オープンワールドの世界を電車で巡る鉄道シム『Train Sim World: CSX Heavy Haul』リアルを徹底に追求したPCゲームで電車の中や外まで自由に歩き回ることができるシミュレーションゲームです!鉄道が好きな人や電車でGO!が好きなあなたにオススメのPCゲームです!
まずはこのPCゲームの公式動画をご覧ください!
重輸送鉄道のシミュレーター
『Train Sim World: CSX Heavy Haul』は電車の運転手になれるトレインシミュレーターです。手がけるのはイギリスの「Dovetail Games」で、トレインシミュレーターを主に開発してきたデベロッパーとなります。
これまで同社では『Train Simulator』シリーズを手がけてきましたが、2014年に発表された新しいシリーズが『Train Sim World』であり本作がその第1作という位置づけです。
このPCゲームでは特に重輸送鉄道ならではの重厚感溢れる挙動を存分に味わうことができるでしょう。さらにこれまでのシリーズにはなかった「歩き回る」という機能のおかげで遥かに世界は広いものとなりました。
Steamにて3,980円で発売中のこのシミュレーションゲームについてじっくりとみていきましょう。
物語性を帯びたチュートリアル
プレイヤーはアメリカ北東部のメリーランド州とペンシルバニア州にまたがる実際に存在する鉄道会社「CSX Transportation」の鉄道路線「Keystone Subdivision」の鉄道エンジニアとして従事することになります。上司はカンバーランド駅に着任したプレイヤーに対して期待を寄せているようです。
そしてチュートリアルが始まるのですが「反射神経は機関車を動かすのに大事な要素です。地面を見て空を見て、左と右を見回しましょう」と言われてからマウスの上下左右操作の確認をしたり「足を伸ばして少し体を温めましょう」と言われてからWASD移動をするなど、とても丁寧に作られています。
一見難しそうな重輸送鉄道の運転ですが、きちんとチュートリアル通りに進めていけば問題なくプレイしていくことができるでしょう。
なお全て英語の音声と字幕になるため、英語の学習にも繋がるかもしれません。といっても台詞が終われば目的のオブジェクトが分かりやすく表示されるので、操作内容を覚えるだけなら英語を理解する必要性はあまり無いといえるでしょう。
特にこうした複雑な機構をもつ乗り物のシミュレーションの場合、無味乾燥なチュートリアルだと読むだけでも疲れるものですが、しっかりと物語性があるため自然と学びとる事ができるようになっています。しっかりとKeystone Subdivisionのエンジニアとして上司の指示に従い頑張っていきましょう。
何層にも重なった環境音
本作では実際の鉄道会社CSXの機関車を操縦することになるのですが、環境音が幾層にも重なっておりかなりリアルなものとなっています。
エンジン音はもちろん、レールと車輪の音や車内の機器が振動で揺れる音、自然環境の音など色んな環境音が聞こえてくるでしょう。大きな音量で聞けば強い臨場感を得られるはずです。
自力でスイッチング
本作では手動で鉄道のスイッチングをすることになります。1つの線路から2つに分岐する分岐点を自分で切り替えることができるのです。
プレイヤー自らが機関車を動かし、必要な場合には自ら降りてスイッチングを切り替え、また再び機関車に乗り込む形となります。
最早トレインシミュレーターを越えた領域にプレイヤーが踏み込めるといっても良いでしょう。それこそ鉄道エンジニアのようにゲームをプレイすることができるのです。
ターンテーブルも自分で操作可能
複数の線路が敷かれているところにはターンテーブルという円状の線路切替え装置が存在するのですが、本作ではこれも自分で操作することができます。
ターンテーブルが設置されているところには小屋が併設されており、そこでテーブルを回転させていく形です。
線路を監視するモニターをつけ、ロックを外したら操作開始。正しい方向にターンテーブルを回すことができれば再度ロックし、また機関車に乗り込んで線路を走る、という流れになります。
トレインシミュレーターの新たな第一歩
トレインシミュレーターというジャンルは基本的には電車の運転がメインのコンテンツとなるわけですが、このPCゲームでは機関車の運転に付随するスイッチングやターンテーブルの操作すらできるのです。
シミュレーターとしてはかなり本格的なものといえるでしょう。他にも燃料の注入すら自分の手で行うことができたりします。
このPCゲームでは自分で歩き回ることができるようになったため、機関車の運転以外にも行えることが増えました。
これはトレインシミュレーターの枠組みを拡張する第一歩ともいえるでしょう。もしかしたらこれからもっと付随した要素が生まれるようになるかもしれません。今後、他の作品に与える影響にも注目したいところです。
DLCのリリースも順調
このPCゲームは機関車を扱った作品ですが、随時DLCとして他の路線や車両が追加されています。以下にこれまでリリースされたものをチェックしておきましょう。
Train Sim World: Rapid Transit
Train Sim World: Great Western Express
Train Sim World: Northeast Corridor New York
ドイツ鉄道やイギリス鉄道、それからニューヨークを走る鉄道まで多彩なDLCがリリースされている状況です。
興味がある方は今後どのようなものがリリースされるのかチェックしておくと良いでしょう。
運転手以外の部分にも関心のある方におすすめ
『Train Sim World: CSX Heavy Haul』は本格的なトレインシミュレーターです。
また既存の作品とは異なり自由に歩き回ることができるため、スイッチングやターンテーブルの操作、また燃料の注入までできるようになりました。
本作は機関車の操作だけでなく、付随する要素にも関心がある方に相応しい作品といえるでしょう。
このPCゲームの基本情報
タイトル | Train Sim World®: CSX Heavy Haul |
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ジャンル | トレインシミュレーター |
開発元 | Dovetail Games |
パブリッシャー | Dovetail Games – TSW |
リリース日 | 2017年3月16日 |
料金 | 3,980円 |
日本語 | 非対応 |
オンライン | 対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境(Windows)
必須環境 |
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最低: OS: 64-bit Windows 7 Service Pack 1, Windows 8 / 8.1 or Windows 10 プロセッサー: Intel Core i5-4690 @ 3.5 GHz or AMD Ryzen 5 1500X @ 3.7 GHz メモリー: 8 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 750 Ti or AMD Radeon R9 270 with 2 GB VRAM or more DirectX: Version 10 ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続 ストレージ: 20 GB 利用可能 サウンドカード: DirectX Compatible 追記事項: Requires mouse and keyboard or Xbox Controller |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
グラフィックやモデルディテールは鉄道シムでは最高クラスですし、FPS視点で動く楽しさもあります。個人的にはおすすめです。
低評価の口コミ
出来とコンセプト自体はいいのですが、現バージョンでは長編成
運転時に15fpsをきったり、表示が乱れたり最適化されていない
部分が見受けられます。チュートリアルも全てを
網羅しているわけでは無く、シナリオモードで初めて操作する
パネルがあったりと不親切さもあったりします。