ストーリーを自由に解釈できるRPG、フェアリーフェンサーエフのリメイク作品です!リメイクにより、グラフィックが向上し、かわいらしいキャラクターたちと王道のストーリーが楽しめるPCゲームです!
まずはこちらの公式プレイムービーをご覧あれ!(PS4版)
『フェアリーフェンサー エフ』がパワーアップして登場
『フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCE』はコンパイルハートより発売されたコンピュータRPGで、
シリーズは略称はFFFと呼ばれています。
2013年に発売されたPlayStation 3版の『フェアリーフェンサー エフ』が発売され、
続いてリメイク版の本作が2015年2月にPlayStation 4が発売されました。
今回紹介する『フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCE』はMicrosoft Windows版で、
PS4版の移植版で2017年2月に発売されました。略称FFFADFと呼ばれています。
PS4版との違いは新規シナリオの追加、キャラクターの追加、
そして原作のシナリオに加え、ルートが2つ追加しています。
2Dシナリオと3Dバトルがいい感じのRPG
シンプルな戦闘画面と、シンプルな戦闘方法が人気を集めており、
ストーリー中は2次元のアニメのような画面でフルボイスのストーリーを鑑賞することができ、
戦闘はフル3Dの迫力あるバトルとなります。
主人公は生身で戦う「フェンサー」と呼ばれ、
主人公のサポートをし、フェンサーの武器に憑依することができる「妖聖」との2人1組でのバトルになります。
フェンサーは経験値でステータスが上昇し、パートナーである妖聖はWP(ウェポンポイント)という
独自の経験値のようなポイントによって成長し、スキルなどを身につけていきます。
その他にもフェンサーと妖聖が強力して発動する超必殺技などもあり、
モーションも固有に設定されているため、簡単なコマンドで出すことができ、
大迫力の演出をほぼワンボタンで繰り出す爽快感を味わえます。
神話を元にしたストーリー
本作で描かれる世界は神話を元に描かれており、
本作の世界は昔、女神の恩恵によって支えられていましたが、
女神と邪神の間で争いが起こり、
神々は妖聖を憑依させて戦うフューリーと呼ばれる武器を使って戦いました。
戦いの結果は女神と邪神は相打ちとなり、
互いを封印し合う形で姿を消したとされています。
そして本作の現代では、二柱の神々が遺したフューリーを集めれば願いがかなうとされ、
フューリーを手にして妖聖と契約した「フェンサー」と呼ばれる者たちによる奪い合いが起きています。
ゲームの舞台はゼルウィンズと呼ばれる大都市で、
大企業のドルファ・ホールディングスという会社が統治しています。
しかし、それ以外の設定は深く語られることがなく、
女神と邪神はなぜ争ったのか、世界はどのような文明を持っているのかなどは明らかにされていません。
ストーリーを進める中でその背景が垣間みれる話を
プレイヤー自身が咀嚼しながら解釈していく様な構成になっています。
魅力的なキャラクター!
