敵も死亡の概念もない!?ストーリーなんてガン無視で自由に楽しめる平和なクラフトゲーム!

平和で美しい探索アドベンチャー「Yonder: The Cloud Catcher Chronicles」!クセのないデザインで描かれた本作は風景もとても美しく、その魅力はクラフト要素だけにとどまりません!サンドボックスのクラフトゲーが好きな方や、のんびりしたゲームを探しているならおすすめのPCゲームです!

 

まずはこのPCゲームの公式トレーラーをチェック!

 

ゲーム概要

美しいオープンワールドを探検する3Dアドベンチャー

 

『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles』は3Dのオープンワールドを舞台とするアドベンチャーで、明るく美しい雰囲気の漂う作品です。

人物はデフォルメされた4頭身でアニメ調のデザインとなっており、風景も滑らかな統一した世界観で描画されています。クセの無いデザインはすっきりとしており遊ぶ人を選びません。

 

steamにて2,480円で販売中の本作についてみていきましょう。

 

開発は「Prideful Sloth」

 

本作を手がけるのはオーストラリアの東部ブリスベンで活動している「Prideful Sloth」です。設立者のJoel Styles氏とCheryl Vance氏はUKのゲームデベロッパーで働いていましたが2015年に帰国しブリスベンで同社を設立したとのこと。

本作は同社にとってはじめての作品であり、2017年7月にリリースされました。

評価は上々で2018年4月には大型アップデートも行っている状況です。同社の滑り出しは順調で、今後が楽しみなゲームスタジオといえます。

 

ゲーム内容

遭難から始まる物語

 

ゲームを開始すると両親からのものと思われるメッセージが表示されます。英語ですが内容は以下のようなものとなります。

 

「私達の愛する子へ。あなたを送り出したときは心が張り裂けるようでした。ですが私達の大地を汚染する暗闇からあなたを守るにはこうするしかなかったの。あなたが真実を探そうとするなら、天体コンパスの導きを信じて下さい。コンパスは海をまたぎ闇や光の中へあなたを導くでしょう。でもそれはいつもあなたをホームに導いているのです。ホーム「ゲミア」へと」

 

というわけで航海に出たあなたはコンパスの導くままにゲミアと呼ばれる地へと向かうわけですが、ゲミアと思われる島を目の前にして雷が船を直撃してしまいます。目を覚ますと「Aaerie」なる島の守護者が現れ助けてくれるのでした。

Aaerieのいうところによると、コンパスが行き先をガイドしてくれるのは確かなのですが現在その道は閉ざされていること、またAaerieの家族が現在行方不明で見つけてくれたら力になってくれるであろうことを告げるのでした。こうしてプレイヤーは漂着した島で目を覚まし、Aaerieの家族を探し目的地へ向かう旅に出ることになります。旅の途中で様々な人々と出会い色々な謎に直面することになるでしょう。

 

自由に楽しむ事ができる世界

 

本作にはストーリーが存在するのですが、それを無視して楽しむことも十分にできます。

コンテンツとしては牧場経営や農場経営、釣り、クラフト、料理、経済活動など豊富で直ぐには遊びきれないほどです。もちろんストーリーを進めても楽しめるので、遊び方はプレイヤー次第といえるでしょう。

例えば「今日はだるいなー」と思ったら日がな一日中釣りをするのも良いですし、何となく畑を始めたかったら始めれば良いのです。何ならクラフトの材料を集めるだけでも面白いかもしれません。島の風景が美しいためうろうろしているだけでも楽しめるでしょう。

本作は自分の思うとおりに遊んで良い世界なのです。

 

村の人の依頼をこなしていく

 

色々なコンテンツを楽しむためには島に住む村の人々の依頼をこなす必要があります。基本的には人々の欲しい素材を求めることになるでしょう。序盤はチュートリアル代わりにもなるので積極的に依頼をこなしていくと何かと便利です。

 

依頼をこなすことで、依頼を行うための道具や達成報酬をもらえることがあります。そのためこなせばこなすほど様々な道具が整っていくはずです。中には新しい機能を使えるようになるために必要な依頼などもあります。

基本的には見つけ次第こなしていき、一通りこなしたら牧場経営や釣りなどを始めると遊びやすくなるかもしれません。

 

8つのバイオームが存在

 

本作の舞台となる島には8つの異なる生態系が存在します。いわゆるバイオームというもので、別の言い方をすれば「環境」ともいえるでしょう。初めて訪れるバイオームは爽やかな草原ですが、他にも砂地や雪原、トロピカルなバイオームが用意されている形です。それぞれ全く異なる風景となっているため、新鮮な気分で開拓したり冒険することができるでしょう。

 

こうしたオープンワールド系のゲームではバイオームごとの風景の移り変わりも1つの醍醐味ですが、本作では本当に風景が綺麗なのでチェックしておきましょう。過度にリアルではないデフォルメをベースとした風景は独特な魅力を備えているのです。

 

豊富なクラフトクラス

 

本作ではクラフトクラスというものが8つ存在し、それぞれのクラスに関するものを作る事ができます。クラフトクラスは以下の8種類です。

 

8つのクラフトクラス!

