ゲームプレイ中に起こるつらい”3D酔い”・・・対策と対処法を紹介!

個人差はあれど、多くのゲーマーの方は3D酔いに悩まされた事があるんじゃないでしょうか?

今回はそんな3D酔いが起こった時の対処法や、3D酔いを起こさないための対策について紹介していきたいと思います!

そもそも3D酔いって?

 

3D酔い(スリーディーよい)は、3Dコンテンツの視聴中に発生する、乗り物酔いに類似する症状。

3Dに限らず、激しい画面の動きや明滅を含んだ映像によって頭痛や眩暈、吐き気が生じることもあり、それらを含めたより広範な定義として映像酔いと呼ばれる場合もある。

Wikipediaより引用

 

3D酔いとは映像酔いの一種であり、特にFPSのような視点をぐるぐると激しく動かすことになるゲームだと起こりやすいようです。

症状としては「眠気」「生あくび」といった軽めのものから、「頭痛」「吐き気」「冷や汗」といった深刻な症状まであり、乗り物酔いと酷似しています。

 

3D酔いの原因は現在でもはっきりと解明はされていませんが、有力とされている説では「視覚からの情報と三半規管の感覚とのズレ」が原因と考えられています。

要するに「”視界が動いている=体もそう動いている”と体が認識しているのに、実際は動いていない」という認識の相違ですね。

 

古くは「DOOM」や「007ゴールデンアイ」の頃からあったと言われている3D酔い。昨今のゲームはグラフィックがリアルになったからこそ昔より起こりやすくなったのかもしれません。

3D酔いの対処法

では実際に3D酔いしてしまったらどうすればいいかご紹介していきます。

ゲームを中断し、画面から視線を外す

そもそもの大前提として、酔ったらゲームプレイを中断してください。

当然の事ですが、3D酔いした状態で画面を見続けていると症状はどんどん悪化します。自覚症状が軽いうちに休憩をはさむのが賢明です。

 

ズレをリセットする

3D酔いの原因が感覚のズレだとすると、そのズレをリセットすることが必要です。

部屋の中をボーっと眺めたり、遠くの景色を眺めたりしてみて下さい。家の中を少し歩いたり軽いストレッチなんかで身体を動かすのも有効です。

 

仮眠をとる

上記の手段でも改善されない場合や身体を動かすのもつらい場合は仮眠をとりましょう。横になって目を閉じているだけでも楽になります。

 

3D酔いの対策

画面から離れてプレイする

そんな3D酔いの対策ですが、まずは「画面から離れてプレイする」ことです。視覚と体の認識の相違が原因だとすると、視界に占める画面の範囲が広くなればなるほど酔いやすいのは納得できますね。小さな画面を用意するのもアリですね。

視界に動いていない景色があればあるほど酔いにくいということです。

 

部屋を明るくしてプレイする

2つ目は「部屋を明るくする」ことです。理由としては1つ目と同じで、部屋が暗くなれば視界は明るいゲーム画面に集中してしまいます。そうなると画面に近づいているのと同じような状況になってしまうので酔いやすいようです。

また画面を明るくすることは疲れ目の対策にもなるので意識した方が良いですね。

 

画面の中心を見る

3Dゲームの中でもとりわけ視点移動の激しいFPSですが、視点を画面の中心であるレティクル(クロスヘア)に置き続けることでかなり軽減されます。

レティクルが無い場合は画面の中心にセロテープを貼って、そこに書いた印を見るというのもアリです。FPSにおいて武器を構えていない状態でも常に照準が出ているというのは強力であり”ハードウェアチート”と言って嫌う人も多いのですが、酔ってプレイできないよりはマシでしょう。ちなみにFPS照準シールというものも存在します。

 

体調が良くないときにプレイしない

普段は酔わない方でも、体調が芳しくないときにゲームをプレイすると酔ってしまうことがあります。特に寝不足などの目に疲れがたまっている状態だとなおさらです。

体調が良くないときは素直に体を休めましょう。

 

乗り物酔いの対策を使う

症状や原因が似ているだけあって乗り物酔いの対策も効果があるっぽいですね。(プラシーボ効果かもしれませんが)乗り物酔いに効くツボや、すっぱいものを食べるなどの昔から言われてきた方法も結構効くみたいです。

もちろん酔い止めも効果があるみたいで、筆者は酔い止めを服用してバイオハザード7をクリアしました(笑)

 

3Dゲームに慣れる

酔わなくなるまでゲームをプレイし続けるというのもあります。「酔わなくなるまでプレイする」といっても重度の症状に耐えながらゲームプレイを続けるという意味ではありません。

そもそも認識のズレが原因なら、そのゲーム内の動きを身体が理解すれば問題ないわけです。徐々に1回のプレイ時間を延ばしていき少しづつ身体を慣らしていけば、いずれ酔わなくなるでしょう。

ある意味で根本的な解決と言えます。

 

設定を弄る

オプションでマウスの感度を下げてみたり、画面揺れ設定があればオフにしてみるなど設定面を弄ればかなりマシになることもあります。

FPSにおいて感度を下げるのは致命的かもしれませんが、酔わなくなるまでは我慢してください。少しづつ感度を上げていきましょう。

 

PCのスペックを上げる

PCのスペックがそのゲームに追いついていないこと3D酔いの原因になり得ます。

スペックが足りていないガクガクの状態でプレイすると、どうしても画面の動きに集中してしまうので酔いやすいのです。

ゲームに合った性能のゲーミングPCを用意するのも3D酔い対策の1つの選択肢でしょう。

 

当サイトでもゲーミングPCの紹介をしているので参考程度にどうぞ!

ゲーミングPC比較・紹介記事はこちら

 

まとめ

 

「テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみてね」というテロップをよく見ましたが、実際に目にとって大事な事だったんですね。

3D酔いでなくとも光過敏性発作(分かりやすく言うとポケモンショック)などの原因になりかねないので、ゲーム画面との距離と部屋の明るさは意識した方がいいですよ!

「あのゲームは酔うからプレイできない・・・」とお悩みの方はぜひこれらの方法を試してみて下さいね!

※いろいろ試してみても症状が改善しない場合は目や耳に異常がある可能性があるので、酷い場合は病院に行くという選択肢も忘れないで下さい。