1994年に発売した名作ギャルゲー「DESIRE」のリマスター版！2つの視点から紡ぎだされる重厚な物語は周回プレイで全容が見えてくるなどやり込み要素もあります！当時の音源と現代風の音源がプレイヤーの好きに選べるなど、原作のファンの方にも嬉しい要素のあるおすすめパソコンギャルゲーです！

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DESIRE remaster ver. ってどんなパソコンギャルゲー？

DESIRE remaster ver.は、

1994年にEl-DiaからPCゲームで発売されたコマンド選択型のアドベンチャー

「DESIRE」のリマスター版です。

「DESIRE」はマルチサイトシステムという独自のシステムを導入したことで、

人気を得た名作ギャルゲーです。

リマスター版となる本作ではオリジナルの「DESIRE」ではなく、

セガサターン版の原画をベースにグラフィックの彩色が変更され、

デジタルリマスター化もされています。新しいイベントCGも追加されているため、

オリジナルをプレイしたことがある人も楽しめる作品になっています。

プレイヤーは新聞記者のアルバートと技術主任のマコト、

2人の主人公を操作してストーリーを進めていくことになります。

どちらの主人公であっても絶海の孤島に建てられた研究所、

「デザイア」に隠された真実を解き明かしていくのがプレイヤーの主な目的です。

アルバート編では「デザイア」を取材するために島にやってきた主人公が1人の少女と出会うことで、

一方マコト編では研究所内に工作員が潜入したことをきっかけに物語が動き始めます。

2つの視点から紡ぎだされる重厚で奥深いストーリーが、本作最大の魅力だと言えるでしょう。

魅力的なキャラクター

DESIRE remaster verには数多くのキャラクターが登場します。

主人公のアルバートとマコトは恋人同士という設定で、

本作では主人公2人のすれ違いも1つの見所になっています。

さらにもう1人のヒロインと言うべき記憶喪失の少女ティーナというキャラクターがいて、

物語の鍵を握る非常に重要な存在です。

他にも男勝りな整備士シルビアやミステリアスなカズミ、

マコトに好意的なアルのライバルのカイル、

デザイアの総監督であるステラ教授など、

一癖も二癖もあるキャラクターばかりです。

これらのキャラクターの多くはアルバートとマコト、

どちらのパートにも登場します。

それぞれのキャラクターにはボイスが設定されており、

アニメーションの演出と相まって、没入感は非常に高いと言えます。

さらにそれぞれのキャラクターに立ち絵やイベントCGなどが用意されています。

ただし中には当時そのままの原画もあり、

すべてがデジタルリマスター化されているわけではありません。

リマスター版ならではの機能

DESIRE remaster verでは、オリジナル版にはなかったいくつかの機能が追加されています。

一つはルートナビゲーションと呼ばれるものです。

これはいわゆるヒント機能のことであり、

プレイヤーが次に進むべき道を指し示してくれます。

移動可能なタイミングも教えてくれるため、

コマンド選択型のアドベンチャーでありがちな会話や探索の手間を省くことができます。

自力で解きたい方のためにヒント機能はオフにすることも可能です。

もう1つワンタッチリピートボタンというものもあり、

これはコマンド選択の手間を省くための機能です。

その名の通り、ワンタッチでコマンドを再選択することができるため、

会話や探索などコマンドを使うことが多いアドベンチャーをプレイするうえでは

ありがたい機能だと言えます。

また本作はシステム面のみならず、演出面においても進化しています。

たとえば目や口が動いたり、イベントCGが振動したり、

AEアニメーションが導入されたりなど、

セガサターン版を踏襲した原画でありながら、当時とは異なる演出が数多く施されています。

さらに本作にはオリジナル版の音源も収録されていて、

自由に切り替えることが可能です。

当時の懐かしい音源でプレイするか、あるいは現代風の音源で遊ぶか、

プレイヤーの好きに選べるのもリマスター版ならではの魅力でしょう。

1度で遊びきれない物語

DESIRE remaster verはコマンド選択型のアドベンチャーゲームであるため、

選択肢によって異なるストーリー展開になります。

どこを探索し、誰と会話するか、

あるいはどの順番で行動するのかなどによっても物語は変化すると言えます。

本作は何度もプレイすることによってストーリーの全容が見えてくる形式になっているため、

周回プレイは必須と言えるでしょう。

ルートナビゲーション機能を使えば必要最低限の行動で真実にたどり着けるかもしれませんが、

いろいろと寄り道して様々な会話やシーンを楽しむのも1つの醍醐味と言えるでしょう。

ワンタッチリピートボタンのおかげで周回プレイもやりやすくなっています。

アルバートのパートとマコトのパート、

2つをプレイして初めて全体像が浮かび上がるようになっており、

アドベンチャーゲームとして非常に高クオリティの仕上がりになっています。

もちろん美少女ゲームでもあるため、恋愛要素も盛り込まれています。

このようにこのおすすめパソコンギャルゲーは2つの視点と選択肢の豊富さによって、

非常にやり込み甲斐のあるゲームになっていると言えるでしょう。