ここでは当時の魅力を振り返りつつ、似たタイプのゲームも紹介しています。
アバターもBGMも、全部イチから自分で作れるオンラインゲームって聞いたことあるだろうか。
ゲットアンプド2は、まさにそういうゲームだった。既存パーツの組み合わせじゃない、本当の意味でのオリジナルキャラクターを作って、そのキャラで格闘バトルができる。しかも最大20人での大乱闘。
正直、こんな自由度のゲームは他になかった。絵が描ける人にとっては夢みたいなゲームだったと思う。
プレイ動画
こんな人に読んでほしい
✅ 「ゲットアンプド2」を検索して来た人(残念ながらサービスは終了しています)
✅ 当時プレイしていて懐かしくなった人
✅ キャラクターを自作できるゲームを探している人
✅ カジュアルに遊べる格闘アクションを探している人
ゲットアンプド2ってどんなゲームだった?

基本プレイ無料で楽しめた爽快バトルオンラインゲームで、開発・運営はサイバーステップ。2008年11月にサービスを開始して、約12年にわたって運営されていた。
何よりも特徴的だったのはアバターの自由度。
顔や衣装を自分で描いたものでコーディネイトができるというのが、最大の魅力だった。
ゲーム内に用意された素材を組み替えるだけじゃない。テクスチャを自分でペイントして、頭部パーツを変形させて、世界にひとつだけのキャラクターを作れる。本物のオリジナリティを追求できるゲームは、正直ゲットアンプド2くらいだったんじゃないかと思う。
アバターだけじゃない、BGMも自作できた

プレイ中に流れるBGMは、デフォルトのものだけじゃなく、自分で作曲することもできた。
しかも、このBGMを他のプレイヤーにあげたり、他のプレイヤーが作ったものをもらったりもできた。
プレイヤー個々に与えられるマイルームでは、豊富な家具で模様替えもできた。
戦闘だけじゃなくて、「作る」ことそのものに楽しみを見出せるゲームだった。クリエイター気質の人にはたまらない環境だったと思う。
レベルがないから初心者でも戦えた

レベルという概念が存在しないのも大きな特徴だった。
上位クラスのプレイヤーに追いつくためにレベル上げに時間を費やす必要がない。始めたその日から対等に戦えるという設計は、かなり画期的だった。
どちらかというと強くなるために頑張るゲームというよりは、プレイヤー同士のコミュニケーションを楽しむゲームだった。200人が同時にチャットできる「広場」もあって、SNS的な交流も盛んだった。
最大20人のバトルはカオスで楽しかった

