「Wings of Prey」第二次世界大戦の空戦を体験できるFPS&TPS!コックピットや戦中の雰囲気が忠実に再現されているオススメ戦争ゲーム!

第二次世界大戦を舞台にした迫力満点の空中戦が楽しめるFPS&TPS!シングルプレイ専用のPCゲームですが当時の本物の映像を使用し、第二次世界大戦に登場した飛行機のみが登場するなどかなり本格的な戦争ゲームになっています!steamで配信されているFPS&TPSの中でもオススメしたいPCゲームなので要チェック!

 

 

シングルプレイが光るTPS/FPS

『Wings of Prey』はシングルプレイ専用の空戦FPS/TPSです。

FPSTPSのどちらの視点にも切り替えることができ、

FPS視点ではコックピット内の風景が映し出されるため

より臨場感のある戦いを楽しむことができるでしょう。

 

第二次世界大戦で活躍した飛行機に乗り込み様々な戦場を体験することができます。

古めの作品ですが演出などがしっかりと作りこまれているため古さを感じさせません。

開発はGaijin Entertainmentという海外のゲーム会社

このPCゲームを手がけるのはロシアのモスクワで活動している「Gaijin Entertainment」です。

2002年に設立してから様々なジャンルの作品を手がけてきましたが、

最も知られている作品といえば2012年にサービスを開始したウォーゲーム『War Thunder』でしょう。

 

『War Thunder』はそのリアリティのある作りからウォーゲームのプレイヤー

幅広く支持されており様々な地域で楽しまれている作品です。

 

このPCゲームは元々2001年からロシアの開発会社Maddox Gamesが手がけていたシリーズ作品

『IL-2 Sturmovik』の中の第7作目となります。

2014年からは『IL-2 Sturmovik: Battle of Stalingrad』をベースとしてDLCという形で続編が開発されている形です。

 

ともかく『War Thunder』を手がけているGaijin Entertainmentの作品ですから

そのクオリティは保障されているといっても良いでしょう。

 

2009年にリリースされた作品になりますが、

ウォーゲームが好きな方はチェックしておきたい作品です。

史実を元にしたTPS

このPCゲームでは史実をベースとしており、リアリティのある戦闘を楽しむことができます。

例えば以下のような戦場がプレイヤーを待ち受けているのです。

 

Battle of Britain(バトル・オブ・ブリテン)


1940年7月に始まったバトル・オブ・ブリテン。

ドイツ空軍による急襲を受けたイギリスはこれをイギリス空軍によって迎撃することになります。

プレイヤーはイギリスの戦闘機Hurricane Mk IIに乗り込みドイツ空軍を退けなければいけません。

 

史実ではドイツのイギリス攻略は失敗に終わりましたが、

ゲーム内でも同じようにドイツ機をビシビシ撃って撃墜していきましょう。

Invasion of Sicily(ハスキー作戦)


1943年7月、連合軍がイタリアのシチリア島へと攻め込んだ戦いです。

イギリス軍を主としアメリカ軍を連れ立って、イタリアとドイツがこれに立ち向かう形となりました。

 

同年5月に凄まじい爆撃を加えた後、空挺部隊が乗り込むことによって作戦が発動しました。

連合国にとって地中海の航路を切り開くための重要な戦いといえるでしょう。

 

Battle of the Korsun(コルスン包囲戦)


1944年1月、ドイツ軍を包囲したソビエト軍による包囲戦です。

戦力差は凄まじく、ドイツ軍が歩兵6万人(後に8万人が加わる)戦車59両に対しソビエト軍は歩兵33万人、

 

戦車524両(後に400両が加わる)さらには航空機が1,000機という状況です。

この戦力差にも関わらずドイツ軍は2/3を脱出させることに成功しました。

ただそれは逆にいえば1/3は死亡ないし捕虜したということでもあります。

 

Battle of Berlin(ベルリンの戦い)


1945年4月に起きたロシア軍とドイツ軍によるベルリンの戦いは第二次世界大戦の行方を決定つけるものでした。

結果的にヒトラーの自殺とベルリンの無条件降伏

そしてドイツの無条件降伏という歴史的な出来事を招いた戦いです。

そんな戦いで航空戦力はどのような活躍をしたのか、それをこのFPSでは体験することができます。

 

