「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」様々な決断を迫られる究極の脱出ゲームシリーズ完結編!心理戦や謎解きが楽しめるPCゲーム!

究極脱出シリーズ三作目にして堂々の完結編!3チームに分かれて脱出を試みる脱出アドベンチャーゲームです。道中必要なパスワードは誰かの命と引き換えにしか手に入らないという恐ろしいデスゲームにどう向き合うかが試されます。各キャラに魅力的な設定があり、実力派声優陣の演技も世界観にマッチしています。決断力や判断力、洞察力などが試される人気PCゲームです。

 

 

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サスペンス性抜群の極限脱出アドベンチャー

本作はスパイク・チュンソフトから2016年6月30日に発売された脱出アドベンチャーゲームです。

『極限脱出9時間9人9の扉』『極限脱出ADV善人シボウデス』に続く極限脱出シリーズ三作目のPCゲームです。

 

本作では『ゼロ』と名乗るなぞの人物により、とある施設に閉じ込められた9人の登場人物たちが、

強制的に恐怖のデスゲームに参加させられてしまうという設定のオンラインゲームです。

 

SF、思考実験、哲学、心理戦など様々な要素が1つのゲームの中に含まれているストーリーの展開は、

毎回プレイヤーを驚かせていて、国内外問わず高い評価を受けています。

 

本作はシリーズの完結編の立ち位置にあり、シリーズ中の謎もストーリーを進めると共に解明されていきます。

シリーズのファンにとっては待望の作品でしょうし、そうでないシリーズ未プレイの人でも

1つの作品として十分楽しめるオンラインゲームおすすめです。

 

ゲームはフルボイスとなっており、沢城みゆき、小野大輔など実力派声優陣が声を担当しています。

さらにゲーム自体が映画の様な造りになっていることから、

サスペンスの洋画を鑑賞しているような感覚でゲームを進めていくことができます。

またオプションで英語ボイスも選択することができます。

ストーリー

2028年12月31日に火星の居住者の心理状態についての実験施設である「Dcom」

共同生活をしていた9人の男女が、左の手首に黒い腕輪をはめられ、そこに仮面を付けた人物が登場し、

「ディシジョンゲーム」というゲームへの参加を強制させられる場面からゲームはスタートします。

 

仮面をつけた人物は『ゼロ』と呼ばれ黒い衣装に身を包んでいて、

参加者に「これは君たちと、私と、人類の存亡をかけたゲームだ」と宣言し、3つの区画に分かれて収容します。

3つのチーム間で行なわれるデスゲームの仕組み

キャラクターはそれぞれC・Q・Dという3つの区画に振り分けられ、

各チームは実験施設の地下核シェルターの唯一の出口である中央エレベーターホールを目指します。

 

ゲーム中にはそれぞれのチームを殺し合うように仕向けられた数々の「ギミック」が用意されてます。

チームは中央エレベーターに向かうのですが、その途中の通路でパスワードが必要になってきます。

 

しかし、そのパスワードは計6つのパスワードで構成されており、

「誰かひとりが死ぬ度に、パスワードが1つ公開される」という残酷なルールが用意されています。

 

つまり『デシジョンゲーム』とは何かを決断するということであり、

それは何かを捨てて何かを得るという極限脱出ゲームの名に相応わしい残酷なゲームシナリオになっています。

ユニークなキャラクターとドラマのようなグラフィック

本作は脱出ゲームの要素を持ち、さまざまな場所から、脱出に使えそうなアイテムを探すことになります。

そしてもう1つ注目したいのが、キャラそれぞれの設定で、

 

記憶喪失の少年からアイスクリームのショップ店員、消防師、看護師など

多種多様な個性のキャラクターが見せる心理戦はまさにドラマを見ているような感覚になります。

 

またストーリー画面は3Dグラフィックになっているため、見ていても飽きず、

キャラそれぞれの豊かな表情も見所のポイントです。

 

ゲームの進行はCチームのリーダー「カルロス」、Qチームのリーダー「Q」、Dチームのリーダー「D」

の視点からゲームをプレイすることができ、彼らの視点から物語を追っていくことになります。

 

また、作中では好きな時に好きなチームのリーダーに視点を変更することができるので、

謎解きに行き詰まったときは積極的にチームを変更して、

他のチームの物語を進めてみると、突破口が見えるかもしれません。

謎解きが好きで、コツコツひとりで集中してゲームをするのが好きな人にとっては没頭してしまう仕様です。

『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』の総評

対象年齢が17歳以上ということもあり、ミステリー好きな人や、考えることが好きな人、

ドラマのように物語の世界観に浸りたい人など、かなりターゲットが絞られているような感じがしました。

 

物語全体を通してもかなり完成度が高く、シリーズの完結編としては申し分ない作りになっています。

また、キャラクターの声優も有名な声優さんばかりで、見ていて自然と台詞が入ってきます。

 

ゲーム自体は『決断』をテーマに進められるので、

3チームそれぞれのリーダーを動かすプレイヤー自身の決断力と判断力、洞察力も試されるような内容になっています。