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▌ISSUE.042 · レビュー カテゴリ / パズル 公開 2015.09.17
// パズル · レビュー

バリアント ハート ザ グレイト ウォー

史実に沿ってWW1の中送るアクションパズルアドベンチャー!戦争のことを伝えたい製作陣の熱い思いがつまったオンラインゲームおすすめ!
読了目安
約6分
対応機種
PC
スペック
▌要点 / 3行で読む
01
第一次世界大戦中のヨーロッパが舞台の2Dアクションパズルゲーム。
02
はっきりとした線で描かれた世界観が当時の時代背景を鮮明に描写しています。
03
セリフもほぼなく、国ごとに合わせたBGMや物悲しい雰囲気のナレーションでゲームのリアリティを高めています。
04
ゲームを通じて大戦中の兵士の思いを伝えたいという製作陣の思いがつまった渾身の一作です。

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 1第一次世界大戦中のヨーロッパが舞台の2Dアクションパズルゲーム。はっきりとした線で描かれた世界観が当時の時代背景を鮮明に描写しています。セリフもほぼなく、国ごとに合わせたBGMや物悲しい雰囲気のナレーションでゲームのリアリティを高めています。ゲームを通じて大戦中の兵士の思いを伝えたいという製作陣の思いがつまった渾身の一作です。

 

トレーラー映像で見る戦時中のお話

Ubisoft が制作する史実に基づいた信念の作品

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 2

『バリアント ハート ザ グレイト ウォー』は、Ubisoft Montpellierが開発し、

Ubisoftが販売したアクションパズル・アドベンチャーゲームです。

 

対応機種はMicrosoft Windows, PlayStation 3, PlayStation 4, Xbox 360, Xbox One, iOSです。

価格は1480円でamazonからPC版は購入が出来ます。

 

舞台は第一次世界大戦中のヨーロッパで、立場の異なるキャラクターと1匹の犬が協力しあい

戦争のまっただ中の世の中を生き抜くという2Dアクションパズルゲームになっています。

 

世界観がとてもユニークで、キャラクターやゲーム画面は

まるで漫画のような彫刻のような独特のグラフィックになっています。

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 3

一見するとほのぼのとした可愛らしい絵ですが、作中でゲームを進めていく中では

敵が打ってくるミサイルや砲弾が直撃して即死する描写などもあり、実際の戦争を忠実に再現しています。

 

本作は第一次世界大戦中に書かれた手紙をモチーフに作られており、

実際に起きた出来事を題材としたゲームを作りたいというUbisoft Montpellierの要望を受け、

制作陣はゲームを通じて世界大戦中の兵士達の想いを伝えたいと考え、このゲームが開発されました。

 

作中にはストーリー進行と共に実際の写真が使われるなど、

制作スタッフが如何に歴史的な事実に基づいた作品を作ろうとしているかが伝わってきます。

第一次世界大戦中のリアル

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 4

物語は1914年に始まり、ドイツが暗殺に伴い、ロシアに宣戦布告を行った結果、

参戦したフランスは全ドイツ系市民を国から追放し始めます。

 

ドイツ人の1人であるカールは、妻のマリーと息子のヴィクトルと幸せに暮らしていましたが、

農作業中に軍隊に捕まり、強制的に離ればなれにされます。

 

その後、カールはドイツ軍に召集され、マリーの父でありカールの義父であるエミールはフランス軍に召集されてしまいます。

 

ゲーム中では史実に基づいたナレーションがあり、物語の内容を理解しながらゲームを進めていくことになります。

プレイヤーが操作する画面ではキャラクターはほとんど喋ることがなく、喋っても吹き出しは絵で表現されます。

言語はその土地の住民の言語なのか、吹き出しも無く、音声のみで流れます。

本作の音と絵が織りなす独特の空気感

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 5

本作では2Dゲーム専用のエンジン「UBIart Framework」が採用されており、

アウトラインがハッキリとしたアメリカンコミックの様なタッチで描かれています。

 

故に絵に非常に躍動感があり、コミカルなだけでなく、太い線で書かれたタッチのキャラクターが戦闘するシーンは、

特殊なエフェクトも相まって迫力のある時代背景を上手く描写する形となっています。

 

キャラクターは全員4等身ほどにデフォルメされており、

台詞もほとんど無いことから身体の動きで様々な表現を行なっていきます。

 

その姿はまるで子どもの教育向けのアニメのようなコミカルさで愛着が湧いてしまいますが、

そんな中でもゲーム中には銃撃戦や大砲、手榴弾などでバタバタと仲間が倒されていき、

死体が散乱したり、四肢が爆散した仲間を目の当たりにするなど、かなり生々しい演出も採用されています。

 

ゲーム中には各国の雰囲気に合わせたBGMや美しいピアノの旋律と

物悲しいナレーションが、戦争の史実を淡々と語っていきます。

その『歴史的事実』という背景と、演出が、プレイヤーの心の中に強い印象を残していきます。

戦時中のそれぞれの物語

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 6

メインキャラクターは4人おり、プレイヤーは物語の進行に応じてそれぞれのキャラクターを操作することになる。

各キャラクターは自らが銃を持つことは無いが、道中に置いてある手榴弾やアイテムを使って、

荷物を爆破したり、相手の気を逸らしているうちに通過したりするなどしてステージを進めていく。

 

最初のプレイキャラクターは「エミール」というフランス在住の男を主軸にして物語が展開し、

エミールの娘、マリーの夫であり、エミールの農場で働いていた「カール」

 

そしてエミールが入隊した軍隊で出会った「フレディ」

看護師で中立的な立ち位置の「アンナ」というキャラクターの想いがそれぞれ描写されている。

 

ゲームの中は日時が表示され、それぞれのキャラクターがつけている日記を見ることができ、

同時並行でそれぞれの想いが確認できるような仕様となっている。

『バリアント ハート ザ グレイト ウォー』の総評

バリアント ハート ザ グレイト ウォー スクリーンショット 7

私自身が戦争ものに興味あるのですが、是非プレイして欲しいオンラインゲームおすすめです。

何と言っても背景描写を音とコミカルなキャラで描き切った制作スタッフの熱意と、

史実を徹底的に調べ上げた本気の作品を体感して欲しいと思います。

 

一言でいうと、「こんな表現の仕方があったのか…」という感じです。

戦争ものといえばリアリティを追求して、グロテスクな表現のものが多いですが、

 

この作品に関してはキャラを4等身にし、表情を隠したことでむしろプレイヤー自身が

そのキャラの心情を察するように仕向けられている様にも感じ、

もしそうであれば間違いなく作品に没頭していくような内容になっています。

 

海外のレビューサイトでも絶賛されて、価格も1500円程度とお手頃なので是非プレイしてみてください。

世界観・テーマ ミリタリー・戦争
ゲーム要素 ゲームパッド対応