このPCゲームは世界観もさることながら、魅力的なキャラクターもおすすめできるひとつだといえます。
一見清楚に見えて腹黒いお嬢様や「殺」で会話を図る女の子など
見た目ももちろん内面も気になる設定のキャラクターが多いです。
中にはどう見ても着ぐるみなのでは…などと思えるようなキャラクターもいたりして
非常に気になるメンバーと冒険していきます。
くわしくは公式サイトで紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
独自のシステム
主人公は生身で戦う「フェンサー」として登場し、
主人公のパートナー妖聖の「アリン」という妖聖を武器に憑依させながらバトルを行なっていきます。
妖聖は物語上多数存在しますが、ストーリー上、主人公の妖聖は変更することはできず、
登場キャラクターのフェンサーそれぞれに固有の妖聖がパートナーとしてついています。
戦闘ではパーティーメンバーのうち最大6人にまで戦闘に参加することができ、
攻撃はスピードによって攻撃する順番が決められ、その順番が画面左に表示されています。
原作ではプレイヤーはその手番を一回消費してメンバーを交代することができましたが、
『ADVENT DARK FORCE』では交代後、交代キャラクターはすぐに行動可能な状態で参戦することが出来る仕様になっています。
戦闘中の画面には先述の行動順番が表示されており、
行動するキャラクターは3DCGのグラフィックで通常攻撃、必殺技、魔法、
アイテム、固有技、交代、待機のコマンドの中から1つの行動を選択していきます。
戦闘中には逃走することもでき、逃走する場合には戦闘画面の端に移動することで「逃走」のコマンドが表示され、
ボス戦を除き、一定の確率で戦闘から逃走することができます。
『フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCE』の総評
まずグラフィックが綺麗で、戦闘に迫力があります。
戦闘も複雑なことはなく、従来のRPGのように必殺技から敵の弱点属性、
そして戦闘によるキャラのレベルアップなど、王道を進んでいるRPGです。
本作が特徴的なのは「妖聖」の存在でしょう。
二次元の可愛い女の子が主人公のパートナーということもあり、
ネット上では発売前から話題になっていました。
また、ストーリーは3部構成になっており、本作では原作より2つの追加シナリオが用意されていて、
より一層キャラクターの個性が分かる描写が増えています。
ストーリーは全てフルボイスで、見ていて飽きることはありません。
マイナス点としては、他のキャラの妖聖もプレイヤーの妖聖として使うことができたら面白かったと思います。
ただそうするとストーリーが成り立たなくなってしまうので、
仕方ない部分はありますが、何か追加要素やDLCで妖聖を追加などがあれば良いなと思います。
ですが全体としては楽しめる内容になっていて、
ストーリーもプレイヤーの解釈によって色んな面を見ることが出来るのでオススメのPRGです。
このPCゲームの基本情報
タイトル | フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCE |
---|---|
ジャンル | ターン制RPG |
開発元 | IDEA FACTORY, COMPILE HEART |
パブリッシャー | Idea Factory International |
リリース日 | 2017年2月14日 |
料金 | 3,090円(通常版) |
日本語 | 対応 |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境(Windows)
必須環境 | 推奨環境 |
---|---|
OS: Windows 7 (64-bit) プロセッサー: Intel i5 2.3 GHz or comparable メモリー: 6 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 650 or comparable DirectX: Version 11 ストレージ: 17 GB 利用可能 サウンドカード: Windows compatible sound card 追記事項: Shader v5 or newer |
OS: Windows 10 Home (64-bit) プロセッサー: Intel i5 3.3 GHz or comparable メモリー: 8 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 960 or comparable DirectX: Version 11 ストレージ: 17 GB 利用可能 サウンドカード: Windows compatible sound card 追記事項: Shader v5 or newer |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
全編ハードでクリアしたのでレビューを。