 

Wayfarer(旅人)

基本的なレシピの揃ったクラス。

水や焼き魚や焼肉といったものから温めたミルクに罠などを作る事ができます。特にVine(ツタ)やFodder(飼料)から作れるTwine(繊維のようなもの)は服を作る基本的な素材となるため重要といえるかもしれません。

全てのクラスの基本となるクラフトクラスといえるでしょう。

 

Chef(料理人)

様々な料理を作る事ができるクラスです。

シェフのキットや油、パンといった基本的なものからチーズケーキにベリーパイといったお菓子やピザやロースト肉も作れます。

 

Carpenter(大工)

牧場や畑を建設するときに必要なのがこのクラフトクラス。

釘や接着剤に角材といった建築に必要な材料から各種小屋に水のみ場、飼料置き場を作る事が可能。またフェンスに畑、植林場を作るためにも必須のクラス。

 

Constructor(鋳造屋)

大工のようで大工でない鋳造職人は金属のインゴットや石を扱うのが得意。

このクラスのクラフトをする場合は大量の石や金属が必要となるでしょう。

 

Tinker(ちょっとした発明家)

Tinkerというのは道具の修繕を生業とする「鋳掛け屋」とか「何でも屋」という意味をもつ言葉ですが、クラフトできるものをみると「ちょっとした発明家」が意味合いとしては正しそうです。

チーズメーカーやシードメーカーといったちょっとした機械を作る事ができます。

 

Brewer(染料屋)

いわゆる「お酒を造る人」という意味のBrewerですが本作では主に染料を作ることができるクラスとなっています。

各種染料の他、花火や髪の色を変えるシャンプーを作れるのでどちらかというと「染料屋」といった方が正しいかもしれません。

 

Tailor(仕立て屋)

洋服を作ることができるクラス。

チュニックやカーディガンのほか、レインコートやイヤーマフなどが作れます。見た目を変えたいときに便利なクラスといえるでしょう。

 

Master(マスタークラフトマン)

これは特殊なクラスでメインストーリークリア後に獲得することができるため、しばらくは忘れていても良いでしょう。

クリア後のお楽しみみたいなものです。

 

このように様々なクラフトクラスが存在しますが、「Wayferer」と「Master」を除いてそれぞれ専門のギルドに入門することで習得することができます。

またクラスにはNovice(初心者)とMaster(マスター)の2つのレベルが存在し、Masterのクラフトは専用のクエストをこなすことでアンロックされる形です。

 

まとめ:思うままに遊べる平和な世界

 

『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles』はオープンワールドな3Dアドベンチャー作品です。コンテンツが豊富で特にクラフト要素はとても多いものとなっています。

村人の依頼をこなすもよし、牧場や畑を整備するもよし、散歩しても全然構わないという自由なゲームといえるでしょう。風景がとにかく綺麗なので探検するだけでも楽しいというのはオープンワールドな作品にとって大きな魅力といえるかもしれません。

特に敵が出てくるというわけでもないので、平和な気分で楽しめるはずです。

 

「マイクラ」のようなサンドボックスのクラフトゲームが好きな方や、のんびりしたゲームが好きならおすすめのPCゲームです!

 

このPCゲームの基本情報

タイトル Yonder: The Cloud Catcher Chronicles
ジャンル クラフティング,サンドボックス
開発元 Prideful Sloth
パブリッシャー Prideful Sloth
リリース日 2017年7月18日
料金 2,480円(通常版)
日本語 対応
オンライン 非対応
OS Windows

スペック/動作環境

必須環境 推奨環境
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 7 SP1, Windows 8.1, Windows 10 (64-bit versions only)
プロセッサー: Intel Core i5-2400S @ 2.5 GHz or AMD FX-4320 @ 4 GHz or equivalent
メモリー: 6 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX660 / AMD R9 270X (2GB VRAM with Shader Model 5.0 or better)
DirectX: Version 11
ストレージ: 4 GB 利用可能
サウンドカード: DirectX compatible
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 7 SP1, Windows 8.1, Windows 10 (64-bit versions only)
プロセッサー: Intel Core i7- 3770@ 3.5 GHz or AMD FX-8350 @ 4 GHz or better
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX970/GTX 1060 or AMD R9 390/RX480 (4GB VRAM with Shader Model 5.0 or better)
DirectX: Version 11
ストレージ: 4 GB 利用可能
サウンドカード: DirectX compatible

このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)

おすすめ・高評価の口コミ

ちょっと短いけど、癒されるには十分です。
汚れた世界に疲れた人におすすめです。

デフォルトだとカメラがグニャグニャ動いてすごい酔うので、早めにオプションを開いてカメラ補正を切ることをおススメします。

牧場、クラフト、釣り、冒険の要素があるゲームです。また高所から落ちても死なず、また戦闘もありません。

冒険のためのクエストをこなしていっても良いですが、のんびりゆったり自分の好きなことをして過ごすのも楽しいです。

低評価の口コミ

動物を愛でられるのが売りっぽいが、出て来る動物の半分近くがキツネの色違い。
新しい動物を発見しました!→○○○○キツネのパターンだらけ。この島はキツネに支配されている!

戦闘なし、HPMPやスタミナや死亡の概念なしのアドベンチャーゲー。
特定の小さな町村を中心に行動範囲を広げていくタイプではなく、完全に探索メイン。
昼夜はあるが腹減りや疲労度や睡眠欲などもないのであんまり意味はない。
色々英断だなとは思うがそのせいでゲーム自体の面白さやボリュームは激減してるように思う。

探索、クラフト、農作業、釣りなどいろいろできるが、どれも単調になりがちでチャレンジ性が薄い。「作業」「おつかい」みたいな単語が思い浮かぶ。全体にあまり複雑にしたくないという思いがみてとれるので、そういう意図が受け入れられる人は楽しめるだろう。