるまで息を潜めてじっとしているしか無いのです。

 

この「攻撃手段を持たない主人公」という設定はプレイヤーの恐怖をより一層煽り立てる怖ろしい要素です。

私達は彼らに対して完全な無力、絶対的に屠られる立場でしかありません。

 

見つかったなら全速力で逃げ彼らに見つからないよう祈りながら

ロッカーの中やベッドの下に隠れるしか手段が無いのです。

ハンディカムとバッテリー

精神病院内の多くの場所は暗闇に包まれています。

そのため裸眼では何も見ることができず、ただただ怖ろしい物音や叫び声を聞くことになるでしょう。

 

ですが幸いにもハンディカムには赤外線モードが備わっていて、暗闇の中でも視界を確保することが可能です。

ただし、赤外線モードを使用するにはバッテリーが必要で、バッテリーが切れればまた暗闇の世界が待っています。

 

何も対抗手段を持っていない上に頼りの赤外線カメラもバッテリーをどんどん消耗させていきます。

常にプレイヤーはストレスフルな状況に陥り異常な緊張感を味わうことができるでしょう。

 

ただこのバッテリー、精神病院内の丁度いいところに点在していたりします。

とくに文脈上無関係なところにバッテリーが存在しているのはゲーム世界に許されたフィクションと言えるでしょう。

プレイヤーは違和感よりも「たたた助かった…」とただただ安堵するはずです。

完全に安全というわけではない

このゲームには怖ろしい脅威が無数に登場します。

どれも全て明確な殺意をもってプレイヤーに襲い掛かってきます。

 

そのたびにプレイヤーはロッカーの中などに隠れ、彼らが通り過ぎるのを待つわけですが、

必ずしもロッカーの中は安全地帯ではありません。

 

ガバッと扉を開けられ引きずり出され頭を割られるという展開もあるのです。

またベッドの下も安全とは言い切れません。

上手く隠れたと思い彼らの足元を観察していたら急に怖ろしい顔が覗き込んで来るということも有り得ます。

狂ってしまった患者達

精神病院ですから施設内には患者達がたくさんいて、それぞれがそれぞれの形で狂っています。

ドチャッドチャッと音のする方を見たなら血塗れの頭をコンクリートに打ち付けている患者がいたり、

完全な暗闇の部屋の中で隅に縮こまって訳の分からないことを呻いている人物も存在しているのです。

 

最早精神病院の中には正常な者は居ないのです。

狂気の世界の中で狂った人々に囲まれるという怖ろしい環境ですがプレイヤーは歩みを止めてはいけません。

迷うことはそうそう無い

ゲームシステム的にはFPS視点のホラーゲームで、

次々に提示される目標をこなしていくことでストーリーが進行していきます。

 

中には一見どうすれば良いのか分からなくなるものもあるかもしれませんが、

全体的に分かりやすく迷うことはほぼ無いでしょう。

 

ゲームとして「次にどこへ行けば良いか分からない」という不要なストレスではなく

「怖いヤバいやられる助けてくれー!」というホラーに必要なストレスを与えてくれる設計になっている訳です。

ゲームとして良くできているため充実したホラー体験を純粋に楽しむことができるでしょう。

考え得る限りの残虐表現

ホラーというジャンルの中でも海外製のものにはスプラッターな表現が多いものですが、

本作はかなり怖ろしいレベルの残虐表現が随所に盛り込まれています。

 

プレイの対象年齢を既定するCEROは「Z」ですので血だの肉だの何だのがてんこ盛りです。

スプラッター好きにとってはたまらないPCゲームとなるでしょう。

 

ゲーム内の残虐表現は単調なものではなく、

それぞれ工夫を加えたものとなっているため常に恐怖と驚きを感じることができるはずです。

 

ゲームが進むに連れ1歩も歩きたくない…もしくは早く逃げないとヤバい!という気持ちになってくるでしょう。

人間の恐怖心を極度に煽るスプラッター表現は注目しておきたい要素です。

とにかく怖いゲームがしたいならこれで決まり

『Outlast』ホラーゲームとして極上の体験を味あわせてくれる作品です。

何もできない主人公はただただ絶望的な世界の中で逃げ回り物陰に隠れ、それでも進まなければいけません。

 

果たして精神病院で一体何が行われているのか、それを目にするのはプレイヤー自身の役目です。

狂ったキャラクター秀逸な残虐表現など、ホラー好きにとってたまらないおすすめPCゲームと言えるでしょう。