西洋のファンタジーものが多く中、東洋ファンタジーをモチーフにしたオンラインゲーム!創造の神ブラフマー、調和の神ヴィシュヌ、破壊の神シヴァなど魅力的な神々の名前も並んだ名作!ハック&スラッシュ型MMORPGで、4つのクラスから自分に合ったクラスとなり、戦い抜くPCゲーム!
このオンラインゲームは終了しています。
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東洋ファンタジーな雰囲気がいい!その動画を観てみよう!
提供元:Khanakat Developer様
オリエント風の世界が魅力のオンラインゲーム!
『Tantra Online』とは
『Tantra Online』は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが
2004年4月からサービスを提供していた韓国産のMMORPGです。
日本では同年12月からオープンβサービスが開始されました。
ガンホーのサービスとしては『ラグナロクオンライン』『A3』に続く3タイトル目となるMMORPGで、
オリエント風の世界を舞台とした冒険をすることができるオンラインゲームとして人気を博していましたが、
残念ながら、2010年6月をもってサービスが終了しています。
2004年のゲームですが、現在のMMORPGにあるような、
戦争や装備の強化、クエスト、そしてギルドなどの要素が揃っていました。
名作オンラインゲームの舞台!
『Tantra Online』は、オリエンタルな雰囲気をもったオンラインゲームです。
コンセプトカラーにオリエンタルレッドのような深い赤色を据え、キャラクター紹介の美麗なフラッシュムービーと、
薄布で身体を隠した可愛らしくセクシーなキャラクターたちが当時話題となりました。
『Tantra Online』は、日本人にはあまり馴染みの深くないヒンドゥー教を題材としています。
本作では、プレイヤーは、三主神と呼ばれる3体の神――創造の神ブラフマー、
調和の神ヴィシュヌ、破壊の神シヴァ――の子孫となります。
三主神の子孫たちは八部族と呼ばれており、彼らは魔族「マーラ」との戦いの日々に明け暮れています。
三主神、そしてマーラといえば、アトラスが発売している『ペルソナ』シリーズなどでも
キャラクターとして起用されている神々としてご存じの方も多いのではないでしょうか。
こうした、西洋ファンタジーとは一風異なる
東洋ファンタジーが舞台であることが特徴のオンラインゲームでした。
日本マップのマップも?
『Tantra Online』の大規模アップデート「Kathana III」は、日本マップの追加でした。
Kathanaとはエピソードを表すサンスクリット語で、
インド、中国の次に日本を舞台とした「ヤマト」マップが登場しました。
登場するマーラも、鵺や河童、式神など、日本古来の妖怪や信仰をモチーフにしたもの。
そんな和風の世界で、黒姫城の城主の座を巡るストーリーが展開されました。
名作オンラインゲームのシステム!
ゲームシステムは、いわゆる「ハック・アンド・スラッシュ」タイプのゲームでした。
操作もクリックゲーと呼ばれるもので、マウス左クリックで移動、ターゲットの選択、
右クリックを押しながらドラッグすることで視点の変更といった一般的なものです。
また、数字キーの1~0へのショートカットスキルを登録を始めとしたショートカットキーが用意されており、
クリックゲーながら臨機応変な戦闘を楽しむことができました。
レベルアップの速度は現在までの流行となった“サクサク“で、
ある程度までレベルを上げてアイテムの強化などのやりこみで差が生まれるタイプ。
また、フィールド上の光の柱を利用することでのファストトラベルでダンジョン内を含めた移動も可能なため、
狩場までが“近く“ストレスフリーでした。
そのフィールドには『Tantra Online』の特徴的な要素があります。
魔族であるマーラは、それぞれが一定範囲の「テリトリー」を持っているというものです。
テリトリー同士が重なり合っていない場合は何も起こりませんが、
マーラのテリトリーが他のマーラのテリトリーを侵し重なり合っている場合、マーラたちは争い始めます。
このマーラ同士の戦いでは、きちんとHPが削れるため、
狩場では「弱ったモンスターを狙う」といったことができるようになっていました。
経験値は与えたダメージ量に依存しますが、ドロップアイテムの判定は残るなど、
ハクスラゲームとしては面白い要素です。
MMORPGらしさのキャラクターメイクが魅力!
