「Arma 3」軍事シミュレーターのベースにもなったリアル系FPSの傑作!オープンワールドで多くのMODがあるオススメPCゲーム!

リアル系FPSシリーズ第3弾!あの実際使われていた軍事シュミレーターの後継作品で他のFPSゲームでは味わえない緊張感のあるオープンワールドゲームです!ファンによるMODも豊富で長い期間遊べるようになっているPCゲームでオススメです!steamからダウンロードできるので要チェック!

 

 

まずはこのリアル系FPSの映像をチェック!

他のFPSゲームとは一味違う雰囲気

近年のFPSゲームは『Quake』ほどではないにしろスポーツ風のものが主流です。

いわく『バトルフィールド』『コールオブデューティー』シリーズは

その代表的な作品といえるでしょう。

スピード感のある刺激的な試合展開は病みつきになるものです。

 

ですが一方でリアルを追求したFPSの世界というものも存在し、

そのトップを走るのが『Arma 3』となります。

今回は軍事用のシミュレーターのベースともなったこのPCゲームについてみていきましょう。

このオープンワールドゲームの開発はBohemia Interactive

このPCゲームは1999年にチェコのプラハで設立した「Bohemia Interactive」による作品です。

『Arma』シリーズはリアル系FPSを多数手がける同社にとって看板ともいえる作品で、

2006年に『ArmA: Armed Assault』2009年には『Arma 2』そして2011年に『Arma 3』がリリースされました。

 

スポーツ系FPSには見向きもせずリアル系のFPSをひたすら追求する開発会社として知られています。

ここで軍事シミュレータ関連の話についてもチェックしておきましょう。

 

2000年初頭、アメリカ陸軍はBohemia Interactiveの作品『Operation Flashpoint』のmodである

「DARWARS Ambush!」を兵士の訓練用シミュレータとして採用しました。

その後、同社は軍事シミュレータソフト「Virtual Battle Space(VBS)」を開発する部門

「Bohemia Interactive Simulations」を立ち上げることになります。

 

2002年に『Operation Flashpoint』をベースとする『VBS1』を、

2007年に『ArmA: Armed Assault』をベースとした『VBS2』を、

そして2014年に『Arma 3』をベースとする『VBS3』をそれぞれリリースしているという形です。

 

『VBS』シリーズはアメリカ陸軍や海兵隊を始めとしていくつかの国において

兵士を教育するための軍事シミュレータとして採用されています。

 

そのベースとなった『Arma 3』のリアル性を示唆するには十分すぎる実績といえるでしょう。

これから時代が進むにつれ、よりゲームとリアルの境界は近いものとなっていくはずです。

そしてその境界に位置するのがこのPCゲーム『Arma 3』となります。

リアル系FPSとマッチするゲーム性

ゲームというものは決してリアルだからといって支持を集めるものではありません。

ボタン1つで攻撃ができるRPGの世界が人を惹き付けることもありますし、

MPという謎のポイントを消費して魔法を撃つ世界は当然のようにプレイヤーに受け入れられています。

 

またクラフト要素を取り入れた作品でも素材を組み合わせるだけで作業台やベッドを作ることができ、

決して一から自分の操作のみで全てを組み立てるなんてことはしません。

リアル性というのはむしろゲーム性とは相反する要素ともいえるでしょう。

 

 

FPSでいえば近年ではより強い刺激とより早いゲーム展開を要求する

『コールオブデューティー』が支持を集めています。

 

自分の命も敵の命も安く、倒れては復活しまた倒れるということを繰り返している形です。

こうした作品は描画のクオリティは高いもののリアル性は低く、よりスポーツ的なFPSといえるでしょう。

 

ちなみに、そのグラフィックの要求レベルの高さからハイスペックPCをお持ちでない方は少し動作が厳しいかもしれません。そういう方は無料FPSゲームとしてAVAなどもおすすめですので、こちらも併せて読んでみてください!

