「DreadOut」日本のホラー文化に影響を受けたインドネシア産のホラーゲーム!じわじわと蝕むような恐怖があなたを襲う・・・

スマホを片手に探索するホラーゲーム!このゲームは日本のホラー作品い影響を受けたインドネシア産のホラーゲーム。アンソロジーコミックやオリジナル楽曲など様々なメディア展開も。精神を蝕むような「じわじわと襲ってくる恐怖」を丁寧に演出しており、和風ホラーゲーム好きなら!

 

このおすすめパソコンホラーゲーム「DreadOut」のトレーラーはこちら!

紹介元:DreadOutgame様

 

インドネシア産のホラーゲーム「DreadOut」ゲーム概要

 

「DreadOut」は、インドネシアのインディー系ゲーム開発会社

「Digital Happiness」が開発を手がけたホラーアドベンチャーゲームで、

2014年5月16日から大手ゲーム配信サイトsteam及びPLAYISMで配信されています。

 

プレイヤーは、修学旅行中に「廃村」に迷い込んだ高校生グループの1人「リンダ」となり、

死者の世界からやって来る「謎の存在」の秘密に迫ることになります。

 

日本のクリエイターが生み出した「ホラーゲーム」や「ホラー映画」

強く影響を受けて製作されたという「DreadOut」には、

欧米のホラー映画や恐怖映画にありがちな過剰な「スプラッター描写」は存在せず、

人間の心理状態に「じわじわと迫り来る恐怖」を丁寧に演出している点が特徴です。

 

日本のホラー文化に親しみを感じているユーザーであれば、すぐに本作を好きになることでしょう。

 

プレイ言語は全10種類で、

「日本語インターフェース」及び「日本語字幕」に対応しているので、

多くの人が楽しむことができます。

 

興味がある人は、この珍しい「インドネシア産」のホラーゲームを一度体験してみましょう!

 

他にPLAYISMで配信しているホラーゲームでは「NightCry」がおすすめ!

当サイトの「NightCry」の紹介記事はこちら!

 

スマートフォンが最大の武器になるという発想

 

「DreadOut」の主人公である「リンダ」は、

ゲーム開始直後に「Iris Phone」というスマートフォンを拾います。

 

この「Iris Phone」は基本的に暗いゲーム内の世界を照らすライトの役割を果たしてくれますが、

さらに大事なのは搭載されている「カメラ機能」で、

この「カメラ機能」が本作で最も重要な要素になってきます。

 

ゲーム内には「死者の世界」からやってきた「不気味な存在」「幽霊」が徘徊していますが、

普通にプレイしているだけではその姿を見ることができない者もいます。

このような場合はリンダが持つ「Iris Phone」のカメラ機能を利用し、

「ファインダー越しに覗く」ことでその姿形を確認できるようになっているのです。

 

また、リンダに襲い掛かる「不気味な存在」や「幽霊」は、

リンダが「撮影」ボタンを押すことで撃退できるようになっています。

 

「DreadOut」は「バイオハザード」シリーズのようなホラーサバイバル作品とは異なり、

銃器や鈍器などの「武器類」が一切存在しないため、

頼りになるのはスマートフォンの「撮影機能」だけなのです。

 

「赤いビネット」と「青いビネット」に注意!

 

「DreadOut」の主人公リンダには霊感があり、

彼女はその場に発生する超常現象や怪異を敏感に察知します。

 

プレイ画面の周囲が「赤いビネット」で覆われるときは、

リンダのすぐ近くに「死者の世界」からやってきた

「不気味な存在」や「幽霊」がいるというサインなので、

警戒を強めながら進みましょう。

 

また、画面の周囲に「青いビネット」が出た場合は、

リンダの周囲に「アイテム」や「謎解きのヒント」があることを示しているので、

周辺をくまなく調べると良いでしょう。

 

「死者の世界」からやってくる「不気味な存在」や「幽霊」の気配は、

ゲーム内に流れる音楽の変化でも察知することができます。

急に不気味なBGMが流れはじめた場合は

リンダのそばに「危険」が迫っているサインなので気をつけましょう。

 

探索と謎解き要素が含まれる「DreadOut」では、

先へ進むために、仕掛けられた謎を解き明かす必要があります。

 

恐怖心に駆られて闇雲に動き回っていると、

マップ内の大切なアイテムやヒントを見落としてしまうことになるので、

プレイ中は「赤いビネット」だけでなく、

「青いビネット」にも十分注意を払いながら行動してください。

 

カメラアングルと演出が秀逸!