他にもたくさんの史実を空戦という形で体験することができます。

外国の戦史というものは知ろうと思わない限りなかなか触れる機会がないため、

新たに知る戦いがあるかもしれません。

第二次世界大戦の映像を取り入れた迫力ある演出

例えばキャンペーンモードでBattle of Britainを選ぶと、

映像を交えてシブい声の英語音声で第二次世界大戦の開戦から

バトル・オブ・ブリテンまでの流れをなぞってくれるのです。

 

映像は様々なソースから集められたようで、あらゆる角度からプレイヤーの気分を盛り上げてくれるでしょう。

当時のイギリスの首相チャーチルによる演説「We shall go on to the end(我々は最後まで戦い抜く)」から始まり

「We shall never surrender(我々は決して降伏しない)」までを引用するなど格好良い演出が光ります。

 

実はこの映像なのですが、これだけで1つのコンテンツだったりします。

このバトル・オブ・ブリテンを解説する映像と、ゲーム本編という形で分かれているのです。

 

わざわざこうした映像を作り上げるというところは戦争ゲームとして素晴らしい点といえるでしょう。

このPCゲームにはこのようにゲームを通して戦史を知るという教育的な要素も含まれているのです。

ミッションクリア型で進行していく

キャンペーンモードでは1つのステージの中でそのつど目標が示されます。

例えばBattle of Britainの場合、敵機を全て撃墜しただけでは作戦は終わりません。

プレイヤー自身が帰還する必要があるのです。

 

他にも護衛対象を敵の攻撃から守ったり、

指定された攻撃目標を破壊したりと様々なミッションをこなしていかなければなりません。

 

それこそ正に刻々と変わる戦況に沿って作戦を遂行していく

戦闘機のパイロットのような感覚を味わうことができるでしょう。

またキャンペーンモードのほかにもシングルミッションがあるため自由な形で作戦を楽しむ事ができます。

第二次世界大戦で登場していた飛行機

この戦争ゲームに登場する飛行機は国別に以下の機体となります。

・USA:A-20G・B-17G・F-47D/51D

・United Kingdom:Blenheim Mk IV・Hurricane Mk II・Spitfire Mk IIb/IX/XVI

・USSR:I-16Type 24/I-153P・IL-2/2M/4/10・La-5FN/7・Li-2・Po-2・/Yak-1B/3/9T

・Germany:Arado-234・Bf109系・Fw 190系・He 111系・Ju 52系・Me 163 B/262 A-1・Ta 152 H-1

特にソビエト連邦とドイツの飛行機が充実している形です。

ロシアの開発会社なのでUSSRのラインナップが充実しているのは当然といえるのですが、

敵国であったドイツの飛行機が最も充実しているというのは興味深い点でもあります。

 

第二次世界大戦の中心的な国という事情もあるのかもしれません。

なおドイツの機体は計21種類が登場する形です。

オンラインサービスについて

ストアページで確認できるのですが「Note! Multiplayer for Wings of Prey is no more supported!」とあります。

これを日本語にすると「『Wings of Play』のマルチプレイヤーのサポートはしてないよ!」ということです。

当初はオンラインでフレンドと楽しむ事ができたようですが、

もうオンラインゲームとしては楽しめない状況となりました。

 

ですがシングルプレイのFPS/TPSはたくさんありますし、

オンラインで空戦が楽しみたいなら同じ開発元が積極的に開発を続けている

『War Thunder』をプレイすれば良いことです。

落ち着いて戦史をベースとした空戦を楽しむ作品としてこのPCゲームをプレイすると良いでしょう。

じっくりと戦史を辿れるオススメPCゲーム!

『Wings of Prey』は第二次世界大戦をベースとした空戦FPS/TPSです。

戦史をベースとしたキャンペーンやシングルプレイを楽しむことができます。

 

キャンペーンにはこれから参加する作戦についてコンパクトにまとめた映像コンテンツも存在し、

視聴することでプレイヤーの臨場感を高めてくれるでしょう。

 

英語音声での解説となりますが、ゲームから戦史を学ぶという体験ができるはずです。

このPCゲームはじっくりと第二次世界大戦における空戦が楽しめる作品となっています。