 

リアル系FPSが主流とはいえない状況ですが、

リアル性のあるゲームジャンルはきちんと支持を得ています。

 

『Arma 3』はこのようなシミュレーターの一種と考えてみると良いかもしれません。

FPSというと敵をバンバン撃ち倒すものをイメージするものですが、

そういうものというよりは『Arma 3』は正に戦場のシミュレーションです。

 

敵の情報を得て車で最適な位置へ移動し十分に準備して狙い撃破する、という流れを楽しむ作品となります。

またスポーツ風FPSとは異なり臨場感が半端ではありません。

 

自分の命を狙っている敵がそこに存在する恐怖感や緊張感はリアル系FPSの醍醐味ともいえるでしょう。

戦場と最も近いこのPCゲームでしか味わえないゲーム体験があるのです。

3つのストーリーで構成

このPCゲームは当初アーリーアクセス版としてリリースされ、順次ストーリーが追加されてきました。

エピソード1が「Survive」エピソード2が「Adapt」エピソード3が「Win」と名付けられています。

 

どのストーリーもボリュームは膨大で満足したゲームプレイとなるでしょう。

そこで本作のベースとなる物語についてチェックしておきましょう。

 

2030年、地中海の島アルティスとストラティス間で紛争が始まり市民の半数が死亡

ホームレスとなった人々は難民となり窮地に陥ることになりました。

この事態を受けてNATOの平和維持軍は現地のAltian Armed Forces(AAF)へ協力することになります。

 

5年後、エーゲ海地域へのNATOの資金力は弱まり、

代わりに東半球諸国の軍事同盟であるthe Canton-Protocol Strategic Alliance Treaty(CSAT)が

AAFへの資金提供を行い太平洋での編成を行うようになりました。

 

これを受けNATOは平和維持活動を終了することになり、

遠征軍を撤退することを決断するのですが既にNATOとAAFは緊張状態にあったのです。

このFPSはここからはじまる!チュートリアルを兼ねたプロローグ

このPCゲームではプロローグがチュートリアル代わりになるのですが、

ここのストーリーも見逃せません。プロローグは以下のように始まります。

 

2034年、エピソード1「Survive」が始まる数ヶ月前に

NATO軍はAAFの訓練のために使うVRコンバットシミュレーターのテストをしていました。

 

そこへAAFの兵士から一報が入り、協力して欲しいことがあるとのこと。

地図もGPSも装備していない彼らの元へなんとか到着すると、

そこではAAFの兵士が民間人を攻撃した後でした。

 

攻撃した理由を尋ねると「彼らはゲリラだ」とのこと。

NATOの兵士が「民間人を救護するよう連絡をしろ」と怒鳴りつけた後で民家から銃器が見つかります。

この辺りでは銃は高価なため確かに彼らはゲリラだったのでしょう。

 

これはプロローグの一部でしかありません。

リアル系というと無味乾燥なイメージを抱くかもしれませんが、

なかなかドラマチックで真に迫っており、声優さんの迫力も映画並みです。

息を飲む展開に夢中になるでしょう。

ゼロイン調節が必要な銃も存在

このPCゲームはFPSなので基本的には従来と操作方法は変わりません。

ですがしゃがみや伏せの体勢を変化させることができたり、

銃を前に構えたまま周囲を見回すといったことができたりします。

 

また、通常のFPSではする必要の無いゼロイン調整を行わなければならない場合があります。

ゼロイン調整とは着弾点を確認しながら照準の調整を行っていくというものです。

 

遠距離から敵を射撃するためには確かに必要なことですが、

なかなか他のFPSでは体験できない光景となるでしょう。

シチュエーションも豊富で、遠距離から敵を狙うこともあれば近距離戦となることもあります。

 

地形はほぼ平坦な場合もあれば建造物に隠れながら敵を狙うこともあるでしょう。

一歩間違えば倒されてしまう状況はいずれにしても強い緊張感をともなうはずです。

 

他にもこのFPSにはリアルさを追求した要素が

ふんだんに詰め込まれており戦場のシミュレーションとしては高すぎるクオリティとなっています。

疲労感と充実感の高いPCゲーム

『Arma 3』はリアル系FPSの代表的な作品です。

スポーツ風FPSとは異なり慎重に動くことが求められ、

その恐怖感はとてもリアルなものとなっています。

 

特に1人用のシングルプレイが充実している他、

ユーザーが開発したmodも豊富で非常に遊びがいのある世界が広がっている形です。

 

ストーリーはシリアスで緊張感も高いためプレイするたびに疲れることになりますが、

ミッションを達成したときには他のゲームでは得られない充実感を味わえるでしょう。

軍事シミュレーターのベースともなったこのオンラインゲームをプレイすると

戦場の空気を体験することができるはずです。