「Blooper Team SA」が送るSFサイコホラー!あの「ブレイドランナー」や「攻殻機動隊」のような近未来の世界観になっており、SFファンにはたまらないPCゲームになっています!2017年にリリースされたばかりのオススメPCゲームです!
まずはこのPCゲームの映像をチェック!
今度の舞台は近未来!「>observer_」ゲーム内容
「>observer_」は、独立系ゲーム開発会社「Blooper Team SA」が開発を手がけ、
パブリッシャーの「Aspyr」が2017年8月16日に発表・発売したサイバーパンク・サイコホラーゲームです。
「Blooper Team SA」は、
2016年2月16日に発売されたサイコホラーゲーム「Layers of Fear」が話題になったことで有名ですが、
今回は舞台を近未来のSF世界に一新して得意の病的な脳内ホラーワールドを展開します。
このホラーゲームでプレイヤーは神経病理学に精通したベテラン刑事「ダニエル・ラザルスキー」となり、
有名企業が絡んだ謎の事件を追い求めるため、
様々な事件の犠牲者の脳内にダイブして恐怖の記憶を共有し、
事件の真相を探っていくことになります。
PCゲームの世界には過去から現在に到るまで実に様々なホラーゲームが登場してきましたが、
その中でも特に「サイレントヒル」シリーズの初期作品に大きな影響を受けているようです。
「Blooper Team SA」
2008年に設立されたポーランドに拠点を置くサイコホラーゲーム専門の製作会社で、
現在約70名のスタッフがゲームの開発・製作に携わっています。
ある画家の脳内を体験するという独特な設定、
そして静謐な世界観と狂気に溢れた内面の強烈な対比が印象的だった前作「Layers of Fear」は、
発売後にメディアから絶賛され、
ここ日本でも多くのファンを獲得しています。
このサイコホラーゲーム「>observer_」でも前作同様に人間の脳内で巻き起こる恐怖と、
それに付随した禍々しいイメージの羅列が斬新な描写で描かれます。
作品本体のインターフェースと字幕のローカライズ作業は完了しているので、
本作は「英語音声日本語字幕」で楽しむことができ、
WindowsとMac、SteamOS+Linux全てのOSでプレイすることが可能です。
SF界の金字塔作品への愛が溢れる近未来世界
このPCゲームのビジュアルを決定づけるのはリドリー・スコット監督が手がけた
1982年公開の映画「ブレードランナー」です。
雨が降る近未来都市と巨大で大仰なネオンに彩られた看板類、
そしてどこか活気に乏しく陰鬱な空気感を持ったこのPCゲームの世界観は、
まさに映画「ブレードランナー」そのものと言っても良い完璧なオマージュと愛情が感じられます。
「ブレードランナー」を愛し、
映画に登場する世界を歩き回ってみたいと考えているユーザーにとって
「>observer_」はその願いを叶えてくれる大本命のゲームとなることでしょう。
この最新PCゲームを開発するにあたり、
「Blooper Team SA」はゲームが持つ表現力の限界に挑戦したそうなので、
「>observer_」は独立系の小規模なゲーム製作会社が作ったとは思えないほど
立派なグラフィックや描画力を持っており、
その重厚さは大手ゲーム企業が製作した超大作にも引けを取りません。
主人公「ダニエル・ラザルスキー」の声は名優ルトガー・ハウアー氏が担当!
