V.D. -Vanishment Day- 評価・レビュー|崩壊した日本で少年少女が立ち上がるタクティカルRPG ※サービス終了

※V.D. -Vanishment Day- バニッシュメント・デイは2017年6月にサービスを終了しました。
ここでは当時の魅力を振り返りつつ、似たタイプのゲームも紹介しています。

崩壊した日本を舞台に、少年少女たちが謎の組織に立ち向かう。「V.D. -Vanishment Day-」は、フロントミッションの土田俊郎×キングダム ハーツの下村陽子という豪華タッグが手がけたタクティカルバトルRPGだった。

ブラウザゲームなのにストーリーがめちゃくちゃ気合い入ってて、テキストをスキップしたくならない。これ、ブラウザゲームでは結構珍しいことなんですよね。

公式PV

目次

こんな人に読んでほしい

  • 「V.D.」で検索してきたけど、まだ遊べるのか知りたい方 → 残念ながらサービスは終了しています
  • 当時プレイしていて、懐かしさで検索してきた方
  • 戦略性の高いブラウザRPGを探している方 → 似たゲームを紹介しています

V.D. バニッシュメント・デイはどんなゲームだったのか

V.D. バニッシュメントデイのストーリーシーン

2023年、日本は謎の企業「レイマン・インダストリー」によって別の時空間へ転移させられてしまった。地図から消えた日本に、凶悪なロボット「オートマトン」が徘徊する。プレイヤーは武装組織C.M.S.の指揮官として、特殊な能力を持つ少年少女たち「特隊生」を率い、鹿児島上空から始まる日本奪還作戦に挑んでいく――。

設定だけ聞くとよくあるセカイ系に見えるかもしれないけど、このゲームのストーリーはちゃんと芯が通っていた。あやふやな記述や突飛な展開ではなく、構成が丁寧で、読み物としての品質がしっかり保たれていたんですよね。

しかも音楽が下村陽子。キングダム ハーツやパラサイト・イヴで知られる作曲家が手がけたBGMが、緊迫感のある戦闘シーンをこれでもかと盛り上げてくれていた。100人以上の声優によるフルボイスも、ブラウザゲームとしては破格の豪華さだった。

戦闘システム ― 配置と相性で勝負が決まるタクティカルバトル

V.D. バニッシュメントデイの戦闘画面

戦闘は攻撃シーン指示シーンがターンごとに交互に訪れる方式。リアルタイムではないので、じっくり考えながら戦えた。

最大5人+助っ人1人を8マス(4×2)のグリッドに配置し、前列・後列の隊列管理が勝敗を左右する。HPが減ったキャラは後列に下げて守る、というシンプルだけど奥深い戦略性があった。

5つのジョブと三すくみ

V.D. バニッシュメントデイのジョブ

三すくみ:

  • アサルト ― ATKとSPDが高い近接型。ヘビーガンナーに強い
  • ヘビーガンナー ― DEFが高い銃器型。スナイパーに強い
  • スナイパー ― ATK特化の後衛専用。アサルトに強い

支援ジョブ:

  • メディック ― HP回復担当
  • エンジニア(メカニック) ― バフ・デバフ担当

正直なところ、序盤は強いキャラを引ければ力押しでどうにかなった。スカウトで優秀なカードを手に入れた場合、三すくみすら考えなくていいレベル。ただ、それはそれで「俺TUEEE」感があって悪くなかったかもしれない。

スカウト・育成・装備 ― やり込み要素も充実していた

V.D. バニッシュメントデイのスカウト画面

特隊生を得るには資源資金が必要で、資源の投入量によりスカウトされやすいキャラやジョブが変わるという独自のシステムだった。

キャラクターのレアリティはN、R、R+、SRの4段階。部隊は5人編成のコスト制で、強力なキャラほどコストが高い。とはいえ序盤はコスト制限が緩く、最初から強いキャラを複数入れることも可能だった。

