「Crusader Kings II」中世欧州を舞台とする超本格的ストラテジー!自らの血筋を絶やさず支配を広げていく国家運営シミュレーションゲームです!

やれることは無限大!?中世のヨーロッパが舞台の大作ストラテジーゲーム!血筋を途絶えさせることなく国家運営をするこのPCゲームはとにかくやりごたえMAXです!「王・侯爵・伯爵・男爵」から自らの階級を選び、国を統治しましょう!自由度抜群のPCゲームなら今作に決まり!

 

まずはこのPCゲームのプレイ動画をご覧下さい!

紹介元:Pravus Gaming様

一族として血筋を残すストラテジーゲーム!

 

『Crusader Kings II』は難解な作品を作る事で知られるスウェーデンの「Paradox Development Studio」によるストラテジーゲームです。「パラドゲー」という愛称でも呼ばれることのある同社の作品の中でも本作は代表作の1つといえるでしょう。なお本シリーズの初作は2004年、本作は2012年にリリースされ、現在までに本作のDLCが多数発売されている状況となります。

 

本作はとにかく詳細な設定が可能、というよりも必須で、公式には日本語版は用意されていません。そのためかなり本腰を入れて挑むことになるでしょう。ただ理解すれば理解するほど面白くなっていくはずです。Steamにて3,980円で発売中の本作についてチェックしていきましょう。

 

ちなみに、本作の時代背景は中世ですが、第一次・第二次世界大戦を舞台にした本作とほぼ同様のUIで遊べるPCゲームとしては、HoI4が挙げられます。こちらも気になればチェックしてみてください。

 

まずはプレイヤーとなる領主選びから

 

このPCゲームの世界は最小単位をProvince(州)と呼び、各ProvinceにはそれぞれCount(伯爵)が存在しその領地を支配しています。さらにProvinceは複数の男爵領、都市、教会で構成されているという形です。また、Countの上にはDuke(公爵)が存在し、最上の位に王が位置しています。

 

階級を偉い順に整理すると「王・公爵・伯爵・男爵」となるわけです。そしてプレイヤーはマップ上に存在する「王・公爵・伯爵」の中から選んでプレイすることになります。王は始めから多くの支配地域を獲得していますが、公爵は王に仕え伯爵を治め、伯爵は公爵に仕えつつ男爵を従えているという形になるのです。

 

王は必ずしも楽ではない

 

例えば『信長の野望』や『三国志』といった日本のシミュレーションゲームでお馴染みの分野では大国であればあるほど有利だったりするものですが、本作ではそのセオリーは通用しません。少なくとも初めてプレイする場合、王を選んでしまうとかなり複雑な事態に巻き込まれることになるでしょう。

 

先述したように、本作では王のほかに公爵や伯爵といった単位で領地が支配されており、彼らは自らの意思をもっています。まるで機械のような忠実な部下ではなく1人の人間、一族の代表として彼らは生きているのです。そのためもしかしたら王にとって悪い噂を流されることもあるかもしれませんし、野望に燃える領主が自分の領土を広げようと諜報活動を行う可能性だってあります。

 

そのため最初は最も支配地域の少ない伯爵からスタートすると良いかもしれません。内部のごたごたや反乱といった部分に目を向ける必要がなく、ひたすら上を目指して奮闘することに注力すればよいからです。

 

重要な3つのステータス

 

本作では国を運営していく上で必要な以下の3つのステータスが存在し、右上のアイコンからいつでもチェックできるようになっています。

 

◇Gold:資金

国を運営する上でとにかく必要なものがお金、Goldです。いくらあっても困りませんし、いくらでも消費できるともいえるでしょう。獲得方法は主に税収ですが、この税収のシステムも複雑です。税法の改定はもちろん、徴収を始めたり直轄地は当然ですが封臣(Vassal:貴族階級と特別な関係にある人物)からの税収も考えておく必要があります。

 

◇Prestige:名声

封臣から良い評価を得るためには名声が必要となります。封臣は直轄地からの税収ほどではないにしろ税金を納めてくれる優秀な財源なので大切にしなければいけません。もちろん彼らにも意志があり、好ましい君主にはきちんと税を払うものの仕える価値の無い君主にはほとんど税を収めないでしょう。