明らかに「ブレードランナー」と世界観を共有している「>observer_」ですが、
極め付けは主人公「ダニエル・ラザルスキー」の声を「ブレードランナー」に出演していた
名優ルトガー・ハウアー氏が担当しているということです。
悲運のレプリカント「ロイ・バッティ」役を怪演して観客を釘付けにしたルトガー・ハウアー氏は、
「Blooper Team SA」からのオファーを快く承諾し、
声のみならずビジュアル面でも全面協力しています。
この快挙は映画「ブレードランナー」ファンの方にとっては嬉しい報せであると共に、
「Blooper Team SA」が映画界のプロからも認められる
ゲーム製作会社に貢献したという何よりの証拠だと言えるでしょう。
日本の漫画作品からの影響も
本作を手がけた「Blooper Team SA」のスタッフは、
日本の漫画作品からの影響も口にしています。
その筆頭は大友克洋氏の傑作漫画「AKIRA」や
士郎正宗氏のSF漫画「攻殻機動隊」で、
他にも日本が誇るホラー漫画家伊藤潤二氏の作品にも大きな影響を受けていると語っています。
昔から日本の漫画やホラー作品は海外でも高い評価を受けており、
特に映画監督の押井守氏が手がけた「攻殻機動隊」の劇場版第1作目「Ghost In The Shell」と続編「イノセンス」は、
現在も海外の映像クリエイターに多大な影響を与え続けていることでも有名です。
前作「Layers of Fear」が日本のユーザーに好評だったのも、
製作会社の「Blooper Team SA」のベースに
日本の漫画や映像作品からの影響があったからなのかもしれません。
このように様々な国のサブカルチャーが
媒体を超えて相互作用で発展していく様子は、文化的にもとても興味深い現象だと言えます。
優れた作品は細部にこだわりを見せる
本作の作り込みはとても重厚で、
細かい場所のテクスチャにも手抜きは一切ありません。
主人公「ダニエル・ラザルスキー」が運転する車には
「ブレードランナー」的近未来感を意識した複雑な装飾とデザインが施され、
80年代の海外SF映画が持つ雰囲気を見事に再現しています。
また、ダクトや配線が複雑に入り組んだロケーションに
緑と黄色を強調したライティングを行なっている様子は押井守氏の映画「イノセンス」そのものです。
あえて視覚面を情報過多にすることによってユーザーの感覚を一時的に麻痺させ、
独特の世界観に引きずりこむという手法はSF映画の常套手段でもあり、
それがこのホラーゲームにも上手く反映されているという印象を受けます。
たとえ架空の世界であってもコアなSFファンは舞台のリアリティと細かい設定を重要視するので、
細部まで丁寧に描かれた本作のロケーションやオブジェクトの数々は、
多くのユーザーを納得させることでしょう。
ですがこの最新PCゲームはあくまでサイコホラーゲームです。
主人公の刑事「ダニエル・ラザルスキー」が見ることになる被害者の「電脳世界」は、
本作がまぎれもないホラーゲームであることを改めて認識させてくれるはずです。
「>observer_」は、こんな人にオススメ!
前作から一転して近未来SFサイバーパンク作品へと変貌を遂げた「>observer_」は、
前作を楽しめたユーザーに新たな恐怖体験をもたらしてくれることでしょう。
被害者の脳内で見ることになる恐怖映像の数々は相変わらず不気味で、
ユーザーの期待を裏切らない出来栄えなので、
このホラーゲームは近未来を舞台としながらも、
サイコホラーゲームとしての役割を十分に果たしています。
その一方で一本道なゲーム展開に不満を覚えるユーザーが出てくるかもしれませんが、
開発を行なっているのが独立系の小規模なゲーム製作会社なので、
大規模なオープンワールド探索型のシステムを構築するには予算と人手が足りなかったのでしょう。
ただし本作はそれらの不満を吹き飛ばすほどの圧倒的な雰囲気と世界観を持っているのも確かです。
プレイヤー自身が渾身の演出に彩られた世界を進み、
徐々に真実へと近づいていくこのホラーゲームは、
映画のような濃密な世界を体験しながらインタラクティブに遊べる新しいジャンルの作品と言うこともできます。
「>observer_」は、重厚なSF世界を探索しながら極上のホラー演出を堪能できる、
雰囲気満点のsteamサイコホラーゲームです!
このPCゲームの基本情報
タイトル | >observer_ |
---|---|
ジャンル | サイコホラーアドベンチャー |
開発元 | Bloober Team SA |
パブリッシャー | Aspyr |
リリース日 | 2017年8月16日 |
料金 | 2,980円(通常版) |
日本語 | 対応 |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows,Mac,Linux |
スペック/動作環境(Windows)
必須環境 |
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64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です OS: Windows 7 プロセッサー: Intel Core i3 (3.4 GHz) / AMD A8-7600 (3.1 GHz) メモリー: 8 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce 660 / AMD R9 270 DirectX: Version 11 ストレージ: 10 GB 利用可能 |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
ヒトの脳にダイブするというサイコホラーな捜索ゲーム。
ゲーム自体は探各箇所を探して道開く探索ゲーだが、所々に心拍数を上げるような演出がなかなかよい。
脳にダイブする という概念をデジタル的な視覚表現で忠実に再現できているところも魅力。
その視覚表現は現に生きる私たちに共感を得て虜にします。
過去の記憶は曖昧に。最近の記憶は鮮明に。そういう意味でも表現力ではとても良い作品だと思います。
低評価の口コミ
とにかく操作性が悪い。思うように動かせずストレスがたまる。しかも画面が揺れまくるので酔う。
その状態での探索パートは、面倒を通り越して苦痛。
あと翻訳の質が悪い。誤字脱字多すぎ。ストーリー自体はいいのに、これじゃ台無し。
マルチエンディングのようだが、一回クリアするとセーブが削除されて最初からやり直しになる。ストーリー自体は悪くないので、いろいろもったいないゲームだと思う。