開発段階から話題だった新作PCゲーム『The Forest』がついに製品版として登場!過酷な環境で送るサバイバル生活にはまること間違いなし!オンラインゲームモードもプレイできるのでホラーゲームが苦手な人でも安心してプレイできるのでオススメです!
まずはこの新作PCゲームの公式動画をチェック!
かなり強烈なゴア表現が特徴なPCゲーム
『The Forest』はFPS視点のオープンワールドなサバイバルホラー作品です。
ホラーはホラーでも日本的な幽霊ではなくがっちり肉体をもった
敵がめちゃくちゃ襲い掛かってくるタイプのホラーで、
正確にはスプラッタいった方が正しいかもしれません。
そのゴア表現は強烈で、当然のように人体を損壊させたり首ちょんぱできる形です。
そのためこうしたゴア表現が苦手な方にはおすすめできません。
ですがその生々しさを味わいたい方やゴア表現もゲームの面白さの一つと捉えられるなら、
このパソコンゲームは非常に面白い作品となるでしょう。
開発会社は「Endnight Games Ltd」
このPCゲームを手がけているのはカナダの都市バンクーバーで活動している
「Endnight Games Ltd」という小さなゲームスタジオです。
もともと僅か4名の社員しかいなかったのですが、
これまで根気強くPCゲームの開発に尽力してきました。
このPCゲームは早期アクセスゲームとして2014年5月に公開され、
ついに2018年5月に正式リリースと相成った形です。
既に2013年には原型となる映像も確認できるので、5年以上の月日をかけて作り上げたのでしょう。
1つの作品を大切に扱い磨き上げた結果がこのオンラインゲーム『The Forest』なのです。
飛行機事故から始まる物語
プレイヤーは飛行機に乗り、右腕には息子と思われる子どもが寄り添っています。
ところがしばらくすると激しい振動が機体を襲います。
気を失ったプレイヤーが目を覚ますと目の前に現れたのは
全身を赤く塗った得たいの知れない人物が息子を抱えてどこかに連れ去る光景でした。
何が起きたのか全く分からない状況で、
見知らぬ島に不時着して半壊した飛行機から息子を探す旅が始まります。
この無人島で生きなければならない
見渡す限り自然だらけの土地に降り立ったプレイヤーですが、
そのままでは食べるものも飲むものもありません。
息子を探すにしてもまずはとにかく生きなければならず、そのためには食べ物や飲み物が必要です。
というわけで何とかして生き残ることが最初の課題となります。
息子は心配ですが、自分が倒れてしまっては意味がありません。
飲食は主にスタミナの最大値に影響を与えます。
飲まず食わずの場合はろくに活動ができなくなるので倒れやすくなるわけです。
序盤は飛行機内に落ちているフードプレートに残った食事を食べるなどしてしのぐことができますが、
それ以降はどうにかして現地調達しなければなりません。
幸い島には自然が豊富で動植物もたくさん生育しています。
最初は動物を狩るのは難しいかもしれませんが、いくつか食料を見つける事ができるでしょう。
また海岸には魚やカメもいるのでどうにかして取れるかもしれません。
頭を回転させて食料や飲料の確保に努めるようにしましょう。
このPCゲームの基盤となるステータスをチェック
画面の右下にはプレイヤーの状態が常に表示されています。
少しデザイン的なものとなっているので分かり難いかもしれませんが、1つ1つみていきましょう。
まず左に半円状になっている赤いバーですが、これは体力を示しています。
これが0になると倒れてしまうので注意が必要です。
なお倒れて1回目はある場所で目覚めることになりますが、2回目はゲームオーバーになってしまいます。
右側の青いバーの外側はスタミナの最大値、内側はスタミナの現在値となります。
スタミナは各種行動で消費し、行動をやめると直ぐに回復するパラメータです。
走っても木を切っても敵を攻撃しても減るので生き残るには最大量をある程度確保しておく必要があります。
真ん中の胃袋アイコンは空腹ゲージとなります。
時間経過で減少していき、これがなくなるとスタミナの最大値が減少していく形です。
もし空腹によりスタミナが少ない状況で敵に襲われたなら危険な事態になるでしょう。
胃袋アイコンの横にある赤いゲージは体温表示です。
特に夜間や水に濡れていると低下しやすく、
減少すると空腹ゲージと同じようにスタミナ最大値を減らしてしまいます。
適宜焚き火にあたるなどして対策しなければいけません。
体力ゲージの外側にある黄色いブロックは防御力を示しています。
この島で敵となる存在の攻撃は強烈なのでクラフトによって防具を整えておかなければ
あっという間にゲームオーバーになってしまうでしょう。
最後に普段は何の表示もされませんが内部的に乾きゲージのようなものがあり、
これは喉が渇いたときに雨粒アイコンとして表示されるので警戒しておく必要があります。
これらのステータス項目に気を配りつつサバイブしていくことになります。
ホラーゲームの基盤!原住民がめちゃくちゃ怖い!!
