囲碁と将棋はどっちの方が面白い?ネトゲ将棋とネトゲ囲碁どっちをやろうか迷っている方へ!

日本の古き良き伝統ボードゲームと言えば、囲碁将棋ですよね。最近ではネトゲでも囲碁や将棋が遊べるため、一人でも上達することができるということから、ネトゲ将棋とネトゲ囲碁どちらを極めようか迷っている方に参考になればいいなと思い、学生時代囲碁将棋部だった筆者が記事を書いてみたいなと思います。^^

 

そもそも、囲碁と将棋のそれぞれの面白さって何?

これは私の高校生時代に、友達からよくされた質問です。私は囲碁も将棋も好きですが(いや、特段強いというわけでもないですが苦笑)それぞれのもつ面白さについてちょっと見解を述べてみたいと思います。

まず、囲碁将棋の面白さと言えば、なんといっても頭脳勝負であることが大きいです。私は麻雀も好きですが、麻雀と違い囲碁将棋は9割以上が実力で運でなんとかなる勝負ではないところが厳しくもあり面白いところでもあると思います。

麻雀の場合は、初心者でも上級者に勝てることが少なからずあります。勿論何十回も半荘勝負をすれば、確率の収束でまず勝てることはなくなりますが、それでも単発の勝負であれば運が左右する部分は大きいですし、判断力云々の前に運さえ良ければまず勝てるのが麻雀です。しかし、囲碁や将棋においては運が占める割合は極めて少ないゲームであることから、その奥深さが出てくるのではないかなと。

まあ、場面によってはどっちの手が良いか迷って最後は勘に任せることもありますので、運がまったく左右しないとは言いません。しかし、運がいい初心者が運の悪い上級者に勝てるかと言われればまず無理でしょう。

ただこれがある意味、囲碁将棋の厳しい側面であるとも言えますけどね。どうにも勝てなくてやめてしまう人も多いと聞きます。

初心者のころはとにかく負けまくるので、わりと麻雀などに比べて最初は心が折れるかもしれませんが、負けまくってい内に「ああ、こんな手もあるのか」と学んでいることも多いので、自分が初心者でもある程度の実力者と戦ってガンガン負けまくるのが上達の近道かもしれません。

それでは、囲碁と将棋の2つのゲームを比較してそれぞれの特徴と面白さをお伝えしていきます。

囲碁は単純、でも全体を見渡す能力が試される。性格も出やすい。

囲碁のルールを少し調べてみたけど、よく分からないという方は結構多いようです。たしかに、陣地取りと言っても、どこが陣地なんだよ!と最初は混乱するかもしれません。さらには二眼という無敵の陣形がある云々言われると「はあ?」状態になったり。

しかし、意外と思われるかもしれませんが、囲碁というのは将棋よりも覚えることが多くありません。将棋のように駒の動きを覚える方が実は覚えることが多かったりするんです。まあ、私も囲碁を始めた当初(体験入学初日)は混乱したのを覚えています。いまいち何をしているのかさっぱり分からなかったんですが、ルールをさくっと覚え、実際に打っているうちに、「あぁ、そういうことね」という感じで囲碁の全体像を掴んでいった感じでした。そして、囲碁のイメージさえ掴めてしまえば実は「オセロよりちょっとルールが複雑かな」程度のものであることに気づくと思います。それゆえに囲碁というのは非常に単純なゲームなんです。

しかし、将棋は8×8マスであることに対して、囲碁というのは19×19マスがあります。単純に考えても囲碁の方が全体を見渡す力が必要でしょう。また、理論的思考よりもイメージ力や直観力などが重要だったりする局面も多いです。(プロのレベルは知りませんが)

そういった意味で、囲碁というのは単純で自由、選択肢も広くイメージ力が必要な競技と言ってもいいと思います。選択肢が広いわけですから、打つ人の性格によってずいぶんと個性が出ます。まあ、将棋も性格が出ますが、個人的には囲碁の方がより素直な状態で性格が表れてくるゲームなのではないかなと思いますね。

 

将棋は攻めと守りがハッキリしている。理論的思考重視。初心者も上達しやすいかも。

将棋というのは、駒の動きさえ覚えてしまえば、まず指すことができます(あ、ちなみに囲碁は打つ、将棋は指すと表現します)。また攻めと守りが一目瞭然ではっきりとしている場面が多いことも特徴です。NHKの対局番組などを素人の方が見たとしても、今どちらが攻めているなと一目で分かると思います。囲碁の場合は攻めているのか守っているのかは、全くの素人ではわかりませんよね。もちろん、攻めと守りの1手なんかもあったりはしますが、囲碁に比べればはっきりしていると言っていいと思います。

そして、将棋は現状かなりのところまで定跡で分析されているというのも特徴です。囲碁に比べて手の選択肢が少ないですから、定跡によってある程度カバーできる部分があります。勿論、プロ同士の対局を見るとあえて定跡で構えないケースもしばしばですが、普通にネトゲ将棋を指す場合には定跡で中盤までうまく持っていけることがほとんどですから、初心者さんでも定跡を覚えてある程度の回数指せば、それなりに形なってくるのが将棋というゲームです。ちなみに、囲碁にも定石はありますが、それは割と曖昧なものです。将棋のようにハッキリとこの形で来たら、こうなり・・・といった暗記でなんとかなるものでもなく、やはりイメージ力が必要になってくるわけですね。基礎は囲碁も将棋も基本的には暗記ですが。

 

囲碁と将棋の共通点。

序盤は形作り、中盤からは相手の形を崩しにかかる。という部分ではどちらも共通しています。将棋の場合はイメージしやすいかもしれませんが、最初に王を囲んだり、攻めの陣形を作ったりしますよね。そしてにらみ合いの末、中盤からは相手の形を崩していきます。これは囲碁でも同じで、最初はある程度自分の陣地を形作っていきますが、中盤から奪い合っていくという形になります。

まあ、その辺は古来からの戦いの型に基づいていますよね。ちなみになんですが、囲碁でも将棋でも、序盤の形作りに力を入れると長期戦になっていきます。逆に序盤の形作りにあまり手数を使わずどちらかが仕掛ければ、短期戦になる傾向にあります。しっかりと砦を築いてから戦うか、ノーガードでの殴り合いか、この辺も指し手の性格が表れてきます。ちなみになんですが、私は短期戦の方が囲碁も将棋も好きです。しっかりと形作ると中盤以降も同じパターンを経験することが多いので、序盤からエキサイティングに攻めていったほうが毎回違う局面になって面白かったんだと思います。

 

ネトゲ将棋、ネトゲ囲碁で遊びたい方へ。ネット対戦におすすめのアプリ

ちなみに、ネトゲ将棋であれば、将棋ウォーズというアプリがおすすめです。スマホでもPCでも遊べますが、ユーザー数がかなり多く、また対局場面でのエフェクトなどが用意されていることも派手な演出で面白いです。一日3局までしか無料会員ではできないところが唯一のネックですが、月額300円ちょっとぐらい払えば、無制限に対局できたと思います。

ちなみに、別に将棋ウォーズの回し者ではないですよw

 

囲碁のほうは、これといっておすすめするアプリがありませんが、スマホゲームでも探せばいくつかオンライン対戦可能なものはあったかと思います。一昔前はPCでの囲碁が主流でしたが、最近はもっぱらスマホゲームの方が、囲碁も将棋もプレイヤー数が多い感じですね。

私は囲碁は部活でやっていましたので、基本的にネット対戦はたまにしかしませんでしたが、おそらく探せばいくつか候補はあるかなと思います。