 

ある程度自由に動き回ることができる「探索型」ホラーゲームの場合、

最もプレイヤーを恐れさせるのは「先に何があるか分からない恐怖」です。

 

見通しが良すぎても「恐怖感」は薄れ、カメラアングルが悪すぎると「ストレス」が溜まります。

世の中には多くのホラーゲームが出回っていますが、

これら全ての条件をクリアしたゲームは非常に稀です。

 

「DreadOut」の基本ゲームシステムは「三人称視点」で、

プレイヤーは主人公リンダの背後からゲーム世界を見る格好になります。

 

「三人称視点」は客観的な視点なので、

没入感が必要になるホラーゲームにはあまり向かないと考えられがちです。

 

しかし本作の場合は視点の高さとアングルの設定が絶妙で、

ゲームの肝となる「Iris Phone」のカメラ機能を使用する際には「一人称視点」に変化するため、

メリハリが効いた演出が堪能できます。

 

また、本作の重要な場面には短い「カットシーン」が挿入されますが、

その入り方は実に自然で、カメラアングルも良く考えられているので、

思わず目の前の展開に惹きつけられます。

 

これらのアングルや演出には、「Digital Happiness」の製作スタッフが愛してやまない

「日本ホラー映画」の影響が感じられ、かなり怖いシーンに仕上がっているので、

多くのプレイヤーが背筋をゾクゾクさせることでしょう。

 

アンソロジーコミックやオリジナルBGMもDLCで販売中

 

現在steamではダウンロードコンテンツとして

「DreadOut Soundtrack & Manga DLC」が販売されています。

 

このコンテンツにはインドネシアのコミック作家が

「DreadOut」の世界観をコミック化した作品を集めたアンソロジーコミック。

 

そしてインドネシアのインディーバンドによる本作のための

オリジナル楽曲及びサウンドトラックがセットで含まれており、

購入すれば「DreadOut」の世界をさらに深く楽しめます。

 

「自分たちが作りたいゲームを作る」という姿勢こそがインディー系ゲーム開発会社最大の特徴ですが、

そこに「コミック」「音楽」の分野で活躍するクリエイターも巻き込んで

プロジェクトを進行した「Digital Happiness」の姿勢は非常に野心的で、製作意欲に満ちています。

 

尊敬する日本のホラー文化に自国のカルチャーをミックスさせ、

アンソロジーコミックやオリジナルサウンドトラックを発表する段階まで進化した

「DreadOut」プロジェクトには、

インドネシアの若者が持つ「ゲームへの情熱」を感じることができます。

 

「DreadOut」は、こんな人におすすめのホラーゲーム!

 

かつてPlayStation 2向けに発売された「テクモ」のホラーアドベンチャーゲーム

「零~zero~」に大きな影響を受けているという「DreadOut」は、

「霊体を撮影することで退治する」という基本システムこそ似ていますが、

そこに自国のホラー文化やカルチャーを融合させている点に独創性を感じます。

 

インドネシアではポピュラーな存在である「幽霊の外見」を大胆にフィーチャーし、

さらにエキゾチックなBGMも随所に織り交ぜられているため、

プレイを進めると実にオリエンタルな雰囲気を感じることができます。

舞台となる「廃村」にもアジアらしい特色があり、異国情緒満点です。

 

グラフィックは全般的に荒く、現代最高のグラフィックを持ったゲームと比べると見劣りがしますが、

テクスチャは丁寧に描き込まれており、

またゲームは比較的暗い画面なのでそれほど気にはなりません。

 

むしろ「よく分からないテクスチャ」がスマートフォンの明かりに照らし出されることが、

結果として恐怖心を煽ることに繋がっています。

 

一般的なゲーム作品と比べると販売価格はかなり低めに設定されているので、

気になる人はぜひ一度プレイしてみましょう!

 

「DreadOut」は、「じわじわ来る恐怖」が好きなユーザーにはおすすめのパソコンホラーゲームです!