また封臣は徴兵にも応じる者達なので軍事力の面からみても大事な存在です。ですが大事に扱いすぎると彼らは反乱を起こすかもしれません。扱いが難しく強力な力をもつ彼らとの関係はまず名声を高めることから始まります。またPrestigeは多くの要素と絡み合ってもいるパラメーターです。

 

◇Piety:信仰心

当時、宗教は現在からは考えられないほどの力を有していました。学問は宗教に沿ったものしか認められず、むしろ宗教のために学問が存在していたといっても良いでしょう。信仰心は教会や司祭から良い評価を受けるために必要で、王位の作成にも関わってきます。また開戦の理由に宗教を利用し勝利すると大きくポイントを稼ぐことが可能です。

このように、1つのステータスには様々なシステムが関係しています。獲得する機会も損失する機会も少なくないので、何かイベントを起こすときには注意しておきましょう。

 

子孫を残さないといけない

 

本作は一族の長となって領地を運営していくゲームなので、自分の後を引き継ぐ子孫の存在が重要になります。もし子孫が存在しない場合「Title Loss on Succession:継承者の不在による消滅」という警告が出されてしまうでしょう。領主の血族が居ない限り、その土地は継承されなくなってしまうのです。

というわけで結婚する必要があるのですが、この結婚も早いうちに済ませておかなければいけません。結婚相手も他の領主がどんどん取っていくわけですから、時が経つと段々と相手がいなくなってしまうのです。ただこの結婚にもひとクセあります。

 

結婚相手の女性にはプレイヤーと同じくパラメーターをもっており、プレイヤーとパートナーのパラメーターが子に大きな影響を与えることになるのです。では高いパラメーターの女性と結婚すればよいかというと、それ以外にも注目しておきたい点があります。それは能力値を修正するTrait(特性)で、悪いものが揃っていると好ましくありません。また、女性の出自の位によっては自身の地位にも影響を与えることになりますし、新たな問題の種ともなるでしょう。もちろん悩んでいる内に時間も過ぎていきますし、スタート直後はそこまで大きな問題にもならないので直ぐにでも結婚した方が良いかもしれません。

 

各役職の役割

 

評議会では部下に対して以下の5つの役職を決めることができます。

・Chancellor(宰相):関係改善、外交を主な任務とする
・Marshall(元帥):治安維持や軍事技術の研究ができる
・Steward(家令):税徴収、工事研究などの内政を行える
・Spymaster(密偵のリーダー):陰謀、情報収集、諜報活動、諜報技術の向上
・Court Chaplain(宮廷司祭):司祭との交渉役

これも1つ1つ解説していくと途轍もない内容となってしまうため省きますが、他にも本作には開戦にまつわるあれこれや各技術の開発など多岐に渡るコンテンツが含まれています。

 

本腰をいれて楽しみたいとても深い作りのストラテジーゲーム!

 

『Crusader Kings II』は超本格的なストラテジーゲームです。領地を治める一族の長となり支配領域を拡大していくのですが、とにかく膨大な要素が詰め込まれています。

日本語化もされていないのでプレイするときにはどっしりと腰を据えて楽しみたいところ。既存のストラテジー作品に物足りないものを感じている方にこそおすすめできる作品です。

 

このPCゲームの基本情報

タイトル Crusader Kings II
ジャンル 国家運営シミュレーションゲーム
開発元 Paradox Development Studio
パブリッシャー Paradox Interactive
リリース日 2012年2月15日
料金 3,980円(通常版)
日本語 非対応
オンライン 対応
OS Windows

スペック/動作環境

OS:Windows 7
プロセッサー:Intel® Pentium® IV 2.4 GHz or AMD 3500+
メモリー: 2 GB RAM
グラフィック:NVIDIA® GeForce 8800 or ATI Radeon® X1900, 512mb graphics memory required.
DirectX: Version 9.0c
ストレージ: 2 GB 利用可能

このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)

おすすめ・高評価の口コミ

Wikiや2chやニコニコ動画で定石を学び、今ではすっかりハマっています。
英文の全てを理解しようとせず、まずは選択肢の効果だけを見ておけばいいです。
ゲームの流れに馴染んだ後で気になる文章を少しずつ調べていけば、どんどん楽しめるようになります。
本当におすすめです。

史上最高の歴史SLGだと思う。

低評価の口コミ

とりあえず取っつきにくいw
パラドックスのハーツオブアイアン ヨーロッパユニバーサリスなんかやってきましたが ちょっと毛色が違います。