この島には原住民がたくさん住んでいるのですが、こちらの意志は完全に通じません。
そして彼らは途轍もなく凶暴で、プレイヤーのことを積極的に殺そうと襲い掛かってくるでしょう。
移動速度は速く遠くに彼らの姿を見つけるだけでも不安になるはずです。
なにを考えているのか分からない連中が家の周りを観察してきたり
襲い掛かってきたりする恐怖は他のゲームにはないものかもしれません。
何せ相手はゾンビでもモンスターでもなく人間なのです。
ですが人間と言っても何も通じませんし、
何より探索していくうちに彼らが作ったであろう怖ろしいオブジェクトを発見することになるでしょう。
人間の首を串刺しにしたり手足を挟んでネギマみたいにしたりとやりたい放題なのです。
こんな連中に慈悲は入りません、というかやらなければやられてしまいます。
という訳で彼らと戦いになることもあるでしょう。
人間を斬り刻むことの恐ろしさ
本作の恐ろしさの一端は「人間相手に残虐行為を行うことができる」ということでしょう。
彼らは『モータルコンバット』に出てくる超人でもなければ
ドット絵で表現されたゲームキャラクターでもありません。
3Dで生々しく表現された歴とした人間なのです。
また人間相手の残虐行為であれば『GTA』シリーズで通行人を車で跳ね飛ばすなどできるわけですが、
このPCゲームではそれどころでは済まず血が噴出しますし彼らの死体を解体することもできてしまいます。
奇怪な叫び声を挙げて襲い掛かる彼らを攻撃すると血を流し始めるでしょう。
そして上手く倒せたとしたらそこには血みどろの人間の死体が横たわるわけです。
そしてさらに攻撃を加えれば首や手足を切ることもでき、
さらにクラフトの材料として彼らの歯や頭蓋骨を使ったりもできます。
最初は襲ってくる原住民を仕方なく撃退しているだけかもしれません。
ですがプレイヤーによっては今度はクラフトの材料を求めるために
積極的に原住民を殺戮するようになるでしょう。
人間を殺すだけでも大罪であるのに、
死体を損壊してそれを駆使して道具を作るというのは正気の沙汰ではありません。
こうした、非日常において次第に狂気に蝕まれていくプレイヤーの心理状態というのも
本作のホラー表現の1つといえます。
確かにシステム上はそうしたことが可能ですし、現実にも可能でしょう。
ですがそれを実行するかどうかはプレイヤーの手にかかっており、実行しないこともできるのです。
次第に原住民のことを人間とは思わなくなるかもしれません。
倫理の存在しない狂った世界がそこにあるのです。
拠点をがっちりと作る事ができる
このPCゲームはストーリーが存在し、
ホラー的な演出も強烈なのですがサバイバル要素も疎かにはしていません。
むしろプレイヤーによってはサバイバルこそがメインのコンテンツとなるかもしれません。
プレイヤーは睡眠を必要とするため、まずは何らかの「Shelter」を作る必要があります。
最初は葉や枝から作れる簡易的なShelterで十分なはずです。
その脇に焚き火を焚いてみるのも良いかもしれません。
焚き火は肉を焼くことができますし、何より体温の低下を防いでくれます。
ですがこれだけでは夜間に原住民に襲われてしまうかもしれません。
というわけでLog Cabin(丸太小屋)を作ることが当面の目標となるでしょう。
ですが丸太小屋を作っても侵入されてしまう恐れがあるので、
今度はBasic Wallなどで小屋を囲む必要性に迫られます。
もちろんBasic Wallのどこかには出入りできる扉をつけておくと良いでしょう。
またどうせなら原住民を倒しておきたい、と考えるなら罠を建造すると良いかもしれません。
平和な土地を確保できたらバックパックに入りきらない荷物を保管する
Storageを建設したり農地を作るのも悪くありません。
生活が安定してきて段々とサバイバル生活が楽しくなってくるでしょう。
そんなときにはふと「はて一体この島には何しにきたんだっけ」と思うかもしれません。
「ああそうだ息子!」と思い出したら息子を探せばよいですし
「今日もいっちょ食料探しにいくか!」と意気込んで森を探索しても構わないのです。
プレイの幅がとても広い作品といえるでしょう。
ホラーとサバイバルが融合した稀有な作品
『The Forest』はオープンワールドなサバイバルホラーです。
ホラーとサバイバルの要素が見事に融合しており、
得体の知れないものに対する怖さと生き抜くことの楽しさを味わうことができるでしょう。
またオープンワールドなので自由性も高く、思うままに探索することができます。
ストーリーを素直に追いかけるのも良いですし、
サバイバル部分をじっくり楽しむのもプレイヤー次第です。
長い時間をかけて作った拠点には愛着すら湧いてしまうかもしれません。
もちろんストーリーも一枚岩ではいかない怖ろしいものとなっているので必見です。
サバイバルとホラーに興味がある方はぜひプレイしてみて下さい。