バトルは、プレイヤー同士が戦う「トーナメントモード」、クエストのような課題を仲間とこなす「ガーディアンモード」、そしてストリートファイトができる「ストリートモード」の3つで構成されていた。
ストリートファイトでは最大20人での乱戦が可能だった。20人がワチャワチャ戦うカオスさは、このゲームならではの楽しさだったと思う。
操作自体は簡単で、コンボや必殺技も出しやすい。ライトな格闘アクションとして、初心者でも入りやすいバランスだった。
基本情報
| 正式名称 | ゲットアンプド2 宇宙からの侵略者 |
|---|---|
| ジャンル | MMO 3D格闘アクション |
| 開発・運営 | 株式会社サイバーステップ |
| プラットフォーム | PC / Mac |
| サービス期間 | 2008年11月〜2020年8月27日(約12年間) |
| 料金 | 基本プレイ無料(アイテム課金) |
| 前作 | ゲットアンプド(2002年〜)→ ゲットアンプドX |
なぜ人気だったのか
ゲットアンプド2の人気を支えていたのは、何といっても圧倒的なカスタマイズ自由度だった。
前作の「ゲットアンプド」シリーズは韓国・中国で絶大な人気を獲得していて、シリーズ累計の登録者は2005年時点で1,000万人を超えていた。その後継作として登場したゲットアンプド2は、アクション性とデザインを大幅に強化。
特にスキンエディットシステムは、他のどのオンラインゲームにもないオンリーワンの機能だった。「自分で描いたキャラでバトルする」というコンセプトは、絵が描ける人にとっては最高の環境だったし、他のプレイヤーの作品を見るだけでも楽しめた。
無課金でも十分に遊べる設計で、低スペックPCでも動作する手軽さも魅力だった。
なぜサービスは終了したのか
12年間続いたゲットアンプド2だけど、最後の数年はかなり厳しい状態だった。
一番の原因は過疎化。サービス開始から数ヶ月の時点で同時接続数が伸び悩み、新規ユーザーの獲得に苦戦していた。残ったプレイヤーは上級者ばかりで、初心者が入ってもすぐに叩きのめされてしまう——いわゆる「俺Tueee」状態が加速していった。
初心者部屋で課金装備をしていないとキック投票されたり、複数アカウントでの初心者狩りが横行するなど、新規プレイヤーの定着を妨げる問題も指摘されていた。
運営面でも、サーバーの品質が低く戦闘中に位置ズレや同期ズレが頻発する問題があった。バランス調整やバグ対応も遅く、新コンテンツの追加が長期間止まっていた時期もあった。
2020年5月21日にサービス終了が発表され、同年8月27日13時に12年の歴史に幕を閉じた。
プレイヤーたちの声
実際にプレイしていた人たちの声を集めてみた。
「アバターの個性が素晴らしい。レベルなしシステムが評価できるが、人が少ないのが残念」
出典:4Gamer.net 読者レビュー(評価80点)
「スキンシステムが優秀で無課金でも遊べる。ただしバランス調整が甘い」
出典:4Gamer.net 読者レビュー(評価85点)
「初心者は蹂躙されやすいが、やり込むと楽しい。ただしバランス悪化が課題」
出典:4Gamer.net 読者レビュー(評価75点)
「格闘ゲームが好きで腰を据えてプレイするならかなりオススメ。操作はとっつきやすいが、立ち回り重視で初心者と上級者の差がつきやすい」
出典:無料オンラインゲーム情報集 でつ
「ゲーム自体は面白いが、運営の怠惰により過疎化が深刻。対戦環境として致命的な状態」
出典:4Gamer.net 読者レビュー(評価25点)
サービス終了の瞬間を記録した動画には「とても楽しいゲームだった、ありがとう」というコメントも。12年間愛されたゲームだったことが伝わってくる。
出典:ニコニコ動画「ゲットアンプド2 サービス終了のとき」
スキンエディット機能を絶賛する声と、過疎化・バランス崩壊を嘆く声が共存しているのが印象的だった。ゲームのポテンシャル自体は高かっただけに、もったいないという声が多い。
似たゲームを探している人へ
ゲットアンプド2が終わってしまって寂しいという人に、似た体験ができるゲームを紹介しておく。
カジュアルな多人数格闘アクションが好きだったなら、「Brawlhalla」がおすすめ。簡単操作でスピーディーに大乱闘できる無料の対戦格闘ゲームで、ゲットアンプド2の「みんなでワチャワチャ戦う楽しさ」に近い体験ができる。

キャラクタークリエイトの自由度を重視するなら、PSO2(ファンタシースターオンライン2)のキャラクリ機能は群を抜いている。アクション性も高いし、無料で遊べる。

同じサイバーステップのゲームが好きだったなら、コズミックブレイク2の記事も参考になるかもしれない。ロボット×美少女という異色の組み合わせだけど、カスタマイズの自由度やアクション性はサイバーステップらしさが詰まっていた。

ちなみに、ゲットアンプドシリーズ自体は完全に終わったわけじゃない。前身の「ゲットアンプドX」は2026年現在もサービス中だし、2023年には韓国のNTRIPLE社とのライセンス契約で新作「ゲットアンプドM」も発表されている。シリーズのDNAはまだ受け継がれている。
まとめ
ゲットアンプド2は、「自分で描いたキャラで戦う」という唯一無二の体験を提供してくれたゲームだった。
スキンエディット、BGM作成、マイルームのカスタマイズ——クリエイター気質のプレイヤーにとっては最高の遊び場だった。バトルも簡単操作でありながら奥が深く、やればやるほど面白さが分かるスルメゲーだった。
過疎化とバランス崩壊で12年の歴史に幕を閉じてしまったのは残念だけど、このゲームで過ごした時間は確実にプレイヤーの記憶に残っている。
サービス終了のその日、「ありがとう」と言ったプレイヤーたちの気持ちが、全てを物語っていると思う。