プレイヤーが『Tantra Online』で選択できる八部族と呼ばれる種族は、それぞれクラスに分かれています。
クラスは男女別になっていたため、1次職として実際に選択できるのは以下の4クラスでした。
タンク:ナーガ/キンナラ
近接攻撃を得意とし、体力が多いクラスです。
斧・剣・槍といった多彩な武器種を操ることができ、
ダメージの吸収や反射スキルの他、HPをTP(MPのようなもの)に相互に変換するスキルなどがあります。
アタッカー:アスラ/ラクシャサ
遠距離攻撃と、短剣による素早い攻撃を得意としています。
スキルツリーはそれぞれ弓と短剣で分かれているため、どちらかのプレイスタイルに特化すると強力です。
自身を透明化させるスキル「幻影身」や、移動速度を上げる「韋駄天」などを取ることで、
他のゲームでの盗賊やアサシンクラスのような戦闘スタイルで遊ぶこともできます。
ヒーラー:ヤクサ/ガンダルヴァ
仲間の回復や、補助スキルによる支援を行えます。武器は混紡や格闘武器を使用し、
「星天の爪」から「星天脚」へと連続で当てると追加ダメージが発生するなど、
コンボを重視した戦い方をすることもできます。
また、自身だけでなく他プレイヤーへの回復を行える代わりに、防御は少々不安が残るクラスです。
キャスター:ディーバ/ガルーダ
呪文「マントラ」による攻撃を行う魔法クラスです。
マントラには、火炎系、風系、冷気系、雷系の4系統があり、
場面ごとにそれぞれの特徴を活かせるよう立ち回る必要があります。
このPCゲームのPvP!
キャラクターが30レベルに達するとブラフマー、
ヴィシュヌ、シヴァの主神の中からいずれかの一体を選ぶことになります。
これは他のオンラインゲームでの国家のようなものにあたり、
主神を選んで以降大規模対人戦闘である「主神戦」に参加できるようになります。
『Tantra Online』は対人戦のバランス調整が上手く、緊迫感のある対人戦を楽しむことができました。
マーラに有効なスキル構成と対人戦で有効なスキル構成はことなるため、
対人戦のために特化したキャラクターが作られるなど、かなりの熱が入れられていました。
2009年5月のアップデートでは、当時の2サーバー「Vishnuワールド」と
「Brahmaワールド」の威信をかけた「ワールド対抗戦」も実装され、
エントリーされた60レベル以上のキャラクターから抽選で選ばれた30人vs30人の戦闘を楽しむことができました。
イベントも色々!
『Tantra Online』では、ユニークなイベントも開催されていました。
“バナンタの知識を継ぐ者、その名も『シ・カイジン』……
彼は旅人達に何を伝えるのか!?”
そんな煽り文句から始まったのは、2005年5月に開催された「マンダラ謎謎」というイベントです。
こちらではイベントキャラクターの「シ・カイジン」から全体アナウンスで出題されたなぞなぞに対して、
同じくイベントキャラクターの「ジュ・ヨジン」へとささやきチャットで回答すると
いうオンラインクイズイベントでした。
同年6月には「TANTRA千夜一夜」イベントも開催。
こちらは、「バイオハザード」や「鬼武者」といった有名タイトルを手掛けた集団
フラグシップとのコラボイベントで、全8シナリオが公開されました。
舞台劇のような長台詞がTANTRAの異国情緒溢れる世界設定とマッチし、
期待以上の高クオリティなシナリオとなっていました。
終わりに
惜しまれながらもサービス終了した本作ですが、
未だファンによる活動が報告されるなど、根強い人気があるPCゲームです。
ご紹介した日本マップ「ヤマト」などは、現在も通用するような美しいグラフィックでした。
以前楽しんでいた方もそうでない方も、動画サイトなどにどこか懐かしさを感じるゲーム音楽とともに
プレイ風景がアップロードされているので、そのオリエンタルな雰囲気を今一度楽しんでみてはいかがでしょうか。