戦国時代の武将があの世で再び邂逅!明智光秀への復讐を誓った織田信長を操作して冒険するアクションRPG「お怒り信長」。3×3マスの戦闘はアクション性と戦略性があって楽しいです。twitterのようなBusitterというもので見れる武将たちのやり取りがとてもおもしろく、楽しいフリーゲームがしたい方におすすめです。
本能寺の変のその後
1582年6月21日、織田信長は明智光秀の謀反によって命を落とすことになります。
このフリーゲームはその後、つまり信長があの世に行ったところから始まります。
何も分からない見知らぬ土地で目を覚ました信長は明智光秀に復讐を誓い冒険へと出発します。
戦闘システムは独特ながら分かりやすい
戦闘シーンでは敵と味方が互いに9マスの領域を移動しながら戦うことになります。
リアルタイム進行なので気は抜けません。
攻撃方法は3種類をセットして選び、それぞれ射程や範囲が決まっています。
例えば「矢」なら横ラインの直線状の敵に当たりますが「ファイアブレス」は前方2マスに扇形に広がる、といった具合です。
戦国武将がファイアブレスを使えるという点に違和感を抱くかもしれませんが、なにせ信長は第六天魔王の異名をもつのでファイアブレスぐらい吐けます。
戦略としては敵の位置を基準として技を選択すると良いでしょう。
例えば最も遠い距離に居る敵には移動で縦軸を合わせて矢を発射すれば良いですし、
もっと近い距離にいるなら別の強力な攻撃をすれば良いのです。
ただ敵の攻撃も同じように射程の決められた技となっているので、警戒しながら動いていきましょう。
それからフィールドリングにも注意が必要です。
これは10秒ごとにフィールドにおける有利な攻撃属性が切り替わるというもので、
そのときフィールドを支配している攻撃属性で攻撃すると2倍のダメージを与えることができるようになります。
ただ、敵の攻撃も2倍の威力となるので気をつけましょう。
気さく過ぎるBusitterが面白い!
物語が進むとBusitterという戦国時代版Twitterのようなものができるようになります。
基本的に凄い学生ノリな戦国武将の呟きを読むことができます。
それはともかく、彼らのアカウント名がなかなか良い感じです。信長と敵対していた朝倉義景は「@FuckinNobunaga」ですし浅井長政(あざいながまさ)は「@asaijanaiyo」というアカウント名となっています。
このゲームの自由な雰囲気を体現した要素と言えるでしょう。
WOLF RPGエディターによるゲーム
このゲームはWOLF RPGエディターによって作られたフリーゲームです。
このエディターはいわば『RPGツクール』のようなもので、フリーで公開されています。
本作を遊んでみてゲーム製作に興味が湧いたらこのエディターを使って自分だけのゲームを作ってみるのも面白いでしょう。
世界観に魅力のあるアクションRPG
『お怒り信長』はあの世を舞台とした信長の冒険を描いたものとなっています。
といっても口調は現代的で気軽に遊べる雰囲気のフリーゲームです。
戦闘システムもオリジナリティのあるものなので新鮮な感覚で楽しむことができるでしょう。
興味をもたれた方は一度遊んでみて下さい。