やり込み要素満載の『Yoku’s Island Express』。フンコロガシを操作して冒険を繰り広げるこのゲームは、パズルとピンボールを融合させており、独特のゲーム性を有しています。やり込み要素も非常に豊富であり、ゲームオーバーもないので、心行くまでじっくりと楽しみたいなら!
まずはこちらの公式動画をご覧ください!
Yoku’s Island Expressってどんなゲーム
Yoku’s Island Expressはパズルアクションとピンボールを融合させた新感覚のゲームです。特徴はピンボールを採用したアクションと、手書き風に描かれた美麗なグラフィックです。デザイナーは宮崎駿氏に影響を受けたらしく、アニメ映画のようなグラフィックになっています。
また「2D・オープンワールド・メトロイドヴァニア・ピンボール・アドベンチャーゲーム」という独特なジャンル名が付けられています。メトロイドヴァニアというのは2D横視点スクロールによる探索アドベンチャーのことです。広大なマップが特徴的で、分かりやすく言えばアクションアドベンチャーみたいなものです。
そのメトロイドヴァニアとオープンワールドを組み合わせ、そこにパズルアクションとピンボールを加えたことで、独自のゲーム性を獲得することに成功しています。プレイすればジャンル名の意味が分かることでしょう。
そんな本作の舞台はモクマナ島です。島には様々な動物たちが暮らしており、神様も存在しています。プレイヤーは島に赴任してきた郵便局員のフンコロガシを操作して、モクマナ島に眠る様々な秘密を解き明かすことになります。
主人公はフンコロガシのヨクという名前で、非常にユニークなキャラクター性です。神秘的で自然豊かな島を舞台に、ヨクは島の住民と協力しながら、郵便局員として冒険を進めていくことになります。
基本的な遊び方
Yoku’s Island Expressでは、主人公のヨクを操作して島中を探索することになります。ヨクはフンコロガシですから、白いボールを転がさないと動くことはできません。しかもヨクは糸によって、白いボールと繋がれています。つまりヨクと白いボールは一心同体で、両者の動きが双方に影響を与えます。
島中にはピンボールの要素が散りばめられており、フリッパーを使うことでスピーディーに移動できます。普通に進むだけでは通れない場所でも、ピンボールのギミックを使えば進むことが出来たりと、頭を使う要素も盛りだくさんです。基本はピンボール要素満載のギミックですが、他にもバラエティ豊かな仕掛けが存在しています。ただ単にピンボールギミックを発動するだけでは攻略できない箇所もあり、こうした点がパズルアクションの面白いところだと言えます。
また本作のステージは広大です。道が入り組んでいるところもあるため、人によっては迷子になってしまうかもしれません。ですがご安心ください。目的地をマップ上に示してくれるため、地図通りに進んでいけば辿り着くことができます。
さらにクエストも充実しています。島内にはユニークな住人たちが暮らしていて、彼らからバラエティ豊かなクエストを受けることができます。たとえば主人公がフンコロガシだからか、フンを集めろといった内容のクエストがあったりもします。
こうしたクエストを達成しつつ、島に隠された神秘的な謎を解いていくことになります。
スキルで新たな道が開ける
Yoku’s Island Expressではスキルを使うことで、探索の幅を広げていくことができます。このスキルはゲームを進めていけばいくほど、新しいものを次々と覚えていきます。
またマップの中にはスキルを使うことでしか行くことのできない場所もたくさん登場します。ですので覚えたスキルを駆使しながら、様々な場所を探索してみてください。すると思わぬ道を切り開いていくことができるでしょう。
さらに新しい道を切り開くのはスキルだけではありません。アイテムも新しい場所に行くためには重要な要素です。
このように獲得したスキルやアイテムを上手に使いこなしつつ、探索を楽しむのがこのゲームの醍醐味です。
クリア後もまだまだ楽しめる要素が満載
実はこのゲーム、エンディングを迎えてもそれで100パーセントクリアというわけではありません。クリア後でさえ、全体のおよそ8割程度の進捗状況といったところでしょうか。なぜなら広大なマップには隠し部屋や隠しルートが用意されており、そのすべてを探索しなくてもクリアは可能だからです。裏を返せば進捗状況が5、6割程度でも十分にクリアすることはできるわけです。
またゲームに登場する様々なクエストから、好みのルートを選んでプレイすることもできますし、アイテムのコンプリート要素などもあります。
したがって1度のクリアだけではそのすべてを制覇することは難しく、エンディングを迎えた後もまだまだ楽しむことができるといって良いでしょう。
ちなみに進捗状況の達成率はパーセントで表示されます。それが100パーセントになってこそ、本当のクリアというわけですね。とはいえマップを隅々まで探索するにしても、コンプリートを目指すにしてもそう簡単ではありません。しかし、だからこそやり込み要素が高く、プレイしがいのあるゲームだと言えるのではないでしょうか。
まとめ:深いやり込み要素を何かに急かされず進められるゲーム
Yoku’s Island Expressはそのほのぼのとしたゲーム内容とは裏腹に非常に奥深く、またやり込み要素のあるゲームです。
また失敗してもゲームオーバーにならずに何度でも挑戦できるということもあり、残機や時間制限等にあまり囚われずにゆっくりじっくりとゲームをしたいという人におすすめのPCゲームです。
このアドベンチャーゲームの基本情報
タイトル | Yoku’s Island Express |
---|---|
ジャンル | パズルアドベンチャー |
開発元 | Villa Gorilla |
パブリッシャー | Team17 Digital Ltd |
リリース日 | 2018年5月30日 |
料金 | 2,050円(通常版) |
日本語 | 対応 |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境(Windows)
OS: Windows 7
プロセッサー: Intel i3-2100 @ 3GHz / AMD A8-5500 @ 3.2GHz
メモリー: 4 GB RAM
グラフィック: Nvidia GeForce GT 630 1GB / AMD Radeon 7770 1GB / Intel HD 530
DirectX: Version 10
ストレージ: 3 GB 利用可能
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
エンディングにたどり着いて、進捗80%くらいで、都合10時間ほど遊んだ。プレイ時間の大半は探索する楽しみに費やした感じだ。ボス戦(当然ピンボールで)もいくらかあるけど……失敗してボールを失ってもペナルティはなく、うまくいくまで挑戦しつづければよいので、緊張感はあまりなかったなあ。難易度はかなり手加減していると思う。