V.D. バニッシュメントデイの装備画面

装備は開発・合成でレベルアップ可能。それほど強くないキャラでも、良い装備をつければ戦力になるという仕組みはユニークだった。

基本情報

タイトル V.D. -Vanishment Day- バニッシュメント・デイ
ジャンル タクティカルバトルRPG
開発 GCRAFT / 株式会社fuzz
運営・配信 DMM.com / GCRAFT
プラットフォーム ブラウザ(DMM GAMES)、iOS/Android
サービス期間 2014年12月~2017年6月(約2年半)
料金 基本無料(アイテム課金)
主要スタッフ プロデューサー: 土田俊郎(フロントミッション)
音楽: 下村陽子(キングダム ハーツ)

なぜ人気だったのか ― 豪華スタッフとブラウザゲーム離れしたクオリティ

V.D. バニッシュメントデイのストーリー

フロントミッションの土田俊郎と、キングダム ハーツの下村陽子。この2人が19年ぶりに再タッグを組んだというだけで、SRPGファンの間ではかなり話題になった。

実際にプレイしてみると、ブラウザゲームとは思えないほどストーリーに力が入っていて、音楽も文句なし。100人以上の声優を起用したフルボイスという贅沢仕様で、コンシューマーゲームのような没入感があった。

無課金でもメインストーリーをクリアできる設計だったのも好評で、ガチャに頼らなくてもちゃんと遊べるバランスは、当時のブラウザゲームとしては良心的だった。

なぜ終了したのか ― ブラウザゲーム冬の時代

V.D.のサービス終了について、公式から明確な理由は発表されていない。ただ、いくつかの要因は推測できる。

まず、2016~2017年はブラウザゲーム市場全体が縮小していた時期。スマホゲームへの移行が加速し、多くのDMMブラウザゲームが苦戦を強いられていた。

V.D.はアプリ版もリリースしていたが、ブラウザ版と内容が同一で差別化が弱かった。アプリ版が先に2017年1月に終了し、ブラウザ版も同年6月に後を追った。

また、タクティカルRPGというジャンル自体が、艦これや刀剣乱舞のような爆発的な集客力を持つタイプではなかった。ニッチだけど質は高い――そんな立ち位置のゲームだった。

プレイヤーの声

物語の面白さはブラウザゲーム界で群を抜いていた。テキストスキップしたくならないストーリーって、ブラゲーでは本当に珍しい。

引用元:onlinegame-pla.net

シンプルな操作性ながらも、あらゆる場面で頭を使う戦略的なシステムがハマってしまう。慣れ親しんだ日本が舞台になっているので物語のひとつひとつにリアリティがある。

引用元:ファミ通App

世紀末的な日本が舞台という設定はいい。ただ、やることが少なくてイベントで高レアキャラが配布されるからガチャのモチベーションが下がるんだよね。

引用元:オンラインゲームCH(金虫さん・★3)

増援システムが最高に素晴らしい。2000年近辺のラノベ層向けではあるけど、ハマる人にはハマる。

引用元:オンラインゲームCH(ペリカさん・★3)

戦闘方式やストーリーの雰囲気は中々良い。ただ、アサルトばかり強くて三すくみが機能していない感はあった。

引用元:オンラインゲームCH(ももちんさん・★2)

V.D.が好きだった人におすすめのゲーム

V.D.は終わってしまったけど、似た方向性のゲームはまだある。

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V.D.の魅力のひとつだった豪華声優陣という点では、刀剣乱舞が近い。ジャンルは違うけど、キャラクターボイスの充実度とキャラ愛の深さでは負けていない。今もDMMの看板タイトルとして健在だ。

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まとめ

V.D. -Vanishment Day-は、フロントミッションの土田俊郎とキングダム ハーツの下村陽子が19年ぶりに再タッグを組んだタクティカルバトルRPGだった。

ブラウザゲームとしては異例のストーリークオリティと、100人超の声優によるフルボイス。戦闘も配置と相性を考える戦略性があって、ハマる人にはとことんハマるゲームだった。

約2年半という運営期間は決して長くはなかったけど、「ちゃんと物語を楽しめるブラウザゲーム」として、当時のプレイヤーの記憶に残り続けているタイトルだと思う。

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