ギャルゲ&パロディー&微エロなRPGで有名?なコンパイルハートの「ガラパゴスRPG」というブランドで制作されたタイトル。ガラパゴスRPGのコンセプトが「『日本の特定のお客様』向けに作られたRPG」ということなので、そのコンセプトの通りなかなかクセのあるRPG。
なるべくネタバレしないよう概要だけ紹介すると「悪いヤツのせいで邪神が復活しそうなので、対抗する為に封印された女神を復活させよう!」ということで各地に散らばった剣を集めていく流れ。基本的に同じ内容の前編と、条件によって世界が変わった「女神編」>「邪神編」>「魔神編」をプレイすることになり、ストーリーを全部見るには最低3周。1周目にシビアなフラグがあるのでトロフィーコンプを目指す人は実質4~5周することになる。大味なゲームバランスの為、難易度によって差はあれど、基本的に全編クリアに約50時間、実績コンプに約90時間といったところ。
前述の通り、大味なゲームバランスになっているので、実績の一つであるハードでクリアを最初からやろうとすると、レベル上げなど作業ゲーになり相当ストレスが溜まる。後述のDLCを導入しない場合は、周回前提なのでイージーかノーマルで始めた方が無難(クリア特典として装備や仲間を引き継げる)。また、女神編<邪神編<魔神編と敵が強く硬くなっているので、余程のマゾゲーマーでなければ、順序通り進めることを推奨。(終盤は女<邪<魔と前の1.5倍~2倍の強さになる)少しでもレベル差があると、命中率が著しく低下しミスを連発するので爽快感が無く、余計にストレスが溜まる。開幕から全体攻撃を受け、全滅なんてことは日常茶飯事。連続攻撃のラッシュで、勝てそうな状況から一瞬で全滅することも。だから悪いことはいわない、ノーマルで始めよう。
システムで高評価な点はスキップ機能が優秀なこと。イベントや日常会話だけでなく、戦闘後のリザルト画面や必殺技エモーション、更には通常攻撃すらスキップ出来るので10秒前後で戦闘を終わらせることもできる。これで苦行レベル上げも楽ちん! 逆にシステムで酷いのは、PTメンバーが頻繁に加入&脱退を繰り返す内容なのに、装備等を再加入の度に設定しなければならないこと。「1対1で勝負だ!」というイベント戦で抜けてもリセットされる。スキップすれば僅か数十秒で終わるイベント戦の為に、PTキャラの装備を再度設定しなおす作業が頻繁かつ周回の度にあるので、俺は最後には装備することを諦めた・・・。 また、ダンジョンの一つに集めた剣を刺した分だけ伸びる塔があり、手動で1本1本刺していかなければいけない。最上階までは何と40本!装備したりストーリー攻略に使ったりもするので、その度に装備から外して刺して抜いてとマジ禿げる。
ストーリーは良くも悪くもライトノベル。女神、邪神、魔神でそれぞれのキャラクターが180度立場や性格が変わるのは面白かったが、全般的に終盤は同じ流れ。また、自死するシーンが多いので、最後には悲壮感などはなく「またお前も自殺するんかーい!」と少し投げやりになった。主人公が各章を追うごとに「食いしん坊馬鹿」から「信念を持った食いしん坊馬鹿」に成長する様は王道で良い。毒舌ドMお嬢様ヒロインやら、巨乳変態研究者やら、硬派ムッツリスケベ剣士やら、とにかくクセが強いキャラ達の会話も人を選ぶだろうが楽しかった。それぞれが個性的で魅力があり、男性キャラもなかなか良い味を出していたけれど、最後までやってみたら主人公以外の男性キャラは酷い扱い(特に関西弁の奴)だったので、そうかこれはハーレムRPGなのだなと気付かされる。
最終的に「ストーリー:及第点」「ゲームシステム:及第点」「キャラクター:及第点+」と総合でギリギリオススメできる評価。コンセプト通り『日本の特定のお客様』向けなので、可もなく不可もないJRPGをじっくり遊びたい人には良いゲームだと思います。
最後にDLCの紹介を
パック
デラックスエディション:本編&アートワーク集やサントラ
コンプリートエディション:本編&ゲーム内DLC全パック
コンプリートデラックスエディション:本編&ゲーム内DLC全パック&アートワーク集やサントラ
DLC
上級フェンサー防具セット:ゲーム内で手に入る最強防具より性能が約2倍+HP回復効果付
最強フェンサー防具セット:ゲーム内で手に入る最強防具より性能が約3.5倍+ダメージ減少効果付
上級フェンサー装飾品セット:物理と魔法の防御に特化、ゲーム内入手可能な物の約2倍の性能(バランス型でそれ以上の性能の物は複数有)
最強フェンサー装飾品セット:物理と魔法の防御に特化+HP・SP回復効果で入手可能な物の約3.5-4倍の性能
妖聖セット:通常の最上Sランクの妖聖の約2倍の性能かつ有用なアビリティで固めたチート
初周からハード以上で攻略する場合「妖聖セット」さえあれば余裕で攻略可能。基本的にやりこみ要素であるLv100-Lv999の追加ダンジョンを攻略する為の調整アイテムなので、防具まで使ってしまうとタダの消化ゲーに。
※追加ダンジョンもLv200毎に敵が硬くなっただけで、マップも使いまわしの為、やり込む要素も薄い。普通に楽しみたいならば、最初はDLCを使わずノーマルでプレイすることをオススメします。