終わらない無課金ユーザーvs重課金ユーザーの戦い・・・無課金は悪なのか?

基本プレイ無料のオンラインゲームってずいぶん増えましたよね。スマホゲームなんかは特に顕著だと思います。

そんな基本無料ゲームですが、「基本」無料ということは当然課金システムは存在します。この”課金”を巡った無課金ユーザーと重課金ユーザーの争いは途絶えることはありません・・・。

 

なぜ無課金ユーザーは嫌われるのか

 

無課金ユーザーが嫌われる一番の理由は、無課金でありながら権利ばかり主張するという点ではないでしょうか。

課金というのはゲームを楽にするため、ゲーム内をもっと自由に遊ぶためにするものです。欲しいキャラや便利なアイテムを獲得するためにゲーム内アイテムを購入する。無課金でもミッションクリアや、ログインを続ける事で課金アイテムが貰えるというのは十分ゲームが無課金に寄り添ってくれているのだと思います。

無課金ユーザーは本来「無課金だから課金している人との差が開くのは当たりまえ、それは仕方のないこと」ということをわきまえておくべきなのです。しかし実際は「もっと無課金のことを考えろ!」「無課金勢と課金税の差をなくして平等にしろ!」などと無茶苦茶なことを言い出す人までいる始末です。筆者の親戚の小学生が、正月に会った時に「課金するのはずるい」と言っていたのを思い出しました。

ゲームが基本無料で遊べるのが当たり前な時代になってしまたからこそ「ゲームを楽しむ対価にお金を払う」という当たり前のことが当たり前の感覚じゃなくなってしまっているような感じがします。課金することでゲームのが続くというのを忘れてはいけません。

 

無課金を排除してもいいのかはまた別の問題

 

と、まるで無課金ユーザーは悪とでも言うかの如く書きましたが、運営側が無課金を排除していない以上、そういう事ではないのです。

ではなぜ無課金ユーザーを排除しないのかというと、無課金ユーザーがいるおかげでゲームのユーザーが多くなるからです。

アクティブユーザーの数が多いというのは大事なことで、たとえ無課金であっても多くのユーザーがいて賑わっているネトゲと、そうでないネトゲであれば前者の方が課金したくなりますよね。過疎ってしまっては誰も課金してまで遊ぼうと思いませんからね・・・もちろんユーザーすべてが課金しており、なおかつユーザーの数も多く賑わっているのがベストではありますが現実はそうもいきません。

つまり無課金の方もゲームの繁栄にとっては必要不可欠でなのです。

 

課金がらみのネガティブな話

 

一方で、課金にも問題とされる点はあります。

課金すれば勝てるP2W(Pay to Win)、俗にいう札束で殴るゲームと揶揄されるやつですね。

P2Wなオンラインゲームになってしまうと単純にユーザーが減ります。ユーザーが減るということは前述のように課金者も減ってしまうということです。

例を挙げてみましょう、皆さん「スターウォーズ バトルフロント2」というオンラインゲームをご存知でしょうか?前評判は非常に良く、楽しみにしていた方も多かったであろうこの作品。製品版が出た際にあまりの課金要素の酷さに大炎上したのです。

ファンからの批判は凄まじく、不買運動まで発生。EAの株価を暴落させ30億ドルもの損失を出したと言われています。これをうけたEAは「もうP2Wのゲームは作らない」と発言。まあこれだけの実害を出した上での発言なんで次のゲームは良いのができるんじゃないでしょうか?筆者もEAのオンラインゲームは好きなので期待しています。渦中のSWBFⅡもゲームそれ自体は素晴らしいので倦厭せず遊んでみて下さいね。

まあ例に挙げたのが基本無料じゃないので論点からズレてる気もしないではないですが(笑)

結局どっちが悪いとかそういう話ではない

 

さて、いろいろ言ってきましたが、結局のところ無課金ユーザーの存在もネトゲを支えているというのも事実。どっちが偉い、どっちが悪いとかそういう話ではないんですね。

どちらにしても過激派が悪い、それだけのことなのです。